JP2012148005A - 断熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】断熱外容器蓋を閉蓋するとき、内容器及び断熱外容器蓋の位置決めを容易に行うことができるようにする。
【解決手段】断熱外容器1の開口部4に対して別体で取り付け取り外し可能な断熱外容器蓋5とを備えており、その断熱外容器蓋5の摘み21の前後は、対向する右左一対の内容器2の取手13,14の前端相互を結ぶ前部仮想線22と右左一対の内容器2の取手13,14の後端相互を結ぶ後部仮想線23との略並行の幅Eを有している。さらに、摘み21の右左両端における前後幅Fは、内容器2の取手13,14の前後幅Bと略同一に形成する。断熱外容器蓋5で開口部4を覆う際、摘み21の右左両端を、右左一対の内容器用取手13,14に対向するように上方から見ながら閉蓋することで、断熱外容器1に収納した内容器2に対して、断熱外容器蓋5を簡単に位置決めすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】断熱外容器1の開口部4に対して別体で取り付け取り外し可能な断熱外容器蓋5とを備えており、その断熱外容器蓋5の摘み21の前後は、対向する右左一対の内容器2の取手13,14の前端相互を結ぶ前部仮想線22と右左一対の内容器2の取手13,14の後端相互を結ぶ後部仮想線23との略並行の幅Eを有している。さらに、摘み21の右左両端における前後幅Fは、内容器2の取手13,14の前後幅Bと略同一に形成する。断熱外容器蓋5で開口部4を覆う際、摘み21の右左両端を、右左一対の内容器用取手13,14に対向するように上方から見ながら閉蓋することで、断熱外容器1に収納した内容器2に対して、断熱外容器蓋5を簡単に位置決めすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、断熱外容器に内容器を収容し、そして断熱外容器の開口部を断熱外容器蓋により開閉可能とした断熱調理器に関するものである
従来の断熱調理器は、内容器蓋で閉蓋した内容器を収容する断熱外容器の開口部に断熱外容器蓋を着脱自在に設けたものであり、外容器蓋は断熱外容器の後部に設けたヒンジを介して開閉自在に設けられている。そして、断熱調理器では、内容器を断熱外容器内に収納するために、内容器の右左上部に内容器の取手が中継部材を介して設けられると共に、内容器の取手は断熱外容器より外側に突設している。
このため内容器蓋で閉蓋した内容器を断熱外容器に出し入れするときには、外容器蓋の前部に設けられた摘みを摘んで外容器蓋を、ヒンジを回動中心として開閉できるようになっている。
従来技術では、断熱外容器に対して断熱外容器蓋はヒンジを介して回動自在となるように一体化されたものであったが、断熱外容器蓋の開蓋時において内容器を出し入れするとき、断熱外容器蓋が断熱外容器と一体化されていると、断熱外容器蓋が多少邪魔になることがあった。このため、断熱外容器蓋を断熱外容器と切り離して断熱外容器に着脱自在に設けることが考えられる。
このような断熱外容器に接続されていない断熱調理器では、どの位置でも断熱外容器蓋を断熱外容器に配置することができ、その際に内容器取手の中継部を断熱外容器蓋の凹部を通過させなくてはならない。
しかしながら、内容器は断熱外容器の中で固定されていないために、断熱外容器内壁と内容器外壁のクリアランス分のみ、断熱外容器内で円径中心軸から外れ、非固定で自由に配置される。中継部が挿通するための断熱外容器蓋の凹部は右左両側面に配置されているために、天面側から見にくく、必要以上の大きめの切り欠きを設定しておくか、内容器取手の中継部と断熱外容器蓋の凹部が接触した際にも、弾性体で吸収できる構造としなければ、断熱外容器蓋の凹部に内容器の中継部を通過させて断熱外容器に閉めることは容易ではない。また、断熱外容器蓋の外周に弾性体を設置するとコストアップしてしまう。
解決しようとする問題点は、内容器取手を設けた内容器を収納する断熱外容器の開口部に、別体な断熱外容器蓋を着脱自在に設ける断熱調理器にあって、断熱外容器蓋を閉蓋するとき、内容器及び断熱外容器蓋の位置決めを容易に行うことができるようにする点である。
