JP2012151974A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012151974A JP2012151974A JP2011007993A JP2011007993A JP2012151974A JP 2012151974 A JP2012151974 A JP 2012151974A JP 2011007993 A JP2011007993 A JP 2011007993A JP 2011007993 A JP2011007993 A JP 2011007993A JP 2012151974 A JP2012151974 A JP 2012151974A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- unit
- detection
- overvoltage
- vdc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】電力変換装置(10)は、コンバータ回路(11)とコンバータ回路(11)の出力側に並列接続されたコンデンサ(14)を有して脈動する直流電圧を出力する直流リンク部(12)と、インバータ回路(13)を備えたものを対象としている。直流リンク部(12)の直流電圧(Vdc)をスイッチング信号の1キャリア毎に少なくとも1回以上検出する電圧検出部(21)と、複数の検出値に基づいて直流電圧(Vdc)の過電圧の有無を判定する判定部(41)と、判定部(41)で直流電圧(Vdc)が過電圧と判定された場合にインバータ回路(13)を停止させる停止部(42)とを備えている。
【選択図】図1
Description
図1に示すように、本発明の実施形態1に係る電力変換装置(10)は、リアクトル(15)と、コンバータ回路(11)と、直流リンク部(12)と、インバータ回路(13)と、電圧検出部(21)と、制御演算回路(30)と保護回路(40)とを有する本体部(10a)を備えている。本体部(10a)は、単相の交流電源(1)から供給された交流の電力を所定の周波数の電力に変換して、モータ(2)に供給するように構成されている。この本体部(10a)は、本発明に係る変換部を構成している。尚、本実施形態1のモータ(2)は、突極性を有した三相交流モータであり、空気調和装置の冷媒回路に設けられた圧縮機を駆動するためのものである。また、モータ(2)は、本発明に係る負荷を構成している。
上記実施形態1によれば、複数の検出値に基づいて直流電圧(Vdc)の過電圧を判定するようにしたため、ノイズの影響を受けた直流電圧(Vdc)を誤検知するのを防止することができる。つまり、誤検知によって過電圧を検知するのを確実に防止することができる。これにより、ノイズによる偶発的な直流電圧(Vdc)の過電圧によってインバータ回路(13)が停止するのを確実に防止することができる。この結果、いわゆるコンデンサレスインバータにおける誤停止を防止することができる。
次に本発明の実施形態2について説明する。本実施形態2に係る電力変換装置(10)は、上記実施形態1に係る電力変換装置(10)とは、検出部(21)と判定部(41)の構成が異なっている。
上記本実施形態2によれば、電圧検出部(21)で検出された複数の検出値の平均値と所定の閾値とを比較して直流電圧(Vdc)の過電圧を判定するようにしたため、ノイズの影響を受けた直流電圧(Vdc)を誤検知するのを防止することができる。これにより、ノイズによる偶発的な直流電圧(Vdc)の過電圧によってインバータ回路(13)が停止するのを確実に防止することができる。この結果、いわゆるコンデンサレスインバータにおける誤停止を防止することができる。その他の構成、作用・効果は実施形態1と同様である。
次に本発明の実施形態3について説明する。図5に示すように、本実施形態3に係る電力変換装置(10)は、上記実施形態1に係る電力変換装置(10)に代えて予測部(43)を備えている。また、本実施形態1に係る電力変換装置(10)とは、検出部(21)と判定部(41)の構成が異なっている。
これにより、得られたVdcを今回のキャリアの直流電圧(Vdc)の検出値と予測する。尚、1キャリア前(前回)や2キャリア前(前々回)の直流電圧(Vdc)の検出値とは、1キャリア前(前回)又は2キャリア前(前々回)において制御演算回路(30)で使用された直流電圧(Vdc)の検出値をいう。
上記本実施形態3によれば、予測部(43)で予測された検出値と電圧検出部(21)で検出された検出値とに基づいて直流電圧(Vdc)の過電圧を判定するようにしたため、ノイズの影響を受けた直流電圧(Vdc)を誤検知するのを防止することができる。これにより、ノイズによる偶発的な出力電力(Vdc)の過電圧によってインバータ回路(13)が停止するのを確実に防止することができる。この結果、いわゆるコンデンサレスインバータにおける誤停止を防止することができる。
次に本発明の実施形態3の変形例1について説明する。本実施形態3の変形例1に係る電力変換装置(10)は、上記実施形態3に係る電力変換装置(10)とは、判定部(41)の構成が異なっている。
次に、本実施形態3の変形例2について説明する。本変形例2に係る電力変換装置(10)は、実施形態3に係る電力変換装置(10)及び実施形態3の変形例1に係る電力変換装置(10)とは、予測部(43)の構成が異なっている。
これにより、得られたVdcを今回のキャリアの直流電圧(Vdc)の検出値と予測する。尚、3キャリア前の直流電圧(Vdc)の検出値とは、3キャリア前において制御演算回路(30)で使用された直流リンク部(12)の直流電圧(Vdc)の検出値をいう。その他の構成、作用・効果は上記実施形態3及び実施形態3の変形例1と同様である。
本発明は、上記実施形態1〜3(各変形例を含む)について、以下のような構成にしてもよい。
ic=iin−idc
(iin:コンバータ回路(11)からの出力電流、idc:インバータ回路(13)に流れ込む電流)
VL=Vin−Vdc
(Vin:電源電圧)
また、実施形態1では、判定部(41)は、複数の検出値のすべてが所定の閾値(図2参照)よりも大きくなる場合に、直流電圧(Vdc)が過電圧であると判定するようにしたが、本発明は、これに限られず、判定部(41)は、複数の検出値を順に所定の閾値と比較し、この比較において、判定部(41)は、判定対象となる検出値が所定回連続して所定の閾値よりも大きくなった場合に変換部(10a)の電圧が過電圧と判定するようにした。所定回連続して閾値よりも大きくならなければ、判定部(41)は、変換部(10a)の電圧が過電圧であるとは判定しない。
10a 本体部
11 コンバータ回路
12 直流リンク部
13 インバータ回路
14 コンデンサ
21 電圧検出部
30 制御演算回路
41 判定部
42 停止部
43 予測部
Claims (11)
- 交流電源(1)から供給された交流電力をスイッチング信号に基づいてスイッチングして所定の電圧及び周波数の交流電力に電力変換し、接続された負荷(2)に供給する変換部(10a)を備えた電力変換装置であって、
上記変換部(10a)の電圧を上記スイッチング信号の1キャリア毎に少なくとも1回検出する検出部(21)と、
複数の検出値に基づいて上記電圧の過電圧の有無を判定する判定部(41)と、
上記判定部(41)で上記電圧が過電圧と判定された場合に上記変換部(10a)を停止させる停止部(42)とを備えている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、
上記変換部(10a)は、上記スイッチングによる電圧変動を吸収するコンデンサ(14)を備え、
上記検出部(21)は、上記コンデンサ(14)の電圧を上記スイッチング信号の1キャリア毎に少なくとも1回検出するよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2において、
上記変換部(10a)は、上記交流電源(1)の交流電圧を全波整流する整流回路(11)と、脈動する直流電圧を出力する直流リンク部(12)と、該直流リンク部(12)の直流を上記スイッチング信号に基づいて交流に変換し、接続された負荷(2)に供給するインバータ回路(13)とを備え、上記コンデンサ(14)は、上記整流回路(11)の出力側に並列接続されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項3において、
上記検出部(21)は、直流リンク部(12)の出力電圧(Vdc)を上記スイッチング信号の1キャリア毎に少なくとも1回以上検出するよう構成され、
上記判定部(41)は、複数の検出値に基づいて上記出力電圧(Vdc)の過電圧の有無を判定するよう構成され、
上記停止部(42)は、上記判定部(41)で上記出力電圧(Vdc)が過電圧と判定された場合に上記インバータ回路(13)を停止させるよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1〜4の何れか1つにおいて、
上記検出部(21)は、上記電圧を上記スイッチング信号の1キャリア毎に複数回検出するよう構成され、
上記判定部(41)は、上記検出部(21)で検出された複数の検出値が、すべて所定の閾値よりも大きい場合、上記電圧が過電圧と判定するよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1〜4の何れか1つにおいて、
上記検出部(21)は、上記電圧を上記スイッチング信号の1キャリア毎に複数回検出するよう構成され、
上記判定部(41)は、上記検出部(21)で検出された複数の検出値の平均値が、所定の閾値よりも大きい場合、上記電圧が過電圧と判定するよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1〜4の何れか1つにおいて、
上記検出部(21)は、上記電圧を上記スイッチング信号の1キャリア毎に複数回検出するよう構成され、
上記判定部(41)は、上記検出部(21)で検出された複数の検出値を順に所定の閾値と比較するよう構成され、該比較において所定回連続して検出値が所定の閾値よりも大きい場合、上記電圧が過電圧と判定するよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1〜4の何れか1つにおいて、
上記変換部(10a)を制御するスイッチング信号を出力する制御部(30)と、少なくとも上記制御部(30)で使用された前回以前のキャリアの検出値に基づいて今回のキャリアの検出値を予測する予測部(43)を備え、
上記判定部(41)は、上記予測部(43)で予測された検出値と、上記検出部(21)で検出された少なくとも1つ以上の検出値とに基づいて上記電圧の過電圧を判定するよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項8において、
上記判定部(41)は、上記予測部(43)で予測された検出値、及び上記検出部(21)で検出された検出値が、すべて所定の閾値よりも大きい場合、上記電圧が過電圧と判定するよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項8において、
上記判定部(41)は、上記予測部(43)で予測された検出値と、上記検出部(21)で検出された検出値との平均値が、所定の閾値よりも大きい場合、上記電圧が過電圧と判定するよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1〜10の何れか1つにおいて、
上記判定部(41)で上記電圧が過電圧と判定された場合、
上記停止部(42)は、上記検出部(21)が検出値を検出した上記1キャリアにおいて上記変換部(10a)を停止させるよう構成されている
ことを特徴とする電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007993A JP5760446B2 (ja) | 2011-01-18 | 2011-01-18 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007993A JP5760446B2 (ja) | 2011-01-18 | 2011-01-18 | 電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012151974A true JP2012151974A (ja) | 2012-08-09 |
JP5760446B2 JP5760446B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=46793707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011007993A Active JP5760446B2 (ja) | 2011-01-18 | 2011-01-18 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5760446B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017011867A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | セイコーエプソン株式会社 | 回路装置及び電子機器 |
JP2017073933A (ja) * | 2015-10-09 | 2017-04-13 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
WO2020158883A1 (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-06 | ダイキン工業株式会社 | 電力変換装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304248A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ駆動用インバータ制御装置および電気機器 |
JP2010246329A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Daikin Ind Ltd | 制御装置 |
-
2011
- 2011-01-18 JP JP2011007993A patent/JP5760446B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304248A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ駆動用インバータ制御装置および電気機器 |
JP2010246329A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Daikin Ind Ltd | 制御装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017011867A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | セイコーエプソン株式会社 | 回路装置及び電子機器 |
JP2017073933A (ja) * | 2015-10-09 | 2017-04-13 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
WO2020158883A1 (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-06 | ダイキン工業株式会社 | 電力変換装置 |
JP2020124104A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | ダイキン工業株式会社 | 電力変換装置 |
JP2021045041A (ja) * | 2019-01-30 | 2021-03-18 | ダイキン工業株式会社 | 電力変換装置 |
JP7041377B2 (ja) | 2019-01-30 | 2022-03-24 | ダイキン工業株式会社 | 電力変換装置 |
AU2020214609B2 (en) * | 2019-01-30 | 2022-11-10 | Daikin Industries, Ltd. | Power conversion device |
US11979097B2 (en) | 2019-01-30 | 2024-05-07 | Daikin Industries, Ltd. | Power conversion device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5760446B2 (ja) | 2015-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2439839B1 (en) | Power converter | |
CA2929041C (en) | Dc power-supply device and refrigeration cycle device | |
US9692312B2 (en) | Power conversion apparatus, and air-conditioning apparatus using the same | |
US8711587B2 (en) | Power converter with a variable reference voltage and inrush current limiting | |
WO2020115800A1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP7352179B2 (ja) | 過電流保護装置、dc/dcコンバータ装置、及び電力システム | |
WO2007108185A1 (ja) | 電動機駆動装置及び圧縮機駆動装置 | |
JP5939411B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2019158456A (ja) | 正弦波フィルタのコンデンサ容量判定装置 | |
KR102620030B1 (ko) | 전원 장치 및 교류 전원의 이상 검출 방법 | |
JP5058314B2 (ja) | 高調波抑制装置 | |
JP6755415B2 (ja) | 電力変換装置 | |
US20170005588A1 (en) | Converter and power conversion device | |
JP5760446B2 (ja) | 電力変換装置 | |
WO2010098084A1 (en) | Power factor correction circuit with overcurrent protection | |
JP2018174642A (ja) | 倍電圧整流回路及びモータ駆動装置 | |
JP2001314085A (ja) | 電源装置と、インバータ装置および空気調和機 | |
JP4590859B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2003244960A (ja) | Pwmサイクロコンバータ | |
JP5664263B2 (ja) | 電力変換装置 | |
KR101057097B1 (ko) | 직류전압 불평형 제거기능을 포함한 고역률 단상 유피에스장치 | |
JP2016127677A (ja) | 電力変換装置 | |
WO2017195370A1 (ja) | 電力変換装置 | |
WO2023095265A1 (ja) | 電力変換装置、モータ駆動装置および冷凍サイクル適用機器 | |
EP4344045A1 (en) | Harmonic suppression device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130903 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150525 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5760446 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |