JP5854896B2 - サンダ - Google Patents

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Description

本発明は、上部に把持部を有するサンダに関する。
下記特許文献1に示されるように、本体ハウジングの上部に丸みを持たせ手を当て易くして、上部を把持部としたパーム型のサンダが知られている。
このサンダにおいて、把持部の側面には、複数の通気孔(風窓)が設けられている。複数の通気孔は、指の数だけ設けられており、把持部を握った際の指に沿うように長く配置されている。
このサンダでは、多くの長い通気孔が設けられるため、把持部を手で覆っても全ての通気孔が全体として塞がれることはなく、開いた通気孔からエアを導入可能である。
そして、導入されたエアは、下側の工具を回転させるために回転軸を下にして内蔵されたモータ等を冷却する。モータは、回転軸先端と逆側である上側に吸気孔を有しており、エアは、ハウジング上部の通気孔から、モータ上部の吸気孔を経て、サンダの下側より排出される。
特開2005−279891号公報
特許文献1のサンダでは、把持部をどのように握っても通気可能とするため、大きい(長い)通気孔が多く必要であり、粉塵が入り易くなる。
又、本体ハウジング上部の通気孔から導入されたエアは、モータ上部の吸気孔にすぐ吸い込まれるため、モータの内部ばかり通過し、モータの外部を殆ど通過しないこととなり、冷却効率に限りがある状態となっている。
そこで、本発明は、風窓(吸気口)が小さく又少なくて済み、モータ等の冷却効率を向上することができるサンダを提供することを主な目的とするものである。
又、本発明は、ファンによるエアの流れを適切なものに調整することが可能となるサンダを提供することを主な目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、パッド及びハウジング内のファンを駆動するモータが内蔵されており、前記ハウジングの上部が第1把持部とされたサンダにおいて、前記ハウジングにおける当該第1把持部の下方に、第2把持部が設けられており、前記ハウジングにおける当該第2把持部の下方に、前記ファンの駆動時に吸気する吸気口が設けられており、前記吸気口の下方に、前記ファンの駆動時に排気する排気口が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記吸気口が、左右両側に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記モータのハウジングであるモータハウジングに、その内部への吸気のためのモータ吸気口が設けられており、当該モータ吸気口は、前記ハウジングの前記吸気口より上方に配置されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1ないし請求項3の何れかに記載の発明において、前記モータのハウジングであるモータハウジングに、その内部への吸気のためのモータ吸気口が設けられており、前記ハウジングにおける、前記モータ吸気口と同様の高さとなる位置に、第2吸気口が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、パッド及びハウジング内のファンを駆動するモータが内蔵されたサンダにおいて、前記モータに、前記ファンと逆方向のエアの流れを起こす、前記ファンより容量の低いサブファンが設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1ないし請求項4の何れかに記載の発明において、前記モータに、前記ファンと逆方向のエアの流れを起こす、前記ファンより容量の低いサブファンが設けられていることを特徴とするものである。
本発明の内、請求項1に記載の発明によれば、第2把持部の下方に、ファンの駆動により吸気する吸気口を設けたので、第2把持部を把持しても隠れない程度のハウジング下方に吸気口を配置することができ、当該吸気口から入ったエアをモータ外部に伝わせることができて、吸気口が小さくあるいは少なかったとしても、充分にモータ等を冷却することができる、という効果を奏する
又、請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1に記載の発明において、吸気口を左右に設けるため、上記請求項1に記載の発明の効果に加え、第2把持部を左右両側から挟んで持った場合に、4本の指がかかった方等の一方の吸気口が操作時等に塞がれたとしても、親指がかかった方等の他方の吸気口を開けておくことができ、冷却効率をより良好にすることができる、という効果を奏する
更に、請求項3に記載の発明によれば、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、モータ吸気口が上記吸気口より上方にあるため、上記請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、上記吸気口からモータ吸気口へのエアの流れを作ることができ、冷却効率をより一層向上することができる、という効果を奏する
加えて、請求項4に記載の発明によれば、上記請求項1ないし請求項3の何れかに記載の発明において、モータ吸気口と第2吸気口を同様の高さとしているため、上記請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、モータ吸気口のすぐ外方に第2吸気口が位置し、モータ吸気口にすぐさま外気を吸わせることができ、冷却効率を更に向上することができる、という効果を奏する
又、請求項5に記載の発明によれば、ファンに加えて、これより風量が低く風発生方向の異なるサブファンをモータに設けたため、ファンによるエアの流れを適切なものに調整することが可能となる、という効果を奏する。
更に、請求項6に記載の発明によれば、上記請求項1ないし請求項4に記載の発明において、ファンに加えて、これより風量が低く風発生方向の異なるサブファンをモータに設けたため、上記請求項1ないし請求項4の何れかに記載の発明の効果に加え、ファンによるエアの流れを適切なものに調整することが可能となるし、ファンの風とサブファンの風がぶつかることで生じる(局所的な)乱流の作用を利用し、モータ吸気口付近に乱流を発生させて、サンダの研削により生じた塵がモータ内に入る事態を防止することが可能となる、という効果を奏する。
本発明に係るサンダの左側面図である。 図1のサンダの左右方向中央の断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のサンダにおけるプーリの(a)斜視図,(b)平面図,(c)底面図である。 図1のサンダを両手で把持した場合の模式的な左側面図である。 図1のサンダにおける内部のエアの流れを模式的に示す図3右半分相当図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は当該形態に係るサンダ1の側面図(図の右がサンダ1の前方)であり、図2はサンダ1を左右方向中央で切った場合の側方断面図であり、図3は図1のA−A線断面図である。
サンダ1は、ハウジング2の上部2a(第1の把持部)をユーザの片方の手で握ることで操作可能なパーム型であって、上部2aの脇に、図示しないボタンが(複数)配されるボタン部3を備えている。
更に、サンダ1は、ハウジング2内の中央部において、鉛直な出力軸4を、その中心軸周りで回転自在に備えている。出力軸4の上部と中央部の周囲には、それぞれボールベアリング6,7が配置されており、これらはハウジング2内部においてハウジング2に対して固定されている。
又、出力軸4の中央部(ボールベアリング7の下側)の周囲において、減速機構を構成する減速部材の一つとしての出力軸側プーリ8が固定されており、更にその下側の周囲には、ファン9が固定されている。
ファン9は、全体が水平な円盤状の部材であって、一方の側には中央から周縁へ湾曲放射状に延びる上方に突出した羽根部9c,9c・・が複数形成され、周縁の一部は幾つかの羽根部9c,9c・・の外側先端部が結合した肉厚部9eとなっている。
又、他方の側にも同様に中央から周縁へ湾曲放射状に延びる下方に突出した羽根部9d,9d・・が複数形成され、周縁の一部で肉厚部9eと点対称の位置に、肉厚部9fが形成されている。
そして、羽根部9c,9d・・により、ファン9が回転すると、下方向のエアの流れ(風)を起こす。
なお、羽根部9d,9d・・は、羽根部9c,9c・・よりも相対的に内側に短く、ボールベアリング16等を含むパッド軸受具14が入る空間を作っており、上下方向のコンパクト化に寄与している。
ハウジング2の下部におけるファン9収容部分は、その上側に対して両側方にそれぞれ張り出す突出部2c,2cとして形成されている。各突出部2cの側面には、ファン9の排気のための窓2d,2dが開いている。
なお、ハウジング2の下部であって、ファン9の脇(後述するバッテリ装着部42の下側)には、塵入りのエアを排出する集塵管9aとの接続部2bが形成されている。集塵管9aは、接続部2bにおいて、接続ネジ9bにより固定されている。又、ハウジング2の上部2a両脇には、それぞれ複数の通気窓(風窓)2e,2e・・が開けられている。各通気窓2eは縦長で、その高さは指1本の幅程度と小さくなっている。
出力軸4の先端には、パッド10が取り付けられ、パッド10の下面には、面ファスナー等を介して、工具の一例である研磨用のサンディングペーパー(図示せず)が取り付けられる。
パッド10は、パッド本体12と、その上側に配置されるパッド軸受具14を有する。パッド軸受具14は、ボールベアリング16と、その内筒に固定される内側ベアリングリテーナ18(フラットワッシャ)と、ボールベアリング16の外筒に固定される外側ベアリングリテーナ20を含む。
内側ベアリングリテーナ18におけるボールベアリング16の回転軸線から偏心した位置には、出力軸4の先端部に入る内側ネジ22を通す孔が開けられている。なお、内側ベアリングリテーナ18はボールベアリング16の内筒下側に配置され、ボールベアリング16を下方から支持する。ボールベアリング16の内筒内部にはファン9の下側突出部が入れられ、その下側突出部にも出力軸4が通されている。
一方、外側ベアリングリテーナ20とパッド本体12をつなぐ外側ネジ24を通すための孔が、これら双方に開けられている。
ファン9の肉厚部9e,9fは、パッド10の偏心状態を考慮して上述の位置にウェイト(錘)として配置され、パッド10のボールベアリング16等による回転及び偏心回転(オービタル回転)を調節するカウンターウェイトの役割を担っている。
又、ハウジング2内における出力軸4の脇には、モータ30が固定されている。
モータ30の回転軸(ロータ)32には、減速部材の一つとしてのモータ側プーリ34が固定されており、モータ側プーリ34と出力軸側プーリ8には、減速部材の一つとしての図示しないベルト(タイミングベルト)が掛けられている。モータ側プーリ34は、出力軸側プーリ8より径の小さい状態とされており、回転軸32の回転は出力軸4において減速される。
回転軸32は、先端部を除いてモータハウジング35に納められており、モータハウジング35内における回転軸32の周囲には、回転軸32と隙間を置いて筒状のステータ(固定子)36が配置されている。
又、回転軸32の基端側には、共に回転するサブファン37が取付けられており、モータハウジング35における、サブファン37収容位置の外側部分には、モータ吸気口38,38・・が複数開けられている。サブファン37は、遠心ファンであり、回転により、上方向の風を起こす。サブファン37は、ファン9より外形が小さい(小容量である)ため、ファン9の起こす下方向の風より弱い反対方向の風を発生させる。
加えて、モータハウジング35下面であって、回転軸32基端部の周囲には、ブラケット39が配置されている。
更に、ハウジング2外側であって、モータ30に対して上部2aないし出力軸4を挟んで反対側には、バッテリ40が装着されている。即ち、モータ30は、把持部あるいは出力軸4を挟んでバッテリ40と反対側に配置されている。
バッテリ40は、面取りされた直方体状を呈しており、一つの面に図示しない単数又は複数の端子が配置されている。
なお、バッテリ40は、充電器により充電可能な充電池であり、サンダ1は充電式サンダとなっている。又、モータ30ないしバッテリ40に対し、そのスイッチとしての役目を果たすように、ボタン部3のボタンが電気的に接続されている。
ハウジング2におけるモータ30と逆側の外面は、バッテリ40の端子面と対応する形状であるバッテリ装着部42として形成されている。
バッテリ装着部42は、バッテリ40を出力軸4の軸線(サンダ1の上下)に対して上方になる程遠ざかる状態で傾けて案内するよう、下方となるに従い内側に入るように傾けられている。即ち、バッテリ40の着脱は、バッテリ装着部42の傾斜角度に合わせてスライドさせることで可能となる。バッテリ装着部42は、図示しないバッテリ40に対する係止部を備えており、当該係止部がバッテリ40の装着時にバッテリ40に係止し、バッテリ40の抜脱時に当該係止部の係止が解除されることで、バッテリ40を着脱自在に受け入れる。又、バッテリ装着部42には、バッテリ40の装着時にその端子と重なる図示しない端子が設けられている。当該端子は、モータ30と電気的に接続されており、装着されたバッテリ40の電力をモータ30に供給することが可能となっている。
バッテリ装着部42に装着されたバッテリ40は、下方になる程サンダ1(ハウジング2)の中央に近づく状態(下方になる程内側になる状態)となる。又、装着されたバッテリ40の下部が、パッド10(の接触部)の端部上方より内側に入るよう、パッド10(の接触部)、バッテリ40ないしバッテリ装着部42が形成されている。
又、バッテリ40が装着されると、その上部がハウジング2の上部2aと連続的となって揃うよう、バッテリ40ないしバッテリ装着部42が形成されている。
更に、ハウジング2の上部2aは、その下側に対して両側方に膨出するように形成されている。なお、ボタン部3は、その膨出部の前側に配置されている。
一方、ハウジング2下部において突出部2cが側方に出ており、サンダ1の両側部にあっては、上部2aと突出部2cの間において括れ部44が設けられることとなる。
各括れ部44は左右互いに同様に成るため、主に一方の括れ部44につき説明する。
括れ部44は、後方へ行く程内側へ深くなるように形成されている。即ち、括れ部44は、サンダ1(ハウジング2)の左右の中心に位置する前後方向に沿う面に対し、後方となる程近づくように形成されている。なお、括れ部44は、全体的には、滑らかなカーブで構成される曲面により形成される。又、括れ部44の後側は、バッテリ装着部42が配置されることで側方に突出している。
従って、ハウジング2における括れ部44,44は、水平断面でみると、後方となる程窪んだ杓子状となる。即ち、括れ部44,44間の左右方向の距離は、前端から後方へ行くと一旦増加してモータ4の周辺位置で最大となり、更に後方へ行く程小さくなる。このような形状は、上方から以外の掴む方向を前方からに設定するものである。なお、掴むであろう方向は、サンダ1の側周部(前後左右)へ向かう方向(側周部にバッテリ装着部42を設けた場合のバッテリ装着部42へ向かう方向を除く)から選択可能であり、好ましくは水平(パッド10下面と平行)である。
又、括れ部44の後端縁44aから前端までの外寸は、一般ユーザの手の親指以外の指(特に中指)の先から掌中央までの寸法と合うようになっている。よって、括れ部44の後端縁44aは、バッテリ40を装着したサンダ1全体の重心の上方より奥(バッテリ装着部42に近い側)に位置している。なお、当該重心は、比較的に重量の嵩むモータ4とバッテリ40につき出力軸4を挟んで互いに逆側に対向させたため、出力軸4付近に位置する。
更に、括れ部44の上部は、その下側に対して更に窪んだ窪み部45として形成されている。窪み部45は、前後方向(水平方向)に長く形成されていて、ユーザの指(特に人差指)の厚みの半分程の深さを有しており、前後方向の長さがユーザの指(特に人差指)の長さ程度となっている。
加えて、窪み部45には、互いに同様の形状とされた、側方に突出する突起46,46・・が設けられている。各突起46は、前方へ尖るく字状(ウェーブ状)に形成されている。突起46,46・・は、前後方向において等間隔に並べられており、ユーザの指(特に人差指)の中央あるいは全体をカバーするようになっている。
又、各括れ部44の後端縁44aには、周囲に対し更に深くなって凹部となっている段部47が形成されている。段部47は、上下方向に沿うように長くなっており、前から括れ部44に手を添えると、段部47には一般ユーザの中指と薬指の各指先が位置することとなる。
又更に、各括れ部44における、窪み部45上端から段部47下端までの高さは、一般ユーザの人差指から小指までの幅と同程度となっており、窪み部45から段部47前方にわたる、第2の把持部とされている。
加えて、出力軸側プーリ8は、図4に示すように、側周に前記ベルトが掛けられる複数の歯50,50・・を有する全体輪状の歯部51と、歯部51の下外側に位置するフランジ部52と、出力軸4を通す輪状の中央孔部53と、歯部51内側ないし中央孔部53外側を結ぶ複数の柱状部54,54・・を有している。歯部51と柱状部54,54(と中央孔部53)で囲まれる部分は通気孔55,55・・とされ、出力軸側プーリ8は複数の通気孔55,55・・が開けられたものとなっている。
通気孔55,55・・が開けられることにより、出力軸側プーリ8は、上下にエアを通気させることが可能なものとなっている。
又、ブラケット39にも、通気孔55,55・・と同様な通気孔58,58・・が設けられており、ブラケット39は、上下にエアを通気させることが可能なものとなっている。
そして、上述の第2把持部の下方(各括れ部44の下部)には、それぞれ吸気口(風窓)70が開けられている。各吸気口70は横長で、その幅は指1本の幅程度と小さくなっており、前後方向においてモータ30と同様の位置に配置されている。
又、各括れ部44の窪み部45(突起46,46・・の前方)には、複数の吸気口(風窓)72,72・・が設けられている(第2の吸気口)。各吸気口72は縦長で、段部47下端下側の前方に配置されており、その高さは指1本の幅程度と小さくなっている。
各吸気口72は、各モータ吸気口38と同様の高さで、前後方向においても同様の位置に配置されている。他方、両側の吸気口70は、各モータ吸気口38より下方となっている。
このようなサンダ1は、例えば次のように動作する。
即ち、動作停止状態において、バッテリ40をバッテリ装着部42に装着してボタン部3を操作すると、バッテリ40によりモータ30への給電がなされ、回転軸32が所定の速度で回転する。
モータ30の回転軸32は、これに固定されたモータ側プーリ34、上記ベルトないし出力軸側プーリ8を介して、出力軸4を回転駆動する。
出力軸4の回転により、パッド10が次のように回転し偏心回転する。即ち、ボールベアリング6,7及び出力軸4を中心に、ボールベアリング16及び外側ベアリングリテーナ20を介してパッド本体12が回転する(公転)。サンダ1の作業時には、ボールベアリング16の内筒、ボール、外筒の間に相互に力が加わることによって転動抵抗が発生し、パッド10がボールベアリング16を中心に、公転と同一方向に回転する(自転)。なお、無負荷回転の時には、ボールベアリング16内の摩擦抵抗が不安定な状態なので、不規則な自転をしたり、自転しなかったりする。
かように回転されるパッド10を、ハウジング2の上部2aや括れ部44,44を把持することでワークに対し押し付けつつ移動させることにより、サンディングペーパー等を介してワークの表面に研磨等を施すことができる。
ハウジング2の上部2aは、バッテリ40の傾斜装着により、十分に確保されている。又、バッテリ40の傾斜装着により、サンダ1の重心は傾斜させない場合に比べ中央寄りとなる。かような把持部の確保及び重心の中央寄りの配置は、バッテリ40の装着角度につき鉛直線から0°を超えたものとすることで実現することができる。又、バッテリ40を傾斜させすぎると、サンダ1の装置寸法が大きくなりすぎたり、内部構造のためのスペースをとり難くなるため、装着角度を鉛直線から30°以内とすることが好ましい。なお、バッテリ40の装着角度(長手方向の延在方向)につき鉛直線から0°とする場合も、把持部の確保及び重心の中央寄りの作用効果を呈するのであり、よってバッテリ40の長手方向は鉛直方向に対して0°以上に延在させれば良い。
そして、研磨の際、図5に示すように、ハウジング2の上部と括れ部44,44をそれぞれの手で把持したとしても、少なくとも括れ部44の下部(第2把持部の下方)に配置された(何れか一方の)吸気口70は、手により隠されず露出することとなり、当該吸気口70による吸気が確保される。
又、モータ30の回転軸32の回転によりサブファン37が回転し、出力軸4の回転によりファン9が回転する。
ファン9の各羽根部9cにより、ハウジング2内のエアがファン9に集められ、ファン9外方の窓2d,2d・・へ排出される。このようなファン9の回転による吸込みにより、エアが、ハウジング2上部の通気窓2e,2e・・や、吸気口70,72・・等からハウジング2内に導入される。
他方、サブファン37により、ハウジング2内のエアの一部がモータハウジング35内(回転軸32とステータ36の間等)に導入される。
従って、ファン9の回転が継続すると、エアが、通気窓2e,2e・・や、吸気口70,72・・から、モータ30の周辺ないし内部や出力軸4の周辺を通り、更にブラケット39の周辺・通気孔58や、出力軸側プーリ8の周辺・通気孔55,55・・を通過して、各羽根部9cの何れかを介し窓2d,2d・・へと出るように流れ続ける。
ここで、主に通気窓2e,2e・・からハウジング2内の上部を通じて下部へと流れるエアは、モータ30を始めとするサンダ1の内部機構を冷却し、それに塵が付着していれば吹き飛ばす。このようなエアは、ハウジング2内の中央や前側中央に位置する出力軸側プーリ8やモータ側プーリ34に向かうが、出力軸側プーリ8には通気孔55,55・・が設けられ、ブラケット39には通気孔58,58・・が設けられているため、通気孔55,58・・を通過することができ、円滑に移動することが可能である。
特に、サンダ1ではモータ30の回転を減速するため、モータ側プーリ34の径より出力軸側プーリ8の径を大きくする必要があるし、又出力軸側プーリ8を出力軸4に合わせてサンダ1の中央に配置する必要があるところ、通気孔55,55・・がないとハウジング2内を上下に流れるエアにとって出力軸側プーリ8が大いに妨げになるが、通気孔55,55・・を設ければかように流れを妨げることはなくなり、通気孔55,55・・を設置した際の効果は大きい。
なお、塵を含むエアは、集塵管9aにより、接続部2bを通じて排出される。
又、図6に示すように、主に各吸気口70,72から入るエアの流れは、次の通りとなる。即ち、ファン9の遠心力によってエアを窓2dから排出すると、モータ30内が負圧になり、モータ吸気口38からエアを吸気することとなって、モータ30内において下方にエアが流れる。そして、ハウジング2内のモータ30外側のエアは、モータ吸気口38によりエアが吸われることで生じた負圧により、各吸気口70,72において外気が吸い込まれる。
更に、サブファン37は、遠心力によって、モータ吸気口38の外へエアを排出させようとするが、当該遠心力が(ファン9より容量が少ないため比較的に)弱いため、結果的に、モータ吸気口38の外側に弱い乱流を発生させるに留まる。
そして、実際には、これらのエアの流れが組み合わさり、一部混じり合う。上方向の流れを生じるサブファン37の容量より、下方向の流れを生じるファン9の容量の方が大きいため、上方向の流れは下方向の流れに打ち消されて、主なエアの流れは、ハウジング2上部から下部へのものとなり、ファン9のみ設けた場合より適度に減速されたものとなる。又、互いに逆向きの流れがぶつかることで、局所的に乱流が生じ、特にモータ吸気口38の付近に乱流を生じさせることが可能となる。かような乱流は、サンダの研削によって生じた塵がモータ吸気口38に入ることを妨げる。
又、吸気口70,72・・は、左右両側に設けられるので、ユーザの把持により一方が指等で塞がれたとしても、他方は塞がれずに開くこととなり、少なくとも何れか一方からのエアの流入が確保されることとなる。
以上のサンダ1では、パッド10及びファン9を駆動するモータ30が内蔵されたハウジング2の上部2aを把持可能とすると共に(第1把持部)、ハウジング2の両側に括れ部44を設けてその上半部を把持可能とし(第2把持部)、第2把持部の下方に吸気口70,70を設けたため、モータハウジング35の外部に沿うエアの流れを発生させることができ、動作により発熱するモータ30につき、吸気口70や他の吸気口等を大きく設けなくとも、あるいは多く設けなくとも、充分に冷却することができ、塵の進入を可及的に少なく抑制した状態で効率的に冷却することが可能となる。
又、サンダ1では、吸気口70,70を左右両側に配置したので、しっかり把持した場合でも何れか一方の吸気口70を開けておくことができ、効率の良好な冷却を継続することが可能となる。
更に、モータ吸気口38,38・・が吸気口70,70より上方にあるため、第2把持部下方の吸気口70から入ったエアは、モータ30の外部を下方から上方へ伝ってモータ30上部から内部へ導入されることとなり、モータ30がより一層効率良く冷却される。
又更に、吸気口70,70に加えて、ハウジング2に、モータ吸気口38と同じ高さで第2の吸気口72,72・・が設けられるため、吸気口72,72・・から導入したエアをすぐさまモータ30内に導入させることができ、フレッシュなエアによってモータ30を効率的に冷やすことができる。又、エアの流れを(局所的に)複数化することで、エアの流れをストレートではないようにすることができ、エアが充分にハウジング2内の各所に行き渡るようにして、冷却を更に効率的に行うことができる。
加えて、モータ30に、ファン9と逆方向のエアの流れを起こすサブファン37を設けたため、ファン9によるエアの流れを適度な強さに調整しエアを充分に行き渡らせて冷却効率を一層向上することができるし、モータ吸気口38付近に乱流を発生させて、モータ30に塵が入り込む事態を防止することができる。
なお、本発明は上記形態に限定されず、次にそれぞれ示す変更例を有するものである。通気孔につき、出力軸側プーリやブラケットの何れか一方のみに設けたり、これらに代えて、あるいはこれらと共に、モータ側プーリ等の他の内部機構の少なくとも一つの部材に設ける。かように内部部材に通気孔を設けるとその部分においても通風性を良好にすることができ、ファンによる冷却等の作用を良好なものとすることができる。
又、通気孔や各種の窓、各種の吸気口等につき、単数としたり、増減したり、形状(円形等)や大きさ、配置(左右の一方のみに設けたり非対称位置に設けたりする等)を変えたり、複数のうちの一部の形状や大きさを他と変えたり、複数の(形状や大きさの異なる)孔を組合わせて一つの吸気口等とみなしたり、一部を省略したりする。ファンにつき、筋部や肉厚部の形状や数を変更したり、羽根部の一部に肉厚部(バランス部)の機能を持たせたり、通気機能のみ持たせてウエイトを考慮しないようにしたり、パッドのボールベアリングの内筒内にファンの中央下部を入れないようにして出力軸を直接固定したりする。サブファンについてもファンと同様に変更可能であるし、遠心ファン以外の形式のファンを採用することができる。
バッテリの装着態様につき、バッテリ装着部に案内されるスライド取付方式に代えて、直接係止部に係止させるダイレクト取付方式を採用したり、蓋付きあるいは蓋なしの箱形の収容部を設けてバッテリを収容により装着する方式を採用したりする。バッテリの係止部や集塵管等を省略したり、各種軸受やネジ、ボタンの数を増減したりする。ボタンに替えてレバースイッチを採用したり、ベルトとプーリを(通気孔付きの)ギアに替えたり、ネジをピンとしたり、バッテリを装着したサンダにおいて充電池を充電可能としたり、使い切りのバッテリを採用したり、ハウジングの突出部ないし括れ部の数を増減したりする等、各種部材の機能や配置、種類や数を適宜変更する。又、本発明を、パッドがオービタル回転するオービタルサンダ以外の他のサンダに適用する。
1・・サンダ、2・・ハウジング、2a・・(ハウジングの)上部(第1把持部)、4・・出力軸、8・・出力軸側プーリ(減速部材)、9・・ファン、10・・パッド、30・・モータ、32・・(モータの)回転軸、35・・モータハウジング、37・・サブファン、38・・モータ吸気口、44・・(ハウジングの)括れ部(第2把持部)、70・・(第1の)吸気口、72・・(第2の)吸気口。

Claims (6)

  1. パッド及びハウジング内のファンを駆動するモータが内蔵されており、前記ハウジングの上部が第1把持部とされたサンダにおいて、
    前記ハウジングにおける当該第1把持部の下方に、第2把持部が設けられており、
    前記ハウジングにおける当該第2把持部の下方に、前記ファンの駆動時に吸気する吸気口が設けられており、
    前記吸気口の下方に、前記ファンの駆動時に排気する排気口が設けられている
    ことを特徴とするサンダ。
  2. 前記吸気口が、左右両側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のサンダ。
  3. 前記モータのハウジングであるモータハウジングに、その内部への吸気のためのモータ吸気口が設けられており、
    当該モータ吸気口は、前記ハウジングの前記吸気口より上方に配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサンダ。
  4. 前記モータのハウジングであるモータハウジングに、その内部への吸気のためのモータ吸気口が設けられており、
    前記ハウジングにおける、前記モータ吸気口と同様の高さとなる位置に、第2吸気口が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のサンダ。
  5. パッド及びハウジング内のファンを駆動するモータが内蔵されたサンダにおいて、
    前記モータに、前記ファンと逆方向のエアの流れを起こす、前記ファンより容量の低いサブファンが設けられている
    ことを特徴とするサンダ。
  6. 前記モータに、前記ファンと逆方向のエアの流れを起こす、前記ファンより容量の低いサブファンが設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のサンダ。
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