JP2012147768A - 低塩化された食肉加工食品の製造方法 - Google Patents
低塩化された食肉加工食品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012147768A JP2012147768A JP2011077578A JP2011077578A JP2012147768A JP 2012147768 A JP2012147768 A JP 2012147768A JP 2011077578 A JP2011077578 A JP 2011077578A JP 2011077578 A JP2011077578 A JP 2011077578A JP 2012147768 A JP2012147768 A JP 2012147768A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meat
- desalting
- sausage
- texture
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
【解決手段】単一肉塊又は非単一肉塊に塩化物を添加し、得られた混合物をケーシングに充填し、加熱した後に、脱塩処理液に浸漬する脱塩工程を行う。その結果、食肉加工食品特有の肉色が固定され、脱塩処理液に浸漬しても食肉加工食品の色素が流出することなく、しかも、食肉加工食品としての良好な保形性を維持したまま、低塩化することができる。
【選択図】なし
Description
以下の試験区に示すソーセージの製造を行い、ソーセージの呈味、食感を評価することで、最適な脱塩処理方法を検証した。
豚肉850gを3mm目のチョッパーにて挽肉とし、表1に示すAの配合で副原料を加え、カッターで生地の温度が約7℃になるまでカッティングした。その後、直径40mmの塩化ビニリデンケーシングに充填し、75℃の湯浴で中心が70℃になるまで加熱をした。
豚肉850gを3mm目のチョッパーにて挽肉とし、表1に示すBの配合で副原料を加え、カッターで生地の温度が7℃になるまでカッティングした。その後、直径30mmのセルロースケーシングに充填し、充填後、75℃の湯浴で中心温度が70℃になるまで湯浴で加熱を行った。
豚肉850gを3mm目のチョッパーにて挽肉とし、表1に示すBの配合で副原料を加え、カッターで生地の温度が7℃になるまでカッティングした。その後、直径30mmのセルロースケーシングに充填し、充填後、75℃の湯浴で中心温度が70℃になるまで湯浴で加熱を行った。その後、4℃の冷蔵庫で冷水に漬け、2回冷水を入れ替えながら2日浸漬して脱塩処理を行った。
原子吸光分析法によって、試験区2〜4に残存するナトリウムを測定したところ、122mg/100gとなり、添加量(770mg/100g)よりも大幅にナトリウムを除くことができた。
8名のパネルに、食感、塩味を評価してもらった。その結果を表2に示す。食感の項目については、○は良好、×は不良である。塩味の項目について、−は塩味を感じない、+はやや塩味を感じる、++は塩味あり、である。
食塩を添加処理した試験区2及び3のソーセージは、食塩を添加しない試験区1のソーセージと比較して食感は良好であった。さらに、脱塩処理した試験区3のソーセージ
は、脱塩処理していない試験区2のソーセージと比較して塩味が低減されており、本発明の目的を達成することができた。
原料に添加する食塩添加量がいかにソーセージの食感、呈味に影響しているのか検証を行った。
試験区1〜10について、食塩濃度の変化及び脱塩処理の経時変化により、ソーセージの保水性に影響が出るかどうか確認するため、ソーセージの歩留りの変化を調べた。その結果を図1に示す。歩留りの測定は、加熱前のソーセージの重量に対して、加熱・脱塩後のソーセージの重量の割合を計算することにより行った。
試験区7(食塩濃度2.9%)までは、ソーセージ中の食塩濃度の上昇に伴って、歩留りも上昇したことから、ソーセージの保水性も向上していることが分かった。また、脱塩0日目(脱塩前)、2日目、5日目で歩留りの変化に差異は認められず、脱塩による経時変化によりソーセージの保水性は影響を受けなかった。
