JP2012147153A - 半導体集積回路およびその動作方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】予測が困難な動作タイミングで動作するノイズ源等からのノイズを低減する。
【解決手段】半導体集積回路1は、サンプル・ホールド回路1211とA/D変換回路1212とを含むA/D変換器121、中央処理ユニット21、クロック生成ユニット30、サンプル・ホールド信号生成回路123を具備する。校正動作で、サンプル・ホールド信号生成回路123はクロック生成ユニット30のクロック信号φOに応答した複数のクロック信号φ〜φをサンプル・ホールド回路に順次に供給して、A/D変換回路から順次に出力される複数のデジタル信号の解析で低雑音A/D変換のホールド動作期間のタイミングを複数のクロック信号から選択する。通常動作では、校正動作での選択クロック信号がサンプル・ホールド制御信号φSHとしてサンプル・ホールド回路に供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、アナログ・デジタル変換器を搭載した半導体集積回路およびその動作方法に関し、特に事前に予測することが困難な動作タイミングで動作するノイズ源等からのノイズを低減するのに有効な技術に関するものである。
A/D変換器を内蔵するマイクロコンピュータやマイクロコントローラ等の半導体集積回路においては、外部から供給されるアナログ信号がA/D変換器によってデジタル信号に変換されて、デジタル信号は中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)に供給される。
下記特許文献1には、複数の外部端子から供給される複数のアナログ信号を選択するアナログマルチプレクサが入力端子に接続されたA/D変換器を内蔵するマイクロコンピュータが記載されている。内蔵されたA/D変換器は、サンプルホールド回路の形式のコンパレータ回路とデジタル部と逐次比較レジスタと局部DA変換器を含む逐次比較型A/Dとして構成されている。
半導体集積回路に搭載されたA/D変換器は外部から入力されたアナログ信号を正確にデジタル値に変換する必要があるが、このアナログ信号は半導体集積回路の半導体チップの内部のロジックまたは半導体集積回路を搭載した実装基板上のロジック等から様々なノイズの影響を受けるため、A/D変換結果のデジタル信号はノイズを含んでしまう。
下記特許文献2には、デジタル・アナログ混載集積回路においてデジタル回路の動作クロックにより発生するノイズによってサンプルホールド回路を含むアナログ回路の信号対雑音比が劣化するのを防止するため、デジタル回路の動作クロックとサンプルホールド回路を含むアナログ回路の動作クロックを、例えば1つの基準クロックから発生させることによって相互に同期させ、かつ論理回路を使用することによってサンプルホールド回路の動作クロックはデジタル回路の動作クロックの変化点から一定期間ずらすよう設定することが記載されている。従って、サンプルホールド回路の動作クロックのタイミングがデジタル回路の動作クロックのタイミングと一致することが回避されるので、サンプルホールド回路は常にノイズの発生しない期間でアナログ信号をホールドできるようになり、アナログ回路の信号対雑音比の劣化を防止すると言う目的を達成できると言うものである。
特開2005−26805号 公報 特開平1−206726号 公報
本発明者等は、本発明に先立って、マイクロコンピュータに内蔵されるA/D変換器の開発に従事した。このA/D変換器には高い精度が要求されたために、ノイズの対策が必要となったものである。
従って、本発明に先立って本発明者等によって、上記特許文献2に記載されたノイズ劣化の防止方法が、検討された。しかし、このノイズ劣化の防止方法では、サンプルホールド回路の動作クロックのタイミングとデジタル回路の動作クロックのタイミングのシフト量(ずれ量)は事前に予測された一定期間に論理回路によって設定されるため、事前に予測困難な動作タイミングで動作するノイズ源等からのノイズに関しては、ノイズ劣化を防止できないと言う問題が明らかとされた。すなわち、近年の大規模に集積化された半導体集積回路には種々の高速で動作する高機能モジュールが内蔵されているので、この高機能モジュールの動作クロックのタイミングは事前に予測することが困難である。更に、半導体集積回路外部の実装基板上に搭載された高速動作の高速ロジック等の他の高機能デバイスに関しても、その動作クロックのタイミングは事前に予測することが困難である。
本発明は、以上のような本発明に先立った本発明者等による検討の結果、なされたものである。
従って、本発明の目的とするところは、事前に予測することが困難な動作タイミングで動作するノイズ源等からのノイズを低減することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、事前に予測することが困難な動作タイミングで動作する半導体集積回路内部の高機能モジュールまたは実装基板上に搭載された高機能デバイス等からのノイズを低減することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうちの代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態による半導体集積回路(1)は、サンプル・ホールド回路(1211)とA/D変換回路(1212)とを含むA/D変換器(121)と、中央処理ユニット(21)とを半導体チップに具備する。
ホールド動作期間の前記サンプル・ホールド回路から前記A/D変換回路の入力端子にアナログ入力信号(Vin)が供給され、前記A/D変換回路の出力端子からデジタル出力信号(D0〜DN-1)が生成される。
前記中央処理ユニットは、前記デジタル出力信号のデータ処理を実行する。
前記半導体集積回路は前記半導体チップに、クロック生成ユニット(30)とサンプル・ホールド信号生成回路(123)とを更に具備する。
前記クロック生成ユニットは、前記中央処理ユニットに供給される動作クロック信号(φCLK)と、前記サンプル・ホールド信号生成回路に供給されるクロック出力信号(φO)とを生成する。
前記半導体集積回路の校正動作では、前記サンプル・ホールド信号生成回路は、前記クロック出力信号に応答して、相互にタイミングの相違する複数のクロック信号(φ〜φ)を生成して前記サンプル・ホールド回路のサンプル・ホールド制御入力端子に順次に供給する。
前記校正動作で、前記複数のクロック信号の各タイミングで前記サンプル・ホールド回路によってホールドされた複数のアナログ信号を、前記A/D変換回路が順次に複数のデジタル信号に変換する。
前記校正動作で、前記複数のデジタル信号の解析の実行によって、前記A/D変換器の低雑音A/D変換のための前記サンプル・ホールド回路のホールド動作期間のタイミングを前記複数のクロック信号から選択する。
前記半導体集積回路の通常動作では、前記校正動作によって前記複数のクロック信号から選択された前記ホールド動作期間の前記タイミングを有するクロック信号がサンプル・ホールド制御信号(φSH)として前記サンプル・ホールド回路に供給され、前記サンプル・ホールド回路により前記サンプル・ホールド制御信号のタイミングでホールドされたアナログ信号を前記A/D変換回路がA/D変換によって前記デジタル出力信号(D0〜DN-1)として出力することを特徴とするものである(図1、図2参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明によれば、事前に予測することが困難な動作タイミングで動作するノイズ源等からのノイズを低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態1による半導体集積回路1の構成を示す図である。 図2は、図1に示した本発明の実施の形態1の半導体集積回路1において実行されるA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を説明するための波形を示す図である。 図3は、図1に示した本発明の実施の形態1の半導体集積回路1において実行されるA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための他の校正動作を説明するための波形を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態2による半導体集積回路1の他の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態3によるマイクロコントーラユニット(MPU)として構成された半導体集積回路1の具体的な構成を示す図である。
