JP2012168857A - 管理装置、管理システム、および管理システムでの表示方法 - Google Patents
管理装置、管理システム、および管理システムでの表示方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】複雑な処理を要することなく個々のユーザに適した食事管理を行なうことのできる管理装置を提供する。
【解決手段】食事情報を管理するための管理システム1に含まれる管理装置100は、ユーザの食事情報をカメラ300から日時と共に入力し、体重を体重計200から日時と共に入力し、食事情報と体重とを処理するための処理を実行してその結果を表示装置500で出力する。その処理としては、管理装置100は、たとえば1日である単位期間の食事情報と単位期間のユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶し、単位期間のユーザの体重変化に応じて、当該体重変化に関連付けて記憶装置に記憶された食事情報に基づく食事内容を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】食事情報を管理するための管理システム1に含まれる管理装置100は、ユーザの食事情報をカメラ300から日時と共に入力し、体重を体重計200から日時と共に入力し、食事情報と体重とを処理するための処理を実行してその結果を表示装置500で出力する。その処理としては、管理装置100は、たとえば1日である単位期間の食事情報と単位期間のユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶し、単位期間のユーザの体重変化に応じて、当該体重変化に関連付けて記憶装置に記憶された食事情報に基づく食事内容を出力する。
【選択図】図1
Description
この発明は管理装置、管理システム、および管理システムでの表示方法に関し、特に、食事内容を管理する管理装置、管理システム、および当該管理システムでの表示方法に関する。
従来の食事管理システムとして、たとえば特開2003−67497号公報(以下、特許文献1)は、サーバにおいて食事内容を画像データとして取得し、該画像データを分析して改善のアドバイス等を提示するシステムを開示している。
しかしながら、特許文献1に開示されているような従来の食事管理システムでは、画像データに基づいた栄養量や栄養バランスなどの判断は、かかる画像を見た管理栄養士などであるアドバイザが行なって入力するもの、または、アドバイザが料理と量とを確定して入力することでサーバが自動的に栄養量、栄養バランスなどを算出するもの、とされており、アドバイザによるかかる判断が必要となる、という問題があった。
また、仮に、アドバイザによる判断を不要とした場合、サーバにおいて画像データを解析して料理と量とを特定し、それに基づいて栄養量、栄養バランスなどを算出するという複雑な処理が必要となる、という問題があった。
さらに、特許文献1に開示されているような従来の食事管理システムでは、一般的な食事指導は得られるものの個々のユーザに対応した食事指導ではないために、ユーザは必ずしも自身の食事管理に適した食事管理を行なうことができない場合もある、という問題もあった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、複雑な処理を要することなく個々のユーザに適した食事管理を行なうことのできる管理装置、管理システム、および管理システムでの表示方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、管理装置は食事情報を管理するための管理装置であって、ユーザの食事情報と体重とを日時と共に入力するための入力手段と、食事情報と体重とを処理するための処理手段と、処理手段で処理された情報を出力するための出力手段とを備える。処理手段は、単位期間の食事情報と単位期間のユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶する処理と、単位期間のユーザの体重変化に応じて、当該体重変化に関連付けて記憶装置に記憶された食事情報に基づく食事内容を出力する処理とを実行する。
好ましくは、単位期間は一日であって、処理手段は、食事内容を出力する処理で、しきい値よりも大きい一日のユーザの体重変化と関連付けられた食事情報を第1の食事情報、および、しきい値よりも小さい一日のユーザの体重変化と関連付けられた食事情報を第2の食事情報に分類し、第1の食事情報および第2の食事情報のそれぞれに基づく食事内容を、第1の食事情報および第2の食事情報の別と共に出力する。
より好ましくは、処理手段は、所定期間のユーザの体重変化を用いてしきい値を算出する。
好ましくは、食事情報は、当該食事を撮影して得られる撮影画像を含み、処理手段は、撮影画像に基づく画像を食事内容として出力する処理を実行する。
本発明の他の局面に従うと、管理装置は食事情報を管理するための管理装置であって、ユーザの食事情報と体重とを日時と共に入力するための第1の入力手段と、食事内容を入力するための第2の入力手段と、食事情報と体重とを処理するための処理手段と、処理手段で処理された情報を出力するための出力手段とを備える。処理手段は、単位期間の食事情報と単位期間のユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶する処理と、入力された食事内容と対応した食事情報と関連付けて記憶装置に記憶された単位期間のユーザの体重変化を体重変化の推定値として出力する処理とを実行する。
本発明のさらに他の局面に従うと、管理システムは食事情報を管理するための管理システムであって、食事内容を日時と共に入力するための第1の入力装置と、体重を日時と共に入力するための第2の入力装置と、食事情報と体重とを処理するための管理装置と、表示装置とを備える。管理装置は、単位期間の食事情報と単位期間のユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶する処理と、単位期間のユーザの体重変化に応じて、当該体重変化に関連付けて記憶装置に記憶された食事情報に基づく食事内容を表示させるための表示データを表示装置に出力する処理とを実行する。
本発明のさらに他の局面に従うと、管理システムでの食事情報の表示方法は管理装置と表示装置とを含む、食事情報を管理するための管理システムにおける食事情報の表示方法であって、ユーザの食事情報と体重とを日時と共に入力するステップと、単位期間のユーザの体重変化に基づき、単位期間の食事情報を、体重変化がしきい値よりも大きい第1の食事情報およびしきい値よりも小さい第2の食事情報に分類するステップと、単位期間の食事情報を、第1の食事情報または第2の食事情報の別と共に表示するステップとを備える。
この発明によると、複雑な処理を要することなく個々のユーザにとって太りやすい食事、太りにくい食事を提示することができる。そのため、ユーザごとに適した食事管理を行なうことができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる食事情報管理システム(以下、管理システムと略する)1の構成の具体例を示す図である。
図1は、本実施の形態にかかる食事情報管理システム(以下、管理システムと略する)1の構成の具体例を示す図である。
図1を参照して、管理システム1は、管理装置100と、管理装置100に接続された体重計200、カメラ300、および入力装置400と、管理装置100に接続された表示装置500とを含む。当該管理システムとして、後述する第1の実施の形態にかかるものを管理システム1A、第2の実施の形態にかかるものを管理システム1B、および第3の実施の形態にかかるものを管理システム1Cと称し、これらを代表させて管理システム1と称する。システム構成は、管理システム1A〜1Cで共通である。
管理装置100は、通信機能を備えた装置であればよく、たとえば、一般的なパーソナルコンピュータなどで構成されるものであってよい。
体重計200、カメラ300、入力装置400、および表示装置500は、いずれも、管理装置100と通信可能な通信機能を有する。これらの通信としては、これら装置と管理装置100とを専用の回線または無線回線で接続して直接通信するものであってもよいし、インターネットを介した通信であってもよい。本例の場合、これら装置はインターネットを介して管理装置100と通信するものとする。そのため、これら装置の備える通信機能は、インターネットに接続し、インターネット上の管理装置100のアクセス情報を用いて管理装置100と通信を行なう機能が該当する。
入力装置400は、主に、テキストデータの入力を受付け、管理装置100に対して送信するための機能を有する装置であれば、どのような装置であってもよい。一例として、携帯電話機や一般的なパーソナルコンピュータなどが挙げられる。入力装置400からインターネットを介して管理装置100に対してテキストデータを送信する方法の一例として、入力装置400から当該テキストデータを本文とした電子メールが管理装置100に対して送信されてもよい。
体重計200は、体重を測定し、当該測定値を管理装置100に対して送信するための機能を有する。また、カメラ300は、画像を撮影し、当該撮影画像を管理装置100に対して送信するための機能を有する。これら装置からインターネットを介して管理装置100に対して情報を送信する方法の一例として、これら装置から送信対象の情報を添付データとした電子メールが管理装置100に対して送信されてもよい。
表示装置500は、管理装置100からたとえばHTML(Hyper Text Markup Language)などで表現された表示データを受け取り、その表示データに基づく表示処理を実行するための機能を有する装置であれば、どのような装置であってもよい。一例として、携帯電話機や一般的なパーソナルコンピュータなどが挙げられる。
図1の例では、体重計200、カメラ300、入力装置400、および表示装置500がそれぞれ異なる装置であって、つまり別個の装置で構成される例が示されているが、たとえば入力装置400としてカメラ機能付きの携帯電話機を用いる場合、カメラ300と入力装置400とは一体の装置であってもよいし、カメラである入力装置400の表示部が表示装置500として用いられてもよい。
また、図1の例では、通信機能を有した体重計200が管理システム1に含まれるものとしている。しかしながら、体重計200に替えて、体重の測定値の入力を入力装置400で受付けて、入力装置400がその情報を管理装置100に送信するようにしてもよい。
さらに、図1の例では、管理装置100が体重計200、カメラ300、入力装置400、および表示装置500のいずれとも異なる装置である例が示されている。しかしながら、管理装置100が上のいずれかの装置に含まれてもよい。
<装置構成>
図2〜図5は、それぞれ、体重計200、カメラ300、入力装置400、および管理装置100の装置構成の具体例を示す図である。
図2〜図5は、それぞれ、体重計200、カメラ300、入力装置400、および管理装置100の装置構成の具体例を示す図である。
図2を参照して、体重計200は、全体制御を行なうためのCPU(Central Processing Unit)20と、CPU20で実行するプログラムや測定値などを記憶するためのメモリ21と、ユーザの操作入力を受付けるための操作ボタン22と、体重を測定するための測定部23と、予め管理装置100のインターネット上のアクセス先を記憶しており、インターネットを介して管理装置100と通信を行なうための通信部24とを含む。
CPU20は操作ボタン22からの測定開始を指示する操作に基づいた操作信号に応じて測定部23で体重の測定のための処理を実行させる。測定値はいったんメモリ21の所定領域に格納される。また、操作ボタン22からの測定値の送信を指示する操作に基づいた操作信号に応じて、CPU20は、測定値をメモリ21の上記領域から読み出して、通信部24に、該測定値を管理装置100に送信するための処理を実行させる。
図3を参照して、カメラ300は、全体制御を行なうためのCPU30と、CPU30で実行するプログラムや撮影画像などを記憶するためのメモリ31と、ユーザの操作入力を受付けるための操作ボタン32と、撮影を行なうための撮影部33と、予め管理装置100のインターネット上のアクセス先を記憶しており、インターネットを介して管理装置100と通信を行なうための通信部34とを含む。
CPU30は操作ボタン32からの測定開始を指示する操作に基づいた操作信号に応じて撮影部33で撮影処理を実行させる。撮影画像はいったんメモリ31の所定領域に格納される。また、操作ボタン32からの撮影画像の送信を指示する操作に基づいた操作信号に応じて、CPU30は、撮影画像をメモリ31の上記領域から読み出して、通信部34に、該撮影画像を管理装置100に送信するための処理を実行させる。
図4を参照して、入力装置400は、全体制御を行なうためのCPU40と、CPU40で実行するプログラムや入力情報などを記憶するためのメモリ41と、アルファベットキーやテンキーなどを含んだ、ユーザの操作入力を受付けるための操作ボタン42と、予め管理装置100のインターネット上のアクセス先を記憶しており、インターネットを介して管理装置100と通信を行なうための通信部44とを含む。
CPU40は操作ボタン42からの情報入力のための操作に基づいた操作信号に応じて、当該操作信号を変換して得られる情報を入力情報として特定し、メモリ41の所定領域に格納する。また、操作ボタン42からの入力情報の送信を指示する操作に基づいた操作信号に応じて、CPU40は、入力情報をメモリ41の上記領域から読み出して、通信部44に、該入力情報を管理装置100に送信するための処理を実行させる。
図5を参照して、管理装置100は、全体制御を行なうためのCPU10と、CPU10で実行するプログラムなどを記憶するためのメモリ11と、インターネットを介して他の装置と通信を行なうための通信部14とを含む。なお、メモリ11には、後述する第1データベース111が記憶されている。
[第1の実施の形態]
<動作概要>
第1の実施の形態にかかる管理システム1Aでの食事情報の管理について説明する。図6は、管理システム1Aでの食事情報の管理の流れを説明するための図である。
<動作概要>
第1の実施の形態にかかる管理システム1Aでの食事情報の管理について説明する。図6は、管理システム1Aでの食事情報の管理の流れを説明するための図である。
図6を参照して、管理システム1Aにおいて、ユーザは、体重計200を用いて朝夕の体重を測定し、その測定値を管理装置100に対して送信する。すなわち、朝と予め規定されている時間帯(たとえば午前6時〜午前9時等)においてユーザが体重計200に対して測定を指示することで(ステップS11−1)、体重測定が行なわれ(ステップS11−2)、その結果が測定日時と共に管理装置100に対して送信される(ステップS11−3)。なお、以降の説明において、上記時間帯に測定された体重を「朝体重」とも称する。
同様に、夕と予め規定されている時間帯(たとえば午後8時〜午後11時等)においてユーザが体重計200に対して測定を指示することで(ステップS12−1)、体重測定が行なわれ(ステップS12−2)、その結果が測定日時と共に管理装置100に対して送信される(ステップS12−3)。なお、以降の説明において、上記時間帯に測定された体重を「夕体重」とも称する。
また、ユーザは、朝夕の体重測定の間の期間で摂取する食事内容をカメラ300で撮影し、その画像データを管理装置100に対して送信する。すなわち、朝食と予め規定されている時間帯(たとえば午前6時〜午前10時等)においてユーザがカメラ300に対して撮影を指示することで(ステップS21−1)、朝食が撮影され(ステップS21−2)、その撮影画像が撮影日時と共に管理装置100に対して送信される(ステップS21−3)。同様に、昼食と予め規定されている時間帯(たとえば午前10時〜午後2時等)、および夕食と予め規定されている時間帯(たとえば午後5時〜午後9時等)においてカメラ300に対して撮影を指示することで(ステップS22−1,ステップS23−1)、昼食・夕食が撮影され(ステップS22−2,ステップS23−2)、その撮影画像が撮影日時と共に管理装置100に対して送信される(ステップS22−3,ステップS23−3)。
また、その際に、何かコメントなどがあれば、入力装置400を用いて入力して、その内容を管理装置100に対して送信してもよい。
管理装置100では、体重計200から測定日時と関連付けて送信された体重の測定値から、測定日ごとの朝の体重と夕の体重との体重差を算出する(ステップS31)。
また、カメラ300からの撮影画像を、食事情報として、撮影日時と関連付けて記憶する。なお、当該撮影画像に関連付けて入力装置400から入力されたコメントなどの入力情報がある場合には、その入力情報も食事情報としてメモリ11の第1データベース111に記憶する。第1データベース111に記憶する際(または記憶した後)に、管理装置100は、体重差に基づいて食事情報を「太りやすい食事」と「太りにくい食事」とに分類する。
ユーザは、太りやすい食事、太りにくい食事に分類された食事の内容を知りたいときに、表示装置500を用いてその情報を表示させるための指示を行なう(ステップS41−1)。具体的な指示の仕方として、たとえば、予め設定されているWEBサイトにアクセスして、要求するための操作を行なう、などが挙げられる。その指示に応じて表示装置500は管理装置100に対して表示データを要求する(ステップS41−2)。
当該要求に応じて管理装置100では「太りやすい食事」に分類された食事情報である撮影画像、「太りにくい食事」に分類された食事情報である撮影画像を予め用意している表示データのフォーマットに組み込むことで、表示データを生成し(ステップS33−1)、その表示データを要求元である表示装置500に対して送信する。この際、予め食事情報にユーザ情報などが含まれている場合、表示装置500からの要求に含まれる情報と当該ユーザ情報とを用いてユーザ認証を行ない、認証成功の場合に表示データを送信するようにしてもよい。
表示装置500では表示データに基づく表示処理が実行されることで、画面表示がなされる(ステップS42)。その画面において、「太りやすい食事」に分類された食事の撮影画像、「太りにくい食事」に分類された食事の撮影画像が表示される。
<機能構成>
上記動作を行なうための各装置の機能構成を説明する。
上記動作を行なうための各装置の機能構成を説明する。
体重計200、カメラ300、および入力装置400は、いずれも、ユーザからの操作入力に応じて情報(測定値、撮影画像、入力情報)を取得する機能、および、その情報を予め記憶している管理装置100に対して送信するための機能を有する。これらの機能は、各装置に含まれるCPUがメモリに記憶されるプログラムを読み出して実行することで、主に、CPUで形成される。
また、表示装置500は、ユーザからの表示操作に応じて予め規定されている要求を管理装置100に対して送信するための機能、および、その要求に応じて管理装置100から送信された表示データを受信して当該表示データに基づく画面表示を行なうための処理を実行するための機能を有する。これらの機能は、表示装置500に含まれる図示しないCPUがメモリに記憶されるプログラムを読み出して実行することで、主に、CPUで形成される。
図7は、管理システム1Aに含まれる管理装置100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図7に示される各機能は、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで、主に、CPU10で形成される。しかしながら、少なくとも一部が電気回路などのハードウェアで構成されてもよい。
