JP2012161415A - 液塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシ型の液塗布部について、機能の改善を図る。
【解決手段】細目の液塗布部材を用いることによって、使用者が塗布対象の毛に対して丁寧な化粧操作も、細かい化粧操作や、ボリューム塗り化粧操作を鏡写りの邪魔にならないように行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は液塗布具に関し、例えばマスカラブラシのように塗布対象毛にマスカラのような塗布液を塗布する場合に適用して好適なものである。
従来、この種の液塗布具、例えばマスカラブラシとして、塗布液をブラシに付着させてマスカラ液をまつ毛に塗布するものが用いられている(特許文献1参照)。
この場合、マスカラブラシとしての液塗布具R1は、図1に基本的構成を示すうように、塗布液容器R2の取出口R3から、キャップR4に固着されたシャフトR5の先端に設けられたブラシ毛材R6Aを有するブラシ本体R6を出し入れすることにより、ブラシ本体R6を塗布液としてのマスカラ液に浸して外部に取り出すようになされている。
取出口R7の内側には、柔軟性をもったゴム材料でなる円環状のしごき部材R7が設けられ、ブラシ本体R6を取出口R3から引き抜くとき、シャフトR5及びブラシ本体R6の周囲に付着している余分な塗布液をしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とすことにより、外部に取り出したシャフトR5やブラシ本体R6から塗布液をぼた落ちさせないように構成されている。
特開平5−228018号公報
ところで、この種の液塗布具を用いて使用者が鏡を使って自分で化粧操作をしようとする場合、シャフトR5やブラシ本体R6が太いと、使用者が鏡に写ったまつ毛のうちマスカラ液を塗布したいと考えている部位のまつ毛が、当該シャフトR5やブラシ本体R6が邪魔になって見えない(これを鏡写りの邪魔という)ために、思ったような化粧操作ができない問題がある。
特に近年においては、マスカラ液を上まつ毛の中央部の比較的長い毛に塗布するばかりではなく、下まつ毛の細くかつ短い毛や、目頭や目尻のような窪んだ部位にある短い毛まで丁寧に塗布しようとする傾向があり(これを細かい塗布操作という)、当該細かい塗布操作をシャフトR5やブラシ本体R6によって邪魔されることなく目視確認しながら化粧操作ができるような液塗布具が望ましい。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、細くかつ短い塗布対象毛に対しても、丁寧に、細かく塗布液を塗布できるようにしたブラシ構成の液塗布具を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、請求項1の発明について、 細目のシャフト3の先端から液塗布部材を構成する細目のブラシ本体4を突出させてなる液塗布部1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1Gを有し、ブラシ本体4は芯材の先端部分を折り返すことにより互いに対向する当該折返し部分の毛材間(6X1及び6X2間)、(6X21及び6X22−6X23間)、(6X31及び6X32−6X33)、(6X41及び6X42−6X43間)、(6X51及び6X52−6X53間)、(6X61及び6X52間)、(6X71及び6X72−6X73間)、(6X81−6X82−6X83及び6X84−6X85−6X86−6X87間)に空所を形成し、液塗布部を塗布液容器R2からしごき部材R7によってしごきながら引き抜く際に上記空所に塗布液をしごき残すようにする。
また、請求項2について、細目のシャフト3の先端から液塗布部材を構成する細目のブラシ本体4を突出させてなる液塗布部1H1を有し、ブラシ本体4の芯材5は先端方向に行くに従ってシャフト3の中心線を中心にして横方向に波形状5Y11、5Y12又はらせん形状5Y13を形成することにより当該波形状要素の毛材6Y11、6Y12間又はらせん形状の毛材6Y13の内側に空所を形成し、液塗布部1H2を塗布液容器R2からしごき部材R7によってしごきながら引き抜く際に上記空所に塗布液をしごき残すようにする。
さらに、請求項3について、細目のシャフト3の先端から液塗布構造子10を突出させてなる液塗布部(1J1、1J2、1J3、1J4、1J5、1J6、1J7、1J8)を有し、液塗布構造子10は液塗布部材を構成する細目の複数のブラシ本体(4A、4B)、(4A、4B、4C)を有し、この複数のブラシ本体(4A、4B)、(4A、4B、4C)の芯材(5A、5B)、(5A、5B、5C)は互いに対向しながら先端方向に突出することにより互いに対向する毛材(6A1、6B1)、(6A1、6B1、6C1)間に空所を形成し、液塗布部1K1を塗布液容器R2からしごき部材R7によってしごきながら引き抜く際に液塗布構造子12Aの上記空所に塗布液をしごき残すようにする。
またさらに、請求項4について細目のシャフト3の先端から液塗布構造子12A、12Bを突出させてなる液塗布部1K1、1K2を有し、液塗布構造子12A、12Bは液塗布部材を構成する細目の複数のブラシ本体(4A、4B)を有し、当該複数のブラシ本体(4A、4B)を囲む位置に、当該複数のブラシ本体(4A、4B)の芯材(5A1、5B1)と対向するように、複数のしごき孔拡張部材(13L1、13L2)、(13L11〜13L14)が設けられ、液塗布部1K1、1K2を塗布液容器R2からしごき部材R7によってしごきながら引き抜く際に、しごき部材R7のしごき孔を複数のしごき孔拡張部材(13L1、13L2)、(13L11〜13L14)によって押し拡げることにより複数のブラシ本体(4A、4B)の毛材間(6A1、6B1)及びその周囲の空所に塗布液をしごき残すようにする。
またさらに、請求項5について、細目のシャフト3の先端から液塗布構造子221A、21Bを突出させてなる液塗布部1M1、1M2を有し、液塗布構造子21A、21Bは、細目の2本の液塗布部材(22A、22B)、(22B、22C)をシャフト3の先端から互いに対向しながらシャフト3の中心線に沿って突出し、液塗布部1M1、1M2を塗布液容器R2からしごき部材R7によってしごきながら引き抜く際に、しごき部材R7のしごき孔を上記2本の液塗布部材(22A、22B)、(22B、22C)によって押し拡げることにより上記2本の液塗布部材(22A、22B)、(22B、22C)間の空所に塗布液をしごき残すようにする。
本発明によれば、細目のシャフトの先端から、間ないし周囲に、塗布液容器のしごき部材が塗布液をしごき残すような空所を形成する、細目の液塗布部材を突出させた構成の液塗布具を得るようにしたことにより、使用者が、当該液塗布具を使って、塗布対象の毛に対して、鏡写りの邪魔を受けないで、丁寧に、細かい化粧操作やボリューム塗り化粧操作をすることができる。
本発明による液塗布具の基本構成の説明に供する斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示す斜視図である。 図2のブラシ本体4の基本構成を示す略線的側面図である。 第2の実施例を示す斜視図である。 第3の実施例を示す斜視図である。 第4の実施例を示す斜視図である。 第5の実施例を示す斜視図である。 第6の実施例を示す斜視図である。 第7の実施例を示す斜視図である。 第8の実施例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示す斜視図である。 第2の実施例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示す斜視図及び断面図である。 第2の実施例を示す斜視図及び断面図である。 第3の実施例を示す斜視図及び断面図である。 第4の実施例を示す斜視図及び断面図である。 第5の実施例を示す斜視図及び断面図である。 第6の実施例を示す斜視図である。 第7の実施例を示す斜視図である。 第8の実施例を示す斜視図である。 本発明による第4の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示す斜視図及び断面図である。 第2の実施例を示す斜視図及び断面図である。 本発明の第5の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示す斜視図である。 第2の実施例を示す斜視図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施例
図2において、1は全体として第1の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示し、図1に示す基本的構成である液塗布具R1の塗布液容器R2に入れられている塗布液としてのマスカラ液を取り出して使用者のまつ毛に塗る。
液塗布部1は、図1のキャップR4に相当するキャップ2から突出するシャフト3の先端に、液塗布部材として、ブラシ本体4が設けられている。
ブラシ本体4の基本的な構成は、図3に示すように、1本のステンレス線を折り返すことにより一対の直線状の線材5A及び5Bを用意し、当該一対の線材5A及び5Bの間に細い合成繊維の毛でなる毛材6を矢印aで示す方向に、間に隙間が生じないように1段又は複数段並べた状態で、線材5A及び5Bの折り返し点を固定して両端を互いに捻じり合わせることにより、当該捻じり合わされた線材5A及び5B間のら線状保持面7に合成繊維の毛を放射状に外方に突出させてなる毛材6を挟着保持する。
かくして毛材6は、互いに捻じり合わされた線材5A及び5Bでなる芯材5を中心として毛を放射方向に突出してなるブラシ構造をもつ。
かかるブラシ構造のブラシ本体4は、芯材5の根元部分が合成樹脂材料でなるシャフト3の先端に設けられた固着孔に押込み固着されることにより、シャフト3の中心線に沿うようにその先端から前方に突出した状態に保持されている。
この実施の形態の場合、芯線5の直径は0.8〜0.9〔mm〕に選定され、かつ毛材6の直径は3.0〜5.0〔mm〕に選定され、かくしてシャフト3及びブラシ本体4は全体として細目形状に構成されている。
ここで、ブラシ本体4の芯材は、余り細すぎると横方向への剛性が失なわれて、いわゆるへらへらの状態になって、毛材6に付着させた塗布液をまつ毛に塗布するような化粧操作ができなくなることから、芯線5及び毛材の太さは、化粧操作ができる限界までに細目に選定されている。
ブラシ本体4を構成する芯材5は、シャフト3の先端から直線的に突出する芯材直線部5X1と、その先端側において横方向に折り返された芯材曲がり部5X2とで構成されている。
これに対応して、毛材6は、芯材直線部5X1に形成された毛材部分でなる直線状の毛材直線部6X1と、芯材曲がり部5X2に形成された毛材部分でなる横方向に折り返された毛材先端部6X2とで構成される。
以上の構成において、塗布液容器R7の取出口R3に設けられているしごき部材R7のしごき孔の内径は、シャフト3の表面に付着した塗布液をしごき落すのに十分なように、シャフト3の外径とほぼ同じ大きさの直径(この実施の形態の場合3〔mm〕程度)を有し、これにより液塗布部1のブラシ本体4は塗布液容器R2の取出口R3に差し込まれる際には、ブラシ本体4の先端部に形成されている毛材先端部6X2がしごき部材R7のしごき孔の内径より大きい大きさをもっていることから、当該しごき孔を押し拡げながら塗布液容器R2内に押し込まれ、これにより塗布液容器R2内の塗布液にブラシ本体4及びシャフト3が浸される。
この状態において、使用者がキャップ2を摘んでシャフト3及びブラシ本体4を取出口R3から引き抜くと、先ずシャフト3がしごき部材R7を通るときこれに付着した塗布液がしごき落されながら引き抜かれた後、ブラシ本体4がしごき部材R7を通る際に毛材直線部6X1の外側部分に付着している塗布液がしごき落とされる。
しかしながらブラシ本体4の芯材曲がり部5X2が芯材直線部5X1の先端と対向するように横方向に折り返されていることにより、当該折り返された芯材曲がり部5X2と芯材直線部5X1との間の空所にはしごき部材R7のしごき孔が届かないことにより、当該空所に溜まった塗布液がしごき残された状態で取出口R3から外部に取り出される。
以上の構成によれば、使用者は、塗布液容器R2から液塗布部1を引き抜いたとき、ブラシ本体4の毛材6の毛材直線部6X1内にしごき残されて溜まっている塗布液を、毛材6を横方向に構えてまつ毛をすくように化粧操作することにより当該まつ毛に塗布液を塗布することができる。
このとき毛材6、従って毛材直線部6X1は細目に選定されていることにより、毛の長さが短いことから、使用者は1本1本のまつ毛に注目しながら丁寧に塗布液を塗布する化粧操作がし易くなる。
これに加えて、毛材先端部6X2の内側には、芯材直線部5X1及び芯材曲がり部5X2間の空所に、しごき部材R7によってはしごき落されなかった比較的多量の塗布液が溜まっていることにより、シャフト3及びブラシ本体4の直線部分をまつ毛に向かう方向に縦方向に構えて、毛材先端部6X2を用いてまつ毛を塗る操作をすることにより、塗布したいまつ毛の部分、例えば上まつ毛の1本1本の毛や、下まつ毛の細く短い毛や、凹凸が大きい目頭又は目尻の細くかつ短い毛に対して、細かい化粧操作をすることができる。
このとき、毛材先端部6X2を構成する毛材6は、横方向に折り返されたとき、1本1本の毛の先端が折り返された方向に、外方向に拡がるように突出することにより、この毛の拡がり部分を利用して、凹凸が強い下まぶたや目頭や目尻の1本1本のまつ毛に対しても細かい化粧操作をすることができる。
このような細かい化粧操作をする際に、シャフト3及びブラシ本体4が全体として細目に構成されていることにより、使用者は鏡を用いて塗りたいまつ毛の部位をシャフト3やブラシ本体4に邪魔されずに(すなわち鏡写りの邪魔をされずに)目視することができるので、容易に思うような化粧操作をすることができる。
(1−2)第2の実施例
図4において、1Aは第1の実施の形態の第2の実施例による液塗布部を示し、図2との対応部分に同一符号を付して示すように、第1の実施例の場合の芯材曲がり部5X2と同様に、芯材5の芯材曲がり部5X22を横方向に折り返すと共に、芯材5の折り返し先端部分をさらに芯材直線部5X21と対向させながら延長させてなる心材対向部5X23を形成する。
かくして図4の場合の液塗布部1Aは、毛材先端部6X22の毛材6の毛が芯材曲がり部5X22の折れ曲がりに対応して先端外方に拡がった後、芯材対向部5X23の毛材6でなる毛材対向部6X23が毛材直線部6X21と対向するように折り返される。
図4の構成において、液塗布部1Aの使用者がシャフト3及びブラシ本体4を塗布液容器R2から引き抜いたとき、しごき部材R7のしごき孔によってシャフト3に付着した塗布液と毛材直線部6X21の外側部分に付着した塗布液がしごき落された後、毛材対向部5X23がしごき孔を通過する際に毛材直線部6X21及び毛材対向部6X23がしごき孔を押し拡げることによりその外側部分に付着した塗布液がしごき落される。
しかしながら、芯材5の芯材直線部5X21と、芯材先端部5X22と芯材対向部5X23との間の空所は、しごき部材7Rのしごき孔によるしごきを受けないので、多量の塗布液が残る。
図4の構成によれば、毛材直線部6X21の内部にしごき落されずに残った塗布液は、当該毛材直線部6X21が細目に構成されていることにより毛材6の長さが短いことから、例えば上まつ毛の1本1本の毛に注目しながら丁寧に塗布液を塗布する化粧操作に用いることができる。
これに加えて、ブラシ本体4の毛材先端部6X22に残った塗布液は、使用者がシャフト3及びブラシ本体4をまつ毛に向けて縦方向に構えて下まつ毛の細くかつ短い毛や、凹凸が大きい目頭又は目尻の細くかつ短い毛に対して細かい化粧操作をすることに用いることができる。
また、芯材対向部5X23と芯材直線部5X21との間の空所に多量に残った塗布液は、シャフト3及びブラシ本体4を横に構えて化粧操作することにより、毛材対向部6X23及び毛材直線部6X21によって例えば上まつ毛に濃く塗布される(これをボリューム塗りという)。
これに加えて、シャフト2及びブラシ本体4が全体として細目に構成されていることにより、これが鏡写りの邪魔になるおそれを有効に回避しながら、下まつ毛や目頭及び目尻の細くかつ短いまつ毛に対する細かい化粧操作とボリューム塗り化粧操作とを行うことができる。
(1−3)第3の形態
図5において、1Bは第1の実施の形態の第3の実施例による液塗布部を示し、図4との対応部分に同一符号を付して示すように、芯材5の先端部分を折り返すように折り曲げることにより芯材直線部5X31の先端に芯材曲がり部5X32を形成すると共に、折れ曲がり先端部分を芯材対向部5X33として芯材直線部5X31と平行にかつ図3の場合の芯材対向部5X23より長く延長させる。
かくして芯材曲がり部5X32の毛材6でなる毛材先端部6X32の毛は先端外方に拡がるように形成されると共に、芯材対向部5X33の毛材6でなる毛材対向部6X33が毛材直線部6X31と対向するように形成される。
図5の構成によれば、ブラシ本体4が細目に構成されていることにより、毛材直線部6X31及び毛材対向部6X33の毛の長さが短いことから、1本1本のまつ毛に対して丁寧な化粧操作をすることができる。
また、図4の場合と同様にして、毛材先端部6X32の内側にしごかれずに残った塗布液を用いて、下まつ毛や目頭及び目尻の細くかつ短いまつ毛に対して細かい化粧操作をすることができる。
これに加えて、図5の場合は、芯材対向部5X33が長い範囲に亘って芯材直線部5X31と対向していることにより、当該対向部分にしごき残されたさらに多量の塗布液を使って毛材直線部6X31及び毛材対向部6X33によって、上まつ毛の太くかつ長い毛に対して容易にボリューム塗り化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4が全体として細目に構成されていることにより、化粧操作時の鏡写りの邪魔にならないようにし得る。
(1−4)第4の実施例
図6において、1Cは第1の実施の形態の第4の実施例の液塗布部を示し、図5との対応部分に同一符号を付して示すように、折り返された芯材5の芯材曲がり部5X42によって芯材直線部5X41と対向するように延長する芯材対向部5X43を、横方向に外側に膨らむように湾曲させた構成を有する。
これにより、芯材曲がり部5X42に形成された毛材6でなる毛材先端部6X42は横方向に外方に拡がるように形成されると共に、芯材対向部5X43の毛材6でなる毛材対向部6X43と毛材6の毛材直線部6X41との間に大きい空所ができる。
図6の構成において、しごき部材R7を通してシャフト3及びブラシ本体4が引き抜かれたとき、シャフト3及びブラシ本体4の外側に付着した塗布液はしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とされるのに対して、芯材対向部5X43が外側に膨出していることによりしごき部材R7のしごき孔を押し拡げて当該膨出部分に多量の塗布液を残す。
かくして図6の構成によれば、図5について上述したと同様に、細目に構成された毛材直線部6X41及び毛材対向部6X43の短い毛によってまつ毛に対する丁寧な化粧操作をすることができると共に、毛材6が横方向に外方に拡がるように形成された毛材先端部6X42によって下まつ毛や目尻及び目頭のまつ毛に対して細かい化粧操作ができ、さらに毛材直線部5X41と毛材対向部6X43との間に残った塗布液によって上まつ毛に対してボリューム塗り化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4が全体として細目に構成されていることにより、これが使用者の鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(1−5)第5の実施例
図7において、1Dは第1の実施の形態の第5の実施例による液塗布部を示し、図6との対応部分に同一符号を付して示すように、毛材直線部6X51の先端位置において、芯材5の先端側部分をそのほぼ中間位置において芯材直線部5X51と対向するように折り返すことにより芯材曲がり部5X52を形成した後、芯材対向部5X53をシャフト3の先端に届くような長さで横方向に外方に湾曲させた構成を有する。
かくして、芯材曲がり部5X52の毛材6の毛は横方向に外方に拡がる毛材先端部6X52を形成すると共に、芯材対向部5X53の毛材6は毛材直線部6X51との間に図6の場合よりさらに大きい空所を形成する。
図7の構成において、シャフト3及びブラシ本体4のしごき部材R7から引き抜かれたとき、シャフト3及びブラシ本体4の外側部分に付着した塗布液はしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とされる。
このとき芯材対向部5X53は外側に湾曲していることによりしごき孔を押し拡げて、当該芯材対向部5X53と芯材直線部5X51との間の空所に多量の塗布液を残す状態になる。
図7の構成によれば、細目に構成された毛材直線部6X51及び毛材対向部6X53の短い毛によって1本1本のまつ毛に対する丁寧な化粧操作をすることができると共に、芯材曲がり部5X52に残った塗布液によって毛材先端部6X52を用いて下まつ毛や目尻及び目頭のまつ毛に対する細かい化粧操作をすることができる。
これに加えて芯材対向部5X53と芯材直線部5X51との間に残った多量の塗布液を用いて、当該毛材対向部6X53と毛材直線部6X51により上まつ毛に対してボリューム塗り化粧操作を行うことができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4を全体として細目に構成したことにより、これが使用者の鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(1−6)第6の実施例
図8において、1Eは第1の実施の形態の第6の実施例による液塗布部を示し、図2との対応部分に同一符号を付して示すように、芯材5はシャフト3の先端から突出して横方向に湾曲した形状の芯材湾曲部5X61を有すると共に、当該芯材湾曲部5X61の先端に図1の場合と同様に横方向に折り返された形状を有する芯材曲がり部5X62が形成されている。
かくして、芯材湾曲部5X61の毛材6は横方向に湾曲する毛材湾曲部6X61と、芯材曲がり部5X62から外方に拡がるように形成された毛材6でなる毛材先端部6X62とが形成される。
図8の構成によれば、液塗布部1Eの使用者は、図1について上述したと同様にして、ブラシ本体4が細目の毛材6の短い毛によって構成されていることにより1本1本のまつ毛に対して丁寧な化粧操作をすることができると共に、ブラシ本体4の先端部分に形成された毛材先端部6X62によって下まつ毛、目頭、目尻のまつ毛に対して細かい化粧操作をすることができ、さらに毛材湾曲部6X61の湾曲形状を利用して上まつ毛に対する化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4が全体として細目に構成されていることにより、これが化粧操作時の鏡写りの邪魔にならないようにし得る。
(1−7)第7の実施例
図9において、1Fは第1の実施の形態の第7の実施例による液塗布部を示し、図5との対応部分に同一符号を付して示すように、芯材5は、シャフト3の先端から直線状に突出する芯材直線部5X71の先端において横方向に折れ曲がる第1芯材曲がり部5X72を有し、当該第1芯材曲がり部5X72から直線状に横方向に延長する芯材横断部5X73の延長端が第2芯材曲がり部5X74を介して芯材直線部5X71と対向するように直線状に折り返された芯材対向部5X75を形成している。
芯材対向部5X75の延長端は、シャフト3に近づく位置にまで延長し、かくして芯材5は全体としてシャフト3の先端において三角形状の空所を囲むように形成されている。
かくして毛材6は、芯材直線部5X71に従って直線的に突出する毛材直線部6X71の先端より、芯材横断部5X73による毛材横断部6X72を通って芯材対向部5X75による毛材対向部6X73に続くような、全体として三角形状をもつように成形されている。
図9の構成において、使用者が当該三角形状のブラシ本体4を塗布液容器R2から引き抜く際に、シャフト3がしごき部材R7を通るとき当該シャフト3に付着した塗布液がしごき落とされた後、ブラシ本体4がしごき部材R7を通るとき、三角形状を有する芯材5及び毛材6によって当該しごき孔を押し拡げながら引き抜かれて行くことにより、毛材6及びその三角形状の内側の空所に溜まった塗布液のうち、毛材6の外側の部分がしごき孔によってしごき落とされるのに対して、他の部分の塗布液はブラシ本体4に保持された状態で外部に取り出される。
図9の構成によれば、三角形状のブラシ本体4を形成する毛材直線部6X71、毛材横断部6X72及び毛材対向部6X73が細目に構成されていることにより、これらの短い毛材を用いてまつ毛に対する丁寧な化粧操作を行うことができる。
これと共に、毛材6の三角形状の空所に溜った塗布液を用いて、使用者はブラシ本体4の先端にある毛材横断部6X72や、その両端にある毛材直線部6X71及び毛材対向部6X73によって上まつ毛のボリューム塗りを行うことができると共に、第1及び第2芯材曲がり部5X72及び5X74の部分の毛材6でなる第1及び第2毛材先端部6X74及び6X75によって下まつ毛や目頭及び目尻の細く短いまつ毛に対して細かい化粧操作することができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4を全体として細目に構成したことにより、使用者の鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(1−8)第8の実施例
図10において、1Gは第1の実施の形態の第8の実施例による液塗布部を示し、図9との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端にひょうたん型形状のブラシ本体4を有する。
ブラシ本体4の芯材5は、シャフト3の先端から突出してから外側に湾曲する第1芯材外側湾曲部5X81に続いてさらに内側に湾曲する芯材内側湾曲部5X82を経て再び外側に湾曲する第2芯材外側湾曲部5X83に続く。
芯材5は、当該第2芯材外側湾曲部5X83の先端において横方向に折り返されることにより、芯材曲がり部5X84を形成する。
芯材曲がり部5X84は、第2芯材外側湾曲部5X83と対向しながら外側に湾曲する第2芯材外側対向部5X85を通って芯材内側湾曲部5X82と対向するように内側に湾曲する芯材内側対向部5X86に続き、さらに第1芯材外側湾曲部5X81と対向するように外側に湾曲する第1芯材対向部5X87に続く。
かくして芯材5は、第1芯材外側湾曲部5X81と第1芯材外側対向部5X87との間に大きい空所を形成すると共に、第2芯材外側湾曲部5X83と第2芯材外側対向部5X85との間に大きい空所を形成する。
図10の構成において、液塗布部1Gが塗布液容器R2から引き抜かれたとき、シャフト3がしごき部材R7によってしごかれた後、ひょうたん型のブラシ本体4がしごき部材R7のしごき孔を通過するとき、第1芯材外側湾曲部5X81及び第1芯材外側対向部5X87の湾曲部分と、第2芯材外側湾曲部5X83及び第2芯材外側対向部5X85の湾曲部分とがしごき孔を押し拡げることにより、第1芯材外側湾曲部5X81及び第1芯材外側対向部5X87の毛材6でなる第1毛材外側湾曲部6X81及び第1毛材外側対向部6X87の外側部分に付着している塗布液と、第2芯材外側湾曲部5X83及び第2芯材外側対向部5X85の毛材6でなる第2毛材外側湾曲部6X83及び第2毛材外側対向部6X85の外側部分に付着している塗布液とがしごき孔によってしごき落とされる。
しかしながら、ブラシ本体4のその他の部分に溜まっている塗布液は、しごき部材R7のしごき孔が届かないので引き出されたブラシ本体4に残る。
すなわち毛材6の毛材外側湾曲部6X81、6X83と毛材外側対向部6X87、6X85との間に形成された2つの空所と、当該2つの空所の間の毛材内側湾曲部6X82と毛材内側対向部6X86の外側に形成された2つの窪みには多量の塗布液がしごき残される。
図10の構成によれば、使用者は、ひょうたん型のブラシ本体4を形成する毛材6が細目に構成されていることにより、当該短い毛によってまつ毛に対する丁寧な化粧操作を行うことができる。
これと共に、毛材曲がり部6X84にしごき残された塗布液を用いて、当該毛材曲がり部6X84によって下まつ毛や目頭及び目尻の細く短いまつ毛に対して細かい化粧操作をすることができる。
これと共に、2つの外側湾曲部分の毛材、すわなち第1毛材外側湾曲部6X81及び第1毛材外側対向部6X87と、第2毛材外側湾曲部6X83及び第2毛材外側対向部6X85とによって、対応する空所にしごき残された多量の塗布液によって太くかつ長い上まつ毛に対するボリューム塗り化粧操作を行うことができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4を全体として細目に構成したことにより、鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)第1の実施例
図11において、1H1は第2の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示し、図2との対応部分に同一符号を付して示すように、ブラシ本体4の芯材5は、シャフト3から突出した後、先端方向に行くに従って横方向に波打つような形状(例えば正弦波形状に)を形成している。
芯材5はシャフト3から出て当該シャフト3の中心線上から右側に湾曲する芯材右側湾曲部5Y11を通る。
この芯材右側湾曲部5Y11の先端はシャフト3の中心線上に戻って来て次に左側に湾曲する芯材左側湾曲部5Y12に続く。
当該芯材左側湾曲部5Y12の先端はシャフト3の中心線上に戻って来て次の芯材右側湾曲部5Y11に続く。
以下同様にして芯材5は順次交互に芯材右側湾曲部5Y11と芯材左側湾曲部5Y12とに続いて行く。
かくして芯材5はシャフト3の先端から左右方向にうねるような形状を形成し、これに対応するように芯材右側湾曲部5Y11及び芯材左側湾曲部5Y12の毛材6でなる毛材右側湾曲部6Y11及び毛材左側湾曲部6Y12も左右方向にうねりながら先端方向に突出して行く。
図11の構成において、シャフト3及びブラシ本体4が塗布液容器R2から引き抜かれたとき、シャフト3に付着している塗布液がしごき部材R7のしごき孔のよってしごき落とされた後、ブラシ本体4の毛材6がしごき部材R7のしごき孔を通過するとき、当該しごき孔は順次続く毛材右側湾曲部6Y11及び毛材左側湾曲部6Y12のうち、右側及び左側に突出した部分の毛材の外側に付着している塗布液をしごき落とすのに対して、シャフト3の中心線に近い部分に付着している塗布液は、しごき孔が届かないために、しごき落とされずに残る。
図11の構成によれば、波型のブラシ本体4を形成する毛材6が細目に構成されていることにより、使用者は、その短い毛によってまつ毛に対する丁寧な化粧操作を行うことができる。
これと共に、一本の毛材6の途中において、横方向に突出する部分の間に介在している部分(すなわち毛材右側湾曲部6Y11の右側に突出した部分と毛材左側湾曲部6Y12の左側に突出した部分とをつなぐ部分)には、しごき部材R7のしごきが届かないことにより、引き出されたブラシ本体4の毛材6には多量の塗布液が溜まっている。
そこで、使用者は、当該ブラシ本体4に溜まっている多量の塗布液を利用して、上まつ毛のボリューム塗りを行うことができる。
