JP2012150346A - 現像ローラ - Google Patents
現像ローラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012150346A JP2012150346A JP2011009887A JP2011009887A JP2012150346A JP 2012150346 A JP2012150346 A JP 2012150346A JP 2011009887 A JP2011009887 A JP 2011009887A JP 2011009887 A JP2011009887 A JP 2011009887A JP 2012150346 A JP2012150346 A JP 2012150346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing roller
- alkoxy
- polysiloxane
- group
- silicone oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】軸芯体と、該軸芯体の外周に設けられた弾性層とを有する現像ローラであって、該弾性層は、アルコキシ変性ポリシロキサンを架橋させてなるシリコーンゴムと、アルコキシ変性シリコーンオイルと、カーボンブラックとを含有している。
【選択図】 なし
Description
そして、電気抵抗の変動は、電子写真画像の品位にまで影響を与えることがあった。
そこで、本発明は、長期間の使用によっても電気抵抗が変動しにくい現像ローラを提供することに向けたものである。
すなわち、現像ローラは電子写真装置内で、感光ドラム等とある一定の圧力で接触させられているため、現像ローラの弾性層は変形と回復とを繰り返す。また、現像ローラには電位が印加されている。このような状況下においては、電子導電性粒子は、架橋したゴムの網目構造中を徐々に移動していき、電子導電性粒子同士が凝集する。その結果、長期の使用によって帯電ローラの電気抵抗が上昇してしまうものと考えられる。
その結果、現像ローラの弾性層に下記(1)〜(3)を含有させることにより、現像ローラをプリンタ内で長時間使用しても電子導電性粒子の移動が抑えられ、現像ローラの電気抵抗値の上昇を抑制し得ることを見出した。
(1)アルコキシ変性ポリシロキサンを架橋させてなるシリコーンゴム。
(2)アルコキシ変性シリコーンオイル。
(3)カーボンブラック。
上記(1)〜(3)を含有する弾性層を有する現像ローラは、長期の使用によっても電気抵抗値が上昇し難い。なお、本発明におけるアルコキシ変性ポリシロキサンとは分子中にアルコキシ基を持ち、アルコキシ基以外の架橋可能な反応性の官能基を持つポリシロキサンを表している。また、アルコキシ変性シリコーンオイルとは分子中にアルコキシ基を持ち、架橋したシリコーンゴムとは結合せずに、シリコーンゴム中で液体の状態で存在している化合物であり、トルエン等を用いる抽出により抽出される成分を表す。
アルコキシ基とアルケニル基を分子中にもつポリシロキサンは分子中に少なくともアルコキシ基を2個以上持ち、さらに分子中に少なくともアルケニル基を2個以上持つことが好ましい。また、アルコキシ基とアルケニル基を分子内に持つポリシロキサンとして、両末端ジアルキルアルケニルシロキシ−アルキルアルコキシシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体や両末端ジアルキルアルコキシシロキシ−アルケニルアルキルシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ−アルコキシアルキルシロキサン−アルケニルアルキルシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体、両末端ジアルキルアルコキシシロキシ−アルキルアルコキシシロキサン−アルケニルアルキルシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体等用いることができる。
アルコキシ基とアルケニル基を分子中に持つポリシロキサンの重量平均分子量は500〜1000000の範囲にあることが好ましい。重量平均分子量が1種類のポリシロキサンまたは異なる重量平均分子量を持つ複数種類のポリシロキサンを混合したものでも良い。
SiH基を持つポリシロキサンは分子中にSiH基を2個以上もつことが好ましい。SiH基を持つポリシロキサンとして、両末端トリアルキルシロキシ−アルキルハイドロジェンシロキサン、両末端トリアルキルシロキシ−アルキルハイドロジェンシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体、両末端ジアルキルハイドロジェンシロキシ−アルキルハイドロジェンシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体等用いることができる。
SiH基を持つポリシロキサンの重量平均分子量は300〜100000の範囲にあることが好ましい。また、重量平均分子量が1種類のポリシロキサンまたは異なる重量平均分子量を持つ複数種類のポリシロキサンを混合したものでも良い。
アルコキシ変性シリコーンオイルとして、両末端ジアルキルアルコキシシロキシ−ジアルキルシロキサンや両末端ジアルキルアルコキシシロキシ−アルキルアルコキシシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体、両末端トリアルキルシロキシ−アルキルアルコキシシロキサン−ジアルキルシロキサン共重合体等を用いることができる。なお、ケイ素原子と結合するアルコキシ基は分子中に少なくとも2個以上もつことが好ましい。
弾性層中にアルコキシ変性シリコーンオイルを存在させる方法として、分子中にアルコキシ基とアルキル基以外の官能基を持たないポリシロキサンを混合する方法や、アルコキシ基とアルケニル基を分子中に持つポリシロキサンを、SiH基を持つポリシロキサンに対して過剰に添加し、未反応成分としてアルコキシ変性シリコーンオイルをシリコーンゴム成分中に残す方法等が挙げられる。
アルケニル基を分子中に持つポリシロキサンの分子構造としては直鎖状、分岐状のものなど特に制限することなく使用することができる。
アルケニル基を分子中に持つポリシロキサンの重量平均分子量の目安としては、500〜2000000の範囲である。また、重量平均分子量が1種類のポリシロキサンまたは複数の種類のポリシロキサンを混合したものでも良い。