図7を参照して、管理装置100のCPU10は、通信部14を介してカメラ300から撮影画像の入力を受付けるための画像入力部101と、通信部14を介して入力装置400からテキスト情報である上記入力情報の入力を受付けるためのテキスト入力部102と、撮影画像を撮影日時に関連付けて(また、あれば入力情報とも関連付けて)食事情報としてメモリ11に記憶される第1データベース111に格納するための格納部103と、通信部14を介して体重計200から測定値の入力を受付けるための測定値入力部104と、測定値に関連付けられた測定日時を特定する情報に基づいて測定日ごとに朝体重と夕体重とを特定し、測定日ごとの朝体重と夕体重との体重差を算出するための算出部105と、上記体重差に基づいて測定日に対応する撮影日時ごとに食事情報を太りやすい食事か太りにくい食事か分類するための分類部106と、通信部14を介して表示装置500から表示データの要求を受付けるための要求部107と、当該要求に従って第1データベース111から食事情報を読み出すための読出部108と、食事情報に基づいて表示データを生成するための生成部109とを含む。
分類部106が第1データベース111に格納された食事情報ごとに、当該撮影日に対応した測定日の朝体重と夕体重との体重差に基づいて太りやすい食事か太りにくい食事かを分類し、その分類を特定する情報をさらに食事情報に含めて第1データベース111に格納する。また、算出された上記体重差もさらに食事情報に含めて第1データベース111に格納する。
分類部106での分類方法の一例として、分類部106は予めしきい値を記憶しておき、上記体重差としきい値とを比較して、しきい値より大なる場合に太りやすい食事、しきい値より小なる場合に太りにくい食事、と分類する方法が挙げられる。他の例として、予め規定された期間の体重差の平均値を算出し、上記体重差が当該平均値から所定数(たとえば0.2Kg等)以上大なる場合に太りやすい食事、当該平均値から上記所定数以上小なる場合に太りにくい食事、と分類する方法が挙げられる。
表示装置500からの要求に応じて読出部108は、一例として、当該要求の受信時以前の予め規定された期間(日数)分の食事情報について、太りやすい食事と分類された食事情報および太りにくい食事と分類された食事情報を読み出してもよい。これに基づいて表示データが生成されて画面表示がなされることで、最近の食事の傾向を知ることができる。この表示の例を第1の表示例とする。
読出部108での読み出しの他の例として、食事情報に含まれる朝体重と夕体重との体重差を参照して、太りやすい食事と分類された食事情報として体重差の大きいものから順に所定数の食事情報を読み出し、太りにくい食事と分類された食事情報として体重差の小さいものから順に所定数の食事情報を読み出してもよい。これに基づいて表示データが生成されて画面表示がなされることで、太りやすい食事の上位からのランキング、太りにくい食事の上位からのラインキングを知ることができる。なお、読出部108は上記要求の受信時以前の予め規定された期間(日数)分の食事情報を読み出し、生成部109が上記体重差に応じて食事情報を抽出した上で表示データを生成するようにしてもよい。この表示の例を第1の表示例とする。
<動作フロー>
図8は、管理システム1Aに含まれる管理装置100での動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図8のフローチャートに表わされた動作は、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで実現される。
図8は、管理システム1Aに含まれる管理装置100での動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図8のフローチャートに表わされた動作は、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで実現される。
図8を参照して、CPU10は、通信部14を介して体重計200から測定値を受信すると(ステップS101でYES)、ステップS103で、当該測定値に関連付けられた測定日時の情報から測定日を特定すると共に、予め規定されている時間帯と測定時刻とを比較することで朝体重であるか夕体重であるかを特定し、それらの情報と共に測定値を記憶する。
通信部14を介してカメラ300から撮影画像を受信すると(ステップS105でYES)、ステップS107でCPU10は、当該撮影画像に関連付けられた撮影日時の情報から撮影日を特定すると共に、予め規定されている時間帯と撮影時刻とを比較することで朝食であるか昼食であるか夕食であるかを特定し、それらの情報と共に撮影画像を食事情報として記憶する。
ステップS109でCPU10は、測定日ごとの朝体重と夕体重との体重差を算出する。ステップS109の処理は、上記ステップS103で、受信した測定値が夕体重と特定されたタイミングで行なわれてもよいし、予め規定された時刻(たとえば午前0時等)に行なわれてもよいし、後述の表示要求を受信したタイミングで行なわれてもよい。
そして、ステップS111でCPU10は、上記ステップS109で算出された朝夕体重の体重差に基づいて当該測定日に対応した撮影日に関連付けられている食事情報を、太りやすい食事または太りにくい食事に分類する。CPU10は、分類を特定する情報および上記体重差をさらに食事情報に併せて記憶させる。
通信部14を介して表示装置500から表示の要求を受信すると(ステップS113でYES)、ステップS115でCPU10は、第1データベース111から食事情報を読み出し、ステップS117で分類に応じた表示データを生成する。ステップS117では一例として上記第1の表示例や上記第2の表示例として説明されたように表示データを生成する。そして、ステップS119でCPU10は、生成した表示データを表示装置500に対して送信する。
以上の処理は、管理装置100において繰り返される。それによって、日々の食事の撮影画像を含む食事情報が、当該日の朝夕体重の体重差に応じて分類され、それに基づいて表示装置500に表示される。
<第1の表示例>
図9は、第1の表示例の、第1の具体例を示す図である。
図9は、第1の表示例の、第1の具体例を示す図である。
図9を参照して、第1の表示例の第1の具体例では、日ごとの朝体重と夕体重との測定値と共に、その日の食事情報として撮影日が当該日である食事の画像が表示される。図9の例では1食のみが表示されているが、3食(または間食も含めて4食以上)の画像が1画面あるいはスクロールして他の画面に表示されるようにしてもよい。さらに、その分類結果として、当該食事が太りやすい食事であるか太りにくい食事であるかの別が表示される。図9の例では、太りやすい食事が「×」、太りにくい食事「○」として分類結果が表示される例が示されている。