請求項1の断熱調理器は、上部に開口部を有する断熱外容器と、該断熱外容器に収納される内容器と、前記断熱外容器の開口部と別体となって着脱自在な断熱外容器蓋と、前記内容器の右左上部に中継部を介して設けられた内容器取手と、前記外容器蓋の右左に設けられ閉蓋状態において前記中継部が挿通可能な凹部と、前記断熱容器蓋の天面に設けられる摘みを備え、
前記摘みの右左両端は閉蓋状態において、前記内容器取手に隣接するように配置され、かつ前記摘みの前後の幅は、対向する右左一対の前記内容器取手の前端相互を結ぶ前部仮想線と右左一対の前記内容器取手の後端相互を結ぶ後部仮想線との略並行の幅を有し、かつ前記摘みの右左両端における前後幅は、前記内容器取手の前後幅と略同一であることを特徴とする。
前記摘みの右左両端は閉蓋状態において、前記内容器取手に隣接するように配置され、かつ前記摘みの前後の幅は、対向する右左一対の前記内容器取手の前端相互を結ぶ前部仮想線と右左一対の前記内容器取手の後端相互を結ぶ後部仮想線との略並行の幅を有し、かつ前記摘みの右左両端における前後幅は、前記内容器取手の前後幅と略同一であることを特徴とする。
請求項2の断熱調理器は、請求項1において、前記凹部又は該凹部の前後方向の中央に内外を仕切る仕切り片が設けられた前記凹部における前記中継部が右左方向に挿通して前記中継部が遊嵌する隙間の前後方向の下部の幅より、前記中継部が嵌合する前記隙間の前後方向の上部の幅を次第に小さくなるようにテーパー状に形成したことを特徴とする。
請求項3の断熱調理器は、請求項2において、前記凹部の前後方向の端面又は前記仕切り片の前後方向の端面に対向する前記中継部の部位の縦断面を円弧面に形成することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上面側から断熱容器蓋と内容器の配置を容易に判別することができる。
請求項2の発明によれば、閉蓋時において、断熱外容器内でその中心軸線から外れて配置された内容器は、内容器取手の中継部と凹部のテーパー状端面が接触することにより、中継部はテーパー状端面によって強制移動され、その結果内容器が移動されて位置決めして、断熱外容器蓋を容易に閉じることができる。
請求項3の発明によれば、中継部とテーパー状端面との接触を面接触ではなく局部的な接触とすることで、中継部とテーパー状端面との摺動状態をスムーズに行うことができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜6は実施例1を示しており、本発明の実施の形態による断熱調理容器は、有底な断熱外容器1と、断熱外容器1に収容される有底な鍋状の内容器2と、内容器2に対し別体で取り付け取外し可能である内容器蓋3と、断熱外容器1の開口部4に対して別体で取り付け取り外し可能な断熱外容器蓋5とを備えている。
断熱外容器1は、上部に開口部4を有しており、金属、例えばステンレス鋼からなる内側容器部6、及び内側容器部6と同じく金属、例えばステンレス鋼からなる外側容器部7の間に真空断熱層8を設けて金属製真空二重容器となっている。これら断熱外容器1、内容器2、内容器蓋3、断熱外容器蓋5は、それぞれ平面円形に形成されている。
断熱外容器1に収納される内容器2は、断熱外容器1に出し入れ可能かつ載置可能に収容され、金属、例えば、ステンレス鋼からなるものである。内容器2は、内側容器部6より、若干、径小かつ浅底であって、内容器2の上部の右側には中継部である第一、二の取り付けアーム部9,10を介して合成樹脂製扁平形状の第一の内容器用取手13が連結していると共に、内容器2の上部の左側には中継部である第三、四の取り付けアーム部11,12を介して合成樹脂製扁平形状の第二の内容器用取手14が連結している。取り付けアーム部9,10は内容器2の右左方向の一方の右側上部において前後方向に間隔Aをおいて前後一対に設けられており、この取り付けアーム部9,10の先端9D,10Dが、第一の内容器用取手13における内容器2に対向する側となる内面に挿着している。尚、図上のAは後述する取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10Cを含まない横向き部9C,10C間の幅を示している。そして、間隔Aは第一の内容器用取手13の前後長さBよりも短く形成されている(A<B)。第一、二の内容器用取手13,14の平面は内容器2の外周2Aに沿うような形状、実施例では三日月状に形成されている。
同様に、取り付けアーム部11,12は内容器2の右左方向の他方において前後一対に設けられている。
第一の取り付けアーム部9は、金属製棒、例えば、ステンレス鋼製棒からなり、下端9Aを内容器2の外周2A上部に固着し、この下端9Aから収納時に断熱外容器1の開口部4の略水平な縁4Aをやや越えるまで立ち上がる上向き部9Bと、この上向き部9Bの上端に右左方向の外側に向かって突設し、開口部4の縁4Aよりわずかに上方に配置される横向き部9Cとを有しており、この横向き部9Cの先端9Dが第一の内容器用取手13に挿着している。尚、横向き部9Cは開口部15の縁15Aに載置するようなものでもよい。そして、上向き部9Bは右左方向の厚みCが、前後方向の厚みDより薄く平断面が矩形や楕円形の扁平形状である。また、横向き部9Cは縦断面が円形或いは楕円形であり、取り付けアーム部10側に突設する横向き部9Cの内側部位9Eの縦断面は半円形状、半楕円形状の曲面に形成されている。
第一の取り付けアーム部9と同様に、第二の取り付けアーム部10に上向き部10B、横向き部10Cが設けられ、そして、上向き部10Bは右左方向の厚みが、前後方向の厚みより薄く平断面が矩形や楕円形の扁平形状であり、また、横向き部10Cは縦断面が円形或いは楕円形であり、図5に示すように横向き部10Cの横向き部9C側に突設する内側部位10Eの縦断面も半円形状、半楕円形状の曲面に形成されている。
これら取り付けアーム部9,10と同様に、取り付けアーム部11,12に上向き部11B,12B、横向き部11C,12Cが設けられている。
内容器蓋3は内容器2に対し取り付け取外し可能であり、内容器2の開口部15を閉蓋し、ステンレス鋼等金属や透明ガラスからなる。また、内容器蓋3の上面の中央には、内容器蓋用摘み16が立設されている。
断熱外容器蓋5は、その上面側に断熱外容器蓋5の外面を構成する合成樹脂製の上面部材17が設けられ、断熱外容器蓋5の下面側に、開口部4内に挿入する合成樹脂製の下面部材18が設けられると共に、上面部材17の外縁と下面部材18の外縁との間には、下面部材18と一体な側面部材19が設けられており、上面部材17と下面部材18と側面部材19との間に発泡スチロール等の断熱層20が設けられている。さらに、断熱外容器蓋5による閉蓋状態では、下面部材18は内容器2の開口部15にやや挿入するか、或いは略同一高さに配置される。また、上面部材17の張り出し縁部17Aが、断熱外容器1の開口部4の縁4Aに載置することで、開口部4を閉じた状態で断熱外容器蓋5が支持されるようになっている。このため内容器2の外周2Aの延長面上に配置される側面部材19の下部には該下部が径小となる段部19Aが形成されている。
断熱外容器蓋5の上面部材17の上面上に断熱外容器蓋5の摘み21が設けられる。この摘み21は、断熱外容器蓋5の上下向きの中心軸線21Aを通って断熱外容器蓋5の全幅、すなわち直径部分に配置されるような横長なハンドル形状であり、その直径方向と交差する方向の前後方向の幅Eは、対向する右左一対の内容器用取手13,14の前端相互を結ぶ前部仮想線22と右左一対の内容器用取手13,14の後端相互を結ぶ後部仮想線23との略並行の幅を有し、かつ摘み21の右左両端における前後幅Fは、内容器用取手13,14の前後幅Bと略同一に形成されている。
また、摘み21の右左両端における上面21Bは、内容器用取手13,14の上面13A,14Aと段差がないように略面一に連続するように形成されている。摘み21の長手方向に沿って形成される前後の側面は中心軸線21A側に窪む指掛け用凹部24が形成されている。尚、図上Gはその窪み長さを示している。
