JP2012160618A - 部品供給装置およびスプライシング作業確認方法 - Google Patents

部品供給装置およびスプライシング作業確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生しにくい部品供給装置およびスプライシング作業確認方法を提供することを課題とする。
【解決手段】部品供給装置4は、複数の電子部品Pが配置されるテープ400を有するテープフィーダ40と、テープ400の電子部品Pの残量に関連する数量を直接または間接的に検出する数量検出手段41と、数量検出手段41から検出される数量を基に、テープ400に新しいテープ406を繋ぎ合わせるスプライシング作業における繋ぎ間違いを判別する制御装置42と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板に装着される電子部品を供給する部品供給装置、および電子部品が消費されたテープに新しいテープを繋ぎ合わせるスプライシング作業を確認するスプライシング作業確認方法に関する。
電子部品を基板に装着する際、装着用の電子部品は部品供給装置から供給される。部品供給装置のテープフィーダは、多数の電子部品が長手方向に沿って封入されたテープと、テープが巻装されるリールと、リールが収容されるリールホルダと、を備えている。電子部品が基板に装着されるのに従って、テープの電子部品は次々に消費されていく。ここで、電子部品が完全に無くなってからテープ(具体的にはテープ付きのリール)を交換すると、交換の間、基板の生産が滞ってしまう。このため、全ての電子部品が消費されてしまう前に、部品消費中のテープに新しいテープを繋ぎ合わせる作業、つまりスプライシング作業が行われる。スプライシング作業の間も、電子部品は継続的に供給されている。このため、基板の生産が滞るおそれがない。
スプライシング作業は、以下の手順で行われる。まず、作業者は、部品消費中の既存のテープが巻装されたリールを、リールホルダから取り出す。次に、当該テープをリールから外す。それから、テープの送り方向後端を確認し、テープピッチに見合った位置でテープを切断する。続いて、新しいリールに環装されたテープの送り方向前端を確認し、テープピッチに見合った位置でテープを切断する。そして、既存のテープの送り方向後端と、新しいテープの送り方向前端と、を繋ぎ合わせる。最後に、新しいリールをリールホルダに取り付ける。このようにして、スプライシング作業は行われる。
特開2008−41820号公報
ここで、部品供給装置においては、電子部品の種類ごとに、多数のリールホルダが並んで配置されている。このため、互いに近接するテープ間において、テープの繋ぎ間違いが発生するおそれがある。例えば、スプライシング作業の対象でないテープに、当該テープとは異なる種類の電子部品を有する、新しいテープを繋いでしまうおそれがある。この場合、テープが切り替わることにより、同一のリールから、異なる種類の電子部品が供給されることになる。また、スプライシング作業の対象であるテープに、新しいテープが繋がれないおそれがある。この場合、テープから電子部品が完全に無くなってしまう。このため、基板の生産が滞ることになる。
ところで、近年においては、部品供給装置における電子部品の配置、つまりテープの配置は、最適化されている場合が多い。すなわち、電子部品は、吸着ノズルにより搬送され、基板に装着される。基板生産時間の短縮化という観点から、複数種類の小さい電子部品は、複数の吸着ノズルを有する多点式の装着ヘッドを用いて、一度に搬送される。
装着ヘッドの搬送経路の効率化のため、一度に搬送される複数種類の小さい電子部品は、互いに近接して配置されている。したがって、小さい電子部品が視認しにくいこととも相俟って、近年においては、より一層、スプライシング作業の際に、繋ぎ間違いが発生しやすくなっている。
なお、特許文献1には、リールの重量を測定し、当該重量を基にリールに含まれる電子部品の数量を算出する部品計数装置が開示されている。しかしながら、スプライシング作業に関する記載は存在しない。
本発明の部品供給装置およびスプライシング作業確認方法は、上記課題に鑑みて完成されたものである。本発明は、スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生しにくい部品供給装置およびスプライシング作業確認方法を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の部品供給装置は、複数の電子部品が配置されるテープを有するテープフィーダと、該テープの該電子部品の残量に関連する数量を直接または間接的に検出する数量検出手段と、該数量検出手段から検出される該数量を基に、該テープに新しいテープを繋ぎ合わせるスプライシング作業における繋ぎ間違いを判別する制御装置と、を備えることを特徴とする。
ここで、「新しいテープ」とは、電子部品の補充用に用意される、使用中のテープとは別のテープをいう。また、「テープの電子部品の残量に関連する数量」とは、テープの電子部品の残量の変化に伴って変化する数量をいう。例えば、テープの重量、テープの電子部品数、テープの巻回数などをいう。
本発明の部品供給装置は、このような数量を基に、スプライシング作業における繋ぎ間違いを判別している。例えば、テープの電子部品の残量に関連する数量が、スプライシング作業の前後で略一定の場合、当該テープではなく、当該テープ付近の別のテープに、新しいテープが繋ぎ合わされている可能性がある。つまり、繋ぎ間違いが発生している可能性がある。このように、本発明の部品供給装置によると、テープの電子部品の残量に関連する数量を監視することで、スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生することを抑制することができる。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記テープフィーダは、前記テープが巻装されるリールと、該リールが脱着可能に保持されるリールホルダと、を有し、前記スプライシング作業は、該リールが該リールホルダから取り出された状態で実行され、前記制御装置は、前記数量検出手段により検出される該リールに関連する前記数量が、前期値、該前期値よりも少ない中期値、該中期値よりも多い後期値の順に変化する際、該前期値、該中期値、該後期値のうち少なくとも一つを参照して、前記繋ぎ間違いを判別する構成とする方がよい。
一例として、図1に、スプライシング作業前後のリールの数量変化の模式図を示す。なお、図1は、本発明の作用の一例を説明するためのものであり、本発明の内容を何等限定するものではない。例えば、電子部品の消費に伴うリールの数量変化は、直線状でなくてもよい。また、中期値d3は、0あるいは略0でなくてもよい。
図1に示すように、電子部品が消費されるのに従って、リールの数量は初期値d1から前期値d2まで徐々に減少する。数量が前期値d2になると、リールがリールホルダから取り出される。そして、時刻t1から時刻t2までの間、スプライシング作業が行われる。この間、リールの数量は、前期値d2よりも少ない中期値d3になる。スプライシング作業が完了すると、新しいリールがリールホルダに取り付けられる。この際、リールの数量は、中期値d3よりも多く、かつ前期値d2よりも多い後期値d4になる。その後、電子部品が消費されるのに従って、リールの数量は徐々に減少する。このように、前期値d2、中期値d3に対して後期値d4が多くなる場合、スプライシング作業が適切に行われた可能性が高くなる。
これに対して、時刻t1から時刻t2までの間に、スプライシング作業が行われなかった場合、すなわち一旦リールホルダから取り出されたリールが、そのままの状態で再びリールホルダに取り付けられた場合、リールの数量は、中期値d3よりも多く、かつ前期値d2と略等しい後期値d5になる。このように、前期値d2と後期値d5とが略等しい場合、当該リールに巻装されたテープではなく、当該リール付近の別のリールに環装されたテープに、新しいテープが繋ぎ合わされている可能性がある。つまり、繋ぎ間違いが発生している可能性がある。
このように、本構成によると、前期値d2、中期値d3、後期値d4、d5のうち少なくとも一つを参照することにより、繋ぎ間違いを判別することができる。
(2−1)好ましくは、上記(2)の構成において、前記制御装置は、複数の前記リールのうち、任意の単一の該リールの数量が前記中期値の場合、他の該リールの数量が該中期値になるのを抑制する構成とする方がよい。
リールがリールホルダから取り出されると、リールの数量が中期値になる。すなわち、リールの数量が中期値の場合、スプライシング作業が行われる可能性がある。この点に着目して、本構成によると、複数のリールが同時に中期値になるのを抑制している。このため、複数のテープに対して同時にスプライシング作業が行われるのを抑制することができる。したがって、異なる種類の電子部品を有するテープ同士が繋がれるのを抑制することができる。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記制御装置は、前記テープから前記電子部品が無くなる前に、部品切れ予告を発生し、該制御装置は、以下の条件(A)〜(C)を全て充足する場合に、前記リールホルダから取り出された前記リールが間違っていると判別する構成とする方がよい。
(A)前記中期値が、該リールが該リールホルダから取り出された状態に対応する値である。
(B)該リールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生していない。
(C)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
ここで、(A)の「中期値が、リールがリールホルダから取り出された状態に対応する値である。」とは、リールに関連する数量として何を採用するかにより異なる。例えば、リールに関連する数量がリールの重量である場合は、「中期値=略0」が、リールがリールホルダから取り出された状態に対応する。また、リールに関連する数量がリールにおけるテープの巻回数である場合は、「中期値=所定のテープ巻回数」がリールがリールホルダから取り出された状態に対応する。また、リールに関連する数量がテープの電子部品の残数である場合は、「中期値=所定の電子部品数」がリールがリールホルダから取り出された状態に対応する。
本構成によると、スプライシング作業の対象でないリールがリールホルダから取り出されたことを、判別することができる。また、スプライシング作業の対象であるリールがリールホルダから取り出されていないことを、判別することができる。
(4)好ましくは、上記(2)または(3)の構成において、前記制御装置は、前記テープから前記電子部品が無くなる前に、部品切れ予告を発生し、該制御装置は、以下の条件(a)〜(c)を全て充足する場合に、前記リールホルダに取り付けられた前記リールが間違っていると判別する構成とする方がよい。
(a)前記後期値の方が前記前期値よりも多い。
(b)該リールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生していない。
(c)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
本構成によると、スプライシング作業の対象でないテープに新しいテープが繋がれたことを、判別することができる。また、スプライシング作業の対象であるテープに新しいテープが繋がれていないことを、判別することができる。
(5)好ましくは、上記(1)ないし(4)のいずれかの構成において、前記数量は、前記テープの重量であり、前記数量検出手段は、該テープの該重量を直接または間接的に検出する重量センサである構成とする方がよい。
テープの重量は、電子部品が消費されるのに従って、徐々に軽くなる。スプライシング作業は、全ての電子部品が消費されてしまう前に行われる。スプライシング作業が適切に行われると、スプライシング作業前よりも、スプライシング作業後の方が、テープの重量が重くなる。スプライシング作業後のテープの重量は、電子部品が消費されるのに従って、徐々に軽くなる。このように、テープの重量は変化する。
本構成は、このようなテープの重量変化を基に、スプライシング作業における繋ぎ間違いを判別している。例えば、スプライシング作業の前後でテープの重量が略一定の場合、当該テープではなく、当該テープ付近の別のテープに、新しいテープが繋ぎ合わされている可能性がある。つまり、繋ぎ間違いが発生している可能性がある。このように、本構成によると、テープの重量を監視することで、スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生することを抑制することができる。
(6)好ましくは、上記(5)の構成において、前記重量センサは、該リールホルダに配置され、該リールの重量を検出する構成とする方がよい。本構成によると、テープの重量変化を、リールの重量変化を介して、間接的に検出することができる。
(7)好ましくは、上記(2)ないし(6)のいずれかの構成において、前記リールホルダと前記リールとの対応を照合する照合装置を備え、前記制御装置は、前記スプライシング作業前後の該対応の整合性を判別する構成とする方がよい。
リールホルダとリールとが対応していない場合、当該リールホルダから供給される予定の電子部品と異なる電子部品が、当該リールホルダから供給されることになる。このため、基板に対する電子部品の装着ミスが発生しやすくなる。
この点、本構成によると、スプライシング作業の前後で、同じ種類の電子部品を有するリールが所定のリールホルダに装着されているか否かを判別することができる。このため、基板に対する電子部品の装着ミスが発生しにくくなる。
(8)上記課題を解決するため、本発明のスプライシング作業確認方法は、複数の電子部品が配置されるテープを有するテープフィーダと、該テープの該電子部品の残量に関連する数量を直接または間接的に検出する数量検出手段と、該テープに新しいテープを繋ぎ合わせるスプライシング作業における繋ぎ間違いを判別する制御装置と、を備える部品供給装置のスプライシング作業確認方法であって、前記数量を直接または間接的に検出する数量検出工程と、検出される該数量を基に、前記スプライシング作業における繋ぎ間違いを判別する繋ぎ間違い判別工程と、を有することを特徴とする。
ここで、「新しいテープ」とは、電子部品の補充用に用意される、使用中のテープとは別のテープをいう。また、「テープの電子部品の残量に関連する数量」とは、テープの電子部品の残量の変化に伴って変化する数量をいう。例えば、テープの重量、テープの電子部品数、テープの巻回数などをいう。
上記(1)で説明したように、本発明のスプライシング作業確認方法は、このような数量を基に、スプライシング作業における繋ぎ間違いを判別している。例えば、テープの電子部品の残量に関連する数量が、スプライシング作業の前後で略一定の場合、当該テープではなく、当該テープ付近の別のテープに、新しいテープが繋ぎ合わされている可能性がある。つまり、繋ぎ間違いが発生している可能性がある。このように、本発明の部品供給装置によると、テープの電子部品の残量に関連する数量を監視することで、スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生することを抑制することができる。
(9)好ましくは、上記(8)の構成において、前記テープフィーダは、前記テープが巻装されるリールと、該リールが脱着可能に保持されるリールホルダと、を有し、前記スプライシング作業は、該リールが該リールホルダから取り出された状態で実行され、前記繋ぎ間違い判別工程においては、該リールに関連する前記数量が、前期値、該前期値よりも少ない中期値、該中期値よりも多い後期値の順に変化する際、該前期値、該中期値、該後期値のうち少なくとも一つを参照して、前記繋ぎ間違いを判別する構成とする方がよい。上記(2)で説明したように、本構成によると、前期値、中期値、後期値のうち少なくとも一つを参照することにより、繋ぎ間違いを判別することができる。
(9−1)好ましくは、上記(9)の構成において、前記数量検出工程においては、複数の前記リールのうち、任意の単一の該リールの数量が前記中期値の場合、他の該リールの数量が該中期値になるのを抑制する構成とする方がよい。
上記(2−1)で説明したように、本構成によると、複数のリールが同時に中期値になるのを抑制している。このため、複数のテープに対して同時にスプライシング作業が行われるのを抑制することができる。したがって、異なる種類の電子部品を有するテープ同士が繋がれるのを抑制することができる。
(10)好ましくは、上記(9)の構成において、前記繋ぎ間違い判別工程においては、以下の条件(A)〜(C)を全て充足する場合に、前記リールホルダから取り出された前記リールが間違っていると判別する構成とする方がよい。
(A)前記中期値が、該リールが該リールホルダから取り出された状態に対応する値である。
(B)該リールに巻装された該テープに関して、該テープから前記電子部品が無くなる前に発生する部品切れ予告が、未だ発生していない。
(C)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
ここで、(A)の「中期値が、リールがリールホルダから取り出された状態に対応する値である。」とは、リールに関連する数量として何を採用するかにより異なる。例えば、リールに関連する数量がリールの重量である場合は、「中期値=略0」が、リールがリールホルダから取り出された状態に対応する。また、リールに関連する数量がリールにおけるテープの巻回数である場合は、「中期値=所定のテープ巻回数」がリールがリールホルダから取り出された状態に対応する。また、リールに関連する数量がテープの電子部品の残数である場合は、「中期値=所定の電子部品数」がリールがリールホルダから取り出された状態に対応する。
本構成によると、スプライシング作業の対象でないリールがリールホルダから取り出されたことを、判別することができる。また、スプライシング作業の対象であるリールがリールホルダから取り出されていないことを、判別することができる。
(11)好ましくは、上記(9)または(10)の構成において、前記繋ぎ間違い判別工程においては、以下の条件(a)〜(c)を全て充足する場合に、前記リールホルダに取り付けられた前記リールが間違っていると判別する構成とする方がよい。
(a)前記後期値の方が前記前期値よりも多い。
(b)該リールに巻装された該テープに関して、該テープから前記電子部品が無くなる前に発生する部品切れ予告が、未だ発生していない。
(c)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
本構成によると、スプライシング作業の対象でないテープに新しいテープが繋がれたことを、判別することができる。また、スプライシング作業の対象であるテープに新しいテープが繋がれていないことを、判別することができる。
(12)好ましくは、上記(8)ないし(11)のいずれかの構成において、前記数量は、前記テープの重量であり、前記数量検出手段は、該テープの該重量を直接または間接的に検出する重量センサであり、前記数量検出工程は、該テープの該重量を直接または間接的に検出する重量検出工程である構成とする方がよい。
上記(5)で説明したように、本構成は、テープの重量変化を基に、スプライシング作業における繋ぎ間違いを判別している。例えば、スプライシング作業の前後でテープの重量が略一定の場合、当該テープではなく、当該テープ付近の別のテープに、新しいテープが繋ぎ合わされている可能性がある。つまり、繋ぎ間違いが発生している可能性がある。このように本構成によると、テープの重量を監視することで、スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生することを抑制することができる。