図10は、第1の表示例の、第2の具体例を示す図である。図10の例は、第1の表示例として、表示画面のうちの撮影画像および分類結果の部分のみを表わしたものである。
図10を参照して、第1の表示例の第2の具体例では、測定日ごとに3食(または間食も含めて4食以上)の画像が1画面に並んで表示され、さらに、その日の朝体重と夕体重との体重差が表示される。また、その分類結果として、当該測定日の3食の食事が、太りやすい食事であるか太りにくい食事であるかの分類結果に対応した枠で囲まれて表示されている。図10の例では、太りやすい食事の場合には太線(二重線)、太りにくい食事の場合には点線の枠で囲まれて表示される例が示されている。
なお、以上の例では、体重計200を用いて測定値を管理装置100に送信し、かつ、カメラ300を用いて撮影画像を管理装置100に送信するものとしている。しかしながら、それら装置がない場合も想定される。たとえばカメラ300がない場合には、該当する食事の情報をたとえばメニューを表わすテキスト情報として入力装置400を用いて入力し、管理装置100に送信するようにしてもよい。この場合、図10に示されたように、撮影画像に替えて入力されたテキスト情報が表示されてもよい。また、体重計200がない場合には、あるいは当該体重計に通信機能が備えられていない場合には、測定値をテキスト情報として入力装置400を用いて入力し、管理装置100に送信するようにしてもよい。
<第2の表示例>
図11は、第2の表示例の具体例を示す図である。
図11は、第2の表示例の具体例を示す図である。
図11を参照して、第2の表示例では、所定期間の日ごとの朝体重と夕体重との体重差が大きい順および小さい順に当該測定日の食事情報が読み出されて、その順で表示される。図11の例では、「太りやすいメニューランキング」として体重差の大きい測定日に対応した撮影日の撮影画像が体重差の大きい順に表示され、「太りにくいメニューランキング」として体重差の小さい測定日に対応した撮影日の撮影画像が体重差の小さい順に表示される例が示されている。
<実施の形態の効果>
管理システム1Aで以上の動作が実行されることで、ユーザは、自身の食事において一日の体重差が大きくなった日の食事内容を太りやすい食事として、体重差があまり大きくない日の食事内容を太りにくい食事として把握することができる。また、ユーザは、自身の食事において一日の体重差が大きくなりやすい食事内容と大きくなりにくい食事内容とを把握することができる。さらに、食事内容が撮影画像で表示されることで、同じメニューであっても、実際にどのようにして摂取したか(何かをかけて摂取したか、等)、どれくらいの量を摂取したか、などを一目で把握することができる。そのため、自身の食事管理を容易に行なうことができる。
管理システム1Aで以上の動作が実行されることで、ユーザは、自身の食事において一日の体重差が大きくなった日の食事内容を太りやすい食事として、体重差があまり大きくない日の食事内容を太りにくい食事として把握することができる。また、ユーザは、自身の食事において一日の体重差が大きくなりやすい食事内容と大きくなりにくい食事内容とを把握することができる。さらに、食事内容が撮影画像で表示されることで、同じメニューであっても、実際にどのようにして摂取したか(何かをかけて摂取したか、等)、どれくらいの量を摂取したか、などを一目で把握することができる。そのため、自身の食事管理を容易に行なうことができる。
[第2の実施の形態]
<動作概要>
第2の実施の形態にかかる管理システム1Bでの食事情報の管理について説明する。図12は、管理システム1Bでの食事情報の管理の流れを説明するための図である。なお、図12においては、体重計200での測定動作は図6に示された管理システム1Aでの動作と同様であるため、その表記が省略されている。
<動作概要>
第2の実施の形態にかかる管理システム1Bでの食事情報の管理について説明する。図12は、管理システム1Bでの食事情報の管理の流れを説明するための図である。なお、図12においては、体重計200での測定動作は図6に示された管理システム1Aでの動作と同様であるため、その表記が省略されている。
図12を参照して、図6に示された管理システム1Aでの管理の流れと比較すると、管理システム1Bにおいては、ユーザは、各食の撮影画像を送信すると共に、入力装置400を用いて当該食事内容についてのキーワードを入力し(ステップS51−1,S52−1,S53−1)、そのキーワードを管理装置100に対して送信する。
キーワードとしては、たとえば、当該食事内容に含まれる材料や、メニューのジャンルなどが該当する。また、キーワードは直接操作ボタン42を構成する文字ボタンで入力されてもよいし、予め用意されている選択肢の中から選択されるものでもよい。
管理装置100は、食事情報として撮影画像と共にキーワードも記憶する。
さらに、管理装置100は、表示装置500からの表示の要求(ステップS41−2)を受付けると、「太りやすい食事」と「太りにくい食事」との分類結果を用いた表示データを生成する際に、「太りやすい食事」と分類された食事情報に代替する食事情報を抽出し(ステップS33−0)、その表示データにおいて、代替メニューとして当該食事情報に含まれる撮影画像を表示させるようにする(ステップS33−1)。
さらに、管理装置100は、表示装置500からの表示の要求(ステップS41−2)を受付けると、「太りやすい食事」と「太りにくい食事」との分類結果を用いた表示データを生成する際に、「太りやすい食事」と分類された食事情報に代替する食事情報を抽出し(ステップS33−0)、その表示データにおいて、代替メニューとして当該食事情報に含まれる撮影画像を表示させるようにする(ステップS33−1)。
表示装置500では表示データに基づく表示処理が実行されることで、画面表示がなされる(ステップS42)。その画面において、管理システム1Aと同様に「太りやすい食事」に分類された食事の撮影画像、「太りにくい食事」に分類された食事の撮影画像が表示されると共に、さらに、「太りやすい食事」に分類された食事に代替する食事として抽出された食事情報に含まれる撮影画像が表示される。
<機能構成>
上記動作を行なうための各装置の機能構成を説明する。管理システム1Bに含まれる装置のうちの体重計200、カメラ300、入力装置400、および表示装置500は、管理システム1Aに含まれる装置と同じ機能構成を有する。
上記動作を行なうための各装置の機能構成を説明する。管理システム1Bに含まれる装置のうちの体重計200、カメラ300、入力装置400、および表示装置500は、管理システム1Aに含まれる装置と同じ機能構成を有する。
