JP2012157432A - 飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】茶葉収納部に収納した茶葉を流出させずに容器本体内の飲料を飲むことができ、しかも、茶葉を好みのタイミングで取り出すことができる実用性に優れた飲料用容器を提供する。
【解決手段】容器本体1の上部開口部2に注出口部3を有する栓体4を着脱自在に設け、この栓体4の下部に茶葉収納部7を着脱自在に設け、この茶葉収納部7は、周壁部7aに筒側通水孔9を設け、上部に茶葉を投入する茶葉投入口部を設け、この茶葉投入口部に蓋側通水孔を設けた蓋体を着脱自在に設け、この蓋側通水孔と筒側通水孔9の夫々の孔径を、茶葉収納部7に収納した茶葉を外部に流出させない径大に設定した飲料用容器。
【選択図】図2

Description

本発明は、茶漉し機能を有する茶葉収納部を備え、容器内で茶を煎じることができる、例えば携帯型水筒などの飲料用容器に関するものである。
従来、茶漉し機能を有する茶葉収納部を備え、この茶葉収納部に収納した茶葉から茶を煎じて、この煎じたお茶、紅茶、ハーブ茶などの飲料を保温状態で携帯し必要時に飲むことができる携帯型水筒がある。
例えば、特許文献1は、栓体の下部に上端開口径よりも深さ方向を長くした茶葉収納部を設けて、容器本体内の飲料を飲んだことによって液面が多少低下しても、茶葉が液面から直ぐに出ずに長時間浸漬させることができるものである。
また、特許文献2や3は、容器本体の上部開口部に着脱可能に装着される栓体の下部に茶葉収納部を着脱自在に設け、この茶葉収納部に茶葉を収納して茶を煎じる、或いは、茶葉を容器本体内に入れて茶を煎じるものであり、容器本体内に茶葉を入れて茶を煎じた場合は、茶葉収納部がフィルターとなって、容器本体に入れた茶葉が容器本体から流出せずに、茶を飲む際にも茶葉が口に入らない構成としている。
特開2009−297191号公報 特許第4051692号公報 特開2009−056069号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載のものは、いずれも茶葉収納部に茶葉を入れて容器本体内で茶を煎じた場合、この容器本体で煎じた茶を飲む際には、この茶葉を入れた茶葉収納部を取り外してから飲まないと、茶葉収納部内に収納した茶葉がこの茶葉収納部から流出してしまい、コップなどの容器に注いで飲む場合は、この容器内に茶葉が入ってしまうので、この茶葉を飲まないように飲むために非常に飲み難くなり、また直接飲む場合は、茶と一緒に茶葉が口の中に入ってきてしまい、不快感が生ずるといった問題があった。
よって、従来、容器本体内に煎じた茶を飲む際は、一々、茶葉収納部を取り外さなければならないといった厄介な作業をしなくてはならなかった。
また、特許文献2,3のように、茶葉が流出しないように容器本体内に茶葉を入れ、茶葉収納部をフィルター代わりにした場合は、容器本体の茶葉を回収できず、ずっと茶葉が容器本体内に浸漬した状態となるので、茶葉エキスが出過ぎて濃くなりすぎ、茶が渋くなるなどの不具合が生ずることもあった。
本発明は、このような従来の問題を解決し、一々、茶葉収納部を取り外さなくとも茶葉収納部に収納した茶葉を流出させずに容器本体内の飲料を飲むことができ、しかも、茶葉を好みのタイミングで取り出すことができ、容器本体内で好みのおいしい状態に煎じた飲料を飲むことができる実用性に優れた飲料用容器を提案することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
容器本体1の上部開口部2に注出口部3を有する栓体4を着脱自在に設け、この栓体4に前記容器本体1内と連通する通水路5を設けて前記容器本体1を傾けることでこの容器本体1内に収納した飲料を、前記通水路5を介して前記注出口部3に注出し得るように構成にした飲料用容器において、前記栓体4の下部に前記通水路5の下部通水口部6を覆う茶葉収納部7を着脱自在に設け、この茶葉収納部7は、上部に茶葉を投入する茶葉投入口部8を設けた有底筒状体に形成し、この有底筒状体の周壁部7a若しくは底部7bの少なくともいずれかに筒側通水孔9を設け、前記茶葉投入口部8にこの茶葉投入口部8を閉蓋する蓋体10を着脱自在若しくは起伏回動自在にして操作開閉自在に設け、この蓋体10に蓋側通水孔11を設け、この蓋側通水孔11と前記筒側通水孔9の夫々の孔径を、前記茶葉収納部7に収納した茶葉を外部に流出させない径大に設定したことを特徴とする飲料用容器に係るものである。
