JP4492907B2 - Pll回路及びそのロック判定回路並びにテスト方法と装置 - Google Patents

Pll回路及びそのロック判定回路並びにテスト方法と装置 Download PDF

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、位相同期ループ(Phase Locked Loop;「PLL」という)回路に関し、特に、PLL回路のロック検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
PLL回路のロック検出回路として、例えば、図9に示すような構成が従来より知られている。図10は、図9に示す回路の動作を説明するためのタイミング図である。なお、図9に示す構成としては、例えば特開昭64−24630号公報が参照される。
【0003】
図9を参照すると、位相周波数比較器(Phase Frequency Comparator;PFC)101と、位相周波数比較器101からのUP信号、DOWN信号によりコンデンサ(不図示)への充電、放電電流を制御するチャージポンプ102と、コンデンサの電圧を平滑化する低域通過フィルタよりなるループフィルタ103と、ローパスフィルタ103の出力電圧を制御電圧として入力し発振周波数が可変される電圧制御発振器104と、電圧制御発振器104の出力をN分周する分周器(1/N)105と、を備え、位相周波数比較器101は、入力信号X1と分周器105からの分周信号との位相及び周波数を比較する。なお、位相周波数比較器101を、入力信号の位相差を検出する位相比較器(Phase Comparator)で置き換えた構成としてもよいことは勿論である。
【0004】
位相周波数比較器101は、入力信号と分周器105の出力信号の位相差、周波数差に応じたパルス幅のUP信号、DOWN信号をそれぞれ出力し、UP信号、DOWN信号は排他的否定論理和(EXNOR)回路106に入力され、EXNOR回路106の出力PcはD型フリップフロップ108のクロック入力端子CKに入力され、EXNOR回路106の出力を遅延回路107でtd遅延させた信号PaがD型フリップフロップ108のデータ入力端子Dに入力されており、D型フリップフロップ108は、信号PaをPcの立ち上がりエッジでサンプルした信号をデータ出力端子Qからロック判定信号SLとして出力する。図10にタイミング図として示したように、位相差が遅延時間tdよりも大きいときは、判定信号SLはLowレベルを出力して非ロック状態を示し、ロック状態になると、UPパルス、DOWNパルスはほとんど出力されないことから、信号Pcのパルス幅は短くなり、このため、位相差が遅延時間tdよりも小さいときは、判定信号SLはHighレベルを出力する。
【0005】
上記した従来の回路は、遅延時間がtdの遅延回路107を用いて、ロック状態の判定を行っている。そのため、周囲温度や製造ばらつき等により、遅延回路の遅延時間が変わると、ロックの判定基準も変化してしまい、ロック状態/非ロック状態を正確に判定することができなくなる、という問題点を有している。
【0006】
また、上記した従来の回路においては、PLL回路で生成された信号(入力信号と分周器の出力信号)をモニタしているのではなく、位相比較器のUP/DOWN信号の論理演算結果を遅延時間を比較することでロックを判定しており、位相比較器への入力信号を直接比較してロックを判定しているわけではない。このため、ロック状態の判定が正確であるとは限らず、上記した回路は、PLL回路の選別工程に適用することはできない。
【0007】
さらに、上記した従来の回路においては、PLL回路を動作させながら、リアルタイムで、ロック/非ロック状態の正確な判定を行うことは、困難である。
【0008】
一方、PLL回路の出力信号の逓倍数を正確に測定するには、測定器で、直接に、PLL回路の出力をその近端で観測する必要があり、テスト時間の増大を招く。また、PLL回路の出力を直接に観測するテスト手法(波形観測手法)を、LSIテスタ等で実現する場合、LSIテスタのタイミング精度、ピン間スキュー等のAC特性による制約、及び、テストパタンを蓄積するローカルメモリの深さ等(例えばPLL回路のアンロック状態からロック状態へに到るまでのPLL回路の出力信号パタンをローカルメモリに取り込む場合、膨大なメモリ容量が必要とされる場合がある)の点からも、正確な判定を行うことは、困難である。
【0009】
なお、ロック判定にカウンタを用いた技術に関する刊行物として、入力基準信号から計数期間生成回路で計数期間を生成し、PLL回路の出力信号をカウンタで該計数期間カウントし、カウント値を比較回路で比較する位相ロック検出回路を開示した特開平10−322200号公報等の記載も参照される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする課題の一つは、PLL回路で生成された逓倍信号に基づき、正確に、ロック/非ロック状態を検出するPLL回路のロック判定回路並びにテスト方法と装置を提供することである。
【0011】
本発明は、上記課題を解決する手段を提供するほか、後の説明でも明らかとされるように、ロック検出用のカウンタを利用してチャージポンプ等の電流を制御するPLL回路も提供している。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する手段を提供する本発明は、入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力するPLL回路のロック判定回路において、前記入力信号のサイクルを基に定められた第1の計数期間にわたり、前記出力信号のサイクル数を計数し、その計数結果が、前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間とで定められる第1の値と一致するか否か比較する第1の手段と、前記計数結果から、前記第1の計数期間につづいて前記入力信号のサイクルを基に定められた第2の計数期間にわたり、前記出力信号を1サイクル計数する毎に減算していった結果があらかじめ定められた第2の値と一致するか否か比較する第2の手段と、前記第1及び第2の手段の比較結果がともに一致を示すとき、ロック状態であることを示す判定信号を出力する第3の手段と、を備えている。
【0013】
本発明は、PLL回路の入力信号のサイクルを基に定められた所定の計数期間にわたり、PLL回路の出力信号のサイクル数を計数するカウンタと、前記カウンタのカウント値が、前記出力信号の逓倍数と前記計数期間とから定められる値に一致するか否かをビット毎に比較する複数の一致検出回路と、前記複数の一致検出回路に対応して設けられ、前記各一致検出回路の出力に基づき、活性化と非活性化とがそれぞれ制御され、活性状態のとき、それぞれが前記位相比較器の位相比較検出結果に基づき、前記容量を充電及び放電する複数の電流制御回路と、前記カウンタのカウント値の最上位ビットから最下位ビットのうちの任意の一のビットに対応する前記一致検出回路に対して、前記一致検出回路の出力が一致を示す場合、最上位ビット及び前記一のビットよりも上位ビットの各ビットに対応する前記一致検出回路の出力がすべて一致を示す場合にかぎり、前記一のビットに対応する前記一致検出回路の出力を有効とする制御を行う制御回路と、を備え、前記カウンタのカウント値の最上位ビットに対応する前記一致検出回路が不一致状態を示しているときは、最上位ビットから最下位ビットに対応する前記各一致検出回路に対応する前記各電流制御回路はすべて活性状態とされ、前記チャージポンプの電流値は最大値とされ、前記カウンタのカウント値の最上位ビット側から最下位ビット側への順で、逐次、各ビットに対応する前記一致検出回路の出力が一致を示す場合、前記一致検出回路に対応する前記電流制御回路は、活性状態から非活性状態に転ぜられ、非活性状態の前記電流制御回路の電流値の分だけ、前記チャージポンプの電流を下げていき、前記カウンタの最上位ビットから最下位ビットに対応するすべての前記一致検出回路が一致を示すときには、前記複数の電流制御回路はいずれも非活性状態とされ、前記一致検出回路の出力による制御を受けない、少なくとも一つの電流制御回路が前記位相比較器の位相比較結果に基づき、前記容量を充放電する構成としてもよい。
