JP2012150266A - 偽造防止ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベルの一部を剥がし、元の位置に重ねたとしても、一瞥で確認可能とする。
【解決手段】支持体1に剥離層2、OVD層3、粘着層4を順次積層してなるラベルであって、該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、該支持体のマット状面部側には剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層を施した後、前記OVD層、前記粘着層を順次積層して成る偽造防止ラベルである。
【選択図】図2

Description

本発明は、スポーツ用品や電気製品、コンピュータ部品、ソフトウエア等の商品パッケージや開封を禁じる機器の扉等に貼り付ける封印ラベルに利用可能な偽造防止ラベルに係り、特にブランドプロテクション等の認証に用いられているホログラムをはじめとする見る角度により色彩や画像が変化するOVD(Optically Variable Device)を利用した貼り替えを防止する偽造防止ラベルに関する。
近年、光の干渉を用いて立体画像や特殊な装飾画像を表現し得る、ホログラムや回折格子、光学特性の異なる薄膜を重ねることで見る角度により色の変化(カラーシフト)を生じる多層薄膜のようなOVDの開発が進められている。
これらOVDは、立体画像やカラーシフトといった独特な印象を与えることから、優れた装飾効果を有し、各種の包装材、絵本、カタログ等の一般的な印刷物に利用されてきた。
また、OVDは、高度な製造技術を要することから、有効な偽造防止手段としてクレジットカード、有価証券、証明書類等の一部、あるいは全面に施されて使用されている。
最近では、OVDを利用したラベルは、有価証券以外にもスポーツ用品、コンピュータ部品をはじめとする電気製品やソフトウエア等にも貼り付けられ、その製品の真正さを証明する認証ラベル、それら商品のパッケージに貼り付けて使用する封印ラベルとしても広く利用されるようになってきた。
ところで、これら認証ラベルや封印ラベルは、真正な商品から剥がした後、偽造の商品に貼り替えて不正に再利用することが指摘されている。
そこで、真正な商品から剥離したときに破壊する脆性タイプのものが提案されている。特に、OVD画像を有するラベルは、ラベルを構成する層間に部分的に接着の強いところと弱いところを設け(特許文献1,2参照)、あるいはラベルを構成する層間に部分的に粘着層を施すことにより(特許文献3参照)、ラベルを剥がす際にOVD画像が容易に壊れるようにしたものが提案されている。
実公平05−48210号公報 特開平08−152842号公報 特開平10−222071号公報
ところで、以上のようなOVD画像を有するラベルは、層間あるいは層内に剥がれや破壊が生じたとき、接着層側と支持体側にOVDが分離し、ラベルが破壊する構成である。
しかしながら、これらのラベル構成は、被着体の平滑性や粘着剤の性質により、剥がした際、分離した接着層側のOVDと支持体側のOVDとの見え方に差がなく、位置を合わせて重ねるように貼り付ければ、剥がす前のものと一瞥では確認しにくいという問題がある。
それゆえ、貼り替えを防止するには有効であるが、開封証明として利用した場合、ラベルの一部を剥がし、元の位置に重ねるように貼り付ければ、剥がしたものを一瞥で識別することは難しかった。
本発明は、以上のような問題点に着目してなされたもので、ラベルの一部を剥がし、元の位置に重ねたとしても、一瞥で確認することが可能な偽造防止ラベルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に対応する発明は、支持体に剥離層、OVD層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、該支持体のマット状面部側には剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層を施した後、前記OVD層、前記粘着層を順次積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベルである。
この請求項1に対応する発明によれば、本ラベルを剥がすと、支持体と剥離層との間で剥がれが生じる。剥がれた剥離層は、その表面が支持体のマット形状を再現しており、支持体と剥離層間に屈折率の異なる空気が入るため、光がマット面で拡散し、OVDが白く濁って見え難くなる。それゆえ、剥がす前のものと見え方に大きな差が生じ、一瞥で剥がしたものを見分けることが可能となる。
請求項2に対応する発明は、支持体に剥離層、接着層、OVD層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、該支持体のマット状面部側には剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層を部分的に施した後、該剥離層を含むマット状面部の全面に前記接着層、前記OVD層、前記粘着層を順次積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベルである。
この請求項2に対応する発明によれば、該支持体のマット状面部側に剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層を部分的に施したことにより、支持体と剥離層が剥がれ、その部分のみOVDが白く濁り、剥がしたことが容易に確認することができる。
請求項3に対応する発明は、支持体に接着層、剥離層、OVD層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、該支持体のマット状面部側には前記接着層を部分的に施した後、該接着層を含むマット状面部の全面に剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層、前記OVD層、前記粘着層を順次積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベルである。
この請求項3に対応する発明によれば、接着層を施していない部分で、支持体と剥離層が剥がれ、その部分のみOVDが白く濁り、剥がしたことが容易に確認することができる。
さらに、請求項4に対応する発明は、支持体に剥離層、OVD層、第2剥離層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、該支持体のマット状面部側の全面に剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層、前記OVD層を順次積層し、さらに該OVD層の面部に前記第2剥離層を部分的に施した後、該第2剥離層を含む該OVD層面部の全面に前記粘着層を積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベルである。
この請求項4に対応する発明によれば、第2剥離層部分は支持体側に、第2剥離層のない部分は粘着層側に剥がれる構成であり、粘着層側に剥がれた部分の最表面(剥離層)の表面で光が散乱し、OVDが白く濁り、剥がしたことが容易に確認することができる。
本発明によれば、ラベルの一部を剥がし、元の位置に重ねたとしても、一瞥で確認することが可能な偽造防止ラベルを提供できる。
本発明に係る偽造防止ラベルの一実施形態の構成を示す断面図。 図1に示す偽造防止ラベルを剥がした際の構成を説明する断面図。 本発明に係る偽造防止ラベルの他の実施形態の構成を示す断面図。 本発明に係る偽造防止ラベルの更に他の実施形態の構成を示す断面図。 本発明に係る偽造防止ラベルの更に他の実施形態の構成を示す断面図。 図5に示す偽造防止ラベルを剥がした際の構成を説明する断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る偽造防止ラベルの一実施形態を示す断面図である。
偽造防止ラベルは、支持体1の面部に剥離層2、OVD層3、粘着層4の順序で順次積層して成る構成である。
支持体1は、ラベル加工時の熱圧で軟化変形しない耐熱性と強度とを有する材料で形成される。
支持体1の材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等の合成樹脂や天然樹脂などが挙げられ、その厚みは、操作性、加工性を考慮し、25〜100μm程度のものが望ましい。
また、支持体1は、OVDを観察するためにある程度の光を透過し、かつ片面はマット面でなる事が必要である。そのためには光透過性の高い透明フィルムの片面をサンド処理やエッチング処理によりマット化処理したものや、マット化するコーティング材料を塗布したものが使用される。
ここで、コーティング材料としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂や、反応性水酸基を有するアクリルポリオールやポリエステルポリオール等にポリイソシアネートを架橋剤として添加、架橋したウレタン樹脂や、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等の熱硬化樹脂、エポキシ(メタ)アクリル、ウレタン(メタ)アクリレート等の紫外線あるいは電子線硬化樹脂に粒子径5nm〜20μm程度のメラミンやウレタン等の樹脂フィラー、あるいはシリカ等の無機フィラーを分散した材料が挙げられる。
さらに、支持体1のマット化度合いとしては、JISK7105測定法Aにて全光線透過率70%以上でヘイズ値10%〜80%が好ましく、さらに好ましくはOVDの回折光が観察し易いよう全光線透過率90%以上で、マット化処理前のヘイズが4%以下、マット化処理後のヘイズが10%以上、かつマット化前のヘイズ値の20倍以上の値であることが望ましい。このようにマット化前とマット化後のヘイズ値の差が大きいと、剥がす前と剥がされた後とのOVDの濁りの差が大きくなり、確認しやすくなる。
剥離層2は、支持体1から容易に剥がれ、かつ透明感の高いものが使用される。材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電子線硬化性樹脂が挙げられ、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂や、反応性水酸基を有するアクリルポリオールやポリエステルポリオール等にポリイソシアネートを架橋剤として添加、架橋したウレタン樹脂や、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等の熱硬化樹脂、エポキシ(メタ)アクリル、ウレタン(メタ)アクリレート等の紫外線あるいは電子線硬化樹脂を、単独もしくはこれらを複合して使用できる。
従って、剥離層2は、以上のような高分子樹脂をコーティング法や印刷法等にて0.1〜10μm程度の厚さとなるように形成される。すなわち、以上のような高分子樹脂を支持体1のマット化した面に塗布すると、マット面の凹凸に高分子樹脂が入り込むことで、光の散乱が抑えられ、マット化処理前に近い透明感を得ることができる。
なお、剥離層2としては、次のような構成のものであってもよい。
例えば、図3に示すように任意の形状で部分的に剥離層2を施した構成のもの、あるいは図4に示すように支持体1と剥離層2の間に任意の形状で部分的に接着層5を施した構成のものでもよい。いずれもラベルを剥がそうとした際に、任意のパターンで剥離して破壊する構成となる。
次に、OVD層3について説明する。OVDとは光の干渉や回折を利用した画像であり、立体画像の表現や見る角度により色が変化するカラーシフトを生じる表示体である。
OVD層3としては、OVD形成層31とOVD効果層32とから成り、レリーフ型ホログラム(回折格子)や多層薄膜方式のものが広く利用される。
まず、レリーフ型ホログラム(回折格子)としては、ホログラム(回折格子)の凹凸パターンをOVD形成層31に熱圧で成型し、そのパターンを複製して作られることから、熱成形性が要求される。材料としては前述の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電子線硬化性樹脂が挙げられ、これらを使用可能である。
OVD効果層32は、OVD画像の回折効率を高めるためにレリーフ面を構成する高分子材料と屈折率の異なる材料とからなる。OVD効果層32に用いる材料としては、屈折率の異なるTiO2、Si2O3、SiO、Fe2O3、ZnSなどの高屈折率材料やより反射効果の高いAl、Sn、Cr、Ni、Cu、Au等の金属材料が挙げられ、これら材料を単独あるいは積層して使用する。
これらの材料は、真空蒸着法、スパッタリング等の公知の薄膜形成技術により形成され、その膜厚は用途によって異なるが、50〜10000Å程度に形成される。また、これら以外の手法としては、金属燐片を分散した塗料をコーティングして設ける手法も挙げられ、部分的に設けることも可能である。
一方、多層薄膜方式のOVDは、異なる光学特性を有する多層薄膜層からなり、金属薄膜、セラミックス薄膜またはそれらを併設してなる複合薄膜として積層形成される。例えば、屈折率の異なる薄膜を積層する場合、高屈折率の薄膜と低屈折率の薄膜を組み合わせても良く、また特定の組み合わせを交互に積層するようにしてもよい。これら薄膜層は、屈折率、反射率、透過率等の光学特性や耐候性、層間密着性などに基づき適宜選択し、積層することで多層薄膜を形成する。
形成方法は、膜厚、成膜速度、積層数、あるいは光学膜厚(=n・d、n:屈折率、d:膜厚)などの制御が可能となる、例えば真空蒸着法、スパッタリング法にて形成される。
粘着層4は、OVDラベルを被着体に貼りつけ固定するための層であって、圧力により接着させる感圧タイプの粘着剤が使用される。例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、等ゴム系接着剤、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート等のアクリル系粘着剤やウレタン系粘着剤等が挙げられ、これらを10〜50μm程度の厚さに形成される。
また、図5に示すようにOVD効果層32と粘着層4の間に任意のパターンにて第2剥離層6を設け、本ラベルを剥がそうとしたとき、図6のように破壊する構成とすることも可能である。
第2剥離層6に用いる材料としては、OVD効果層32から剥がれやすい材料であり、前述の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電子線硬化性樹脂や、これら高分子樹脂に、フィラーやシリコン等の剥離を促進する材料を添加したものが使用される。
次に、本発明に係るラベルを剥がした際の状態について、図2及び図6を参照して説明する。
図2は図1のラベルが剥がれたときの状態を表す断面図、図6は図5のラベルが剥がれたときの状態を表す断面図である。
これらの図から明らかように、支持体1と剥離層2の間で全面的な剥がれが生じた状態か(図2参照)、あるいは部分的(図6参照)に剥がれが生じた状態となっている。剥離層2の表面は支持体1のマット面の凹凸形状が復元されており、支持体1と剥離層2の間に高分子樹脂と屈折率の異なる空気が入り込むことで、支持体1と空気、および空気と剥離層2の間で光が散乱し、OVDが白く濁って見える。これにより、剥がす前の状態(図1)や剥離層2が剥がれない部分(図6)と見え方が著しく異なるため、剥がしたことを一瞥で確認することが可能となる。
次、具体的な実施例をあげて詳細に説明する。
<実施例1>
図1に示す本発明に係る偽造防止ラベルについて、以下の手順に従って作製した。
先ず、厚み38μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(全光線透過率90%、ヘーズ値1%)から成る支持体1に以下の加工を施した。
1)片面をサンドブラスト処理にてヘーズ値20%となるようマット面を形成した。
2)剥離層2をグラビア法にて2μm塗布。
3)OVD形成層31をグラビア法にて2μm塗布。
4)ホログラムの凹凸形状を面付けしたニッケル製のプレス版を用いて、ロールエンボス法にて成型加工を施した。
5)OVD効果層32として真空蒸着法にて50nmのアルミニウムの金属薄膜を全面に形成。
6)予め離型紙(セパレータ)に粘着剤を20μm塗布し、上記のフィルムと貼り合わせることにより、本発明に係るラベルを作製した。
[剥離層塗料]
アクリル樹脂 ……………………………… 15部
メチルエチルケトン ……………………… 50部
トルエン …………………………………… 35部
[OVD形成層塗料]
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 ……… 15部
ウレタン樹脂 ……………………………… 10部
メチルエチルケトン ……………………… 50部
トルエン …………………………………… 25部
[粘着層塗料]
アクリル系粘着剤 ………………………… 30部
酢酸エチル ………………………………… 40部
酢酸ブチル ………………………………… 30部
<実施例2>
図5に示す本発明に係る偽造防止ラベルについて、以下の手順に従って作製した。
1)支持体1、剥離層2、OVD層3は実施例1と同様の手順にて形成した。
2)第2剥離層6をグラビア印刷法にて部分的に1μm塗布。
3)予め離型紙(セパレータ)に粘着剤を20μm塗布し、上記のフィルムと貼り合わせることにより、本発明に係るラベルを作製した。
[第2剥離層塗料]
ニトロセルロース樹脂 ……………………… 10部
メチルエチルケトン ………………………… 60部
メチルイソブチルケトン …………………… 30部
<比較例>
比較例としては、透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにマット加工を行わずに<実施例2>と同じ構成にて偽造防止ラベルを作成した。
尚、加工方法としては前述の<実施例1>および<実施例2>と同じである。
そこで、以上にして作製したOVDラベルをそれぞれアクリルの箱(被着体)に貼りつけ、ラベル剥がし、剥がれた状況の確認を行った。ラベルは貼り付けたのち常温で1日間保存してから剥がしテストを行った。このテストにより、表1に示すような結果が得られた。
Figure 2012150266
このように、本発明に係るラベルを剥がすと、支持体/剥離層間で剥がれを生じ、その間に屈折率の異なる空気が入るため、層の境界面であるマット化された面で光が拡散し、OVDが白く濁って見える。それゆえ、剥がす前のものと見え方に大きな差が生じ、一瞥で剥がしたものを見分けることができる。
その他、本発明は、以上のような各実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
1…支持体、2…剥離層、3…OVD層、31…OVD形成層、32…OVD効果層、4…粘着層、5…接着層、6…第2剥離層。

Claims (4)

  1. 支持体に剥離層、OVD層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、
    該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、
    該支持体のマット状面部側には剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層を施した後、前記OVD層、前記粘着層を順次積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベル。
  2. 支持体に剥離層、接着層、OVD層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、
    該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、
    該支持体のマット状面部側には剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層を部分的に施した後、該剥離層を含むマット状面部の全面に前記接着層、前記OVD層、前記粘着層を順次積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベル。
  3. 支持体に接着層、剥離層、OVD層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、
    該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、
    該支持体のマット状面部側には前記接着層を部分的に施した後、該接着層を含むマット状面部の全面に剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層、前記OVD層、前記粘着層を順次積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベル。
  4. 支持体に剥離層、OVD層、第2剥離層、粘着層を順次積層してなるラベルであって、
    該支持体は、光の透過性を有する材料からなり、その支持体一方面部が平滑に形成され、かつ支持体他方面部がマット状に形成され、
    該支持体のマット状面部側の全面に剥がれ易く透明感の高い材料の前記剥離層、前記OVD層を順次積層し、さらに該OVD層の面部に前記第2剥離層を部分的に施した後、該第2剥離層を含む該OVD層面部の全面に前記粘着層を積層して成ることを特徴とする偽造防止ラベル。
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