また、前記周壁部7aに多数の前記筒側通水孔9を設け、前記蓋体10に多数の前記蓋側通水孔11を設けたことを特徴とする請求項1記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記茶葉収納部7は、前記周壁部7aにメッシュ状シート12を張設した構成とし、このメッシュ状シート12のメッシュ孔を前記筒側通水孔9としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記蓋体10を板状に形成し、この板状蓋体10の上面に摘子部13を突設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記栓体4の下端部に蓋体保持部14を設け、前記茶葉収納部7の茶葉投入口部8に前記蓋体10を装着した状態で、この茶葉収納部7を前記栓体4の下部通水口部6を覆うように螺着した際に、前記蓋体保持部14が前記蓋体10に当接してこの蓋体10を押止し開閉不能状態を保持するように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記栓体4は、前記通水路5を形成した中栓部15を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の飲料用容器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、茶葉収納部に好みの茶葉を入れ、容器本体内で煎じることで簡単に好みの飲料を飲むことができ、しかも、茶葉収納部を着脱自在に設けたので、茶葉を好みのタイミングで容易に取り出すことができ、好みの濃さに煎じた美味しい飲料を飲むことができる。
しかも、容器本体を傾けて容器本体内の飲料を注出口部に注ぎ出す際に、茶葉収納部に収納した茶葉が飲料と一緒に注出口部側に押し流されることになるが、この茶葉収納部の茶葉投入口部に設けた蓋体が飲料は通すが、茶葉は堰止めてこの茶葉収納部外に流出させないので、従って、例えばコップなどの容器に注いで飲む際には、容器内に飲料と一緒に茶葉が注がれることがなく、また、例えば注出口部に直接口をつけて飲む場合には、飲料と一緒に茶葉が口の中に入り込むことがないので、従来のように、一々、茶葉の入った茶葉収納部を取り外さなくとも良く、手軽に容器本体内の飲料を飲むことができる実用性に優れた飲料用容器となる。
また、請求項2記載の発明においては、容器本体内の湯や水などが容易に茶葉収納部に入出することができ、効率よく茶葉から茶葉エキスを溶出させることができると共に、この茶葉から溶出した茶葉エキスを素早く容器本体に拡散し得ることができ、更に、容器本体内の飲料を注出口部へ注ぎ出す際には、容器本体内に空気を取り入れる通気孔の役目も担い、注ぎ出す飲料が脈動することなくスムーズに注出される実用性に優れた飲料用容器となる。
また、請求項3記載の発明においては、周壁部に多数の筒側通水孔を設けた構造を簡易に設計実現可能となり、生産性に優れた飲料用容器となる。
また、請求項4記載の発明においては、蓋体の着脱操作が極めて容易に可能となる操作性に優れた飲料用容器となる。
また、請求項5記載の発明においては、茶葉収納部を栓体の下部に装着するだけの極めて容易な操作で、葉収納部の茶葉投入口部に設けた蓋体が閉蓋状態に固定され、容器本体を傾けても茶葉投入口部から外れることがない実用性に優れた飲料用容器となる。