1.実施の形態の概要
まず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号は、それが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態は、サンプル・ホールド回路(1211)とA/D変換回路(1212)とを含むA/D変換器(121)と、中央処理ユニット(21)とを半導体チップに具備する半導体集積回路(1)である。
ホールド動作期間の前記サンプル・ホールド回路から前記A/D変換回路の入力端子にアナログ入力信号(Vin)が供給可能とされ、前記A/D変換回路の出力端子からA/D変換によるデジタル出力信号(D0〜DN-1)が生成可能とされる。
前記中央処理ユニットは、前記デジタル出力信号のデータ処理が実行可能とされる。
前記半導体集積回路は前記半導体チップに、クロック生成ユニット(30)とサンプル・ホールド信号生成回路(123)とを更に具備する。
前記クロック生成ユニットは、前記中央処理ユニットに供給される動作クロック信号(φCLK)と、前記サンプル・ホールド信号生成回路に供給されるクロック出力信号(φO)とを生成する。
前記半導体集積回路の校正動作では、前記サンプル・ホールド信号生成回路は、前記クロック出力信号に応答して、相互にタイミングの相違する複数のクロック信号(φ〜φ)を生成して前記サンプル・ホールド回路のサンプル・ホールド制御入力端子に順次に供給する。
前記校正動作で、前記複数のクロック信号の各タイミングで前記サンプル・ホールド回路によってホールドされた複数のアナログ信号を、前記A/D変換回路が順次に複数のデジタル信号に変換する。
前記校正動作で、前記複数のデジタル信号の解析の実行によって、前記A/D変換器の低雑音A/D変換のための前記サンプル・ホールド回路のホールド動作期間のタイミングを前記複数のクロック信号から選択する。
前記半導体集積回路の通常動作では、前記校正動作によって前記複数のクロック信号から選択された前記ホールド動作期間の前記タイミングを有するクロック信号がサンプル・ホールド制御信号(φSH)として前記サンプル・ホールド回路に供給され、前記サンプル・ホールド回路により前記サンプル・ホールド制御信号のタイミングでホールドされたアナログ信号を前記A/D変換回路がA/D変換によって前記デジタル出力信号(D0〜DN-1)として出力することを特徴とするものである(図1、図2参照)。
前記実施の形態によれば、事前に予測することが困難な動作タイミングで動作するノイズ源等からのノイズを低減することができる。
好適な実施の形態では、前記サンプル・ホールド信号生成回路は、可変遅延回路(1233)と、前記可変遅延回路を制御する制御ユニット(1232)と、前記制御ユニットのための制御レジスタ(1231)とを含む。
前記可変遅延回路は、前記クロック出力信号に応答して相互にタイミングの相違する複数のクロック信号(φ〜φ)を生成する複数の遅延回路(DL1〜DL7)と、前記複数のクロック信号がその一端に供給されその他端が前記サンプル・ホールド回路の前記サンプル・ホールド制御入力端子に共通に接続された複数のスイッチ(SW1〜SW8)とを含む。
前記校正動作では、前記制御ユニットの制御により前記可変遅延回路の前記複数のスイッチが順次に導通状態に制御されることによって、前記複数のクロック信号が順次に前記サンプル・ホールド制御信号として前記サンプル・ホールド回路の前記サンプル・ホールド制御入力端子に供給される。
前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析の実行によって、前記低雑音A/D変換のための前記ホールド動作期間の前記タイミングを前記複数のクロック信号から選択するための選択データが、前記サンプル・ホールド信号生成回路の前記制御レジスタに格納される。
前記通常動作で、前記サンプル・ホールド信号生成回路の前記制御レジスタに格納された前記選択データに応答して前記制御ユニットは前記可変遅延回路の前記複数のスイッチの選択された1つのスイッチを導通状態に制御して、前記1つのスイッチによって前記クロック信号が前記サンプル・ホールド制御信号として選択され前記サンプル・ホールド回路に供給されることを特徴とするものである(図1、図2参照)。
他の好適な実施の形態では、前記クロック生成ユニットは、前記動作クロック信号を生成する電圧制御発振器(33)と前記動作クロック信号の分周によって前記クロック出力信号を生成する分周器(34)とを含むフェーズロックドループ回路(30)によって構成されたことを特徴とするものである(図1、図4参照)。
更に他の好適な実施の形態では、前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析は、前記中央処理ユニットもしくは前記半導体チップに形成されたデジタルシグナルプロセッサ(1234)によって実行されることを特徴とするものである(図1、図4参照)。
より好適な実施の形態による前記半導体集積回路は、前記中央処理ユニットまたは前記デジタルシグナルプロセッサによって実行される前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析のためのプログラムを格納するメモリを前記半導体チップに更に具備することを特徴とするものである。
他のより好適な実施の形態では、前記プログラムを格納する前記メモリは、不揮発性メモリであることを特徴とするものである。
更に他のより好適な実施の形態では、前記半導体集積回路の電源投入時の初期化シーケンスにおいて、前記校正動作が実行されることを特徴とするものである。
別のより好適な実施の形態では、前記半導体集積回路の通常動作においては、前記通常動作の開始の後に所定時間の動作期間が経過する都度に、前記校正動作が実行されることを特徴とするものである。
具体的な実施の形態では、前記A/D変換器(12)は、逐次比較型A/D変換器とフラッシュ型A/D変換器とパイプライン型A/D変換器とΣΔ型A/D変換器のいずれかによって構成されたことを特徴とするものである。
最も具体的な実施の形態による前記半導体集積回路は前記半導体チップに、複数のアナログ入力端子(AN0、AN1…AN7)から任意に選択された1個のアナログ入力端子の信号をその出力端子に出力可能なアナログマルチプレクサー(11)を更に具備する。
前記アナログマルチプレクサーの前記出力端子から出力されたアナログ選択出力信号は、前記サンプル・ホールド回路の入力端子に供給可能とされたことを特徴とするものである(図5参照)。
〔2〕本発明の別の観点の代表的な実施の形態は、サンプル・ホールド回路(1211)とA/D変換回路(1212)とを含むA/D変換器(121)と、中央処理ユニット(21)とを半導体チップに具備する半導体集積回路(1)の動作方法である。
ホールド動作期間の前記サンプル・ホールド回路から前記A/D変換回路の入力端子にアナログ入力信号(Vin)が供給可能とされ、前記A/D変換回路の出力端子からA/D変換によるデジタル出力信号(D0〜DN-1)が生成可能とされる。
前記中央処理ユニットは、前記デジタル出力信号のデータ処理が実行可能とされる。
前記半導体集積回路は前記半導体チップに、クロック生成ユニット(30)とサンプル・ホールド信号生成回路(123)とを更に具備する。
前記クロック生成ユニットは、前記中央処理ユニットに供給される動作クロック信号(φCLK)と、前記サンプル・ホールド信号生成回路に供給されるクロック出力信号(φO)とを生成する。
前記半導体集積回路の校正動作では、前記サンプル・ホールド信号生成回路は、前記クロック出力信号に応答して、相互にタイミングの相違する複数のクロック信号(φ〜φ)を生成して前記サンプル・ホールド回路のサンプル・ホールド制御入力端子に順次に供給する。
前記校正動作で、前記複数のクロック信号の各タイミングで前記サンプル・ホールド回路によってホールドされた複数のアナログ信号を、前記A/D変換回路が順次に複数のデジタル信号に変換する。
前記校正動作で、前記複数のデジタル信号の解析の実行によって、前記A/D変換器の低雑音A/D変換のための前記サンプル・ホールド回路のホールド動作期間のタイミングを前記複数のクロック信号から選択する。
前記半導体集積回路の通常動作では、前記校正動作によって前記複数のクロック信号から選択された前記ホールド動作期間の前記タイミングを有するクロック信号がサンプル・ホールド制御信号(φSH)として前記サンプル・ホールド回路に供給され、前記サンプル・ホールド回路により前記サンプル・ホールド制御信号のタイミングでホールドされたアナログ信号を前記A/D変換回路がA/D変換によって前記デジタル出力信号(D0〜DN-1)として出力することを特徴とするものである(図1、図2参照)。
前記実施の形態によれば、事前に予測することが困難な動作タイミングで動作するノイズ源等からのノイズを低減することができる。
2.実施の形態の詳細
次に、実施の形態について更に詳述する。尚、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
《半導体集積回路の構成》
図1は、本発明の実施の形態1による半導体集積回路1の構成を示す図である。
図1に示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1は、アナログ回路10とデジタル回路20とフェーズロックドループ(PLL:Phase Locked Loop)回路30とを含んでいる。更に半導体集積回路1は、実装基板上に搭載された他の高機能デバイス100と電気的に接続可能とされている。この高機能デバイス100は、ユーザーロジック110とクロック発生回路120とを含んでいる。
アナログ回路10はA/D変換器12を含み、デジタル回路20は中央処理ユニット(CPU)21と論理回路22とを含み、フェーズロックドループ回路30は位相比較器(PC)31とチャージポンプ・ローパスフィルタ(CP&LPF)32と電圧制御発振器(VCO)33と分周器(1/M)34とを含んでいる。
《アナログ回路のA/D変換器》
図1に示すように、アナログ回路10のA/D変換器12は、A/D変換回路121とA/D変換データレジスタ122とサンプル・ホールド制御信号生成回路123とを含み、A/D変換回路121はサンプル・ホールド回路(SHC)1211とA/D変換コア回路1212とを含んでいる。
《サンプル・ホールド回路》
サンプル・ホールド回路1211は、PチャンネルMOSトランジスタQpとNチャンネルMOSトランジスタQnと第1CMOSインバータInv1と第2CMOSインバータInv2とサンプリング容量Cとを含み、PチャンネルMOSトランジスタQpのソース・ドレイン電流経路とNチャンネルMOSトランジスタQnのドレイン・ソース電流経路とはアナログ入力端子AN01とサンプリング容量Cの一端との間に並列に接続され、サンプリング容量Cの他端は接地電位に接続されている。
サンプル・ホールド回路1211のNチャンネルMOSトランジスタQnのゲート端子には第1CMOSインバータInv1の出力端子が接続され、NチャンネルMOSトランジスタQnのゲート端子とPチャンネルMOSトランジスタQpのゲート端子に第2CMOSインバータInv2の入力端子と出力端子がそれぞれ接続されている。更に第1CMOSインバータInv1の入力端子には、サンプル・ホールド制御信号生成回路123の可変遅延回路(VDL)1233からのサンプル・ホールド制御信号φSHが供給される。
サンプル・ホールド制御信号φSHのローレベル期間であるサンプル動作期間では、CMOSアナログスイッチのトランジスタQpとトランジスタQnの両者が導通状態に制御されるので、アナログ入力端子AN01のアナログ入力電圧Vinがサンプリング容量Cの両端間に供給される。このサンプル動作期間では、アナログ入力電圧Vinの電圧変化に、サンプリング容量Cの両端間のサンプリング電圧の変化が追従する。
サンプル・ホールド制御信号φSHのハイレベル期間であるホールド動作期間では、CMOSアナログスイッチのトランジスタQpとトランジスタQnの両者が非導通状態に制御されるので、サンプリング容量Cの両端間のホールド電圧はホールド動作期間の直前のサンプル動作期間の最終サンプリング電圧によって決定される。A/D変換コア回路1212に供給されるアナログ入力信号は、このホールド動作期間のサンプル・ホールド回路1211のサンプリング容量Cの両端間のホールド電圧とされる。
《A/D変換コア回路》
図1に示すように、A/D変換コア回路1212は、コンパレータ12121と逐次変換レジスタ12122と局部D/A変換器12123とを含んだ逐次比較型A/D変換器によって構成されている。
コンパレータ12121は、ホールド動作期間のサンプル・ホールド回路1211から非反転入力端子に供給されるアナログ入力電圧Vinと局部D/A変換器12123から反転入力端子に供給されるフィードバックアナログ出力電圧のアナログ電圧比較を実行する。逐次変換レジスタ12122は比較初期値を保持する一方、コンパレータ12121の電圧比較出力信号の比較結果に応答して所定のアルゴリズムに従って保持値を更新する。
更にコンパレータ12121の比較出力信号はA/D変換のデジタル出力信号D0〜DN-1として逐次比較型A/D変換器から出力されてA/D変換データレジスタ122に格納される一方、局部D/A変換器12123の入力端子に供給される。その結果、局部D/A変換器12123は、逐次変換レジスタ12122に保持されたデジタル更新保持値に対応するフィードバックアナログ出力電圧を生成してコンパレータ12121の反転入力端子に供給する。
《サンプル・ホールド制御信号生成回路》
サンプル・ホールド制御信号生成回路123は、サンプル・ホールド制御レジスタ1231とサンプル・ホールド制御ユニット(SHC)1232と可変遅延回路(VDL)1233とによって構成されている。
サンプル・ホールド制御レジスタ1231には、デジタル回路20の中央処理ユニット(CPU)21から生成される制御データがバスBusを介して格納可能とされている。
サンプル・ホールド制御ユニット1232は選択器12321と位相シフタ12322とを含み、選択器12321には中央処理ユニット21から生成される制御データの遅延選択データが供給され、位相シフタ12322には中央処理ユニット21から生成される制御データの位相制御データが供給される。
可変遅延回路1233は、直列接続の7個のCMOS遅延回路DL1、DL2、DL3、DL4、DL5、DL6、DL7と、8個のCMOSアナログスイッチSW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、SW7、SW8とを含んでいる。
サンプル・ホールド制御ユニット1232の位相シフタ12322から生成される第1クロック信号φは第1CMOS遅延回路DL1の入力端子と第1CMOSアナログスイッチSW1の一端に供給され、第1CMOSアナログスイッチSW1の他端は第2CMOSアナログスイッチSW2乃至第8CMOSアナログスイッチSW8の他端とともに可変遅延回路1233の出力端子に共通接続される。
第1CMOS遅延回路DL1の出力端子から生成される第2クロック信号φは、第2CMOS遅延回路DL2の入力端子と第2CMOSアナログスイッチSW2の一端とに供給される。
第2CMOS遅延回路DL2の出力端子から生成される第3クロック信号φは、第3CMOS遅延回路DL3の入力端子と第3CMOSアナログスイッチSW3の一端とに供給される。
第3CMOS遅延回路DL3の出力端子から生成される第4クロック信号φは、第4CMOS遅延回路DL4の入力端子と第4CMOSアナログスイッチSW4の一端とに供給される。
第4CMOS遅延回路DL4の出力端子から生成される第5クロック信号φは、第5CMOS遅延回路DL5の入力端子と第5CMOSアナログスイッチSW5の一端とに供給される。
第5CMOS遅延回路DL5の出力端子から生成される第6クロック信号φは、第6CMOS遅延回路DL6の入力端子と第6CMOSアナログスイッチSW6の一端とに供給される。
第6CMOS遅延回路DL6の出力端子から生成される第7クロック信号φは、第7CMOS遅延回路DL7の入力端子と第7CMOSアナログスイッチSW7の一端とに供給される。
第7CMOS遅延回路DL7の出力端子から生成される第8クロック信号φは、第8CMOSアナログスイッチSW8の一端に供給される。
第2クロック信号φは第1クロック信号φより第1CMOS遅延回路DL1の遅延時間だけ遅延され、第3クロック信号φは第2クロック信号φよりも第2CMOS遅延回路DL2の遅延時間だけ遅延され、第4クロック信号φは第3クロック信号φよりも第3CMOS遅延回路DL3の遅延時間だけ遅延され、第5クロック信号φは第4クロック信号φよりも第4CMOS遅延回路DL4の遅延時間だけ遅延され、第6クロック信号φは第5クロック信号φよりも第5CMOS遅延回路DL5の遅延時間だけ遅延され、第7クロック信号φは第6クロック信号φよりも第6CMOS遅延回路DL6の遅延時間だけ遅延され、第8クロック信号φは第7クロック信号φよりも第7CMOS遅延回路DL7の遅延時間だけ遅延されたものである。また第1CMOS遅延回路DL1乃至第7CMOS遅延回路DL7の各遅延時間は、互いに略等しい遅延量に設定されている。
中央処理ユニット21から供給される制御データとしての遅延選択データに応答してサンプル・ホールド制御信号生成回路123のサンプル・ホールド制御ユニット1232の選択器12321は、可変遅延回路1233の8個のCMOSアナログスイッチSW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、SW7、SW8のいずれか1個のCMOSアナログスイッチをオン状態として残りの7個のCMOSアナログスイッチをオフ状態とするものである。従って、サンプル・ホールド制御信号生成回路123の可変遅延回路1233から第1クロック信号φ〜第8クロック信号φのいずれか1個のクロック信号がサンプル・ホールド制御信号φSHとして、A/D変換器12のA/D変換コア回路1212のサンプル・ホールド回路1211の第1CMOSインバータInv1の入力端子に供給される。
中央処理ユニット21から供給される制御データとしての位相制御データに応答してサンプル・ホールド制御信号生成回路123のサンプル・ホールド制御ユニット1232の位相シフタ12322は、フェーズロックドループ回路30の分周器34から生成される分周出力信号φoの位相と所定の位相関係を有する第1クロック信号φを生成する。すなわち、例えば、位相制御データがローレベル“0”の場合には、第1クロック信号φの位相は分周出力信号φoの位相と略同一となり、位相制御データがハイレベル“1”の場合には、第1クロック信号φの位相は分周出力信号φoの位相よりも180°(=π)のシフト量分だけ進相となる。これは、分周出力信号φoの非反転と反転とによって、容易に実現することが可能である。更に、位相シフタ12322から生成される第1クロック信号φのハイレベル期間は、第2クロック信号φ〜第8クロック信号φ、サンプル・ホールド制御信号φSHのハイレベル期間を決定するので、A/D変換回路121のサンプル・ホールド回路1211のホールド動作期間を決定する。従って、位相シフタ12322は、その内部に所定のハイレベル期間を有する第1クロック信号φを生成するためのワンショットパルス生成回路を含むものである。
《デジタル回路》
《中央処理ユニット》
デジタル回路20の中央処理ユニット21は、図1で図示されていないランダムアクセスメモリ(RAM)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリの格納プログラムの実行によって、A/D変換データレジスタ122に格納されたA/D変換回路121のデジタル出力信号D0〜DN-1のデータ処理を実行するものである。
更に本発明の実施の形態1によれば、中央処理ユニット21はランダムアクセスメモリ(RAM)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリの格納された雑音解析プログラムの実行によって、最低ノイズレベルを実現するためのA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211のホールド動作タイミングを決定するものである。すなわち、中央処理ユニット21による雑音解析プログラムの実行は、A/D変換器12の低雑音A/D変換動作を実現するための校正(キャリブレーション)動作となるものである。
《論理回路》
デジタル回路20の論理回路22は、種々の論理演算を実行するランダムロジック回路を含むものであり、更に浮動少数点演算ユニット(FPU:Floating Point arithmetic Unit)等の高機能アクセラレータを必要に応じて含むものである。
《フェーズロックドループ回路》
フェーズロックドループ回路30はデジタル回路20の中央処理ユニット21と論理回路22に動作クロック信号φCLKを供給するとともにサンプル・ホールド制御信号生成回路123のサンプル・ホールド制御ユニット1232に分周出力信号φを供給するために、位相比較器31とチャージポンプ・ローパスフィルタ32と電圧制御発振器33と分周器34とを含むものである。
図1に示したようにフェーズロックドループ回路30の位相比較器31の一方の入力端子に実装基板上に搭載された他の高機能デバイス100のクロック発生回路120からの基準クロック信号が外部端子TCKを介して供給され、位相比較器31の他方の入力端子に電圧制御発振器33の出力端子から生成される動作クロック信号φCLKが供給される。基準クロック信号と動作クロック信号φCLKとの位相差信号が位相比較器31の出力端子から生成され、チャージポンプ・ローパスフィルタ32を介して電圧制御発振器33の制御入力端子に供給される。その結果、デジタル回路20の中央処理ユニット21と論理回路22に供給される動作クロック信号φCLKの位相と周波数は、外部端子TCKに供給される他の高機能デバイス100のクロック発生回路120の基準クロック信号の位相と周波数と一致するものとなる。
《半導体集積回路の動作》
《低雑音A/D変換動作のための校正動作》
図1に示した本発明の実施の形態1の半導体集積回路1によれば、中央処理ユニット21による雑音解析プログラムの実行によってA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211が第1クロック信号φ〜第8クロック信号φの8種類の全ての動作タイミングのホールド動作を試行して、この8種類のホールド動作によってホールドされた8種類の全てのアナログ入力電圧VinのA/D変換がA/D変換コア回路1212によって実行される。
8種類の全てのアナログ入力電圧VinのA/D変換の結果としての8種類のデジタル出力信号D0〜DN-1はA/D変換データレジスタ122に格納されているので、中央処理ユニット21はA/D変換データレジスタ122に格納されている8種類のデジタル出力信号D0〜DN-1を相互に比較して相関関係の強いデータをノイズ源からのノイズの影響が少ないA/D変換デジタル出力信号D0〜DN-1として抽出するものである。すなわち、中央処理ユニット21は、A/D変換データレジスタ122に格納された8種類のデジタル出力信号の中で多数の略同一値を有するデータをノイズ源のノイズの影響が少ないA/D変換デジタル出力信号として抽出するものである。その一方、中央処理ユニット21は、A/D変換データレジスタ122に格納された8種類のデジタル出力信号の中で、少数の相互に数値の相違するデータをノイズ源のノイズの影響が大きいものとして無視するものである。
尚、A/D変換データレジスタ122に格納された8種類のデジタル出力信号のノイズの影響を評価する際のアナログ入力電圧Vinは、図1に示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1のアナログ入力端子AN01に供給される通常動作の各種のアナログセンサーから供給されることが可能である。その理由は、通常のアナログ入力電圧Vinの周波数は8種類の第1クロック信号φ〜第8クロック信号φの周波数よりも極めて低いので、種類の第1クロック信号φ〜第8クロック信号φのサンプリング期間のアナログ入力電圧Vinの振幅変化は無視できるためである。しかしながら、種類のデジタル出力信号のノイズの影響を評価する際、一定電圧に維持されたアナログ入力電圧Vinをアナログ入力端子AN01に供給することもできる。
このように、中央処理ユニット21はノイズの影響が少ないA/D変換デジタル出力信号D0〜DN-1として抽出された相関関係の強いデータが得られるホールド動作タイミングを有するクロック信号を、8種類の第1クロック信号φ〜第8クロック信号φから選択するものである。従って、中央処理ユニット21は、最低のノイズレベルを実現するためのA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211のホールド動作タイミングを決定することが可能となる。このようにして中央処理ユニット21による雑音解析プログラムの実行によって、A/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を実行することが可能となる。
この校正動作によって決定された最低ノイズレベルの実現のためのホールド動作タイミングを有するクロック信号を8個の第1クロック信号φ〜第8クロック信号φから選択する選択制御データは、サンプル・ホールド制御信号生成回路123のサンプル・ホールド制御レジスタ1231に格納されるものである。
図1に示した本発明の実施の形態1の半導体集積回路1によれば、半導体集積回路1の電源投入時の初期化シーケンスにおいてA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を実行するように、ランダムアクセスメモリ(RAM)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに格納されたプログラムによって中央処理ユニット21が制御される。
《通常動作によるA/D変換器》
更にその後に図1に示した本発明の実施の形態1の半導体集積回路1は、上述した校正動作によって決定された最低ノイズレベルを実現するためのクロック信号のホールド動作タイミングにおいてA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211がホールド動作を実行するように、サンプル・ホールド制御信号生成回路123のサンプル・ホールド制御レジスタ1231中に格納された制御データの遅延選択データと位相制御データとに応答してサンプル・ホールド制御ユニット1232が可変遅延回路(VDL)1233を制御するものである。
すなわち、A/D変換器12の通常動作によるA/D変換では、上述の校正動作により8種類の第1クロック信号φ〜第8クロック信号φから選択されたホールド動作タイミングを有するクロック信号をサンプル・ホールド制御信号φSHとして使用することによって、A/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211のホールド動作が実行される。
更に図1に示した本発明の実施の形態1の通常動作における半導体集積回路1では、A/D変換器12の通常動作の開始の後に所定時間の動作期間が経過する都度に、A/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を実行するように、ランダムアクセスメモリ(RAM)やフラッシュメモリの不揮発性メモリに格納されたプログラムによって中央処理ユニット21が制御される。
《校正動作の波形図》
図2は、図1に示した本発明の実施の形態1の半導体集積回路1において実行されるA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を説明するための波形を示す図である。
図2には、校正動作の半導体集積回路1のPLL回路30の電圧制御発振器33から生成される動作クロック信号φCLKが示され、PLL回路30の分周器34から生成される分周出力信号φoが示され、更にA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の妨害となるノイズNoiseの波形が示されている。
更に図2には、校正動作の半導体集積回路1のサンプル・ホールド制御ユニット1232の位相シフタ12322から生成される第1クロック信号φ、第1CMOS遅延回路DL1から生成される第2クロック信号φ、第2CMOS遅延回路DL2の出力端子から生成される第3クロック信号φ、第3CMOS遅延回路DL3の出力端子から生成される第4クロック信号φ、第4CMOS遅延回路DL4の出力端子から生成される第5クロック信号φ、第5CMOS遅延回路DL5の出力端子から生成される第6クロック信号φ、第6CMOS遅延回路DL6の出力端子から生成される第7クロック信号φ、第7CMOS遅延回路DL7の出力端子から生成される第8クロック信号φが示されている。
図2に示した波形図の例では、分周出力信号φoのローレベルからハイレベルへの立ち上りのタイミングで極めて大きな振幅のノイズNoiseが生成される一方、分周出力信号φoのハイレベルからローレベルへの立ち下りのタイミングでも無視できない振幅のノイズNoiseが生成されている。
従って、A/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作では、第2クロック信号φと第3クロック信号φと第4クロック信号φと第6クロック信号φと第7クロック信号φと第8クロック信号φとの各クロック信号のハイレベルの動作タイミングをA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211がホールド期間としたA/D変換デジタル出力信号が、略同一値を有してノイズ源のノイズの影響が少ない多数のA/D変換デジタル出力信号として抽出される。その一方で、この校正動作では、第1クロック信号φと第5クロック信号φの各クロック信号のハイレベルの動作タイミングをA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211がホールド期間としたA/D変換デジタル出力信号が、相互に数値が相違してノイズ源のノイズの影響が大きい少数のA/D変換デジタル出力信号として無視される。
従って、校正動作の後の通常動作の半導体集積回路1のA/D変換器12の通常動作によるA/D変換では、上述の校正動作によって第2クロック信号φと第3クロック信号φと第4クロック信号φと第6クロック信号φと第7クロック信号φと第8クロック信号φとから選択された1つのホールド動作タイミングを有するクロック信号をサンプル・ホールド制御信号φSHとして使用することによって、A/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211のホールド動作が実行される。その結果、A/D変換器12の低雑音A/D変換動作が実現されることが可能となる。
《校正動作の他の波形図》
図3は、図1に示した本発明の実施の形態1の半導体集積回路1において実行されるA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための他の校正動作を説明するための波形を示す図である。
図3には、半導体集積回路1に集積化された種々の機能モジュールと実装基板上に搭載された他の高機能デバイス100との動作タイミングを決定する多数のクロック信号CLKが示され、PLL回路30の分周器34から生成される分周出力信号φoが示され、更にA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の妨害となるノイズNoiseの波形が示されている。
半導体集積回路1によって最初に実行される校正動作においては、分周器34の分周出力信号φoがローレベルからハイレベルに変化する時刻T´より以降の時刻T´〜時刻T´の各タイミングで、ノイズの影響が解析される。しかし、時刻T´〜時刻T´の動作期間では多数のクロック信号CLKと分周出力信号φoとのレベル変化が頻繁に発生しているので、この動作期間では、大きな振幅のノイズNoiseが生成される。従って、この動作期間でホールドされてA/D変換された8種類のデジタル出力信号D0〜DN-1の全ては、相互に数値が相違するものとなる。この中央処理ユニット21の解析結果によって、時刻T´〜時刻T´の動作期間では半導体集積回路1の通常動作におけるA/D変換器12の低雑音A/D変換動作は不可能であると中央処理ユニット21によって判定される。
この判定結果に従って、PLL回路30の分周器34から生成される分周出力信号φoの位相が180°(=π)の分だけ進相となるように制御される。これは、分周出力信号φoの非反転と反転とによって、容易に実現することが可能である。すなわち、上述した判定結果に応答して、サンプル・ホールド制御ユニット1232の位相シフタ12322内部のCMOSインバータはPLL回路30の分周器34から供給される分周出力信号φoを反転することによって生成した第1クロック信号φを第1CMOS遅延回路DL1の入力端子と第1CMOSアナログスイッチSW1の一端とに供給するものである。
その結果、図3に示すように、時刻Tで半導体集積回路1のサンプル・ホールド制御ユニット1232の位相シフタ12322から第1クロック信号φが生成され、時刻Tで第1CMOS遅延回路DL1から第2クロック信号φが生成され、時刻Tで第2CMOS遅延回路DL2の出力端子から第3クロック信号φが生成され、時刻Tで第3CMOS遅延回路DL3の出力端子から第4クロック信号φが生成され、時刻Tで第4CMOS遅延回路DL4の出力端子から第5クロック信号φが生成され、時刻Tで第5CMOS遅延回路DL5の出力端子から第6クロック信号φが生成され、時刻Tで第6CMOS遅延回路DL6の出力端子から第7クロック信号φが生成され、時刻Tでは第7CMOS遅延回路DL7の出力端子から第8クロック信号φが生成される。
従って、半導体集積回路1によって次に実行される校正動作では、第2クロック信号φと第3クロック信号φと第4クロック信号φと第6クロック信号φと第7クロック信号φと第8クロック信号φとの各クロック信号のハイレベルの動作タイミングをA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211がホールド期間としたA/D変換デジタル出力信号が、略同一値を有しノイズ源のノイズの影響が少ない多数のA/D変換デジタル出力信号として抽出される。その一方で、この校正動作では、第1クロック信号φと第5クロック信号φの各クロック信号のハイレベルの動作タイミングをA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211がホールド期間としたA/D変換デジタル出力信号が、相互に数値が相違してノイズ源のノイズの影響が大きい少数のA/D変換デジタル出力信号として無視される。
従って、校正動作の後の通常動作の半導体集積回路1のA/D変換器12の通常動作によるA/D変換では、上述の校正動作によって第2クロック信号φと第3クロック信号φと第4クロック信号φと第6クロック信号φと第7クロック信号φと第8クロック信号φとから選択された1つのホールド動作タイミングを有するクロック信号をサンプル・ホールド制御信号φSHとして使用することによって、A/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211のホールド動作が実行される。その結果、A/D変換器12の低雑音A/D変換動作が実現されることが可能となる。
[実施の形態2]
《半導体集積回路の他の構成》
図4は、本発明の実施の形態2による半導体集積回路1の他の構成を示す図である。
図4に示す本発明の実施の形態2による半導体集積回路1が図1に示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1と相違するのは、下記の点である。
すなわち、図4に示す本発明の実施の形態2による半導体集積回路1のサンプル・ホールド制御信号生成回路123には、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)1234が追加されている。
このデジタルシグナルプロセッサ1234は、中央処理ユニット21の代わりに、A/D変換データレジスタ122に格納されている8種類のデジタル出力信号D0〜DN-1を相互に比較して相関関係の強いデータをノイズ源からのノイズの影響が少ないA/D変換デジタル出力信号D0〜DN-1として抽出するものである。すなわち、デジタルシグナルプロセッサ1234は、A/D変換データレジスタ122に格納された8種類のデジタル出力信号の中で多数の略同一値を有するデータをノイズの影響が少ないA/D変換デジタル出力信号として抽出する。その一方、デジタルシグナルプロセッサ1234は、A/D変換データレジスタ122に格納された8種類のデジタル出力信号の中で、少数の相互に数値の相違するデータをノイズ源のノイズの影響が大きいものとして無視する。
その後に、デジタルシグナルプロセッサ1234はノイズの影響が少ないA/D変換デジタル出力信号D0〜DN-1として抽出された相関関係の強いデータが得られるホールド動作タイミングを有するクロック信号を8種類の第1クロック信号φ〜第8クロック信号φから選択するものである。従って、デジタルシグナルプロセッサ1234は、最低ノイズレベルを実現するためのA/D変換器12のサンプル・ホールド回路1211のホールド動作タイミングを決定することが可能となる。このようにデジタルシグナルプロセッサ1234による雑音解析プログラムの実行により、A/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を実行することが可能となる。
図4に示した本発明の実施の形態2の半導体集積回路1によれば、半導体集積回路1の電源投入時の初期化シーケンスにおいてA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を実行するように、ランダムアクセスメモリ(RAM)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに格納されたプログラムによってデジタルシグナルプロセッサ1234が制御される。
更に図4に示した本発明の実施の形態2の半導体集積回路1では、A/D変換器12の通常動作の開始の後に所定時間の動作期間が経過する都度にA/D変換器12の低雑音A/D変換動作の実現のための校正動作を実行するように、ランダムアクセスメモリ(RAM)やフラッシュメモリの不揮発性メモリに格納されたプログラムによってデジタルシグナルプロセッサ1234が制御される。
[実施の形態3]
《半導体集積回路の具体的な構成》
図5は、本発明の実施の形態3によるマイクロコントーラユニット(MPU)として構成された半導体集積回路1の具体的な構成を示す図である。
図5に示すように半導体集積回路1の半導体チップのアナログ回路コア10は、アナログマルチプレクサー(MPX)11とA/D変換器12とを含んでいる。
《アナログ回路コア》
図5に示すアナログマルチプレクサー(MPX)11の8チャンネルのアナログ入力端子AN0、AN1…AN7を含み、8チャンネルから任意に選択されたアナログ入力信号が出力端子に出力されることが可能とされている。
図5に示すA/D変換器12は、図1に示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1や図4に示す本発明の実施の形態2による半導体集積回路1と全く同様に構成されたA/D変換回路121とA/D変換データレジスタ122とサンプル・ホールド制御信号生成回路123を含み、A/D変換回路121はサンプル・ホールド回路1211とA/D変換コア回路1212とを含んでいる。
更に図5に示すA/D変換器12は、図1に示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1や図4に示す本発明の実施の形態2による半導体集積回路1と全く同様に、デジタル回路20の中央処理ユニット21と論理回路22とに動作クロック信号φCLKを供給するとともにサンプル・ホールド制御信号生成回路123に分周出力信号φを供給するためのフェーズロックドループ回路30を含んでいる。
尚、アナログ回路コア10には例えば、5ボルトと比較的高い電圧に設定されたアナログ電源電圧AVccが供給される一方、アナログ回路コア10にはアナログ接地電位AVssが供給される。
《デジタル回路コア》
図5に示す半導体集積回路1の半導体チップのデジタル回路コア20は、中央処理ユニット(CPU)21と論理回路22とランダムアクセスメモリ(RAM)24とフラッシュ不揮発性メモリデバイス(NV_Flash)23とランダムアクセスメモリ(RAM)24とリードオンリーメモリ(ROM)25とバススイッチコントローラ(BSC)26を含んでいる。尚、デジタル回路コア20には、例えば略1ボルトと比較的低い電圧に設定されたデジタル電源電圧Vccが供給される一方、デジタル回路コア20にはデジタル接地電位Vssが供給される。