本発明の現像ローラを製造するために、軸芯体の上に弾性層を設ける方法として、公知の方法を用いることができる。例えば、軸芯体と弾性層用の材料を押出して成型する方法や、材料が液状であれば、円筒状のパイプとパイプ両端に配設された軸芯体を保持するための駒を配設した金型に注入し、加熱硬化する方法等が挙げられる。
なお、硬化するための加熱条件は材料の硬化速度に合わせて選択することができる。また、低分子成分の除去や反応を完結させるために、一度加熱硬化した後、さらに加熱することもできる。加熱条件としては170℃〜230℃の温度で30分〜8時間加熱することが好ましい。
表面層として用いる樹脂は、硬化する前の状態で溶剤に可溶なものであれば、特に制限されること無く適宜用いることができる。具体的には、フッ素樹脂,ポリアミド樹脂,アクリルウレタン樹脂,フェノール樹脂,メラミン樹脂,シリコーン樹脂,ウレタン樹脂,ポリエステル樹脂,ポリビニルアセタール樹脂,エポキシ樹脂,ポリエーテル樹脂,アミノ樹脂,アクリル樹脂,尿素樹脂等及びこれらの混合物が挙げられる。
塗工液に用いる溶剤としては、表面層として用いる樹脂が溶解するという条件内で適宜使用することができる。具体的には溶剤として以下のものが挙げられる。メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンに代表されるケトン類。ヘキサン、トルエン等に代表される炭化水素類。メタノール、イソプロパノールに代表されるアルコール類。他エステル類。水。特に好ましい溶剤は樹脂の溶解性、沸点からメチルエチルケトン(以下、MEKと表す)、又はメチルイソブチルケトンである。表面層の厚みの目安としては、4μm以上50μm以下が好ましく、特に5μm以上45μm以下が好ましい。
現像ローラ1によって感光ドラム2の静電潜像を現像してトナー画像を形成する。感光ドラム2と搬送ベルト23が当接している転写部には、給紙ローラ22により、所定のタイミングで紙(記録媒体24)が搬送される。そして、搬送ベルト23に対してバイアス電源25及び転写ローラ26を用いて転写バイアスが印加され、感光ドラム2の表面のトナー画像が、紙に転写される。
・現像ローラの抵抗値と通電による抵抗値変化の評価方法
現像ローラの抵抗値を以下に示す測定方法と抵抗値の算出方法により求めた。現像ローラ抵抗値の測定機の概略図を図4に示す。現像ローラ1をアルミ製ドラム35に圧接し、現像ローラ1の軸芯体の両端に500gfの荷重をかけ、アルミニウム製のドラム35を現像ローラ1の回転数が60rpmになるように回転させた。次に、現像ローラ1の軸芯体に電圧100Vを印加した。ドラム35はR(Ω)の抵抗値を有する基準抵抗37を通じて接地されており、基準抵抗の両端の電位差を電圧計38を用いて毎秒135回の速度でサンプリングした。なお、基準抵抗37の抵抗は現像ローラ1の抵抗値より十分低い。現像ローラ1を5回転させたところまで測定し、5周分のデータの相加平均値を求めた。求めた値をX(V)とする。
電流値I(A)=X(V)/R(Ω)
よって、初期の現像ローラの抵抗値Z(Ω)を以下のように計算した。
Z(Ω)=100(V)/I(A)=100(V)/X(V)×R(Ω)
B:3.0<Z’(Ω)/Z(Ω)≦6.0の場合
C:6.0<Z’(Ω)/Z(Ω)≦10.0の場合
D:10.0<Z’(Ω)/Z(Ω)の場合
なお、現像ローラに電荷を100時間かけた後の評価は、A4サイズで20枚/分の印刷能力を持つ実機で20000枚出力した後の評価と同等である。
弾性層を切り出し、十分な量のトルエンに浸漬し、23℃の温度下で72時間放置した。弾性層を浸漬したトルエンからエバポレータによりトルエンを除去し、残渣をゲル浸透クロマトグラフィー(以下、GPCと表す)を用いて分取した。さらに核磁気共鳴スペクトル(以下、NMRと表す)よりアルコキシ基を示すピークが確認できる分取物についてスチレン換算により重量平均分子量を求めた。また、アルコキシ基を示すピークが確認できる分取物の質量を測定し、以下の式よりアルコキシ変性シリコーンオイルの含有量(%)を求めた。
式:アルコキシ変性シリコーンオイルの含有量(%)=(アルコキシ基を示すピークが確認できる分取物の質量)/(切り出した弾性層の質量)×100
SUS304製の直径8mmの軸芯体にシランカップリング系プライマー:DY35−051(商品名、東レ・ダウコーニング社)を塗布後、温度170℃で、20分間焼付けした。次に、内径16mmの円筒状のパイプと、その両端に、軸芯体を固定するための駒と軸芯体を組み、一端の駒から下記の内容で構成される材料を分散させた弾性層形成用の液状材料を注入し、130℃の温度で、20分間加熱した。冷却後、金型から脱型することにより、軸芯体の周りに厚さ4.0mmの一次硬化弾性ローラ1を設けた。
・式2で示される平均分子量が8000でl’/m’が50であるメトキシ基とビニル基を持つポリシロキサン 83.6質量部
・ポリオール:N5120(商品名、日本ポリウレタン) 87質量部
・イソシアネート:L−55E(商品名、日本ポリウレタン社) 13質量部
・カーボンブラック:MA77(商品名、三菱化学社) 20質量部
・アクリル粒子:G−800透明(商品名、根上工業社) 20質量部
を秤量し、MEKを加え、よくかきまぜた混合物をオーバーフロー型循環式塗布装置に入れた。上記塗布装置に弾性層ローラを浸漬し、引き上げた後に、60分間風乾し、その後、160℃の温度で、5時間加熱し表面層を設けた。得られた現像ローラについて通電後の抵抗値変化の評価と、13CのNMR測定によるl/mの値と、トルエン抽出とGPCを用いた分取によるアルコキシ変性シリコーンオイルの含有量を求めた。結果を表1に示した。
一枚の紙のなかで上部に一辺20mmの正方形状のベタ画像が6つ横に並んでおり、その下に全面ハーフトーンのパターンがある画像で、ハーフトーンの濃度がそれぞれ異なる2種類の画像パターンをそれぞれ1枚ずつ計2枚用いた。ハーフトーンは分光濃度計(X-Rite Inc製:504分光濃度計)を用いて測定した値が0.4と0.7を示す濃度のものを用いた。
A:耐久後のゴースト評価において、両方の画像パターンのハーフトーン上に一辺20mmの正方形状のネガゴーストが全く見られない場合
B:耐久後のゴースト評価において、片方の画像パターンのハーフトーン上に一辺20mmの正方形状のネガゴーストを少し確認できるが、実使用で問題が無いレベルの場合
C:耐久後のゴースト評価において、両方の画像パターンのハーフトーン上に一辺20mmの正方形状のネガゴーストを少し確認できるが、実使用で問題が無いレベルの場合
D:耐久後のゴースト評価において、両方のハーフトーン上に一辺20mmの正方形状のネガゴーストをはっきり確認でき実使用でも問題があるレベルの場合
重量平均分子量が15000でl’/m’が40であるメトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンと、重量平均分子量が8000であるメトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
〔実施例3〕
重量平均分子量が15000でl’/m’が40であるエトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンと、エトキシ変性シリコーンオイル用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
エトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンと、重量平均分子量が8000であるエトキシ変性シリコーンオイル用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
〔実施例5〕
l’/m’が25であるメトキシ基とビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%と式5で示される重量平均分子量が8000であるビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%とエトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
平均分子量が15000でl’/m’が20であるメトキシ基とビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%と、式5で示される重量平均分子量が15000であるビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%と、重量平均分子量が8000であるエトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
平均分子量が15000でl’/m’が20であるエトキシ基とビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%と式6で示される重量平均分子量が100000であるビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%を用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
l’/m’が25であるエトキシ基とビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%と、式6で示される重量平均分子量が100000であるビニル基を持つポリシロキサン41.8質量%と、重量平均分子量が8000であるメトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
〔実施例9〕
平均分子量が15000であるi−ペントキシ基とビニル基を持つポリシロキサンと、重量平均分子量が8000のメトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表1に示した。
l’/m’が65であるメトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンと、重量平均分子量が8000であるメトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
〔実施例11〕
l’/m’が65であるエトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンと、重量平均分子量が3000であるエトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
重量平均分子量が5000であるエトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンと、重量平均分子量が3000であるメトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
〔実施例13〕
l’/m’が40であるエトキシ基とビニル基を持つ式7で示されるポリシロキサンで重量平均分子量が1000と150000であるポリシロキサンと、重量平均分子量が3000であるエトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
エトキシ基とビニル基を持つ式8で示されるポリシロキサンと、重量平均分子量が2000であるエトキシ変性シリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
エトキシ基とビニル基を持つ式7で示されるポリシロキサンで重量平均分子量が8000と100000であるポリシロキサン及び式9で示されるSiH基含有環状ポリシロキサンを用いたことと、エトキシ変性シリコーンオイルを0.5質量%添加したこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
l’/m’が40であるメトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンで重量平均分子量が5000と15000であるポリシロキサン及び式9で示されるSiH基含有環状ポリシロキサンを用いたことと、メトキシ変性シリコーンオイルを0.5質量%添加したこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
〔実施例17〕
エトキシ基とビニル基を持つポリシロキサン及び式9で示されるSiH基含有環状ポリシロキサンを用いたことと、エトキシ変性シリコーンオイルを6質量%添加したこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
重量平均分子量が15000でl’/m’が40であるメトキシ基とビニル基を持つポリシロキサン及び式9で示されるSiH基含有環状ポリシロキサンを用いたことと、メトキシ変性シリコーンオイルを6質量%添加したこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
メトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンの替わりに式6で示される重量平均分子量が100000であるケイ素原子と結合するビニル基を持つポリシロキサンを用いたことと、アルコキシ変性シリコーンオイルを用いなかったこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表3に示した。
〔比較例2〕
メトキシ変性シリコーンオイルの替わりにジメチルシリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表3に示した。
メトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンの替わりに式6で示される重量平均分子量が100000であるビニル基を持つポリシロキサンを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表3に示した。
〔比較例4〕
メトキシ基とビニル基を持つポリシロキサンの替わりに式6で示される重量平均分子量が100000であるビニル基を持つポリシロキサンを用いたことと、アルコキシ変性シリコーンオイルの替わりにジメチルシリコーンオイルを用いたこと以外については実施例1と同様に行った。結果を表3に示した。
実施例1から実施例18において、弾性層は、アルコキシ変性ポリシロキサンを架橋させてなるシリコーンゴムと、アルコキシ変性シリコーンオイルで構成されている。よって、現像ローラとして使用中、抵抗値の変化があまり見られなかった。一方、比較例1ではアルコキシ変性でないポリシロキサンを架橋させてなるシリコーンゴムで弾性層は構成されている。よって、現像ローラとして使用中に抵抗値が高くなり、ネガゴースト性能が悪化した。比較例2ではアルコキシ変性ではないシリコーンオイルを用いた。よって、現像ローラとして使用中、抵抗値が高くなり、ネガゴースト性能が悪化した。比較例3ではアルコキシ変性でないポリシロキサンを架橋させてなるシリコーンゴムを用いた。よって、現像ローラとして使用中に抵抗値が高くなり、ネガゴースト性能が悪化した。比較例4ではアルコキシ変性でないポリシロキサンを架橋させてなるシリコーンゴムと、アルコキシ変性ではないシリコーンオイルで弾性層は構成されている。よって、現像ローラとして使用中に抵抗値が高くなり、ネガゴースト性能が悪化した。
2 感光ドラム
3 ホッパー
4 トナー
5 攪拌翼
6 トナー供給ローラ
7 現像バイアス電源
8 トナー規制ブレード
9 帯電ローラ
10 現像装置
10a〜10d 現像装置(各色用)
21 レーザー光
22 給紙ローラ
23 搬送ベルト
24 記録媒体
25 バイアス電源
26 転写ローラ
27 駆動ローラ
28 従動ローラ
29 テンションローラ
30 吸着ローラ
31 定着装置
32 剥離装置
33 クリーニングブレード
34 廃トナー容器
35 アルミ製ドラム
36 樹脂製ドラム
37 基準抵抗
38 電圧計
Claims (4)
- 軸芯体と、該軸芯体の外周に設けられた弾性層とを有する現像ローラであって、
該弾性層は、
アルコキシ変性ポリシロキサンを架橋させてなるシリコーンゴムと、
アルコキシ変性シリコーンオイルと、
カーボンブラックとを含有していることを特徴とする現像ローラ。 - 前記アルコキシ変性シリコーンオイルの重量平均分子量が3000以上、20000以下である請求項1記載の現像ローラ。
- 前記アルコキシ変性シリコーンオイルの含有量が弾性層の質量に対して1.0質量%以上、6.0質量%以下である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の現像ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011009887A JP5656662B2 (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | 現像ローラ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011009887A JP5656662B2 (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | 現像ローラ及び電子写真装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012150346A true JP2012150346A (ja) | 2012-08-09 |
JP2012150346A5 JP2012150346A5 (ja) | 2014-03-06 |
JP5656662B2 JP5656662B2 (ja) | 2015-01-21 |
Family
ID=46792635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011009887A Expired - Fee Related JP5656662B2 (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | 現像ローラ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5656662B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59152955A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-31 | Toshiba Silicone Co Ltd | 硬化性シリコーンゴム組成物 |
JPH0488060A (ja) * | 1990-08-01 | 1992-03-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | オルガノポリシロキサン組成物及びそのゲル硬化物 |
JPH11167273A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-06-22 | Tokai Rubber Ind Ltd | 低硬度導電性ロール |
JP2001316627A (ja) * | 2000-05-09 | 2001-11-16 | Canon Chemicals Inc | 導電性塗料およびそれを用いた導電性ローラ |
JP2002194278A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Canon Chemicals Inc | 導電性塗料、導電性ロール及びそれを用いた電子写真装置 |
JP2008020531A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Canon Inc | 現像ローラー、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008102504A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-05-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像ローラ及び該現像ローラを用いた画像形成方法 |
