JP2012154213A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Hiroyuki Kono
博之 河野
Yoshiyuki Nikami
義幸 二上
Atsushi Sakuta
作田  淳
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Abstract

【課題】簡単な構造で、吸入される冷媒ガスを断熱することで、生産性を悪化させることなく体積効率を向上させる。
【解決手段】固定スクロール11の反ラップ面に形成する吐出孔13と吸入孔12を隔てる溝14と、前記旋回スクロールの反ラップ面に形成する中央部と外周部を隔てる溝との少なくともどちらか一方の溝を形成したことで、構造は溝の加工のみで生産性がよく、高温部分である吐出孔と低温部分である吸入孔が断熱層により隔たれるため吸入される冷媒ガスの断熱が実現される。
【選択図】図5

Description

本発明は流体の吸入、圧縮、吐出を繰り返し行うスクロール圧縮機に関するものである。
従来、この種のスクロール圧縮機は、吐出された高温のガスによって固定スクロール自身の温度が高められ、その結果吸入孔から吸入される冷媒ガスの温度が高められ、体積効率の低下を招いている。その対策として吸入経路である溝の内部に断熱材を装着しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来のスクロール圧縮機を示すものである。図8に示すように、固定スクロール1に冷媒ガスを流入するための溝2が形成され、溝2の内側に断熱材3が装着されている。
特開昭62−147085号公報
しかしながら、前記従来の構成では、冷媒やオイルにさらされる圧縮機構の内部に断熱材を装着するため、適合可能な断熱材の選定や装着方法が極めて困難であるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構造で、吸入される冷媒ガスを断熱し体積効率を向上させることで、生産性がよく、高効率なスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機は、固定スクロールの反ラップ面に形成する、吐出孔と吸入孔を隔てる溝と、前記旋回スクロールの反ラップ面に形成する、中央部と外周部を隔てる溝との少なくともどちらか一方の溝を形成するものである。
これによって、構造は溝の加工のみで生産性がよく、高温部分と低温部分が断熱層により隔たれるため吸入される冷媒ガスは断熱される。
本発明のスクロール圧縮機は、簡単な構造で、吸入される冷媒ガスを断熱し、吸入加熱による体積効率の低下を抑えることができる。
本発明の実施の形態1における固定スクロールの反ラップ面の平面図 本発明の実施の形態1における旋回スクロールの反ラップ面の平面図 本発明の実施の形態1における固定スクロールの反ラップ面の平面図 本発明の実施の形態1における固定スクロールの反ラップ面の平面図 本発明の実施の形態1における固定スクロールの反ラップ面の平面図 本発明の実施の形態2における固定スクロールの反ラップ面の平面図 本発明の実施の形態2における固定スクロールの縦断面図 従来のスクロール圧縮機の固定スクロールの平面図
第1の発明は、鏡板に直立して形成された渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールのラップに対向して噛み合うラップを有する旋回スクロールとにより複数の圧縮室を形成し、前記旋回スクロールの旋回運動により前記圧縮室の中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行い、前記固定スクロールの反ラップ面に形成された吐出孔から圧縮されたガスを吐出するスクロール圧縮機において、前記固定スクロールの外周部に外部から冷媒を導入するための吸入孔を設け、前記吐出孔と前記吸入孔とを隔てる溝と、前記旋回スクロールの反ラップ面に形成する中央部と外周部とを隔てる溝の少なくとも一方の溝を形成するとしたものである。これにより、構造は溝の加工のみで生産性がよく、高温部分である吐出孔と低温部分である吸入孔が断熱層により隔たれるため吸入される冷媒ガスは断熱される。
第2の発明は、特に第1の発明における溝を、前記吐出孔と前記吸入孔を含む吸入部とを隔てるよう構成したものである。これにより、吸入直後だけでなく、圧縮室に閉じ込められるまでの広い範囲で冷媒が加熱されることを抑えることが出来る。
第3の発明は、特に第1もしくは第2の発明の溝を、前記吐出孔に連通する圧縮室に対応する反ラップ面の部分と、前記吸入孔もしくは前記吸入孔を含む吸入部とを隔てるよう構成したものである。これにより、吐出温度に到達する部分を断熱することが出来るので、吸入冷媒の加熱をより抑えることが出来る。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の溝が2重以上であることにより、断熱層が段階的に2重以上に形成されるため、より断熱の効果が大きい。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の溝が鏡板外周に対して同心円に形成されることで、より加工が容易である。
第6の発明は、吐出孔から圧縮されたガスを吐出する容器内吐出室を内部に形成したマフラを、前記固定スクロールの反ラップ面に設け、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の前記固定スクロールの反ラップ面の溝が、マフラの内外空間を連通しないことにより、マフラ内外のシール性を維持しながら、断熱層を形成することができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の溝に断熱材を充填することにより、より断熱効果が大きい。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明の冷媒ガスがCO2であることにより、吐出温度が高いため、より断熱による効果が顕著である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスクロール圧縮機の固定スクロールの反ラップ面の平面図を示すものである。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるスクロール圧縮機の旋回スクロールの反ラ
ップ面の平面図を示すものである。
図1において、固定スクロール11の外周部に吸入孔12が設けられ、固定スクロール11の反ラップ面の中心部に吐出孔13が設けられている。固定スクロール11の反ラップ面には吐出孔13と吸入孔12を隔てる溝14が形成されている。
図2において、旋回スクロール15の反ラップ面に中央部と外周部を隔てる溝16が形成されている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルから戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが吸入孔12を通って圧縮室に導かれ、旋回スクロール15の旋回運動により圧縮室の中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行い、冷媒ガスは高温高圧になり吐出孔13から吐出される。
このため、固定スクロール11、旋回スクロール15とも中心部がより高温になる。中心部の熱は鏡板を介して、外周部へと伝わり、吸入孔12から導入される冷媒ガスおよび圧縮室に閉じ込められる前の冷媒ガスを加熱する。ここで、鏡板に溝14,16を形成し、断熱層を形成しているため、鏡板を熱が伝わりにくくなり冷媒ガスの加熱が抑えられ、体積効率を向上することができる。
なお、本実施例では、固定スクロール11及び旋回スクロール15の両方に溝14、16が形成される場合について説明したが、どちらか一方だけであってもよく、その場合も断熱効果を得ることができる。
<溝の変形例>
図3〜図5は、溝14の変形例を示している。
図3のように、溝14は複数個所に設けてもよく、形状も直線でも円弧状でも同様に断熱効果が得られる。溝14の深さは深いほど断熱効果は大きくなるが、強度低下による変形が大きくなるので、許容変形範囲内に収めるのがよい。
また、図4のように、吸入孔12だけでなく圧縮室が閉じ込む直前までの範囲(吸入部17)には、吸入ガスが存在するので、吐出孔13と吸入部17を隔てる溝14を形成することで、より吸入加熱を抑えることが出来る。
また、図5のように、吐出孔13に連通する圧縮室はほぼ吐出温度になっているため、この範囲に対応する固定スクロール11の反ラップ面の部分と吸入部17とを隔てるように溝14を形成することで、吐出温度に到達する部分から断熱することができるので、より吸入加熱を抑えることができる。
また、図5のように、溝14を2重に形成することで、断熱層が2重に形成され、2段階で断熱が行われるため、断熱効果が大きい。
また、図5のように、溝14を鏡板外周に対して同心円に形成することで、旋盤加工が可能になり容易に加工できる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるスクロール圧縮機の固定スクロールの反ラップ面の平面図を示すものである。
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるスクロール圧縮機の固定スクロールの縦断面図を示すものである。
図6、図7において、固定スクロール11の外周部に吸入孔12が設けられ、固定スクロール11の反ラップ面の中心部に吐出孔13が設けられている。固定スクロール11の反ラップ面には、マフラ18が設けられ、マフラ18内部には吐出孔13から圧縮されたガスが吐出される容器内吐出室19が形成されている。固定スクロール11の反ラップ面には、吐出孔13と吸入部17を隔てる溝14が、マフラ18の内外を連通しないように、マフラ18の内側、外側にそれぞれ独立して形成されている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルから戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが吸入孔12を通って圧縮室に導かれ、旋回スクロール15の旋回運動により圧縮室の中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行い、冷媒ガスは高温高圧になり吐出孔13から吐出される。吐出されたガスはマフラ18内の容器内吐出室19に吐出され、圧縮機構部の通路を通って電動機部へ導かれる(図示せず)。
このため、固定スクロール11は中心部がより高温になる。中心部の熱は鏡板を介して、外周部へと伝わり、吸入孔12から導入される冷媒ガスおよび圧縮室に閉じ込められる前の冷媒ガスを加熱するが、鏡板に溝14を形成し、断熱層を形成しているため、鏡板を熱が伝わりにくくなり冷媒ガスの加熱が抑えられ、体積効率を向上することができる。
また、溝14は、マフラ18の内外を連通しないように、マフラ18の内側、外側にそれぞれ独立して形成されているので、マフラ18のシール性は維持することができる。
また、図7のように、溝14に断熱材20を充填することで、より大きな断熱効果を得ることができる。
また、冷媒ガスとして、CO2を用いた場合、吐出温度が高いため、断熱の効果がより顕著である。
以上のように、本発明にかかるスクロール圧縮機は、簡単な構造で、吸入される冷媒ガスを断熱し、吸入加熱による体積効率の低下を抑えることができるので、生産性がよく、高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。さらに、製品であるルームエアコン等の空調機やヒートポンプ式給湯機として、より省エネで環境に優しい快適な製品とすることが可能である。
11 固定スクロール
12 吸入孔
13 吐出孔
14 溝
15 旋回スクロール
16 溝
17 吸入部
18 マフラ
19 容器内吐出室
20 断熱材

Claims (8)

  1. 鏡板に直立して形成された渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールのラップに対向して噛み合うラップを有する旋回スクロールとにより複数の圧縮室を形成し、前記旋回スクロールの旋回運動により前記圧縮室の中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行い、前記固定スクロールの反ラップ面に形成された吐出孔から圧縮されたガスを吐出するスクロール圧縮機において、
    前記固定スクロールの外周部に外部から冷媒を導入するための吸入孔を設け、前記吐出孔と前記吸入孔とを隔てる溝と、前記旋回スクロールの反ラップ面に形成する中央部と外周部とを隔てる溝の少なくとも一方の溝を形成することを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記溝は、前記吐出孔と前記吸入孔を含む吸入部とを隔てるものであることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記溝は、前記吐出孔に連通する圧縮室に対応する反ラップ面の部分と、前記吸入孔もしくは前記吸入孔を含む吸入部とを隔てるものであることを特徴とする請求項1または2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記溝が2重以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記溝が鏡板外周に対して同心円に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  6. 吐出孔から圧縮されたガスを吐出する容器内吐出室を内部に形成したマフラを、前記固定スクロールの反ラップ面に設け、前記固定スクロールの反ラップ面の溝が、前記マフラの内外空間を連通しないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  7. 前記溝に断熱材を充填することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  8. 冷媒ガスがCO2であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018087509A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 マツダ株式会社 エンジンの排気装置
US11291860B2 (en) 2013-06-21 2022-04-05 Koninklijke Philips N.V. Shim system for a magnetic resonance hybrid scanner

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