JP2010246329A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子を駆動する駆動電圧の過不足を検出する、簡素で信頼性の高い電圧検出手段を提供する。
【解決手段】制御装置1では、電圧検出回路15の第1抵抗151と第2抵抗152の接続点Jの電位Vjがマイコン4に入力される。メモリ41は、電位Vjを1msecでサンプリングし、そのサンプリング値を順に記憶する。演算部42は、記憶されたサンプリング値のうち新しい方から4個分のサンプリング値の移動平均値Sを算出する。判定部43は、閾値Ha≦移動平均値S≦閾値Hbであるか否かを判定する。Ha≦移動平均値S≦閾値Hbのとき、マイコン4は駆動IC5への信号出力を継続し、移動平均値S≦閾値Ha、或は閾値Hb≦移動平均値Sのとき、マイコン4は、駆動IC5への信号出力を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置に関し、特に、電圧の低下に対する保護機能を備えた制御装置に関する。
インバータモジュールを搭載した制御装置では、インバータモジュールに与えられる駆動電圧が低下したとき、内部のスイッチング素子の飽和電圧が大きくなり電力損失が増大し、スイッチング素子が熱破壊する可能性がある。その対策例として、特許文献1(特開2002−247857号公報)に開示されている装置では、インバータモジュール自体が駆動電圧の低下を検出する電圧検出回路を内蔵しており、駆動電圧の低下を検出した際に電圧低下信号が出力されるので、制御部(マイコン)がその信号を受けてスイッチング素子の動作を停止させている。
しかしながら、電圧検出回路が内蔵されていないインバータモジュールを採用する場合、電圧検出回路の代替手段が制御装置上に設けられことになるが、実用されるためには、簡素で且つ信頼性の高い電圧検出手段でなければならない。
本発明の課題は、スイッチング素子を動作させる駆動電圧の過不足を検出する、簡素で信頼性の高い電圧検出手段を提供することにある。
第1発明に係る制御装置は、インバータ回路と電源回路と電圧検出回路と制御部とを備えている。インバータ回路は、上アーム側のスイッチング素子と下アーム側のスイッチング素子とで形成されている。電源回路は、スイッチング素子を動作させるための駆動電圧を供給する。電圧検出回路は、駆動電圧に応じた電圧を生じさせる部分の両端の電位差を検出する。制御部は、検出された電位差を所定の演算条件で処理した演算値を予め設定されている閾値と比較することによって、インバータ回路の保護の要否を決定する。
この制御装置では、電圧検出回路で検出した値は駆動電圧に対応しているので、所定の演算処理を経ることによって駆動電圧の過不足を判定できる演算値が得られる。その結果、インバータ回路の保護の要否が正確に判定される。
第2発明に係る制御装置は、第1発明に係る制御装置であって、電圧検出回路が駆動電圧に比例した電圧を生じさせる分圧抵抗を有している。この制御装置では、分圧抵抗の両端の電位差を検出することで、駆動電圧の過不足を推定することができるので構成が簡単である。
第3発明に係る制御装置は、第2発明に係る制御装置であって、制御部が、記憶部と演算部と判定部とを有している。記憶部は、分圧抵抗の両端の電位差を所定周期でサンプリングして得られたサンプリング値を順に記憶する。演算部は、記憶されたサンプリング値のうち新しい方から所定個数分のサンプリング値に基づいて移動平均値を算出する。判定部は、移動平均値が閾値で形成される所定範囲内にあるか否かを判定する。
この制御装置では、サンプリング時にノイズ等の影響で変化の大きい電位差を検出した場合でも、サンプリング値の移動平均によって、そのような突発的な電位差の変動が平滑されるので、駆動電圧の過不足が正確に判定される。
第4発明に係る制御装置は、第3発明に係る制御装置であって、制御部が、判定部で移動平均値が所定範囲内にないと判定されたとき、スイッチング素子への駆動電圧の供給を停止する。この制御装置では、駆動電圧に過不足が生じたとき、制御部はスイッチング素子の動作を停止するので、スイッチング素子の損傷が回避され、インバータ回路が保護される。
第5発明に係る制御装置は、第3発明に係る制御装置であって、リレー回路をさらに備えている。リレー回路は、駆動電圧が供給されることによってオン動作し、電源回路と商用電源とを結ぶラインを電気的に接続する。制御部は、判定部で移動平均値が所定範囲内にないと判定されたとき、リレー回路への駆動電圧の供給を停止する。この制御装置では、駆動電圧の過不足が生じたとき、電源回路と商用電源とを結ぶラインが切断されるので、制御装置への給電が停止し、制御装置全体が保護される。
第6発明に係る制御装置は、第1発明から第5発明のいずれか1つに係る制御装置であって、スイッチング素子がIGBTである。この制御装置では、IBGTが駆動電圧の低下から保護されるので、IGBTの熱破損が未然に防止される。
第1発明に係る制御装置では、電圧検出回路で検出した値は駆動電圧に対応しているので、所定の演算処理を経ることによって駆動電圧の過不足を判定できる演算値が得られる。その結果、インバータ回路の保護の要否が正確に判定される。
第2発明に係る制御装置では、分圧抵抗の両端の電位差を検出することで、駆動電圧の過不足を推定することができるので構成が簡単である。
第3発明に係る制御装置では、サンプリング時にノイズ等の影響で変化の大きい電位差を検出した場合でも、サンプリング値の移動平均によって、そのような突発的な電位差の変動が平滑されるので、駆動電圧の過不足が正確に判定される。
第4明に係る制御装置では、駆動電圧に過不足が生じたとき、制御部はスイッチング素子の動作を停止するので、スイッチング素子の損傷が回避され、インバータ回路が保護される。
第5発明に係る制御装置では、駆動電圧の過不足が生じたとき電源回路と商用電源とを結ぶラインが切断されるので、制御装置への給電が停止し制御装置全体が保護される。
第6発明に係る制御装置では、IBGTが駆動電圧の低下から保護されるので、IGBTの熱破損が未然に防止される。
本発明の一実施形態に係る制御装置と三相モータとの接続を示す回路図。 駆動電圧Voを単調に低下させたときの、1msecごとにサンプリングされた接続点Jの電位を示すグラフ。 駆動電圧Voを単調に上昇させたときの、1msecごとにサンプリングされた接続点Jの電位を示すグラフ。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<制御装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る制御装置と三相モータとの接続を示す回路図である。図1において、制御装置1は、三相モータ200の回転数を制御するために、電源回路10、リレー回路9、マイコン4およびインバータ装置2を備えている。三相モータ200は、例えば、冷凍装置の送風機や圧縮機等を回転させるブラシレスモータであり、駆動コイルを内蔵する固定子と、固定子に対向するマグネットを有する回転子とから成る。なお、この制御装置1では、シャント抵抗16に発生する電圧波形により三相モータ200の回転子の回転数を検出することができる。
(インバータ装置2)
インバータ装置2は、インバータ回路20と駆動IC5とを含んでいる。インバータ回路20は6つのスイッチング素子で構成されたブリッジ回路であり、このスイッチング素子にはIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)21,22,23,31,32,33が採用されている。
インバータ回路20は、三相モータ200のU相に接続される出力線81、V相に接続される出力線82、及びW相に接続される出力線83を有している。インバータ回路20の上アームは、IGBT21、IGBT22及びIGBT23によって構成され、IGBT21のエミッタは出力線81に、IGBT22のエミッタは出力線82、IGBT23のエミッタは出力線83に接続されている。
インバータ回路20の下アームは、IGBT31、IGBT32及びIGBT33によって構成され、IGBT31のコレクタは出力線81に、IGBT32のコレクタは出力線82、IGBT33のコレクタは出力線83に接続されている。
また、IGBT21,22,23,31,32,33のコレクタとエミッタ間にダイオードDが並列に接続されている。これらダイオードDが流す電流の方向と、IGBT21,22,23,31,32,33が電流を流す方向とは逆方向である。
IGBT21,22,23の各コレクタには、三相モータ200に電圧を供給するためにモータ用電源Vppの正極が接続される。出力線81は、IGBT21のエミッタとIGBT31のコレクタとの接続点を通っているので、IGBT21がオンしたとき、モータ用電源Vppと出力線81とが導通し、三相モータ200のU相に出力電流が流れる。
同様に、出力線82は、IGBT22のエミッタとIGBT32のコレクタとの接続点を通っているので、IGBT22がオンしたとき、モータ用電源Vppと出力線82とが導通し、三相モータ200のV相に出力電流が流れる。
同様に、出力線83は、IGBT23のエミッタとIGBT33のコレクタとの接続点を通っているので、IGBT23がオンしたときモータ用電源Vppと出力線83とが導通し、三相モータ200のW相に出力電流が流れる。
(マイコン4)
マイコン4は、CPUとメモリを内蔵し、三相モータ200が所定の回転数になるようにパルス幅変調(PWM)方式で変更する。PWM方式は、三相モータ200へ入力する電圧のオン時間とオフ時間との比率(以後、デューティ比とよぶ)を変更して回転数を変更する方式であり、マイコン4から駆動IC5にデューティ比を制御する制御信号(以後、デューティ比制御信号とよぶ)が入力される。
(駆動IC5)
マイコン4は、駆動IC5を介してインバータ回路20を制御している。駆動IC5には、IGBT21,22,23,31,32,33を駆動する駆動用電源Vbの正極が接続されている。また、ブートストラップ回路6のコンデンサ6aの高電位側の極から分岐したラインも接続されている。ブートストラップ回路6はコンデンサ6a、抵抗6b及びダイオード6cで構成されている。コンデンサ6aの一端は、上アーム側のIGBT21,22,23のエミッタと下アーム側のIGBT31,32,33のコレクタとの接続点に繋がっている。コンデンサ6aの他端は、抵抗6bとダイオード6cを介して駆動用電源Vbの正極と繋がっている。抵抗6bは、コンデンサ6aの充電電流を制限するために設けられ、ダイオード6cは抵抗6bを介してコンデンサ6aが放電されないよう、その順方向を駆動電源Vbの正極からコンデンサ6a側へと向けている。
なお、図1にはIGBT21およびIGBT31に対応する駆動IC5とブートストラップ6だけが示されており、IGBT22およびIGBT32に対応する駆動IC5とブートストラップ6、IGBT23およびIGBT33に対応する駆動IC5とブートストラップ6は省略されている。
駆動IC5は、上アーム側のIGBT21,22,23のオンオフを制御するため、コンデンサ61から高電位を取り入れる。また、IGBT31,32,33のオンオフを制御については、駆動電源Vbの正極の電位を利用するだけでよい。IGBT21,22,23,31,32,33のオン/オフは、駆動IC5がゲート電位を制御することによって行われる。その駆動IC5の動作は、マイコン4から入力されるデューティ比制御信号に基づいて制御される。
(リレー回路9)
リレー回路9は、商用電源100と電源回路10とを結ぶラインを電気的に開閉するリレー接点9aと、リレー接点9aを動作させるリレーコイル9bと、リレーコイル9bへの通電と非通電とを行うトランジスタ9cとを含んでいる。リレーコイル9bの一端は、駆動用電源Vbの正極に接続され、他端はトランジスタ9cのコレクタ側に接続されている。マイコン4は、リトランジスタ9cのゲート電位を切り換えて、コレクタとエミッタ間をオンオフし、リレーコイル9bへの通電と非通電を行う。
(電源回路10)
電源回路10では、商用電源100から変圧器13を介して駆動用電源Vb及びロジック用電源Vcが生成される。駆動用電源Vbはインバータ装置2に駆動電圧を供給し、ロジック用電源Vcはマイコン4へ制御電圧を供給する。
(電圧検出回路15)
電圧検出回路15は、駆動用電源Vbから出力される電圧を分圧するため、第1抵抗151と第2抵抗152によって抵抗分圧回路を構成している。第1抵抗151と第2抵抗152とは直列に接続され、その接続点Jの電位が負荷抵抗153を介してマイコン4に入力される。例えば、駆動用電源Vbの出力電圧がVo(以後、駆動電圧Voとよぶ)で、第1抵抗151および第2抵抗152それぞれの抵抗値がR1、R2で、接続点Jの電位がVjの場合、マイコン4にはVj=Vo・R1/(R1+R2)が入力される。したがって、予め接続点Jの電位の閾値が設定されていれば、マイコン4に入力される接続点Jの電位とその閾値とを比較することによって、駆動電圧Voの過不足を判定することができる。
(マイコン4による駆動電圧Voの過不足判定)
また、マイコン4側では、ノイズ等による過渡的異常値の影響を抑制するため、接続点Jの電位をそのまま閾値と比較するのではなく、所定時間t秒ごとに接続点Jの電位をサンプリングし、そのサンプリング値をメモリ41に記憶する。次に、演算部42が、メモリ41に記憶されているサンプリング値の新しい方から所定個数n個分の移動平均を算出する(以後、その値を移動平均値Sとよぶ)。そして、判定部43が、移動平均値Sと閾値とを比較する。マイコン4は、移動平均値Sと閾値との比較結果に基づいて、IGBT21,22,23,31,32,33のゲートへの電圧の供給可否を決定する。
ここで、本実施形態における移動平均についてさらに詳細に説明する。図2は、駆動電圧Voを単調に低下させたときの、1msecごとにサンプリングされた接続点Jの電位を示すグラフである。図2おいて、駆動電圧Voの基準電圧が15V、駆動電圧Voの下限値が12V、第1抵抗151および第2抵抗152それぞれの抵抗値がR1=3.3kΩ、R2=15kΩであるとしたとき、接続点Jの基準電位は2.7V、接続点Jの電位の下限値2.2Vとなり、下限値2.2Vが、即ち閾値Haである。
また、図2において、接続点Jの電位は1msecごとにサンプリングされ、最初のサンプリング値をVj1として、1msecごとにVj2、Vj3、・・・Vjnの順でメモリ41に記憶されている。
演算部42は、先ず、Vj1、Vj2、Vj3、Vj4の平均値S1を算出し、判定部43が、平均値S1が閾値2.2V以下であるか否かを判定し、平均値S1が閾値Ha(2.2V)より低いときマイコン4は駆動IC5への信号出力を停止する。一方、平均値S1が2.2Vより高いとき、演算部42は、Vj2、Vj3、Vj4、Vj5の平均値S2を算出し、判定部43が、平均値S2が閾値Ha以下であるか否かを判定し、平均値S2が閾値Haより低いときマイコン4は駆動IC5への信号出力を停止し、平均値S2がHaより高いとき、演算部42は、Vj3、Vj4、Vj5、Vj6の平均値S3を算出する。
このように、1msecごとに新しいサンプリング値が入力され、その新しいサンプリング値を含めて過去4個分のサンプリング値の平均値が算出される。その結果、4個のサンプリング値に1つの過渡的な異常値が含まれていたときでも、その異常値が平滑され、異常でないのに異常と判定される事態が回避される。また、4個のサンプリング値の平均値が閾値Ha以下になるときは、明らかに異常があると判断して差し支えない。
なお、ここまで、駆動電圧Voが基準電圧より低下することを想定して説明したが、図3に示すように、駆動電圧Voが基準電圧より上昇することもあり得る。したがって、駆動電圧Voの上限値に対応する接続点Jの電位Vjの閾値Hbを設定することによって、電位Vjの移動平均値S≧Hbのとき、駆動電圧Voが過電圧であると判定することができる。
以上のように、Ha≦S≦Hbのとき、マイコン4は、駆動電圧Voは正常であると判断して、駆動IC5への信号出力を継続する。しかし、S≦Ha、或はHb≦Sのとき、マイコン4は、駆動電圧Voが異常であると判断して、駆動IC5への信号出力を停止する。その結果、IGBT21,22,23,31,32,33のベースに電圧が供給されなくなり、インバータ装置2の動作が停止する。
<特徴>
制御装置1では、電圧検出回路15の第1抵抗151と第2抵抗152の接続点Jの電位Vjがマイコン4に入力される。メモリ41は、電位Vjを1msecでサンプリングし、そのサンプリング値を順に記憶する。演算部42は、記憶されたサンプリング値のうち新しい方から4個分のサンプリング値の移動平均値Sを算出する。判定部43は、閾値Ha≦移動平均値S≦閾値Hbであるか否かを判定する。Ha≦移動平均値S≦閾値Hbのとき、マイコン4は駆動IC5への信号出力を継続し、移動平均値S≦閾値Ha、或は閾値Hb≦移動平均値Sのとき、マイコン4は、駆動IC5への信号出力を停止する。その結果、サンプリング時にノイズ等の影響で変化の大きい電位Vjを検出された場合でも、サンプリング値の移動平均によって、そのような突発的な電位の変動が平滑されるので、電圧の過不足が正確に判定される。
<変形例>
上記実施形態では、接続点Jの電位Vjが閾値Ha以下、或は電位Vjが閾値Hb以上のとき、マイコン4は、駆動IC5への信号出力を停止しているが、それに限定されず、例えば、リレー回路9のトランジスタ9cのベースへの信号出力を停止してもよい。その結果、リレー回路9のリレーコイル9bに駆動電圧Voが供給されなくなるので、リレー接点9aがオフし、商用電源100から電源回路10へ電力が供給されなくなり、制御装置1全体が保護される。
但し、電源回路10へ電力供給されないときは、ロジック用電源Vcが生成されず、マイコン4への電力供給がなくなるので、それを担保する別電源を設ける必要がある。
以上のように、本発明によれば、電圧の過不足を簡単に且つ確実に検出することができるので制御装置の保護回路として有用である。
1 制御装置
4 制御部
9 リレー回路
10 電源回路
15 電圧検出回路
20 インバータ回路
21,22,23 上アーム側のIGBT
31,32,33 下アーム側のIGBT
41 メモリ
42 演算部
43 判定部
100 商用電源
151 第1抵抗
特開2002−247857号公報

Claims (6)

  1. 上アーム側のスイッチング素子(21,22,23)と下アーム側のスイッチング素子(31,32,33)とで形成されるインバータ回路(20)と、
    前記スイッチング素子を動作させるための駆動電圧を供給する電源回路(10)と、
    前記駆動電圧に応じた電圧を生じさせる部分の両端の電位差を検出する電圧検出回路(15)と、
    検出された前記電位差を所定の演算条件で処理した演算値を予め設定されている閾値と比較することによって、前記インバータ回路(20)の保護の要否を決定する制御部(4)と、
    を備えた制御装置(1)。
  2. 前記電圧検出回路(15)は、前記駆動電圧に比例した電圧を生じさせる分圧抵抗(151)を有している、
    請求項1に記載の制御装置(1)。
  3. 前記制御部(4)は、
    前記分圧抵抗(151)の両端の電位差を所定周期でサンプリングして得られたサンプリング値を順に記憶する記憶部(41)と、
    記憶された前記サンプリング値のうち新しい方から所定個数分の前記サンプリング値に基づいて移動平均値を算出する演算部(42)と、
    前記移動平均値が前記閾値で形成される所定範囲内にあるか否かを判定する判定部(43)と、
    を有している、
    請求項2に記載の制御装置(1)。
  4. 前記制御部(4)は、前記判定部(43)で前記移動平均値が前記所定範囲内にないと判定されたとき、前記スイッチング素子への前記駆動電圧の供給を停止する、
    請求項3に記載の制御装置(1)。
  5. 前記駆動電圧が供給されることによってオン動作し、前記電源回路(10)と商用電源(100)とを結ぶラインを電気的に接続するリレー回路(9)をさらに備え、
    前記制御部(4)は、前記判定部(43)で前記移動平均値が前記所定範囲内にないと判定されたとき、前記リレー回路(9)への前記駆動電圧の供給を停止する、
    請求項3に記載の制御装置(1)。
  6. 前記スイッチング素子がIGBTである、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置(1)。
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