JP6607501B2 - 電動工具 - Google Patents
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Description
本発明は、複数の動作モードを有する電動工具に関する。
従来より、モータの回転力を先端工具に伝達可能な回転伝達機構および打撃伝達機構を備え、作業内容に応じて先端工具の動作モードを切り換えられるハンマドリルが知られている。回転伝達機構は、モータ回転運動をそのまま又は減速して先端工具に伝達するための機構であり、打撃伝達機構は、モータ回転運動を往復運動に変換して先端工具に打撃運動を伝達するための機構である。
ハンマドリルでは、動作モードとして「回転打撃モード」、「回転モード」、「打撃モード」が選択可能とされる。「回転打撃モード」は、回転伝達機構および打撃伝達機構が回転運動および打撃運動を先端工具に伝達し、先端工具に回転力および打撃力を生じさせる動作モードである。「回転モード」は、回転伝達機構が回転運動を先端工具に伝達し、先端工具に回転力を生じさせる動作モードである。「打撃モード」は、打撃伝達機構が打撃運動を先端工具に伝達し、先端工具に打撃力を生じさせる動作モードである。
特許文献1は、切換レバーを回転操作することで動作モードを切り換え可能とするハンマドリルを開示する。このハンマドリルには、切換補助軸および軸方向に移動可能な移動部材が設けられ、切換レバーが回転されると、切換レバーの偏心ピンが移動部材を切換補助軸の軸方向上方に移動させることでクラッチ機構の回転伝達が解除される。
特許文献2は、複数の動作モードを有する電動工具であって、ユーザが変位操作した切換レバーの設定位置に対応した電気信号を出力するスイッチを備え、スイッチから出力された電気信号に対応した制御方法でモータを制御する技術を開示する。
複数の動作モードを有する電動工具において、モータは動作モードに応じた制御方法で制御されることが好ましい。特許文献2では、切換レバーが操作された設定位置を検出するための接点スイッチを設けて、接点スイッチから出力された電気信号により動作モードを判別する手法が採用されている。
しかしながら切換レバーが設定位置に適切に操作されない場合、設定された動作モードと、接点スイッチの出力信号により判別される動作モードとが異なる状況が生じうる。たとえば切換レバーが動かされて動作モードが切り替えられたものの、切換レバーが設定位置まで操作されていないために、接点スイッチが切換レバーの操作位置を検出できないケースである。動作モードに応じてモータ回転速度の上限を異ならせるモータ制御を実施する場合、動作モードの判別を誤ると、動作モードに対して設定されている上限以上の回転速度でモータを回転させる状況が生じうる。このような状況を生じさせないためには、動作モードの判別が正しく確実に行われる必要がある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、複数の動作モードを有する電動工具において、動作モードを正確に判定する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電動工具は、複数の動作モードを有し、駆動軸を有するモータと、駆動軸の回転により回転する第1回転歯車と、第1回転歯車の回転運動を往復運動に変換して、先端工具に打撃運動を伝達するための打撃伝達機構と、第1回転歯車と打撃伝達機構とを連結または連結解除する第1クラッチ部材と、駆動軸の回転により回転する第2回転歯車と、第2回転歯車の回転運動を先端工具に伝達するための回転伝達機構と、第2回転歯車と回転伝達機構とを連結または連結解除する第2クラッチ部材と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材に接触可能な位置に配置される係合部材を有し、回転操作されると係合部材が第1クラッチ部材または第2クラッチ部材の一方に接触して移動させる操作スイッチと、第1クラッチ部材の位置を検出する第1センサと、第2クラッチ部材の位置を検出する第2センサと、第1センサおよび第2センサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する動作モード判定部と、動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、モータの回転を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、複数の動作モードを有する電動工具において、動作モードを正確に判定する技術を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る電動工具1の概略構成を示す。電動工具1は複数の動作モードを有するハンマドリルであり、ハウジングで外郭を構成される。電動工具1は、駆動機構2、往復運動伝達部20、第1回転歯車21、回転運動伝達部30、第2回転歯車31、第1クラッチ40、第2クラッチ50、回転規制機構60、モータ80、制御部82、動作モード判定部83、第1センサ90、第2センサ91および第3センサ92をハウジング内に備える。操作スイッチ70およびトリガスイッチ84は、それぞれハウジング外に露出して、ユーザにより操作される操作子を有する。
モータ80は駆動軸81を有し、第1回転歯車21および第2回転歯車31は、駆動軸先端の歯車に噛合して駆動軸81の回転により回転する。トリガスイッチ84はユーザにより操作され、制御部82は、トリガスイッチ84の操作の有無によりモータ80のオンオフを制御するとともに、トリガスイッチ84の操作量に応じた回転速度となるようにモータ80の回転を制御する。制御部82は、制御基板に搭載されるマイクロコンピュータなどから構成され、図示しないバッテリからモータ80に電流を供給する。
電動工具1は、第1回転歯車21の回転運動を往復運動に変換して、先端工具12に打撃運動を伝達するための打撃伝達機構と、第2回転歯車31の回転運動を先端工具12に伝達するための回転伝達機構とを備える。第1クラッチ40は、第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結または連結解除する第1クラッチ部材を有し、第2クラッチ50は、第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結または連結解除する第2クラッチ部材を有する。
駆動機構2は、ピストン3、コンロッド5、シリンダ6、打撃子7、中間子8、傘歯車9および平歯車10を備える。傘歯車9および平歯車10は軸方向に隣接して設けられてよいが、互いに離間して設けられてもよい。シリンダ6の先端側には工具保持部11が固定され、工具保持部11は先端工具12を軸方向に進退可能に保持する。
<打撃伝達機構>
駆動機構2においてピストン3および打撃子7が、シリンダ6内に摺動可能に収容されている。コンロッド5の先端側は、ピストンピン4によりピストン3に対して回転可能に支持され、後端側は、往復運動伝達部20におけるクランクシャフトの偏心ピンに回転可能に支持される。往復運動伝達部20およびコンロッド5が、第1回転歯車21の回転運動を、先端工具12の軸線上の往復運動に変換してピストン3に伝達する。ピストン3と打撃子7の間には空気ばね機構が形成され、ピストン3が前進することで、打撃子7が中間子8を介して先端工具12に打撃力を与える。実施形態において打撃伝達機構は、往復運動伝達部20、コンロッド5、ピストン3、ピストンピン4、打撃子7、空気ばね機構および中間子8により構成され、第1回転歯車21の回転運動を往復運動に変換して、先端工具12に打撃運動を伝達する。
駆動機構2においてピストン3および打撃子7が、シリンダ6内に摺動可能に収容されている。コンロッド5の先端側は、ピストンピン4によりピストン3に対して回転可能に支持され、後端側は、往復運動伝達部20におけるクランクシャフトの偏心ピンに回転可能に支持される。往復運動伝達部20およびコンロッド5が、第1回転歯車21の回転運動を、先端工具12の軸線上の往復運動に変換してピストン3に伝達する。ピストン3と打撃子7の間には空気ばね機構が形成され、ピストン3が前進することで、打撃子7が中間子8を介して先端工具12に打撃力を与える。実施形態において打撃伝達機構は、往復運動伝達部20、コンロッド5、ピストン3、ピストンピン4、打撃子7、空気ばね機構および中間子8により構成され、第1回転歯車21の回転運動を往復運動に変換して、先端工具12に打撃運動を伝達する。
<回転伝達機構>
シリンダ6は、ハウジング内で回転可能に支持されている。傘歯車9および平歯車10は、シリンダ6の外周に固定され、シリンダ6と一体となって回転する。回転運動伝達部30が、第2回転歯車31の回転運動を傘歯車9に伝達すると、傘歯車9はシリンダ6および工具保持部11と一体回転し、これにより工具保持部11に保持された先端工具12に回転力が与えられる。実施形態において回転伝達機構は、回転運動伝達部30、傘歯車9、シリンダ6および工具保持部11により構成され、第2回転歯車31の回転運動を先端工具12に伝達する。
シリンダ6は、ハウジング内で回転可能に支持されている。傘歯車9および平歯車10は、シリンダ6の外周に固定され、シリンダ6と一体となって回転する。回転運動伝達部30が、第2回転歯車31の回転運動を傘歯車9に伝達すると、傘歯車9はシリンダ6および工具保持部11と一体回転し、これにより工具保持部11に保持された先端工具12に回転力が与えられる。実施形態において回転伝達機構は、回転運動伝達部30、傘歯車9、シリンダ6および工具保持部11により構成され、第2回転歯車31の回転運動を先端工具12に伝達する。
<回転規制機構>
回転規制機構60は、打撃モードにおいて先端工具12の角度を固定するための機構である。回転規制機構60は、平歯車10の歯に係止して平歯車10の回転を規制する規制部材を備える。回転規制機構60は、規制部材を平歯車10の径方向から歯溝に挿入してよく、また規制部材を平歯車10の軸に平行な方向から歯溝に挿入してもよい。規制部材が平歯車10の歯に係止することで、シリンダ6および工具保持部11の回転が規制される。
