JP6598117B2 - 電動工具 - Google Patents

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本発明は、複数の動作モードを有する電動工具に関する。
従来より、モータの回転力を工具出力軸に伝達可能な回転伝達機構および往復伝達機構を備え、使用目的に応じて先端工具の動作モードを切り替えられる電動工具が知られている。回転伝達機構は、モータ回転をそのまま又は減速して工具出力軸に伝達するための機構であり、往復伝達機構は、モータ回転を往復運動に変換して工具出力軸に伝達するための機構である。電動工具には、動作モードを切り替えるための切替レバーが設けられ、ユーザが操作した切替レバー位置に応じて、回転伝達機構および/または往復伝達機構が工具出力軸にモータの回転力を伝達する(たとえば特許文献1参照)。
このような電動工具では、動作モードとして「回転打撃モード」、「回転モード」、「打撃モード」が選択可能とされる。「回転打撃モード」は、回転伝達機構および往復伝達機構がモータ回転力を工具出力軸に伝達し、工具出力軸に回転力および打撃力を発生させる動作モードである。「回転モード」は、回転伝達機構がモータ回転力を工具出力軸に伝達し、工具出力軸に回転力を発生させる動作モードである。「打撃モード」は、往復伝達機構がモータ回転力を工具出力軸に伝達し、工具出力軸に打撃力を発生させる動作モードである。回転伝達機構および往復伝達機構は、ユーザによる切替レバーの操作に連動して、モータと工具出力軸との間に機械的に連結され、または連結を解除される。
特許文献2は、複数の動作モードを有する電動工具であって、ユーザが変位操作した切替レバーの設定位置に対応した電気信号を出力するスイッチを備え、スイッチから出力された電気信号に対応した制御方法でモータを制御する技術を開示する。
特開2007−136586号公報 特開2012−139800号公報
複数の動作モードを有する電動工具においては、動作モードに応じた制御方法でモータが制御されることが好ましい。特許文献2では、切替レバーが操作された設定位置を検出するための接点スイッチを設けて、接点スイッチから出力された電気信号により動作モードを判別する手法が採用されている。
しかしながら切替レバーが設定位置に適切に操作されない場合、設定された動作モードと、接点スイッチの出力信号により判別される動作モードとが異なる状況が生じうる。たとえば切替レバーが動かされて動作モードが切り替えられたものの、切替レバーが設定位置まで操作されていないために、接点スイッチが切替レバーの操作位置を検出できないケースである。動作モードに応じてモータの回転速度の上限を異ならせるモータ制御を実施する場合、動作モードの判別を誤ると、動作モードに対して設定されている上限以上の回転速度でモータを回転させる状況が生じうる。このような状況を生じさせないためには、動作モードの判別が正しく確実に行われる必要がある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、動作モードに応じたモータ制御を実施するために、動作モードを確実に判定する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電動工具は、複数の動作モードを有する電動工具であって、モータと、モータの回転を制御する制御部と、複数の動作モードに対応する複数の設定位置のいずれかに、ユーザにより変位操作される操作子と、モータの回転力を工具出力軸に伝達するための複数の伝達機構を有し、操作子が複数の設定位置のいずれかに動かされると、動かされた設定位置に対応する動作モードの伝達機構をモータと工具出力軸との間に連結する駆動力伝達部と、複数の伝達機構のそれぞれの駆動状態を検出する複数のセンサと、複数のセンサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する動作モード判定部とを備える。制御部は、動作モード判定部により判定された動作モードに応じたモータ制御を実施する。
本発明によれば、複数の動作モードを有する電動工具において、動作モードを判定する技術を提供できる。
本発明の実施形態に係る電動工具の構成を示す図である。 (a)はスライド式の操作スイッチを示す図であり、(b)は回転式の操作スイッチを示す図である。 トリガ操作量に対して設定されるモータの回転速度の例を示す図である。 トリガ操作量に対して設定されるモータの回転速度の別の例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る電動工具の構成を示す。電動工具1において、電力は、図示しない充電電池により供給される。駆動源であるモータ2はモータ駆動部21により駆動される。モータ出力軸3と中間軸5との間には減速機構4が設けられ、中間軸5は、モータ出力軸3の回転を減速機構4により減速された速度で回転する。
駆動力伝達部6は、モータ2の回転力を工具出力軸11に伝達するための複数の伝達機構を有する。具体的に駆動力伝達部6は、中間軸5の回転力を工具出力軸11に伝達するための回転伝達機構8と、中間軸5の回転運動を往復運動に変換して、工具出力軸11に進退方向の力を伝達するための往復伝達機構7とを有する。回転伝達機構8は、歯車の組合せにより構成されて、工具出力軸11を回転させる。往復伝達機構7は、中間軸5の回転運動をピストンの往復運動に変換する運動変換部材と、工具出力軸11に打撃衝撃を加えるハンマと、ピストンの往復運動によりハンマを進退させる空気ばね機構とを備える。ハンマは、空気ばね機構により工具出力軸11に対して前進させられるときに、工具出力軸11を打撃する。
往復伝達機構7と中間軸5との間には第1クラッチ9が設けられる。第1クラッチ9は、往復伝達機構7をモータ2と工具出力軸11との間に連結する機能をもつ機械要素であり、中間軸5の回転力を往復伝達機構7に伝達し、または遮断する。
回転伝達機構8と中間軸5との間には第2クラッチ10が設けられる。第2クラッチ10は、回転伝達機構8をモータ2と工具出力軸11との間に連結する機能をもつ機械要素であり、中間軸5の回転力を回転伝達機構8に伝達し、または遮断する。
操作部12は、ユーザにより変位操作される操作スイッチであり、複数の動作モードの各々に対応する複数の設定位置を規定されている。ユーザは、複数の設定位置のいずれかに操作子を動かすことで、動作モードを選択する。
図2(a)は、スライド式の操作スイッチの例を示す。操作部12には、複数の設定位置が規定されている。各設定位置は、電動工具1における動作モードの1つに対応し、回転モード、回転打撃モード、打撃モードを選択するための設定位置が離間して形成されている。ユーザは、使用目的に応じた設定位置に操作子12aを変位操作する。図2(a)に示す例では、操作子12aが、回転打撃モードの設定位置に配置されている。なおスライド式の操作スイッチは、回転モードのオンオフを設定するスライド式スイッチと、打撃モードのオンオフを設定するスライド式スイッチとから構成されて、2つのスライド式スイッチで選択された設定位置により、動作モードが選択されてもよい。
図2(b)は、回転式の操作スイッチの例を示す。図2(a)に関して説明したように、操作部12には、複数の動作モードに対応した複数の設定位置が規定されている。ユーザは、使用目的に応じた設定位置に操作子12aを動かすことで、動作モードを選択する。なお回転式の操作スイッチは、回転モードのオンオフを設定する回転式スイッチと、打撃モードのオンオフを設定する回転式スイッチとから構成されて、2つの回転式スイッチで選択された設定位置にしたがって、動作モードが選択されてもよい。
操作部12における操作子12aの位置は、駆動力伝達部6における第1クラッチ9および第2クラッチ10の位置を定める。つまり操作子12aが複数の設定位置のいずれかに動かされると、駆動力伝達部6は、第1クラッチ9および第2クラッチ10の位置を定めて、動かされた操作子12aの設定位置に対応する動作モードの伝達機構を、モータ2と工具出力軸11との間に連結する。
具体的に操作子12aが「回転打撃モード」の設定位置に配置されると、第1クラッチ9は、往復伝達機構7と中間軸5とを連結する位置に配置され、第2クラッチ10は、回転伝達機構8と中間軸5とを連結する位置に配置される。操作子12aが「回転モード」の設定位置に配置されると、第1クラッチ9は、往復伝達機構7と中間軸5との連結を解除する位置に配置され、第2クラッチ10は、回転伝達機構8と中間軸5とを連結する位置に配置される。操作子12aが「打撃モード」の設定位置に配置されると、第1クラッチ9は、往復伝達機構7と中間軸5とを連結する位置に配置され、第2クラッチ10は、回転伝達機構8と中間軸5との連結を解除する位置に配置される。
このように電動工具1においては、駆動力伝達部6における各伝達機構と中間軸5との連結および連結解除が、操作部12における操作子12aの操作位置に連動して機械的に行われる。
制御部20は制御基板に搭載されるマイクロコンピュータなどから構成されて、モータ2の回転を制御する。トリガスイッチ22は、ユーザにより操作される操作スイッチであって、制御部20は、トリガスイッチ22の操作によりモータ2のオンオフを制御するとともに、トリガスイッチ22の操作量に応じた駆動指示をモータ駆動部21に供給する。具体的に制御部20は、トリガスイッチ22の操作量に応じた回転速度となるように、モータ2の回転を制御する。
回転検出センサ23はモータ2の回転を検出して、検出信号を制御部20に出力する。たとえば回転検出センサ23はホール素子を含み、ホール素子は、モータ2のロータ位置を180度ごとに検出するように構成される。回転検出センサ23は、ステータに120度間隔で配置した3個のホール素子を有し、ロータ位置を60度ごとに検出するように構成されてもよい。制御部20は、回転検出センサ23の検出信号にもとづいてモータ2の回転速度を算出し、算出した回転速度がトリガスイッチ22の操作量に応じて定まる設定回転数と一致するように駆動指示を生成する。モータ駆動部21は、制御部20から供給される駆動指示によりモータ2の印加電圧を調整して、モータ2を駆動する。このように制御部20は、トリガスイッチ22の操作量に応じたモータ制御を行っている。
実施形態の電動工具1は、作業時に発生する粉塵や切削屑を収集する着脱式の集塵機30を接続可能とする。粉塵等の飛び散りを抑えるため、集塵機30は電動工具1に装着されることが好ましいが、必ず装着されなければならないものではない。集塵機30は集塵用のモータを備え、電動工具1に接続されると、電動工具1に内蔵される充電電池からの電力供給を受けて、集塵用モータが駆動される。接続判定部25は、集塵機30が接続されているか否かを判定し、判定結果を制御部20に通知する。
上記したように往復伝達機構7においては、ハンマを工具出力軸11に対して前進させるために空気ばね機構が用いられている。空気ばね機構は空気の弾力性を利用するため、応答性が優れているとは言えず、ピストンの往復運動の周期が短くなると、空気ばね機構がハンマを適切なタイミングで進退させられなくなる。そのため「回転打撃モード」または「打撃モード」が選択されている場合には、制御部20は、空気ばね機構の適正動作を保証するために、モータ2の回転速度を、所定の上限値以下に設定する必要がある。一方で、「回転モード」が選択されている場合には、往復伝達機構7が作動しないため、モータ2の回転速度の上限値は、「回転打撃モード」または「打撃モード」が選択された場合の上限値よりも高く設定できる。
図3は、トリガ操作量に対して設定されるモータの回転速度の例を示す。回転モード、回転打撃モードおよび打撃モードにおいて、トリガ操作量Dcまでの設定速度は共通である。回転モードでは、ラインL1に示すように、トリガ操作量Daのときのモータ回転速度Saが最大回転速度として設定される。回転打撃モードでは、ラインL2に示すように、トリガ操作量Dbのときのモータ回転速度Sbが最大回転速度として設定される。打撃モードでは、ラインL3に示すように、トリガ操作量Dcのときのモータ回転速度Scが最大回転速度として設定される。このように複数の動作モードを有する電動工具1においては、動作モードごとに最適なモータ制御手法を定めることができ、制御部20は、動作モードに応じたモータ制御を実施することが好ましい。
このようなモータ制御を実現するためには、制御部20が、ユーザにより選択された動作モードを特定することが必要となる。そこで実施形態の電動工具1では、駆動力伝達部6における複数の伝達機構のそれぞれの駆動状態を検出して、電動工具1がいずれの動作モードで動作しているか判別する。
図1に戻り、第1センサ13は、往復伝達機構7の駆動状態を検出して、検出信号を動作モード判定部24に出力する。第1クラッチ9により往復伝達機構7と中間軸5とが連結されていれば、モータ2の回転により、往復伝達機構7を構成する運動変換部材、ピストンおよびハンマが駆動される。第1センサ13は、往復伝達機構7の構成部品のいずれかの駆動状態を検出する。第1センサ13は、構成部品に接触せずに構成部品の動きを検出することが好ましい。たとえば第1センサ13は、金属検出センサ、磁気検出センサ、光センサ、赤外センサのいずれであってもよく、往復伝達機構7における可動部品のいずれかの動きを検出可能に設置されていればよい。
なお第1センサ13は、ハンマと工具出力軸11との打撃音を検出する音センサや、ハンマと工具出力軸11との打撃衝撃を検出する衝撃センサであってもよい。
第2センサ14は、回転伝達機構8の駆動状態を検出して、検出信号を動作モード判定部24に出力する。第2クラッチ10により回転伝達機構8と中間軸5とが連結されていれば、モータ2の回転により、回転伝達機構8を構成する歯車が駆動される。第2センサ14は、回転伝達機構8の構成部品のいずれかの駆動状態を検出する。第2センサ14は、構成部品に接触せずに構成部品の動きを検出することが好ましい。たとえば第2センサ14は、金属検出センサ、磁気検出センサ、光センサ、赤外センサのいずれであってもよく、回転伝達機構8における可動部品のいずれかの動きを検出可能に設置されていればよい。
動作モード判定部24は、第1センサ13の検出信号と、第2センサ14の検出信号とにもとづいて、動作モードを判定する。動作モード判定部24は、第1センサ13の検出信号が変動していれば往復伝達機構7が駆動されていることを検出し、第1センサ13の検出信号が変動していなければ往復伝達機構7が駆動されていないことを検出する。また動作モード判定部24は、第2センサ14の検出信号が変動していれば回転伝達機構8が駆動されていることを検出し、第2センサ14の検出信号が変動していなければ回転伝達機構8が駆動されていないことを検出する。
動作モード判定部24は、検出信号の変動の有無を、検出信号の電圧値が所定の閾値を超えたか否かで判断してよい。また動作モード判定部24は、検出信号の変動の有無を、検出信号の電圧値の振幅が所定の閾値を超えたか否かで判断してもよい。動作モード判定部24は、モータ2の駆動開始後、第1センサ13および第2センサ14の検出信号を所定時間監視することで、各検出信号の変動の有無を判断してよい。
動作モード判定部24は、第1センサ13および第2センサ14の検出信号から、往復伝達機構7および回転伝達機構8が駆動されていることを検出すると、動作モードが回転打撃モードであることを判定する。また動作モード判定部24は、第1センサ13および第2センサ14の検出信号から、往復伝達機構7のみが駆動されていることを検出すると、動作モードが打撃モードであることを判定する。また動作モード判定部24は、第1センサ13および第2センサ14の検出信号から、回転伝達機構8のみが駆動されていることを検出すると、動作モードが回転モードであることを判定する。
このように動作モード判定部24は、往復伝達機構7および回転伝達機構8が実際に駆動されているか否かを示す検出結果にもとづいて動作モードを特定する。したがって、たとえば操作部12における操作子12aの位置を検出することで動作モードを特定する場合と比較すると、より確実な動作モードの特定が可能となる。
動作モード判定部24は、モータ2の回転速度が複数の動作モードのなかで最も低い最大回転速度Sc(図3参照)に達する前に、動作モードを判定することが好ましい。モータ2の回転速度がScに達する前に動作モードが判定されることで、制御部20は、動作モードに応じたモータ制御を好適に実施できるようになる。たとえば動作モード判定部24は、モータ2の回転開始直後に動作モードを判定してよい。動作モード判定部24が動作モードを判定すると、制御部20は、判定された動作モードに応じて、モータ2の回転速度の上限を設定し、またトリガ操作量に対する回転速度の上昇率を設定する。これにより制御部20は、動作モードに応じたモータ制御を好適に実現できる。
図4は、トリガ操作量に対して設定されるモータの回転速度の別の例を示す。図4には、集塵機30が電動工具1に接続されていない場合と、接続されている場合とで、モータ2の最大回転速度を異ならせる例を示す。集塵機30に内蔵される集塵用モータは、モータ2と同じ充電電池により駆動される。そのため集塵機30が電動工具1に接続されると、充電電池の負荷を過大としないために、集塵機30が電動工具1に接続されていない場合と比べて、モータ2の回転速度の上限を下げることが好ましい。
図4は、回転モードにおけるトリガ操作量とモータ回転速度の関係を示すが、集塵機30の接続の有無にかかわらず、トリガ操作量Ddまでのモータ回転速度は共通に設定される。集塵機30が接続されていない場合、ラインL1に示すように、トリガ操作量Daのときのモータの回転速度Saが最大回転速度として設定される。一方で、集塵機30が接続されている場合、ラインL4に示すように、回転速度Saよりも低い回転速度Sdが、最大回転速度として設定される。集塵機30が接続されている場合には、接続されていない場合よりもモータ2の最大回転速度を下げることで、充電電池に過大な負荷がかかる事態が生じないようにする。
接続判定部25は、電動工具1に集塵機30が接続されているか否かを判定する。たとえば電動工具1および集塵機30のそれぞれに接続用の端子が設けられ、電動工具1に集塵機30が接続されると端子同士が導通することを利用して、接続判定部25は、集塵機30が接続されていることを判定してもよい。制御部20は、集塵機30が接続されているか否かに応じて、モータ2の回転速度の上限を設定する。図4に示したように、制御部20は、集塵機30が接続されている場合には、最大回転速度Sdを設定し、集塵機30が接続されていない場合には、最大回転速度Saを設定してよい。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。
本発明のある態様の電動工具(1)は、複数の動作モードを有する。電動工具(1)は、モータ(2)と、モータの回転を制御する制御部(20)と、複数の動作モードに対応する複数の設定位置のいずれかに、ユーザにより変位操作される操作子(12a)と、モータの回転力を工具出力軸(11)に伝達するための複数の伝達機構(7、8)を有し、操作子が複数の設定位置のいずれかに動かされると、動かされた設定位置に対応する動作モードの伝達機構をモータ(2)と工具出力軸(11)との間に連結する駆動力伝達部(6)と、複数の伝達機構(7、8)のそれぞれの駆動状態を検出する複数のセンサ(13、14)と、複数のセンサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する動作モード判定部(24)とを備える。制御部(20)は、動作モード判定部(24)により判定された動作モードに応じたモータ制御を実施する。
制御部(20)は、動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、モータの回転速度の上限を設定してよい。
駆動力伝達部(6)は、往復伝達機構(7)および回転伝達機構(8)を有し、複数のセンサは、往復伝達機構(7)の駆動状態を検出する第1センサ(13)と、回転伝達機構(8)の駆動状態を検出する第2センサ(14)とを含んでよい。
動作モード判定部(24)は、モータ(2)の回転開始直後に、動作モードを判定してもよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1・・・電動工具、2・・・モータ、3・・・モータ出力軸、4・・・減速機構、5・・・中間軸、6・・・駆動力伝達部、7・・・往復伝達機構、8・・・回転伝達機構、9・・・第1クラッチ、10・・・第2クラッチ、11・・・工具出力軸、12・・・操作部、12a・・・操作子、13・・・第1センサ、14・・・第2センサ、20・・・制御部、21・・・モータ駆動部、22・・・トリガスイッチ、23・・・回転検出センサ、24・・・動作モード判定部、25・・・接続判定部、30・・・集塵機。

Claims (4)

  1. 複数の動作モードを有する電動工具であって、
    モータと、
    前記モータの回転を制御する制御部と、
    複数の動作モードに対応する複数の設定位置のいずれかに、ユーザにより変位操作される操作子と、
    前記モータの回転力を工具出力軸に伝達するための複数の伝達機構を有し、前記操作子が複数の設定位置のいずれかに動かされると、動かされた設定位置に対応する動作モードの伝達機構を前記モータと前記工具出力軸との間に連結する駆動力伝達部と、
    前記複数の伝達機構のそれぞれの駆動状態を検出する複数のセンサと、
    前記複数のセンサの検出信号にもとづいて、動作モードを判定する動作モード判定部と、を備え、
    前記制御部は、前記動作モード判定部により判定された動作モードに応じたモータ制御を実施する、
    ことを特徴とする電動工具。
  2. 前記制御部は、前記動作モード判定部により判定された動作モードに応じて、前記モータの回転速度の上限を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記駆動力伝達部は、往復伝達機構および回転伝達機構を有し、
    前記複数のセンサは、前記往復伝達機構の駆動状態を検出する第1センサと、前記回転伝達機構の駆動状態を検出する第2センサとを含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電動工具。
  4. 前記動作モード判定部は、前記モータの回転開始直後に、動作モードを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動工具。
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