JP7069997B2 - 健康情報管理サーバー及び健康情報管理システム - Google Patents
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Description
また、病気診療や健康予防の面から把握された健康状態に応じて、食事療法、スポーツレクリエーション等、最適な健康デザインのアドバイスを行うシステムが提案されている(特許文献2参照)。
図1に、本実施の形態における健康情報管理システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、健康情報管理システム100は、健康情報管理サーバーとしての自治体サーバー10と、各住民が使用する管理対象者端末としての住民端末20と、各医療機関に所属する医療従事者が使用する医療機関端末30と、自治体に所属する職員が使用する管理端末としての自治体端末40と、地図情報提供装置50と、を備えて構成されている。自治体サーバー10、住民端末20、医療機関端末30、自治体端末40、地図情報提供装置50は、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。なお、住民端末20、医療機関端末30、自治体端末40の台数は、特に限定されない。
図2に、自治体サーバー10の機能的構成を示す。
図2に示すように、自治体サーバー10は、制御部11、通信部12、RAM13、計時部14、記憶部15等を備えて構成されており、各部はバス16により接続されている。
利用者DB151には、利用者IDの最終値、各利用者の利用者情報が格納される。
利用者IDは、各利用者に対してシステムが自動で付番するユニークなIDである。
利用者IDの最終値は、利用者IDとして付番された値の最終値である。次回の利用者登録時には、この最終値に1を加算した値が利用者IDとして発行される。
利用者情報は、各利用者(住民、医療機関、自治体)に関する情報である。自治体用の利用者情報は、健康情報管理システム100の構築時に登録される。住民用の利用者情報、医療機関用の利用者情報は、自治体サーバー10が提供するWeb画面又は申請書により登録される。
利用者種別は、利用者の種別を示す情報である。
メールアドレスは、利用者への通知先となる電子メールのアドレスであり、ログインIDとしても使用される。
パスワードは、利用者が健康情報管理システム100を利用する際の利用者認証に用いられる。
医療機関IDは、医療機関の識別情報である。
施設名称は、医療機関(施設)の名称である。
経度は、利用者の住所に対応する経度である。
緯度は、利用者の住所に対応する緯度である。
同居区分は、同居人の有無を示す情報である。
結婚区分は、結婚状態を示す情報である。
個人食事健康リスクは、生活習慣病チェック結果(食事関連)から得られた注意項目数である。
個人運動健康リスクは、生活習慣病チェック結果(運動関連)から得られた注意項目数である。
個人記録健康リスクは、健康情報・医療情報ファイルの解析から得られたポイント数である。
施設位置DB152には、施設登録数、各施設の施設情報が格納される。
施設登録数は、施設位置DB152に登録されている施設の数である。施設位置DB152に新たに施設が登録されると、施設登録数が1増える。
施設情報は、健康イベントが開催され得る施設に関する情報である。
施設情報には、施設名称、施設種別(0:保健所、1:市民センター、2:運動施設、3:提携医療機関)、住所、経度、緯度、電話番号等が含まれる。
施設名称は、施設の名称である。
施設種別は、施設の種別を示す情報である。
住所は、施設の住所である。
経度は、施設の住所に対応する経度である。
緯度は、施設の住所に対応する緯度である。
電話番号は、施設の電話番号である。
自治体領域情報DB153には、起点経度、起点緯度、終点経度、終点緯度、X方向ステップ距離、Y方向ステップ距離が格納される。
起点緯度は、自治体領域を含む最小の矩形領域の起点の緯度である。
終点経度は、自治体領域を含む最小の矩形領域の終点(最大経度・最大緯度)の経度である。
終点緯度は、自治体領域を含む最小の矩形領域の終点の緯度である。
以下、「自治体領域を含む最小の矩形領域」を「自治体領域」と表現する。
Y方向ステップ距離は、自治体領域を複数のエリアに分割する際のY方向(南北方向)における1エリアの距離である。
分割エリア情報DB154には、エリア数、各エリアのエリア情報が格納される。
エリア数は、自治体領域内のエリアの数である。
エリア情報は、自治体領域を複数のエリア(矩形領域)に分割した各エリアに関する情報である。
エリア情報には、エリア起点経度、エリア起点緯度、エリア終点経度、エリア終点緯度、生活健康リスク累計小、生活健康リスク累計中、生活健康リスク累計大、食事健康リスク累計小、食事健康リスク累計中、食事健康リスク累計大、運動健康リスク累計小、運動健康リスク累計中、運動健康リスク累計大、記録健康リスク累計小、記録健康リスク累計中、記録健康リスク累計大、エリア生活健康リスク、エリア食事健康リスク、エリア運動健康リスク、エリア記録健康リスク、エリア総合健康リスクが含まれる。
エリア起点緯度は、エリアの起点の緯度である。
エリア終点経度は、エリアの終点(最大経度・最大緯度)の経度である。
エリア終点緯度は、エリアの終点の緯度である。
生活健康リスク累計中は、エリアに居住する住民のうち、個人生活健康リスクが「中」の住民の累計人数である。
生活健康リスク累計大は、エリアに居住する住民のうち、個人生活健康リスクが「大」の住民の累計人数である。
食事健康リスク累計小は、エリアに居住する住民のうち、個人食事健康リスクが「小」の住民の累計人数である。
食事健康リスク累計中は、エリアに居住する住民のうち、個人食事健康リスクが「中」の住民の累計人数である。
食事健康リスク累計大は、エリアに居住する住民のうち、個人食事健康リスクが「大」の住民の累計人数である。
運動健康リスク累計小は、エリアに居住する住民のうち、個人運動健康リスクが「小」の住民の累計人数である。
運動健康リスク累計中は、エリアに居住する住民のうち、個人運動健康リスクが「中」の住民の累計人数である。
運動健康リスク累計大は、エリアに居住する住民のうち、個人運動健康リスクが「大」の住民の累計人数である。
記録健康リスク累計小は、エリアに居住する住民のうち、個人記録健康リスクが「小」の住民の累計人数である。
記録健康リスク累計中は、エリアに居住する住民のうち、個人記録健康リスクが「中」の住民の累計人数である。
記録健康リスク累計大は、エリアに居住する住民のうち、個人記録健康リスクが「大」の住民の累計人数である。
エリア食事健康リスクは、エリアに対して求められた食事関連の健康リスクである。
エリア運動健康リスクは、エリアに対して求められた運動関連の健康リスクである。
エリア記録健康リスクは、エリアに対して求められた健康情報・医療情報ファイル関連の健康リスクである。
エリア総合健康リスクは、エリアに対して求められた総合的な健康リスクである。
閾値DB155には、健康リスク算出間隔、個人生活健康リスクの閾値A1,A2(A2>A1)、個人食事健康リスクの閾値B1,B2(B2>B1)、個人運動健康リスクの閾値C1,C2(C2>C1)、個人記録健康リスクの閾値D1,D2(D2>D1)、エリア生活健康リスクの係数E1,E2,E3、エリア生活健康リスクの閾値A11,A12(A12>A11)、エリア食事健康リスクの係数E11,E12,E13、エリア食事健康リスクの閾値B11,B12(B12>B11)、エリア運動健康リスクの係数E21,E22,E23、エリア運動健康リスクの閾値C11,C12(C12>C11)、エリア記録健康リスクの係数E31,E32,E33、エリア記録健康リスクの閾値D11,D12(D12>D11)、エリア総合健康リスクの閾値F1,F2(F2>F1)が格納されている。
個人生活健康リスクの閾値A1は、個人生活健康リスク(生活関連の注意項目数)に対して、「健康リスク小」と「健康リスク中」との境界となる閾値である。
個人生活健康リスクの閾値A2は、個人生活健康リスク(生活関連の注意項目数)に対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
例えば、個人生活健康リスクが閾値A1未満の場合には「健康リスク小」、個人生活健康リスクが閾値A1以上かつ閾値A2未満の場合には「健康リスク中」、個人生活健康リスクが閾値A2以上の場合には「健康リスク大」と判定される。
個人食事健康リスクの閾値B2は、個人食事健康リスク(食事関連の注意項目数)に対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
個人運動健康リスクの閾値C1は、個人運動健康リスク(運動関連の注意項目数)に対して、「健康リスク小」と「健康リスク中」との境界となる閾値である。
個人運動健康リスクの閾値C2は、個人運動健康リスク(運動関連の注意項目数)に対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
個人記録健康リスクの閾値D2は、個人記録健康リスク(健康情報・医療情報ファイルの解析から得られたポイント数)に対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
エリア生活健康リスクの係数E2は、生活健康リスク累計中に対する正規化係数である。
エリア生活健康リスクの係数E3は、生活健康リスク累計大に対する正規化係数である。
エリア生活健康リスクの閾値A11は、エリア生活健康リスクに対して、「健康リスク小」と「健康リスク中」との境界となる閾値である。
エリア生活健康リスクの閾値A12は、エリア生活健康リスクに対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
エリア食事健康リスクの係数E12は、食事健康リスク累計中に対する正規化係数である。
エリア食事健康リスクの係数E13は、食事健康リスク累計大に対する正規化係数である。
エリア食事健康リスクの閾値B11は、エリア食事健康リスクに対して、「健康リスク小」と「健康リスク中」との境界となる閾値である。
エリア食事健康リスクの閾値B12は、エリア食事健康リスクに対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
エリア運動健康リスクの係数E22は、運動健康リスク累計中に対する正規化係数である。
エリア運動健康リスクの係数E23は、運動健康リスク累計大に対する正規化係数である。
エリア運動健康リスクの閾値C11は、エリア運動健康リスクに対して、「健康リスク小」と「健康リスク中」との境界となる閾値である。
エリア運動健康リスクの閾値C12は、エリア運動健康リスクに対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
エリア記録健康リスクの係数E32は、記録健康リスク累計中に対する正規化係数である。
エリア記録健康リスクの係数E33は、記録健康リスク累計大に対する正規化係数である。
エリア記録健康リスクの閾値D11は、エリア記録健康リスクに対して、「健康リスク小」と「健康リスク中」との境界となる閾値である。
エリア記録健康リスクの閾値D12は、エリア記録健康リスクに対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
エリア総合健康リスクの閾値F2は、エリア総合健康リスクに対して、「健康リスク中」と「健康リスク大」との境界となる閾値である。
イベントDB156には、イベント数、各イベントのイベント情報が格納される。
イベント数は、イベントDB156に登録されているイベントの数である。イベントDB156に新たにイベントが登録されると、イベント数が1増える。
イベント情報は、健康イベントに関する情報である。健康イベントは、住民の健康状態の維持や改善を目的として企画されるイベントであり、例えば、生活指導、メンタル相談、食事指導、健康体操、ウォーキング、食生活改善指導等がある。健康イベントの形式としては、講師(医師、栄養士等)による講演会、各住民が個別に相談できる相談会、住民参加型のイベント等が挙げられる。
イベント情報には、開催エリア、健康イベント名、開催日時、開催場所等が含まれる。
開催エリアは、イベントが開催されるエリアを示す情報である。
健康イベント名は、イベントの名称である。
開催日時は、イベントが開催される日時である。
開催場所は、イベントが開催される場所(施設名称)である。
健康情報・医療情報フォルダーの下位階層には、利用者ごとの利用者IDと一致する名称のフォルダー(利用者IDフォルダー)が作成される。
記録項目設定ファイルには、各住民自身が設定した登録すべき項目を示す情報が含まれる。具体的には、記録項目設定ファイルにおいて、図10に示す健康情報の各項目に対して、表示/非表示が設定されている。各住民が健康情報を登録する際の入力画面には、記録項目設定ファイルに従って、各住民が設定した項目のみが表示される。
記録日時フォルダーには、当該記録日時フォルダーに対応する記録日時に登録された、当該記録日時フォルダーの上位階層の利用者IDフォルダーに対応する利用者(住民)の健康情報・医療情報ファイルが格納される。
健康情報・医療情報ファイルには、利用者ID、記録日時、健康情報、医療情報が含まれる。
利用者IDは、住民(管理対象者)の利用者IDである。
記録日時は、健康情報・医療情報ファイルが記録された日時である。
健康情報には、活動記録(歩数、距離、時間等)、バイタルデータ(体重、身長、体脂肪率、脂肪量、筋肉量、体水分量、推定骨量、最高血圧、最低血圧、脈拍数、血糖値等)、食事記録(食事情報等)、服薬情報(薬品情報等)等が含まれる。
医療情報には、診療情報、傷病情報、処方情報、検体検査結果、検診データ等が含まれる。
制御部11は、住民端末20から取得した健康情報を当該健康情報に係る住民(管理対象者)と対応付けて記憶部15に記憶させる。すなわち、制御部11は、記憶制御手段として機能する。具体的には、制御部11は、ファイル格納部157において、住民端末20を操作する住民に対応する利用者IDフォルダーの下位階層に、計時部14から取得した現在日時と一致する名称のフォルダー(記録日時フォルダー)を作成し、この記録日時フォルダーに健康情報を健康情報・医療情報ファイルとして登録する。
制御部11は、医療機関端末30から取得した医療情報を当該医療情報に係る住民(管理対象者)と対応付けて記憶部15に記憶させる。具体的には、制御部11は、ファイル格納部157において、医療情報に係る住民に対応する利用者IDフォルダーの下位階層に、計時部14から取得した現在日時と一致する名称のフォルダー(記録日時フォルダー)を作成し、この記録日時フォルダーに医療情報を健康情報・医療情報ファイルとして登録する。
また、制御部11は、住民(管理対象者)のそれぞれについて、当該住民に対応する健康情報及び医療情報を解析して、当該住民の個人健康リスクを算出する。
図11に、住民端末20の機能的構成を示す。
図11に示すように、住民端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26等を備えて構成されており、各部はバス27により接続されている。
住民端末20がタブレット端末、スマートフォン等である場合には、操作部22は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部23に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、操作者の指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部21に出力する。
図11に、医療機関端末30の機能的構成を示す。
図11に示すように、医療機関端末30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、RAM35、記憶部36等を備えて構成されており、各部はバス37により接続されている。医療機関端末30の各部は、住民端末20の各部と同様であるため、説明を省略する。
図11に、自治体端末40の機能的構成を示す。
図11に示すように、自治体端末40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、RAM45、記憶部46等を備えて構成されており、各部はバス47により接続されている。自治体端末40の各部は、住民端末20の各部と同様であるため、説明を省略する。
次に、健康情報管理システム100における動作について説明する。
各住民が初めて健康情報管理システム100を利用する際には、住民端末20から住民の利用者登録を行う。住民端末20は、自治体サーバー10にアクセスし、操作部22から入力された住民の利用者情報を自治体サーバー10に送信する。
また、制御部11は、ファイル格納部157の健康情報・医療情報フォルダーの下位階層に、新たに登録された利用者の利用者IDと一致する名称の利用者IDフォルダーを作成する。
医療機関が初めて健康情報管理システム100を利用する際には、医療機関から自治体に利用申請書を提出する。
自治体職員は、利用申請書に基づいて、自治体端末40から医療機関の利用者登録を行う。自治体端末40は、自治体サーバー10にアクセスし、操作部42から入力された医療機関の利用者情報を自治体サーバー10に送信する。
また、制御部11は、新たに登録された利用者情報に含まれるメールアドレス宛てに登録用URLを記載したメールを、通信部12を介して送信する。
自治体サーバー10では、制御部11が、医療機関端末30において入力されたパスワード等の情報を利用者DB151に保存する。
図12は、自治体サーバー10により実行される健康情報登録処理を示すフローチャートである。この処理は、住民端末20から健康情報を取得して登録する処理であって、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
自治体サーバー10では、制御部11は、住民端末20からのアクセスに応じて、ログイン処理を行う(ステップS1)。具体的には、制御部11は、住民端末20に対し、通信部12を介してログイン画面を表示するための表示用データを送信する。なお、自治体サーバー10のWebサーバー機能により住民端末20に送信されるログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、住民端末20で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
次に、制御部11は、住民端末20に対し、通信部12を介してログイン利用者のホーム画面を表示するための表示用データを送信する(ステップS3)。
図13に、住民端末20の表示部23に表示されるホーム画面231の例を示す。ホーム画面231には、ホーム画面アイコン51、健康情報の種別アイコンとしての活動記録アイコン52、バイタルデータアイコン53、食事記録アイコン54、服薬情報アイコン55が含まれる。住民は、操作部22からの操作により、いずれかの種別アイコンを選択する。
図14に、住民端末20の表示部23に表示される健康情報入力画面232の例を示す。健康情報入力画面232は、ホーム画面231において活動記録アイコン52が選択された場合の画面例であり、歩数入力欄61、距離入力欄62、時間入力欄63、記録ボタン64を含む。住民は、操作部22からの操作により、歩数等の健康情報を入力する。
次に、制御部11は、住民端末20から他のアイコンに対応する健康情報が登録されるか否かを判断する(ステップS7)。具体的には、制御部11は、住民端末20において、健康情報入力画面232の記録ボタン64が押下されない場合に、他のアイコンに対応する健康情報が登録されると判断し、記録ボタン64が押下された場合に、他のアイコンに対応する健康情報が登録されないと判断する。他のアイコンに対応する健康情報が登録される場合には(ステップS7;YES)、ステップS4に戻り、処理が繰り返される。
次に、制御部11は、登録された健康情報を健康情報・医療情報ファイルとして記録日時フォルダーに保存する(ステップS9)。
以上で、健康情報登録処理が終了する。
図15は、自治体サーバー10により実行される医療情報登録処理を示すフローチャートである。この処理は、医療機関端末30から医療情報を取得して登録する処理であって、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
次に、制御部11は、医療機関端末30に対し、通信部12を介して医療機関共通のホーム画面を表示するための表示用データを送信する(ステップS13)。
図16に、医療機関端末30の表示部33に表示される医療機関共通のホーム画面331の例を示す。医療機関共通のホーム画面331には、医療情報の登録方法(SS-MIX2、レセプトデータ、その他)を選択するためのボタン71,72,73が含まれる。医療従事者は、操作部32からの操作により、いずれかの登録方法に対応するボタンを選択する。
レセプトデータは、医療機関の医事会計システムから出力される標準化形式のデータである。レセプトデータには、患者基本情報、投薬情報(処方情報)、注射情報、処置情報、手術・麻酔情報、検体検査(検査をしたことのみ。検査結果は含まない。)、画像検査(画像撮影をしたことのみ。画像データは含まない。)、リハビリテーション情報等が含まれる。
図17に、医療機関端末30の表示部33に表示されるファイル選択画面332の例を示す。ファイル選択画面332には、ファイル選択領域74、登録ボタン75、キャンセルボタン76等が含まれる。医療従事者が、操作部32からの操作により、ファイル選択領域74において登録するファイルを選択し、登録ボタン75を押下すると、制御部31は、選択されたファイルを通信部34を介して自治体サーバー10に送信する。なお、医療機関では、患者である住民に健康情報管理システム100に利用者登録していることを申告させる。医療従事者は、ファイル選択画面332において、利用者登録済みの住民の医療情報のファイルを選択する。
次に、制御部11は、登録されるファイルの利用者情報(利用者名等)に基づいて、利用者DB151から該当する利用者IDを取得する(ステップS17)。具体的には、制御部11は、選択されたファイル(標準化形式のデータ)に含まれる患者基本情報から利用者情報を取得し、利用者DB151から利用者情報に該当する利用者IDを取得する。
次に、制御部11は、登録された医療情報を健康情報・医療情報ファイルとして記録日時フォルダーに保存する(ステップS19)。具体的には、制御部11は、標準化形式のファイルで受け取った医療情報から各項目のデータを読み出し、図10に示すフォーマットの健康情報・医療情報ファイルを生成し、記録日時フォルダーに保存する。