さらに、断熱外容器蓋5の右左両側の側面部材19には、取り付けアーム部9,10、取り付けアーム部11,12が挿通する第一、第二の凹部25,26が形成されている。この側面部材19を内側に凹ませた凹部25の下部は断熱外容器蓋5の閉蓋時において、内容器2の開口部15の縁15Aに対向するように配置される上向き部25Aと、上向き部25Aの上端に連設され右左方向の外側に向かう横向き部25Bを備える。また、凹部25の周方向の幅Hは、取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10C相互間の横向き部9C,10Cを含む最大幅Iよりも大きく形成されている。
そして、取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10C間に挿入して凹部25での内外を遮断するために第一の仕切り片27を凹部25に設ける。この仕切り片27は凹部25の周方向の中央に、この周方向に沿って、横向き部25Bの右左方向の最外側端より下向きに設けられる板状であって、その下端27Aは断熱外容器蓋5の閉蓋状態にあっては断熱外容器1の開口部4の縁4Aに近接するか接続して凹部25において内外を遮断するようになっている。この仕切り片27の周方向の両側端面、図5においては仕切り片27の前側端面28、後側端面29は、その上部28A,29Aの間幅Jよりも下部28B,29Bの間幅Kが下方へ向かって次第に広くなるように形成され、このため前側端面28、後側端面29は、テーパー状に形成されている。さらに、前後一対の取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10Cが前側端面28の上部28Aと後側端面29の上部29Aに遊嵌するように、前側端面28の上部28Aと後側端面29の上部29A間の幅Jは、前後一対の横向き部9C,10C自体を含まない横向き部9C,10C間の幅Aより小さく形成されている(J<A)。尚、仕切り片27と横向き部9C,10C間を嵌着できるようにしてもよい。一方、前側端面28の下部28Bと後側端面29の下部29B間の幅Kは、前後一対の取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10Cが前側端面28の下部28Bと後側端面29の下部29Bに遊嵌するように、幅Aより短く形成されている。また、横向きとなっているそれぞれ幅Hは幅Jより大きく、幅Hは幅Fより小さく形成されている。
この結果、幅Hの幅方向の中央に仕切り片27を設けた凹部25において、この凹部25の前後には前後一対のアーム部9,10の横向き部9C,10Cが挿通する第一、二の隙間25C,25Dが前後一対に形成されることとなる。第一の隙間25Cは、凹部25の前側端面25Eと前側端面28との間に形成され、この第一の隙間25Cに取り付けアーム部9の横向き部9Cが内外方向に向かって挿通しており、幅Jより幅Kを小さくしたことで(J>K)、第一の隙間25Cは下部の幅M(M=(H−K)/2)より上部の幅N(N=(H−J)/2)を次第に小さくなるようにテーパー状に形成している。第二の隙間25Dも同様に凹部25の後側端面25Fと後側端面29との間に形成され、下部の幅M、上部の幅Nを有する。
同様に、取り付けアーム部11,12の横向き部11C,12C間に挿入して凹部26での内外を遮断するために第二の仕切り片30を凹部26に設ける。
次に前記構成についてその作用を説明する。調理材料を適量の水などとともに一旦加熱した後、あるいは調理材料と水等を別々に加熱した後、これらを内容器2に収容すると共に内容器蓋3を閉じ、そして内容器用取手13,14に手をかけて内容器2を断熱外容器1に収納して載置する。この際、取り付けアーム部9,10,11,12の横向き部9C,10C,11C,12Cは断熱外容器1の開口部4の縁4A上に配置され、内容器2は断熱外容器1の内側容器部6と僅かな間隔をおいて載置される。
次に、指掛け用凹部24に指先を挿入するようにして摘み21を摘んで断熱外容器蓋5を閉じる。この際、摘み21の右左両端21B,21Cを、開口部4の縁4Aの右左に配置されている内容器用取手13,14に対向するようにすると、前後一対の取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10C、前後一対の取り付けアーム部11,12の横向き部11C,12Cが凹部25,26の前側端面28の下部28Bと後側端面29の下部29Bに挿入した後、さらに断熱外容器蓋5を下ろすように閉蓋すると、前後一対の取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10Cが凹部25の前側端面28の上部28Aと後側端面29の上部29Aに遊嵌する。尚、取り付けアーム部13,14側においても同様である。
そして、断熱外容器1内でその中心から内容器2がやや外れて配置され、摘み21の右左両端21B,21Cが、開口部4の縁4Aの右左に配置されている内容器用取手13,14に多少ずれて対向し、前後一対の取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10Cが凹部25,26の前側端面28の下部28Bと後側端面29の下部29Bにずれて遊嵌したとしても、断熱外容器蓋5に伴ってテーパー状の前側端面28或いは後側端面29が降下することで、一対の取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10Cの一方が押圧されて、内容器2は強制移動されてやや回動させられて、図5の一点鎖線で示すように取り付けアーム部9,10の横向き部9C,10Cが凹部25の前側端面28の上部28Aと後側端面29の上部29Aにそれぞれずれなく嵌合し、摘み21の右左両端21B,21Cが内容器用取手13,14に正対向することができる。尚、前後一対の取り付けアーム部11,12と、凹部26側も同様である。
また、調理材料を煮炊した後、内容器2内の調理材料を確認したり、調理材料の一部を内容器2から取り出すときには、摘み21を摘んで開蓋し、そして内容器蓋3を取り出せばよい。
以上のように、前記実施例の摘み21では、内容器2の取手13,14に隣接するように配置され、かつ摘み21の前後は、対向する右左一対の内容器2の取手13,14の前端相互を結ぶ前部仮想線22と右左一対の内容器2の取手13,14の後端相互を結ぶ後部仮想線23との略並行の幅Eを有し、かつ摘み21の右左両端における前後幅Fは、内容器2の取手13,14の前後幅Bと略同一とすることで、取り付けアーム9,10,11,12を開口部4の縁4Aに掛けて断熱外容器1に内容器2を収容した状態から、断熱外容器蓋5で開口部4を覆う際、摘み21の右左両端を、右左一対の内容器用取手13,14に対向するように上方から見ながら閉蓋することで、断熱外容器1に収納した内容器2に対して、断熱外容器蓋5を簡単に位置決めすることができる。
また、凹部25における前側端面28、後側端面29は、下部28B,29B間の幅Kが上部28A,29A間の幅Jよりも次第に大きくなるようにテーパー状に形成され、また凹部26においても同様に形成されていることで、取り付けアーム9,10の横向き部9C,10Cが遊嵌する隙間25C,25Dの前後方向の下部の幅M(M=(H−K)/2)より、横向き部9C,10Cが嵌合する隙間25C,25Dの前後方向の上部の幅N(N=(H−J)/2)を次第に小さくなるようにテーパー状に形成したことで、断熱外容器1内で円形中心軸1Aから外れて配置された内容器2は、その内容器取手13,14の取り付けアーム9,10,11,12と、断熱外容器蓋5の凹部25,26のテーパー状前側端面28、後側端面29が接触することにより、取り付けアーム9,10,11,12はテーパー状前側端面28、後側端面29に沿って強制移動され、その結果内容器2が移動されることになり、断熱外容器蓋5を容易に閉めることができる。
さらに、凹部25,26における前側端面28、後側端面29に対向する横向き部9C,10C,11C,12Cの縦断面を円弧面などの曲面に形成することで、断熱外容器蓋5の閉蓋作動中、前側端面28、後側端面29と横向き部9C,10C,11C,12Cとの接触は面接触ではなく局部的な接触となることができる。このため取り付けアーム9,10,11,12はテーパー状前側端面28、後側端面29に沿って強制移動される際、両者間の摩擦を低減してスムーズに滑り移動することができ、しかも断熱外容器蓋5を容易に閉めることができる。
また、取り付けアーム9,10,11,12の上向き部9B,10B,11B,12Bは扁平形状に形成されて薄くできるので、断熱外容器1の内側容器部6と内容器2との隙間を可及的に狭くして、断熱効率、収納効率を向上することができる。
しかも、断熱外容器蓋5の閉蓋時において、摘み21には指掛け用凹部24を形成したことで指から摘み21が滑り落ちるようなことがないように、断熱外容器蓋5を確実に扱うことができる。
図7は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施例2では、断熱外容器1の縁4Aの外側に右左一対の外容器取手30,31が固着され、この外容器取手30,31は平面が矩形であって、内容器用取手13,14が載置することで、断熱外容器1に内容器2を中吊り状態で収納できるようにしたものである。そして、凹部25における前側端面28、後側端面29のみならず、凹部25の前側端面25E、後側端面25Fも同様にテーパー状に形成したものである。
したがって、このテーパー状の前側端面28、後側端面29に取り付けアーム9,10,11,12の横向き部9C,10C,11C,12Cが当接することで、断熱外容器蓋5に対して内容器2を強制的に回動して位置決めすることができる。
以上のように本発明に係る断熱調理器は、各種の用途に適用できる。
1 断熱外容器
2 内容器
4 開口部
5 断熱外容器蓋
9,10,11,12 取り付けアーム部(中継部)
13,14 内容器用取手
21 摘み
21B,21C 右左両端面
22 前部仮想線
23 後部仮想線
25,26 凹部
25C,25D 隙間
28 前側端面
29 後側端面
E 前後方向の幅
F 前後幅
M 下部の幅
N 上部の幅
2 内容器
4 開口部
5 断熱外容器蓋
9,10,11,12 取り付けアーム部(中継部)
13,14 内容器用取手
21 摘み
21B,21C 右左両端面
22 前部仮想線
23 後部仮想線
25,26 凹部
25C,25D 隙間
28 前側端面
29 後側端面
E 前後方向の幅
F 前後幅
M 下部の幅
N 上部の幅
Claims (3)
- 上部に開口部を有する断熱外容器と、該断熱外容器に収納される内容器と、前記断熱外容器の開口部と別体となって着脱自在な断熱外容器蓋と、前記内容器の右左上部に中継部を介して設けられた内容器取手と、前記外容器蓋の右左に設けられ閉蓋状態において前記中継部が挿通可能な凹部と、前記断熱容器蓋の天面に設けられる摘みを備え、
前記摘みの右左両端は閉蓋状態において、前記内容器取手に隣接するように配置され、かつ前記摘みの前後の幅は、対向する右左一対の前記内容器取手の前端相互を結ぶ前部仮想線と右左一対の前記内容器取手の後端相互を結ぶ後部仮想線との略並行の幅を有し、かつ前記摘みの右左両端における前後幅は、前記内容器取手の前後幅と略同一であることを特徴とする断熱調理器。 - 前記凹部又は該凹部の前後方向の中央に内外を仕切る仕切り片が設けられた前記凹部における前記中継部が右左方向に挿通して前記中継部が遊嵌する隙間の前後方向の下部の幅より、前記中継部が嵌合する前記隙間の前後方向の上部の幅を次第に小さくなるようにテーパー状に形成したことを特徴とする請求項1記載の断熱調理器。
- 前記凹部の前後方向の端面又は前記仕切り片の前後方向の端面に対向する前記中継部の部位の縦断面を円弧面に形成することを特徴とする請求項2記載の断熱調理器。
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