また、毛材右側湾曲部6Y11及び毛材左側湾曲部6Y12の外側突出部分が大きく曲がっていることを利用して、下まつ毛や目頭及び目尻の細く短いまつ毛に対して細かい化粧操作をするとこができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4を細目に構成したことにより、使用者の鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(2−2)第2の実施例
図12において、1H2は第2の実施の形態の第2の実施例を示し、図11との対応部分に同一符号を付して示すように、ブラシ本体4を構成する芯材5は、シャフト3の先端を出た後、当該シャフト3の中心線上を先端に行くに従って、当該中心線を中心として、らせん形状に折り曲げられた芯線らせん形状部5Y13を有する。
この芯線らせん形状部5Y13の毛材6は、芯材5がらせん形状に折り曲げられていることにより、同様にらせん形状をもつ毛材らせん形状部6Y13を形成する。
図12の構成において、シャフト3及びブラシ本体4が塗布液容器R2から引き抜かれたとき、シャフト3に付着している塗布液がしごき部材R7によってしごき落とされた後、しごき部材R7のしごき孔をブラシ本体4が通過するとき、しごき部材R7のしごき孔は芯線らせん形状部5Y13の外周面によって外側に押し拡げられる。
かくして毛線らせん形状部6Y13の内側部分には、しごき部材R7のしごき孔が届かない空所が形成され、当該しごき孔によってしごかれない空所の塗布液がしごき落とされずに保持された状態で外部に取り出される。
図12の構成によれば、らせん形状のブラシ本体4が細目に構成されていることにより、使用者はその短い毛によってまつ毛を丁寧に化粧操作することができる。
これと共に、毛材らせん形状部6Y13のらせん形状の内側には多量の塗布液が留っていることにより、これを用いて使用者は上まつ毛のボリューム塗り化粧操作を行うことができる。
また毛材らせん形状部6Y13の外側に突出する毛は、芯線らせん形状部5Y13がらせん形状に折り曲げられていることにより、外方に放射状に拡がっており、当該拡がった毛材6の毛の部分によって下まつ毛や、目頭及び目尻の細く短いまつ毛に対して細かい化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4を細目に構成したことにより使用者の鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(3)第3の実施の形態
(3−1)第1の実施例
図13(A)において、1J1は第3の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示し、図1との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端に液塗布構造子10が設けられている。
液塗布構造子10はシャフト3の先端に固着された2組の細目のブラシ本体4A及び4Bを組み合せた構造を有する。
当該2組のブラシ本体4A及び4Bは、図3について上述したと同様の基本構成を有し、それぞれ芯材5A及び5Bから放射方向にらせん状に毛材6A及び6Bの毛を突出保持してなる芯材直線部5A1及び5B1を、シャフト3の中心線に沿って先端方向に突出させている。
この実施の形態の場合、芯材5A及び5Bは図13(B)に示すように、芯材直線部5A1及び5B1の毛材6A及び6Bでなる毛材直線部6A1及び6B1の内側の毛の先端部が互いに交差するような距離D1だけ間隔を保つ位置においてシャフト3の先端面に固着されており、これにより芯材5A及び5Bはシャフト3の先端面から互いに平行に前方に突出するようになされている。
図13の構成において、シャフト3の先端面に固着された2組のブラシ本体4A及び4Bは、その芯材5A及び5Bが毛材6A及び6Bの内側部分が互いに交差するような距離D1を保ちながら前方に突出していることにより、シャフト3及び液塗布構造体10が塗布液容器R2から引き抜かれたとき、シャフト3に付着している塗布液がしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とされた後、ブラシ本体4A及び4Bの毛材6A及び6Bの外側に付着している塗布液がしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とされる。
この実施の形態の場合、しごき部材R7のしごき孔はシャフト3の外周面に付着している塗布液をしごき落とす観点からシャフト3の直径の大きさに選定されているから、直線部6A1及び6B1のうちシャフト3の直径の外側部分に付着した塗布液がしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とされる。
これに対してブラシ本体4A及び4Bのうち、シャフト3の直径より内側にある部分に付着している塗布液はしごき部材R7のしごき孔が届かないことによりしごき落とされずにそのまま残ることになる。
かくして、シャフト3の先端に取り付けられた液塗布構造体10のうち、ブラシ本体4A及び4Bの芯材5A及び5B間に存在する空所に多量の塗布液がしごき落とされずに溜まった状態で塗布液容器R2から取り出される。
図13の構成によれば、細目に構成されたブラシ本体4A及び4Bの毛材6A及び6Bの毛が短いことから液塗布構造子10の外側に突出する毛も短くなることにより、使用者は、当該短い毛を利用して上まつ毛や、下まつ毛並びに目頭又は目尻の細くかつ短い毛の1本1本に対して丁寧な化粧操作をすることができる。
これと共に、2本の芯材5A及び5B間の空所にしごき部材R7によってしごき落とされずに多量の塗布液が残るので、使用者はこれを用いて必要に応じてまつ毛に対してボリューム塗り化粧操作をすることができる。
かくするにつき、ブラシ本体4A及び4Bが細目に構成されていることから、液塗布構造体10が全体として細目の構造にならないことにより、使用者の鏡写りの邪魔にならないようにすることができる。
(3−2)第2の実施例
図14において、1J2は第3の実施の形態の第2の実施例による液塗布部を示し、図13との対応部分に同一符号を付して示すように、一対のブラシ本体4A及び4Bの芯材5A及び5Bの間隔を、図13の場合と比較して十分に狭くなる状態でシャフト3の先端に固着されている。
図14の構成によれば、図13の場合と比較して液塗布構造子10Aがさらに一段と細目に構成されていることにより、まつ毛に対して丁寧に、かつ細かい化粧操作をすることができると共に、芯材5A及び5B間の空所を利用して多量の塗布液を溜めることができる。
これに加えて図14の場合は、芯材5A及び5B間の間隔を一段と狭めたことにより、液塗布構造子10Aの全体としての太さを一段と細くできることにより、鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(3−3)第3の実施例
図15において、1J3は第3の実施の形態の第3の実施例による液塗布部を示し、図13との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端に設けられた液塗布構造子10Bは、3本のブラシ本体4A、4B及び4Cを有する。
各ブラシ本体4A、4B及び4Cの芯材5A、5B及び5Cはそれぞれ芯材直線部5A1、5B1及び5C1を有し、当該芯材直線部5A1、5B1及び5C1がシャフト3の先端面において正三角形の頂点位置に固着された状態で互いに平行に前方に突出している。
これにより芯材直線部5A1、5B1及び5C1の毛材6A、6B及び6Cでなる毛材直線部6A1、6B1及び6C1が全体として三角筒状を形成している。
図15の液塗布部1J3において、液塗布構造子10Bがシャフト3と共に塗布液容器R2から引き抜かれる際に、芯材5A、5B及び5Cの外側のブラシ本体部分がしごき部材7Aのしごき孔によってしごかれたとき、芯材5A、5B及び5Cによって囲まれた空所に溜まった塗布液が多量にしごき残されて外部に取り出される。
図15の構成によれば、液塗布構造子10Bが細目の3本のブラシ本体4A、4B及び4Cによって構成されていることにより、使用者は各ブラシ本体4A、4B及び4Cの短い毛を使って丁寧に、細かい化粧操作を行うことができる。
これに加えて3本のブラシ本体4A、4B及び4Cの三角筒状の内側に多量の塗布液をしごき残すことができることにより、使用者は必要に応じてまつ毛に対してボリューム塗り操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4A、4B及び4C、従って液塗布構造子10Bを全体として細目構造にしたことにより、鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(3−4)第4の実施例
図16において、1J4は第3の実施の形態の第4の実施例による液塗布部を示し、図13との対応部分に同一符号を付して示すように、一対の芯材5A及び5Bの芯材直線部5A1及び5B1の先端が横方向に外方に折り曲げられて芯材曲がり部5A2及び5B2を形成した液塗布構造子10Cをシャフト3の先端面に設けている。
これにより芯材曲がり部5A2及び5B2の毛材6A及び6Bは芯材曲がり部5A2及び5B2の横方向への曲がりに応じて横方向外方に突出するように拡がって毛材先端部6A2及び6B2を毛材直線部6A1及び6B1の先端に形成している。
図16の構成によれば、図13について上述したと同様に芯材直線部5A1及び5B1間に多量の塗布液がしごき残されることにより、当該塗布液を用いて細目のブラシ本体4A及び4Bの短い毛による丁寧な、化粧操作と共に、多量にしごき残された塗布液によるボリューム塗り化粧操作をすることができる。
これに加えて芯材曲がり部5A2及び5B2がしごき部材R7を通過するとき、しごき孔を横方向に押し拡げることにより、当該芯材曲がり部5A2及び5B2の内側に塗布液がしごき残されるので、使用者はシャフト3及び液塗布構造子10Cを縦方向に構えて目頭及び目尻のまつ毛や下まつ毛に対して外側に拡がった毛材でなる毛材先端部6A2及び6B2によって細かい化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4A及び4B、従って液塗布構造子10Cを細目構造にしたことにより、鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(3−5)第5の実施例
図17において、1J5は第3の実施の形態の第5の実施例による液塗布部を示し、図15との対応部分に同一符号を付して示すように、3本のブラシ本体4A、4B及び4Cの芯材5A、5B及び5Cを外方に折り曲げて芯材曲がり部5A2、5B2及び5C2を形成した液塗布構造子10Dを有する。
これにより当該芯材曲がり部5A2、5B2及び5C2の毛材6A、6B及び6Cによって毛材先端部6A2、6B2及び6C2を形成している。
図17の構成によれば、図15の場合と同様に三角筒状の毛材直線部6A1、6B1及び6C1によって丁寧な化粧操作を、必要に応じたボリューム塗り化粧操作と共に、行うことができる。
これと共に、外側に拡がるA、6B及び6Cを有する毛材先端部6A2、6B2及び6C2によって目頭及び目尻のまつ毛や下まつ毛に対する細かい化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4A、4B及び4C従って液塗布構造子10Dを細目構造にしたことにより、鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(3−6)第6の実施例
図18において、1J6は第3の実施の形態の第6の実施例による液塗布部を示し、図13との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端に2対のブラシ本体4A及び4Bを有する液塗布構造子10Eが設けられている。
ブラシ本体4A及び4Bの芯材5A及び5Bは、シャフト3の先端から所定の間隔を保つように互いに対向しながら前方に突出している。
かくしてシャフト3の先端を出た一対の芯材5A及び5Bは横方向に外方に湾曲する芯材湾曲部5A11及び5B11を有し、当該芯材湾曲部5A11及び5B11の先端に、同じように横方向に折り返される芯材曲がり部5A12及び5B12が形成されている。
かくして芯材湾曲部5A11及び5B11の毛材6A及び6Bによって、互いに対向しながら全体としてアーチ状に湾曲する毛材湾曲部6A11及び6B11が形成されると共に、その先端に芯材曲がり部5A12及び5B12の毛材6A及び6Bでなる毛材先端部6A12及び6B12が形成されている。
図18の構成において、シャフト3及び液塗布構造子10Eが塗布液容器R2から引き出されたとき、しごき部材R7は、毛材湾曲部6A11及び6B11の外側部分に付着した塗布液をしごき落す。
これに対して、毛材先端部6A12及び6B12がしごき部材R7を通過するとき、その芯材曲がり部5A12及び5B12によってしごき孔が押し拡げられることにより、毛材先端部6A12及び6B12の外側部分に付着した塗布液がしごき落とされる。
しかしながら、毛材湾曲部6A11及び6B11間の空所と、毛材先端部6A12及び6A12間の空所と、毛材先端部6A12及び6B12と毛材湾曲部6A11及び6B11によって囲まれた空所とに溜った塗布液が、しごき部材R7のしごき孔によってはしごき落とされずに残って外部に取り出される。
図18の液塗布部1J6によれば、ブラシ本体4A及び4Bが細目に構成されていることにより、その毛材4A及び4Bの毛が短いことからまつ毛に対して丁寧な化粧操作をすることができると共に、外側に湾曲している毛材湾曲部6A11及び6B11間の空所に溜まった多量の塗布液によって必要に応じてまつ毛にボリューム塗り化粧操作をすることができる。
これに加えて、ブラシ本体4A及び4Bの先端に形成された毛材先端部6A12及び6B12の毛材6Aが芯材曲がり部5A12及び5B12の横方向への曲がりに応じて外側に拡がるように突出することにより、使用者はシャフト3及び液塗布構造子10Eをまつ毛に対して縦方向に構えて化粧操作をすることにより、当該毛材先端部6A12及び6B12の毛材を利用して凹凸が大きい目頭及び目尻にあるまつ毛や、下まつ毛に対しても容易に細かい化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4A及び4B従って液塗布構造子10Eを全体として細目に構成したことにより、鏡写りの邪魔にならないようにすることができる。
(3−7)第7の実施例
図19において、1J7は第3の実施の形態の第7の実施例による液塗布部を示し、図13との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端に1対のブラシ本体4A及び4Bを有する液塗布構造子10Fが固着されている。
当該1対のブラシ本体4A及び4Bは、シャフト3の中心線を挟んで先端方向に行くに従って互いに対向しながら順次外側及び内側に湾曲するようなひょうたん型形状を有する。
そのうちブラシ本体4A及び4Bの芯材5A及び5Bはそれぞれシャフト3の表面から前方に突出すると横方向に外側に湾曲する第1芯材外側湾曲部5A11及び5B11を通って内側に湾曲する芯材内側湾曲部5A12及び5B12に続き、その先端側に再度外側に湾曲する第2芯材外側湾曲部5A13及び5B13に続いている。
かくしてブラシ本体4A及び4Bの芯材5A及び5Bは全体としてひょうたん型の形状をもつことにより、第1芯材外側湾曲部5A11及び5B11間に広い空所をもつと共に、その先端側に第2芯材外側湾曲部5A13及び5B13間に大きい空所を形成する。
この芯材5A及び5Bによって形成されたひょうたん形状に従って、第1芯材外側湾曲部5A11及び5B11の毛材6A及び6Bによって外側に湾曲するように第1毛材外側湾曲部6A11及び6B11が形成されると共に、その先端の芯材内側湾曲部5A12及び5B12の毛材6A及び6Bでなる毛材内側湾曲部6A12及び6B12が形成されると共に、さらにその先端側に第2芯材外側湾曲部5A13及び5B13の毛材6A及び6Bでなる第2毛材外側湾曲部6A13及び6B13が形成される。
かくしてブラシ本体4A及び4Bの毛材6A及び6Bは全体としてひょうたん型の形状を形成する。
芯材5A及び5Bの先端部は横方向に内側に折り曲げられて芯材曲がり部5A14及び5B14を形成し、これによりその毛材6A及び6Bでなる毛材曲がり部6A14及び6B14が形成される。
図19の構成において、シャフト3及び液塗布構造子10Fが塗布液容器R2から引き出されたとき、シャフト3に付着した塗布液がしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とされた後、液塗布構造子10Fの芯材5A及び5Bがしごき部材R7のしごき孔を通過するときこれを押し拡げることにより、毛材6A及び6Bの外側に付着している塗布液がしごき孔によってしごき落とされる。
これに対して、第1毛材外側湾曲部6A11及び6B11間及び第2毛材外側湾曲部6A13及び6B13間の空所に溜まった塗布液は、しごき孔が届かないことによりしごき落とされずに残った状態になる。
また毛材内側湾曲部6A12及び6B12の外側にある窪み形状の空所の塗布液もしごき残されずに残る。
このようにして液塗布構造子10Fにおいてしごき残された塗布液が液塗布容器R2から外部に取り出される。
図19の構成によれば、ひょうたん形状を形成するブラシ本体4A及び4Bは細目に構成されていることにより、使用者はまつ毛に対して丁寧な化粧操作をすることができる。
これと共に、ひょうたん形状を有する毛材6A及び6B間にはしごき残された多量の塗布液が溜まっていることにより、使用者はこれを用いてボリューム塗り化粧操作をすることができる。
これに加えて液塗布構造子10Fの先端には横方向に横切るように毛材曲がり部6A14及び6B14が形成されていることにより、使用者はシャフト3及び液塗布構造子10Fをまつ毛に対して縦方向に構えて化粧操作をすることにより、目頭及び目尻や、下まつ毛のように凹凸が激しい部位にあるまつ毛に対して容易に細い化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4A及び4B従って液塗布構造子10Fを全体として細目に構成したことにより、鏡写りの邪魔にならないようにすることができる。
(3−8)第8の実施例
図20において、1J8は第3の実施の形態の第8の実施例による液塗布部を示し、図13との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端にらせん構造の1対のブラシ本体4A及び4Bを有する液塗布構造子10Gが設けられている。
ブラシ本体4A及び4Bは、芯材5A及び5Bとして、シャフト3の先端面に固着された芯線らせん形状部5A21及び5B21を有する。
芯線らせん形状部5A21及び5B21はシャフト3の中心線を中心として順次交互にらせん形状を描くように成形されている。
この結果、芯線らせん形状部5A21及び5B21の毛材6A及び6Bの毛は、芯線らせん形状部5A21及び5B21の曲がり形状に従って、外方に拡がった状態で、シャフト3の中心線を中心として交互にらせん形状を描く毛材らせん形状部6A21及び6B21を構成している。
図20の構成において、シャフト3及び液塗布構造子10Gを液塗布容器R2から引き抜くと、しごき部材R7はシャフト3に付着した塗布液をしごき落とした後、毛材らせん形状部6A21及び6B21がしごき部材R7のしごき孔を通過するとき、当該毛材らせん形状部6A21及び6B21の外側部分に沿って当該外側に付着した塗布液をしごき落とす。
このとき毛材らせん形状部6A21及び6B21の内側の空所にはしごき部材R7のしごき孔が届かないことにより、毛材らせん形状部6A21及び6B21の内部に形成されている空所には、しごき部材R7によってしごき落とされない塗布液が溜まった状態で外部に取り出される。
図20の構成によれば、毛材らせん形状部6A21及び6B21を構成する毛材6A及び6Bが細目に構成されていることにより、使用者は当該毛材らせん形状部6A21及び6B21の短い毛を用いて一本一本のまつ毛に対して丁寧な化粧操作をすることができる。
また、毛材らせん形状部6A21及び6B21の内側には多量の塗布液が溜まっていることにより、使用者はこれを用いてボリューム塗り化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及びブラシ本体4A及び4B従って液塗布構造子10Gを全体として細目に構成したことにより、鏡写りの邪魔にならないようにすることができる。
(4)第4の実施の形態
(4−1)第1の実施例
図21において、1K1は第4の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示し、図14との対応部分に同一符号を付して示すように、細目のシャフト3の先端に、細目の一対のブラシ本体4A及び4Bを有する液塗布構造子12Aが設けられている。
一対のブラシ本体4A及び4Bはシャフト3の先端からその中心線を挟んで互いに対向しながら前方に突出する一対の芯材5A及び5Bでなる芯材直線部5A1及び5B1を有する。
当該一対の芯材直線部5A1及び5B1間の空所には、これを直角方向に横切るような位置に、のこぎり板でなる一対のしごき孔拡張板13L1及び13L2が、芯材直線部5A1及び5B1間の空所を挟んで互いに対向するように、シャフト3の先端と芯材直線部5A1及び5B1の先端に取り付けられた支持部材14との間に支持されている。
図21の構成において、シャフト3及び液塗布構造子12Aを塗布液容R2から引き抜いたとき、シャフト3に付着した塗布液がしごき部材R7のしごき孔によってしごき落とされた後、液塗布構造子12Aがしごき部材R7のしごき孔を通るとき、当該しごき孔をしごき孔拡張板13L及び13Rが押し拡げることにより、一対の芯材直線部5A1及び5B1の毛材6A1及び6B1間ないしその周囲の一部にしごき孔のしごきが届かない空所を形成する。
かくして毛材直線部6A1及び6B1の周りには、多量の塗布液がしごき残された状態で、塗布液容器R2から外部に取り出される。
図21の構成によれば、ブラシ本体4A及び4Bが細目の芯材5A及び5B並びに毛材6A及び6Bによって構成されていることにより、当該細いブラシ本体4A及び4Bの短い毛によって使用者はまつ毛一本一本について丁寧な化粧操作をすることができる。
これと共に、一対のしごき孔拡張板13L及び13Rによって毛材直線部6A1及び6B1の周りに多量の塗布液がしごき落とされずに溜まっていることにより、これを用いて使用者がボリューム塗り化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3、ブラシ本体4A及び4B、しごき孔拡張部材13L1及び13L2、従って液塗布構造子12Aが細目構造に構成されていることにより、鏡写りの邪魔にならないようにできる。
(4−2)第2の実施例
図21において、1K2は第4の実施の形態の第2の実施例による液塗布部を示し、図21との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端に、一対のブラシ本体4A及び4Bを有する液塗布構造子12Bを設ける。
図21の場合は、一対のしごき孔拡張部材13L1及び13L2を設けたのに対して、図22の場合は、ブラシ本体4A及び4Bの周囲の角等隙間を保つ位置に4つのしごき孔拡張部材13L11、13L12、13L13及び13L14を設けた点が相違している。
図22の構成によれば、塗布液容器R2からシャフト3及び塗布液構造子12Bを引き抜く際に、塗布液構造子12Bがしごき部材R7のしごき孔を通過する際、ブラシ本体4A及び4Bの周囲に設けられた4つのしごき孔拡張部材13L11〜13L14がしごき孔を押し拡げることにより、ブラシ本体4A及び4Bの周囲にさらに大きなしごき孔が届かない空所が形成されることにより、図21の場合と比較してさらに多量の塗布液をしごき残すことができる。
従って図22の構成によれば、ユーザはさらに多量の塗布液によってまつ毛に対するボリューム塗り化粧操作をすることができる。
(4−3)変形例
図21及び図22において、のこぎり板状のしごき孔拡張部材をそれぞれ2枚及び4枚設けた場合について述べたが、これに代え、8枚のしごき孔拡張部材をブラシ本体4A及び4Bの周囲に設けるようにしても、上述の場合と同様に多量の塗布液をしごき残すことができる。
また図21及び図22の実施例の場合には、しごき孔拡張部材としてのこぎり板形状のものを用いたが、これに代え櫛歯形状のものを用いても同様の効果を得ることができる。
(5)第5の実施の形態
(5−1)第1の実施例
図23において、1M1は第5の実施の形態の第1の実施例による液塗布部を示し、この場合シャフト3の先端に設けられている液塗布構造子21Aは、2本の液塗布部材22A及び22Bがシャフト3の中心線に沿ってほぼ平行に突出した構造を有する。
液塗布部材22Aは図3について上述した細目のブラシ本体4でなり、芯材5によって構成された芯材直線部5Y1の毛材6によって毛材直線部6Y1が形成されている。
これに対して、液塗布部材22Bは合成樹脂材料でなる細目の棒状の塗布部本体23Aを有し、当該塗布部本体23Aの外周面にその長手方向に順次並ぶように複数の円環状の液溜め用溝23Bが形成されている。
この実施の形態の場合、しごき部材R7のしごき孔は、2本の塗布液部材22A及び22Bをしごくのに適した大きさに選定され、これにより当該しごき孔をシャフト3及び液塗布構造子21Aを通るとき、しごき孔を押し拡げた状態で塗布液をしごき落とされるようになされている。
図23の構成において、シャフト3及び液塗布構造子21Aを塗布液容器R2から引き抜くとき、シャフト3に付着している塗布液及び液塗布部材22Aの芯材直線部5Y1及び液塗布部材22Bの塗布部本体23Aの外側部に付着している塗布液がしごき落とされる。
このときブラシ本体4の塗布液本体23A側の毛材6と、毛材直線部6Y1と、液塗布部本体23Aとの間の空所と、液塗布部本体23Aの外周に形成されている液溜め用溝23Bにある塗布液は、しごき孔が届かないためにしごき落とされずに溜まった状態で外部に取り出される。
図23の構成によれば、液塗布部材22A及び22Bを形成するブラシ本体4及び液塗布本体23Aが細目に構成されていることにより
、使用者がまつ毛一本一本に対して丁寧な化粧操作をすることができる。
これに加えて毛材直線部6Y1と液塗布具本体23A間の空所に溜まっている塗布液と、液溜め用溝23Bに溜まっている塗布液とによって、使用者はまつ毛に対してボリューム塗り化粧操作をすることができる。
かくするにつき、シャフト3及び液塗布部材22A及び22Bが細目構造に構成されていることにより、鏡写りの邪魔をしないようにすることができる。
(5−2)第2の実施例
図24において、1M2は第5の実施の形態の第2の実施例による液塗布部を示し、図23との対応部分に同一符号を付して示すように、シャフト3の先端に取り付けられた液塗布構造子21Bは、一対の液塗布部材22B及び22Cを有する。
当該液塗布部材22B及び22Cは図23の液塗布部材22Bと同様の構成を有し、それぞれ棒状の塗布部本体23A1及び23A2の周囲に複数の液溜用溝22B1及び22B2が設けられている。
液塗布部材22B及び22Cはシャフト3の中心線に沿って互いに平行な状態でシャフト3から突出している。
図24の構成において、シャフト3及び液塗布構造子21Bが塗布液容器R2から引き抜かれる際に、しごき孔によってシャフト3に付着した塗布液及び液塗布具本体23A1及び23A2の外側の塗布液がしごき落とされる。
このとき、塗布部本体23A1及び23A2の液溜め用溝22B1及び22B2に溜まった塗布液と、塗布部本体23A1及び23A2間の空所に溜まった塗布液はしごき部材R7のしごき孔が届かないことによりしごき落とされずに残って外部に取り出される。
図24の構成によれば、シャフト3及び塗布部本体23A1及び23A2を細目に構成しているにもかかわらず、多量の塗布液を溜めた状態で外部に取り出すことができることにより、使用者は全体として細目構造の液塗布構造子21Bによって一本一本の毛に対して細かい化粧操作をすることができる。
これと共に、多量の塗布液を溜めた状態で外部に取り出すことができることにより使用者がボリューム塗り化粧操作をすることができる。
本発明は使用者が化粧操作をする際に用いる液塗布具に利用することができる。
R1……液塗布具、R2……塗布液容器、R3……取出口、R4……キャップ、R5……シャフト、R6……ブラシ本体、R6A……ブラシ毛材、R7……しごき部材、1、1A〜1G、1H1〜1H2、1J1〜1J8、1K1〜1K2、1M1〜1M2……液塗布具、2……キャップ、3……シャフト、4、4A〜4C……ブラシ本体、5、5A〜5B……芯材、6、6A〜6C……毛材。

Claims (5)

  1. 細目のシャフトの先端から液塗布部材を構成する細目のブラシ本体を突出させてなる液塗布部を有し、
    上記ブラシ本体は芯材の先端部分を折り返すことにより互いに対向する当該折返し部分の毛材間に空所を形成し、
    上記液塗布部を塗布液容器からしごき部材によってしごきながら引き抜く際に上記空所に塗布液をしごき残す
    ことを特徴とする液塗布具。
  2. 細目のシャフトの先端から液塗布部材を構成する細目のブラシ本体を突出させてなる液塗布部を有し、
    上記ブラシ本体の芯材は先端方向に行くに従って上記シャフトの中心線を中心にして横方向に波形状又はらせん形状を形成することにより当該波形状要素の毛材間又はらせん形状の毛材の内側に空所を形成し、
    上記液塗布部を塗布液容器からしごき部材によってしごきながら引き抜く際に上記空所に塗布液をしごき残す
    ことを特徴とする液塗布具。
  3. 細目のシャフトの先端から液塗布構造子を突出させてなる液塗布部を有し、
    上記液塗布構造子は液塗布部材を構成する細目の複数のブラシ本体を有し、
    上記複数のブラシ本体の芯材は互いに対向しながら先端方向に突出することにより互いに対向する毛材間に空所を形成し、
    上記液塗布部を塗布液容器からしごき部材によってしごきながら引き抜く際に上記液塗布構造子の上記空所に塗布液をしごき残す
    ことを特徴とする液塗布具。
  4. 細目のシャフトの先端から液塗布構造子を突出させてなる液塗布部を有し、
    上記液塗布構造子は液塗布部材を構成する細目の複数のブラシ本体を有し、
    上記複数のブラシ本体を囲む位置に、当該複数のブラシ本体の芯材と対向するように、複数のしごき孔拡張部材が設けられ、
    上記液塗布部を塗布液容器からしごき部材によってしごきながら引き抜く際に、上記しごき部材のしごき孔を上記複数のしごき孔拡張部材によって押し拡げることにより上記複数のブラシ本体の毛材間及び周囲の空所に塗布液をしごき残す
    ことを特徴とする液塗布具。
  5. 細目のシャフトの先端から液塗布構造子を突出させてなる液塗布部を有し、
    上記液塗布構造子は、細目の2本の液塗布部材を上記シャフトの先端から互いに対向しながら上記シャフトの中心線に沿って突出し、
    上記液塗布部を塗布液容器からしごき部材によってしごきながら引き抜く際に、上記しごき部材のしごき孔を上記2本の液塗布部材によって押し拡げることにより上記2本の液塗布部材間の空所に塗布液をしごき残す
    ことを特徴とする液塗布具。
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