ステップS20において、他の医療情報が登録されない場合には(ステップS20;NO)、医療情報登録処理が終了する。
図18及び図19は、自治体サーバー10により実行されるエリア情報設定処理を示すフローチャートである。この処理は、自治体領域を分割して各エリアを設定する処理であって、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
次に、制御部11は、自治体端末40に対し、通信部12を介して自治体のホーム画面を表示するための表示用データを送信する(ステップS23)。
自治体端末40では、表示部43に自治体のホーム画面が表示される。自治体のホーム画面には、エリア設定ボタンが含まれる。自治体職員は、操作部42からの操作により、エリア設定ボタンを押下する。
次に、制御部11は、地図情報に基づいて、自治体に対応する市町村全体の地図を含むエリア設定画面を表示するための表示用データを生成し、自治体端末40に対し、通信部12を介してエリア設定画面を表示するための表示用データを送信する(ステップS27)。
図20に、自治体端末40の表示部43に表示されるエリア設定画面431の例を示す。エリア設定画面431には、地図表示領域81、住所表示領域82、X方向ステップ距離入力領域83、Y方向ステップ距離入力領域84、施設選択領域85、設定ボタン86、キャンセルボタン87が含まれる。
地図表示領域81には、自治体に対応する市町村全体の地図が表示される。具体的には、地図表示領域81には、横方向を東西方向(X方向)、縦方向を南北方向(Y方向)として、自治体領域の地図が表示される。
住所表示領域82には、自治体の住所から特定された市町村が表示される。
X方向ステップ距離入力領域83は、X方向ステップ距離を入力するための領域である。
Y方向ステップ距離入力領域84は、Y方向ステップ距離を入力するための領域である。
施設選択領域85には、地図表示領域81の地図上に表示させる施設(健康イベントの開催場所候補)を選択するためのボタンが含まれる。施設選択領域85において、自治体職員が表示させたい施設を選択すると、自治体サーバー10の制御部11は、選択された施設の経度及び緯度を記憶部15の施設位置DB152から取得し、選択された施設の位置を地図表示領域81の地図上に表示させる。
設定ボタン86は、エリア設定画面431において入力された内容の設定を指示するためのボタンである。
キャンセルボタン87は、エリア設定画面431における設定のキャンセルを指示するためのボタンである。
XS=自治体領域の起点経度
YS=自治体領域の起点緯度
XE=自治体領域の終点経度
YE=自治体領域の終点緯度
また、制御部11は、X方向ステップ距離を経度差に変換した値をXとし、Y方向ステップ距離を緯度差に変換した値をYとする(ステップS31)。
また、制御部11は、i=0、j=0とする(ステップS33)。
エリア起点経度=XS+X*i
エリア起点緯度=YS+Y*j
エリア終点経度=XS+X*(i+1)
エリア終点緯度=YS+Y*(j+1)
エリア終点経度がXEより小さい場合には(ステップS35;YES)、iに1を加算し、kに1を加算する(ステップS36)。その後、ステップS34に戻り、処理を繰り返す。
エリア終点緯度がYEより小さい場合には(ステップS37;YES)、iを0とし、jに1を加算し、kに1を加算する(ステップS38)。その後、ステップS34に戻り、処理を繰り返す。
図21は、自治体サーバー10により実行される健康リスク算出処理を示すフローチャートである。この処理は、記憶部15の閾値DB155の健康リスク算出間隔の時間間隔で実行されるものであり、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
自治体サーバー10では、制御部11は、住民端末20からのアクセスに応じて、ログイン処理を行う(ステップS42)。ログイン処理の詳細については、健康情報登録処理のステップS1と同様である。
次に、制御部11は、住民端末20に対し、通信部12を介してログイン利用者のホーム画面を表示するための表示用データを送信する(ステップS44)。
図13に示すように、生活習慣病チェック実施要求のメール配信後、最初のログイン時に表示されるホーム画面231には、生活習慣病チェックに対する回答ボタン56が含まれる。住民は、操作部22からの操作により、回答ボタン56を押下する。
図22(a)~(c)に、住民端末20の表示部23に表示される生活習慣病チェック入力画面233A,233B,233Cの例を示す。生活習慣病チェック入力画面233A,233B,233Cには、各チェック項目に対してチェックボックスG1~G25が設けられている。表示部23において、生活習慣病チェック入力画面233A,233B,233Cは、スクロール操作又はページ送り操作により、切り替えられる。生活習慣病チェック入力画面233Aには、生活関連のチェック項目(チェックボックスG1~G10)が含まれ、生活習慣病チェック入力画面233Bには、食事関連のチェック項目(チェックボックスG11~G20)が含まれ、生活習慣病チェック入力画面233Cには、運動関連のチェック項目(チェックボックスG21~G25)が含まれている。また、生活習慣病チェック入力画面233A,233B,233Cには、保存ボタン91、キャンセルボタン92等が含まれる。住民は、操作部22からの操作により、各チェック項目の該当箇所にチェックを行い、保存ボタン91を押下する。
次に、制御部11は、生活習慣病チェックにおけるカテゴリーごと(生活、食事、運動)の注意項目数を、利用者DB151のログイン利用者の個人生活健康リスク、個人食事健康リスク、個人運動健康リスクに格納する(ステップS48)。なお、生活習慣病チェックにより入力される情報も、健康情報の一部である。カテゴリーごとの注意項目数だけでなく、どの項目がチェックされたかというチェック結果自体も保存されることとしてもよい。