食塩濃度の変化及び脱塩処理の経時変化による物性の変化を調べるため、山電社製クリープメーターRE2−33005Bし、破断に必要な荷重と歪みの測定を行い、ソーセージ破断時の波形を調べた。測定時のサンプルサイズは幅10mm、高さ10mm、長さ20mmとし、中央部を垂直に破断した。プランジャーはくさび型で、破断面は1mm幅とし、圧縮速度は10mm/minで等速とした。破断荷重値が高いほど、硬く弾力があり、食感が良好であることを意味する。破断歪率は、ソーセージが破断するまでの歪みの大きさを表しており、これが大きいほど、ソーセージが変形に耐え、弾力があることを意味する。また、脱塩0日目(脱塩前)、脱塩2日目、脱塩5日目のそれぞれのソーセージについて、破断歪率に対する破断荷重値を測定し、ソーセージ破断時の波形を調べた。その結果を図2〜4に示す。図2は脱塩0日目(脱塩前)、図3は脱塩2日目、図4は脱塩5日目である。
図2より、試験区1〜3と試験区4〜10の間で波形に差異が見られた。即ち、試験区1〜3(0.6%以下)では破断歪率に対して破断荷重値はゆるやかな山を描いており、食べた時の歯切れが悪いことを示された。一方、試験区4(1.2%)において、破断歪率40%付近でピークが発生しており、ソーセージに弾力が付与されたことが分かった。試験区6(2.1%)及び試験区10(4.7%)もほぼ同様の波形を描いており、試験区4〜10(1.2%以上)においては食塩濃度を増しても物性に大きな違いが見られなかった。図3及び4も同様の結果であった。以上のことから、脱塩処理の経時変化により、ソーセージの弾力に変化は見られなかったが、食塩濃度の上昇に伴い、1.2%からソーセージの弾力の向上が認められた。
8名のパネルに、脱塩0日目(脱塩前)及び脱塩2日目、5日目のソーセージについて、食感、塩味についてそれぞれ評価してもらった。その結果を表4に示す。食感の評価について、○は良好、△はやや良好、×は不良である。また、塩味の評価については、−は塩味を感じない、+はやや塩味を感じる、++は塩味を感じる、+++は強い塩味を感じる、である。
食感について、同じ試験区で脱塩0日目(脱塩前)及び脱塩2日目、5日目を比較すると食感に差異は見られず、脱塩処理の経時変化により食感に変化は見られなかった。食塩濃度による食感の変化については、試験区3(0.6%)までは全く弾力がなく、ボソボソと切れるような食感だったが、試験区4(1.2%)からやや弾力が出始め、試験区5(1.5%)以上で良好な弾力となった。特に試験区7(2.9%)が最も硬さと弾力が適当だった。塩味については、脱塩日数が経過するにつれ塩味が薄れ、5日目では塩味のないソーセージになっていった。脱塩2日目において、食塩濃度による塩味の変化を調べたところ、試験区3(0.6%)以上で塩味を感じた。
原子吸光分析法によって、脱塩5日目の試験区1、6、10に残存するナトリウムを測定した。残存するナトリウムが40ppm未満であれば、脱塩効果は十分と判断し測定を行ったところ、いずれの検体からも40ppm以上のナトリウムは検出されなかった。
本実施例より、食塩の添加量としては、1.2%で弾力が付与され始めるが、2.9%添加するのが、歩留り、弾力等、良好な物性の付与に効果的であった。また、脱塩を行ってもソーセージの良好な物性は保たれることから、本発明の脱塩処理が有効であることが示された。
塩化物として塩化カリウムを使用し、実施例2と同様の方法により、ソーセージの製造を行った。副原料の配合は表5に示す。表5中の数字はg、試験区のカッコ内の数字は原料肉の重量に対する食塩濃度である。
試験区1〜10について、塩化カリウム濃度の変化及び脱塩処理の経時変化により、ソーセージの保水性に影響が出るかどうか確認するため、ソーセージの歩留りの変化を調べた。その結果を図5に示す。歩留りの測定方法は、実施例2と同様である。
試験区8(3.5%)までは、濃度上昇に伴って、歩留りも上昇したが、特に、試験区4(1.2%)〜試験区6(2.1%)の上昇度が大きかった。さらに、脱塩0日目(脱塩前)から5日目にかけて歩留りの変化は認められず、脱塩による経時変化によりソーセージの保水性は影響を受けなかった。
実施例2と同様の方法により、脱塩0日目(脱塩前)、脱塩5日目それぞれについて、破断荷重値、破断歪率の測定を行い、ソーセージ破断時の波形について調べた。その結果を図6及び7に示す。
図6より、試験区1〜4、試験区5〜10の間で波形に差異が見られた。即ち、試験区1〜4(1.2%以下)では破断歪率に対して破断荷重値はゆるやかな山を描いており、食べた時の歯切れが悪いことを示された。一方、試験区5(1.5%)において、破断歪率30%のところで小さいピークが発生しており、ソーセージに弾力が付与されたことが分かった。試験区6〜10(2.1%以上)も破断歪率40〜50%付近で明らかに破断ピークが発生しており、以上のことから、脱塩処理の経時変化により、ソーセージの弾力に変化は見られなかったが、塩化カリウム濃度の上昇に伴い、試験区5(1.5%)から弾力の向上が認められた。図7も同様の結果であった。以上のことから、脱塩処理の経時変化により、弾力に変化は見られなかったが、塩化カリウム濃度の上昇に伴い、試験区5(1.5%)から物性の向上が認められた。
8名のパネルに、脱塩0日目(脱塩前)及び脱塩5日目のソーセージについて、食感、苦味についてそれぞれ評価してもらった。苦味を評価するのは、塩化カリウムが抜けているかどうかを調べるためである。その結果を表6に示す。食感の項目について、○は良好、△はやや良好、×は不良である。また、苦味については、−は苦味を感じない、+はやや苦味を感じる、++は苦味を感じる、+++は強い苦味を感じるである。
食感について、脱塩0日目(脱塩前)のソーセージは、試験区6(2.1%)から良好な食感となったのに対して、脱塩5日目のソーセージは試験区8(3.5%)から良好な食感となり、脱塩処理の有無でやや差異が見られた。また、苦味については、脱塩0日目(脱塩前)のソーセージは、試験区3(0.6%)から苦味を感じ始め、試験区4(1.2%)から強い苦味となったが、脱塩5日目のソーセージは、試験区8(3.5%)に至るまで苦味を感じなかった。
本実施例より、塩化カリウム濃度が1.5%以上からソーセージに弾力が付与され始め、2.1%以上から弾力、食感とも良好となるが、3.5%添加するのが、歩留り、弾力、食感等、物性の付与に効果的であった。また、塩化カリウム濃度を3.5%以下とすると、苦味は脱塩5日目でほぼ抜けていることから、塩化カリウムを用いても本発明の脱塩処理が有効であることが示された。
豚肉850gを3mm目のチョッパーにて挽肉とし、表7の配合で副原料を加え、卓上プロセッサーでカッティングした。そして、ビスコースケーシングに充填し、75℃で60分間蒸煮し、中心温度が76℃になるまで加熱をした。その後、0℃、4℃、10℃、18℃、60℃、70℃、80℃、100℃の水あるいは湯にソーセージを浸漬し、脱塩処理を行った。脱塩処理の時間は、それぞれの水あるいは湯の温度において、30分、1時間、3時間、6時間、24時間行った。
8名のパネルに、脱塩処理に使用する水及び湯の温度、及び脱塩処理時間の経過により食感及び塩味がどのように変化するか評価してもらった。その結果を表8に示す。食感の評価について、○は良好、△はやや良好、×は不良である。また、塩味の評価については、−は塩味を感じない、+はやや塩味を感じる、++は塩味を感じる、+++は強い塩味を感じる、である。
食感の評価については、10℃以下の水で脱塩処理を行った場合は、脱塩時間が経過しても食感が悪くなることはないが、18℃の水で脱塩処理を行った場合は、1時間以上の脱塩時間で食感がやや悪くなる結果となった。さらに、60℃以上の湯で脱塩処理を行った場合は、脱塩時間の経過とともに食感は悪くなった。塩味の評価については、18℃以下の水で脱塩処理を行った場合は、24時間の浸漬で塩味が抜けた。また、60℃以上の湯で脱塩処理を行った場合は、6時間で塩味が抜け、70℃以上の湯で脱塩処理を行った場合は、3時間で塩味が抜けた。
本実施例より、60℃の湯で6時間以上脱塩すれば、塩味を抜くことができるが、食感は悪くなった。ソーセージの食感、塩味の抜け具合、衛生管理面を考慮すると、10℃以下の低温で、24時間以上の脱塩を行うことが好ましい。
3mm目のチョッパーで処理した挽肉に、表7と同様の配合比で、副原料を卓上プロセッサーでカッティングした。その後、直径17mmと40mmのビスコースケーシングに充填し、直径17mmのソーセージは76℃で40分、直径40mmのソーセージは76℃で60分それぞれ加熱処理し、ウインナーソーセージ(直径17mm)とボロニアソーセージ(直径40mm)の製造を行った。その後、それぞれのソーセージを、10℃の水に24時間、48時間、72時間、96時間浸漬し脱塩処理を行った。
直径17mmのウインナーソーセージと40mmのボロニアソーセージで比較したところ、ウインナーソーセージは24時間で塩味が抜けたのに対し、ボロニアでは72時間を要した。
ソーセージの径が小さくなるほど、脱塩処理にかける時間を短くでき、短期間で脱塩ソーセージを製造できることが示唆された。
以下の試験区に示すハムの製造を行い、ハムの食感及び塩味を評価することで、最適な脱塩処理方法を検証した。
豚肉ブロック500gに対して、表10(試験区1〜4)に示す配合割合で調製されたピックル液をそれぞれ150gずつ注入した。ピックル液注入後の、原料肉中の食塩及びアルギニン濃度を表11に示す。その後、タンブリング処理を6時間施し、4℃の冷蔵庫で3日間熟成後、ファイブラスケーシングに充填し、加熱及び冷却を行った。そして、4℃の冷蔵庫で冷水に漬け、2回冷水を入れ替えながら2日間又は8日間浸漬して脱塩処理を行った。表10中の数値の単位はg、表11中の単位は%である。
8名のパネルに、脱塩2日目と脱塩8日目の食感及び塩味を評価してもらった。その結果を表12に示す。食感の項目について、○は良好、×は不良である。一方、塩味については、−は塩味を感じない、+はやや塩味を感じる、++は塩味あり、+++強い塩味を感じる、である。
食感については、ピックル液に食塩が含まれていない試験区4を除いて、食感はいずれも良好であり、経時変化によって、食感は変化することはなかった。一方、塩味については、脱塩2日目の段階では、試験区1〜3いずれも脱塩処理が進んでおらず、強い塩味を感じる結果となった。また、ピックル液に食塩を添加しなかった試験区4においては、塩味を感じることはなかった。脱塩8日目まで経過すると、試験区3で塩味は薄まってきているものの、やや塩味を感じる結果となった。
本実施例より、脱塩8日目まで経過しても塩味が抜けないことから、ブロック状のハムは脱塩処理に適さないことが明らかとなった。
豚肉塊500gに対して、表10(試験区1〜4)に示す配合割合で調製されたピックル液を150g注入した。食感に影響を及ぼす原料肉中の食塩濃度(ピックル液注入後)は表11に示されている通りである。その後、タンブリング処理を6時間施し、4℃の冷蔵庫で3日間熟成後、ファイブラスケーシングに充填し、加熱及び冷却処理を行った。さらに、1.5mmの厚さとなるようスライス処理を行い、スライスされたハムを4℃の冷蔵庫で冷水に漬け、2回冷水を入れ替えながら2日間浸漬して脱塩処理を行った。
8名のパネルに、脱塩2日目の食感及び塩味を評価してもらった。その結果を表13に示す。食感の項目について、○は良好、×は不良である。一方、塩味については、−は塩味を感じない、+はやや塩味を感じる、++は塩味あり、+++強い塩味を感じる、である。
試験区1〜3のいずれも塩味は抜けており、脱塩処理の効果は出ていたものの、食感はアルギニンが添加されている試験区3を除いて、いずれもパサパサした食感であり、食感は不良であった。
スライス状のハムは、ブロック状のハムに比べて、脱塩処理の効果は認められたものの、逆に食感が悪くなってしまった。但し、アルギニンを添加した場合は、脱塩効果に加えて食感も良好に保たれることが明らかとなった。
厚さ15mmに整形された豚肉50gを、表14(試験区1〜8)に示す配合割合により調製されたピックル液15gに3日間浸漬処理した。食感に影響を及ぼす原料肉中の食塩、アルギニン及びリン酸塩の濃度(ピックル液浸漬後)を表15示す。その後、タンブリング処理を6時間施し、ケーシングに充填することなく、加熱及び冷却処理を行った。そして、4℃の冷蔵庫で冷水に漬け、2回冷水を入れ替えながら、1日間浸漬して脱塩処理を行い、脱塩ハムの製造を行った。表14中の数値の単位はg、表15中の単位は%である。
8名のパネルに、脱塩前と脱塩後の食感及び塩味を評価してもらった。その結果を表16に示す。食感の項目について、○は良好、△はやや良好、×は不良である。一方、塩味については、−は塩味を感じない、+はやや塩味を感じる、++は塩味あり、+++強い塩味を感じる、である。
塩味の評価では、脱塩後はすべての試験区において、塩味が抜けているのが確認された。一方、食感の評価では、食塩のみが添加されている試験区(試験区2及び3)と食塩及びリン酸塩が添加されている試験区(試験区7及び8)は、脱塩後にパサパサし、食感が悪くなったのに対して、食塩とアルギニンが併用されている試験区(試験区5及び6)は、試験区5でやや軟らかい食感だったものの、全体的にプリプリしており、脱塩後も良好な食感が維持されていることが確認された。尚、食塩、アルギニン及びリン酸塩いずれも添加されていない試験区(試験区1)とアルギニンのみが添加されている試験区(試験区4)は、脱塩処理の前後において食感は不良であった。
本実施例より、食塩に加えてアルギニンも併せて添加することにより、脱塩後もしっとりと弾力のある食感の脱塩ハムを製造することができた。特に、食塩濃度3.5%、アルギニン濃度0.7%の添加で最も弾力のある食感の脱塩ハムを製造することができた。
Claims (7)
- 食肉加工食品の製造方法であって、単一肉塊又は非単一肉塊に塩化物を添加し、得られた混合物をケーシングに充填し、加熱した後に、脱塩処理液に浸漬する脱塩処理を施すことを特徴とする食肉加工食品の製造方法。
- 前記ケーシングは、通気性ケーシングであることを特徴とする請求項1記載の食肉加工食品の製造方法。
- 前記塩化物は、塩化ナトリウム又は塩化カリウムであることを特徴とする請求項1又は2記載の食肉加工食品の製造方法。
- 前記塩化ナトリウムの添加量は、前記単一肉塊又は非単一肉塊100重量部に対して、1.2重量部以上であることを特徴とする請求項3記載の食肉加工食品の製造方法。
- 前記塩化カリウムの添加量は、前記単一肉塊又は非単一肉塊100重量部に対して、1.5重量部以上であることを特徴とする請求項3記載の食肉加工食品の製造方法。
- 前記脱塩処理液は10℃以下の水であり、かつ、前記脱塩処理の時間は24時間以上であることを特徴とする請求項1〜5記載の食肉加工食品の製造方法。
- 請求項1〜6記載の製造方法によって製造されることを特徴とする食肉加工食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011077578A JP5808127B2 (ja) | 2010-12-27 | 2011-03-31 | 低塩化された食肉加工食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010289302 | 2010-12-27 | ||
JP2010289302 | 2010-12-27 | ||
JP2011077578A JP5808127B2 (ja) | 2010-12-27 | 2011-03-31 | 低塩化された食肉加工食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012147768A true JP2012147768A (ja) | 2012-08-09 |
JP5808127B2 JP5808127B2 (ja) | 2015-11-10 |
Family
ID=46790709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011077578A Active JP5808127B2 (ja) | 2010-12-27 | 2011-03-31 | 低塩化された食肉加工食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5808127B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105105097A (zh) * | 2015-08-22 | 2015-12-02 | 河南众品食业股份有限公司 | 一种灌肠类产品表面烟熏快速上色方法 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011077578A patent/JP5808127B2/ja active Active
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6015001053; 'ハムの塩抜き 塩分を抜きたい'の回答, 教えて!goo, 2006年1月16日〜17日, [2015年1月8日検索], イン * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105105097A (zh) * | 2015-08-22 | 2015-12-02 | 河南众品食业股份有限公司 | 一种灌肠类产品表面烟熏快速上色方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5808127B2 (ja) | 2015-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
O'Flynn et al. | The application of high-pressure treatment in the reduction of phosphate levels in breakfast sausages | |
AU703527B2 (en) | Processed meat, meat food material using the same, and production method for processed meat | |
Barbieri et al. | Reduction of NaCl in cooked ham by modification of the cooking process and addition of seaweed extract (Palmaria palmata) | |
KR101672228B1 (ko) | 기능성 염에 따른 가공적성을 활용한 마리네이드 육제품 및 이의 제조방법 | |
Tsaregorodtseva | An effect of the recipe composition on minced meat properties | |
JP5524006B2 (ja) | 鶏肉加工食品の製造方法 | |
JP5686522B2 (ja) | 食鳥肉の加工食品及びその製造方法 | |
JP5808127B2 (ja) | 低塩化された食肉加工食品の製造方法 | |
Nisar et al. | Efficacy of tapioca starch as a fat replacer in low-fat buffalo meat patties. | |
EP3542637B1 (en) | Protein material having livestock meat-like texture and method for manufacturing same | |
JP6733136B2 (ja) | 畜肉製品、及び畜肉製品の製造方法 | |
JP5386292B2 (ja) | 食肉加工品の製造方法 | |
JP5535779B2 (ja) | 牛肉又は牛肉加工食品の製造方法 | |
JP5536178B2 (ja) | 塩化ナトリウム添加量を低減した食肉加工食品及びその製造方法 | |
JP2011211916A (ja) | 燻煙食肉製品の製造方法 | |
JP6973546B2 (ja) | 畜肉製品、及び畜肉製品の製造方法 | |
JPH0616691B2 (ja) | 熟成風味を有する肉製品の製造法 | |
JP5881247B2 (ja) | 軟らかい食感の食肉加工食品の製造方法 | |
CA2166735C (en) | Processed meat, meat food material using the same, and production method for processed meat | |
Rostamani et al. | Formula Optimization of Marinade to Tenderize Beef Meat and its Effect on Physicochemical and Sensory Properties | |
RU2374850C1 (ru) | Рецептурная композиция рассола для инъецирования цельномышечного мясного сырья | |
JPH1073A (ja) | レトルト魚畜肉加工食品およびその製造法 | |
JP4362047B2 (ja) | 食肉加工品処理用組成物及びそれを用いる食肉加工品の製造法 | |
JP5367508B2 (ja) | 畜肉及び魚肉用の肉質改善剤及び肉質改善方法 | |
JPH02268663A (ja) | 練り製品の製造法及びその方法に使用する練り製品矯臭剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5808127 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |