JP2012164284A - 情報処理プログラム、及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】始期と終期とが定められている期間内に行われる作業に関連する文書について、当該期間との関係で、文書の時期情報を設定すること。
【解決手段】始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報を処理対象として、当該処理対象となった文書情報に含まれる、時期を表す第一時期情報と、文書情報の作成または変更された日時を表す第二時期情報とを取得する。そして始期と終期との間に第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、始期と終期との間に第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理プログラム、及び情報処理装置に関する。
ファイルの最終アクセス日または更新日または作成日の期間を設定する期間設定部と、ファイルの日付情報と期間設定部の設定期間とを比較する比較部とを設け、ファイルの日付情報と期間設定部の期間とを比較した結果、期間内であった場合には、そのファイルのファイル名、拡張子名、最終アクセス日、ファイル容量等のファイル情報を、文字色または背景色の変更表示・ボールド表示・下線付加表示などの強調表示する技術が特許文献1に開示されている。
特開2002−149298号公報
始期と終期とが定められている期間内に行われる作業に関連する文書について、当該期間との関係で、文書の時期情報を設定すること。
請求項1記載の発明は情報処理プログラムであって、コンピュータを、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報を処理対象として、当該処理対象となった文書情報に含まれる、時期を表す第一時期情報を抽出する抽出手段と、前記処理対象となった文書情報の作成または変更された日時を表す第二時期情報を取得する取得手段と、前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行する実行手段と、前記実行手段により選択された第一時期情報または第二時期情報のいずれかを、前記処理対象となった文書情報に関連する時期情報として記録する手段と、として機能させることとしたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報処理プログラムであって、前記実行手段では、さらに、前記始期と終期との間に前記第一時期情報と前記第二時期情報とが双方とも含まれない場合に、前記第一時期情報の表す時期と前記始期との時間差である第一時間差と、前記第二時期情報の表す時期と前記終期との時間差である第二時間差とを算出し、当該第一時間差が第二時間差より小さい場合に第一時期情報を選択し、第二時間差が第一時間差より小さい場合に第二時期情報を選択するようコンピュータを機能させることとしたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の情報処理プログラムであって、前記抽出手段では、前記処理対象となった文書情報から抽出した時期を表す情報が、時点を表す情報であるか、期間を表す情報であるかを判断し、当該判断の結果により、時点を表す情報か期間を表す情報かを区別する属性情報を生成し、前記実行手段は、第一時期情報に係る属性情報が、時点の情報であることを表すものである場合に、前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行することとしたものである。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理プログラムであって、前記実行手段は、前記処理対象となった文書情報の種別に関連して予め定められた順序で、前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを実行することとしたものである。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理プログラムであって、前記文書情報が退院時要約である場合に、前記期間の前記始期と終期とは、前記抽出手段により、当該退院時要約である文書情報から抽出されたものとしたものである。
請求項6記載の発明は、情報処理装置であって、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報を処理対象として、前記受入手段で受け入れた文書情報に含まれる、時期を表す第一時期情報を抽出する抽出手段と、前記処理対象となった文書情報の作成または変更された日時を表す第二時期情報を取得する取得手段と、前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行する実行手段と、前記実行手段により選択された第一時期情報または第二時期情報のいずれかを、前記処理対象となった文書情報に関連する時期情報として記録する手段と、を含むこととしたものである。
請求項1,6記載の発明によると、始期と終期とが定められている期間内に行われる作業に関連する文書情報について、当該期間との関係で、文書に関連する時期情報を設定できる。
請求項2記載の発明によると、始期と終期とが定められている期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、当該期間外の時期情報に係るものであっても、当該期間との関係で、文書に関連する時期情報を設定できる。
請求項3記載の発明によると、文書情報の内容によって、上記期間との関係で、文書情報に関連する時期情報を設定できる。
請求項4記載の発明によると、文書情報の種別によって、上記期間との関係での文書情報に関連する時期情報の設定方法を変化させることができる。
請求項5記載の発明によると、退院時要約から上記期間の情報を抽出し、医療に関係した文書情報において、当該期間との関係で、文書情報に関連する時期情報を設定できる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置の例に係る構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が管理する文書情報を保持するデータベースの内容例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の例を表す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が扱う文書情報の内容例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が扱うもう一つの文書情報の内容例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が扱うさらにもう一つの文書情報の内容例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置による時間属性を決定する処理の一例を表すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の時期情報を決定する処理の例を表すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の時期情報を決定する処理の変形例を表す部分的なフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置による文書情報の一覧の表示例を表す説明図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る情報処理装置10は、図1に例示するように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14とを含んで構成される。また、この情報処理装置10は、入力部15をさらに含んでもよい。
ここで制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等のプログラム制御デバイスであり、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作する。本実施の形態では、この制御部11は、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報を処理対象とし、当該処理対象となった文書情報に含まれる、時期を表す第一時期情報を抽出する。またこの制御部11は、処理対象となった文書情報の作成または変更された日時を表す第二時期情報を取得する。制御部11は、始期と終期との間に第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、始期と終期との間に第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行し、その結果選択された第一時期情報または第二時期情報のいずれかを、処理対象となった文書情報に関連する時期情報として記録する。この文書情報に関連する時期情報は、文書情報の一覧表示等、文書情報の管理に利用される。これらの制御部11の詳しい処理の内容については、後に詳しく述べる。
記憶部12は、メモリデバイスやディスクデバイス等であり、制御部11によって実行されるプログラムを保持する。このプログラムは、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)等のコンピュータ可読な記録媒体に格納された状態で提供され、この記憶部12に複写されたものであってもよい。また本実施の形態の記憶部12は、文書情報を保持するデータベースとしても機能している。この記憶部12に格納されるデータベースでは、複数の文書情報を互いにグループとして関連づけて保持している。具体的には図2に例示するように、各文書情報を識別する識別情報と、文書情報の属するグループを識別する文書群識別情報と、生成日時又は最後に変更された日時を表す時期情報と、文書情報の内容とが互いに関連づけて記憶部12に格納されている。
操作部13は、マウスやキーボード等であり、利用者の操作を受け入れて、当該操作の内容を制御部11に出力する。利用者は、この操作部13を操作して文書情報を入力し、記憶部12に格納させてもよい。表示部14は、ディスプレイ等であり、制御部11から入力される指示に従って情報を表示出力する。入力部15は、メモリカードリーダ等のコンピュータ可読な記録媒体から文書情報を読み出す手段や、スキャナ、ネットワークインタフェース等、文書情報の入力を受け入れ可能なものであり、受け入れた文書情報を制御部11に出力して記憶部12に格納させる。
次に制御部11の詳しい動作の内容について説明する。この制御部11は、記憶部12に格納されたプログラムに従い、操作部13または入力部15から文書情報を受け入れる。このとき制御部11は、入力部15がスキャナ等画像データを出力するものであるときには、当該画像データから光学的文字認識処理を行う等してテキストデータを得て、当該テキストデータを文書情報として受け入れてもよい。
制御部11は、文書情報を受け入れた日時を取得し(図示しないカレンダーIC(Integrated Circuit)等の計時手段から取得できる)、当該受け入れた文書情報に固有な識別情報を生成する。また、文書群識別情報を別途取得し、これらの識別情報並びに文書群識別情報と、時期情報と、文書情報の内容とを関連づけて、記憶部12のデータベースに追加する。ここで文書群識別情報の取得は、利用者が操作部13からキーボードなどを利用して入力することとしてもよいし、受け入れた文書情報のうちから予め定めた条件に合致する情報を抽出して、文書群識別情報としてもよい。一例として、文書情報が医療に関係する情報である場合、この文書群識別情報は、当該文書情報に含まれる患者名またはカルテの番号を表す情報等としてもよい。また時期情報は上記取得した日時情報を表すものとしておく(すなわちこの場合、時期情報は初期的には作成日時を表す情報となる)。
またこの制御部11は、利用者により操作部13から入力される指示に従い、記憶部12に格納されている文書情報の内容を変更する。このとき制御部11は、変更が行われた日時(変更日時)を表す時期情報を取得し、変更された文書情報に関連づけられている時期情報を、この取得した時期情報(変更日時)で置き換える。これによりデータベースには、文書情報の識別情報、文書群識別情報、変更日時を表す時期情報、及び変更後の文書情報の内容が互いに関連づけて記録されていることとなる。
制御部11は、さらに、記憶部12に格納されたプログラムを実行することにより、図3に例示するように、機能的に、文書入力部21と、時間表現抽出部22と、時間属性決定部23と、時間内容リスト生成部24と、ファイルイベント日時情報取得部25と、日時情報選択部26とを含むものとして動作する。
ここで文書入力部21は、記憶部12に格納されたデータベースに保持されている文書情報の一つを処理対象として取得する。なお、以下の説明では、記憶部12のデータベースに保持される文書情報の例として、病院に入院してから退院するまでの経過や治療の概要を記載した「退院時要約(以下、慣用語に従い「退院時サマリ」と呼ぶ)」と、医師が他病院に対し、自分の患者の診察・治療を依頼する「紹介状」と、患者が手術を受けることを同意する旨を記載した「手術同意書」とが含まれるものとする。
これら「紹介状」、「手術同意書」、並びに「退院時サマリ」は、期間の始期である入院時と、期間の終期に相当する退院時とにより規定される期間(入院期間)内に行われる作業(手術等の治療)に関連する文書情報の例となる。尤も、本発明における始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報としては、これら退院時サマリ等に限るものではない。
また上述の退院時サマリの書式は特に定められているものではないが、少なくとも入院期間を表す情報として、入院日時と退院日時とが含まれる。退院時サマリは、具体的には図4に例示するようなものとなる。この退院時サマリには、複数の日時情報(「Y年M月D日」ないし「M月D日」といった情報)が、上述の入院日時と退院日時との情報を含めて、複数含まれる。また、紹介状は図5に例示するように、紹介の日時を表す記述を含むのが一般的である。さらに手術同意書には、図6に例示する通り、手術同意書に署名した日時が含まれる。
時間表現抽出部22は、文書入力部21が取得した処理対象の文書情報に含まれている日時情報を抽出する。文字列情報(テキストデータ)中に出現する日時情報を抽出する方法としては、Eiji Aramaki, Yasuhide Miura, Masatsugu Tonoike, Tomoko Ohkuma, Hiroshi Masuichi, Kazuhiko Ohe: TEXT2TABLE: Medical Text Summarization System Based on Named Entity Recognition and Modality Identification, Proceedings of the Human Language Technology conference and the North American chapter of the Association for Computational Linguistics (HLT-NAACL2003) Workshop on BioNLP, pp.185-192, 2009等に開示された技術を用いればよい。図4に示された退院時サマリの例からは、この時間表現抽出部22は、「現病歴」の欄から2009/1/9、2009/1/27、2009/5、2009/5/13、2009/5/14の各日時情報を抽出する。また時間表現抽出部22は、「入院後経過」の欄から2009/5/31、2009/6/2〜6/7、2009/6/30、2009/7/13、2009/7/14の日時情報を抽出する。これら抽出された日時情報が、処理対象の文書情報に含まれる(つまり文書情報の内容である文字列情報に含まれる)、時期を表す第一時期情報に相当する。
時間属性決定部23は、処理対象の文書情報の種別に基づいて、文書情報の日時情報としてどのような日時情報を選択するかを表す時間属性情報を出力する。この時間属性決定部23の具体的な処理の内容は後に述べる。時間内容リスト生成部24は、時間属性決定部23が出力する時間属性情報を参照して、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報または、後に説明するファイルイベント日時情報取得部25により取得された第二時期情報を列挙した時間内容リストを生成して出力する。ファイルイベント日時情報取得部25は、文書情報に関連づけてデータベースに記録されている時期情報を、文書情報の生成日時または変更日時を表す第二時期情報として取得する。
日時情報選択部26は、時間内容リスト生成部24が生成した第一時期情報や第二時期情報を列挙した時間内容リストを受け入れ、また、時間属性決定部23が出力する情報を参照して、第一時期情報のいずれか、または第二時期情報を文書情報の日時情報として出力する。この日時情報選択部26の処理についても、後に述べる。
[時間内容リストの生成]
ここで時間属性決定部23と時間内容リスト生成部24とによって行われる具体的な処理例について述べる。この時間属性決定部23は、図7に例示するように、処理を開始すると、まず処理対象の文書情報が退院時サマリ等、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、当該始期と終期とを表す時期情報を含む文書情報であるか否かを調べる(S1)。
ここで処理対象となっている文書情報が、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、当該始期と終期とを表す時期情報を含むものであれば(Yesであれば)、時間属性決定部23は、時間属性情報として「期間」を表す情報を出力して(S2)、処理を終了する。
この処理S2では、時間内容リスト生成部24は、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報のうち、少なくとも期間(始期及び終期の双方を含む時間表現、例えば上述の例であれば、「入院後経過」の欄から抽出される「2009/6/2〜6/7」が相当する)を表す情報を列挙した時間内容リストを生成する。なお、時間内容リスト生成部24は、第一時期情報のうち期間を表す情報が含まれれば、第一時期情報に含まれる期間を表す情報ではない他の情報をさらに時間内容リストに含めてもよい。例えば、図4に例示した文書情報から時間内容リストを生成する時間内容リスト生成部24は、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報のうち、「入院後経過」欄から取り出した時期情報をすべて含む時間内容リストを生成してもよいし、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報をすべて含む時間内容リストを生成してもよい。このとき時間内容リスト生成部24は、処理対象となっている文書情報に関連する文書群識別情報を、データベースを参照して取得し、当該取得した文書群識別情報に関連づけて、この時間内容リストを、期間情報として記録する。さらにこのとき情報処理装置10は、この「期間」を表す情報を出力するときには、処理対象となっている文書情報に関連づけてデータベースに記録されている時期情報を、この文書情報に含まれる時期情報のうち、最も早い日時を表すものを始点とし、最も遅い日時を表すものを終点とした期間を表す時期情報(必ずしも「期間」として抽出された時期情報と同一とは限られない)に置き換えてもよい。
一方、処理S1において、処理対象の文書情報が、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、かつ、当該始期と終期とを表す時期情報を含む文書情報でなければ(Noであれば)、時間属性決定部23は、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報があるか否かを調べる(S3)。ここで時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報がなければ(Noであれば)、時間属性決定部23は、時間属性情報として「時点」を表す情報を出力して(S4)、処理を終了する。またこの処理S4において時間属性決定部23は、時間内容情報として第二時期情報を設定し、時間内容リスト生成部24が、空の時間内容リストを生成するようにしてもよい。また時間内容リスト生成部24は、処理S4において、時間内容情報を設定することなく、第二時期情報を含めた時間内容リストを生成してもよい。
さらに処理S3において、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報があれば(Yesならば)、時間属性決定部23は、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報が複数であるか否かを調べる(S5)。ここで、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報が複数であれば(Yesであれば)、時間属性決定部23は処理S2に移行して処理を続ける。また処理S5において、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報が複数でなければ(Noならば)、時間属性決定部23は、時間属性情報として「時点」を表す情報を出力して(S6)、処理を終了する。この処理S6では、時間内容リスト生成部24は、時間表現抽出部22が抽出した第一時期情報と、ファイルイベント日時情報取得部25が取得した第二時期情報とを含む時間内容リストを生成してもよい。
[時期情報の選択]
日時情報選択部26は、時間属性決定部23と時間内容リスト生成部24との処理が完了した時点など、予め定めた時点で、図8に例示する処理を行う。日時情報選択部26は、時間属性決定部23と時間内容リスト生成部24との処理が完了した時点に処理を行う場合は、当該時間属性決定部23や時間内容リスト生成部24が処理の対象とした文書情報を処理の対象とするとともに、当該文書情報の文書群識別情報を参照し、当該文書群識別情報と同じ文書群識別情報に関連づけられた他の文書情報をそれぞれ処理の対象として、以下の処理をそれぞれ処理の対象とした文書情報について行ってもよい。
具体的に日時情報選択部26は、時間内容情報が既に時間属性決定部23等により設定されているか否かを調べる(S10)。ここで時間内容情報が設定されていれば(Yesならば)、日時情報選択部26は、処理対象の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている時期情報を、当該設定された時間内容情報に含まれた時期情報で置き換えて設定するため、当該設定された時間内容に含まれた時期情報を選抜された時期情報として(S11)、後に説明する処理S18に移行する。また処理S10において時間内容情報が設定されていない場合(Noの場合)、日時情報選択部26は、時間内容リストを取得する(S12)。
既に述べたように、時間内容リストは、時間内容リスト生成部24により、
(1)処理対象の文書情報が当該始期と終期とを表す時期情報を含むならば、第一時期情報のうち、少なくとも期間を表す時期情報を含むものとなり(この場合は文書群識別情報に関連づけて期間情報として保持される)、
(2)処理対象の文書情報が当該始期と終期とを表す時期情報を含まず、かつ当該文書情報に時期情報が含まれない場合は、第二時期情報を含むものとなり(このときには、当該第二時期情報がそのまま時間内容情報として設定されてもよく、この場合は処理S11により処理を終了している)、さらに、
(3)処理対象の文書情報が当該始期と終期とを表す時期情報を含まず、かつ当該文書情報に複数の時期情報が含まれる場合は、第一時期情報のうち、少なくとも期間を表す時期情報を含むものとなり、
(4)処理対象の文書情報が当該始期と終期とを表す時期情報を含まず、かつ当該文書情報に複数の時期情報が含まれない場合(この場合、当該文書情報にはただ一つの時期情報が含まれていることとなる)は、第一時期情報と第二時期情報とを含むものとなる。
日時情報選択部26は、時間属性決定部23が出力した時間属性情報が「期間」であるか否かを調べ(S13)、「期間」であったならば(Yesならば)、処理を終了する。また、処理S13において「期間」でなかったならば(Noならば)、データベースを参照して処理対象の文書情報に関連する文書群識別情報を取得し、取得した文書群識別情報に関連づけられた期間情報を記憶部12から取り出す(S14)。
そして日時情報選択部26は、期間情報に含まれる時期情報から期間を表すものの抽出を試みる(始期、終期の取得;S15)。この処理S15において期間情報に期間を表す時期情報が含まれていなければ、日時情報選択部26は、期間情報に含まれる時期情報のうち、もっとも古い日時を表す期間情報と、最も新しい日時を表す期間情報とを抽出する。
以下、この処理S15にて期間を表す時期情報が抽出されたならば、当該時期情報の表す期間の始期をTold、期間の終期をTnewとする。また、処理S15にて期間情報に含まれる時期情報のうち、もっとも古い日時を表す期間情報と、最も新しい日時を表す期間情報とを抽出したならば、当該もっとも古い日時をTold、最も新しい日時をTnewとする。
日時情報選択部26は、次に、処理S12で取得した時間内容リストに含まれる時期情報のうち、Told≦T2≦Tnewとなっている第二時期情報T2の選抜を試みる(S16)。日時情報選択部26は、上記条件を満足する第二時期情報が一つ、選抜されたか否かを調べる(S17)。ここで時期情報が選抜されていれば(Yesならば)、日時情報選択部26は、処理対象の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている、管理のための時期情報を、当該選抜した時期情報で置き換えて(S18)、処理を終了する。なお、処理S16において第二時期情報T2が複数選抜された場合は、予め定めた条件(例えば、なるべく早いまたは遅い日時となっているとの条件)により第二時期情報T2の一つをさらに選抜する。
また処理S17において時期情報が選抜されていなければ(Noならば)、日時情報選択部26は、処理S12で取得した時間内容リストに含まれる時期情報のうち、Told≦T1≦Tnewとなっている第一時期情報T1の選抜を試みる(S19)。日時情報選択部26は、上記条件を満足する第一時期情報が一つ、選抜されたか否かを調べる(S20)。ここで時期情報が選抜されていれば(Yesならば)、日時情報選択部26は、処理S18に移行し、処理対象の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている時期情報を、当該選抜した時期情報で置き換えて処理を終了する。なお、処理S19において第一時期情報T1が複数選抜された場合は、予め定めた条件(例えばなるべく早いまたは遅い日時となっているとの条件)により第一時期情報T1の一つをさらに選抜する。
さらに処理S20において時期情報が選抜されていなければ(Noならば)、日時情報選択部26は、処理S12で取得した時間内容リストに含まれる時期情報のうち、第一時期情報T1と第二時期情報T2とを取り出す(S21)。ここで第一時期情報T1が複数あれば、より遅い日時を表す第一時期情報T1を一つだけ選ぶ。また第二時期情報T2が複数あれば、より早い日時を表す第二時期情報T2を一つだけ選ぶ。そして日時情報選択部26は、処理S21で取り出した第一時期情報T1と第二時期情報T2とを用い、第一時間差としてのT1−Toldの絶対値(|T1−Told|、なお、ここで|*|は、*の絶対値を表すものとする)と、第二時間差としてのTnew−T2の絶対値(|Tnew−T2|)とを算出して(S22)、これらを比較する(S23)。
この処理S23において、|T1−Told|<|Tnew−T2|であれば(図8にてYesであれば)、日時情報選択部26は、T1を選抜した時期情報として(S25)処理S18に移行し、処理対象の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている時期情報を、当該選抜した第一時期情報T1で置き換えて処理を終了する。
一方、この処理S23において、|T1−Told|<|Tnew−T2|でなければ(図8にてNoであれば)、日時情報選択部26は、T2を選抜した時期情報として(S24)処理S18に移行し、処理対象の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている時期情報を、当該選抜した第二時期情報T2で置き換えて処理を終了する。なお、処理S23の比較は、図8で例示した|T1−Told|<|Tnew−T2|とするのではなく、|T1−Told|≦|Tnew−T2|としてもよい。この処理S23以下の処理により、始期Toldと終期Tnewとの間に第一時期情報T1と第二時期情報T2とが双方とも含まれない場合に、第一時期情報の表す時期と始期との時間差である第一時間差と、第二時期情報の表す時期と終期との時間差である第二時間差とを算出し、当該第一時間差が第二時間差より小さい場合に第一時期情報を選択し、第二時間差が第一時間差より小さい場合に第二時期情報を選択する処理が行われる。
[実行順序]
また、この図8に示した日時情報選択部26の処理において、処理S16と処理S17とにより、時期情報が選抜されていない場合に処理S19,S20を実行することとしているが、この順序は逆順であってもよい。すなわち、日時情報選択部26は、処理S15の後、処理S12で取得した時間内容リストに含まれる時期情報のうち、Told≦T1≦Tnewとなっている第一時期情報T1の選抜を試み(S19)、上記条件を満足する第一時期情報が一つ、選抜されたか否かを調べ(S20)、ここで時期情報が選抜されていれば(Yesならば)処理S18に移行することとし、処理S20にて時期情報が選抜されていなければ(Noならば)処理S12で取得した時間内容リストに含まれる時期情報のうち、Told≦T2≦Tnewとなっている第二時期情報T2の選抜を試みる(S16)こととしてもよい。
この場合、処理S16を実行した後、日時情報選択部26は、上記条件を満足する第二時期情報が一つ、選抜されたか否かを調べる(S17)。ここで時期情報が選抜されていれば(Yesならば)、日時情報選択部26は、処理対象の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている管理のための時期情報を、当該選抜した時期情報で置き換えて(S18)、処理を終了する。さらに処理S17において時期情報が選抜されていなければ(Noならば)、日時情報選択部26は、処理S21に移行する。
さらに、処理S16,S17と、処理S19,20との実行順序は、処理対象となった文書情報の種別によって異ならせてもよい。具体的に日時情報選択部26は、処理S15までの間に、処理対象となった文書情報の種別を調べておく。ここで種別を調べる処理とは、予め定めた種別候補のいずれであるかを決定する処理でよい。一例として先に挙げたように、文書情報が「退院時サマリ」、「手術同意書」、「紹介状」のいずれかである場合、日時情報選択部26は、これらを種別候補として、処理対象の文書情報がこれらのいずれであるかを調べることとすればよい(S30)。そして種別ごとに予め定めた順序で、処理S16,S17と、処理S19,20とを実行する(図9)。図9は、図8の一部を置き換える部分的なフローチャート図である。
例えば、「退院時サマリ」、「手術同意書」の場合は、なるべく文書情報内に記述された日時を採用するべく、処理S19,20を先に実行し、「紹介状」の場合は、受け取って電子化した日時に近いものとなるよう、処理S16,17を先に実行するなどというように実行順序を予め定めておく。
[表示処理]
本実施の形態の制御部11は、さらに、データベース内に保持された文書情報の一覧を表示する処理を行う。この処理では制御部11は、記憶部12に格納されたデータベースを参照して、利用者によって指示された順序で文書情報の一覧を表示する。この順序は例えば、識別情報の順であってもよいし、文書群識別情報の順であってもよい。また時期情報の順であってもよい。
ここで制御部11は、文書群識別情報ごとに表示を行うようにしてもよい。一例として共通した文書群識別情報に関連づけられた各文書情報について、それぞれに関連する時期情報を参照し、次のような表示を行ってもよい。すなわち制御部11は、例えばアイコン表示手段として機能し、予め定めた軸方向に沿って、各文書情報に関連する時期情報の表す日時によって定められる位置(例えばより遅い日時ほどより右とするなど)に、各文書情報を表すアイコンを表示するようにしてもよい(図10)。
また制御部11は、期間情報が関連づけられている文書群識別情報の場合、または期間情報が抽出できる文書情報がある場合は、当該文書群識別情報に関連づけられた期間情報、または抽出した期間情報の表す期間を、アイコンとともに表示してもよい(図10、X)。この期間の表示は、図10に例示したように、期間の長さだけ軸方向に伸びる線分として表すことができる。
[動作例]
ここで図4から図6に例示した文書情報が入力される場合を例として、本実施の形態の情報処理装置10の動作例について説明する。一般的に、病院に関連する文書情報では、「紹介状」(図5)を受け入れた後、入院となり、「手術同意書」(図6)が作成され、退院時に「退院時サマリ」(図4)が作成される。
そこでまずは「紹介状」が入力される場合について説明する。利用者がスキャナ等で「紹介状」を入力すると、情報処理装置10はこれに対して光学的文字認識処理を行い、文字列情報を含む文書情報を生成する。
情報処理装置10は、文書情報を受け入れた日時を取得し、当該受け入れた文書情報に固有な識別情報を生成するとともに、文書群識別情報を生成する。ここでは文書群識別情報は、例えば患者名であるとする。そして情報処理装置10は、上記取得した日時を表す時期情報と、識別情報と、文書群識別情報と、文書情報とを関連づけてデータベースに保持する。
情報処理装置10は、ここで格納した文書情報を処理対象として次の処理を行う。すなわち、時間属性決定部23と時間内容リスト生成部24との処理として、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、当該始期と終期とを表す時期情報を含む文書情報であるか否かを調べる。ここでは処理対象の文書情報は「紹介状」であり始期と終期とを表す時期情報は含まれないので、この「紹介状」の文書情報に含まれる第一時期情報があるか否かを判断する(処理S3)。
「紹介状」には、紹介者である医師が紹介状を作成した日時が記述されており、この日時が文書情報から抽出されているので、時間属性情報として「時点」を表す情報が出力される。このとき、情報処理装置10は、第一時期情報と、データベースにおいて「紹介状」に関連づけられた時期情報である第二時期情報を含めた時間内容リストを生成する。
情報処理装置10は、引き続き日時情報選択部26としての処理を開始する。この時点では、この「紹介状」以外には、この「紹介状」と同じ文書群識別情報に関連づけられた文書情報はないので、情報処理装置10は、この「紹介状」のみを処理の対象とする。
情報処理装置10は、時間内容情報が既に時間属性決定部23等により設定されているか否かを調べるが、ここでは時間内容情報が設定されていないので、時間内容リストを取得する。ここでの時間内容リストは、処理対象の文書情報が当該始期と終期とを表す時期情報を含まず、かつ当該文書情報には時期情報が含まれない場合は、第二時期情報を含むものとなっている。
情報処理装置10は、時間属性情報が「期間」でないので、データベースを参照して処理対象の文書情報に関連する文書群識別情報を取得し、取得した文書群識別情報に関連づけられた期間情報を記憶部12から取り出すことを試みる。ここでは期間情報がないので、一旦処理を終了しておく。
その後、この患者についての「手術同意書」が入力されたときの処理について説明する。情報処理装置10は、文書情報を受け入れた日時を取得し、当該受け入れた文書情報に固有な識別情報を生成するとともに、文書群識別情報を生成する。ここでは文書群識別情報は、患者名であるとしているので、先の「紹介状」と同じものとなる。
そして情報処理装置10は、上記取得した日時を表す時期情報と、識別情報と、文書群識別情報と、文書情報とを関連づけてデータベースに保持する。
情報処理装置10は、ここで格納した文書情報を処理対象として次の処理を行う。すなわち、時間属性決定部23と時間内容リスト生成部24との処理として、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、当該始期と終期とを表す時期情報を含む文書情報であるか否かを調べる。ここでは処理対象の文書情報は「手術同意書」であり始期と終期とを表す時期情報は含まれないので、この「手術同意書」の文書情報に含まれる第一時期情報があるか否かを判断する(処理S3)。
「手術同意書」には、患者が手術に同意する意思表示をした日時が記述されており、この日時が文書情報から抽出されているので、時間属性情報として「時点」を表す情報が出力される。このとき、情報処理装置10は、第一時期情報と、データベースにおいて「手術同意書」に関連づけられた時期情報である第二時期情報を含めた時間内容リストを生成する。
情報処理装置10は、引き続き日時情報選択部26としての処理を開始する。この時点では、この「手術同意書」と同じ文書群識別情報に関連づけられた「紹介状」の文書情報があるので、これらについて処理を行う。
「紹介状」について、情報処理装置10は、時間内容情報が既に時間属性決定部23等により設定されているか否かを調べるが、ここでは時間内容情報が設定されていないので、時間内容リストを取得する。ここでの時間内容リストは、処理対象の文書情報が当該始期と終期とを表す時期情報を含まず、かつ当該文書情報には時期情報が含まれない場合は、第二時期情報を含むものとなっている。
情報処理装置10は、時間属性情報(前回の処理の時点で、文書情報に関連づけてデータベースに保持しておいても良いし、ここで改めて生成してもよい)が「期間」でないので、データベースを参照して処理対象の文書情報に関連する文書群識別情報を取得し、取得した文書群識別情報に関連づけられた期間情報を記憶部12から取り出すことを試みる。ここでは期間情報がないので、処理を終了する。
また「手術同意書」についても同様に、この「手術同意書」と同じ文書群識別情報に関連づけられた期間情報を記憶部12から取り出すことを試みるが、ここでは期間情報がないので、処理を終了する。
その後、「退院時サマリ」が作成されて入力されると、情報処理装置10は、文書情報を受け入れた日時を取得し、当該受け入れた文書情報に固有な識別情報を生成するとともに、文書群識別情報を生成する。ここでは文書群識別情報は、患者名であるとしているので、先の「紹介状」や「手術同意書」と同じものとなる。
そして情報処理装置10は、上記取得した日時を表す時期情報と、識別情報と、文書群識別情報と、文書情報とを関連づけてデータベースに保持する。情報処理装置10は、ここで格納した文書情報を処理対象として記憶部12に格納されたデータベースから取得し、次の処理を行う。
情報処理装置10は、処理対象の文書情報(ここでは「退院時サマリ」)が、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、当該始期と終期とを表す時期情報を含む文書情報であるか否かを調べる。すると、この処理対象となっている文書情報は、始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報であって、当該始期と終期とを表す時期情報を含むものであるので、時間属性情報として「期間」を表す情報を出力する。
このとき情報処理装置10は、退院時サマリから抽出した第一時期情報のうち、始期及び終期の双方を含む時間表現である期間を含んだ時間内容リストを生成する。図4に示した例であれば、「入院後経過」の欄から抽出される「2009/6/2〜6/7」が生成される時間内容リストに含まれる。情報処理装置10は、処理対象となっている文書情報に関連する文書群識別情報を、データベースを参照して取得し、当該取得した文書群識別情報に関連づけて、この時間内容リストを、期間情報として記録する。さらに、情報処理装置10は、この退院時サマリから抽出した第一時期情報のうち最も早い日時を表す情報(図4の例では2009/1/9)を始点とし、最も遅い日時を表す情報(図4の例では2009/7/14)を終点とする期間を表す時期情報で、データベースにおいて当該「退院時サマリ」の文書情報に関連づけられている時期情報を置き換える。
次に情報処理装置10は、続けて出力した時間属性情報が「期間」であるか否かを調べる。ここでは、「期間」であるのでそのまま処理を終了する。またこの時点では、この「退院時サマリ」と同じ文書群識別情報に関連づけられた「手術同意書」と「紹介状」との文書情報がデータベースに記録されているので、これらについても次のように処理を行う。
すなわち「紹介状」について、情報処理装置10は、時間内容情報が既に時間属性決定部23等により設定されているか否かを調べるが、ここでは時間内容情報が設定されていないので、時間内容リストを取得する。ここでの時間内容リストは、処理対象の文書情報が当該始期と終期とを表す時期情報を含まず、かつ当該文書情報には時期情報が含まれない場合は、第二時期情報を含むものとなっている。
情報処理装置10は、時間属性情報(前回の処理の時点で、文書情報に関連づけてデータベースに保持しておいても良いし、ここで改めて生成してもよい)が「期間」でないので、データベースを参照して処理対象の文書情報に関連する文書群識別情報を取得し、取得した文書群識別情報に関連づけられた期間情報を記憶部12から取り出すことを試みる。ここでは退院時サマリから抽出された期間情報があるため、当該期間情報に含まれる時期情報のうち、もっとも古い日時を表す期間情報と、最も新しい日時を表す期間情報とを抽出する。そして図4の例においては、時期情報の表す期間の始期Toldが2009/6/2、期間の終期Tnewが2009/6/7となる。
次に、処理対象の文書情報が「紹介状」であるので、受け取って電子化した日時に近いものとなるよう、この「紹介状」に係る時間内容リストに含まれる時期情報のうち、Told≦T2≦Tnewとなっている第二時期情報T2の選抜を試みる。仮に「紹介状」が2009/5/1にデータベースに格納されたとすると、このT2は2009/5/1となる。この場合、Told≦T2≦Tnewではないので、この条件を満足する第二時期情報が選抜されないこととなる。そこで情報処理装置10は、「紹介状」に係る時間内容リストに含まれる時期情報からTold≦T1≦Tnewとなっている第一時期情報T1の選抜を試みる。ここで第一時期情報T1は図5に記載した紹介状の2009/4/2であるので、これもまたTold≦T1≦Tnewとはならず、時期情報が選抜されないので、上記第一時期情報T1(2009/4/2)と第二時期情報T2(2009/5/1)とを取り出し、第一時間差としてのT1−Toldの絶対値(|T1−Told|=61日)と、第二時間差としてのTnew−T2の絶対値(|Tnew−T2|=37日)とを算出して、これらを比較する。
情報処理装置10は、|T1−Told|<|Tnew−T2|でないので、このT2を選抜した時期情報として、処理対象の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている時期情報を、当該選抜した第一時期情報T2で置き換える。これにより「紹介状」の文書情報に関連づけられる時期情報が、2009/5/1と設定される(この例では変化しない)。
また「手術同意書」について、情報処理装置10は、当該「手術同意書」に記載された第一時期情報と、データベースにおいて「手術同意書」に関連づけられた時期情報である第二時期情報を含めた時間内容リストが生成される。ここでは「手術同意書」は2009/6/2に署名されたが、読み取られたのは入院後の2009/6/3であったとする。
この「手術同意書」の場合も、情報処理装置10は、時間属性情報(前回の処理の時点で、文書情報に関連づけてデータベースに保持しておいても良いし、ここで改めて生成してもよい)が「期間」でないので、データベースを参照して処理対象の文書情報に関連する文書群識別情報を取得し、取得した文書群識別情報に関連づけられた期間情報を記憶部12から取り出すことを試みる。ここでは退院時サマリから抽出された期間情報があるため、当該期間情報に含まれる時期情報のうち、もっとも古い日時を表す期間情報と、最も新しい日時を表す期間情報とを抽出する。そして図4の例においては、時期情報の表す期間の始期Toldが2009/6/2、期間の終期Tnewが2009/6/7となる。
次に、今回は処理対象の文書情報が「手術同意書」であるので、なるべく文書情報内に記述された日時を採用するべく、情報処理装置10は、まず「手術同意書」に係る時間内容リストに含まれる時期情報からTold≦T1≦Tnewとなっている第一時期情報T1の選抜を試みる。ここで第一時期情報T1は図6に記載した紹介状の2009/6/2であり、Told≦T1≦Tnewの条件を満足する第一時期情報が選抜されたこととなる。
そこで情報処理装置10は、処理対象の「手術同意書」の文書情報に関連づけてデータベースに保持されている時期情報を、ここで選抜した時期情報2009/6/2で置き換える。これにより、もとは生成日時であって2009/6/3から、実際に手術同意書に署名された2009/6/2に日時情報が変更される。
次に、情報処理装置10による、データベース内の文章情報の一覧を表示する処理について説明する。情報処理装置10は、データベースに格納された文書情報について、それぞれの文書群識別情報ごとに次のように表示処理を行う。
すなわち共通した文書群識別情報に関連づけられた各文書情報について、それぞれに関連する時期情報を参照する。上記の例であれば、共通する文書群識別情報に関連し、管理のための時期情報2009/5/1に関連づけられた「紹介状」、管理のための時期情報2009/6/2に関連づけられた「手術同意書」、並びに、管理のための、期間を表す時期情報2009/1/9-7/14に関連づけられた「退院時サマリ」を参照する。
そして、情報処理装置10は、予め定めた軸方向(以下では横軸方向とする)に沿って、これらの各文書情報に関連する、管理のための時期情報の表す日時によって定められる位置(ここでは遅い日時ほどより右とする)に、各文書情報を表すアイコンを表示する(図10)。
ここで期間を表す時期情報が関連づけられている「退院時サマリ」については、当該期間を表す画像をアイコンとともに表示している(図10、Y)。なお、この画像に代えて、アイコンそのものを軸方向に拡大・縮小して、当該期間を表すこととしてもよい。
本実施の形態によると、始期と終期とが定められている期間内に行われる作業に関連する文書について、当該期間との関係で、文書の日時情報が設定される。
10 情報処理装置、11 制御部、12 記憶部、13 操作部、14 表示部、21 文書入力部、22 時間表現抽出部、23 時間属性決定部、24 時間内容リスト生成部、25 ファイルイベント日時情報取得部、26 日時情報選択部。

Claims (6)

  1. コンピュータを、
    始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報を処理対象として、当該処理対象となった文書情報に含まれる、時期を表す第一時期情報を抽出する抽出手段と、
    前記処理対象となった文書情報の作成または変更された日時を表す第二時期情報を取得する取得手段と、
    前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行する実行手段と、
    前記実行手段により選択された第一時期情報または第二時期情報のいずれかを、前記処理対象となった文書情報に関連する時期情報として記録する手段と、
    として機能させる情報処理プログラム。
  2. 前記実行手段では、さらに、前記始期と終期との間に前記第一時期情報と前記第二時期情報とが双方とも含まれない場合に、前記第一時期情報の表す時期と前記始期との時間差である第一時間差と、前記第二時期情報の表す時期と前記終期との時間差である第二時間差とを算出し、当該第一時間差が第二時間差より小さい場合に第一時期情報を選択し、第二時間差が第一時間差より小さい場合に第二時期情報を選択するようコンピュータを機能させる
    請求項1記載の情報処理プログラム。
  3. 前記抽出手段では、前記処理対象となった文書情報から抽出した時期を表す情報が、時点を表す情報であるか、期間を表す情報であるかを判断し、当該判断の結果により、時点を表す情報か期間を表す情報かを区別する属性情報を生成し、
    前記実行手段は、第一時期情報に係る属性情報が、時点の情報であることを表すものである場合に、前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行する
    請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記実行手段は、前記処理対象となった文書情報の種別に関連して予め定められた順序で、前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを実行する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記文書情報が退院時要約である場合に、前記期間の前記始期と終期とは、前記抽出手段により、当該退院時要約である文書情報から抽出されたものである請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  6. 始期と終期とが定められた期間内に行われる作業に関連する文書情報を処理対象として、前記受入手段で受け入れた文書情報に含まれる、時期を表す第一時期情報を抽出する抽出手段と、
    前記処理対象となった文書情報の作成または変更された日時を表す第二時期情報を取得する取得手段と、
    前記始期と終期との間に前記第一時期情報が含まれる場合には第一時期情報を選択する処理と、前記始期と終期との間に前記第二時期情報が含まれる場合には第二時期情報を選択する処理とを、予め定められた順序で実行する実行手段と、
    前記実行手段により選択された第一時期情報または第二時期情報のいずれかを、前記処理対象となった文書情報に関連する時期情報として記録する手段と、
    を含む情報処理装置。
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