ステップS42~ステップS50の処理は、住民ごとに行われる。
ここで、図24及び図25を参照して、健康リスク累計処理について説明する。
次に、制御部11は、iが記憶部15の利用者DB151の利用者ID最終値以下であるか否かを判断する(ステップS62)。
iが利用者ID最終値以下である場合には(ステップS62;YES)、制御部11は、利用者iの利用者種別を取得する(ステップS63)。
利用者iの利用者種別が2(住民)でない場合には(ステップS64;NO)、制御部11は、iに1を加算し(ステップS65)、ステップS62に戻る。つまり、別の利用者を処理対象として、処理が繰り返される。
Xi=経度
Yi=緯度
R1=個人生活健康リスク
R2=個人食事健康リスク
R3=個人運動健康リスク
R4=個人記録健康リスク
次に、制御部11は、kが記憶部15の分割エリア情報DB154のエリア数以下であるか否かを判断する(ステップS68)。
kがエリア数より大きい場合には(ステップS68;NO)、制御部11は、iに1を加算し(ステップS65)、ステップS62に戻る。
XSk=エリア起点経度
YSk=エリア起点緯度
XEk=エリア終点経度
YEk=エリア終点緯度
XiがXSk未満、XiがXEk以上、YiがYSk未満、又は、YiがYEk以上である場合(ステップS70;NO)、すなわち、利用者iの住所がエリアkに含まれない場合には、制御部11は、kに1を加算し(ステップS71)、ステップS68に戻る。つまり、別のエリアを処理対象として、処理が繰り返される。
利用者iの個人生活健康リスクR1が閾値A1未満である場合には(ステップS72;R1<A1)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの生活健康リスク累計小に1を加算する(ステップS73)。
ステップS72において、利用者iの個人生活健康リスクR1が閾値A1以上かつ閾値A2未満である場合には(ステップS72;A1≦R1<A2)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの生活健康リスク累計中に1を加算する(ステップS74)。
ステップS72において、利用者iの個人生活健康リスクR1が閾値A2以上である場合には(ステップS72;A2≦R1)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの生活健康リスク累計大に1を加算する(ステップS75)。
利用者iの個人食事健康リスクR2が閾値B1未満である場合には(ステップS76;R2<B1)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの食事健康リスク累計小に1を加算する(ステップS77)。
ステップS76において、利用者iの個人食事健康リスクR2が閾値B1以上かつ閾値B2未満である場合には(ステップS76;B1≦R2<B2)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの食事健康リスク累計中に1を加算する(ステップS78)。
ステップS76において、利用者iの個人食事健康リスクR2が閾値B2以上である場合には(ステップS76;B2≦R2)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの食事健康リスク累計大に1を加算する(ステップS79)。
利用者iの個人運動健康リスクR3が閾値C1未満である場合には(ステップS80;R3<C1)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの運動健康リスク累計小に1を加算する(ステップS81)。
ステップS80において、利用者iの個人運動健康リスクR3が閾値C1以上かつ閾値C2未満である場合には(ステップS80;C1≦R3<C2)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの運動健康リスク累計中に1を加算する(ステップS82)。
ステップS80において、利用者iの個人運動健康リスクR3が閾値C2以上である場合には(ステップS80;C2≦R3)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの運動健康リスク累計大に1を加算する(ステップS83)。
利用者iの個人記録健康リスクR4が閾値D1未満である場合には(ステップS84;R4<D1)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの記録健康リスク累計小に1を加算する(ステップS85)。
ステップS84において、利用者iの個人記録健康リスクR4が閾値D1以上かつ閾値D2未満である場合には(ステップS84;D1≦R4<D2)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの記録健康リスク累計中に1を加算する(ステップS86)。
ステップS84において、利用者iの個人記録健康リスクR4が閾値D2以上である場合には(ステップS84;D2≦R4)、制御部11は、分割エリア情報DB154のエリアkの記録健康リスク累計大に1を加算する(ステップS87)。
ステップS62において、iが利用者ID最終値より大きい場合(ステップS62;NO)、すなわち、全ての利用者について処理が終了した場合には、健康リスク累計処理が終了し、図21に戻る。
エリア生活健康リスク=生活健康リスク累計小×E1+生活健康リスク累計中×E2+生活健康リスク累計大×E3 (1)
エリア食事健康リスク=食事健康リスク累計小×E11+食事健康リスク累計中×E12+食事健康リスク累計大×E13 (2)
エリア運動健康リスク=運動健康リスク累計小×E21+運動健康リスク累計中×E22+運動健康リスク累計大×E23 (3)
エリア記録健康リスク=記録健康リスク累計小×E31+記録健康リスク累計中×E32+記録健康リスク累計大×E33 (4)
エリア総合健康リスク=エリア生活健康リスク+エリア食事健康リスク+エリア運動健康リスク+エリア記録健康リスク (5)
以上で、健康リスク算出処理が終了する。
図26は、自治体サーバー10により実行される健康イベント設定処理を示すフローチャートである。この処理は、自治体端末40からの操作に応じて健康イベントを設定する処理であって、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
自治体端末40の表示部43に表示される自治体のホーム画面には、イベント設定ボタンが含まれる。自治体職員は、操作部42からの操作により、イベント設定ボタンを押下する。本実施の形態では、イベント設定ボタンの押下が、各エリアのエリア健康リスクに対する公開要求に相当する。
図27(a)に、自治体端末40の表示部43に表示される地図形式のイベント設定画面432の例を示す。
地図形式のイベント設定画面432には、エリア選択領域101、施設選択領域104、表示対象健康リスク選択領域105、リスト表示ボタン106等が含まれる。
自治体職員は、各エリア102内の領域103A,103B,103C,103Dを確認することで、エリアごとのエリア健康リスクの程度を把握することができる。
リスト表示ボタン106は、リスト形式のイベント設定画面433(図28参照)に切り替えるためのボタンである。
エリア総合健康リスク欄111A、エリア生活健康リスク欄111B、エリア食事健康リスク欄111C、エリア運動健康リスク欄111D、エリア記録健康リスク欄111Eには、エリアごとのエリア健康リスクの程度(小・中・大)が識別可能に表示される。
エリア表示欄111Fには、該当するエリアの起点(エリア起点経度、エリア起点緯度)及び終点(エリア終点経度、エリア終点緯度)を示す情報が表示される。
地図表示ボタン112は、地図形式のイベント設定画面432(図27(a)参照)に切り替えるためのボタンである。
ここで、図29を参照して、イベント抽出処理について説明する。
選択エリアのエリア生活健康リスクが閾値A12以上である場合には(ステップS102;YES)、制御部11は、設定すべき健康イベントのジャンルとして、「エリア生活健康リスク」に対応付けられた「生活指導/メンタル相談」を抽出する(ステップS103)。
選択エリアのエリア食事健康リスクが閾値B12以上である場合には(ステップS104;YES)、制御部11は、設定すべき健康イベントのジャンルとして、「エリア食事健康リスク」に対応付けられた「食事指導」を抽出する(ステップS105)。
選択エリアのエリア運動健康リスクが閾値C12以上である場合には(ステップS106;YES)、制御部11は、設定すべき健康イベントのジャンルとして、「エリア運動健康リスク」に対応付けられた「健康体操/ウォーキング」を抽出する(ステップS107)。
選択エリアのエリア記録健康リスクが閾値D12以上である場合には(ステップS118;YES)、制御部11は、設定すべき健康イベントのジャンルとして、「エリア記録健康リスク」に対応付けられた「食生活改善指導」を抽出する(ステップS109)。
図30に、自治体端末40の表示部43に表示されるイベント詳細設定画面434の例を示す。
イベント詳細設定画面434には、エリア健康リスク表示領域121、コメント表示領域122、イベント選択チェックボックス123A,123B,123C、開催日時選択領域124、開催場所選択領域125、設定ボタン126、キャンセルボタン127が含まれる。
エリア健康リスク表示領域121には、選択エリアのエリア健康リスクの程度(小・中・大)が表示される。具体的には、選択エリアのエリア総合健康リスク、エリア生活健康リスク、エリア食事健康リスク、エリア運動健康リスク、エリア記録健康リスクのそれぞれについて、「健康リスク小」、「健康リスク中」、「健康リスク大」のいずれに分類されるかが表示される。
コメント表示領域122には、選択エリアに居住する住民の健康情報・医療情報ファイルの解析により得られたコメント(健康状態の特徴、傾向等)が表示される。
開催日時選択領域124は、イベント選択チェックボックス123A,123B,123Cにおいて実施することが選択された健康イベントについて、開催日時を選択するための領域である。
開催場所選択領域125は、イベント選択チェックボックス123A,123B,123Cにおいて実施することが選択された健康イベントについて、開催場所を選択するための領域である。開催場所選択領域125において、健康イベントの開催場所が選択されると、開催場所選択領域125の右側に、開催場所と選択エリアの中心位置との距離が表示される。
設定ボタン126は、イベント詳細設定画面434において入力された内容の設定を指示するためのボタンである。
キャンセルボタン127は、イベント詳細設定画面434における設定のキャンセルを指示するためのボタンである。
自治体職員は、操作部42からの操作により、実施する健康イベント、イベントの開催日時、開催場所を選択する。
次に、制御部11は、新たに設定された健康イベントのイベント情報を、記憶部15のイベントDB156に保存する(ステップS100)。具体的には、制御部11は、新たなイベント情報として、開催エリア(選択エリア)、健康イベント名、開催日時、開催場所をイベントDB156に追加し、イベント数に1を加算する。
以上で、健康イベント設定処理が終了する。
また、健康情報のみに基づいて個人健康リスク及びエリア健康リスクを算出することとしてもよいし、医療情報のみに基づいて個人健康リスク及びエリア健康リスクを算出することとしてもよい。
11 制御部
12 通信部
14 計時部
15 記憶部
20 住民端末
30 医療機関端末
40 自治体端末
50 地図情報提供装置
100 健康情報管理システム
151 利用者DB
152 施設位置DB
153 自治体領域情報DB
154 分割エリア情報DB
155 閾値DB
156 イベントDB
157 ファイル格納部
N 通信ネットワーク
Claims (6)
- 管理対象者により使用される管理対象者端末と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された健康情報管理サーバーであって、
当該健康情報管理サーバーにおけるデータを管理するための管理端末と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続され、
前記管理対象者端末から管理対象者の健康に関する健康情報を取得する健康情報取得手段と、
前記健康情報を当該健康情報に係る管理対象者と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記管理対象者のそれぞれについて、当該管理対象者に対応する健康情報を解析して、当該管理対象者の個人健康リスクを算出する個人健康リスク算出手段と、
前記管理対象者のそれぞれについて算出された個人健康リスク及び前記管理対象者のそれぞれの居住位置に基づいて、予め設定された複数のエリアごとにエリア健康リスクを算出するエリア健康リスク算出手段と、
前記エリアごとに算出されたエリア健康リスクの程度を、前記複数のエリアを含む地図上の該当するエリアに重ね合わせて、前記管理端末に表示させることで、前記管理端末から閲覧可能に公開する公開手段と、
を備え、
前記個人健康リスク算出手段は、各管理対象者の個人健康リスクを複数の種類ごとに算出し、
前記エリア健康リスク算出手段は、各エリアのエリア健康リスクを前記複数の種類ごとに算出し、
前記公開手段は、前記地図上の各エリアを、前記エリア健康リスクの種類に応じた領域に分割し、分割された各領域に前記複数の種類ごとのエリア健康リスクの程度を割り当てて表示させる健康情報管理サーバー。 - 前記複数の種類のエリア健康リスクのそれぞれに対して、予め健康イベントのジャンルが対応付けられており、
前記複数のエリアのうち選択されたエリアの前記複数の種類ごとのエリア健康リスクが所定の程度以上であるか否かを判断し、当該所定の程度以上の種類のエリア健康リスクに対応付けられた健康イベントのジャンルを抽出する抽出手段を備える請求項1に記載の健康情報管理サーバー。 - 前記健康情報は、活動記録、バイタルデータ、食事記録又は服薬情報を含む請求項1又は2に記載の健康情報管理サーバー。
- 医療機関において使用される医療機関端末と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続され、
前記医療機関端末から管理対象者の医療情報を取得する医療情報取得手段を備え、
前記記憶制御手段は、前記医療情報を当該医療情報に係る管理対象者と対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記個人健康リスク算出手段は、前記管理対象者のそれぞれについて、当該管理対象者に対応する健康情報及び医療情報を解析して、当該管理対象者の個人健康リスクを算出する請求項1から3のいずれか一項に記載の健康情報管理サーバー。 - 前記医療情報は、診療情報、傷病情報、処方情報又は検査結果を含む請求項4に記載の健康情報管理サーバー。
- 管理対象者により使用される管理対象者端末と健康情報管理サーバーとが通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された健康情報管理システムであって、
前記健康情報管理サーバーは、
前記健康情報管理サーバーにおけるデータを管理するための管理端末と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続され、
前記管理対象者端末から管理対象者の健康に関する健康情報を取得する健康情報取得手段と、
前記健康情報を当該健康情報に係る管理対象者と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記管理対象者のそれぞれについて、当該管理対象者に対応する健康情報を解析して、当該管理対象者の個人健康リスクを算出する個人健康リスク算出手段と、
前記管理対象者のそれぞれについて算出された個人健康リスク及び前記管理対象者のそれぞれの居住位置に基づいて、予め設定された複数のエリアごとにエリア健康リスクを算出するエリア健康リスク算出手段と、
前記エリアごとに算出されたエリア健康リスクの程度を、前記複数のエリアを含む地図上の該当するエリアに重ね合わせて、前記管理端末に表示させることで、前記管理端末から閲覧可能に公開する公開手段と、
を備え、
前記個人健康リスク算出手段は、各管理対象者の個人健康リスクを複数の種類ごとに算出し、
前記エリア健康リスク算出手段は、各エリアのエリア健康リスクを前記複数の種類ごとに算出し、
前記公開手段は、前記地図上の各エリアを、前記エリア健康リスクの種類に応じた領域に分割し、分割された各領域に前記複数の種類ごとのエリア健康リスクの程度を割り当てて表示させる健康情報管理システム。
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