-
2011
- 2011-01-20 JP JP2011009887A patent/JP5656662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59152955A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-31 | Toshiba Silicone Co Ltd | 硬化性シリコーンゴム組成物 |
JPH0488060A (ja) * | 1990-08-01 | 1992-03-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | オルガノポリシロキサン組成物及びそのゲル硬化物 |
JPH11167273A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-06-22 | Tokai Rubber Ind Ltd | 低硬度導電性ロール |
JP2001316627A (ja) * | 2000-05-09 | 2001-11-16 | Canon Chemicals Inc | 導電性塗料およびそれを用いた導電性ローラ |
JP2002194278A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Canon Chemicals Inc | 導電性塗料、導電性ロール及びそれを用いた電子写真装置 |
JP2008020531A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Canon Inc | 現像ローラー、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008102504A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-05-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像ローラ及び該現像ローラを用いた画像形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5656662B2 (ja) | 2015-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5236111B1 (ja) | 現像部材、プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置 | |
JP5812837B2 (ja) | 導電性部材、プロセスカートリッジ、および電子写真装置 | |
KR101630100B1 (ko) | 현상 부재와 그 제조 방법 및 전자 사진 화상 형성 장치 | |
KR101560104B1 (ko) | 전자 사진용 부재, 프로세스 카트리지 및 전자 사진 장치 | |
JP2019148664A (ja) | 現像部材、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
KR20120099487A (ko) | 전자 사진용 롤러의 제조 방법 | |
JP6669394B2 (ja) | 現像剤担持体、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP5656662B2 (ja) | 現像ローラ及び電子写真装置 | |
CN115079530A (zh) | 显影装置、处理盒和电子照相图像形成设备 | |
JP2008020900A (ja) | 現像ローラー、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5653195B2 (ja) | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
JP5230187B2 (ja) | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP6635726B2 (ja) | 導電性部材、プロセスカートリッジ、電子写真装置及び付加硬化型シリコーンゴム混合物 | |
JP2005266500A (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP5241471B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5049548B2 (ja) | 現像ローラー、現像装置及び画像形成装置 | |
JP4596905B2 (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5754930B2 (ja) | トナー担持体、プロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 | |
JP7358207B2 (ja) | 現像部材、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP5755049B2 (ja) | 導電性ローラ | |
JP2008020531A (ja) | 現像ローラー、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5693278B2 (ja) | 現像剤担持体及び現像装置 | |
JP5473716B2 (ja) | 現像ローラ | |
JP2021107887A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP2011048007A (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140115 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141028 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141125 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5656662 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |