JP2012165492A - ダブルフォワード型dc/dcコンバータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トランス41,42の1次側にトランス63が挿入されているので、NMOS31,32,33,34がターンオンしても、瞬時的には入力電圧Vinは、トランス63に印加され、トランス41,42の1次巻線41a,42aには電圧が発生しない。そのため、還流ダイオード55にも電圧は印加されない。還流ダイオード55に流れている回生電流I55は、出力電流Ioから0Aに向かって徐々に減少し、トランス41,42の両電極間に電圧が発生する。この電圧は、トランス63の励磁インダクタンス63cと、キャパシタンス56の値C56がトランス41,42の1次側に変換された値を有するキャパシタンスと、で共振を起こすため、単位時間当たりの電圧の変化(dV/dt)が緩やかになり、還流ダイオード55のリカバリーが発生し難くなる。
【選択図】図1
Description
(A) 第1、第2、第3、第4のスイッチング素子は、トランスの作用により、ゼロ電流スイッチング(電流がゼロの状態でターンオン・オフすること、Zero-current Switching、以下「ZCS」という。)動作の他に、ゼロ電圧スイッチング(電圧がゼロの状態でターンオン・オフすること、Zero-Voltage Switching、以下「ZVS」という。)動作も行うため、スイッチング損失が少なく、高効率になる。
図2は、本発明の実施例1におけるダブルフォワード型DC/DCコンバータの基本回路を説明するための参考例の回路図である。
図3は、図2のダブルフォワード型DC/DCコンバータにおける駆動方法と主な動作波形を示す図である。図3の横軸は時刻t1〜t8,・・・、縦軸はそれぞれの電流値及び電圧値である。
I31max=(Io/n)+Vin/√(L43/C56/n2)
但し、n=各トランス41,42の巻数比(N1/N2)
L43;インダクタンス43の値
C56;キャパシタンス56の値
となる。従って、高電圧出力時のようにトランス41,42の巻数比nが小さい時や、キャパシタンス56の値C56が大きい時に、無効電流が増えてDC/DC変換効率が低下するため、注意しなければならない。又、2次側の還流ダイオード55には、回生電流I55が緩やかに減少し、0Aになってから電圧V55も緩やかに印加されるため、リカバリー電流が発生し難くなる。
本参考例のダブルフォワード型DC/DCコンバータによれば、還流ダイオード55のリカバリー電流による損失の影響を少なくすることができる。更に、NMOS31,32,33,34においてZVS動作が行われるので、NMOS31,32,33,34のスイッチング損失及びサージを低減できる。
図1は、本発明の実施例1におけるダブルフォワード型DC/DCコンバータを示す回路図であり、参考例を示す図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図4は、図1のダブルフォワード型DC/DCコンバータにおける定格出力時の主な動作波形を示す図である。図4の横軸は時刻t0〜t17,・・・、縦軸は電流値及び電圧値である。
図5−1は、図4の動作モード1の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
図5−2は、図4の動作モード2の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
Vin(t2−t1)/L63c
但し、Vin(t2−t1);時刻t1〜t2間の入力電圧
L63c;励磁インダクタンス63cの値
の関係で上昇し、時刻t2になると、2次側のインダクタンス57に流れている出力電流Ioの1次側換算値に達する。従って、トランス41の1次巻線41aには、トランス63の励磁インダクタンス63cと同等の電流が流れ(励磁インダクタンス41cの励磁電流I41cは一定のまま)、2次巻線41bに、巻数比n(=N1/N2)に対応した矢印方向の誘導電流が流れる。この誘導電流により、整流ダイオード51を流れる電流I51が上昇し、還流ダイオード55を流れる回生電流I55が減少する。インダクタンス57を流れる電流I57(=出力電流Io)は、
I51+I55=I57(=Io)
となり、時刻t2で、電流I51=Ioになる。
図5−3は、図4の動作モード3の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
Id31(t3)
=Id31(t2)+Vin/√{L63c/N2(C56+C54a)}
但し、Id31(t3);時刻t3の時のNMOS31のドレイン電流
Id31(t2);時刻t2の時のNMOS31のドレイン電流
L63c;励磁インダクタンス63cの値
C56;キャパシタンス56の値
C54a;キャパシタンス54aの値
で求められる。そのため、高電圧出力(巻数比N2/N1>1)やキャパシタンス56が大きい時には、NMOS31,32の破壊のおそれがあるので、設計時に注意を要する。
図5−4は、図4の動作モード4の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
図5−5は、図4の動作モード5の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
fr2=1/2π√{(L42c+L63b)2Coss}
但し、L42c;トランス42の励磁インダクタンス42cの値
L63b;トランス63の2次巻線63bのインダクタンス値
Coss;各寄生キャパシタンス33b,34bの値
で求められる。
図5−6は、図4の動作モード6の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
図5−7は、図4の動作モード7の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
図5−8は、図4の動作モード8の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
図5−9は、図4の動作モード9の動作を示す図1の回路図であり、電流経路が太い実線で示されている。
本実施例1によれば、図2の参考例に比べて、次の(a)〜(g)のような効果がある。
図6は、本発明の実施例2におけるダブルフォワード型DC/DCコンバータを示す回路図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のダブルフォワード型DC/DCコンバータでは、実施例1とほぼ同様の動作を行う。
本実施例2によれば、実施例1と同様の効果があり、さらに、次のような効果がある。
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)〜(iii)のようなものがある。
35,36,37,38 リセットダイオード
41,42,63 トランス
45,46,47,48 クランプダイオード
51,52 整流ダイオード
55 還流ダイオード
56,56−1,56−2,58 キャパシタンス
57 インダクタンス
Claims (7)
- 直流電源に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、第1の1次巻線及び第1の2次巻線を有する第1の変圧器の前記第1の1次巻線と、が直列に接続された第1のスイッチング回路と、
前記直流電源に接続された第3及び第4のスイッチング素子と、第2の1次巻線及び第2の2次巻線を有する第2の変圧器の前記第2の1次巻線と、が直列に接続された第2のスイッチング回路と、
前記第1及び第2の2次巻線の出力電流をそれぞれ整流且つ平滑して、並列接続された出力端子から直流電力を出力する整流回路と、
前記整流回路に対して並列且つ逆方向に接続された還流ダイオードと、
巻き始める方向が逆になった第3の1次巻線及び第3の2次巻線を有し、前記第3の1次巻線が前記第1の1次巻線に直列に接続され、前記第3の2次巻線が前記第2の1次巻線に直列に接続された第3の変圧器と、
前記還流ダイオードに並列に接続されたキャパシタンスと、
を備えたことを特徴とするダブルフォワード型DC/DCコンバータ。 - 前記キャパシタンスは、前記還流ダイオードの寄生キャパシタンスで構成されていることを特徴とする請求項1記載のダブルフォワード型DC/DCコンバータ。
- 直流電源に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、第1の1次巻線及び第1の2次巻線を有する第1の変圧器の前記第1の1次巻線と、が直列に接続された第1のスイッチング回路と、
前記直流電源に接続された第3及び第4のスイッチング素子と、第2の1次巻線及び第2の2次巻線を有する第2の変圧器の前記第2の1次巻線と、が直列に接続された第2のスイッチング回路と、
前記第1及び第2の2次巻線の出力電流をそれぞれ整流且つ平滑して、並列接続された出力端子から直流電力を出力する整流回路と、
前記整流回路に対して並列且つ逆方向に接続された還流ダイオードと、
巻き始める方向が逆になった第3の1次巻線及び第3の2次巻線を有し、前記第3の1次巻線が前記第1の1次巻線に直列に接続され、前記第3の2次巻線が前記第2の1次巻線に直列に接続された第3の変圧器と、
前記第1の1次巻線に並列に接続された第1のキャパシタンスと、
前記第2の1次巻線に並列に接続された第2のキャパシタンスと、
を備えたことを特徴とするダブルフォワード型DC/DCコンバータ。 - 前記第1のキャパシタンスは、前記第1の変圧器の寄生キャパシタンスで構成され、
前記第2のキャパシタンスは、前記第2の変圧器の寄生キャパシタンスで構成されていることを特徴とする請求項3記載のダブルフォワード型DC/DCコンバータ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のダブルフォワード型DC/DCコンバータにおいて、更に、
直列に接続された前記第1のスイッチング素子及び前記第3の1次巻線に対して、並列に接続された第1のクランプダイオードと、
直列に接続された前記第1の1次巻線及び第2のスイッチング素子に対して、並列に接続された第2のクランプダイオードと、
直列に接続された前記第2のスイッチング素子及び前記第3の2次巻線に対して、並列に接続された第3のクランプダイオードと、
直列に接続された前記第3の1次巻線及び第4のスイッチング素子に対して、並列に接続された第4のクランプダイオードと、
を備えたことを特徴とするダブルフォワード型DC/DCコンバータ。 - 前記第1及び第2のスイッチング素子と前記第3及び第4のスイッチング素子とは、位相が180°ずれた状態でオン/オフ動作を繰り返す制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のダブルフォワード型DC/DCコンバータ。
- 前記第2及び第4のスイッチング素子は、オン幅固定の最大デューティで動作させ、前記第1及び第3のスイッチング素子は、パルス幅変調によりオン/オフ制御を行うことを特徴とする請求項6記載のダブルフォワード型DC/DCコンバータ。
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