また、請求項6記載の発明においては、茶渋などが付着した栓体内部を洗浄する際にも、奥側まで簡単に洗浄することができ、常に清潔な状態で使用することができる実用性に優れた飲料用容器となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の容器本体と栓体とを示す説明斜視図である。 本実施例の栓体及び茶葉収納部を示す分解斜視図である。 本実施例を示す説明断面図である。 本実施例の飲口部を示す断面図である。 本実施例の栓体及び茶葉収納部を示す断面図である。 本実施例の中栓部を示す断面図である。 本実施例の中栓部を構成する円筒体を示す断面図である。 本実施例の茶葉収納部を構成する上部径大短筒状部を示す断面図である。 本実施例の栓体と茶葉収納部との嵌合状態を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
茶葉収納部7に茶葉を入れ、この茶葉を収納し茶葉投入口部8を蓋体10で閉蓋した茶葉収納部7を栓体4の下部通水口部6を覆うように設ける。
容器本体1内に茶葉収納部7内に収納した茶葉が浸漬するくらいの飲料、例えば湯を入れ、茶葉収納部7を装着した栓体4を容器本体1の上部開口部2に装着する。
これにより、茶葉を収納した茶葉収納部7が容器本体1内の湯に浸かり、この湯が茶葉収納部7の周壁部7a若しくは底部7bに設けられた筒側通水孔9を介して茶葉収納部7内に入り込み、この茶葉収納部7内に入り込んだ湯により、茶葉から茶葉エキスが溶出し、この茶葉から溶出した茶葉エキスにより容器本体1で茶が煎じられて容器本体1内の湯が茶となる。
この際、茶葉収納部7に設けた筒側通水孔9を、茶葉が茶葉収納部7外に流出しない小径な寸法にしたので、容器本体1内に茶葉が流出することなく茶葉収納部7内に保持される。
また、この容器本体1内で煎じた茶を飲む際は、容器本体1を傾けることで容器本体1内の飲料が茶葉収納部7の筒側通水孔9を通過し茶葉収納部7内を通り、この茶葉収納部7の茶葉投入口部8に設けた蓋体10の蓋側通水孔9を通って栓体4の下部通水口部6に侵入し、栓体4に設けた通水路5を通って栓体4の注出口部3から注出されるので、この注出される飲料をコップなどの容器に注いだり、或いは、注出口部3が飲み口部に形成されている場合には、直接、この注出口部3(飲み口部)に口をつけて飲料を飲んだりすることができる。
この際、茶葉収納部7に収納された茶葉は、容器本体1を傾けることで容器本体1内から流出する飲料の流れによって茶葉投入口部8側に移動するが、この茶葉投入口部8は蓋体10で閉蓋された状態となっており、しかも、この蓋体10には茶葉収納部7に収納した茶葉を外部に流出させない径大に設定した蓋側通水孔11が設けられているので、この蓋体10は茶葉を堰き止め、飲料だけを蓋側通水孔11を介して栓体4側に通過させ、茶葉収納部7から茶葉を流出させないようにしている。
したがって、容器本体1を傾けても茶葉収納部7に収納した茶葉が流出せず、容器本体1内の飲料だけを飲むことができるので、茶葉が口の中に入ることもなく、おいしく飲むことができる。
また、茶葉を収納した茶葉収納部7を、長時間、容器本体1の飲料に浸漬させた状態にすると、容器本体1内の飲料が濃くなり過ぎたり、渋くなったりして美味しく飲めない状態になることがあるが、茶葉収納部7を着脱自在に設けたので、この茶葉収納部7を適宜取り外して、茶葉収納部7内に収納している茶葉を取り出すことが容易にでき、これによって、必要以上の濃さにならず、好みに合った状態の茶を煎じることができる実用性に優れた飲料用容器となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、飲料用容器を図1に示すような携帯型水筒に適用したもので、この携帯型水筒は大別すると、栓体4上部に被嵌する閉塞蓋部16の内側に収納された容器(コップ)、若しくは容器(コップ)代わりとなる閉塞蓋部16に容器本体1内の飲料を注いで飲むタイプと、直接、注出口部3(飲み口部)に口をつけて飲むタイプとの二種類があるが、本実施例は、後者の直接、注出口部3に口をつけて飲むタイプの携帯型水筒に構成した場合の飲料用容器である。
本実施例は、図2,図3に示すように、容器本体1の上部開口部2に注出口部3を有する栓体4を着脱自在に設け、この栓体4に容器本体1内と連通する通水路5を設けて容器本体1を傾けることでこの容器本体1内に収納した飲料を、通水路5を介して注出口部3に注出し得るように構成にし、栓体4の下部に通水路5の下部通水口部6を覆う茶葉収納部7を着脱自在に設け、この茶葉収納部7は、上部に茶葉を投入する茶葉投入口部8を設けた有底筒状体に形成し、この有底筒状体の周壁部7a若しくは底部7bの少なくともいずれかに筒側通水孔9を設け、茶葉投入口部8にこの茶葉投入口部8を閉蓋する蓋体10を着脱自在若しくは起伏回動自在にして操作開閉自在に設け、この蓋体10に蓋側通水孔11を設け、この蓋側通水孔11と前記筒側通水孔9の夫々の孔径を、前記茶葉収納部7に収納した茶葉を外部に流出させない径大に設定した飲料用容器である。
具体的には、図4に示すように、容器本体1は断熱保温(保冷)機能を有する二重構造で、上部を開口して上部開口部2を設けた細長い円筒状容器に構成し、この容器本体1の上部開口部2に、短円筒状の栓体4を着脱自在に設けた構成とし、より具体的には、容器本体1の上部開口部2付近に雄螺子部を形成し、この上部開口部2に被嵌する栓体4の下部に雌螺子部を形成して、この雄螺子部と雌螺子部とを螺着することで容器本体1に栓体4を装着する構成としている。
尚、容器本体1に雌螺子部、栓体4に雄螺子部を設けた構成としても良い。
また、この栓体4は、注出口部3に被嵌しこの注出口部3を隠蔽する閉塞蓋部16と、注出口部3と連通する通水路5を設けた中栓部15とで構成している。
本実施例は、上述したように、注出口部3に直接口をつけて容器本体1内の飲料を飲むタイプの携帯型水筒であり、注出口部3を飲口部3とし、この飲口部3は、図2に示すように、上縁部3aを、一側(本実施例では手前側)の高さを高くし、他側(本実施例では奥側)にゆくに連れ徐々に高さを低くした略山型の傾斜上縁に形成し、この一側(手前側)の上縁部3aに直接口をつけて飲むことができる構成としている。
また、図3に示すように、この飲口部3の底部に筒状の底部貫通孔3bを設け、この底部貫通孔3bの下方側から中栓部15を挿入嵌合する構成とし、本実施例では、図5に示すように、底部貫通孔3bを楕円筒状に形成している。
また、この飲口部3を上方から被嵌し、この飲口部3を隠蔽する閉塞蓋部16は、この閉塞蓋部16の下部周縁部の所定位置を飲口部3の他側(奥側)位置に起伏回動自在に枢着した構成とし、栓体4に設けた閉塞蓋係止解除操作部34を操作することで起動回動する構成としている。
具体的には、この閉塞蓋係止解除操作部34は、スライドロック部35と係止解除押動部36とからなり、閉塞蓋部16を起動回動する際は、スライドロック部35をスライド移動させて係止解除押動部36を押動操作可能な状態にし、この押動可能になった係止解除押動部36を押動することで、閉塞蓋部16に設けた蓋側係止部37が、栓体4に設けた栓体側係止部38から外れ、閉塞蓋部16と栓体4との枢着部に設けた弾性体39により自動起動回動する構成としている。
また、この閉塞蓋部16は、天面内側の中央部に密閉栓取付部17を突設(垂設)し、この密閉栓取付部17に通水路5の上部通水口部18を密閉閉塞する密閉栓19を設け、閉塞蓋部16が飲口部3を隠蔽する閉蓋状態となった際に、この密閉栓19が飲口部3の底部に設けた通水路5の上部通水口部18に当接し、この上部通水口部18を閉蓋するように構成している。
より詳細に説明すると、図2,図4,図5に示すように、密閉栓取付部17は、大小二つの円筒体17a,17bを同心円状に配設した構成とし、また、密閉栓19は、弾性体、具体的にはシリコンゴムを円筒状に構成し、先端部に通水路5の上部通水口部18径よりも小径な円形板部19aを設け、この円形板部19aよりもやや内側(基端側)に位置するところに、通水路5の上部通水口部18径よりも径大に形成した周鍔部19bを設けた構成とし、この円筒状の密閉栓19を密閉栓取付部17の内側の円筒体17aに被嵌し、外側の円筒体17bの先端部で密閉栓19の周鍔部19bを支持する構成としている。
よって、栓体4は、この閉塞蓋部16を伏動回動し飲口部3を閉塞した際に、図6に示すように、密閉栓19の先端に設けた円形板部19aが通水路5に嵌入すると共に、周鍔部19bが通水路5の上部通水口部18に強く密着して、この通水路5の上部通水口部18を押圧密閉閉塞することで、通水路5の上部通水口部18を強固な密閉状態に保ち、容器本体1内からの飲料の漏洩を防止する構成としている。
尚、密閉栓19の形状は、本実施例に示した形状に限定するものではなく、例えば通水路5の上部通水口部18径より、径大な寸法径を有する円形薄板状で且つ中心部が膨出する凸湾曲面形状に形成してもよい。
また、上述した飲口部3の底部に設けた底部貫通孔3bに挿入嵌合する中栓部15は、図3,図6,図7に示すように、上下方向に貫通した通水路5を有する円筒体20に形成し、この円筒体20の上部に、飲口部3の底部開口部3bに挿入嵌合し天面が飲口部3の底部となる楕円筒状の注出口底面形成突出部21を突設し、この飲口部底面形成突出部21を飲口部3の底部貫通孔3bに嵌脱自在に設けて、この中栓部15を栓体4に着脱自在に設けた構成としている。
この飲口部底面形成突出部21は、天面に通水路5と連通する開口部を形成し、この開口部を通水路5の上部通水口部18とし、また、周壁部には、シール材22を周設した構成としている。
また、この飲口部底面形成突出部21の下端部には、この飲口部底面形成突出部21を飲口部3の底部貫通孔3bに挿入する際の付き抜けを防止する周鍔状の付き抜け防止部23を設け、更に、この付き抜け防止部23の下方に容器本体1の上部開口部2を閉塞する円形閉塞板部24を設けた構成としている。
また更に、この円形閉塞板部24の下方にして円筒体20の周壁部に容器本体シール部25を周設した構成とし、この容器本体シール部25は、栓体4を容器本体1の上部開口部2に螺着し装着した際に、容器本体1の内面に形成した凸条部26に強く密着して容器本体1内を強固な密閉状態に保ち、容器本体1内からの飲料の漏洩を防止するように構成している。
また、図3に示すように、円筒体20の下部側の周壁部には、後述する茶葉収納部7を係止する係止部27を形成しており、この係止部27は、茶葉収納部7に設けた凸状係止部28が引っ掛かり係止する凹条溝に形成し、更に、この凹条溝の係止部27の先端側に凸部27aを設け、この凸部27aと係止部27の先端部とで嵌合凹部29を形成し、この嵌合凹部29に茶葉収納部7に設けた凸状係止部28が嵌合し回り止めとして作用するように構成としている。
本実施例では、茶葉収納部7が片持ち状態にならないよう、図8に示すように、凹溝条の係止部27を円筒体20の周壁部の対向する位置の二箇所に設けた構成としている。
このように構成した栓部15の下部に着脱自在に設けられる茶葉収納部7は、図3に示すように、上部に茶葉を投入する茶葉投入口部8を設けた有底筒状体に形成し、この有底筒状体の周壁部7a若しくは底部7bの少なくともいずれかに筒側通水孔9を設け、この筒側通水孔9の孔径を茶葉収納部7に収納した茶葉を外部に流出させない径大に設定し、また、茶葉投入口部8にこの茶葉投入口部8を閉蓋する蓋体10を着脱自在若しくは起伏回動自在にして操作開閉自在に設けた構成としている。
具体的には、茶葉収納部7は縦長の有底円筒状体に形成し、詳しくは、図4,図6に示すように、上側に上部径大短筒状部30を設け、下側にこの上部径大短筒状部30よりも小径の縦長筒状部31を連設した構成とし、また、上部径大短筒状部30と縦長筒状部31との連設部に段差を形成して蓋体支持部32を設けた構成としている。
より詳しくは、縦長筒状部31の外径と上部径大短筒状部30の内径とを同径に設定し、上部径大短筒状部30と縦長筒状部31とを連設した際に、茶葉収納部7の内面に、縦長筒状部31の厚み分の段差が円状に形成され、この茶葉収納部7の内面に形成した円状段差部を蓋体支持部32とし、この蓋体支持部32に蓋体10が支持され、茶葉収納部7の茶葉投入口部8を閉蓋する構成としている。
また、この茶葉収納部7は、上述した円筒体20の下部側周壁部に設けた凹溝条の係止部27に引っ掛かり係止する凸状係止部28を設けて、栓体4の下部(具体的には中栓部15の下周縁部)に垂設する構成としている。
具体的には、茶葉収納部7の上側を構成する上部径大短筒状部30の内周面に凸状係止部28を設け、この凸状係止部28は、図9に示すように、上部径大短筒状部30の内周面の対向する二箇所に設けられ、更に、各箇所にはこの凸状係止部28を所定の間隔を設けて二つ並設している。
即ち、茶葉収納部7を栓体4に装着する際、この茶葉収納部7を栓体4の下部に被嵌して回動させて装着するが、図10(a)〜(c)に示すように、この茶葉収納部7を回動させた際に、この茶葉収納部7の上側を構成する上部径大短筒状部30の内周面、二箇所に夫々並設状態に設けた凸状係止部28の一方が、中栓部15の下部周壁面に設けた凹条溝の係止部27の先端側に形成した凸部27aを乗り越えてその先に設けた凹状嵌合部29に嵌合すると共に、中栓部15側の凸部27aがこの並設した二つの凸状係止部28の間に嵌合して、茶葉収納部7と中栓部15とが互いに凹凸嵌合することで、この茶葉収納部7が栓体4に装着された状態で容易に回動しないように構成し、よって、装着時に容易に回動して栓体4から茶葉収納部7が脱落しない構成としている。
また、本実施例では、筒側通水孔9を茶葉収納部7の周壁部7aに多数設けた構成としており、具体的には、図3,図4に示すように、この茶葉収納部7の下側となる縦長筒状部31の周壁部7aに多数の筒側通水孔9を設けた構成とし、より詳細には、この縦長筒状部31の周壁部7aに開口窓部33を設け、この開口窓部33にメッシュ状シート12を張設し、このメッシュ状シート12のメッシュ孔を茶葉収納部7内に収納した茶葉が通り抜け不能な小径の寸法に設定して、茶葉収納部7の周壁部7aに多数の筒側通水孔9を設けた構成としている。
また、上述した蓋体支持部32に支持される蓋体10は、茶葉収納部7の上縁からやや下方(具体的には、上部径大短筒状部30の高さ分だけ下方)に設けられることとなり、この蓋体支持部32に支持される蓋体10は、板状に形成し、この板状に形成した蓋体10の上面に摘子部13を突設した構成としている。
具体的には、図3に示すように、蓋体10は、樹脂製の板材を円形状に形成し、この円形の径は、上部径大短筒状部30の内径に比して同径若しくは小径で且つ縦長筒状部31の内径に比して径大に設定しており、本実施例では、蓋体10の径を上部径大短筒状部30の内径と略同径としている。
また、この円形板状の蓋体10は多数の蓋側通水孔11を設けた構成とし、この蓋側通水孔11は茶葉収納部7に収納した茶葉が通り抜け不能な小径の寸法に設定している。更に、円形の中心となる中央部には、棒状の摘子部13を突設し、この摘子部13を指で摘まんで蓋体10の着脱操作を容易にした構成としている。
また、図6に示すように、この蓋体10は、茶葉収納部7の茶葉投入口部8を閉蓋した状態、即ち、上部径大短筒状部30と縦長筒状部31との連設部に設けた蓋体支持部32に支持された状態で、茶葉収納部7を栓体4の下部通水口部6を覆うように垂設した際に、栓体4の下部に設けた蓋体保持部14によって開閉不能状態となるように構成している。
即ち、栓体4の中栓部15の下縁部に蓋体保持部14を設け(本実施例では、中栓部15の下縁部を蓋体保持部14としている)、この蓋体保持部14が蓋体10の上面に当接してこの蓋体10を上面側から押止し、容器本体1を傾けたり、上下反転状態にしたりしても、この蓋体10が蓋体支持部32から離脱せずに支持され、茶葉収納部7の茶葉投入口部8を閉蓋した状態を保持するように構成している。
本実施例は上述のように構成したので、茶葉を収納し蓋体で茶葉投入口部を閉蓋した茶葉収納部7を栓体4に垂設し、これを湯を入れた容器本体1の上部開口部2に装着することで、容易に容器本体1内で茶を煎じることができ、煎じた茶を携帯しいつでもどこでも茶を飲むことができる。
しかも、茶葉収納部7に設けた筒側通水孔9を、茶葉が茶葉収納部7外に流出しない小径な寸法にしたので、容器本体1内に茶葉が流出することなく、茶葉は常に茶葉収納部7内に保持されることとなり、更に、この茶葉収納部7は栓体4に着脱自在に設けた構成としたので、長時間、容器本体1の飲料に浸漬させた状態にすると、容器本体1内の飲料が濃くなり過ぎたり、渋くなったりして美味しく飲めない状態になることがあるが、この茶葉収納部7を適宜取り外して、茶葉収納部7内に収納している茶葉を取り出すことが容易にでき、これによって、必要以上の濃さにならず、好みに合った状態の茶を煎じることが容易にできる。
しかも、この容器本体1内で煎じた茶を飲む際は、容器本体1を傾けることで容器本体1内の飲料が飲口部3から注出されるが、茶葉収納部7に収納された茶葉を蓋体10で堰き止めこの茶葉収納部7外に流出しないようにしたので、茶葉が口の中に入ることがなく、快適に茶をおいしく飲むことができる。
また、更に、栓体4に中栓部15を着脱自在に設けた構成としたので、茶渋などが付着した栓体4内部を洗浄する際にも、奥側まで簡単に洗浄することができ、常に清潔な状態で使用することができる。
即ち、本実施例は、従来のように、容器本体1内で煎じた茶を飲む際に、一々、茶葉収納部7を取り外さなくとも、茶葉収納部7に収納した茶葉を流出させずに容器本体1内の飲料を飲むことができ、しかも、茶葉を好みのタイミングで極めて容易に取り出すことができ、おいしい状態に煎じた飲料をいつでもどこでも飲むことができる実用性に優れた飲料用容器となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 容器本体
2 上部開口部
3 注出口部
4 栓体
5 通水路
6 下部通水口部
7 茶葉収納部
7a 周壁部
7b 底部
8 茶葉投入口部
9 筒側通水孔
10 蓋体
11 蓋側通水孔
12 メッシュ状シート
13 摘子部
14 蓋体保持部
15 中栓部

Claims (6)

  1. 容器本体の上部開口部に注出口部を有する栓体を着脱自在に設け、この栓体に前記容器本体内と連通する通水路を設けて前記容器本体を傾けることでこの容器本体内に収納した飲料を、前記通水路を介して前記注出口部に注出し得るように構成にした飲料用容器において、前記栓体の下部に前記通水路の下部通水口部を覆う茶葉収納部を着脱自在に設け、この茶葉収納部は、上部に茶葉を投入する茶葉投入口部を設けた有底筒状体に形成し、この有底筒状体の周壁部若しくは底部の少なくともいずれかに筒側通水孔を設け、前記茶葉投入口部にこの茶葉投入口部を閉蓋する蓋体を着脱自在若しくは起伏回動自在にして操作開閉自在に設け、この蓋体に蓋側通水孔を設け、この蓋側通水孔と前記筒側通水孔の夫々の孔径を、前記茶葉収納部に収納した茶葉を外部に流出させない径大に設定したことを特徴とする飲料用容器。
  2. 前記周壁部に多数の前記筒側通水孔を設け、前記蓋体に多数の前記蓋側通水孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の飲料用容器。
  3. 前記茶葉収納部は、前記周壁部にメッシュ状シートを張設した構成とし、このメッシュ状シートのメッシュ孔を前記筒側通水孔としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  4. 前記蓋体を板状に形成し、この板状蓋体の上面に摘子部を突設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  5. 前記栓体の下端部に蓋体保持部を設け、前記茶葉収納部の茶葉投入口部に前記蓋体を装着した状態で、この茶葉収納部を前記栓体の下部通水口部を覆うように螺着した際に、前記蓋体保持部が前記蓋体に当接してこの蓋体を押止し開閉不能状態を保持するように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  6. 前記栓体4は、前記通水路を形成した中栓部を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の飲料用容器。
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