(13)好ましくは、上記(9)ないし(12)のいずれかの構成において、前記部品供給装置は、前記リールホルダと前記リールとの対応を照合する照合装置を備え、前記繋ぎ間違い判別工程においては、前記スプライシング作業前後の該対応の整合性を判別する構成とする方がよい。
上記(7)で説明したように、本構成によると、スプライシング作業の前後で、同じ種類の電子部品を有するリールが所定のリールホルダに装着されているか否かを判別することができる。このため、基板に対する電子部品の装着ミスが発生しにくくなる。
本発明によると、スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生しにくい部品供給装置およびスプライシング作業確認方法を提供することができる。
スプライシング作業前後のリールの数量変化を示す模式図である。 本発明の一実施形態である部品供給装置を備える電子部品実装機の斜視図である。 同電子部品実装機の右側面図である。 同部品供給装置のテープフィーダの透過右側面図である。 同部品供給装置の制御装置のブロック図である。 同部品供給装置のテープフィーダの電子部品が消費された状態の透過右側面図である。 同部品供給装置のテープフィーダのスプライシング作業中の透過右側面図である。 本実施形態のスプライシング作業確認方法のフローチャートである。
以下、本発明の部品供給装置およびスプライシング作業確認方法の実施の形態について説明する。
<電子部品実装機の構成>
まず、本実施形態の部品供給装置を備える電子部品実装機の構成について説明する。以降の図において、左側は、基板の搬送方向上流側に相当する。右側は、基板の搬送方向下流側に相当する。図2に、本実施形態の部品供給装置を備える電子部品実装機の斜視図を示す。図3に、同電子部品実装機の右側面図を示す。図2においては、モジュール3のハウジングを透過して示す。図2、図3に示すように、電子部品実装機1は、ベース2と、モジュール3と、部品供給装置4と、デバイスパレット5と、を備えている。
[ベース2、モジュール3]
ベース2は、工場のフロアに配置されている。モジュール3は、ベース2の上面に脱着可能に配置されている。モジュール3は、XYロボット31と、装着ヘッド32と、制御装置(図略)と、表示装置33と、を備えている。
X方向は左右方向に、Y方向は前後方向に、Z方向は上下方向に、各々、対応している。XYロボット31は、Y方向スライダ310と、X方向スライダ311と、左右一対のY方向ガイドレール312と、上下一対のX方向ガイドレール313と、を備えている。
左右一対のY方向ガイドレール312は、モジュール3のハウジング内部空間の上面に配置されている。Y方向スライダ310は、左右一対のY方向ガイドレール312に、前後方向に摺動可能に取り付けられている。上下一対のX方向ガイドレール313は、Y方向スライダ310の前面に配置されている。X方向スライダ311は、上下一対のX方向ガイドレール313に、左右方向に摺動可能に取り付けられている。
装着ヘッド32は、X方向スライダ311に取り付けられている。このため、装着ヘッド32は、XYロボット31により、前後左右方向に移動可能である。装着ヘッド32の下方には、吸着ノズル320が交換可能に取り付けられている。吸着ノズル320は、装着ヘッド32に対して、下方に移動可能である。このため、吸着ノズル320は、XYロボット31、装着ヘッド32により、前後左右上下方向に移動可能である。吸着ノズル320は、電子部品を搬送する部品搬送部材としての機能を有している。表示装置33は、モジュール3のハウジング前面に配置されている。表示装置33には、制御装置からの指示により、電子部品実装機1の状態が表示される。
[デバイスパレット5、部品供給装置4]
デバイスパレット5は、モジュール3のハウジングの前部開口に装着されている。デバイスパレット5は、前後方向に細長い、多数のスロット51を備えている。デバイスパレット5は、後述するテープフィーダ40やディップフラックスユニット(図略)やトレイユニット(図略)などの周辺機器を脱着可能に取り付ける、機器取付部としての機能を有している。
部品供給装置4は、多数のテープフィーダ40と、テープフィーダ40と同数の重量センサ(図略)と、制御装置(図略)と、照合装置(図略)と、を備えている。多数のテープフィーダ40は、各々、スロット51に脱着可能に装着されている。すなわち、スロット51は、テープフィーダ取付部としての機能を有している。テープフィーダ40がスロット51に取り付けられると、同時にコネクタ(図略)を介して、テープフィーダ40がモジュール3の制御装置に接続される。
図4に、本実施形態の部品供給装置のテープフィーダの透過右側面図を示す。図4に示すように、テープフィーダ40は、テープ400と、リール401と、リールホルダ402と、スプロケット403と、本体フレーム404と、を備えている。
本体フレーム404は、中空の細板状を呈している。本体フレーム404の上面の後端(基板側端)には、部品供給位置Eが配置されている。スプロケット403は、本体フレーム404の内部に収容されている。スプロケット403は、制御装置で駆動されるモータ(図略)により、間欠的に回転可能である。スプロケット403の外周縁には、多数の突起が配置されている。スプロケット403が回転することにより、突起は、本体フレーム404の上方に、順に出没可能である。リールホルダ402は、本体フレーム404の前方に配置されている。リールホルダ402は、上方に開口する細長い箱状を呈している。リール401は、リールホルダ402に、上方から脱着可能に収容されている。リールホルダ402は、リール401を回転可能に保持するリール保持部としての機能を有している。
テープ400は、リール401の軸部401aに巻装されている。テープ400は、リール401の上部から、後方(基板方向)に引き出されている。引き出されたテープ400は、本体フレーム404の上面に沿って、前後方向に延在している。テープ400は、キャリアテープ400aと、カバーテープ400bと、を備えている。キャリアテープ400aには、長手方向に所定間隔ずつ離間して、多数の電子部品が、上方から取出可能に収容されている。キャリアテープ400aの上面は、カバーテープ400bにより覆われている。すなわち、カバーテープ400bは、電子部品を上方から封止している。また、キャリアテープ400aには、長手方向に所定間隔ずつ離間して、多数の送り孔(図略)が、点線状に並んでいる。送り孔には、スプロケット403の突起が係脱可能である。送り孔つまりテープ400は、突起つまりスプロケット403が回転することにより、リール401から部品供給位置Eに向かう方向、あるいは部品供給位置Eからリール401に向かう方向に、送られる。送り孔およびスプロケット403は、テープ400を送るテープ送り機構としての機能を有している。
重量センサ41は、リールホルダ402の箱内の底壁上面に配置されている。リール401がリールホルダ402に取り付けられた状態において、重量センサ41には、リール401が載置されている。このため、重量センサ41により、リール401つまりテープ400の重量を検出することができる。
部品供給装置4の制御装置は、モジュール3の制御装置である。図5に、本実施形態の部品供給装置の制御装置のブロック図を示す。なお、図5においては、本発明の部品供給装置に関連がある部分だけを示す。図5に示すように、制御装置42は、演算部420と、記憶部421と、入出力インターフェイス422と、を備えている。
多数のテープフィーダ40、多数の重量センサ41、表示装置33、照合装置44は、各々、入出力インターフェイス422に接続されている。照合装置44は、いわゆるバーコードリーダである。照合装置44は、リール401の側面に配置されたバーコードを読み取り可能である。バーコードは、リール401を特定する際に用いられる、個体識別部としての機能を有している。制御装置42には、重量センサ41から、リール401の重量が、監視されている。制御装置42は、テープフィーダ40のテープ400の電子部品の残数をカウントしている。テープ400の電子部品の残数が所定数以下になった場合、制御装置42は、部品切れ予告を発生する。部品切れ予告は、表示装置33に表示される。このため、作業者は、部品切れ予告が発生したテープフィーダ40の電子部品が、もうすぐ無くなることを、視認することができる。すなわち、スプライシング作業を行う必要があるテープフィーダ40を特定することができる。
<電子部品実装機1の動き>
次に、本実施形態の部品供給装置4を備える電子部品実装機1の動きについて説明する。
[基板生産時の動き]
図4に示すように、テープ400は、制御装置42で間欠的に駆動されるスプロケット403により、所定のピッチで、前方から後方に送られる。テープ400のカバーテープ400bは、テープ400がスプロケット403に差し掛かる手前で、キャリアテープ400aから剥離される。このため、部品供給位置Eまで到達するのは、キャリアテープ400aだけである。図3に強調して示すように、部品供給位置Eにおいて、電子部品Pは、上方から取り出し可能である。
図2、図3に示すように、吸着ノズル320は、XYロボット31、装着ヘッド32により、前後左右上下方向に移動可能である。図3に点線で示すように、部品供給位置Eの電子部品Pは、吸着ノズル320に吸着される。吸着された電子部品Pは、吸着ノズル320により、基板Bまで搬送される。搬送された電子部品Pは、吸着ノズル320により、基板Bの所定の座標Fに装着される。
図6に、本実施形態の部品供給装置のテープフィーダの電子部品が消費された状態の透過右側面図を示す。上述した電子部品Pの装着作業は、図2に示す全てのテープフィーダ40に対して、基板の生産プログラムに沿って、順次行われる。このため、図6に示すように、テープフィーダ40の電子部品は、基板Bの生産が進むのに従って、徐々に消費されていく。
[スプライシング作業時の動き]
テープ400の電子部品の残数が所定数以下になった場合、図5に示すように、制御装置42は、部品切れ予告を発生する。部品切れ予告は、表示装置33に表示される。この場合、作業者は、部品切れ予告が発生したテープフィーダ40のテープ400に対して、スプライシング作業を行う。
図7に、本実施形態の部品供給装置のテープフィーダのスプライシング作業中の透過右側面図を示す。なお、以下に説明するスプライシング作業の間、テープ400の電子部品は、引き続き部品供給位置Eから基板Bに供給されている。
スプライシング作業を行う場合、まず、作業者は、既存のテープ400を、リール401ごと、リールホルダ402から取り出す。次に、リール401から、テープ400を外す。続いて、テープ400の送り方向後端を確認し、テープピッチに見合った位置でテープ400を切断する。それから、新しいリール405に環装されたテープ406の送り方向前端を確認し、テープピッチに見合った位置でテープ406を切断する。そして、既存のテープ400の送り方向後端と、新しいテープ406の送り方向前端と、を繋ぎ合わせる。最後に、新しいリール405をリールホルダ402に取り付ける。このようにして、スプライシング作業は行われる。
<スプライシング作業確認方法>
次に、本実施形態のスプライシング作業確認方法について説明する。図8に、本実施形態のスプライシング作業確認方法のフローチャートを示す。本実施形態のスプライシング作業確認方法は、重量検出工程と、繋ぎ間違い判別工程と、を有している。なお、以降の説明においては、図1を参照する。ただし、図1の「数量」を「重量」と読み替える。
[重量検出工程]
本工程においては、図4〜図6に示すように、重量センサ41により、継続的に、リール401の重量を検出する。すなわち、テープ400の重量を検出する(図8のS(ステップ)1)。検出された重量は、継続的に、重量センサ41から制御装置42に伝送される。上記重量の検出、伝送作業は、図2に示す全てのテープフィーダ40において実行される。
[繋ぎ間違い判別工程]
本工程においては、重量検出工程における重量の変化から、テープフィーダ40の状態を判別する。図5に示す制御装置42は、時系列的なリール401の重量の変化を監視している(図8のS1)。
ステップ1において、例えば図1に示す初期値d1から前期値d2までの変化のように、リール401の重量が減少する場合、制御装置42は、図4、図6に示すように、リール401に巻装されたテープ400から電子部品が消費されていると判別する。このため、特にアクションは行われない。
一方、ステップ1において、図1に示す前期値d2から後期値d5までの変化のように、リール401の重量が一旦略0(=中期値d3)になる場合、制御装置42は、当該リール401つまりスロット51(図3参照)に対して、部品切れ予告が発生しているか否かを判別する(図8のS2)。なお、中期値=略0は、リール401がリールホルダ402から取り出された状態に対応する値である。
ステップ2における判別の結果、部品切れ予告が発生していない場合、制御装置42は、当該リール401付近(例えば、左右に各々五本以内)のリール401つまりスロット51に対して、部品切れ予告が発生しているか否かを判別する(図8のS4)。
ステップ4における判別の結果、付近のスロット51に対して部品切れ予告が発生していない場合、制御装置42は、例えばテープ400詰まりの解消や点検などのために、リール401が一時的に取り出されただけにすぎない、と判別する。このため、特にアクションは行われない。
一方、ステップ4における判別の結果、付近のスロット51に対して部品切れ予告が発生している場合、制御装置42は、スプライシング作業不要なリール401が取り出されたと判別する。また、スプライシング作業を要するリール401が取り出されていないと判別する。このため、図5に示すように、制御装置42は、表示装置33に、誤ったリール401が取り出されたことを表示する。また、制御装置42は、表示装置33に、正しいリール401を取り出すことを表示する(図8のS5)。
一方、ステップ2における判別の結果、部品切れ予告が発生している場合、制御装置42は、当該リール401に巻装されたテープ400に対してスプライシング作業が行われるべきなのに、スプライシング作業が行われなかった、と判別する。このため、制御装置42は、表示装置33に、スプライシング作業を行う旨の指示を表示する(図8のS3)。
一方、ステップ1において、図1に示す前期値d2から後期値d4までの変化のように、リール401の重量が一旦略0(=中期値d3)になる場合であって、かつその前後でリール401の重量が大幅に増加している場合(前期値d2<後期値d4)、制御装置42は、当該リール401つまりスロット51に対して、部品切れ予告が発生中かを判別する(図8のS6)。
ステップ6における判別の結果、部品切れ予告が発生中である場合、制御装置42は、図7に示すように、スプライシング作業を要するテープ400に、新しいテープ406が繋がれたと判別する。このため、制御装置42は、新しいテープ406つまり新しいリール405の整合性(具体的には、照合装置44により照合される、リール401のバーコードと、リール405のバーコードと、の整合性)の確認が済んでいるか否かを判別する(図8のS7)。
ステップ7における判別の結果、整合性の確認が済んでいる場合、制御装置42は、テープ400に同じ種類のテープ406が繋がれた、と判別する。つまり、適切にスプライシング作業が行われたと判別する。
一方、ステップ7における判別の結果、整合性の確認が済んでいない場合、制御装置42は、整合性の確認が完了するまで、当該スロット51の使用を停止する(図8のS8、S9)。
一方、ステップ6における判別の結果、部品切れ予告が発生中でない場合、制御装置42は、当該リール401付近(例えば、左右に各々五本以内)のリール401つまりスロット51に対して、部品切れ予告が発生中か否かを判別する(図8のS10)。
ステップ10における判別の結果、付近のスロット51に対して部品切れ予告が発生中でない場合、制御装置42は、リールの整合性の確認が済んでいるか否かを判別する(図8のS7)。なお、この処理は、作業者が、部品切れ予告の発生に先駆けて、スプライシング作業を行う場合に対応するものである。ステップ7における判別の結果、整合性の確認が済んでいる場合、制御装置42は、テープ400に同じ種類のテープ406が繋がれた、と判別する。つまり、適切にスプライシング作業が行われたと判別する。一方、ステップ7における判別の結果、整合性の確認が済んでいない場合、制御装置42は、整合性の確認が完了するまで、当該スロット51の使用を停止する(図8のS8、S9)。
一方、ステップ10における判別の結果、付近のスロット51に対して部品切れ予告が発生中である場合、制御装置42は、スプライシング作業不要なテープ400に新しいテープ406が繋がれ、新しいリール405がセットされたと判別する。また、スプライシング作業を要するテープ400に新しいテープ406が繋がれておらず、既存のリール401がセットされたままであると判別する。このため、図5に示すように、制御装置42は、表示装置33に、誤ったリール405がセットされたことを表示する。また、制御装置42は、表示装置33に、スプライシング作業を要するスロット51に対して、正しいリール405をセットすることを表示する(図8のS11)。制御装置42は、正しいリール405のセットが完了するまで、当該スロット51の使用を停止する(図8のS12、S13)。このようにして、本実施形態のスプライシング作業確認方法は実行される。
<作用効果>
次に、本実施形態の部品供給装置4およびスプライシング作業確認方法の作用効果について説明する。図8に示すように、本実施形態の部品供給装置4およびスプライシング作業確認方法は、リール401、405(リール401、405単体の重量は等しいので、実質的にはテープ400、406)の重量変化を基に、スプライシング作業における繋ぎ間違いを判別している。このため、スプライシング作業の際に繋ぎ間違いが発生することを抑制することができる。
また、本実施形態の部品供給装置4およびスプライシング作業確認方法によると、テープ400は、リール401ごと、リールホルダ402に対して脱着可能である。このため、テープ400の重量を、リール401の重量を介して、間接的に検出することができる。
また、本実施形態の部品供給装置4およびスプライシング作業確認方法によると、図1に示すように、前期値d2と後期値d4、d5とを比較することにより、繋ぎ間違いを判別することができる。
また、本実施形態の部品供給装置4およびスプライシング作業確認方法によると、制御装置42は、図1に示すように、リール401の前期値d2とリール405の後期値d5とが略一致している場合(図8のS1)、リール401に巻装されたテープ400に関する部品切れ予告が発生していない場合であって(図8のS2)、かつ、付近のスロット51で部品切れ予告が発生している場合(図8のS4)に限って、リールホルダ402から取り出されたリール401が間違っていると判別している(図8のS5)。このため、スプライシング作業の対象でないリール401がリールホルダ402から取り出されたことを、判別することができる。また、スプライシング作業の対象であるリール401がリールホルダ402から取り出されていないことを、判別することができる。
また、本実施形態の部品供給装置4およびスプライシング作業確認方法によると、制御装置42は、図1に示すように、リール401の前期値d2よりもリール405の後期値d5の方が大幅に重い場合(図8のS1)、リール401に巻装されたテープ400に関する部品切れ予告が発生中でない場合であって(図8のS6)、かつ、付近のスロット51で部品切れ予告が発生中である場合(図8のS10)に限って、リールホルダ402にセットされたリール405が間違っていると判別している(図8のS11)。このため、スプライシング作業の対象でないテープ400に新しいテープ406が繋がれたことを、判別することができる。また、スプライシング作業の対象であるテープ400に新しいテープ406が繋がれていないことを、判別することができる。