回転規制機構60は、打撃モードにおいて先端工具12の角度を固定するための機構である。回転規制機構60は、平歯車10の歯に係止して平歯車10の回転を規制する規制部材を備える。回転規制機構60は、規制部材を平歯車10の径方向から歯溝に挿入してよく、また規制部材を平歯車10の軸に平行な方向から歯溝に挿入してもよい。規制部材が平歯車10の歯に係止することで、シリンダ6および工具保持部11の回転が規制される。
操作スイッチ70は、ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、動作モードを選択するためにユーザにより回転操作される。操作スイッチ70は回転操作されることで、少なくとも第1クラッチ40および第2クラッチ50を移動させる。なお実施形態の電動工具1は、打撃モードにおいて先端工具12の角度を固定する回転規制機構60を有しており、操作スイッチ70は回転操作されることで、回転規制機構60を移動させてよい。以下、第1クラッチ40、第2クラッチ50および回転規制機構60を、まとめて「被操作部19」と呼ぶこともある。操作スイッチ70は単体で被操作部19を動かす。なお「単体で動かす」とは、操作スイッチ70が他の部品を介することなく、被操作部19に直接接触して移動させることを意味する。
図2(a)は操作スイッチ70の裏面側斜視図であり、図2(b)は操作スイッチ70の前面図である。操作スイッチ70は、断面円形の基部71と、基部前面71b側に形成された操作子76と、基部裏面71a側に形成された係合部材72とを有する。実施形態の係合部材72は、第1係合部材73、第2係合部材74および第3係合部材75を含み、それぞれ基部裏面71aから基部71の回転軸に平行に突出する。図2(a)で第1係合部材73および第2係合部材74は、強度確保のために連結された断面Y字形状の部材として形成されているが、基部裏面71aにて互いに離間した別部材として形成されてもよい。
操作子76は、ユーザが基部71を回転操作するための部位である。図2(b)では操作子76が基部71の直径にわたって突出した摘み部として形成されているが、操作子76は、基部前面71bに指の一部を挿入可能な凹部として形成されてもよい。いずれにしても操作子76は基部前面71b側に形成されて、ユーザが基部71を回転させられるものであればよい。
図3(a)は、操作スイッチ70をハウジング14に回転可能に取り付けた状態を示す。この例では基部71の側面に設けた環状溝にハウジング14の円形開口の内周面から内向きに突出する突部が入り込むことで、操作スイッチ70がハウジング14に対して回転可能に取り付けられている。なお操作スイッチ70の取付構造は別の構造であってもよい。
基部71がハウジング14に回転可能に支持された状態で、操作子76は、ハウジング14の外部に露出し、係合部材72はハウジング14の内部に突出する。ハウジング14の内部において、係合部材72は、第1クラッチ40、第2クラッチ50、回転規制機構60に接触可能な位置に配置される。ユーザが操作子76を回転操作すると、基部裏面71aに設けられた係合部材72が、第1クラッチ40、第2クラッチ50、回転規制機構60の少なくとも1つに接触して移動させる。
図3(b)は、操作スイッチ70の外観図であり、ハウジング外部から操作スイッチ70を見た図を示す。操作スイッチ70には、複数の動作モードに対応した設定位置が規定されている。各設定位置は電動工具1における動作モードの1つに対応し、回転モード、回転打撃モード、打撃モード(ニュートラル)、打撃モード(角度固定)を選択するための設定位置が離間して形成されている。なお打撃モード(ニュートラル)は、先端工具12の角度を固定しない打撃モードであり、打撃モード(角度固定)は、先端工具12の角度を固定した打撃モードである。ユーザは、作業内容に応じた設定位置に操作子76を回転操作する。図3(b)に示す例では、操作子76が回転打撃モードの設定位置に配置されている。
図1に戻り、第1センサ90は、第1クラッチ40における第1クラッチ部材の位置を検出して、検出信号を動作モード判定部83に出力する。第1センサ90は、第1クラッチ部材に接触せずに第1クラッチ部材の位置を検出することが好ましい。たとえば第1センサ90は、金属検出センサ、磁気検出センサ、光センサ、赤外センサのいずれであってもよく、第1クラッチ部材が連結位置にあるか又は連結解除位置にあるかを検出可能に設置される。
第2センサ91は、第2クラッチ50における第2クラッチ部材の位置を検出して、検出信号を動作モード判定部83に出力する。第2センサ91は、第2クラッチ部材に接触せずに第2クラッチ部材の位置を検出することが好ましい。たとえば第2センサ91は、金属検出センサ、磁気検出センサ、光センサ、赤外センサのいずれであってもよく、第2クラッチ部材が連結位置にあるか又は連結解除位置にあるかを検出可能に設置される。
第3センサ92は、回転規制機構60の位置を検出して、検出信号を動作モード判定部83に出力する。第3センサ92は、回転規制機構60に接触せずに回転規制機構60の位置を検出することが好ましい。たとえば第3センサ92は、金属検出センサ、磁気検出センサ、光センサ、赤外センサのいずれであってもよく、回転規制機構60が回転伝達機構の回転を規制する位置にあるか又は規制しない位置にあるかを検出可能に設置される。
図4は、駆動機構2に往復運動および/または回転運動を伝達するための構造を示す。コンロッド5は、ピストンカップ13の開口からシリンダ6に挿入されている。
往復運動伝達部20は、第1回転歯車21の回転運動を伝達されるクランクシャフト23を有する。クランクシャフト23の上部には、偏心ピン26を有する回転板25が設けられる。偏心ピン26は回転板25の回転軸からずれた位置に配置され、コンロッド5の後端に形成されたピン穴に挿入される。コンロッド5の先端側は、ピストンピン4によりピストン3に対して回転可能に支持されており、クランクシャフト23およびコンロッド5は、第1回転歯車21の回転運動をピストン3の往復運動に変換する。
往復運動伝達部20は、第1回転歯車21の回転運動を伝達されるクランクシャフト23を有する。クランクシャフト23の上部には、偏心ピン26を有する回転板25が設けられる。偏心ピン26は回転板25の回転軸からずれた位置に配置され、コンロッド5の後端に形成されたピン穴に挿入される。コンロッド5の先端側は、ピストンピン4によりピストン3に対して回転可能に支持されており、クランクシャフト23およびコンロッド5は、第1回転歯車21の回転運動をピストン3の往復運動に変換する。
クランクシャフト23の外周面には、軸方向に沿った溝部24が形成される。環状の第1クラッチ部材41は、第1クラッチ40の一要素であり、内周面の内側に突出した摺動突起43を有する。摺動突起43はクランクシャフト23の溝部24に挿入され、これにより第1クラッチ部材41が、クランクシャフト23に対して回転不能且つ軸方向に移動可能に取り付けられる。
第1クラッチ部材41は下面に複数の爪部42を有し、第1回転歯車21は上面に複数の爪部22を有する。第1クラッチ部材41は、図示しないばね部材により第1回転歯車21に向けて付勢されており、したがって操作スイッチ70により第1クラッチ部材41が動かされない状態では、爪部42と爪部22とが係合する。第1クラッチ部材41の爪部42と第1回転歯車21の爪部22とが係合することで、第1クラッチ部材41は、第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結する。
回転運動伝達部30は、第2回転歯車31の回転運動を伝達される中間軸33を有する。中間軸33はクランクシャフト23に平行に配置される。中間軸33の上部には、傘歯車9と噛合する傘歯車35が設けられる。傘歯車35は、中間軸33の回転運動を傘歯車9に伝達する。
中間軸33の外周面には、軸方向に沿った溝部34が形成される。環状の第2クラッチ部材51は、第2クラッチ50の一要素であり、内周面の内側に突出した摺動突起53を有する。摺動突起53は中間軸33の溝部34に挿入され、これにより第2クラッチ部材51が、中間軸33に対して回転不能且つ軸方向に移動可能に取り付けられる。
第2クラッチ部材51は下面に複数の爪部52を有し、第2回転歯車31は上面に複数の爪部32を有する。第2クラッチ部材51は、図示しないばね部材により第2回転歯車31に向けて付勢されており、したがって操作スイッチ70により第2クラッチ部材51が動かされない状態では、爪部52と爪部32とが係合する。第2クラッチ部材51の爪部52と第2回転歯車31の爪部32とが係合することで、第2クラッチ部材51は、第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結する。
回転規制機構60は、規制部材61および移動部材62を有する。規制部材61および移動部材62はL字状に一体に形成される。回転規制機構60は、平歯車10に対して移動可能に設けられ、図示しないばね部材により規制部材61が、平歯車10から離れた位置に付勢されている。そのため操作スイッチ70により移動部材62が動かされない状態では、規制部材61は平歯車10の歯から離れて位置し、平歯車10の歯に係止しない。操作スイッチ70の回転操作により移動部材62が、移動方向を定めるガイド部材(不図示)に沿って上方向に移動されると、規制部材61が平歯車10の歯に係止して、回転伝達機構の回転が規制されるようになる。なお規制部材61が平歯車10の歯に係止する際には、第2回転歯車31と中間軸33との連結は既に解除されている。
上記したように操作スイッチ70は、ハウジング14内に突出する複数の係合部材、つまり第1係合部材73、第2係合部材74、第3係合部材75を有する。操作スイッチ70をハウジング14に取り付けた状態で、第1係合部材73は、第1クラッチ部材41に接触可能な位置に配置され、第2係合部材74は、第2クラッチ部材51に接触可能な位置に配置され、第3係合部材75は、移動部材62に接触可能な位置に配置される。
第1センサ90は第1クラッチ部材41の近傍に設置され、第1クラッチ部材41の位置を検出する。第2センサ91は第2クラッチ部材51の近傍に設置され、第2クラッチ部材51の位置を検出する。第3センサ92は回転規制機構60の近傍に設置され、回転規制機構60の位置を検出する。
図4に示す状態から操作スイッチ70が矢印Aの方向に回転すると、第1係合部材73が第1クラッチ部材41に当接し、クランクシャフト23の軸方向上向きに第1クラッチ部材41を押し上げる。これにより第1クラッチ部材41の爪部42と第1回転歯車21の爪部22との係合が外れる。図3(b)を参照して、この回転操作は、「回転打撃モード」の設定位置から「回転モード」の設定位置に操作子76を回転する操作に対応する。
図4に示す状態から操作スイッチ70が矢印Bの方向に回転すると、第2係合部材74が第2クラッチ部材51に当接し、中間軸33の軸方向上向きに第2クラッチ部材51を押し上げる。これにより第2クラッチ部材51の爪部52と第2回転歯車31の爪部32との係合が外れる。図3(b)を参照して、この回転操作は、「回転打撃モード」の設定位置から「打撃モード(ニュートラル)」の設定位置に操作子76を回転する操作に対応する。
さらに操作スイッチ70が矢印Bの方向に回転すると、第2係合部材74が第2クラッチ部材51をさらに押し上げつつ、第3係合部材75が移動部材62に当接して、規制部材61を平歯車10の方向に押し上げる。これにより規制部材61と平歯車10の歯とが係止する。図3(b)を参照して、この回転操作は、「打撃モード(ニュートラル)」の設定位置から「打撃モード(角度固定)」の設定位置に操作子76を回転する操作に対応する。
以下、各動作モードにおける操作スイッチ70および被操作部19の状態を示す。
図5は、回転打撃モードにおける操作スイッチ70および被操作部19の状態を示す。回転打撃モードでは、第1係合部材73、第2係合部材74、第3係合部材75が、それぞれ第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51、移動部材62に作用しない。したがって第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51、移動部材62は、それぞればね部材で付勢されている位置に留められる。これにより第1クラッチ部材41は、第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結し、第2クラッチ部材51は、第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結し、規制部材61は平歯車10の回転を規制しない。
図5は、回転打撃モードにおける操作スイッチ70および被操作部19の状態を示す。回転打撃モードでは、第1係合部材73、第2係合部材74、第3係合部材75が、それぞれ第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51、移動部材62に作用しない。したがって第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51、移動部材62は、それぞればね部材で付勢されている位置に留められる。これにより第1クラッチ部材41は、第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結し、第2クラッチ部材51は、第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結し、規制部材61は平歯車10の回転を規制しない。
第1センサ90は、第1クラッチ部材41が第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結する位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第2センサ91は、第2クラッチ部材51が第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結する位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第3センサ92は、回転規制機構60が平歯車10の回転を規制しない位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。動作モード判定部83は、第1センサ90、第2センサ91、第3センサ92からの検出信号を受けて、動作モードが「回転打撃モード」であることを判定する。
図6は、回転モードにおける操作スイッチ70および被操作部19の状態を示す。回転モードは、図5に示す状態から操作スイッチ70が矢印Aの方向に回転されることで選択される。
回転モードでは、第1係合部材73が第1クラッチ部材41に接触して、第1クラッチ部材41と第1回転歯車21の連結を解除する位置まで第1クラッチ部材41を移動させた状態にある。一方、第2係合部材74、第3係合部材75は、それぞれ第2クラッチ部材51、移動部材62に作用しない。したがって第2クラッチ部材51および移動部材62は、それぞればね部材で付勢されている位置に留められる。これにより第1クラッチ部材41は、第1回転歯車21と打撃伝達機構との連結を解除し、第2クラッチ部材51は、第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結し、規制部材61は平歯車10の回転を規制しない。
第1センサ90は、第1クラッチ部材41が第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結しない位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第2センサ91は、第2クラッチ部材51が第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結する位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第3センサ92は、回転規制機構60が平歯車10の回転を規制しない位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。動作モード判定部83は、第1センサ90、第2センサ91、第3センサ92からの検出信号を受けて、動作モードが「回転モード」であることを判定する。
図7は、打撃モード(ニュートラル)における操作スイッチ70および被操作部19の状態を示す。打撃モード(ニュートラル)は、図5に示す状態から操作スイッチ70が矢印Aとは逆向きの矢印Bの方向に回転されることで選択される。
打撃モード(ニュートラル)では、第2係合部材74が第2クラッチ部材51に接触して、第2クラッチ部材51と第2回転歯車31の連結を解除する位置まで第2クラッチ部材51を移動させた状態にある。一方、第1係合部材73、第3係合部材75は、それぞれ第1クラッチ部材41、移動部材62に作用しない。したがって第1クラッチ部材41および移動部材62は、それぞればね部材で付勢されている位置に留められる。これにより第1クラッチ部材41は、第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結し、第2クラッチ部材51は、第2回転歯車31と回転伝達機構との連結を解除し、規制部材61は平歯車10の回転を規制しない。
第1センサ90は、第1クラッチ部材41が第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結する位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第2センサ91は、第2クラッチ部材51が第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結しない位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第3センサ92は、回転規制機構60が平歯車10の回転を規制しない位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。動作モード判定部83は、第1センサ90、第2センサ91、第3センサ92からの検出信号を受けて、動作モードが「打撃モード(ニュートラル)」、つまり先端工具12の角度を固定しない打撃モードであることを判定する。
図8は、打撃モード(角度固定)における操作スイッチ70および被操作部19の状態を示す。打撃モード(角度固定)は、図7に示す状態から操作スイッチ70がさらに矢印Bの方向に回転されることで選択される。
打撃モード(角度固定)では、第3係合部材75が移動部材62に接触して、規制部材61が平歯車10に係止する位置まで移動部材62を移動させた状態にある。第1係合部材73は第1クラッチ部材41に作用せず、第1クラッチ部材41は、ばね部材で付勢されている位置に留められる。これにより第1クラッチ部材41は、第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結し、第2クラッチ部材51は、第2回転歯車31と回転伝達機構との連結を解除し、規制部材61は平歯車10の回転を規制する。
第1センサ90は、第1クラッチ部材41が第1回転歯車21と打撃伝達機構とを連結する位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第2センサ91は、第2クラッチ部材51が第2回転歯車31と回転伝達機構とを連結しない位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。第3センサ92は、回転規制機構60が平歯車10の回転を規制する位置にあることを示す検出信号を、動作モード判定部83に出力する。動作モード判定部83は、第1センサ90、第2センサ91、第3センサ92からの検出信号を受けて、動作モードが「打撃モード(角度固定)」、つまり先端工具12の角度が固定された打撃モードであることを判定する。
以上のように操作スイッチ70は単体で、第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51、移動部材62を移動可能とする。これにより動作モードの切換構造を小型化でき、電動工具本体の小型化および軽量化に寄与する。第1クラッチ部材41と第2クラッチ部材51の下面の高さを合わせて、係合部材72が第1クラッチ部材41と第2クラッチ部材51に最初に接触する高さを揃えることで、操作スイッチ70を一層小さく形成できる。
上記したように打撃伝達機構では、打撃子7を中間子8に対して前進させるために空気ばね機構が用いられている。空気ばね機構は空気の弾力性を利用するため、応答性が優れているとは言えず、ピストン3の往復運動の周期が短くなると、空気ばね機構が打撃子7を適切なタイミングで進退させられなくなる。そのため「回転打撃モード」または「打撃モード」が選択されている場合、制御部82は、空気ばね機構の適正動作を保証するために、モータ80の回転速度を所定の上限値以下に設定する必要がある。一方で「回転モード」が選択されている場合には、打撃伝達機構が作動しないため、モータ80の回転速度の上限値は、「回転打撃モード」または「打撃モード」が選択された場合の上限値よりも高く設定できる。
図9は、トリガスイッチ84の操作量に対して設定されるモータの回転速度の例を示す。回転モード、回転打撃モードおよび打撃モードにおいて、トリガ操作量Dcまでの設定速度は共通である。回転モードでは、ラインL1に示すように、トリガ操作量Daのときのモータ回転速度Saが最大回転速度として設定される。回転打撃モードでは、ラインL2に示すように、トリガ操作量Dbのときのモータ回転速度Sbが最大回転速度として設定される。打撃モードでは、ラインL3に示すように、トリガ操作量Dcのときのモータ回転速度Scが最大回転速度として設定される。なお打撃モードにおける最大回転速度は、先端工具12の角度を固定されていない場合と固定されている場合とで異なるように設定されてもよい。
制御部82は、動作モード判定部83で判定された動作モードに応じて、モータ80の回転を制御する。制御部82は図9に示す制御手法にもとづいて、モータ80の回転速度の上限を動作モードに応じて設定してよい。なお図9に示す制御手法では、動作モードに応じて最大回転速度を異ならせているが、トリガ操作量に対するモータ回転速度の勾配を異ならせる制御手法を採用してもよい。
実施形態の電動工具1では、操作スイッチ70が他の部品を介することなく、第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51および回転規制機構60に直接接触するため、第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51および回転規制機構60を確実に動かすことができる。ユーザは操作子76を作業内容に対応する設定位置に合わせることで、所望の動作モードが選択される。
しかしながらユーザが操作子76を中途半端に操作して、操作子76が2つの設定位置の間で停止されることもある。そのような場合であっても動作モード判定部83が、第1クラッチ部材41、第2クラッチ部材51および回転規制機構60の位置にもとづいて動作モードを判定することで、動作モードを正確に特定できる。これにより制御部82は動作モードに応じたモータ制御を実施できるようになる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。
本発明のある態様の電動工具(1)は、複数の動作モードを有し、駆動軸(81)を有するモータ(80)と、駆動軸の回転により回転する第1回転歯車(21)と、第1回転歯車の回転運動を往復運動に変換して、先端工具(12)に打撃運動を伝達するための打撃伝達機構と、第1回転歯車と打撃伝達機構とを連結または連結解除する第1クラッチ部材(41)と、駆動軸の回転により回転する第2回転歯車(31)と、第2回転歯車の回転運動を先端工具に伝達するための回転伝達機構と、第2回転歯車と回転伝達機構とを連結または連結解除する第2クラッチ部材(51)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材に接触可能な位置に配置される係合部材(72)を有し、回転操作されると係合部材が第1クラッチ部材または第2クラッチ部材の一方に接触して移動させる操作スイッチ(70)と、第1クラッチ部材の位置を検出する第1センサ(90)と、第2クラッチ部材の位置を検出する第2センサ(91)と、第1センサおよび第2センサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する動作モード判定部(83)と、動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、モータの回転を制御する制御部(82)とを備える。
本発明のある態様の電動工具(1)は、複数の動作モードを有し、駆動軸(81)を有するモータ(80)と、駆動軸の回転により回転する第1回転歯車(21)と、第1回転歯車の回転運動を往復運動に変換して、先端工具(12)に打撃運動を伝達するための打撃伝達機構と、第1回転歯車と打撃伝達機構とを連結または連結解除する第1クラッチ部材(41)と、駆動軸の回転により回転する第2回転歯車(31)と、第2回転歯車の回転運動を先端工具に伝達するための回転伝達機構と、第2回転歯車と回転伝達機構とを連結または連結解除する第2クラッチ部材(51)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材に接触可能な位置に配置される係合部材(72)を有し、回転操作されると係合部材が第1クラッチ部材または第2クラッチ部材の一方に接触して移動させる操作スイッチ(70)と、第1クラッチ部材の位置を検出する第1センサ(90)と、第2クラッチ部材の位置を検出する第2センサ(91)と、第1センサおよび第2センサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する動作モード判定部(83)と、動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、モータの回転を制御する制御部(82)とを備える。
電動工具(1)は、回転伝達機構の回転を規制する規制部材(61)を有する回転規制機構(60)と、回転規制機構の位置を検出する第3センサ(92)と、をさらに備えてもよい。係合部材(72)は、回転規制機構に接触可能な位置に配置されており、動作モード判定部は、第3センサの検出信号にもとづいて動作モードを判定してもよい。
制御部(82)は、動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、モータの回転速度の上限を設定してもよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1・・・電動工具、2・・・駆動機構、3・・・ピストン、9・・・傘歯車、10・・・平歯車、11・・・工具保持部、12・・・先端工具、14・・・ハウジング、20・・・往復運動伝達部、21・・・第1回転歯車、23・・・クランクシャフト、30・・・回転運動伝達部、31・・・第2回転歯車、33・・・中間軸、35・・・傘歯車、40・・・第1クラッチ、41・・・第1クラッチ部材、50・・・第2クラッチ、51・・・第2クラッチ部材、60・・・回転規制機構、61・・・規制部材、62・・・移動部材、70・・・操作スイッチ、71・・・基部、72・・・係合部材、73・・・第1係合部材、74・・・第2係合部材、75・・・第3係合部材、76・・・操作子、80・・・モータ、82・・・制御部、83・・・動作モード判定部、90・・・第1センサ、91・・・第2センサ、92・・・第3センサ。
Claims (3)
- 複数の動作モードを有する電動工具であって、
駆動軸を有するモータと、
前記駆動軸の回転により回転する第1回転歯車と、
前記第1回転歯車の回転運動を往復運動に変換して、先端工具に打撃運動を伝達するための打撃伝達機構と、
前記第1回転歯車と前記打撃伝達機構とを連結または連結解除する第1クラッチ部材と、
前記駆動軸の回転により回転する第2回転歯車と、
前記第2回転歯車の回転運動を先端工具に伝達するための回転伝達機構と、
前記第2回転歯車と前記回転伝達機構とを連結または連結解除する第2クラッチ部材と、
前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材に接触可能な位置に配置される係合部材を有し、回転操作されると前記係合部材が前記第1クラッチ部材または前記第2クラッチ部材の一方に接触して移動させる操作スイッチと、
前記第1クラッチ部材の位置を検出する第1センサと、
前記第2クラッチ部材の位置を検出する第2センサと、
前記第1センサおよび前記第2センサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する動作モード判定部と、
前記動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、前記モータの回転を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする電動工具。 - 前記回転伝達機構の回転を規制する規制部材を有する回転規制機構と、
前記回転規制機構の位置を検出する第3センサと、をさらに備え、
前記係合部材は、前記回転規制機構に接触可能な位置に配置されており、
前記動作モード判定部は、前記第3センサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。 - 前記制御部は、前記動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、前記モータの回転速度の上限を設定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電動工具。
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JP2016150632A JP6607501B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | 電動工具 |
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- 2016-07-29 JP JP2016150632A patent/JP6607501B2/ja active Active
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