JP2012161761A - メタン発酵槽及びボトムシートの施工方法 - Google Patents

メタン発酵槽及びボトムシートの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ボトムシートの破断を抑制し得るメタン発酵槽及びボトムシートの施工方法を提供することにある。
【解決手段】実施形態によれば、貯水池と、貯水池を複数に仕切るコンクリート製の仕切り壁12と、貯水池中の廃水を攪拌する上下動可能な攪拌装置15と、貯水池の底部及び傾斜部に少なくとも配置されたボトムシート25と、廃水で発生するメタンガスを内側に貯蔵するガス不透過性の天幕用カバーシート26と、ボトムシート及び天幕用カバーシートの端部を固定する固定具と、天幕用カバーシートの内側に配置されたメタンガス回収用の配管27を具備し、ボトムシートは、貯水池の対向する土手部のうち一方の土手部から反対側の土手部まで達するボトムシート片と、土手部に隣接する別な土手部から前記ボトムシート片まで展張するボトムシート用素材と、貯水池のコーナー部のボトムシート用素材の切断片とから構成されているメタン発酵槽が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、メタン発酵槽及びこのメタン発酵槽に使用されるボトムシートの施工方法に関する。
従来、工場からの有機性廃水は、例えば、次のように処理されている。即ち、工場からの有機性廃水はボイラーで加熱した後、メタン発酵槽に送り、このメタン発酵槽で有機性廃水を約35℃程度で発酵してメタンガスを回収し、残りの有機性廃水は素掘りの貯水池やタンク等に収容していた。
ところで、有機性廃水等の液体を貯蔵するタンクは数多くあるが、大型のタンクをFRPパネル、鋼板、又はコンクリートなどで構築すると巨額の設備費用が必要となる。このため、大型のタンクでは、大地形状を活用し、そこにシートを敷設してタンクを形成する方式が採用されている。この方式は、特に地価の安い海外で数多く使用されるケースがある。このシート式タンクの中で、気体と液体の両方を貯蔵する場合、ボトムシート及びカバーシートが必要になる。これらのシートは巨大なことから敷設に技術とノウハウを必要とする。これらのシートは場合によっては100m×100m以上の広さに及ぶ場合もあり、重量はボトムシートとカバーシートの合計で40トンを超えるケースもある。従って、巨大な構築物を目的に合わせてボトムシートやカバーシートを施工するには技術を必要とする。
巨大な凹部形状を活用したガス貯蔵可能な密閉型タンクにおけるボトムシートは、例えば次のようにして構築される。まず、例えば幅7m、長さ約100m、重さ1.5トン程度の複数のロール形状のシートを展張した後、展張されたシートの端部同士を溶着,切断し、これを繰り返してタンク内側(底面及び法面)を覆う大きさの1枚のボトムシートを形成する。ここで、カバーシートの材質としては、例えばHDPE(High-Density Polyethylene:高密度ポリエチレン)を用いる。つづいて、このボトムシートの四方の端部を凹部形状の貯水池の土手部に固定することにより、密閉形タンクのボトムシートを築造する。ボトムシートで覆われた貯水池には例えば工場からの有機性廃水などが収容され、有機性廃水で発生したメタンガスは天幕用カバーシートの内側に配置されたガス回収装置により回収される。
特開2004−68376号公報
上述したように、ボトムシートの四方の端部は、凹部形状の貯水池の土手部に固定していた。ところで、ボトムシートの施工時は、天候、気温によってはボトムシートの温度が上昇し、ボトムシートが伸長する。しかし、施工終了後、メタン発酵槽に有機性廃水を注水すると、有機性廃水によってボトムシートの温度が低下し、ボトムシート全体に収縮応力が発生する。また、敷設するシート長が長い(タンクの容量が大きい)ほど、収縮幅が大きくなる。このようにボトムシート全体は収縮するが、ボトムシートの端部が貯水池の土手部に固定されているため、ボトムシートが破断する恐れがあった。
実施形態の目的は、施工時と注水後のシート温度差によることなく、ボトムシートの破断を抑制し得るメタン発酵槽及びボトムシートの施工方法を提供することである。
実施形態のメタン発酵槽は、嫌気性有機物を含む廃水を収容するメタン発酵槽であり、前記廃水を収容する,内側周囲に傾斜部が形成された貯水池と、この貯水池を複数に仕切るコンクリート製の仕切り壁と、この仕切り壁の両側に該仕切り壁から夫々離間して配置され,貯水池中の廃水を攪拌する上下動可能な攪拌装置と、前記貯水池の底部及び傾斜部に配置されたボトムシートと、廃水で発生するメタンガスを内側に貯蔵するガス不透過性の天幕用カバーシートと、前記ボトムシート及び天幕用カバーシートの端部を固定する固定具と、前記天幕用カバーシートの内側に配置されたメタンガス回収用の配管とを具備し、前記ボトムシートは、貯水池の対向する土手部のうち一方の土手部から反対側の土手部まで達するボトムシート片と、土手部に隣接する別な土手部から前記ボトムシート片まで展張するボトムシート用素材と、貯水池のコーナー部のボトムシート用素材の切断片とから構成されていることを特徴とする。
第1の実施形態に係るメタン発酵槽の概略的な断面図。 図1のメタン発酵槽を別な断面から見た概略的な断面図。 図1及び図2のメタン発酵槽の概略的な平面図。 図1及び図2のメタン発酵槽に使用される天幕用カバーシート、ボトムシートの端部を固定するための固定部材の説明図。 図1及び図2のメタン発酵槽に使用されるボトムシートの施工方法の説明図。 第2の実施形態に係るメタン発酵槽の概略的な平面図。 第3の実施形態に係るメタン発酵槽の概略的な平面図。
以下、実施形態に係るメタン発酵槽、及びこのメタン発酵槽の一構成であるボトムシートの施工方法について図面を参照して説明する。なお、実施形態は下記に述べることに限定されない。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るメタン発酵槽について図1〜図5を参照して説明する。ここで、図1はメタン発酵槽の概略的な断面図、図2は図1のメタン発酵槽を別な断面から見た概略的な断面図、図3は図1及び図2のメタン発酵槽の概略的な平面図、図4はメタン発酵槽の一構成である貯水池の土手部、底部及び仕切り壁の上部に配置される固定具の説明図、図5は図1及び図2のメタン発酵槽に使用されるボトムシートの施工方法の説明図である。
図1中の符号11は、コンクリート製の仕切り壁12により2つに仕切られた約100m×100mの矩形状の貯水池を示す。貯水池11は、四方に傾斜部11aと土手部11bを有している。仕切り壁12は、基礎13により貯水池11の底部及び傾斜部11aに固定されている。仕切り壁12の両側には、貯水池11中の有機性廃水14を攪拌するための攪拌装置15が夫々2基ずつ取り付けられている。
攪拌装置15は、前記仕切り壁12の根元近くの貯水池底部に打ち込まれたコンクリートブロック16と、このコンクリートブロック16に立設されたガイドバー17と、これらのガイドバー17に沿って上下動するプロペラ式攪拌機18と、この攪拌機18を吊り下げる吊り下げ機構19とから構成されている。吊り下げ機構19は、仕切り壁12の上端部のコンクリート床(図示せず)に固定された支持具20と、この支持具20の先端部に設けられた滑車21と、一端が前記攪拌機18に固定されて攪拌機18を滑車21を介して上下動させる鎖22と、この鎖22を巻き上げる巻き上げ機(図示せず)から構成されている。前記攪拌装置25のガイドバー17が位置する前記仕切り壁12の上部側壁には、ガイドバー17や鎖22を通すための箱型状のボックス23が設けられている。このボックス23の下部より貯水池11の有機性廃水14の水面が上になることで、ボックス23は水封の効果もある。
貯水池11の土手部11bにはコンクリート枠(図示せず)が敷設され、このコンクリート枠及び前記仕切り壁12のコンクリート床の上部には、図4に示すような高密度ポリエチレン(HDPE)製の固定具24が埋め込まれている。また、貯水池11の底部のコンクリートブロック16にも固定具24が埋め込まれている。この固定具24のうち、図4のラインLよりも下側の部分がコンクリートよりも下側の部分がコンクリート枠等に埋め込まれ、その他の部分は露出した状態にある。
貯水池11の底部、傾斜部11a及び仕切り壁12には、HDPE製のボトムシート25が敷設されている。ここで、ボトムシート25は、貯水池11の対向する土手部11bのうち一方の土手部11bから反対側の土手部11bまで達するボトムシート片と、土手部11bに隣接する別な土手部11bから展張するボトムシート用素材と、貯水池11のコーナー部のボトムシート用素材の切断片と、仕切り壁12の上部から貯水池11の底部まで展張するボトムシート用素材から構成されている。
ボトムシート25の端部は、貯水池11の土手部11bの固定具24及び仕切り壁12の固定具24に溶着して固定されている。また、ボトムシート25は、コンクリートブロック16部分ではその一部が部分的に開口され、その周縁部がコンクリートブロック16に埋め込まれた固定具24に溶着して固定されている。更に、ボトムシート25は、ボックス23が存在する部分でも開口されている。貯水池11の上部は、比重0.94のガス不透過性のHDPE製天幕用カバーシート26により覆われている。カバーシート26の端部は、貯水池11の土手部11b、仕切り壁12の上端部、及びボックス23の上端部に固定されている。
天幕用カバーシート26の内側で貯水池11内の有機性廃水14の上方には、有機性廃水14で発生したメタンガスを回収するガス回収配管27が配置されている。このガス回収配管27の下部側にはメタンガスを吸入するための複数の微細孔が穿設され、図示しない開閉バルブ、ファン、メタンガス回収部とともにガス回収装置が構成されている。
次に、図1、図2のメタン発酵槽におけるボトムシートの施工方法について、図5を参照して説明する。なお、便宜上、仕切り壁の片側の貯水池にボトムシートを施工する場合について説明する。
まず、貯水池11の互いに向き合う土手部11bのうち、一方の土手部11bに図5に示すように帯状のボトムシート用素材31を巻回したロール32a,32bを隣接して配置する。次に、ロール32a,32bからボトムシート用素材31を一方の土手部11bから他方の土手部11bに向って矢印A方向に送り出した後、適宜な長さで隣接するボトムシート用素材を切断し、素材の隣接する縁部同士を溶着する。次に、貯水池11の底部に設けたコンクリートブロック16の固定具24に対応するボトムシート用素材を切断して開口部を形成する。次いで、ロール32a,32bを横方向(図5の左方向)に移動させてボトムシート用素材の溶着、切断を繰り返して貯水池11の他方の土手部11b近くまで達する1枚の矩形状のボトムシート片(図示せず)を準備する。つづいて、貯水池11の底部に設けたコンクリートブロック16の固定具24に対応するボトムシート片の開口部の縁部を固定具24に溶着する。
次に、前記土手部11bと隣り合う別の土手部11bに配置したロール33a,33bからボトムシート用素材31をボトムシート片まで送り出し、隣接するボトムシート用素材の縁部同士を溶着するとともに、前記ボトムシート片と溶着して接続する。つづいて、ロール33a,33bを縦方向(図5の下方向)に移動させて、隣接するボトムシート用素材同士との溶着、切断及びボトムシート片との溶着を繰り返す。この後、貯水池11のコーナー部に別途用意したボトムシート用素材の切断片を配置した後、隣接する前記ボトムシート用素材やボトムシート片と溶着して接続する。
次に、仕切り壁12の上に配置したロール(図示せず)からボトムシート用素材をコンクリートブロック16の固定具24やボトムシート片まで送り出して切断した後、隣接するボトムシート用素材の縁部同士を溶着する。次いで、コンクリートブロック16の固定具24に対応するボトムシート用素材を切断して開口部を形成した後、固定具24に対応するボトムシート用素材の開口部の縁部を固定具24に溶着する。なお、前記仕切り壁12の上部に取り付けたボックス23に対応する部分が開口したボトムシート用素材は予め用意し、隣接する他のボトムシート用素材と溶着する。つづいて、仕切り壁12の上部から展張させたボトムシート用素材の端部をボトムシート片の端部に溶着する。この後、ボトムシート25の端部を貯水池11の土手部11bの固定具24、仕切り壁12の上部の固定具24に熱融着し、ボトムシート25の施工を完了する。
第1の実施形態に係るメタン発酵槽は、以下に述べる効果を有する。
(1)ボトムシート25は、三方の端部が貯水池11の土手部11b及び底部のコンクリートブロック16の固定具24に溶着されたボトムシート片と、一端部が貯水池11の土手部11bの固定具24に溶着され,他端部がボトムシート片に溶着されたボトムシート用素材と、貯水池11のコーナー部に配置されたボトムシート用素材と、一端部が仕切り壁12の上部の固定具24に溶着され,他端部が前記コンクリートブロック16の固定具24に溶着されたボトムシート用素材から構成されている。従って、ボトムシート全体の四方の端部が貯水池の土手部等に固定された従来のボトムシートと比べて、ボトムシートが複数個のボトムシート用素材とボトムシート片から構成されるため、施工時と注水後の温度差の影響を受けにくく、ボトムシート25の破断を最小に抑えることができる。
(2)貯水池11を仕切る仕切り壁12に隣接して配置された攪拌装置15により、貯水池11に収容された廃水を攪拌できるので、廃水内の沈殿物の淀みを抑制することができる。
なお、第1の実施形態では、互いに向き合う土手部間にまたがるボトムシート片を形成した後、隣接する土手部からの他のボトムシート用素材、ボトムシート用素材の切断片、仕切り壁からのボトムシート用素材を夫々溶着する場合について述べたが、これらの工程の順番は特に限定されることなく、任意に行うことができる。
(第2の実施形態)
本実施形態に係るメタン発酵槽について図6を参照して説明する。但し、図1〜図5と同部材は同符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態のメタン発酵槽は、第1の実施形態と比べ、ガイドバー17を支持するコンクリートブロック16を仕切り壁12に沿って広い領域で設けた点が異なる。従って、第2の実施形態によれば、ガイドバー17周辺の固定具24に溶着されたボトムシート25への収縮応力を第1の実施形態と比べていっそう分散でき、ボトムシートの破断をより抑制し、漏水を防ぐことができる。
(第3の実施形態)
本実施形態に係るメタン発酵槽について図7を参照して説明する。但し、図1〜図5と同部材は同符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態のメタン発酵槽は、第2の実施形態と比べ、ガイドバー17を支持するコンクリートブロック16を仕切り壁12に沿って連続して設け、コンクリートブロック16の長手方向に沿って数十mにわたる固定具24を設けた点が異なる。第3の実施形態によれば、ボトムシート(底部及び傾斜部)に働く収縮応力を数十mにわたる固定具24全体で受けることになり、ボトムシートの破断をいっそう抑制して漏水を防止できる。
なお、上記実施形態では、仕切り壁に沿ってボトムシートを敷設した場合について述べたが、これに限らず、仕切り壁に防水加工を施すことにより、仕切り壁へのボトムシートの敷設を省略することができる。また、上記実施形態では、2基の攪拌装置を仕切り壁を挟んで夫々配置した場合について述べたが、この数は1基でも3基以上でもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…貯水池、12…仕切り壁、14…有機性廃水、15…攪拌装置、16…コンクリートブロック、17…ガイドバー、18…プロペラ式攪拌機、19…吊り下げ機構、20…支持具、21…滑車、22…鎖、23…ボックス、24…固定具、25…ボトムシート、26…天幕用カバーシート、27…ガス回収配管。

Claims (4)

  1. 嫌気性有機物を含む廃水を収容するメタン発酵槽であり、
    前記廃水を収容する,内側周囲に傾斜部が形成された貯水池と、この貯水池を複数に仕切るコンクリート製の仕切り壁と、この仕切り壁の両側に該仕切り壁から夫々離間して配置され,貯水池中の廃水を攪拌する上下動可能な攪拌装置と、前記貯水池の底部及び傾斜部に配置されたボトムシートと、廃水で発生するメタンガスを内側に貯蔵するガス不透過性の天幕用カバーシートと、前記ボトムシート及び天幕用カバーシートの端部を固定する固定具と、前記天幕用カバーシートの内側に配置されたメタンガス回収用の配管とを具備し、
    前記ボトムシートは、貯水池の対向する土手部のうち一方の土手部から反対側の土手部まで達するボトムシート片と、土手部に隣接する別な土手部から前記ボトムシート片まで展張するボトムシート用素材と、貯水池のコーナー部のボトムシート用素材の切断片とから構成されていることを特徴とするメタン発酵槽。
  2. 前記攪拌装置は、前記仕切り壁から近接した貯水池底部に打ち込まれた複数のコンクリートブロックと、これらのコンクリートブロックに夫々立設された複数のガイドバーと、これらのガイドバーに沿って上下動するプロペラ式攪拌機と、このプロペラ式攪拌機を吊り下げる吊り下げ機構とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のメタン発酵槽。
  3. 前記攪拌装置は、前記仕切り壁の根元の貯水池底部に仕切り壁に沿って打ち込まれたコンクリートブロックと、このコンクリートブロックに立設された複数のガイドバーと、これらのガイドバーに沿って上下動するプロペラ式攪拌機と、この攪拌機を吊り下げる吊り下げ機構とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のメタン発酵槽。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載のメタン発酵槽に使用されるボトムシートを施工する方法であり、
    複数の帯状のボトムシート用素材を、仕切り壁で仕切られた貯水池の互いに向き合う土手部のうち、一方の土手部から反対側の土手部側に延出した後、ボトムシート用素材の長手方向に沿う縁部同士を熱融着により接続して貯水池の底部及び傾斜部を覆うボトムシート片を形成する工程と、
    前記土手部と隣り合う別の土手部から別の帯状のボトムシート用素材を送り出し、前記ボトムシート片と熱融着により接続する工程と、
    貯水池のコーナー部にボトムシート用素材の切断片を当てた後、前記土手部から送り出したボトムシート用素材と熱融着し、ボトムシートを形成する工程と、
    前記ボトムシートの端部を、固定具を用いて貯水池の土手部及び底部のコンクリートブロックに固定する工程と
    を具備することを特徴とするボトムシートの施工方法。
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