JP2010270604A - 排気ガス冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 EGRクーラ5の使用期間が長くなっても、クーラコアの目詰まりを防止することで、EGRクーラ5の冷却効率の向上を図ることを課題とする。
【解決手段】 EGRクーラ5のガス導入タンク11のケース14とパイプ15との間に遠心分離室21が形成されている。また、ガス導入口20およびEGRガス導入流路7がケース14の円筒内面の接線方向に延長されている。これにより、ガス導入口20から遠心分離室21内に導入されたEGRガスは、遠心分離室21内においてパイプ15の周囲をケース14の円筒内面に沿うように遠心分離室21の円周方向に旋回する。そして、EGRガスの旋回流により、EGRガス中に含まれる不純物(凝縮水や微粒子物質等)がその遠心力を利用してEGRガス中のガス成分より分離する。これにより、不純物を含有するEGRガスが直接EGRクーラ5のクーラコアに流入する不具合を防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、排気ガス熱交換器(EGRクーラ)を備えた排気ガス冷却装置に関するもので、特にEGRクーラを備えた排気ガス還流装置(EGRシステム)に係わる。
[従来の技術]
従来より、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関(エンジン)のエミッション低減技術として、エンジンの排気ガスの一部であるEGRガスを排気通路から吸気通路に還流させる排気ガス還流装置(EGRシステム)が一般的に用いられている。
EGRガスには、燃焼後の不活性ガス(水蒸気、二酸化炭素等)が多く含まれるため、EGRシステムを用いることで、エンジンの燃焼温度を低下させて、排気ガス中に含まれる有害物質(例えば窒素酸化物:NOx)の発生量を低減できる。
また、EGRシステムは、排気通路から吸気通路にEGRガスを還流させるEGRガス還流パイプの内部(EGRガス流路)を流れるEGRガスの流量(EGR量)を可変制御する排気ガス流量制御弁(EGRガス流量制御弁)を備えている。そして、EGRシステムは、EGRガス還流パイプの途中に、水冷式または空冷式の排気ガス熱交換器(EGRガス熱交換器)を設置している。これにより、排気通路から吸気通路に還流するEGRガスを冷却することで、EGRガスの内燃機関への充填効率を高めて、エミッション低減効果を更に向上できる。
ここで、排気ガス熱交換器の一例として、図5に示したように、内部にクーラコアを収容するケーシング(シェル)101を有するEGRガス熱交換器(従来例1のEGRクーラ)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このEGRクーラのクーラコア(熱交換部)は、EGRガスの流れ方向にストレートに延びる複数のチューブ103等により構成されている。そして、EGRクーラのシェル101の内部には、EGRガス導入タンクを構成するボンネット102からチューブ103を経てEGRガス導出タンクを構成するボンネット104に至るEGRガス流路と、冷却水導入パイプ105から冷却水導出パイプ106に至る冷却水流路が形成されている。また、複数のチューブ103の内部には、熱交換性能を高めるためのインナーフィン107が挿入されている。
また、EGRクーラ付きのEGRシステムは、エンジン始動時や冬季等の冷却水の温度が低い時の燃焼を改善するという目的で、図6および図7に示したように、EGRガスをEGRガス熱交換器(従来例2及び3のEGRクーラ)を迂回させて吸気ダクトに還流させるためのバイパスパイプ110を設置している(例えば、特許文献2及び3参照)。このEGRクーラは、EGRガス導入タンクを構成するボンネット111と、内部にクーラコアを収容するシェル112と、EGRガス導出タンクを構成するハウジング113とを備えている。このEGRクーラのクーラコア(熱交換部)は、EGRガスの流れ方向にストレートに延びる複数のチューブ115等により構成されている。
また、シェル112の内部には、EGRガス導入パイプ114からEGRガス導入タンク、チューブ115およびEGRガス導出タンクを経てEGRガス導出パイプ116に至るEGRガス冷却流路と、冷却水導入パイプ117から冷却水導出パイプ118に至る冷却水流路が形成されている。
そして、このようなEGRクーラ付きのEGRシステムには、バイパスパイプ110の下流端および複数のチューブ115の下流端が接続するハウジング113の内部に、EGRガス冷却流路とバイパス流路とを切り替えるバイパス切替バルブ119が設置されている。
ここで、エンジンの燃焼室より流出する排気ガス中には、NOxだけでなく、不純物(煤や未燃焼成分等の微粒子物質:PM)が含まれている。このため、使用期間が長期になると、EGRガス中に含まれる微粒子物質がEGRクーラの熱交換部(クーラコア)の流路壁面に付着し、デポジットとなって堆積する可能性がある。デポジットは、冷やされると、粘度が高まりクーラコアの流路壁面に固着硬化してしまう。
したがって、特許文献1〜3に記載のEGRシステムにおいては、EGRクーラのクーラコアの流路壁面に付着して堆積したデポジットが、クーラコアの目詰まりを引き起こす可能性があり、このクーラコアの目詰まりが原因でEGRガスの冷却効率を悪化させるという問題があった。
そこで、EGRクーラのクーラコアの目詰まりを原因とするEGRガスの冷却効率の悪化を防止するという目的で、エンジンの排気通路からEGRガス熱交換器(従来例4のEGRクーラ)に流れ込むEGRガス流の慣性力、およびEGRクーラからエンジンの吸気通路に流れ込むEGRガス流の慣性力を利用して、EGRガス中に含まれる微粒子物質を2つの第1、第2トラップで捕集するようにしたEGR装置(EGRクーラ付きのEGRシステム)が提案されている(例えば、特許文献4参照)。このEGRクーラ付きのEGRシステムに使用されるEGRクーラは、図8に示したように、ボンネット121等により構成されるEGRガス導入タンクと、クーラコアを収容するシェル122と、ボンネット123等により構成されるEGRガス導出タンクとを備えている。
そして、EGRクーラ付きのEGRシステムにおいては、EGRガスをEGRクーラのクーラコアに導入する第1EGRガス流路125の下流端およびEGRクーラのクーラコアから流出したEGRガスを吸気ダクト126の内部(吸気通路127)に導く第2EGRガス流路128の上流端に、それぞれ略直角に屈曲する2つの第1、第2方向変換部が設けられている。
そして、第1方向変換部には、EGRガス流の上流側に向かって開口した第1トラップ131が設けられている。また、第2方向変換部には、EGRガス流の上流側に向かって開口した第2トラップ132が設けられている。
そして、各第1、第2トラップ131、132の内部にそれぞれ多孔質のハニカムセラミック133、134を充填すると共に、各第1、第2トラップ131、132の壁部内部に電気ヒータ135、136を埋め込むことにより、必要に応じてハニカムセラミック133、134を加熱できるように構成されている。
なお、EGRガス中に含まれる微粒子物質は、気体成分よりも比重が大きいので、第1方向変換部での方向変換時に慣性で、EGRクーラのクーラコアよりも上流側の第1トラップ131に飛び込んで捕集され、第1トラップ131で捕集されなかった微粒子物質は、第2方向変換部での方向変換時に慣性で、EGRクーラのクーラコアよりも下流側の第2トラップ132に飛び込んで捕集される。
[従来の技術の不具合]
ところが、特許文献4に記載のEGRクーラ付きのEGRシステムにおいては、各第1、第2トラップの内部にそれぞれ多孔質のハニカムセラミックを充填する微粒子物質捕集構造であるため、部品点数および組付工数が増加し、製造コスト(生産コスト)が上昇するという問題がある。
また、特許文献4に記載のEGRクーラ付きのEGRシステムにおいては、各電気ヒータでハニカムセラミックを加熱することで、各第1、第2トラップに捕集した微粒子物質を焼却処理する機能を有しているが、各電気ヒータを通電制御するためのヒータ制御機構が増加し、システムが複雑になるので、製造コスト(生産コスト)が上昇するという問題がある。
特開2003−279293号公報 米国特許第6141961号明細書(FIG.2,5) 特開2007−023911号公報 特開2003−097361号公報
本発明の目的は、使用期間が長くなっても目詰まりを防止することで、冷却効率の向上を図ることのできる排気ガス冷却装置を提供することにある。また、クーラコアに導入する排気ガス中から微粒子物質を安価な分離機構で分離させることで、製造コスト(生産コスト)を低減することのできる排気ガス冷却装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、内燃機関の排気ガスは、内燃機関の排気通路から排気ガス還流管のガス導入流路を経由してガス導入タンクのガス容積部に導入される。そして、ガス容積部に導入された排気ガスは、ガス容積部からクーラコアのガス導入部に導入される。そして、ガス容積部からクーラコアに導入された排気ガスは、クーラコアを通過する際に、例えば冷却水または冷却風等の冷却媒体と熱交換して冷却された後に、内燃機関の吸気通路に還流される。
ここで、ガス導入タンクのガス容積部は、排気ガスのガス成分から排気ガス中に含まれる不純物(微粒子物質等)を遠心力を利用して分離する遠心分離室、およびこの遠心分離室から流出した排気ガスをガス導入部に導入するガス導入室を有している。そして、ガス導入タンクは、遠心分離室の周囲を周方向に取り囲むように設置されたケース、およびこのケース内に突き出すように設置されて、内部にガス導入室が形成されたパイプを有している。そして、ケースは、パイプの外面との間に遠心分離室を形成する円筒内面を有している。そして、排気ガス還流管のガス導入流路がケースの円筒内面の接線方向に延長されている。そして、遠心分離室は、ガス導入室よりもガス流方向の上流側に設置されている。
これにより、内燃機関の排気ガスは、排気ガス還流管のガス導入流路からガス容積部のうちでガス導入室よりもガス流方向の上流側に設置される遠心分離室内に導入される際、遠心分離室内においてパイプの周囲をケースの円筒内面に沿うように遠心分離室の周方向に旋回する。この遠心分離室内に形成される排気ガスの旋回流により、排気ガス中に含まれる不純物(微粒子物質等)がその遠心力を利用して排気ガス中のガス成分より分離してケースの円筒内面に付着したり、また、遠心分離室内における重力方向下方に位置する底面上に落下したりする。これにより、不純物を含む排気ガスが直接クーラコアに流入する不具合を防止することができる。
これによって、例えば排気ガス熱交換器(EGRクーラ)の使用期間が長くなっても、不純物(微粒子物質等)がデポジットとなってクーラコア内に堆積する不具合を防止できるので、不純物(微粒子物質等)がデポジットとなって堆積することによるクーラコアの目詰まりを確実に防止することができる。これにより、クーラコアの冷却効率を向上することができる。
また、クーラコアに導入される排気ガス中から不純物を安価な遠心分離機構で分離させることができるので、排気ガス冷却装置の製造コスト(生産コスト)を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ケースのガス導入口は、排気ガス還流管の下流端に接続されて、ガス導入流路から遠心分離室に排気ガスを導入するように構成されている。
請求項3に記載の発明によれば、ケースのガス導入口は、パイプの鉛直方向下方となる位置近傍で開口している。これにより、ガス導入口を経て、ガス導入流路から遠心分離室内に導入された排気ガスは、パイプ内に形成されるガス導入室に直接流入することなく、遠心分離室内においてパイプの周囲を周方向に旋回する旋回流を形成する。
請求項4に記載の発明によれば、ケースのガス導入口は、ケースの円筒内面の接線方向となる位置近傍で開口している。これにより、ガス導入口を経て、ガス導入流路から遠心分離室内に導入された排気ガスは、パイプ内に形成されるガス導入室に直接流入することなく、遠心分離室内においてパイプの周囲を周方向に旋回する旋回流を形成する。
請求項5に記載の発明によれば、パイプの軸線方向のクーラコア側に対して反対側の端部にファンネル形状の開口端を有している。そして、パイプの開口端を、ガス導入口の中心を通る基準線よりもクーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側に対して反対側にオフセットしている、あるいはガス導入口の中心線を、パイプの開口端を通る基準線よりもクーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側にオフセットしている。これにより、ガス導入口を経て、ガス導入流路から遠心分離室内に導入された排気ガスは、パイプ内に形成されるガス導入室に直接流入することなく、遠心分離室内においてパイプの周囲を周方向に旋回する旋回流を形成する。
ここで、排気ガスをクーラコアで冷却すると、排気ガス中に含まれる水分(水蒸気)が凝縮して凝縮水が生成される。この凝縮水がクーラコア内で滞留すると、クーラコアの目詰まりを引き起こす可能性があり、このクーラコアの目詰まりが原因で冷却効率が悪化するという可能性がある。
そこで、請求項6に記載の発明によれば、パイプ内に形成されるガス導入室は、クーラコアの最下端部よりも重力方向の下方側に設置されている。そして、ガス導入室およびクーラコアの各壁面は、ガス流方向の下流側から上流側に向かって下り勾配となるように傾いている。そして、ケースのガス導入口は、遠心分離室の重力方向の最下部となる位置近傍で開口している。
これによって、クーラコア内の凝縮水は、クーラコアからパイプ内に形成されるガス導入室に戻され、その後に、パイプからケース内に形成される遠心分離室の重力方向の最下部に滴下される。遠心分離室の重力方向の最下部に滴下された凝縮水は、ケースのガス導入口からガス導入流路側に排水される。
これにより、クーラコア内での凝縮水の滞留を防止できるので、凝縮水の滞留によるクーラコアの目詰まりを確実に防止することができる。同時に、微粒子物質がデポジットとなってクーラコア内に堆積する不具合を防止できるので、微粒子物質がデポジットとなって堆積することによるクーラコアの目詰まりを確実に防止することができる。したがって、クーラコアの冷却効率を向上することができる。
請求項7に記載の発明によれば、パイプの軸線方向のクーラコア側の端部に、クーラコアのガス導入部と接続するクーラ接続部を有している。そして、パイプは、クーラ接続部から、クーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側に対して反対側に向かって延長されている。
請求項8に記載の発明によれば、ガス導入タンク内に形成されるガス容積部は、ガス導入タンクのケース内に差し込まれるパイプにより、2つの部屋(第1、第2空間)に区分されている。
ここで、2つの部屋のうちで上流側に形成される部屋(第1空間)は、排気ガス中に含まれる不純物を遠心力を利用して分離する遠心分離室として使用される。また、2つの部屋のうちで下流側に形成される部屋(第2空間)は、遠心分離室より流出した排気ガスをクーラコアのガス導入部に導入するガス導入室として使用される。
請求項9に記載の発明によれば、パイプの軸線方向のクーラコア側に対して反対側の端部にファンネル形状の開口端を有している。
ここで、パイプは、ケース内で開口した開口部を有している。これにより、パイプの開口部は、開口端に向かって徐々に拡径する拡径開口部となる。
請求項10に記載の発明によれば、ガス容積部は、遠心分離室とガス導入室とを連通する連通部を有している。なお、ガス容積部とは、内燃機関の排気通路に連通するガス導入流路よりも流路断面積を拡大した空間のことを指す。
EGRガス冷却装置を備えたEGRシステムを示した概略図である(実施例1)。 図1のA方向矢視図である(実施例1)。 EGRクーラを示した部分断面図である(実施例1)。 EGRガス容積部を示した断面図である(実施例1)。 (a)はEGRクーラを示した部分断面図で、(b)はEGRクーラを示した断面図である(従来例1)。 (a)はEGRクーラとバイパスパイプを示した断面図で、(b)は(a)のB−B断面図である(従来例2)。 EGRクーラとバイパスパイプを示した部分断面図である(従来例3)。 (a)はEGRシステムを示した概略図で、(b)は第2トラップを示した拡大図である(従来例4)。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明は、排気ガス熱交換器(EGRクーラ)の目詰まりを防止するという目的、また、製造コスト(生産コスト)を低減するという目的を、クーラコアよりも上流側に設置されるガス導入タンクのガス容積部に遠心力を利用して排気ガスのガス成分から排気ガス中に含まれる不純物を分離する遠心分離室を設けて、不純物を含む排気ガスが直接クーラコアに流入しないようにすることで実現した。
また、クーラコア内での凝縮水の滞留を防止するという目的を、クーラコアの最下端部よりも重力方向の下方側にガス導入室を設置し、ガス流方向の下流側から上流側に向かって下り勾配となるようにガス導入室およびクーラコアの各壁面を傾かせ、遠心分離室の重力方向の最下部となる位置近傍でガス導入口を開口させることで実現した。
[実施例1の構成]
図1ないし図4は本発明の実施例1を示したもので、図1および図2はEGRガス冷却装置を備えたEGRシステムを示した図で、図3はEGRクーラを示した図で、図4はEGRガス容積部を示した図である。
本実施例の内燃機関の排気ガス還流装置は、複数の気筒(例えば4つの第1〜第4気筒)を有する内燃機関(エンジン)に使用されるもので、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガス(内燃機関の排気ガス)の一部であるEGRガスを、排気管(排気ダクト)から吸気管(吸気ダクト)に再循環させるEGRシステム(内燃機関のEGR装置)である。
ここで、エンジンは、各気筒毎に搭載されたインジェクタから燃料が直接燃焼室内に噴射供給される直接噴射式のディーゼルエンジンが採用されている。このエンジンは、エンジン本体1と、このエンジン本体1の吸気ポートに接続する吸気ダクトと、エンジン本体1の排気ポートに接続する排気ダクトとを有している。
エンジン本体1は、シリンダヘッドおよびシリンダブロック等によって構成されている。シリンダヘッドの一方側に形成される吸気ポート(インテークポート)は、ポペット型の吸気バルブ(インテークバルブ)によって開閉され、また、シリンダヘッドの他方側に形成される排気ポート(エキゾーストポート)は、ポペット型の排気バルブ(エキゾーストバルブ)によって開閉される。さらに、シリンダヘッドには、インジェクタが各気筒毎に取り付けられている。
シリンダブロックの内部に形成されるシリンダボア内には、連接棒を介してクランクシャフトに連結されたピストンがその摺動方向に支持されている。
吸気ダクトは、エンジンの各気筒毎の燃焼室に吸入空気を導入するためのインテークダクトである。この吸気ダクトの内部には、エアクリーナで濾過された清浄な外気を、エンジンの各気筒毎の吸気ポートに導入するための吸気通路が形成されている。また、吸気ダクトは、エアクリーナケース、エアクリーナホース、インテークパイプ、サージタンクおよびインテークマニホールド等を有している。なお、サージタンクには、EGRガス導出パイプ4のEGRガス流方向の下流端が接続されており、EGRガス導入ポート(合流部)が形成されている。
排気ダクトは、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガスを排気浄化装置を経由して外部に排出するためのエキゾーストダクトである。この排気ダクトの内部には、エンジンの各気筒毎の排気ポートから流入した排気ガスを、排気浄化装置に導入するための排気通路が形成されている。また、排気ダクトは、エキゾーストマニホールド2、エキゾーストパイプおよび排気浄化装置等を有している。なお、エキゾーストマニホールド2の集合部には、EGRガス導入パイプ3のEGRガス流方向の上流端が接続されており、EGRガス導出ポート(分岐部)が形成されている。
EGRシステムは、排気ダクト(エキゾーストマニホールド2の集合部等)から吸気ダクト(サージタンク等)にEGRガスを還流させる排気ガス還流管と、この排気ガス還流管の途中に設置された排気ガス冷却装置(EGRガス冷却装置)とを備えている。
排気ガス還流管の途中、つまりEGRガス導入パイプ(EGRパイプ)3とEGRガス導出パイプ(EGRパイプ)4との間には、EGRガスを冷却するクーラコアを有する排気ガス熱交換器(EGRクーラ)5が設置されている。また、EGRガス導入パイプ3とEGRクーラ5のガス導出タンク13との間には、EGRガスをEGRクーラ5のクーラコアより迂回(バイパス)させるバイパスパイプ6が設置されている。
また、排気ガス還流管の途中には、EGRガスの流量を制御する排気ガス流量制御弁(EGRガス流量制御弁:EGRバルブ)が設置されている。
なお、EGRバルブは、EGRガス冷却装置よりもEGRガス流方向の上流側に接続されるEGRガス導入パイプ3の途中に設置されていても良い。また、EGRバルブは、EGRガス冷却装置よりもEGRガス流方向の下流側に接続されるEGRガス導出パイプ4の途中に設置されていても良い。
EGRガス冷却装置は、内部に排気ガス還流路(EGRガス導入流路7)が形成されたEGRガス導入パイプ3と、このEGRガス導入パイプ3から導入されたEGRガスを冷却水と熱交換して冷却するEGRクーラ5と、EGRガス導入パイプ3から導入されたEGRガスを、EGRクーラ5のクーラコアより迂回(バイパス)させるバイパスパイプ6と、内部に排気ガス還流路(EGRガス導出路)が形成されたEGRガス導出パイプ4とを結合一体化した排気ガス冷却装置である。
EGRガス導入パイプ3は、エンジンの排気通路からEGRクーラ5にEGRガスを導入する排気ガス還流管である。このEGRガス導入パイプ3の内部には、エンジンの排気ダクト(エキゾーストマニホールド2の集合部のEGRガス導出ポート)とEGRクーラ5のガス導入口とを連通するEGRガス導入流路7が形成されている。
EGRガス導出パイプ4は、EGRクーラ5からエンジンの吸気通路にEGRガスを導出する排気ガス還流管である。このEGRガス導出パイプ4の内部には、EGRクーラ5のガス導出口とエンジンの吸気ダクト(サージタンクのEGRガス導入ポート)とを連通するEGRガス導出流路が形成されている。
EGRクーラ5は、EGRガス導入パイプ3から導入される高温のEGRガスと、エンジンのウォータジャケットから流入する冷却媒体としてのエンジン冷却水(以下冷却水と略す)とを熱交換させることで、エンジンの吸気側に還流するEGRガスを所定の排気ガス温度以下に冷却する水冷式のEGRガス熱交換器である。このEGRクーラ5は、EGRガス導入パイプ3とEGRガス導出パイプ4との間に設置されている。
また、EGRクーラ5のクーラコアよりも上流側には、EGRガス導入パイプ3のEGRガス流方向の下流端に設けられるクーラ接続部(連結部)に気密的に接合されるガス導入タンク11が設置されている。また、EGRクーラ5のクーラコアは、その軸線方向の両側が開口した角筒状のケーシング(以下シェルと呼ぶ)12に内蔵されている。また、EGRクーラ5のクーラコアよりも下流側には、EGRガス導出パイプ4のEGRガス流方向の上流端に設けられるクーラ接続部(連結部)に気密的に接合されるガス導出タンク13が設置されている。
なお、EGRクーラ5の詳細は後述する。
バイパスパイプ6は、EGRクーラ5のシェル12およびこのシェル12に内蔵されるクーラコアと並列的に、且つ近傍に設置されて、しかもシェル12およびクーラコアの軸線方向に平行なX軸方向に延びる金属ガスパイプ(円筒管)である。このバイパスパイプ6は、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)によって円筒形状に形成されている。バイパスパイプ6の内部には、EGRガス導入パイプ3のEGRガス導入流路7から導入されるEGRガスが流通するバイパス流路が形成されている。
バイパスパイプ6の軸線方向の一端部(EGRガス流方向の上流側の端部)は、EGRガス導入パイプ3の分岐部8に接続されている。また、バイパスパイプ6の軸線方向の他端部(EGRガス流方向の下流側の端部)は、EGRクーラ5のガス導出タンク13にろう付け接合されている。
バイパスパイプ6のバイパス流路の流路壁面は、EGRガス流方向の下流側から上流側に向かって下り勾配となるように、自動車等の車両上下方向(重力方向)に直交する水平方向に対して所定の傾斜角度(θ)分だけ傾いている(図1参照)。つまりEGRガス流方向の下流端から上流端に向けて順次低くなっている。
次に、EGRクーラ5の詳細を図1ないし図4に基づいて説明する。
EGRクーラ5は、内部にクーラコアよりも上流側(入口側)のガス容積部が形成されたガス導入タンク11、内部にクーラコアを収容するシェル12、および内部にクーラコアよりも下流側(出口側)のガス容積部が形成されたガス導出タンク13を有している。 ガス導入タンク11は、EGRガス導入パイプ3のEGRガス流方向の下流端が接続するガス導入ケース(円筒ケース:以下ケースと略す)14、およびこのケース14内に突き出すように設置されて、シェル12のEGRガス流方向の上流端に接続するガス導入パイプ(以下パイプと略す)15を有している。ガス導出タンク13は、バイパスパイプ6およびシェル12のEGRガス流方向の下流端に接続するハウジング16を有している。
また、ガス導入タンク11は、エンジンの排気ダクト(エキゾーストマニホールド2の集合部)からEGRガス導入パイプ3のEGRガス導入流路7を経由してEGRガスが導入されるガス容積部を有している。
ガス導入タンク11のガス容積部は、ガス導入口20から導入されたEGRガスが旋回流を形成する遠心分離室21、この遠心分離室21に連通する連通室(連通部)22、およびこの連通室22に連通するガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)を有している。
なお、ガス導入タンク11の詳細は後述する。
シェル12は、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)によって角筒形状に形成されている。
シェル12は、その軸線方向の両側に第1、第2結合フランジ31、32を有している。第1、第2結合フランジ31、32は、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)よりなる金属板を所定の形状となるようにプレス成形することにより製作された第1、第2コアプレートをそれぞれ有している。
第1結合フランジ31には、ガス導入タンク11のパイプ15のクーラ取付部が接続される。また、第2結合フランジ32には、ガス導出タンク13のハウジング16のクーラ取付部が接続される。
なお、第1、第2コアプレートには、複数の偏平チューブの軸線方向の両端部が差し込まれる差込み孔が偏平チューブの本数分だけ形成されている。また、第2コアプレートには、バイパスパイプ6の軸線方向の他端部が差し込まれる差込み孔が形成されている。
シェル12の内部には、複数の偏平チューブ内を流れるEGRガスと熱交換する冷却水が流通する冷却水流路が形成されている。シェル12には、その内部に形成される冷却水流路に冷却水を導入するための冷却水導入パイプ、および冷却水流路から冷却水を導出するための冷却水導出パイプが接続されている。つまりシェル12の内部には、冷却水導入パイプから冷却水導出パイプに至るまでの冷却水流路が形成されている。
また、シェル12の内部には、クーラコアが収容されている。クーラコアは、内部をEGRガスが流通する偏平チューブを複数積層して構成される積層型のEGRクーラコアである。
クーラコアを構成する複数の偏平チューブは、シェル12およびクーラコアの軸線方向に平行なX軸方向の一方側にEGRガス導入部(クーラ入口部)を有している。このクーラ入口部は、ガス導入タンク11のガス導入室(第1タンク室25)からEGRガスが導入される。
また、複数の偏平チューブは、シェル12およびクーラコアの軸線方向に平行なX軸方向の他方側にEGRガス導出部(クーラ出口部)を有している。このクーラ出口部は、ガス導出タンク13のガス導出室(第2タンク室)にEGRガスを導出(流出)する。
複数の偏平チューブは、内部にEGRガス冷却流路が形成された断面方形筒状のガスチューブである。また、偏平チューブは、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)よりなる断面がコの字状にプレス成形された2枚の成形プレート(金属板)をその板厚方向にニッケル合金等のろう材を用いてろう付け接合することにより、偏平な角パイプ状に形成されている。
複数の偏平チューブの軸線方向の一端部(EGRガス流方向の上流側の端部)は、第1結合フランジ31の第1コアプレートに形成された複数の差込み孔に差し込まれた状態で、ニッケル合金等のろう材を用いて第1コアプレートにろう付け接合されている。また、複数の偏平チューブの軸線方向の他端部(EGRガス流方向の下流側の端部)は、第2結合フランジ32の第2コアプレートに形成された複数の差込み孔に差し込まれた状態で、ニッケル合金等のろう材を用いて第2コアプレートにろう付け接合されている。
複数の偏平チューブは、その幅方向の長軸方向に対して高さ方向の短軸方向に複数積層された積層型の熱交換部(クーラコア)を構成している。なお、各偏平チューブ内に、熱交換性能を高めるためのインナーフィンが挿入されていても良い。また、各偏平チューブには、内部をEGRガスが流通するEGRガス冷却流路が形成されている。
ガス導出タンク13は、EGRガス導出パイプ4のEGRガス流方向の上流端に接続するハウジング16を有している。このハウジング16の内部には、EGRクーラ5のクーラコアの下流端に接続する第1EGRガス流路、バイパスパイプ6のバイパス流路の下流端に接続する第2EGRガス流路、および第1EGRガス流路と第2EGRガス流路との合流部が形成されている。また、ガス導出タンク13は、第1EGRガス流路と第2EGRガス流路との合流部からEGRガス導出パイプ4のEGRガス導出流路を経由して吸気ダクト(サージタンク等)にEGRガスを導入するガス容積部を有している。
ガス導出タンク13のガス容積部は、第2タンク室を構成する第1ガス導出室(第1ガス導出流路)、第2ガス導出室(第2ガス導出流路)および第1ガス導出流路と第2ガス導出流路との合流部を有している。つまり、ハウジング16の内部には、EGRガス冷却流路、バイパス流路および合流部が形成されている。
第1ガス導出流路は、EGRクーラ5のクーラコアのクーラ出口部からEGRガスが導入されるEGRガス冷却流路である。また、第2ガス導出流路は、バイパスパイプ6のバイパス出口部からEGRガスが導入されるバイパス流路である。また、合流部は、第1ガス導出流路の出口部から導入される低温のEGRガス(クールドEGRガス)と第2ガス導出流路の出口部から導入される高温のEGRガス(ホットEGRガス)とを合流させて、EGRガス導出パイプ4のEGRガス導出流路内に適正な温度のEGRガスを導出する第3ガス導出流路である。
なお、ハウジング16の内部に、第1ガス導出流路を全開、第2ガス導出流路を全閉するクーラモードと、第1ガス導出流路を全閉、第2ガス導出流路を全開するバイパスモードとを切り替えるモード切替バルブを設置しても良い。また、モード切替バルブを中間開度に維持することで、クールドEGRガスとホットEGRガスとの混合割合を調整して、エンジンの吸気ダクトに還流するEGRガスの温度を調整するようにしても良い。
次に、ガス導入タンク11の詳細を図1ないし図4に基づいて説明する。
ガス導入タンク11は、ガス導入口20を介してEGRガス導入パイプ3の下流端に接続されたケース14、およびこのケース14内に差し込まれたパイプ15を有している。 ケース14は、パイプ15の外面(外周面)との間に遠心分離室21を形成する円筒内面(内周面)を有している。
ケース14は、EGRガス導入流路7から遠心分離室21にEGRガスを導入するガス導入口20を有している。このガス導入口20は、図3および図4に示したように、パイプ15の鉛直方向(Z軸方向)下方となる位置近傍で開口している。また、ガス導入口20は、図4に示したように、ケース14の円筒内面の接線方向となる位置近傍で開口している。また、ガス導入口20は、遠心分離室21の重力方向の最下部となる位置近傍で開口している。
ケース14は、パイプ15の開口端との間に連通室22を形成するタンクカバー33を有している。なお、タンクカバー33の流路壁面に、遠心分離室21から流出したEGRガスを、パイプ15の開口部23にスムーズに導くためのガスガイドまたは凹曲面を設けても良い。また、EGRガス導入流路7のEGRガス流方向の下流側は、ケース14の円筒内面の接線方向に延長されている。
パイプ15は、その軸線方向のクーラコア側に対して反対側の端部(パイプ15の突出部の先端)にファンネル形状の開口端(ファンネル)41を有している。このパイプ15は、ケース14内に突き出すように設置されて、内部にガス導入室(ガス導入流路24)が形成された円筒隔壁(ファンネル隔壁)42を有している。
本実施例では、パイプ15の開口端41を、ガス導入口20の中心を通る基準線(B)よりもクーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側に対して反対側に所定のオフセット量分だけオフセットしている。また、ガス導入口20の中心線(基準線:B)を、パイプ15の開口端41を通る基準線(C)よりもクーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側に所定のオフセット量分だけオフセットしている。
パイプ15は、円筒隔壁42の軸線方向のクーラコア側に、内部に第1タンク室25が形成されるボンネット43を有している。このボンネット43は、その軸線方向のクーラコア側の端部に、クーラコアのクーラ入口部と接続するクーラ接続部44を有している。これにより、パイプ15は、クーラ接続部44から、クーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側に対して反対側に向かって延長されている。また、ボンネット43は、円筒状の円筒隔壁42から角筒状のクーラ接続部44に徐々に変化する傾斜面を有している。
パイプ15の円筒隔壁42は、ケース14の円筒内面との間に遠心分離室21を形成する円筒外面(外周面)を有している。また、円筒隔壁42は、内部にガス導入室(開口部23、ガス導入流路24)を形成する円筒内面(内周面)を有している。
パイプ15は、ガス導入タンク11内に形成されるガス容積部を、2つの部屋に区分している。つまりガス導入タンク11のガス容積部は、ガス導入タンク11のケース14内に差し込まれるパイプ15の円筒隔壁42により、2つの部屋(第1、第2空間)に区分されている。
ここで、2つの部屋のうちでEGRガス流方向の上流側に形成される部屋(第1空間)は、EGRガス中に含まれる不純物を遠心力を利用して分離する遠心分離室21として使用される。また、2つの部屋のうちでEGRガス流方向の下流側に形成される部屋(第2空間)は、遠心分離室21より流出したEGRガスをクーラコアのクーラ入口部に導入するガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)として使用される。
ガス導入タンク11のガス容積部は、EGRガスのガス成分からEGRガス中に含まれる不純物を遠心分離する遠心分離室21、この遠心分離室21よりもEGRガス流方向の下流側に形成されるガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)を有している。
遠心分離室21は、ガス導入室よりもEGRガス流方向の上流側に設置されている。この遠心分離室21は、ケース14の円筒内面(内周面)とパイプ15の円筒隔壁42の円筒外面(外周面)との間に形成された円筒空間であって、ガス導入室(ガス導入流路24)の周囲を円周方向に取り囲むように円筒状に形成されている。
ガス導入タンク11のガス容積部は、遠心分離室21とガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)とを連通する連通室22を有している。
連通室22は、ガス導入室(開口部23)よりもシェル12およびクーラコアの軸線方向に平行なX軸方向のクーラコア側に対して反対側に形成され、遠心分離室21とガス導入室(開口部23)とを連通する部分球面体状の空間である。この連通室22は、ケース14のタンクカバー33の流路壁面とパイプ15の開口端41との間に形成されている。
ガス導入室は、遠心分離室21よりもEGRガス流方向の下流側に設置されている。このガス導入室は、ケース14内で開口した断面円形状の開口部23、遠心分離室21よりも半径方向の内側に形成される断面円形状のガス導入流路24、およびクーラコアのガス導入部に向けて流路断面積が拡径する第1タンク室25等により構成されている。つまりガス導入室は、開口部23から第1タンク室25のクーラ接続部44に至るまでのEGRガス導入流路を構成する。このガス導入室は、パイプ15の内部に形成されている。
EGRクーラ5の各流路壁面は、EGRガス流方向の下流側から上流側に向かって下り勾配となるように、自動車等の車両上下方向(重力方向)に直交する水平方向に対して所定の傾斜角度(θ)分だけ傾いている(図1参照)。
つまりEGRクーラ5は、EGRガス流方向の下流端から上流端に向けて順次低くなっている。
なお、ガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)は、クーラコアの最下端部よりも重力方向の下方側に設置されている。また、EGRクーラ5の各流路壁面とは、EGRクーラ5のガス導入タンク11のパイプ15内に形成されるガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)およびシェル12に内蔵されるクーラコアを構成する複数の偏平チューブのうちのクーラコアの重力方向の最下端に設置される偏平チューブ内に形成されるEGRガス冷却流路の流路壁面を指す。
ここで、EGRガス導入パイプ3は、ケース14の円筒内面の接線方向に延びるEGRガス導入流路7を有している。
[実施例1の作用]
次に、本実施例のEGRシステムに組み込まれるEGRガス冷却装置の作用を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。
EGRバルブが開弁され、モード切替バルブがバイパスモードに切り替えられると、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガスの一部(例えば500℃以上の高温EGRガス)が、エンジンの排気ダクト内に形成される排気通路から、排気通路側のEGRガス導入パイプ3内に形成されるEGRガス導入流路7、EGRガス導入パイプ3の分岐部8、バイパスパイプ6内に形成されるバイパス流路、EGRクーラ5のガス導出タンク13のガス容積部(ハウジング16の第2ガス導出流路、合流部)、吸気通路側のEGRガス導出パイプ4のEGRガス導出流路を経由して、エンジンの吸気ダクト内に形成される吸気通路に再循環(還流)される。
EGRバルブが開弁され、モード切替バルブがクーラモードに切り替えられると、EGRガスは、EGRガス導入パイプ3内に形成されるEGRガス導入流路7からガス導入口20を経由して、EGRクーラ5のガス導入タンク11のケース14内に形成される遠心分離室21に導入される。
ここで、EGRガスは、遠心分離室21内に導入される際、EGRガス導入パイプ3のEGRガス導入流路7がケース14の円筒内面の接線方向に延長されているので、遠心分離室21内においてパイプ15の円筒隔壁42の円筒外面の周囲をケース14の円筒内面に沿うように遠心分離室21の円周方向に旋回する。
ここで、図4に示したF1〜F4はガス成分の旋回流を表す。また、F5〜F7は、不純物(微粒子物質等)を含有したEGRガス、つまりガス成分+不純物(微粒子物質等)の旋回流を表す。また、F8、F9は、ガス成分から分離した不純物(微粒子物質等)の旋回流を表す。
遠心分離室21内に形成されるEGRガスの旋回流により、EGRガス中に含まれる不純物(微粒子物質等)がその遠心力を利用してEGRガス中のガス成分より分離してケース14の円筒内面に付着したり、また、互いに凝集による自重増加によって、遠心分離室21内における重力方向下方に位置する底面上に落下したりする。これにより、不純物を含有するEGRガスが直接クーラコアに流入する不具合を防止することができる。
そして、遠心分離室21より流出したEGRガスは、連通室22、開口部23を経由して、パイプ15の円筒隔壁42のガス導入流路24に流入する。ガス導入流路24に流入したEGRガスは、第1タンク室25、EGRガス導入部(クーラ入口部)を経由して、EGRクーラ5のシェル12に内蔵されるクーラコアに導入される。
そして、クーラコアに導入されたEGRガスは、クーラコアを構成する複数の偏平チューブ内に形成される各EGRガス冷却流路、EGRクーラ5のガス導出タンク13のガス容積部(ハウジング16の第1ガス導出流路、合流部)、EGRガス導出パイプ4のEGRガス導出流路を経由して吸気通路に還流される。
具体的に、複数の偏平チューブ内に形成される各EGRガス流路を流通するEGRガスは、複数の偏平チューブ外に形成される冷却水流路を流通する冷却水と熱交換して冷却される。
これによって、クーラコアの内部を通過する際に十分に冷却された低温のEGRガス、つまり排気ガス温度が低く、密度の小さいEGRガスが、吸気通路内でエアクリーナから導入される新規吸入空気に混入してエンジンの各気筒毎の燃焼室内に吸い込まれる。
これにより、エンジンの出力を低下させることなく、最高燃焼温度が低下し、排気ガス中に含まれる有害物質(例えば窒素酸化物:NOx)の低減が図られる。また、エンジンの各気筒毎の吸気ポートに還流するEGRガスをクーラコアで冷却することで、EGRガスのエンジンの燃焼室への充填効率を高めて、エミッション低減効果を更に向上することができる。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例のEGRシステムに組み込まれるEGRガス冷却装置においては、EGRクーラ5のガス導入タンク11のケース14の円筒内面とパイプ15の円筒隔壁42の円筒外面との間に円筒状の遠心分離室21が形成されている。そして、ガス導入口20およびEGRガス導入流路7は、ケース14の円筒内面(遠心分離室21の円筒内面)の接線方向に延長されている。また、パイプ15の鉛直方向(Z軸方向)下方となる位置近傍でガス導入口20を開口させることで、EGRガス導入流路7から導入されたEGRガスが直接パイプ15の開口端41からガス導入流路24内に流入する不具合を防止することができる。
これにより、EGRガス導入流路7からガス導入口20を経由して遠心分離室21内に導入されたEGRガスは、遠心分離室21内においてパイプ15の周囲をケース14の円筒内面に沿うように遠心分離室21の円周方向に旋回する。この遠心分離室21内に形成されるEGRガスの旋回流により、EGRガス中に含まれる不純物(凝縮水や微粒子物質等)がその遠心力を利用してEGRガス中のガス成分より分離してケース14の円筒内面に付着したり、遠心分離室21内における重力方向下方に位置する底面上に落下する。これにより、不純物を含有するEGRガスが直接EGRクーラ5のクーラコア内に流入する不具合を防止することができる。
これによって、EGRクーラ5の使用期間が長くなっても、不純物がデポジットとなってEGRクーラ5のクーラコア内に堆積する不具合を防止できるので、不純物がデポジットとなって堆積することによるクーラコアの目詰まりを確実に防止することができる。これにより、EGRクーラ5のクーラコアの冷却効率を向上することができる。
また、EGRクーラ5のクーラコアに導入するEGRガス中から不純物を安価な遠心分離機構で分離させることができるので、EGRガス冷却装置の製造コスト(生産コスト)を低減することができる。
また、ガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)は、クーラコアの最下端部よりも重力方向の下方側に設置されている。また、EGRクーラ5のガス導入タンク11のパイプ15内に形成されるガス導入室(開口部23、ガス導入流路24、第1タンク室25)およびシェル12に内蔵されるクーラコアを構成する複数の偏平チューブのうちのクーラコアの重力方向の最下端に設置される偏平チューブ内に形成されるEGRガス冷却流路の各流路壁面、更にバイパスパイプ6のバイパス流路の流路壁面は、EGRガス流方向の下流側から上流側に向かって下り勾配となるように、自動車等の車両上下方向(重力方向)に直交する水平方向に対して所定の傾斜角度(θ)分だけ傾いている(図1参照)。つまりEGRクーラ5およびバイパスパイプ6は、EGRガス流方向の下流端のガス導出タンク13のガス容積部(第2EGRガス流路)から上流端のガス導入タンク11のガス容積部、EGRガス導入パイプ3の分岐部8に向けて順次低くなっている。
そして、EGRクーラ5のガス導入タンク11のケース14に形成されるガス導入口20は、遠心分離室21の重力方向の最下部となる位置近傍で開口している。また、バイパスパイプ6のEGRガス流方向の上流側端部は、ガス導入口20よりも重力方向における下方側に設置される、EGRガス導入パイプ3の分岐部8に接続されている。
これによって、クーラコア内の凝縮水は、クーラコアからパイプ15内に形成されるガス導入室(第1タンク室25、ガス導入流路24)に戻され、その後に、パイプ15の開口部23からケース14内に形成される遠心分離室21の重力方向の最下部に滴下される。
そして、遠心分離室21の重力方向の最下部に滴下された凝縮水は、ケース14のガス導入口20からEGRガス導入流路7側に排水される。したがって、エンジンの停止状態でEGRクーラ5の両ガス容積部内、クーラコア内やバイパスパイプ6のバイパス流路内に滞留する可能性がある不純物(凝縮水および流動性を有する微粒子物質)を排気通路側に戻すことができる。
これにより、EGRクーラ5のガス導入タンク11のガス容積部内、EGRクーラ5のシェル12に内蔵されるクーラコアを構成する複数の偏平チューブのEGRガス冷却流路内、バイパスパイプ6のバイパス流路内、およびEGRクーラ5のガス導出タンク13のガス容積部内での凝縮水の滞留を防止できるので、凝縮水の滞留によるEGRクーラ5のクーラコアの目詰まり、およびEGRクーラ5やバイパスパイプ6等の腐食を確実に防止することができる。
同時に、微粒子物質がデポジットとなってクーラコア内に堆積する不具合を防止できるので、微粒子物質がデポジットとなって堆積することによるクーラコアの目詰まりを確実に防止することができる。これにより、クーラコアの冷却効率を向上することができる。
[変形例]
本実施例では、本発明の排気ガス冷却装置を、内部をI字状にEGRガス(排気ガス)が流れるタイプのクーラコアを備えたEGRガス冷却装置に適用したが、本発明の排気ガス冷却装置を、内部をU字状にEGRガス(排気ガス)が流れるUターンフロータイプのクーラコアを備えたEGRガス冷却装置に適用しても良い。また、本発明の排気ガス冷却装置を、内部をS字状にEGRガス(排気ガス)が流れるタイプのクーラコアを備えたEGRガス冷却装置に適用しても良い。
本実施例では、本発明の排気ガス冷却装置を、EGRシステムの排気ガス還流管の途中に接続されるEGRガス冷却装置に適用しているが、本発明の排気ガス冷却装置を、エンジンの排気ダクト(排気管)の途中に接続される排気ガス冷却装置に適用しても良い。また、本発明の排気ガス冷却装置を、内燃機関の排気ガスから冷却水に吸熱して温水を作る排気回収装置に適用しても良い。
本実施例では、EGRガス導入パイプ3の分岐部8とEGRクーラ5のガス導出タンク13のハウジング16との間に、EGRクーラ5のクーラコアをバイパスするバイパスパイプ6を接続しているが、EGRクーラ5のガス導入タンク11のケース14(またはパイプ15)とガス導出タンク13のハウジング16との間に、EGRクーラ5のクーラコアをバイパスするバイパスパイプ6を接続しても良い。あるいはEGRガス導入パイプ3の分岐部8とEGRガス導出パイプ4の合流部との間に、EGRクーラ5のクーラコアをバイパスするバイパスパイプ6を接続しても良い。
また、バイパスパイプ6を廃止することで、モード切替バルブ(バイパス切替バルブ)およびハウジング16を廃止しても良い。この場合には、ガス導出タンク13のガス容積部13の内部が、1つのEGRガス冷却流路を有するボンネット等により構成されている。
本実施例では、遠心分離室21の重力方向の最下部となる位置近傍でガス導入口20を開口させ、ケース14の円筒内面の接線方向となる位置近傍で開口したガス導入口20から重力方向下方に延びるようにEGRガス導入流路7を形成することで、EGRガスのガス成分より分離した不純物(微粒子物質等)をエンジンの排気通路側に戻すようにしているが、遠心分離室21の重力方向の最下部となる位置近傍に、EGRガスのガス成分より分離した不純物(微粒子物質等)を捕集するトラップを設けても良い。また、トラップで捕集された不純物(微粒子物質等)を燃焼させて除去しても良い。
1 エンジン本体
2 エキゾーストマニホールド
3 EGRガス導入パイプ(排気ガス還流管、EGRパイプ)
4 EGRガス導出パイプ(排気ガス還流管、EGRパイプ)
5 EGRクーラ(排気ガス熱交換器、EGRガス熱交換器)
6 バイパスパイプ
7 EGRガス導入流路
11 ガス導入タンク
12 シェル(ケーシング)
13 ガス導出タンク
14 ケース(ガス導入ケース、円筒ケース)
15 パイプ(ガス導入パイプ)
20 ガス導入口
21 遠心分離室
22 連通室(連通部)
23 開口部(ガス導入室)
24 ガス導入流路(ガス導入室)
25 第1タンク室(ガス導入室)
41 ファンネル形状の開口端(ファンネル)
42 円筒隔壁(ファンネル隔壁)
44 クーラ接続部

Claims (10)

  1. (a)内燃機関の排気通路から排気ガス還流管を経由して排気ガスが導入されるガス容積部を有するガス導入タンクと、
    (b)前記ガス容積部から排気ガスが導入されるガス導入部を有し、このガス導入部から導入された排気ガスを冷却媒体と熱交換して冷却するクーラコアと
    を備えた排気ガス冷却装置において、
    前記ガス容積部は、排気ガスのガス成分から排気ガス中に含まれる不純物を遠心力を利用して分離する遠心分離室、およびこの遠心分離室から流出した排気ガスを前記ガス導入部に導入するガス導入室を有し、
    前記ガス導入タンクは、前記遠心分離室の周囲を周方向に取り囲むように設置されたケース、およびこのケース内に突き出すように設置されて、内部に前記ガス導入室が形成されたパイプを有し、
    前記ケースは、前記パイプの外面との間に前記遠心分離室を形成する円筒内面を有し、 前記排気ガス還流管は、前記ケースの円筒内面の接線方向に延びるガス導入流路を有し、
    前記遠心分離室は、前記ガス導入室よりもガス流方向の上流側に設置されていることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  2. 請求項1に記載の排気ガス冷却装置において、
    前記ケースは、前記排気ガス還流管の下流端に接続されて、前記ガス導入流路から前記遠心分離室に排気ガスを導入するガス導入口を有していることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  3. 請求項2に記載の排気ガス冷却装置において、
    前記ケースは、前記パイプの鉛直方向下方となる位置近傍で前記ガス導入口が開口していることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の排気ガス冷却装置において、
    前記ケースは、その円筒内面の接線方向となる位置近傍で前記ガス導入口が開口していることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の排気ガス冷却装置において、
    前記パイプは、その軸線方向のクーラコア側に対して反対側の端部にファンネル形状の開口端を有し、
    前記パイプの開口端を、前記ガス導入口の中心を通る基準線よりも前記クーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側に対して反対側にオフセットしている、
    あるいは前記ガス導入口の中心線を、前記パイプの開口端を通る基準線よりも前記クーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側にオフセットしていることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の排気ガス冷却装置において、
    前記ガス導入室は、前記クーラコアの最下端部よりも重力方向の下方側に設置されており、
    前記ガス導入室および前記クーラコアの各壁面は、ガス流方向の下流側から上流側に向かって下り勾配となるように傾いており、
    前記ケースは、前記遠心分離室の重力方向の最下部となる位置近傍で前記ガス導入口が開口していることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の排気ガス冷却装置において、
    前記パイプは、その軸線方向のクーラコア側の端部に、前記ガス導入部と接続するクーラ接続部を有し、このクーラ接続部から、前記クーラコアの軸線方向と平行なX軸方向のクーラコア側に対して反対側に向かって延長されていることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の排気ガス冷却装置において、
    前記パイプは、前記ガス容積部を、2つの部屋に区分していることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の排気ガス冷却装置において、
    前記パイプは、その軸線方向のクーラコア側に対して反対側の端部にファンネル形状の開口端を有していることを特徴とする排気ガス冷却装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の排気ガス冷却装置において、
    前記ガス容積部は、前記遠心分離室と前記ガス導入室とを連通する連通部を有していることを特徴とする排気ガス冷却装置。
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