JP2012154254A - インタークーラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インタークーラにおいて、導入室6内における隔壁5の最も入口6a寄りの部分には、オイルや水といった液体を排出するためのドレン穴9が形成される。導入室6において上記ドレン穴9の開口に対応する部分は、導入室6において入口6aから水平に流入した空気の流れが上向きに変化する箇所、すなわち導入室6の入口6aとコア8との間であって同入口6aから流入した空気の流れがよどむ箇所である。こうした箇所では、オイルや水といった液体が溜まりやすくなるものの、上述したようにドレン穴9が開口しているため、その液体がドレン穴9を通じて効率よく排出される。
【選択図】図1
Description
インタークーラにおいては、図1に示すように、第1タンク1と第2タンク2とが水平方向について所定の間隔をおいて設けられている。それら第1タンク1と第2タンク2との間には、それらタンク1,2間で空気を流すための多数のチューブ3が上下方向に並ぶように設けられている。そして、第1タンク1と第2タンク2とは、それらの間で水平方向に延びる多数の上記チューブ3によって連通している。また、多数のチューブ3の間には、それらチューブ3内を通過する空気からの熱伝達を受けるとともに外気との間で熱交換を行うことにより、上記空気からの放熱を行うフィン4が設けられている。これら多数のチューブ3及びフィン4により、インタークーラにおいて上記空気の放熱を行うコア8が形成されている。
上記インタークーラにおいて、導入室6内における隔壁5の最も入口6a寄りの部分には、オイルや水といった液体を排出するためのドレン穴9が形成されている。このドレン穴9により、コア8の上流に位置する導入室6と同コア8の下流に位置する導出室7とが連通している。導入室6において上記ドレン穴9の開口に対応する部分は、導入室6において入口6aから水平に流入した空気の流れが上向きに変化する箇所、すなわち導入室6の入口6aとコア8との間であって同入口6aから流入した空気の流れがよどむ箇所である。こうした箇所では、オイルや水といった液体が溜まりやすくなるものの、上述したようにドレン穴9が開口しているため、その液体がドレン穴9を通じて効率よくコア8の下流(導出室7)に排出される。また、インタークーラの入口6aが出口7aよりも高い位置にあるため、その入口6aとコア8との間(コア8の上流)における空気の流れがよどむ箇所に溜まる液体は、重力を受けること等によっても上記箇所からドレン穴9を通じてコア8の下流に排出される。従って、そのドレン穴9を通じての液体のコア8の下流への排出を更に効率よく行うことができ、入口6aとコア8との間における空気の流れがよどむ上記箇所に液体が溜まることを抑制できる。
(1)導入室6の入口6aとコア8との間であって同入口6aから流入した空気の流れがよどむ箇所にドレン穴9が開口しており、そのドレン穴9を通じて上記箇所に集まった液体が常に排出されることにより、その箇所に液体が溜まることを抑制できる。従って、インタークーラを通過する空気の量が急に多くなったときなどに、上記箇所に溜まっていた液体が大量に下流に流れるという状況の発生を回避することができる。このため、インタークーラのコア8(チューブ3)に大量の液体が流れ込んで同コア8での空気の放熱性が低下したり、インタークーラ下流のエンジンに上記大量の液体が流れ込んでエンジン運転の不調を招いたりすることを抑制できる。また、上記ドレン穴9を形成することで、そのドレン穴9に入口6aから流入した空気が流れ込むと、同空気がコア8を通過しなくなるため、その分だけインタークーラでの空気の放熱性が低下する。しかし、ドレン穴9は入口6aから流入した空気のよどむ箇所に形成されているため、その空気がドレン穴9に流れ込みにくくなり、同ドレン穴9を形成することによるインタークーラでの空気の放熱性低下が最小限にとどめられる。
・図4に示すように、導入室6内におけるドレン穴9の開口の上流に空気の流れを上向きに変化させる導風部10を形成してもよい。この場合、導風部10の下流に空気の流れのよどみを生じさせてドレン穴9周りに液体を集め、その液体を効率よくドレン穴9から排出することができる。また、上記導風部10によってドレン穴9の開口に向けた空気の流れ、すなわち入口6aから流入した空気の上記開口に向かう流れが生じにくくなる。このため、ドレン穴9を通じて空気がコア8をバイパスしてしまうことを効果的に抑制でき、その空気の流れのバイパスに起因して同コア8での空気の放熱効率が低下することを抑制できる。
・ドレン穴9を通じての液体の排出は、必ずしも上記液体をコア8の下流(導出室7)に流すことによって実現する必要はなく、上記液体をインバータの外部に流すことで実現してもよい。
Claims (5)
- 入口から流入した空気をコアで放熱させた後に出口から流出させるものであり、前記出口から流出する空気の流れの方向が前記入口から流入する空気の流れ方向に対し反転するように形成されるインタークーラにおいて、
前記入口と前記コアとの間であって同入口から流入した空気の流れがよどむ箇所に、液体を排出するためのドレン穴を形成したことを特徴とするインタークーラ。 - 前記入口は前記出口よりも高い位置にあり、前記ドレン穴は前記コアの上流と下流とを連通するように形成される請求項1記載のインタークーラ。
- 前記入口は前記コアの上端よりも低い位置にあり、前記ドレン穴は前記コアの上流であって前記入口から流入した空気の流れが上向きに変化する部分にて開口する請求項2記載のインタークーラ。
- 前記ドレン穴は、前記コアの上流であって前記入口から流入した空気の主流に対し、その主流の流れる方向と直交する方向かつ水平方向にずれた位置にて開口する請求項3記載のインタークーラ。
- 前記ドレン穴の前記開口の上流には空気の流れを上向きに変化させる導風部が形成される請求項3記載のインタークーラ。
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- 2011-01-26 JP JP2011014202A patent/JP5625952B2/ja not_active Expired - Fee Related
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