すなわち、中央処理ユニット(CPU)21にはCPUバスCPU_Busと制御線Cntr_Linesとを介して、ランダムアクセスメモリ(RAM)24とフラッシュ不揮発性メモリデバイス(NV_Flash)23とリードオンリーメモリ(ROM)25とバススイッチコントローラ(BSC)26とが接続されている。尚、中央処理ユニット(CPU)21には、CPUバスCPU_Busと制御線Cntr_Linesと周辺バスPeriph_Busとバススイッチコントローラ(BSC)26とを介して、複数の周辺回路Periph_Cir1、Periph Cir2が接続されている。従って、アナログ回路コア10のアナログマルチプレクサー(MPX)11で選択されサンプルされた入力アナログ信号がA/D変換器12によってデジタル信号に変換され、デジタル信号は周辺バスPeriph_Bus、バススイッチコントローラ(BSC)26、CPUバスCPU_Busを介して中央処理ユニット(CPU)21によって処理されることができる。また、ランダムアクセスメモリ24とフラッシュ不揮発性メモリデバイス23とリードオンリーメモリ25のいずれか1個のメモリには、A/D変換器12による最低ノイズレベルのA/D変換の実現のための中央処理ユニット21もしくはデジタルシグナルプロセッサによって実行される雑音解析プログラムが格納可能とされたものである。
以上、本発明者によってなされた発明を種々の実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、A/D変換器12は、逐次比較型A/D変換回路にのみ限定されるものではなく、フラッシュ型A/D変換器とパイプライン型A/D変換器とΣΔ型A/D変換器のいずれかによって構成可能であることは言うまでもない。
また、動作クロック信号の生成についても、フェーズロックドループ回路30にのみ限定されるものではなく、例えば、リングオシレータや周波数電圧変換回路を用いたクロック発振回路を用いて構成することも可能である。
更に中央処理ユニット21やデジタルシグナルプロセッサによって実行されるランダムアクセスメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリの格納された雑音解析プログラムの実行は、サンプル・ホールド制御信号生成回路123の可変遅延回路1233からの8個の第1クロック信号φ〜第8クロック信号φの各クロック信号のハイレベル期間にA/D変換器12に通常動作の期間に供給されるアナログ入力電圧Vinの周波数成分より高い周波数信号成分を有するクロックパルスに起因する雑音成分を高速フーリエ解析等によって解析することでも可能である。
1…半導体集積回路
10…アナログ回路
11…アナログマルチプレクサー(MPX)
12…A/D変換器
121…A/D変換回路
1211…サンプル・ホールド回路(SHC)
1212…A/D変換コア回路
12121…コンパレータ
12122…逐次変換レジスタ
12123…局部D/A変換器
0〜DN-1…デジタル出力信号
122…A/D変換データレジスタ
123…サンプル・ホールド制御信号生成回路
1231…サンプル・ホールド制御レジスタ
1232…サンプル・ホールド制御ユニット(SHC)
1233…可変遅延回路(VDL)
DL1〜DL7…CMOS遅延回路
SW1〜SW8…CMOSアナログスイッチ
12321…選択器
12322…位相シフタ
20…デジタル回路
21…中央処理ユニット(CPU)
22…論理回路
30…フェーズロックドループ(PLL)回路
31…位相比較器(PC)
32…チャージポンプ・ローパスフィルタ(CP&LPF)
33…電圧制御発振器(VCO)
34…分周器(1/M)
φCLK…動作クロック信号
φo…分周出力信号
φSH…サンプル・ホールド制御信号
φ〜φ…第1〜第8クロック信号
100…実装基板上に搭載された高機能デバイス
110…ユーザーロジック
120…クロック発生回路

Claims (20)

  1. サンプル・ホールド回路とA/D変換回路とを含むA/D変換器と、中央処理ユニットとを半導体チップに具備する半導体集積回路であって、
    ホールド動作期間の前記サンプル・ホールド回路から前記A/D変換回路の入力端子にアナログ入力信号が供給可能とされ、前記A/D変換回路の出力端子からA/D変換によるデジタル出力信号が生成可能とされ、
    前記中央処理ユニットは、前記デジタル出力信号のデータ処理が実行可能とされ、
    前記半導体集積回路は前記半導体チップに、クロック生成ユニットとサンプル・ホールド信号生成回路とを更に具備して、
    前記クロック生成ユニットは、前記中央処理ユニットに供給される動作クロック信号と、前記サンプル・ホールド信号生成回路に供給されるクロック出力信号とを生成して、
    前記半導体集積回路の校正動作では、前記サンプル・ホールド信号生成回路は、前記クロック出力信号に応答して、相互にタイミングの相違する複数のクロック信号を生成して前記サンプル・ホールド回路のサンプル・ホールド制御入力端子に順次に供給して、
    前記校正動作で、前記複数のクロック信号の各タイミングで前記サンプル・ホールド回路によってホールドされた複数のアナログ信号を、前記A/D変換回路が順次に複数のデジタル信号に変換して、
    前記校正動作で、前記複数のデジタル信号の解析の実行によって、前記A/D変換器の低雑音A/D変換のための前記サンプル・ホールド回路のホールド動作期間のタイミングを前記複数のクロック信号から選択して、
    前記半導体集積回路の通常動作では、前記校正動作によって前記複数のクロック信号から選択された前記ホールド動作期間の前記タイミングを有するクロック信号がサンプル・ホールド制御信号として前記サンプル・ホールド回路に供給され、前記サンプル・ホールド回路により前記サンプル・ホールド制御信号のタイミングでホールドされたアナログ信号を前記A/D変換回路がA/D変換によって前記デジタル出力信号として出力することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1において、
    前記サンプル・ホールド信号生成回路は、可変遅延回路と、前記可変遅延回路を制御する制御ユニットと、前記制御ユニットのための制御レジスタとを含み、
    前記可変遅延回路は、前記クロック出力信号に応答して相互にタイミングの相違する複数のクロック信号を生成する複数の遅延回路と、前記複数のクロック信号がその一端に供給されその他端が前記サンプル・ホールド回路の前記サンプル・ホールド制御入力端子に共通に接続された複数のスイッチとを含み、
    前記校正動作では、前記制御ユニットの制御により前記可変遅延回路の前記複数のスイッチが順次に導通状態に制御されることによって、前記複数のクロック信号が順次に前記サンプル・ホールド制御信号として前記サンプル・ホールド回路の前記サンプル・ホールド制御入力端子に供給され、
    前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析の実行によって、前記低雑音A/D変換のための前記ホールド動作期間の前記タイミングを前記複数のクロック信号から選択するための選択データが、前記サンプル・ホールド信号生成回路の前記制御レジスタに格納され、
    前記通常動作で、前記サンプル・ホールド信号生成回路の前記制御レジスタに格納された前記選択データに応答して前記制御ユニットは前記可変遅延回路の前記複数のスイッチの選択された1つのスイッチを導通状態に制御して、前記1つのスイッチによって前記クロック信号が前記サンプル・ホールド制御信号として選択され前記サンプル・ホールド回路に供給されることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項2において、
    前記クロック生成ユニットは、前記動作クロック信号を生成する電圧制御発振器と前記動作クロック信号の分周によって前記クロック出力信号を生成する分周器とを含むフェーズロックドループ回路によって構成されたことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項2において、
    前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析は、前記中央処理ユニットもしくは前記半導体チップに形成されたデジタルシグナルプロセッサによって実行されることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項4において、
    前記半導体集積回路は、前記中央処理ユニットまたは前記デジタルシグナルプロセッサによって実行される前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析のためのプログラムを格納するメモリを前記半導体チップに更に具備することを特徴とする半導体集積回路。
  6. 請求項5において、
    前記プログラムを格納する前記メモリは、不揮発性メモリであることを特徴とする半導体集積回路。
  7. 請求項2において、
    前記半導体集積回路の電源投入時の初期化シーケンスにおいて、前記校正動作が実行されることを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項7において、
    前記半導体集積回路の通常動作においては、前記通常動作の開始の後に所定時間の動作期間が経過する都度に、前記校正動作が実行されることを特徴とする半導体集積回路。
  9. 請求項2において、
    前記A/D変換器は、逐次比較型A/D変換器とフラッシュ型A/D変換器とパイプライン型A/D変換器とΣΔ型A/D変換器のいずれかによって構成されたことを特徴とする半導体集積回路。
  10. 請求項9において、
    前記半導体集積回路は前記半導体チップに、複数のアナログ入力端子から任意に選択された1個のアナログ入力端子の信号をその出力端子に出力可能なアナログマルチプレクサーを更に具備して、
    前記アナログマルチプレクサーの前記出力端子から出力されたアナログ選択出力信号は、前記サンプル・ホールド回路の入力端子に供給可能とされたことを特徴とする半導体集積回路。
  11. サンプル・ホールド回路とA/D変換回路とを含むA/D変換器と、中央処理ユニットとを半導体チップに具備する半導体集積回路の動作方法であって、
    ホールド動作期間の前記サンプル・ホールド回路から前記A/D変換回路の入力端子にアナログ入力信号が供給可能とされ、前記A/D変換回路の出力端子からA/D変換によるデジタル出力信号が生成可能とされ、
    前記中央処理ユニットは、前記デジタル出力信号のデータ処理が実行可能とされ、
    前記半導体集積回路は前記半導体チップに、クロック生成ユニットとサンプル・ホールド信号生成回路とを更に具備して、
    前記クロック生成ユニットは、前記中央処理ユニットに供給される動作クロック信号と、前記サンプル・ホールド信号生成回路に供給されるクロック出力信号とを生成して、
    前記半導体集積回路の校正動作では、前記サンプル・ホールド信号生成回路は、前記クロック出力信号に応答して、相互にタイミングの相違する複数のクロック信号を生成して前記サンプル・ホールド回路のサンプル・ホールド制御入力端子に順次に供給して、
    前記校正動作で、前記複数のクロック信号の各タイミングで前記サンプル・ホールド回路によってホールドされた複数のアナログ信号を、前記A/D変換回路が順次に複数のデジタル信号に変換して、
    前記校正動作で、前記複数のデジタル信号の解析の実行によって、前記A/D変換器の低雑音A/D変換のための前記サンプル・ホールド回路のホールド動作期間のタイミングを前記複数のクロック信号から選択して、
    前記半導体集積回路の通常動作では、前記校正動作によって前記複数のクロック信号から選択された前記ホールド動作期間の前記タイミングを有するクロック信号がサンプル・ホールド制御信号として前記サンプル・ホールド回路に供給され、前記サンプル・ホールド回路により前記サンプル・ホールド制御信号のタイミングでホールドされたアナログ信号を前記A/D変換回路がA/D変換によって前記デジタル出力信号として出力することを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  12. 請求項11において、
    前記サンプル・ホールド信号生成回路は、可変遅延回路と、前記可変遅延回路を制御する制御ユニットと、前記制御ユニットのための制御レジスタとを含み、
    前記可変遅延回路は、前記クロック出力信号に応答して相互にタイミングの相違する複数のクロック信号を生成する複数の遅延回路と、前記複数のクロック信号がその一端に供給されその他端が前記サンプル・ホールド回路の前記サンプル・ホールド制御入力端子に共通に接続された複数のスイッチとを含み、
    前記校正動作では、前記制御ユニットの制御により前記可変遅延回路の前記複数のスイッチが順次に導通状態に制御されることによって、前記複数のクロック信号が順次に前記サンプル・ホールド制御信号として前記サンプル・ホールド回路の前記サンプル・ホールド制御入力端子に供給され、
    前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析の実行によって、前記低雑音A/D変換のための前記ホールド動作期間の前記タイミングを前記複数のクロック信号から選択するための選択データが、前記サンプル・ホールド信号生成回路の前記制御レジスタに格納され、
    前記通常動作で、前記サンプル・ホールド信号生成回路の前記制御レジスタに格納された前記選択データに応答して前記制御ユニットは前記可変遅延回路の前記複数のスイッチの選択された1つのスイッチを導通状態に制御して、前記1つのスイッチによって前記クロック信号が前記サンプル・ホールド制御信号として選択され前記サンプル・ホールド回路に供給されることを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  13. 請求項12において、
    前記クロック生成ユニットは、前記動作クロック信号を生成する電圧制御発振器と前記動作クロック信号の分周によって前記クロック出力信号を生成する分周器とを含むフェーズロックドループ回路によって構成されたことを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  14. 請求項12において、
    前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析は、前記中央処理ユニットもしくは前記半導体チップに形成されたデジタルシグナルプロセッサによって実行されることを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  15. 請求項14において、
    前記半導体集積回路は、前記中央処理ユニットまたは前記デジタルシグナルプロセッサによって実行される前記校正動作での前記複数のデジタル信号の前記解析のためのプログラムを格納するメモリを前記半導体チップに更に具備することを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  16. 請求項15において、
    前記プログラムを格納する前記メモリは、不揮発性メモリであることを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  17. 請求項12において、
    前記半導体集積回路の電源投入時の初期化シーケンスにおいて、前記校正動作が実行されることを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  18. 請求項17において、
    前記半導体集積回路の通常動作においては、前記通常動作の開始の後に所定時間の動作期間が経過する都度に、前記校正動作が実行されることを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  19. 請求項12において、
    前記A/D変換器は、逐次比較型A/D変換器とフラッシュ型A/D変換器とパイプライン型A/D変換器とΣΔ型A/D変換器のいずれかによって構成されたことを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
  20. 請求項19において、
    前記半導体集積回路は前記半導体チップに、複数のアナログ入力端子から任意に選択された1個のアナログ入力端子の信号をその出力端子に出力可能なアナログマルチプレクサーを更に具備して、
    前記アナログマルチプレクサーの前記出力端子から出力されたアナログ選択出力信号は、前記サンプル・ホールド回路の入力端子に供給可能とされたことを特徴とする半導体集積回路の動作方法。
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