JP2012162975A - シャッタを有するクラムシェル型グラブバケット - Google Patents

シャッタを有するクラムシェル型グラブバケット Download PDF

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Abstract

【課題】クローズ型のバケットを有するクラムシェルグラブより速い縦移動速度を実現する一方、従来のオープン型バケットを有するクラムシェルグラブよりも掘削量の多い、バケット付きクラムシェルグラブを提供する。
【解決手段】クラムシェル型グラブバケット10がさらに開口が開くオープン位置と、開口がシャッタで閉じられるクローズ位置とを取る少なくとも一つのシャッタ42、44を有し、これによりバケット16,18の垂直移動速度を向上させつつ掘削量も増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、地面を掘削する機械の分野に関し、より詳細には、クラムシェルグラブ型掘削機械に関する。
クラムシェルグラブ、別名クラムシェルバケットは、一般的に、例えば成形された又はプレハブの壁面を地中に形成するために使われる。これらはまた、シーリングスクリーンやグラウンディングバーを形成するのにも使われる。
クラムシェルグラブは、一般的に、二つのバケット(スクープともいう)が回転可能に取り付けられたフレームを有し、これらのバケットは垂直面について対称に配置されている。各バケットは、一般的に、窪みを形成するように凹型の後壁の両側に延びる、二面の側壁からなる。前記バケットは、クラムシェルグラブを開閉するようにアクチュエータまたはケーブルによって駆動されるピボットアームによって、回転可能に設けられている。クラムシェルグラブは、ケリーバーやサポートケーブルなどのサポート手段の下端に固定することで、車両に搭載される。溝を形成する際、まず、クラムシェルグラブを、掘削を行うべく地中に下ろす前に開ける。次に、クラムシェルグラブを閉じることで土を崩し、二つのバケットの間に掘削された土を保持する。続いて、クラムシェルグラブを持ち上げて掘削した地面から離す。このようなクラムシェルグラブの一例を、米国特許第6446364号が開示している。
ここで、掘削作業は、掘削泥、例えばベントナイト泥又はセメントベントナイトのスラリーの注入を伴ってもよい。この泥によって溝を支えてその崩壊を防ぐ。
現状では、クラムシェルグラブのバケットには、クローズ型バケットとオープン型バケットとがある。オープン型バケットとクローズ型バケットとは、クラムシェルグラブが溝に下ろされる際に掘削泥が自由に通過可能な大きな開口又は通路をオープン型バケットが有している点で、相違する。
オープン型バケットを有するクラムシェルグラブの利点は、溝内でのグラブのピストン効果を減少させつつ、クローズ型バケットを有するクラムシェルグラブに比べて垂直方向の移動(アップダウン)のスピードが速い点である。しかし、所与の寸法では、オープン型バケットを有するクラムシェルグラブは、クローズ型バケットを有するクラムシェルグラブに比べて保持できる掘削土の量が少ないという問題を有する。
これは、クラムシェルグラブが閉じている際に掘削土が開口を通じてバケットから流れ出てしまいやすいことが理由である。
本発明の目的は、クローズ型のバケットを有するクラムシェルグラブより速い縦移動速度を実現する一方、従来のオープン型バケットを有するクラムシェルグラブよりも掘削量の多い、バケット付きクラムシェルグラブを提供することである。
この目的は、クラムシェルグラブのバケットであって、凹型の後壁の両側から垂直に延びる二つの側壁を有し、後壁は少なくとも一つの開口を有し、開口が開くオープン位置と、開口がシャッタで閉じられるクローズ位置とを取る少なくとも一つのシャッタをさらに有するクラムシェル型グラブバケットによって達成される。
よって、バケットはシャッタがオープン位置のときにオープン状態となり、シャッタがクローズ位置にあるときにクローズ状態となる。換言すれば、バケットはその外観が可変である。
このようなバケットが取り付けられたクラムシェルグラブが下降している間には、各バケットのシャッタはオープン位置を取るので、掘削泥が開口を通じて簡単に流れこむ。
クラムシェルグラブが溝の底に達すると、各バケットのシャッタがクローズ位置となり、開口が閉じられる。続いてまたは同時に、バケットが回転してクラムシェルグラブが閉じる。開口が閉じられているので、掘削土がバケットから流れ出ることはない。よって、このクラムシェルグラブはバケットがクローズ型のクラムシェルグラブよりも多い量の土を掘削することができる。クラムシェルグラブの容量増加によって、クラムシェルグラブの上下動の回数を減らすことができる。換言すれば、本発明により、溝の形成のスピードが飛躍的に向上する。
さらに、バケットの後壁にはその側壁と垂直な切削端が設けられており、開口は好ましくは後壁の切削端から離れた端部に設けられている。開口をこのように構成することにより、クラムシェルグラブの下降時の掘削泥の流れを改善することができる。切削端は上記のように後壁の開口から離れた端部に設けられている。一般的に、切削端は歯を有している。
また、後壁には前記少なくとも一つの開口と切削端との間に穴が設けられていてもよい。このような穴が設けられている場合、その寸法は前記開口の寸法よりも格段に小さい。この構成により、クラムシェルグラブが上昇中にバケットから掘削泥が流れ出やすくなる。
好適には、開口の長さは二つの側壁の間の距離に略相当し、開口の幅は前記後壁の長さの1/6から1/3の範囲内である。この構成により、クラムシェルグラブの下降時に掘削泥は広い流路を通じて流れ、バケットの機械的強度を過度に弱めることがない。
好適な実施形態において、シャッタはバケットに回転可能に固定されている。これにより、シャッタは後壁に形成された開口を閉じる回転フラップとして機能する。
好ましくは、シャッタは、追加のモータやジャッキなどの追加アクチュエータなしで作動する。例えば、シャッタは、少なくとも一つのフランジを有する本体を有し、このフランジは本体と直角に延びており、クラムシェルグラブのアームに固定されたスタッドを受け入れる湾曲長スロットを有している。本発明のバケットの回転により、スタッドはバケットに対して移動する。スタッドを長スロットが収容していることで、スタッドの移動によってシャッタがピボット軸を中心に回転し、シャッタが開閉される。
この連結構成によって、専用のモータ手段を設けることなくアクチュエータを駆動することができ、開口を閉じる機構の信頼性を高めることができる。しかしながら、シャッタの動作を、バケットまたはクラムシェルグラブに適宜設けられた電気モータ、ジャッキ、その他同等のアクチュエータによって制御してもよい。
本発明において、クラムシェルグラブは上記の少なくとも一つのバケットと、バケットのシャッタをオープン位置とクローズ位置との間で移動させる手段とを共に有している。
好適な実施形態では、シャッタはバケットに回転可能に固定され、クラムシェルグラブはシャッタをオープン位置とクローズ位置との間で回転させる手段を有する。
一例として、クラムシェルグラブは、フレームと、シャッタと協働する少なくとも一つのアームとを有し、アームはバケットに回転可能に固定された第1端部とフレームに回転可能に固定された第2端部とを有し、バケットはオープン状態とクローズ状態とをとり、シャッタはバケットがオープン状態のときにオープン位置にあり、バケットがクローズ状態のときにクローズ位置にある。
好適には、シャッタを回転させる手段は上記アームを有し、アームの動作によってバケットとシャッタとが同時に回転する。
一例として、シャッタはバケットに対して回転可能に設けられ、シャッタは本体を有し、本体はそれ自体から垂直に延びる少なくとも一つのフランジと組み合わされ、フランジはクラムシェルグラブのアームに固定されるスタッドを受ける湾曲長スロットを有し、シャッタの開閉はアームの動作によって制御される。
好ましくは、シャッタがオープン位置では略垂直の面の方向に延びている。
一例として、バケットの後壁に側壁と直交する切削端が設けられ、前記開口は後壁の切削端から離れた端部に設けられる。
好適な実施形態では、前記開口は後壁の自由端を越えて開いており、クローズ位置において、後壁の可動部分を構成するシャッタは、後壁の固定部分の延長となっている。
また、前記後壁は前記少なくとも一つの開口と切削端との間に形成された穴を有していてもよい。
一例として、開口の長さは二つの側壁の間の距離に略相当していてもよい。
また、開口の幅が前記後壁の長さの1/6から1/3の範囲内であってもよい。
本発明は、さらに、泥が注入された溝を掘削する、本発明のクラムシェルグラブの使用を提供する。
最後に、本発明は、本発明のクラムシェルグラブを用いて地中に溝を掘削する方法であって、前記グラブがバケットを有し、以下のステップを有する方法を提供する。バケットを回転させてオープン状態とすることでクラムシェルグラブを開くステップと、バケットのシャッタをオープン位置にするステップと、クラムシェルグラブを掘削泥を有する溝内で下降させるステップと、クラムシェルグラブが溝の底に到達すると、バケットを回転させてクローズ状態とすることでクラムシェルグラブを閉じるステップと、バケットのシャッタをクローズ位置に移動させるステップと、クラムシェルグラブを上昇させるステップ。
本発明は、非限定的な例示および添付の図面とともに提示される本発明の実施形態の記載によって、よりよく理解されるであろう。
図1は、地面を掘り込んでいるときの本発明のクラムシェルグラブであって、シャッタ付きの二つのバケットを有し、バケットがオープン状態であり、シャッタがオープン位置にある、クラムシェルグラブを示している。 図2は、図1のクラムシェルグラブのバケットが閉じた状態を示している。 図3は、図2のクラムシェルグラブが上昇中で、バケットがクローズ状態かつシャッタがクローズ位置にある状態を示している。 図4は、図1のグラブの二つのバケットの上方からの斜視図であり、シャッタがオープン位置にある状態を示している。 図5は、図4のバケットのようなバケットの横断面図であり、シャッタはクローズ位置にある。 図6は図5のバケットの展開図である。
図1のクラムシェルグラブ10は、ガイド軸を好ましくは有する、「ケリー」ともいわれるサポート手段の下端部に固定されるフレーム12を有する。ケリーを有するまたは有さないこの構造は、一般的に一つ以上のケーブル15の端部に吊り下げられる。グラブ10はさらに、フレーム12に回転可能に取り付けられた一対のバケット(「スコップ」ともいう)16、18を有する。
詳細には、バケット16、18は、フレーム12の下端部12aに位置する二つの水平ピボット軸20、22を中心に回転可能にフレームに取り付けられている。クラムシェルグラブ10はさらに、一対のアーム26、28を有する。各アーム26、28は、バケットの一つに固定された第1端部26a、28aと、フレーム12に回転可能に取り付けられた第2端部26b、28bとを有する。この例では、二つのアーム26、28は、共通ピボット軸Aを中心にフレーム12に対して回転可能に取り付けられている。ここで、ピボット軸Aは、図1、2、3において破線で示すように、フレーム12に設けられた垂直方向に延びる長穴の中で自在に並進可能に取り付けられている。
バケット16、18は、ピボット軸Aから離隔したアーム26、28の端部26a、28aに回転可能に取り付けられている。より詳細には、バケット16、18は、それぞれ軸30、32を中心にアームに対して回転可能になっている。
グラブ10は、さらに、まずフレーム12に対して、さらにアーム26、28に対して回転可能に取り付けられたアクチュエータ34、36を有している。アクチュエータ34、36を駆動することで、アーム26、28が軸Aを中心に回転し、この回転によってバケットが軸20、22を中心に回転する。これについて、これらのアクチュエータに代えて、アームの端部に接続された牽引ケーブルを使用してもよい。このように、アクチュエータの使用が本発明において必要不可欠というわけではない。
バケット16、18のそれぞれはオープン状態とクローズ状態とを取る。オープン状態のバケットは、そのバケットが固定されているアームを回転させることでクローズ状態となる。より詳細には、組み合わされているアクチュエータ34、36が収縮するとオープン状態となり、逆に延びるとクローズ状態となる。片方がオープン状態でもう片方がクローズ状態となるように、バケット16、18が独立して駆動されてもよい。
図1−3は本発明の掘削方法を示す。
図1において、クラムシェルグラブ10は掘削される溝T内で下降中である。ここで、溝には注入手段(図示せず)により従来の方法で掘削泥が充填されている。この掘削泥は、特に、溝の壁面に対する静水圧を維持することでその崩落を防ぐ役割を果たしている。
図1が示すように、クラムシェルグラブが溝T内を下降中であるとき、二つのバケット16、18は通常オープン状態を取る。よって、クラムシェルグラブの幅は溝Tの幅LTと略等しくなっている。
本発明において、各バケット16、18はシャッタ42、44によって閉じることが可能な開口38、40を有する。このように、各バケットは、開口38、40が開いた状態のオープン位置と開口38、40がシャッタ42、44によって閉じられたクローズ位置とに切り替え可能な、少なくとも一つのシャッタ42、44を有する。
クラムシェルグラブ10が垂直方向に下降中であるとき、二つのバケットはオープン状態であり、シャッタ42、44はオープン位置を取る。これについては図1に明示されている。これにより、クラムシェルグラブ10が下降中であるとき、掘削泥は開口38、40を通過可能であり、よって泥で満たされた溝の中へクラムシェルグラブを下ろすことが容易になっている。開口を通過する泥の流れは矢印Fによって図示されている。
換言すると、シャッタがオープン位置にある場合、下降中のクラムシェルグラブに対するバケットの抵抗が低くなり、ピストン効果とその悪影響が低減される。
クラムシェルグラブ10が溝Tの底に到達すると、図2が示すように、アクチュエータが駆動してバケット16、18を閉じる。図面では、バケットはオープン状態とクローズ状態との間の状態をとっている。閉じられる際にバケットが溝の底の土を砕き、泥と共に掘削された土がバケット16、18に入る。
バケットの回転とともに、シャッタが駆動して開口38、40を閉じる。図2の例では、シャッタはオープン位置とクローズ位置との中間の位置をとっている。
図3は地面へと上昇中のクラムシェルグラブ10を示している。図面が示すように、二つのバケット16、18はクローズ状態であり、シャッタ42、44は開口38、40を閉じるクローズ位置にある。図面から理解できるように、開口を閉じることで、バケットが保持可能な掘削土の量が、バケットがシャッタを有さない場合と比較して増加する。シャッタがない場合、掘削土が開口38、40を通じて流出してしまうので、バケットが保持可能な掘削土の量が制限され、所定量の掘削土を取り除くために行わなければならない往復運動の回数が増加してしまう。
図4−6を参照して、本発明のバケットの構造およびシャッタの動作について詳述する。
各バケット16、18は、凹型を形成する後壁46、48の両側で直角に延びる二つの側壁16a、16bまたは18a、18bを有する。
開口38、40は、バケット16、18の凹型後壁46、48に設けられている。この例では、開口38、40はバケット16、18の凹型後壁の面50、52それぞれに形成されており、各開口は、本例では各開口の長さLが二つの側壁の間の距離に対応するように、バケットの二つの側壁の間で延びている。
また、各バケットは、側壁16a、16bまたは18a、18bに対して垂直に延びる歯付き切削端16c、18cを有している。図4によってよりよく理解されるように、開口40は、後壁48の切削端18cから離れた端部に位置している。
本実施形態では、各開口38、40の幅lは、後壁の面50、52の長さの約3/4に相当する。さらに、開口の幅lは、後壁の全長の1/3より短く、1/6より長い。加えて、各バケットにおいて、開口38、40は前記面50、52の端部を越えて、側壁16a、16bまたは18a、18bによって画定され前記面50、52とピボット軸20、22とをつなぐ辺に沿って延びる別の開口54、56と連通している。
さらに、各バケットの側壁は、切削端の対向する縁部から垂直に延びた波型の端部を有する。
図4は、バケット16、18が両方とも開いた状態のクラムシェルグラブの斜視図である。よってバケットのこの構成は、クラムシェルグラブ10が溝T内へと下降中の図1に対応する。この構成では、シャッタ42、44はオープン位置にあり、バケットの外側に向かって延びている。図1にも示されるように、これらのシャッタは、クラムシェルグラブを下降させる際に生じる泥Fの流れに抵抗しないように、略垂直な面にそって延びるように形成されることが望ましい。
クラムシェルグラブを上昇させる際に泥が落ちやすいように、各バケットの後壁46、48は、開口38、40が形成されているのと同じ面50、52に穴58、60を有する。当然のことながら、この穴の面積は開口の面積よりもずっと小さい。
図5、6を参照して、バケット18のシャッタ44について以下に詳述する。バケット16のシャッタはこのシャッタ44と同一である。
シャッタ44は、一般的に長方形の本体を有する。シャッタ44の長さaと幅bとは、開口40の長さLと幅lとに略対応している。よって、シャッタがクローズ状態のとき、本体70が開口40を塞いで閉じる。シャッタ44は、このように、後壁48の着脱可能な部分を構成していると考えることができる。
本体70は少なくとも一つのフランジ、具体的には、本体から垂直にバケット18内部に向かって延びる二つのフランジ72、74を有する。
これらのフランジは本体の幅方向bに延び、それぞれが、後述する機能を実行する湾曲長スロット76、78を有する。
本発明の利点として、シャッタ44がバケット18に回転可能に固定されていることがある。
これを実現するために、シャッタ44は、バケット18のアーム28に対する回転軸であるピボット軸32を保持する支持部80に対して、回転可能に設けられている。図5、6が示すように、支持部80はバケット18の後壁48、より詳細には後壁48の面52に固定されており、バケット18に収容されている。図面はさらに、シャッタ44がクローズ位置にあるとき、フランジ72、74が支持部80の両側に位置することも示している。
支持部80は少なくとも一つのロッド82、好ましくは二つのロッドを有し、ロッドはシャッタ44に固定された一つまたは二つのスリーブ84と協働する。スリーブ84とロッド82とで、シャッタ44をバケットに対してバケットの側壁18a、18bに垂直なピボット軸Bを中心に回転させる、ヒンジを形成している。シャッタ44の回転動作は図1−3にも示されている。これらの図面が示すように、クローズ位置からオープン位置にかけてのシャッタ44の回転量は一周の約1/4である。よって、オープン位置では、シャッタは後壁48に対して略垂直になる。
本発明において、クラムシェルグラブ10はシャッタに対して作用してシャッタをクローズ位置とオープン位置とに移動させる手段を有している。本実施形態では、上記手段はシャッタをオープン位置とクローズ位置との間で回転させる被制御手段である。
このシャッタを回転させる手段は、少なくとも一つ、好ましくは二つのスタッド86、88または90、91を有し、スタッドのそれぞれはアーム26、28のいずれかに固定されている。バケット18をさらに詳しく見れば(もう一つのバケットも同一構成)、スタッド86、88は、対応するアームの下端部26a、28aの両側において、シャッタのピボット軸Bと平行な共通軸に沿って延びている。図4が示すように、これらのスタッド86、88は、上記湾曲長スロット76、78と協働するように構成されている。
クラムシェルグラブ10のアーム28を回転させることで、バケット18が軸22を中心にフレーム12に対して回転し、バケット18の支持部80が軸32を中心にアーム28に対して回転する。支持部80の回転により、スタッド86、88はバケットに対して移動する。スロット76、78がスタッド86、88を収容しているので、アーム28が回転する際にスタッドがスロット内を移動する。このようにスロット76、78はカムとして働き、スタッドの移動によってシャッタ44がピボット軸Bを中心に傾く。長スロットの曲率と長さは、バケットがオープン状態のときシャッタ44がオープン位置をとり、バケットがクローズ状態のときシャッタ44がクローズ位置を取るように、決定されている。
アーム28はこうしてシャッタ44と協働し、ここではスタッド86、88を通じてシャッタ44を回転させる。シャッタ44の開閉はアーム28の移動によって制御されているということができる。
長スロット78と協働するスタッド88との連結構成の動作は、シャッタ44のオープン位置、中間位置、クローズ位置を詳解する図1−3を参照することで理解できるであろう。

Claims (12)

  1. 少なくとも一つのバケットを有するクラムシェルグラブ(10)であって、
    前記バケットは凹型の後壁(46、48)の両側から垂直に延びる二つの側壁(16a、16b、18a、18b)を有し、前記後壁は少なくとも一つの開口(38、40)を有し、
    前記バケットは、さらに、前記開口が開くオープン位置と、前記開口が前記シャッタで閉じられるクローズ位置とを取る少なくとも一つのシャッタ(42、44)を有し、
    前記シャッタを前記オープン位置と前記クローズ位置との間で移動させる手段(28、76、78、86、88)をさらに有する、クラムシェルグラブ(10)。
  2. 前記シャッタが前記バケットに回転可能に取り付けられ、前記シャッタを前記オープン位置と前記クローズ位置との間で回転させる手段(28、76、78、86、88)を有する、請求項1に記載のクラムシェルグラブ。
  3. フレーム(12)と、シャッタと協働するアーム(26、28)とをさらに有し、前記バケット(16、18)は前記フレームに回転可能に取り付けられ、前記アーム(26、28)は前記バケットに回転可能に固定された第1端部(26a、28a)と前記フレームに回転可能に固定された第2端部(26a、28a)とを有し、前記バケットはオープン状態とクローズ状態とをとり、前記シャッタ(42、44)は前記バケットが前記オープン状態のときに前記オープン位置にあり、前記バケットが前記クローズ状態のときに前記クローズ位置にある、請求項1または2に記載のクラムシェルグラブ。
  4. 前記シャッタを回転させる上記手段が前記アームを有し、前記アームの動作によって前記バケットと前記シャッタとが同時に回転する、請求項2または3に記載のクラムシェルグラブ。
  5. 前記シャッタは前記バケットに対して回転可能に設けられ、前記シャッタは前記本体(70)を有し、前記本体はそれ自体から垂直に延びる少なくとも一つのフランジ(72、74)と組み合わされ、前記フランジは前記クラムシェルグラブの前記アームに固定されたスタッドを収容する湾曲長スロット(76、78)を有し、前記シャッタ(42、44)の開閉は前記アーム(26、28)の動作によって制御される、請求項3または4に記載のクラムシェルグラブ。
  6. 前記シャッタ(42、44)が前記オープン位置では略鉛直面内において延びている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のクラムシェルグラブ。
  7. 前記バケットの前記後壁に前記側壁と直交する切削端(16c、18c)が設けられ、前記開口は前記後壁の切削端から離れた端部に設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のクラムシェルグラブ。
  8. 前記後壁が前記少なくとも一つの開口と前記切削端との間に設けられた穴(58、60)をさらに有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のクラムシェルグラブ。
  9. 前記開口(38、40)の長さ(L)が二つの前記側壁の間の距離に略相当する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のクラムシェルグラブ。
  10. 前記開口(38、40)の幅(l)が前記後壁の長さの1/6から1/3の範囲内である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のクラムシェルグラブ。
  11. 泥が注入された溝(T)を掘削する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のクラムシェルグラブ(10)の使用。
  12. 前記グラブが2つのバケット(16、18)を有し、[改行]前記2つのバケットを回転させてオープン状態とすることで前記クラムシェルグラブを開くステップと、
    前記2つのバケットの前記シャッタをオープン位置にするステップと、
    掘削泥を有する溝内において前記クラムシェルグラブを下降させるステップと、
    前記クラムシェルグラブが前記溝の底に到達すると、前記バケットを回転させてクローズ状態とすることで前記クラムシェルグラブを閉じるステップと、
    前記2つのバケットの前記シャッタを前記クローズ位置に移動させるステップと、
    前記クラムシェルグラブを上昇させるステップとを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のクラムシェルグラブ(10)を用いて地中に溝(T)を掘削する方法。
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