また、本実施形態の部品供給装置4およびスプライシング作業確認方法によると、図5に示すように、照合装置44でリール401、405のバーコードを読むことにより、既存のリール401と新しいリール405とが同じ種類の電子部品に関するものであること、つまりリールホルダ402とリール405とが対応していることを、照合することができる。このため、スプライシング作業の前後で、同じ種類の電子部品を有するリール401、405が所定のリールホルダ402に装着されているか否かを判別することができる。したがって、基板Bに対する電子部品Pの装着ミスが発生しにくくなる。
<その他>
以上、本発明の部品供給装置およびスプライシング作業確認方法の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、図1に示すように、制御装置42は、多数のリール401のうち、任意の単一のリール401の重量が中期値d3の場合、他のリール401の重量が中期値d3になるのを禁止してもよい。
リール401の重量が中期値d3になるということは、リール401がリールホルダ402から取り出されたということである。複数のリール401が取り出された状態で一括してスプライシング作業が行われると、テープ400、406の繋ぎ間違いが発生しやすくなる。この点、中期値d3を示すリール401を一つに絞ると、つまり多数のリールホルダ402のうち、いずれか一つだけからリール401を取出可能にすると、テープ400、406の繋ぎ間違いが発生しにくくなる。
具体的には、任意の単一のリール401の重量が中期値d3であるにもかかわらず、他のリール401の重量が中期値d3になった場合、図5に示す表示装置33に、取り出したリール401を元に戻す旨の警告を表示してもよい。また、警報を鳴らしてもよい。また、ロック機構を用いて、任意の単一のリール401の重量が中期値d3の場合、他のリール401がリールホルダ402から取り出されるのを、防止してもよい。
重量センサ41の種類は特に限定しない。例えば、歪みゲージ式、圧電式、静電容量式、電気抵抗式など、各種の重量センサを用いることができる。また、重量センサ41から検出されるリール401の重量を基に、制御装置42が、テープ400の電子部品Pの残数をカウントしてもよい。こうすると、電子部品Pの残数のカウントと、スプライシング作業の監視と、いう二つの用途に、重量センサ41を共用化することができる。
また、本発明の数量検出手段として、図4に示す重量センサ41以外に、テープ400の電子部品Pの残数をカウントする部品カウンタ、テープ400の巻回数をカウントするテープカウンタなどを用いてもよい。
また、上記実施形態においては、図2に示すように、リール401を個別に収容可能なリールホルダ402を配置したが、複数のリール401をまとめて収容可能なバケットタイプのリールホルダ402を配置してもよい。
また、上記実施形態においては、図5に示すように、モジュール3と部品供給装置4とで制御装置42を共用化したが、部品供給装置4専用の制御装置42を、モジュール3の制御装置とは別に配置してもよい。また、双方の制御装置を部分的に共用化してもよい。
また、上記実施形態においては、図5に示すように、照合装置44でリール401、405のバーコードを読むことにより、既存のリール401と新しいリール405とが同じ種類の電子部品に関するものであること、つまりリールホルダ402とリール405とが対応していることを、照合した。しかしながら、照合装置44でリールホルダ402とリール405とのバーコードを読むことにより、リールホルダ402とリール405とが対応していることを、照合してもよい。また、照合装置44でリール401、405、リールホルダ402のバーコードを読むことにより、リールホルダ402とリール405とが対応していることを、照合してもよい。また、バーコードを読む以外の方法(例えばカメラなどの撮像装置を用いる画像処理)で、上記照合作業を行ってもよい。
また、上記実施形態においては、図1に示すように、中期値d3を略0としたが、中期値d3は略0でなくてもよい。前期値d2よりも軽ければよい。
また、上記実施形態においては、図8のステップ4、ステップ10において、問題となっているスロット51に対して、左右に各々五本以内のスロット51を、「付近のスロット」と設定した。しかしながら、「付近のスロット」の範囲に含まれるスロット数は特に限定しない。テープフィーダ40の数が多いほど、「付近のスロット」の範囲に含まれるスロット数を増加してもよい。また、隣り合うスロット51同士の間隔が狭いほど、「付近のスロット」の範囲に含まれるスロット数を増加してもよい。例えば、問題となっているスロット51を中心として、両側に、各々一本以内から十本以内までのいずれかの本数のスロット51を、「付近のスロット」と設定してもよい。
また、上記実施形態においては、図8のステップ1でリール401の前期値d2とリール405の後期値d5とが略一致している場合に、ステップ2に進んだ。ここで、「略一致」には、完全に一致している場合は勿論、前期値d2と後期値d5とが若干異なる場合も含まれる。例えば、前期値d2を100%として、後期値d5が90%以上110%以下であれば、前期値d2と後期値d5とが略一致していると判別される。
また、上記実施形態においては、図8のステップ1でリール401の前期値d2に対してリール405の後期値d4が大幅に増加している場合に、ステップ6に進んだ。「大幅増加」の判別基準は特に限定しない。例えば、図1に示すように、後期値d4が、前期値d2よりも、むしろ初期値d1(電子部品が未だ消費されていない状態の重量)に近い場合に、前期値d2に対して後期値d4が大幅に増加していると判別してもよい。
1:電子部品実装機、2:ベース、3:モジュール、4:部品供給装置、5:デバイスパレット。
31:XYロボット、32:装着ヘッド、33:表示装置、40:テープフィーダ、41:重量センサ、42:制御装置、44:照合装置、51:スロット。
310:Y方向スライダ、311:X方向スライダ、312:Y方向ガイドレール、313:X方向ガイドレール、320:吸着ノズル、400:テープ、400a:キャリアテープ、400b:カバーテープ、401:リール、401a:軸部、402:リールホルダ、403:スプロケット、404:本体フレーム、405:リール、406:テープ、420:演算部、421:記憶部、422:入出力インターフェイス。
B:基板、E:部品供給位置、F:座標、P:電子部品、d1:初期値、d2:前期値、d3:中期値、d4:後期値、d5:後期値。

Claims (13)

  1. 複数の電子部品が配置されるテープを有するテープフィーダと、
    該テープの該電子部品の残量に関連する数量を直接または間接的に検出する数量検出手段と、
    該数量検出手段から検出される該数量を基に、該テープに新しいテープを繋ぎ合わせるスプライシング作業における繋ぎ間違いを判別する制御装置と、
    を備える部品供給装置。
  2. 前記テープフィーダは、前記テープが巻装されるリールと、該リールが脱着可能に保持されるリールホルダと、を有し、
    前記スプライシング作業は、該リールが該リールホルダから取り出された状態で実行され、
    前記制御装置は、前記数量検出手段により検出される該リールに関連する前記数量が、前期値、該前期値よりも少ない中期値、該中期値よりも多い後期値の順に変化する際、該前期値、該中期値、該後期値のうち少なくとも一つを参照して、前記繋ぎ間違いを判別する請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記制御装置は、前記テープから前記電子部品が無くなる前に、部品切れ予告を発生し、
    該制御装置は、以下の条件(A)〜(C)を全て充足する場合に、前記リールホルダから取り出された前記リールが間違っていると判別する請求項2に記載の部品供給装置。
    (A)前記中期値が、該リールが該リールホルダから取り出された状態に対応する値である。
    (B)該リールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生していない。
    (C)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
  4. 前記制御装置は、前記テープから前記電子部品が無くなる前に、部品切れ予告を発生し、
    該制御装置は、以下の条件(a)〜(c)を全て充足する場合に、前記リールホルダに取り付けられた前記リールが間違っていると判別する請求項2または請求項3に記載の部品供給装置。
    (a)前記後期値の方が前記前期値よりも多い。
    (b)該リールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生していない。
    (c)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
  5. 前記数量は、前記テープの重量であり、
    前記数量検出手段は、該テープの該重量を直接または間接的に検出する重量センサである請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の部品供給装置。
  6. 前記重量センサは、該リールホルダに配置され、該リールの重量を検出する請求項5に記載の部品供給装置。
  7. 前記リールホルダと前記リールとの対応を照合する照合装置を備え、
    前記制御装置は、前記スプライシング作業前後の該対応の整合性を判別する請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の部品供給装置。
  8. 複数の電子部品が配置されるテープを有するテープフィーダと、
    該テープの該電子部品の残量に関連する数量を直接または間接的に検出する数量検出手段と、
    該テープに新しいテープを繋ぎ合わせるスプライシング作業における繋ぎ間違いを判別する制御装置と、
    を備える部品供給装置のスプライシング作業確認方法であって、
    前記数量を直接または間接的に検出する数量検出工程と、
    検出される該数量を基に、前記スプライシング作業における繋ぎ間違いを判別する繋ぎ間違い判別工程と、
    を有することを特徴とするスプライシング作業確認方法。
  9. 前記テープフィーダは、前記テープが巻装されるリールと、該リールが脱着可能に保持されるリールホルダと、を有し、
    前記スプライシング作業は、該リールが該リールホルダから取り出された状態で実行され、
    前記繋ぎ間違い判別工程においては、該リールに関連する前記数量が、前期値、該前期値よりも少ない中期値、該中期値よりも多い後期値の順に変化する際、該前期値、該中期値、該後期値のうち少なくとも一つを参照して、前記繋ぎ間違いを判別する請求項8に記載のスプライシング作業確認方法。
  10. 前記繋ぎ間違い判別工程においては、以下の条件(A)〜(C)を全て充足する場合に、前記リールホルダから取り出された前記リールが間違っていると判別する請求項9に記載のスプライシング作業確認方法。
    (A)前記中期値が、該リールが該リールホルダから取り出された状態に対応する値である。
    (B)該リールに巻装された該テープに関して、該テープから前記電子部品が無くなる前に発生する部品切れ予告が、未だ発生していない。
    (C)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
  11. 前記繋ぎ間違い判別工程においては、以下の条件(a)〜(c)を全て充足する場合に、前記リールホルダに取り付けられた前記リールが間違っていると判別する請求項9または請求項10に記載のスプライシング作業確認方法。
    (a)前記後期値の方が前記前期値よりも多い。
    (b)該リールに巻装された該テープに関して、該テープから前記電子部品が無くなる前に発生する部品切れ予告が、未だ発生していない。
    (c)該リール付近の別のリールに巻装された該テープに関する該部品切れ予告が発生している。
  12. 前記数量は、前記テープの重量であり、
    前記数量検出手段は、該テープの該重量を直接または間接的に検出する重量センサであり、
    前記数量検出工程は、該テープの該重量を直接または間接的に検出する重量検出工程である請求項8ないし請求項11のいずれかに記載のスプライシング作業確認方法。
  13. 前記部品供給装置は、前記リールホルダと前記リールとの対応を照合する照合装置を備え、
    前記繋ぎ間違い判別工程においては、前記スプライシング作業前後の該対応の整合性を判別する請求項9ないし請求項12のいずれかに記載のスプライシング作業確認方法。
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