JP2012157943A - 作業工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 先端工具の駆動モードの選択が中途半端な場合に、そのことを作業者に認知させることができるように改良された作業工具を提供する。
【解決手段】 先端工具119の駆動状態につき、当該駆動状態が異なる複数の駆動モード間での切替えが可能とされた作業工具であって、複数の駆動モード間で駆動モードの切替えを行なうモード切替部材163と、先端工具119の駆動モードが、複数の駆動モードのいずれも選択されていない駆動禁止状態に置かれていることを検知する検知部181と、検知部181の検知結果を作業者に知らせる報知部189,191と、を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、先端工具の駆動状態につき、当該駆動状態が異なる複数の駆動モード間での切替えが可能な作業工具に関する。
特開2006−957号公報(特許文献1)は、先端工具としてのハンマビットが長軸方向の直線動作と長軸方向周りの回転動作を行うハンマドリルモードと、ハンマビットが長軸方向の直線動作を行うハンマモードとの間で駆動モードの切替えを可能としたハンマドリルを開示している。公報に記載のハンマドリルは、モータの回転出力を直線運動に変換した後、打撃子を介してハンマビットを直線動作させる作動機構と、モータの回転出力を減速してハンマビットに伝達し、当該ハンマビットを回転動作させる動力伝達機構とを有し、当該動力伝達機構中には、ハンマビットの駆動モード切替用として機械式の噛み合いクラッチが設けられている。そして、モード切替部材を操作して噛み合いクラッチを動力伝達状態または動力遮断状態に切替えることにより、ハンマビットの駆動モードをハンマドリルモードとハンマモードとの間で切り替える構成としている。
公報に記載の噛み合いクラッチは、モード切替部材を操作し、ハンマビットの駆動モードをハンマモードからハンマドリルモードに切替えてハンマドリルモードを選択した場合に、駆動側クラッチ歯と被動側クラッチ歯が互いに噛み合い係合し、これによりクラッチが動力伝達状態に切替わる構成である。このため、モード切替部材が正規のハンマドリルモード位置に切替えられず、ハンマビットの駆動モードの選択が中途半端な状態にあるときには、クラッチ歯も中途半端な噛み合い状態となる。そして、このような中途半端な噛み合い状態での駆動は、摩耗を早めて耐久性を損なうことになる。
特開2006−957号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、先端工具の駆動モードの選択が中途半端な場合に、そのことを作業者に認知させることができるように改良された作業工具を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の好ましい形態によれば、先端工具の駆動状態につき、当該駆動状態が異なる複数の駆動モード間での切替えが可能とされた作業工具であって、複数の駆動モード間で駆動モードの切替えを行なうモード切替部材と、先端工具の駆動モードが、複数の駆動モードのいずれも選択されていない駆動禁止状態に置かれていることを検知する検知部と、検知部の検知結果を作業者に知らせる報知部と、を有することを特徴とする作業工具が構成される。なお、本発明における「駆動禁止状態」とは、作業工具を駆動してはいけない状態、あるいは好ましくない状態等をいう。
本発明によれば、先端工具の駆動モードが、複数の駆動モードのいずれも選択されていない駆動禁止状態に置かれているとき、すなわちモード切替部材が正規の駆動モード位置から外れた位置にある場合、そのことを検知部によって検知するとともに、報知部によって報知することにより、作業者にモード切替部材による駆動モード選択のための再操作を促し、駆動モードが駆動禁止状態に置かれた状態での先端工具の駆動を回避することができる。また、本発明では、モード切替部材が正規の駆動モード位置から外れた位置(中途位置)にあることを報知する構成のため、複数の駆動モード位置毎に報知する場合に比べて単一での報知で済むことになる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、先端工具を駆動するモータを有する。そして、報知部は、検知部が駆動禁止状態を検知した場合に、モータの駆動制御を行い、当該モータの制御の状態によって先端工具の駆動モードが駆動禁止状態に置かれていることを報知する。なお、本発明における「モータの駆動制御」とは、典型的には、先端工具による加工作業ができないように、モータの駆動を停止する態様、モータを微速で回転させる態様等がこれに該当する。
この形態によれば、作業者がモータを通電駆動するべく操作したとき、先端工具の駆動状態を視認させることによって先端工具の駆動モードが駆動禁止状態にあることを作業者に知らせることができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、モータの駆動制御は、当該モータを停止する構成とされる。ここで「モータを停止する」とは、モータ電源をオフにする態様がこれに該当する。
この形態によれば、作業者がモータを通電駆動するべく操作したにも拘わらず、モータが駆動されない、従って先端工具が駆動されないことで、先端工具の駆動モードが駆動禁止状態にあることを作業者に知らせることができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、モード切替部材は、手動回転操作されるダイアルによって構成され、駆動禁止状態を検知する検知部は、ダイアルの回転動作に連動して作動されるカム機構によって構成されている。
この形態によれば、カム機構をダイアルの近傍に集中してコンパクトに配置することができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、カム機構は、ダイアルと一体回転するカムプレートと、当該カムプレートのカムリフト量に応じて揺動する揺動レバーと、当該揺動レバーの揺動動作の直線運動成分によってオン/オフが制御されるスイッチとを有する構成とした。
この形態によれば、揺動レバーの揺動動作の直線運動成分によってスイッチをオン/オフ動作させる構成としたので、スイッチに対して動作方向以外の方向に力が作用することを回避し、動作の安定化と故障防止を図ることができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、報知部として、モータの駆動制御とは別に、複数の駆動モードのいずれかが選択された駆動許可状態または駆動禁止状態の少なくとも一方を報知する照明手段を備えている。
この形態によれば、先端工具の駆動許可状態または駆動禁止状態の少なくとも一方につき、モータの駆動制御とは別に照明手段により報知する構成としている。このため、モータの駆動制御のみで報知部を構成した場合であれば、作業者は、モータが故障したと勘違いする可能性があるが、この形態によれば、照明手段との併用によって作業者の勘違いを解消できる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、先端工具の駆動モードとして、先端工具が長軸方向の直線動作のみを行うハンマモードまたは長軸方向回りの回転動作のみを行うドリルモードの少なくとも一方のモードと、先端工具が長軸方向の直線動作と長軸方向回りの回転動作との双方を行うハンマドリルモードと、を有するハンマドリルとして構成されている。
この形態によれば、ハンマドリルにおいて、先端工具の駆動モードが、ハンマモードとドリルモードのいずれか一方のモード、及びハンマドリルモードのいずれもが選択されていない場合に、そのことを検知部によって検知するとともに、報知部によって報知することにより、作業者にモード切替部材による駆動モード選択の再操作を促し、駆動モードが駆動禁止状態に置かれた状態での駆動を回避することができる。
本発明によれば、先端工具の駆動モードの選択が中途半端な場合に、そのことを作業者に認知させることができるように改良された作業工具が提供されることとなった。
本発明の実施形態にハンマドリルの全体構成を示す一部に断面を含む側面図である。 図1の一部を拡大して示す断面図である。 ハンマビットの駆動モードを切替える駆動モード切替部の構成を示す平面図であり、モード切替ダイアルがハンマモードに切替えられた状態を示す。 駆動モード切替部の構成を示す平面図であり、モード切替ダイアルがハンマドリルモードに切替えられた状態を示す。 駆動モードを検知する検知機構の構成を示す平面図であり、ハンマモードを検知した状態を示す。 駆動モードを検知する検知機構の構成を示す平面図であり、ハンマドリルモードを検知した状態を示す。 駆動モードを検知する検知機構の構成を示す平面図であり、ハンマモード及びハンマドリルのいずれも選択されていない駆動禁止状態を検知した状態を示す。
以下、本発明の実施形態につき、図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、作業工具の一例として電動式のハンマドリルを用いて説明する。図1に示すように、本実施の形態に係るハンマドリル101は、概括的に見て、ハンマドリル101の外郭を構成する作業工具本体としての本体部103と、本体部103の先端領域(図示左側)にツールホルダ137を介して着脱自在に取付けられたハンマビット119と、本体部103におけるハンマビット119の反対側に形成された作業者が握るハンドグリップ109とを主体として構成されている。ハンマビット119は、工具保持部材としての中空状のツールホルダ137によってその長軸方向への相対的な直線動作可能に保持される。ハンマビット119は、本発明における「先端工具」に対応する。なお説明の便宜上、ハンマビット119側を前、ハンドグリップ109側を後という。
本体部103は、駆動モータ111を収容するモータハウジング105と、運動変換機構113、打撃要素115及び動力伝達機構117を収容するインナハウジングとしてのギアハウジング107と、当該ギアハウジング107を覆う外側ハウジング104とによって構成されている。
駆動モータ111は、回転軸線が本体部103の長軸方向(ハンマビット119の長軸方向)と概ね直交する縦方向(図1において上下方向)となるように配置される。駆動モータ111の回転動力は、運動変換機構113によって直線運動に変換された上で打撃要素115に伝達され、当該打撃要素115を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。運動変換機構113及び打撃要素115によって打撃駆動機構が構成される。
また、駆動モータ111の回転出力は、動力伝達機構117によって回転速度が減速された上でツールホルダ137を介してハンマビット119に伝達され、当該ハンマビット119が周方向に回転動作される。なお、駆動モータ111は、ハンドグリップ109に配置されたトリガ109aの引き操作によって通電駆動される。動力伝達機構117によって回転駆動機構が構成される。
図2には、ハンマドリル101の主要部が示される。図2に示すように、運動変換機構113は、駆動モータ111のモータ軸111aに形成され、水平面内にて回転駆動される駆動ギア121、当該駆動ギア121に噛み合い係合する被動ギア123、当該被動ギア123と一体回転するクランク軸125、当該クランク軸125に偏心して設けられたクランクピン126、クランクピン126に遊嵌状に連接されたクランクアーム127、当該クランクアーム127に連結軸128を介して取り付けられた駆動子としてのピストン129を主体として構成される。モータ軸111aとクランク軸125は、互いに平行にかつ横並びに配置される。上記のクランク軸125、クランクピン126、クランクアーム127、ピストン129によってクランク機構が構成される。ピストン129は、シリンダ141内に摺動自在に配置されており、駆動モータ111が通電駆動されることに伴い当該シリンダ141に沿ってハンマビット長軸方向の直線動作を行う。
打撃要素115は、シリンダ141のボア内壁に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ143と、ツールホルダ137に摺動自在に配置されるとともに、ストライカ143の運動エネルギをハンマビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルト145とを主体として構成される。シリンダ141は、ピストン129及びストライカ143によって仕切られる空気室141aを有する。ストライカ143は、ピストン129の摺動動作に伴う空気室141aの圧力変動(空気バネ)を介して駆動され、ツールホルダ137に摺動自在に配置されたインパクトボルト145に衝突(打撃)し、当該インパクトボルト145を介してハンマビット119に打撃力を伝達する。
ツールホルダ137は、シリンダ141と同軸上において回転可能に設けられ、駆動モータ111から動力伝達機構117を介して回転される構成とされる。動力伝達機構117には、クラッチ機構151が介装されており、当該クラッチ機構151を介して駆動モータ111の回転をツールホルダ137に対して伝達あるいは遮断可能としている。
動力伝達機構117は、駆動モータ111によって駆動される駆動ギア121と噛み合い係合する中間ギア131の回転が、クラッチ機構151を介して中間軸132へと伝達される構成とされ、この中間軸132の回転が小ベベルギア133から当該小ベベルギア133と噛み合い係合する大ベベルギア134を介してツールホルダ137に伝達される構成とされる。小ベベルギア133は、中間軸132の軸方向の端部(図2の上端部)に一体状に設けられている。小ベベルギア133と噛み合う大ベベルギア134は、シリンダ141と同軸上に配置されるとともに、ツールホルダ137と一体に回転するよう構成される。中間軸132は、駆動モータ111のモータ軸111aに対しては平行に配置され、ハンマビット長軸方向に対しては直交している。
クラッチ機構151は、ハンマビット119の駆動モードを切替えるためのモード切替用の噛み合い式クラッチとして備えられ、中間軸132に遊嵌状に取り付けられた駆動側クラッチ部材153と、中間軸132に対し軸方向には摺動可能に、かつ周方向には一体回転するようにスプライン嵌合によって取り付けられた被動側クラッチ部材155とを主体として構成される。なお、駆動側クラッチ部材153は、トルクリミッター135を介して中間ギア131に結合され、駆動モータ111の通電駆動時には、ハンマビット119に作用する回転負荷がトルクリミッター135にて設定された臨界値の範囲内では、中間ギア131と一体に回転される。
駆動側クラッチ部材153と被動側クラッチ部材155は、ハンマビット長軸方向と交差する方向(上下方向)において互いに対向して配置されるとともに、対向面にそれぞれクラッチ歯153a、155aを有する。被動側クラッチ部材155は、付勢部材としてのクラッチスプリング157の付勢力により常時に駆動側クラッチ部材153側へと付勢されており、被動側クラッチ部材155のクラッチ歯155aが駆動側クラッチ153のクラッチ歯153aと噛み合い係合することで中間軸132に回転を伝達(図1参照)し、当該クラッチスプリング157に抗して駆動側クラッチ部材153から離間されたときは、クラッチ歯153a,155aの噛み合い係合が解除されて中間軸132に対する回転の伝達を遮断する(図2参照)。
電動ハンマドリル101は、ハンマビット119の駆動モードを切替えるためのモード切替機構161を有する。本実施の形態においては、モード切替機構161は、ハンマビット119に長軸方向の打撃動作のみを行わせるハンマモードと、ハンマビット119に長軸方向の打撃動作と長軸方向周りの回転動作を行わせるハンマドリルモードとの間で切替可能とされる。ハンマモード及びハンマドリルモードが、本発明における「駆動状態が異なる複数の駆動モード」に対応する。
モード切替機構161につき、図2〜図4を参照しつつ説明する。モード切替機構161は、ハンマモードとハンマドリルモード間で切替操作可能なモード切替ダイアル163を主体として構成され、クラッチ切替機構171を介してクラッチ機構151と接続されている。そして、当該モード切替ダイアル163がハンマモード位置に置かれた(選択された)ときにクラッチ機構151が動力遮断状態とされ、ハンマドリルモード位置に置かれた(選択された)ときにクラッチ機構151が動力伝達状態に切替えられる構成とされる。モード切替ダイアル163は、外側ハウジング104の上面の外側(図2における上側)に配置され、作業者による外部からの操作が可能とされる。モード切替ダイアル163は、本発明における「モード切替部材」及び「ダイアル」に対応する。
モード切替ダイアル163は、操作用グリップ163b付き円板163aからなり、外側ハウジング104に対し水平面内での回転操作可能に配置される。操作用グリップ163bは、円板163aの上面に直径方向に延在するよう設けられ、かつ延在方向の一端が先細り形状とされて切替位置指示部とされている。そして外側ハウジング104側には、上記のハンマモード位置を示すマーク164及びハンマドリルモード位置を示すマーク165が周方向に所定の間隔で標示されている。
円板163aの下部側には、下面に円形のボス部184を有するカムプレート183がネジ182により固定状に止着され、当該ボス部184がギアハウジング107に設けた開口部107aに回転自在に支持されている。すなわち、外側ハウジング104の上面に配置されたモード切替ダイアル163は、その下部側が当該外側ハウジング104及びギアハウジング107を貫通してギアハウジング107の内部空間に臨むとともに、当該ギアハウジング107の開口部107aによって回転可能に支持された構成とされる。そして、カムプレート183の下面側には、モード切替ダイアル163の回転中心から偏心した位置において当該モード切替ダイアル163と一体回転する作動ピン163dが取付けられるとともに、当該作動ピン163dがギアハウジング107内に配置されるクラッチ切替機構171と連係される。なお、カムプレート183は、モード切替ダイアル163が正規の駆動モード以外の位置に置かれたことを検知するための検知機構181を構成する部材の1つとして備えられるものであり、このことについては後述する。
クラッチ切替機構171は、モード切替ダイアル163が駆動モード切替えのために周方向に回転操作されるとき、その切替動作をクラッチ機構151に伝達する切替動作伝達部材として備えられ、ギアハウジング107の内部に配置されている。クラッチ切替機構171は、図2に示すように、モード切替ダイアル163が水平面内で回転操作されるとき、作動ピン163dの偏心回転運動に応じてハンマビット長軸方向に直線状に移動される枠部材173と、ツールホルダ137の外側周りにハンマビット長軸方向に移動可能に配置されたリング部材175と、枠部材173の直線移動動作をリング部材175に伝達する連接部材176と、リング部材175に設けられてクラッチ機構151の噛み合いを制御するカム部材177と、を主体として構成されている。なお、枠部材173は、ハンマビット長軸方向と交差する水平方向の長孔173aを介して作動ピン163dと係合されており、偏心回転運動する作動ピン163dのシリンダ長軸方向の直線運動成分によってシリンダ141の長軸方向に直線状に移動されるように構成される。
カム部材177は、リング部材175の下面側に設けられており、下面側には、ハンマビット長軸方向と交差する上下方向に段差を付けた上側カム面177aと下側カム面177bと両カム面177a,177bをつなぐ傾斜面177cとを有し、リング部材175と共にシリンダ長軸方向に水平状に移動することにより、カムフォロワーとしてのクラッチ切替作動部材159を介してクラッチ機構151の作動状態を切替える構成とされる。
クラッチ切替作動部材159は、図2に示すように、ハンマビット長軸方向と交差する上下方向に直線状に移動可能に配置された断面L形部材として備えられ、上端部がカム部材177の下面(カム面)に当接し、下端部がクラッチ機構151における被動側クラッチ部材155の上面に当接されている。
上記のように構成されたハンマドリル101において、作業者がモード切替ダイアル163をハンマモード位置へ回転操作(図3に参照)したときは、作動ピン163dによってクラッチ切替機構171における枠部材173が後方(図2の右方の後部側「ハンドグリップ109側」)へ移動され、リング部材175及びカム部材177も同方向へと移動される。この移動により、クラッチ切替作動部材159がカム部材177の傾斜面177cによって下向きに押されて中間軸132の軸線方向下方へと移動された後、下側カム面177bと当接することで移動された位置に保持される。クラッチ切替作動部材159の下方への移動により、クラッチスプリング157に抗して被動側クラッチ部材155が駆動側クラッチ部材153から離間され、駆動側クラッチ部材153のクラッチ歯153aに対する被動側クラッチ部材155のクラッチ歯155aの噛み合い係合が解除される。この状態が図2に示される。
この状態において、ハンドグリップ109に設けられたトリガ109aを引き操作して駆動モータ111を通電駆動すると、駆動モータ111の回転運動は、運動変換機構113によって直線運動に変換され、打撃要素115を構成するストライカ143及びインパクトボルト145を経てハンマビット119に直線運動として伝達される。このとき、上記のように動力伝達機構117におけるクラッチ機構151の噛み合い係合が解除されているため、ハンマビット119は回転しない。このため、ハンマモードを選択した場合には、ハンマビット119の打撃動作(ハンマ動作)のみによる所定のハンマ作業が遂行される。
一方、作業者がモード切替ダイアル163を、ハンマドリルモード位置に回転操作(図4参照)したときは、作動ピン163dを介してクラッチ切替機構171における枠部材173が前方(図2の左方の先端側「ハンマビット119側」)へ移動される。これにより、リング部材175及びカム部材177も同方向へと移動され、クラッチ切替作動部材159の上端部がカム部材177の傾斜面177cを経て上側カム面177aに当接する。このため、クラッチスプリング157の付勢力によって被動側クラッチ部材155が駆動側クラッチ部材153に近接する方向へ移動され、被動側クラッチ部材155のクラッチ歯155aが駆動側クラッチ部材153のクラッチ歯153aに噛み合い係合される。この状態が図1に示される。
この状態において、駆動モータ111を通電駆動すれば、ハンマビット119が運動変換機構113及び打撃要素115により長軸方向に打撃動作されることに加え、駆動モータ111の回転出力が動力伝達機構117を介してツールホルダ137及び当該ツールホルダ137に保持されたハンマビット119に回転運動として伝達される。すなわち、ハンマドリルモードを選択した場合には、ハンマビット119が打撃動作(ハンマ動作)と回転動作(ドリル動作)で駆動され、これにより被加工材に対し所定のハンマドリル作業を遂行することができる。
ところで、上述したように、モード切替ダイアル163を操作し、噛み合い式のクラッチ機構151のクラッチ歯153a,155aの噛み合い係合を制御して動力伝達状態と動力遮断状態との間で切替えることによって、ハンマビット119の駆動モードをハンマモードとハンマドリルモード間で切替える構成においては、ハンマビット119の駆動モードが正規のハンマモード又はハンマドリルモードのいずれも選択されていないことが起こり得る。すなわち、モード切替ダイアル163がモード切替操作時にモード切替道程の中途半端な位置に置かれることがあり得る。その場合、被動側クラッチ部材155の切替えストローク量が中途半端になり、クラッチ機構151のクラッチ歯155a,153aも中途半端な噛み合い係合状態となる。このような中途半端な噛み合い係合状態でハンマドリル101が駆動された場合、作業者は、ハンマドリルモードからハンマモードに切替えた場合であれば、ハンマビット119が回転されるので、正規のハンマモード位置に切替わっていないことに気がつくが、ハンマモードからハンマドリルモードに切替えた場合には、そのことに気付くことなくハンマドリル作業を遂行することになり、結果としてクラッチ歯153a,155aの摩耗を早め、クラッチ機構151の耐久性を損なうことになる。
そこで、本実施の形態においては、モード切替ダイアル163によって選択されるハンマビット119の駆動モードが、ハンマモードとハンマドリルモードのいずれも選択されていない場合に、モード選択状態がハンマビット119の駆動を禁止する駆動禁止状態にあるとして作業者に認知させる構成としている。そのために、本実施の形態では、駆動禁止状態を検知する検知機構181と、当該検知に応じて駆動禁止状態を作業者に報知する報知機構とを設けている。以下、検知機構181及び報知機構につき、図2及び図5〜図7を参照しつつ説明する。
駆動禁止状態の検知機構181は、モード切替ダイアル163のモード切替動作に連動するカム機構を主体として構成されており、本発明における「検知部」に対応する。カム機構は、モード切替ダイアル163と一体回転する円板状のカムプレート183と、当該カムプレート183のカムリフト量(後述する円周面183aの半径と凹部183b、183cの半径の差)に応じて揺動する揺動レバー185と、当該揺動レバー185の揺動動作の直線運動成分によってオン・オフが制御されるマイクロスイッチ187とを主体として構成される。
カムプレート183は、モード切替ダイアル163の円板163aの下面にネジ182によって固定状に止着されるとともに、当該カムプレート183の下面側に形成された円形状のボス部184がギアハウジング107の開口部107aに対して水平面内での回転可能に保持されている。カムプレート183は、駆動禁止状態検知用領域としての円周面183aと、当該円周面183a上に形成された駆動モード検知用領域としての2つの略V字形の凹部183b,183cを有する。一方の凹部183aがハンマモード検知用として定められ、他方の凹部183cがハンマドリルモード用として定められており、両凹部183b,183cは、円周面183a上の周方向において外側ハウジング104に標示されたハンマモード位置を示すマーク164とハンマドリルモード位置を示すマーク165の配置間隔に対応する間隔で形成されている。
揺動レバー185は、カムプレート183の前方において、ハンマビット長軸方向と交差する左右方向に水平状に延在されている。揺動レバー185は、本発明における「揺動レバー」に対応する。揺動レバー185は、延在方向の一端がギアハウジング107に対して取付軸185aを支点にして前後方向(ハンマビット長軸方向)に揺動自在に取付けられ、延在方向の他端側がマイクロスイッチ187の作動子187aと対向する押圧部185bとして設定される。なお、揺動レバー185は、便宜上図示を省略するバネによってカムプレート183の円周面側に向かって揺動するように常時付勢されている。
揺動レバー185には、カムプレート183の円周面183aと接触可能な延在方向中間位置にハンマモード用凹部183b及びハンマドリルモード用凹部183cの形状に対応する略山形状の突部185cが形成されている。そして、モード切替ダイアル163が正規のハンマモード位置又はハンマドリルモード位置に置かれた(選択した)場合には、揺動レバー185がバネの付勢力によって後方へと揺動されるとともに、突部185cがハンマモード用凹部183b又はハンマドリルモード用凹部183cに係合する。当該係合状態では、押圧部185bがマイクロスイッチ187の作動子187aから離間し、マイクロスイッチ187がオフ状態とされる。この状態が図5及び図6に示される。
一方、モード切替ダイアル163が回転操作され、正規のハンマモード位置又はハンマドリルモード位置以外の位置に置かれた場合には、突部185cがハンマモード用凹部183b又はハンマドリルモード用凹部183cの斜面で押されることで当該凹部183b又は183cから脱出して円周面183aと当接される。これにより揺動レバー185がバネの付勢力に抗して前方へ揺動され、押圧部185bによりマイクロスイッチ187の作動子187aを押動し、マイクロスイッチ187がオン状態とされる。この状態が図7に示される。すなわち、ハンマビット119の駆動モードにつき、ハンマモードとハンマドリルモードのいずれも選択されていない場合には、マイクロスイッチ187がオン状態とされる。
なお、揺動レバー185の押圧部185bが平面で形成され、マイクロスイッチ187の作動子187aが球面で形成されている。これにより、揺動レバー185の押圧部185bがマイクロスイッチ187の作動子187aに対して滑り接触しつつ押動する構成とされている。このため、マイクロスイッチ187は、当該揺動レバー185の揺動方向(前後方向)の直線運動成分のみによってオン/オフが制御されることとなる。
マイクロスイッチ187のオン/オフ状態は、オン/オフ信号としてリード線190を介して駆動モータ111を制御するモータ制御装置としてのコントローラ189に入力される。コントローラ189は、マイクロスイッチ187からオフ信号が入力された場合には、駆動モータ111の電源をオン状態とし、オン信号が入力された場合には、電源をオフ状態にする。電源のオン状態では、トリガ109aの引き操作による駆動モータ111の通電駆動を可能とするが、電源のオフ状態では、トリガ109aを引き操作しても駆動モータ111の駆動が不能な停止状態とされる。すなわち、コントローラ189は、モード切替ダイアル163が正規のハンマモード位置又はハンマドリルモード位置以外の位置に置かれた場合には、電源をオフ状態とすることでトリガ109aの引き操作による駆動モータ111の不能とし、これによりモード選択状態が駆動禁止状態にあることを作業者に報知する構成とされる。換言すれば、モード切替ダイアル163がハンマモード位置又はハンマドリルモード位置のいずれかの位置に確実に置かれないと、駆動モータ111の電源がオンしない構成とされている。コントローラ189による駆動モータ111の駆動制御は、駆動禁止状態を作業者に報知する第1の報知機構を構成する。なお、マイクロスイッチ187のオン信号は、モード切替ダイアル163が正規のハンマモード位置又はハンマドリルモード位置以外の位置にあることを検知する信号として設定される。
また、本実施の形態では、「第1の報知機構」を構成する駆動モータ111の駆動制御とは別に、ランプユニット191を主体として構成される第2の報知機構を有する。ランプユニット191は、複数のランプ(LED)193a,193bと、当該ランプ193a,193bを保持するランプ保持部195とを主体として構成され、ギアハウジング107の外側に固定状に取付けられている。ランプ193a,193bの光は、外側ハウジング104に形成された照射孔107b(図2参照)を通じて外部に照射される。ランプ(LED)193a,193bは、本発明における「照明手段」に対応する。
一方のランプ193aは、駆動禁止状態を報知するランプとして定められ、他方のランプ193bは、駆動許可状態を報知するランプとして定められている。そして、前述したマイクロスイッチ187がオン状態のときに、一方のランプ193aが点灯されるとともに、他方のランプ193bが消灯され、マイクロスイッチ187がオフ状態のときに、一方のランプ193aが消灯されるとともに、他方のランプ193bが点灯されるよう構成されている。複数のランプ193a,193bは、点灯時に互いに異なる色を発光するよう設定される。例えば、一方のランプ193aが赤色を発光し、他方のランプ193bが青色を発光するよう設定される。第1の報知機構及び第2の報知機構が、本発明における「報知部」に対応する。
上記のように構成された本実施の形態によれば、モード切替ダイアル163がハンマモード位置とハンマドリルモード位置間の中途半端な位置に置かれた場合には、カム機構によって構成される検知機構181のカムプレート183によって揺動レバー185が前方へ揺動され、マイクロスイッチ187をオン状態にする。これにより、モード選択状態が駆動禁止状態にあるとして検知される。この検知信号に応じてコントローラ189が駆動モータ111の電源をオフ状態とし、駆動モータ111の駆動を不能とする。このため、作業者がトリガ109aを引き操作しても駆動モータ111が駆動されず、従ってハンマビット119も駆動されない。このことにより、ハンマビット119の駆動モードのモード選択状態が駆動禁止状態にあることを作業者に認知させることができる。
コントローラ189により駆動モータ111を停止状態とすることで駆動禁止状態を報知する構成の場合、作業者がモータ故障と勘違いする可能性がある。しかるに、本実施の形態によれば、マイクロスイッチ187がオン状態とされたときには、一方のランプ193aが点灯することで駆動禁止状態を報知する構成のため、上記の勘違いを解消することができる。このように、本実施の形態によれば、モード切替ダイアル163によるモード選択が中途半端であることを知らせ、正規の駆動モード位置への切替操作を促し、モード選択が中途半端であることに起因する、クラッチ機構151のクラッチ歯153a,155aの中途半端な噛み合い係合に伴う摩耗の進行を抑制できる。
モード切替ダイアル163が正規のハンマモード位置又はハンマドリルモード位置に置かれた場合は、他方のランプ193bが点灯し、これによりハンマビット119の駆動モードが確実に選択されていることを作業者に報知する。と同時にコントローラ189が駆動モータ111の電源をオン状態とし、トリガ109aの操作による駆動モータ111の通電駆動を可能とする。
また、本実施の形態によれば、駆動禁止状態を検知する検知機構181につき、モード切替ダイアル163の回転動作に連動して作動されるカム機構によって構成したことにより、当該カム機構をモード切替ダイアル163の近傍に集中してコンパクトに配置することが可能となる。また、ギアハウジング107と、当該ギアハウジング107を覆う外側ハウジングとの間の空間を利用してカム機構を配置しているため、本体部103が大型化しない合理的配置が構成される。
また、本実施の形態では、カムプレート183とマイクロスイッチ187との間に揺動レバー185を配置し、当該揺動レバー185の揺動方向の直線成分によってマイクロスイッチ187のオン/オフ状態を切替える構成としたことにより、マイクロスイッチ187に対して動作方向と交差する方向に力が働くことを回避できるため、マイクロスイッチ187の動作の安定化と故障防止に有効となる。
また、本実施の形態によれば、駆動禁止状態を報知する報知機構として、コントローラ189による駆動モータ111の駆動制御により構成される「第1の報知機構」と、ランプユニット191によって構成される第2の報知機構との、複数の報知機構を備えているため、駆動禁止状態をより確実に報知することができる。
なお、上述した実施の形態では、コントローラ189による駆動モータ111の駆動制御の態様として、駆動モータ111の電源をオフ状態にし、駆動モータ111を停止状態にするとしたが、駆動モータ111の電源をオン状態に維持したままで駆動モータ111をハンマビット119による加工作業ができない程度の微速で駆動する構成に変更してもよい。
また、本実施の形態は、ハンマビット119の駆動モードにつき、ハンマモードとハンマドリルモード間での切替えを可能としたハンマドリルの場合で説明したが、上記2つのモードのほかに、ハンマビット119に周方向の回転動作のみを行わせるドリルモード、あるいは作業者がハンマビット119を把持して任意に回転させることが可能なニュートラルモードを備えた構成のハンマドリルに適用することが可能である。その場合、本実施の形態では、円板からなるカムプレート183の円周面183aを駆動禁止状態検知用領域として設定してあるため、モードが増えても円周面183aに当該モードに対応する凹部を設定することで対応可能であり、格別の装置構成を増設しなくて済む。これによりコスト高を防止できる。
また、本実施の形態では、コントローラ189によるモータの駆動制御によって駆動禁止状態を報知するとしたが、モータの駆動制御に変えて、駆動モータ111の通電駆動用の操作部材(トリガ109a)を操作できないようにロック(固定)することで駆動禁止状態を報知する構成に変更してもよい。
また、本実施の形態では、ハンマビット119の駆動モードの駆動禁止状態を報知するランプ193aと、駆動許可状態を報知するランプ193bとの2種類を設け、駆動禁止状態と駆動許可状態との両方をそれぞれ報知するとしたが、これを1種類にし、いずれか一方の状態を報知する構成に変更してもよい。すなわち、駆動禁止状態のときにランプが点灯する構成、あるいは駆動許可状態のときにランプが点灯する構成に変更してもよい。
また、上述した実施の形態は、作業工具として、ハンマドリル101の場合で説明したが、ハンマドリル以外の作業工具であっても、先端工具の駆動状態につき、当該駆動状態が異なる複数の駆動モード間での切替えが可能とされている作業工具であれば、適用が可能である。
上記発明の趣旨に鑑み、下記のごとき態様が構成可能である。
(態様1)
「先端工具の駆動状態につき、当該駆動状態が異なる複数の駆動モード間での切替えが可能とされた作業工具であって、
前記複数の駆動モード間で駆動モードの切替えを行なうモード切替部材と、
前記先端工具の駆動モードが、前記複数の駆動モードのいずれも選択されていない駆動禁止状態に置かれていることを検知する検知部と、
前記検知部の検知結果を作業者に知らせる報知部と、を有し、
前記駆動禁止状態に置かれていることを前記検知部が検知した場合、そのことを前記報知部が報知することで作業者にモード切替部材による駆動モード選択のための再操作を促すことを特徴とする作業工具。」
101 ハンマドリル(作業工具)
103 本体部
104 外側ハウジング
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
107a 開口部
107b 照射孔
109 ハンドグリップ
109a トリガ
111 駆動モータ
111a モータ軸
113 運動変換機構
115 打撃要素
117 動力伝達機構
119 ハンマビット(先端工具)
121 駆動ギア
123 被動ギア
125 クランク軸
126 クランクピン
127 クランクアーム
128 連結軸
129 ピストン
131 中間ギア
132 中間軸
133 小ベベルギア
134 大ベベルギア
135 トルクリミッター
137 ツールホルダ
141 シリンダ
141a 空気室
143 ストライカ
145 インパクトボルト
151 クラッチ機構
153 駆動側クラッチ部材
153a クラッチ歯
155 被動側クラッチ部材
155a クラッチ歯
157 クラッチスプリング
159 クラッチ切替作動部材
161 モード切替機構
163 モード切替ダイアル
163a 円板
163b 操作用グリップ
163d 作動ピン
164 ハンマモード位置のマーク
165 ハンマドリルモード位置のマーク
171 クラッチ切替機構
173 枠部材
173a 長孔
175 リング部材
176 連接部材
177 カム部材
177a 上側カム面
177b 下側カム面
177c 傾斜面
181 検知機構(検知部、カム機構)
182 ネジ
183 カムプレート
183a 円周面
183b ハンマモード用凹部
183c ハンマドリルモード用凹部
184 ボス部
185 揺動レバー
185a 取付軸
185b 押圧部
185c 突部
187 マイクロスイッチ
187a 作動子
189 コントローラ(報知部、第1の報知機構)
190 リード線
191 ランプユニット(報知部、第2の報知機構)
193a,193b ランプ
195 ランプ保持部

Claims (8)

  1. 先端工具の駆動状態につき、当該駆動状態が異なる複数の駆動モード間での切替えが可能とされた作業工具であって、
    前記複数の駆動モード間で駆動モードの切替えを行なうモード切替部材と、
    前記先端工具の駆動モードが、前記複数の駆動モードのいずれも選択されていない駆動禁止状態に置かれていることを検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果を作業者に知らせる報知部と、を有することを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記先端工具を駆動するモータを有し、
    前記報知部は、前記検知部が駆動禁止状態を検知した場合に、前記モータの駆動制御を行い、当該モータの制御の状態によって前記先端工具の駆動モードが前記駆動禁止状態に置かれていることを報知することを特徴とする作業工具。
  3. 請求項2に記載の作業工具であって、
    前記モータの駆動制御は、当該モータを停止することであることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の作業工具であって、
    前記モード切替部材は、手動回転操作されるダイアルによって構成され、前記駆動禁止状態を検知する前記検知部は、前記ダイアルの回転動作に連動して作動されるカム機構によって構成されていることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項4に記載の作業工具であって、
    前記カム機構は、前記ダイアルと一体回転するカムプレートと、当該カムプレートのカムリフト量に応じて揺動する揺動レバーと、当該揺動レバーの揺動動作の直線運動成分によってオン・オフが制御されるスイッチとを有する作業工具。
  6. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記モード切替部材は、手動回転操作されるダイアルによって構成され、前記駆動禁止状態を検知する前記検知部は、前記ダイアルの回転動作に連動して作動されるカム機構によって構成され、
    前記先端工具を駆動するモータを有し、
    前記報知部は、前記検知部としての前記カム機構が駆動禁止状態を検知した場合に、前記モータの駆動制御を行い、当該モータの制御の状態によって前記先端工具の駆動モードが前記駆動禁止状態に置かれている報知することを特徴とする作業工具。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載の作業工具であって、
    前記報知部として、前記モータの駆動制御とは別に、前記複数の駆動モードのいずれかが選択された駆動許可状態または前記駆動禁止状態の少なくとも一方を報知する照明手段を備えていることを特徴とする作業工具。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の作業工具であって、
    前記先端工具の駆動モードとして、前記先端工具が長軸方向の直線動作のみを行うハンマモードまたは長軸方向回りの回転動作のみを行うドリルモードの少なくとも一方のモードと、前記先端工具が長軸方向の直線動作と長軸方向回りの回転動作との双方を行うハンマドリルモードと、を有するハンマドリルとして構成されていることを特徴とする作業工具。
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