図13は、管理システム1Bに含まれる管理装置100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図13に示される各機能は、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで、主に、CPU10で形成される。しかしながら、少なくとも一部が電気回路などのハードウェアで構成されてもよい。
図13を参照して、管理装置100のCPU10は、図7に示された管理システム1Aに含まれる管理装置100の機能構成に加えて、代替する食事情報を抽出するための抽出部110をさらに含む。また、メモリ11には、第1データベース111に加えて第2データベース112が記憶される。
図14は、第2データベース112に記載される情報の具体例を示す図である。図14に示されるように、第2データベース112には、メニューごとに材料やカテゴリやカロリなどの情報が記載され、メモリ11に予め記憶されている。
第1の例として、抽出部110は、分類部106において「太りやすい食事」と分類された食事情報を参照して、当該食事情報に含まれる、当該メニューのカテゴリや材料を現したキーワードを抽出する。抽出部110は、そのキーワードを元に第2データベース112を参照することで当該メニューのカロリを読み出す。そして、抽出部110は、当該メニューのカロリよりも小さいカロリであって、当該メニューとカテゴリが同一である他のメニュー、または材料が重複する他のメニューを代替するメニューとして第2データベース112より抽出する。
このように第2データベース112を利用して抽出することで、予め規定されているデータベースに基づいて、摂取した食事よりもよりカロリの低いメニューを代替メニューとして抽出することができる。
第2の例として、抽出部110は、分類部106において「太りやすい食事」と分類された食事情報を参照して、当該食事情報に含まれる、当該メニューのカテゴリや材料を現したキーワードを抽出する。抽出部110は、そのキーワードを元に第1データベース111を参照することで、当該食事情報に撮影日に対応した測定日における体重差よりも小さい体重差に対応付けられた他の測定日の食事情報のうち、当該メニューとカテゴリが同一である他のメニュー、または材料が重複する他のメニューを代替するメニューとして第1データベース111より抽出する。
このように第1データベース111を利用して抽出することで、そのユーザにとって「太りやすい食事」とされたメニューよりも太りにくいと分類されたメニューを代替メニューとして抽出することができる。
<動作フロー>
図15は、管理システム1Bに含まれる管理装置100での動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図15のフローチャートに表わされた動作もまた、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで実現される。
図15は、管理システム1Bに含まれる管理装置100での動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図15のフローチャートに表わされた動作もまた、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで実現される。
管理システム1Bに含まれる管理装置100では、ステップS101〜S115まで、図8に示された管理システム1Aに含まれる管理装置100と同様の動作が行なわれる。
管理システム1Bに含まれる管理装置100では、表示装置500から表示の要求を受信すると(ステップS113でYES)、ステップS115でCPU10は、第1データベース111から食事情報を読み出すと共に、ステップS116で、上述のような方法で、太りやすい食事と分類された食事情報について代替メニューを抽出する。そしてCPU10は、それらの情報に応じて表示データを生成する(ステップS117’)。以降は、管理システム1Aに含まれる管理装置100での動作と同様である。
上記ステップS117’での表示データの例としては、管理システム1Aに含まれる管理装置100での表示データで表わされる画面内容に加えて、代替メニューを表示するものである。その表示の仕方として、図9〜図11に示されたような画面にさらに代替メニューを含めて表示する方法であってもよいし、図9〜図11に示されたような画面に代替メニューの表示を指示するためのボタン等をさらに表示し、そのボタンの押下に伴って切り替わる画面に代替メニューを表示する方法であってもよい。
なお、この代替メニューが上述のように第1データベース111から抽出されるものである場合には、食事情報に含まれる撮影画像を用いて代替メニューを表示するようにしてもよい。
<実施の形態の効果>
管理システム1Bで以上の動作が実行されることで、ユーザは、管理システム1Aと同様に自身の食事において一日の体重差に関連して食事内容を把握できると共に、さらに、太りやすい食事と分類されたメニューについて、よりよいメニューを把握することができる。そのため、自身の食事管理をより容易に行なうことができる。
管理システム1Bで以上の動作が実行されることで、ユーザは、管理システム1Aと同様に自身の食事において一日の体重差に関連して食事内容を把握できると共に、さらに、太りやすい食事と分類されたメニューについて、よりよいメニューを把握することができる。そのため、自身の食事管理をより容易に行なうことができる。
[第3の実施の形態]
<動作概要>
管理システム1A,1Bでは、日々の食事情報を日々のユーザの体重変化に基づいて「太りやすい食事」と「太りにくい食事」とに分類し、第1データベース111に蓄積している。第3の実施の形態にかかる管理システム1Cでは、管理システム1Aまたは管理システム1Bでの食事情報の管理に併せて、体重変化の予測動作およびメニュー提案動作を行なう。
<動作概要>
管理システム1A,1Bでは、日々の食事情報を日々のユーザの体重変化に基づいて「太りやすい食事」と「太りにくい食事」とに分類し、第1データベース111に蓄積している。第3の実施の形態にかかる管理システム1Cでは、管理システム1Aまたは管理システム1Bでの食事情報の管理に併せて、体重変化の予測動作およびメニュー提案動作を行なう。
管理システム1Cで実行される体重変化の予測動作、および管理システム1Cで実行されるメニュー提案動作は、いずれも、管理装置100において、入力装置400からの、メニューや材料や食事のカテゴリなどを表わすキーワードの入力と共に、表示装置500からの表示の要求を受付けることによって実行される。
すなわち、体重変化の予測動作を実行させる際、ユーザは、食事を摂取する前、または撮影画像を送信する際にメニューや材料や食事のカテゴリなどをテキスト情報として入力装置400を用いて入力し、入力情報として管理装置100に対して送信する。さらに、表示装置500から、体重推移の予測の要求を送信する。
管理装置100は、第1データベース111に蓄積されている当該キーワードを含む食事情報を参照して、その食事情報に表わされた日の体重変化を読み出す。そして、その結果を体重の推移の予測値として表示する。表示装置500にその情報が表示されることで、ユーザは、入力したメニューや材料や食事のカテゴリなどに対応した食事を摂取することでの朝体重からの変化の予測値を知ることができる。
また、メニュー提案動作を実行させる際、ユーザは、食事を摂取する前、または撮影画像を送信する際に材料や食事のカテゴリなどを決定し、その内容をキーワードとして入力装置400を用いて管理装置100に対して送信し、さらに、表示装置500からメニューの提示の要求を送信する。
管理装置100は、当該キーワードを含む食事情報のうち当該ユーザの上記体重差が太りにくい食事とされる体重差である食事情報を抽出して、提案メニューとして表示する。表示装置500にその情報が表示されることで、ユーザは、入力した材料や食事のカテゴリなどに合致し、かつ、以前の自身の食事において「太りにくい食事」と分類されたメニューを知ることができる。
<機能構成>
上記動作を行なうための管理システム1Cに含まれる管理装置100の機能構成は、図13に示された、管理システム1Bに含まれる管理装置100の機能構成と同様である。すなわち、メモリ11に上記第2データベース112が記憶され、管理システム1Aに含まれる管理装置100に加えて、上記抽出部110が含まれる。
上記動作を行なうための管理システム1Cに含まれる管理装置100の機能構成は、図13に示された、管理システム1Bに含まれる管理装置100の機能構成と同様である。すなわち、メモリ11に上記第2データベース112が記憶され、管理システム1Aに含まれる管理装置100に加えて、上記抽出部110が含まれる。
第1の例として、抽出部110は、入力装置400からのキーワードを用いて第2データベース112を参照して、当該キーワードを含むメニューを抽出する。さらに、抽出部110は、当該メニューを用いて第1データベース111を参照して、第1データベース111に記憶されている当該メニューを含む食事情報を抽出して、その食事情報に含まれている体重差を読み出す。または、抽出部110は、当該メニューを用いて第1データベース111を参照して、第1データベース111に記憶されている当該メニューを含む食事情報のうち、「太りにくい食事」と分類された食事情報を抽出する。
第2の例として、第1データベース111に記憶されている食事情報に、入力装置400から入力された当該食事の材料や食事のカテゴリなどを表わすキーワードが含まれている場合、抽出部110は、入力装置400からのキーワードを用いて第1データベース111を参照して、第1データベース111に記憶されている当該キーワードを含む食事情報から当該情報に含まれている体重差を読み出す。または、抽出部110は、入力装置400からのキーワードを用いて第1データベース111を参照して、第1データベース111に記憶されている当該キーワードを含む食事情報のうち、「太りにくい食事」と分類された食事情報を抽出する。
<動作フロー>
管理システム1Cに含まれる管理装置100では、前提として、図8や図15に表わされた動作を行なって、日々の食事内容を表わした撮影画像を含む食事情報を日々のユーザの体重差に基づいて「太りやすい食事」と「太りにくい食事」とに分類した上で、第1データベース111に格納する動作を行なっている。
管理システム1Cに含まれる管理装置100では、前提として、図8や図15に表わされた動作を行なって、日々の食事内容を表わした撮影画像を含む食事情報を日々のユーザの体重差に基づいて「太りやすい食事」と「太りにくい食事」とに分類した上で、第1データベース111に格納する動作を行なっている。
管理システム1Cに含まれる管理装置100では、さらに、体重変化の予測動作およびメニュー提案動作を行なう。
図16は、管理システム1Cに含まれる管理装置100での体重変化の予測動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図16のフローチャートに表わされた動作もまた、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで実現される。図16のフローチャートに表わされた体重変化の予測動作は、CPU10が抽出部110によって上記第1の例で示された機能を実現する場合の動作の具体例である。
図16を参照して、CPU10は、通信部14を介して入力装置400からキーワードを受信し、表示装置500から表示の要求を受信すると(ステップS201でYES)、ステップS203で当該キーワードを用いて第2データベース112を参照し、第2データベース112から当該キーワードを含むメニューを抽出する。
ステップS205でCPU10は、第1データベース111を参照して第1データベース111からステップS203で抽出されたメニューを含む食事情報を抽出し、抽出された食事情報から当該情報に含まれる体重差を読み出す。
CPU10は、上記ステップS205で抽出された食事情報ごとに含まれる体重差を読み出す。そして、上記ステップS205で抽出されたすべての食事情報について上記判断を行なうと(ステップS207でNO)、ステップS209でCPU10は、上記ステップS205で読み出された体重差に基づいて体重変化の予測値を表示するための表示データを生成し、ステップS211で表示装置500に対して送信する。
上記ステップS205で複数の食事情報が抽出され、それらに含まれる体重差が異なっている場合、上記ステップS209でCPU10は、たとえばそれら体重差の平均値を算出して該平均値を予測値として特定する、または、体重差のうちの最も大きいものを予測値として特定する、などの動作をさらに行なう。
図17は、管理システム1Cに含まれる管理装置100でのメニュー提案動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図17のフローチャートに表わされた動作もまた、CPU10がメモリ11に記憶されるプログラムを読み出して実行することで実現される。図17のフローチャートに表わされたメニュー提案動作は、CPU10が抽出部110によって上記第1の例で示された機能を実現する場合の動作の具体例である。
図17を参照して、CPU10は、通信部14を介して入力装置400からキーワードを受信し、表示装置500から表示の要求を受信すると(ステップS301でYES)、ステップS303で当該キーワードを用いて第2データベース112を参照し、第2データベース112から当該キーワードを含むメニューを抽出する。
ステップS305でCPU10は、第1データベース111を参照し、第1データベース111からステップS303で抽出されたメニューを含む食事情報を抽出する。該食事情報が上述の動作によって「太りにくい食事」に分類されているものである場合(ステップS307でYES)、ステップS309でCPU10は、当該食事情報に表わされたメニューを提案メニューと特定する。
CPU10は、上記ステップS305で抽出された食事情報ごとに、当該食事情報が「太りにくい食事」に分類されているものであるか否かを判断する。そして、上記ステップS305で抽出されたすべての食事情報について上記判断を行なうと(ステップS311でNO)、ステップS313でCPU10は、上記ステップS309で提案メニューと特定された食事情報に基づいて表示データを生成し、ステップS315で表示装置500に対して送信する。
<実施の形態の効果>
管理システム1Cで以上の動作が実行されることで、ユーザは、入力したメニューや材料や食事のカテゴリなどからその食事を摂取した場合の朝夕体重の変化の推定値を知ることができる。また、入力したメニューや材料や食事のカテゴリなどに合致し、以前の自身の食事において「太りにくい食事」と分類されたメニューを知ることができる。
管理システム1Cで以上の動作が実行されることで、ユーザは、入力したメニューや材料や食事のカテゴリなどからその食事を摂取した場合の朝夕体重の変化の推定値を知ることができる。また、入力したメニューや材料や食事のカテゴリなどに合致し、以前の自身の食事において「太りにくい食事」と分類されたメニューを知ることができる。
特に、これらを食事を摂取する前に知ることで、すなわち、摂取しようとしている食事に関するキーワードを入力することでこれら情報を得ることで、摂取しようとしている食事のメニューを見直すことができる。たとえば、希望する材料や食事のカテゴリなどに基づき、「太りにくい食事」を摂取することが可能となる。そのため、自身の食事管理をより適切に行なうことができる。
[他の例]
さらに、上述の管理装置100での動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
さらに、上述の管理装置100での動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C 管理システム、10,20,30,40 CPU、11,21,31,41 メモリ、14,24,34,44 通信部、22,32 操作ボタン、23 測定部、33 撮影部、42 操作ボタン、100 管理装置、101 画像入力部、102 テキスト入力部、103 格納部、104 測定値入力部、105 算出部、106 分類部、107 要求部、108 読出部、109 生成部、110 抽出部、111 第1データベース、112 第2データベース、200 体重計、300 カメラ、400 入力装置、500 表示装置。
Claims (7)
- 食事情報を管理するための管理装置であって、
ユーザの食事情報と体重とを日時と共に入力するための入力手段と、
前記食事情報と前記体重とを処理するための処理手段と、
前記処理手段で処理された情報を出力するための出力手段とを備え、
前記処理手段は、
単位期間の前記食事情報と前記単位期間の前記ユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶する処理と、
前記単位期間の前記ユーザの体重変化に応じて、当該体重変化に関連付けて前記記憶装置に記憶された前記食事情報に基づく食事内容を出力する処理とを実行する、管理装置。 - 前記単位期間は一日であって、
前記処理手段は、前記食事内容を出力する処理で、しきい値よりも大きい一日の前記ユーザの体重変化と関連付けられた前記食事情報を第1の食事情報、および、前記しきい値よりも小さい一日の前記ユーザの体重変化と関連付けられた前記食事情報を第2の食事情報に分類し、前記第1の食事情報および前記第2の食事情報のそれぞれに基づく食事内容を、前記第1の食事情報および前記第2の食事情報の別と共に出力する、請求項1に記載の管理装置。 - 前記処理手段は、所定期間の前記ユーザの体重変化を用いて前記しきい値を算出する、請求項2に記載の管理装置。
- 前記食事情報は、当該食事を撮影して得られる撮影画像を含み、前記処理手段は、前記撮影画像に基づく画像を前記食事内容として出力する処理を実行する、請求項1〜3のいずれかに記載の管理装置。
- 食事情報を管理するための管理装置であって、
ユーザの食事情報と体重とを日時と共に入力するための第1の入力手段と、
食事内容を入力するための第2の入力手段と、
前記食事情報と前記体重とを処理するための処理手段と、
前記処理手段で処理された情報を出力するための出力手段とを備え、
前記処理手段は、
単位期間の前記食事情報と前記単位期間の前記ユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶する処理と、
前記入力された食事内容と対応した食事情報と関連付けて前記記憶装置に記憶された前記単位期間の前記ユーザの体重変化を体重変化の推定値として出力する処理とを実行する、管理装置。 - 食事情報を管理するための管理システムであって、
食事内容を日時と共に入力するための第1の入力装置と、
体重を日時と共に入力するための第2の入力装置と、
前記食事情報と前記体重とを処理するための管理装置と、
表示装置とを備え、
前記管理装置は、
単位期間の前記食事情報と前記単位期間の前記ユーザの体重変化とを関連付けて記憶装置に記憶する処理と、
前記単位期間の前記ユーザの体重変化に応じて、当該体重変化に関連付けて前記記憶装置に記憶された前記食事情報に基づく食事内容を表示させるための表示データを前記表示装置に出力する処理とを実行する、管理システム。 - 管理装置と表示装置とを含む、食事情報を管理するための管理システムにおける前記食事情報の表示方法であって、
ユーザの食事情報と体重とを日時と共に入力するステップと、
単位期間の前記ユーザの体重変化に基づき、前記単位期間の食事情報を、前記体重変化がしきい値よりも大きい第1の食事情報および前記しきい値よりも小さい第2の食事情報に分類するステップと、
前記単位期間の食事情報を、前記第1の食事情報または前記第2の食事情報の別と共に表示するステップとを備える、管理システムでの食事情報の表示方法。
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