【0014】
上記課題は、以下の実施の形態の説明からも明らかとされるように、本願特許請求の範囲の各請求項の発明によって達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態の基本構成を示す図である。図1を参照すると、PLL回路は、入力信号X1を入力とする位相周波数比較器(PFC)(101)と、位相周波数比較器101からの比較結果信号(UP/DOWN)に応じて、容量(不図示)の充電/放電を行い、位相周波数差に応じた電圧を生成するチャージポンプ(CP)(102)と、該電圧を平滑化するループフィルタ(LPF)(103)と、ループフィルタ(103)の出力電圧を制御電圧として入力し、該制御電圧に対応した発振周波数の出力信号φ(逓倍信号)を出力する電圧制御発振器(104)と、電圧制御発振器(104)の出力信号φを分周する分周器(DIV)(105)と、を備え、位相周波数比較器(101)において、入力信号(X1)と分周器(105)の出力信号の位相周波数の差を比較する。図1において、位相周波数比較器(PFC)(101)は、例えば分周器(105)の分周信号の周波数が入力信号(X1)の周波数より小のとき(及び、分周信号が入力信号(X1)よりも位相が遅れているとき)、UPパルスを出力し、分周信号に周波数が入力信号(X1)の周波数よりも大のとき(及び、分周信号が入力信号(X1)よりも位相が進んでいるとき)、DOWNパルスを出力する。なお、位相周波数比較器(PFC)(101)は、入力信号(X1)と分周信号のエッジの位相差を検出する位相比較器(Phase Comparetor)で置き換えてもよいことは勿論である。この場合、位相比較器からは位相差に基づく比較結果信号(UP/DOWN)がチャージポンプ102に出力される。
【0016】
PLL回路(10)のロック判定回路は、"0"値保持レジスタ(21)と、逓倍数保持レジスタ(22)と、比較回路(23)と、アップダウンカウンタ(24)と、を備えている。
【0017】
アップダウンカウンタ(24)は、入力信号(X1)(又はその分周信号)を、そのアップカウント/ダウンカウント動作を制御する制御信号として制御端子より入力し、この制御信号が第1の論理値のときに、計数信号入力端子より入力される、PLL回路(10)の出力信号(φ)(又はその分周信号)を受けて、カウントアップ動作し、一方、制御信号が第2の論理値のときには、PLL回路(10)の出力信号(φ)(又はその分周信号)を受けてカウントダウン動作する。
【0018】
比較回路(23)は、入力信号(X1)(又はその分周信号)よりなり、アップカウント/ダウンカウント動作を制御する前記制御信号を入力するとともに、アップダウンカウンタ(24)のカウント値を入力し、ロック状態であるか否かの判定信号を出力するものであり、前記制御信号の第1の論理値から第2の論理値への遷移時点で、アップダウンカウンタ(24)のカウント値を、逓倍数保持レジスタ(22)に保持されている、あらかじめ定められた第1の値と一致するか否か比較判定し、一致した場合にアクティブとされる第1の判定信号(不図示)を生成してラッチ出力する。
【0019】
比較回路(23)は、つづいて制御信号の第2の論理値から第1の論理値への遷移時点で、アップダウンカウンタ(24)のカウント値を"0"値保持レジスタ(21)に保持されている、あらかじめ定められた第2の値と一致するか否か比較判定し、一致した場合にアクティブとされる第2の判定信号(不図示)を生成してラッチ出力し、前記第1、第2の判定信号がともにアクティブのとき、ロック状態であることを示す判定信号を出力する制御を行う。
【0020】
図2は、本発明の一実施の形態の動作を説明するための図である。この例では、簡単なため図1のPLL回路(10)の電圧制御発振器(104)は、入力信号(X1)の周波数を8逓倍した周波数の出力信号(φ)を出力するものとし、入力信号X1のデューティ比は50%であるものとする。この場合、図1に示す構成では、デューティ比50%の入力信号(X1)がそのまま制御信号として用いられているが、入力信号(X1)を波形整形回路(図示されない)を介して、比較回路(23)、アップダウンカウンタ(24)に制御信号として供給してもよいし、あるいは、入力信号(X1)を分周器(図示されない)で1/2分周した信号を、比較回路(23)、及び、アップダウンカウンタ(24)に、制御信号として供給するようにしてもよい。
【0021】
図1及び図2を参照すると、アップダウンカウンタ(24)は、入力信号(X1)がHighレベルのとき、PLL回路(10)の出力信号(φ)のHighレベル(第1の論理値)からLowレベル(第2の論理値)への立ち下がりエッジで、カウントアップ動作を行い、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」とカウントアップしていく。
【0022】
そして、入力信号(X1)がHighレベルからLowレベルへの立ち下がり遷移を受けて、比較回路(23)は、アップダウンカウンタ(24)のカウント値と、逓倍数保持レジスタ(22)に保持される値「4」とが一致するか比較判定する(図2の「比較判定1」参照)。逓倍数保持レジスタ(22)には、PLL回路(10)の出力信号の逓倍数と、PLL回路(10)の出力信号(φ)の計数期間とから定められる、値が格納されている。例えば逓倍数が「8」で、入力信号(X1)の半サイクル期間分、PLL回路(10)の出力信号(φ)の計数する場合、逓倍数保持レジスタ(22)には、「4」が格納される。
【0023】
つづいて、入力信号(X1)がLowレベルのとき、アップダウンカウンタ24はカウントダウンモードとなり、PLL回路(10)の出力信号(φ)の立ち下がりエッジで、計数値「4」からカウントダウン動作を行い、「3」、「2」、「1」、「0」とカウントダウンしていく。そして、入力信号(X1)がLowレベルからHighレベルへの立ち上がり遷移を受けて、比較回路(23)は、アップダウンカウンタ(24)のカウント値と、"0"値保持レジスタ(21)の値「0」とが一致するか比較判定する(図2の「比較判定2」参照)。PLL回路(10)がロック状態にあるときは、入力信号(X1)の半サイクル期間における出力信号(φ)のアップカウント数とダウンカウント数はいずれも「4」となり、「比較判定1」と「比較判定2」はともに一致することから、比較回路(23)は、「比較判定1」と「比較判定2」がともに、一致を示すときに、ロック状態を示す判定信号を出力する。一方、PLL回路(10)が非ロック(アンロック)状態にあるときは、入力信号(X1)の半サイクル期間における出力信号(φ)のアップカウント数、及び/又は、ダウンカウント数は「4」とならず、「比較判定1」、及び/又は、「比較判定2」が不一致となることから、比較回路(23)は、非ロック状態を示す判定信号を出力する。
【0024】
比較回路(23)は、好ましくは、図5を参照すると、カウンタ(図1の24)のカウント値のビットと、第1の値を格納する逓倍数保持レジスタ(22)の対応するビット同士が互いに一致するか否かをビット毎に検出する複数の一致検出回路(31〜31)(「第1群の一致検出回路」ともいう)と、第1群の一致検出回路(31〜31)の出力を入力し、前記第1群の一致検出回路の出力が全て一致を示すときにアクティブとなる信号を出力する第1の論理回路(32)と、制御信号(Y1)の第1の論理値から第2の論理値への遷移時点で、第1の論理回路(32)の出力をサンプルして前記第1の判定信号として出力する第1のラッチ回路(33)と、カウンタ(図1の24)のカウント値のビットと、前記第2の値を格納する"0"値保持レジスタ(21)の対応するビット同士が互いに一致するか否かをビット毎に検出する複数の一致検出回路(31〜31)(「第2群の一致検出回路」ともいう)と、前記第2群の一致検出回路の出力を入力し、前記第2群の一致検出回路の出力が全て一致を示すときアクティブとなる信号を出力する第2の論理回路(32)と、制御信号(Y1)の第2の論理値から第1の論理値への遷移時点で、前記第1の論理回路の出力をサンプルして前記第2の判定信号として出力する第2のラッチ回路(33)と、第1と第2のラッチ回路の前記第1、及び第2の判定信号を入力とし、前記第1、及び第2の判定信号の論理積出力を判定信号として前記出力端子から出力する論理積回路(34)よりなる。
【0025】
本発明の一実施の形態において、比較回路(23)は、制御信号(Y1)の第1の論理値から第2の論理値への遷移時点で、アップダウンカウンタ(24)のカウント値が逓倍数保持レジスタ(22)と一致するか否か比較判定し、一致した場合に、アクティブとされる判定信号を出力し、アップダウンカウンタ(24)のダウンカウント時、制御信号の第2の論理値から第1の論理値への遷移時点で(カウント値が"0"値保持レジスタ(21)と一致するか否かの比較判定は行わず)、アップダウンカウンタ(24)が、リセットされる(ゼロクリア)される構成としてもよい。かかる構成では、アンロック状態からロック状態への検出を行うことができる。
【0026】
本発明は、別の実施の形態において、図6を参照すると、PLL回路の入力信号(X1)のサイクルを基に定められた所定の計数期間にわたり、出力信号のサイクル数を計数するカウンタ(図1の24)のカウント値が、逓倍数と計数期間とから定められる値(計数期間が1サイクルのときは、この値は逓倍数となる)に一致するか否かを、ビット毎に比較する複数の一致検出回路(31〜31)と、複数の一致検出回路(31〜31)に対応して設けられ、各一致検出回路の出力に基づき、活性化と非活性化とがそれぞれ制御され、活性状態のとき、それぞれが位相周波数比較器の比較検出結果に基づき、前記容量を充電及び放電する複数の電流制御回路(43〜43)と、を備える。
【0027】
カウンタ(図1の24)のカウント値の最上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)のうちの任意の一のビットに対応する前記一致検出回路に対して、前記一致検出回路の出力が一致を示す場合、最上位ビット及び前記一のビットよりも上位ビットの各ビットに対応する前記一致検出回路の出力がすべて一致を示す場合にかぎり、前記一のビットに対応する前記一致検出回路の出力を有効とする逐次制御を行う制御回路(論理回路40〜40と、レジスタ41〜41)を備えている。この制御回路は、最上位ビットに対応する前記一致検出回路(31)の出力が不一致を示すときは、最上位ビットよりも下位のすべてのビットに対応する前記一致検出回路(31〜31)に対して、前記一致検出回路が出力が一致を示していても、これを無効化し、対応する電流制御回路には伝達しない。
【0028】
この実施の形態においては、PLL回路(10)の出力信号(φ)を例えば入力信号(X1)の一周期分、カウンタ(図1の24)でカウントすることで、カウント値を逓倍数と比較する一致検出回路の比較結果に基づき、ロック状態にどの程度近づいているかを、MSB側から逐次比較し(一種のバイナリサーチ法)、判定結果に応じてチャージポンプの電流の大きさを可変することで、ロックに要する時間の短縮を図ることができる。すなわち、カウンタのカウント値の最上位ビット(MSB)に対応する一致検出回路(31)が不一致状態を示しているときは、最上位ビットから最下位ビットに対応する前記各一致検出回路(31〜31)に対応する前記各電流制御回路(43〜43)はすべて活性状態とされ、チャージポンプの電流値は最大値とされる。カウンタ(図1の24)のカウント値の最上位ビット(MSB)側から最下位ビット(LSB)側に順に、対応するビットの前記一致検出回路が一致を示すときには、MSB側からLSB側への順で、逐次、対応する電流制御回路が活性状態から非活性状態に転ぜられ、非活性状態となった電流制御回路の電流値の分だけ、チャージポンプの電流を下げていき(図8の電流値I参照)、カウンタ(図1の24)のカウント値のMSBからLSBに対応するすべての前記一致検出回路が一致を示すときには、複数の電流制御回路(43〜43)は非活性状態とされ、一致検出回路の出力による制御を受けない、少なくとも一つの電流制御回路(42)(チャージポンプ)が、位相周波数比較器(図1の101)の比較結果出力(UP/DOWN)に応じて容量(不図示)を充放電する。
【0029】
より詳細には、カウンタ(図1の24)のカウント値のビットと、前記逓倍数Nを格納する逓倍数保持レジスタ(図6の22)の対応するビットとが互いに一致するか否かをビット毎に検出し、一致したとき出力信号をアクティブとする一致検出回路(31〜31)を、逓倍数Nを2進表示したビット数であるMビット(=カウンタのカウント値のビット数)分備え(図6ではM=4)、カウンタの第1乃至第Mビットに対応する第1乃至第Mの一致検出回路の出力を、前記入力信号の遷移エッジに基づきラッチする第1乃至第4のラッチ回路(41〜41)と、第1乃至M−1のラッチ回路に対応して設けられた論理回路(40〜40)と、を備えている。第i(ただし、iは1乃至M−1の整数)の論理回路は、カウンタ(図1の24)の第iビット(ただしiは1乃至M−1)に対応する第iの一致検出回路(31)の出力信号と、第i+1ビットに対応する前記第i+1の一致検出回路(31i+1)の出力をラッチする前記第i+1のラッチ回路(41i+1)の出力信号とを入力し、前記第i+1のラッチ回路の出力がアクティブであるかインアクティブであるかに応じて、前記第iの一致検出回路の出力信号を出力するか(有効とする)、マスクする(固定値を出力し、前記第iの一致検出回路の出力信号を出力せず無効とする)制御を行う。
【0030】
さらに、第1乃至第M(ただし、図6では、M=4)のラッチ回路(41〜41)に対応して設けられた第1乃至第Mの電流制御回路(43〜43)は、それぞれ、前記第1乃至第Mのラッチ回路(41〜41)の出力信号を制御信号として制御端子Cからそれぞれ入力し、制御端子Cの制御信号がアクティブのとき、電源VDDと出力端子Oとの間の充電パスに挿入された第1のスイッチ(図7(b)のPM12)と、出力端子Oとグランドの間の放電パスに挿入された第2のスイッチ(図7(b)のNM12)とを、ともにオフ状態とし、前記制御信号がインアクティブのとき、前記第1、第2のスイッチをオン状態とし、位相周波数比較器(図1の101)からの比較結果信号(UP/DOWN)に基づき、出力端子Oへの電源側からの定電流の供給、出力端子Oからグランドへの定電流による放電を行う。第1乃至第Mの電流制御回路(43〜43)の出力端子は共通接続され、チャージポンプの容量端子に接続されている。なお、電流制御回路(43〜43)の出力電流の和電流を、電流制御発振器(ICO)の制御電流として用いる構成としてもよいことは勿論である。電流制御発振器(ICO)は、例えばループフィルタ(図1の103)の出力電圧を、電流(制御電流)に変換し、該電流値に応じて、発振周波数を可変させる構成とされる。
【0031】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0032】
図3は、本発明の一実施例の構成を示す図である。図3のPLL回路は、図1に示した構成と同様とされる。PLL回路10の入力信号X1は、1/2分周器11で1/2分周され、分周信号Y1がPLL回路10に入力信号として入力される。PLL回路10は例えば分周信号Y1の周波数を「20」逓倍した信号を出力し、PLL回路10の出力信号(20逓倍)を1/2分周器12で1/2分周した信号が、出力信号φとして出力される。結果的に、出力信号φの入力信号X1に対する周波数逓倍数は、入力信号X1の分周比と、PLL回路10の逓倍数と、出力信号の分周比とから、(1/2)×20×(1/2)=5逓倍したものとなる(逓倍数は5)。なお、入力信号X1の分周比、PLL回路10の逓倍数、出力信号の分周比は、上記数値に限定されるものでないことは勿論である。
【0033】
図3を参照すると、ロック判定回路20は、分周信号Y1を、アップカウント/ダウンカウント動作を制御する制御信号Y1として入力し、この制御信号がHighレベルのときに、PLL回路10の1/2分周器12の出力信号φを受けてカウントアップ動作し、制御信号Y1がLowレベルのときに、PLL回路10の1/2分周器12の出力信号φを受けてカウントダウン動作するアップダウンカウンタ24と、制御信号Y1のHighレベルからLowレベルへの遷移時点で、アップダウンカウンタ24のカウント値を、逓倍数保持レジスタ22に保持されている、あらかじめ定められた第1の値(逓倍数=5)と一致するか否か比較判定し、一致した場合にアクティブとされる第1の判定信号を生成してラッチ出力し、制御信号Y1のLowレベルからHighレベルへの遷移時点で、アップダウンカウンタ24のカウント値を"0"値保持レジスタ21に保持されている、あらかじめ定められた第2の値(零値)と一致するか否か比較判定し、一致した場合にアクティブとされる第2の判定信号を生成してラッチ出力し、前記第1、第2の判定信号がともにアクティブのとき、ロック状態であることを示す判定信号を出力する制御を行う比較回路23と、を備えている。
【0034】
図3において、逓倍数切替信号は、PLL回路10と逓倍数保持レジスタ22に入力されており、PLL回路は、逓倍数切替信号の値に応じて、その逓倍数複数の値の中から択一的に選択され、逓倍数に応じた値が逓倍数保持レジスタ22に設定される。
【0035】
図5は、図3に示した比較回路23の構成の一例を示す図である。逓倍数は「5」であるものとし、逓倍数保持レジスタ22に保持される値は「5」("101":3ビット)とされる。これは、アップダウンカウンタ24で計数する出力信号φは入力信号X1の周波数を5逓倍したものであり、入力信号X1の一サイクル期間にわたる出力信号φは5サイクルが計数されるためである。
【0036】
図5を参照すると、この比較回路は、アップダウンカウンタ24のカウント値(3ビット)と、逓倍数保持レジスタ22(3ビット)の各対応するビットが一致するか否か検出する一致検出回路を構成する排他的否定論理和(EXNOR)回路31〜31と、カウント値と、"0"値保持レジスタ23(3ビット)の各対応するビットが一致するか否か検出する一致検出回路を構成する排他的否定論理和(EXNOR)回路31〜31と、EXNOR回路31〜31の出力を入力とする論理積(AND)回路32と、EXNOR回路31〜31の出力を入力とする論理積(AND)回路32と、AND回路32の出力を、入力される信号Y1の立ち上がりエッジでサンプルして出力するD型フリップフロップ33と、AND回路32の出力を信号Y1の立ち下がりエッジでサンプルして出力するD型フリップフロップ33と、D型フリップフロップ33の出力(第1の判定信号)とD型フリップフロップ33の出力(第2の判定信号)を入力とする論理積(AND)回路34と、を備えており、AND回路34の出力が、ロック状態の判定信号(Highの時ロック、Lowの時アンロック)として出力される。D型フリップフロップ33とD型フリップフロップ33は、好ましくは初期化時等にリセットされるリセット端子付きのフリップフロップとして構成される。
【0037】
図4は、本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。図4、及び図3と図5を参照して、本発明の一実施例の動作について説明する。なお、図4には、入力信号X1、制御信号Y1、出力信号φ、アップダウンカウンタ24(カウンタ)の出力と動作(アップ(UP)カウントとダウン(DOWN)カウント)、逓倍数保持レジスタ24、"0"値保持レジスタ21、比較回路23における判定動作タイミングが示されている。入力信号X1を分周器11で1/2分周した制御信号Y1のデューティ比は50%であるものとする。アップダウンカウンタ24は、制御信号Y1がHighレベルのとき、5逓倍の出力信号φのHighレベルからLowレベルへの立ち下がりエッジで、カウントアップ動作を行い、値「0」から、「1」、…、「5」とカウントアップしていく(φのサイクルt1〜t5)。
【0038】
比較回路23では、アップダウンカウンタ24のカウント値と、逓倍数保持レジスタ22の値「5」とを比較するEXNOR回路31〜31の出力を入力とするAND回路32の出力(比較結果)をD型フリップフロップ33のデータ入力端子に供給しており、制御信号Y1がHighレベルからLowレベルへの立ち下がり遷移(サイクルt6の開始時点の制御信号Y1の遷移)を受けて、D型フリップフロップ33は、アップダウンカウンタ24のカウント値と「5」の比較結果であるAND回路32の出力をラッチする。この場合、AND回路32の出力はHighレベルとされ、D型フリップフロップ33の出力QはHighレベル(PASS)となる。なお、図4に示す例では、サイクルt1における判定結果がPASSであることから、サイクルt6において、D型フリップフロップ33の出力QはHighレベル(PASS)に保持されており、AND回路34はPASS(ロック状態)を示すHighレベルを出力する。
【0039】
そして、サイクルt6における制御信号Y1のHighレベルからLowレベルへの遷移により、アップダウンカウンタ24はカウントダウンモードとなり、出力信号φの立ち下がりエッジで、「5」からカウントダウン動作を行い、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」とカウントダウンしていく。
【0040】
そして、比較回路23では、アップダウンカウンタ24のカウント値と、"0"値保持レジスタ21の値「0」とを比較するEXNOR回路31〜31の出力を入力とするAND回路32の出力(比較結果)をD型フリップフロップ33のデータ入力端子に供給しており、制御信号Y1がLowレベルからHighレベルへの立ち下がり遷移を受けて、D型フリップフロップ33は、アップダウンカウンタ24のカウント値と「0」の比較結果であるAND回路32の出力をラッチする。図4に示す例では、サイクルt11における判定結果がPASSであることから、D型フリップフロップ33の出力QはHighレベル(PASS)とされ、D型フリップフロップ33とD型フリップフロップ33の出力を入力とするAND回路34は、PASS(ロック状態)を示すHighレベルを出力する。すなわち、比較回路23のAND回路34から出力される判定信号の値は、D型フリップフロップ33の出力(第1判定信号)と、D型フリップフロップ33の出力(第2判定信号)がともにHighレベルのとき、Highレベルとされ、D型フリップフロップ33、33の出力の一方又は双方がLowレベルのときLowレベルとされる。
【0041】
アップダウンカウンタ24のカウント値と、"0"値保持レジスタ21、及び、逓倍数保持レジスタ22との比較結果が一致状態から不一致等への変化があった場合、判定信号の値は、D型フリップフロップ33、33のラッチタイミングを規定する制御信号Y1の立ち上がり、及び立ち下がりエッジで更新される。
【0042】
なお、比較回路23は、制御信号Y1のHighレベルからLowレベルへの遷移時点で、アップダウンカウンタ24のカウント値が逓倍数保持レジスタ22と一致するか否か比較判定し、一致した場合に、アクティブとされる判定信号を出力し、アップダウンカウンタ24のダウンカウント時、制御信号のLowレベルからHighレベルへの遷移時点で(カウント値が"0"値保持レジスタ24と一致するか否かの比較判定は行わず)、アップダウンカウンタ24が、リセットされる(ゼロクリア)構成としてもよい。かかる構成では、アンロック状態からロック状態への検出を行うことができる。
【0043】
図3に示したロック判定回路20は、PLL回路10と同一チップ上に集積化するなどして、PLL回路10内に組み込んでもよいし、あるいは、テスト回路として外付け回路で構成してもよい。
【0044】
テストシステムへのアプリケーションとして、例えばPLL回路10を被試験デバイス(Device Under Test;DUT)としてテストするLSIテスタ等の自動テスト装置(Automatic Test Equipment:ATE)のロードボード等に付加される試験用治具として構成してもよい。この場合、ATEはドライバから入力信号X1をDUTに印加し、ロック判定回路20から出力される判定信号をコンパレータから入力してロック状態の判定を行い良否(PASS/FAIL)の判定を行う。かかる構成によれば、ATEでは、PLL回路の出力信号を、サイクルベースでローカルメモリ等に蓄積する必要がなく、必要なローカルメモリの容量を低減し、またテスト回路をDUTのピンの直近に配置することで、ATEに要求されるタイミング精度等を緩やかなものとしており、廉価なATEで、正確かつ精度良く試験することができるという利点を有する。ロック判定回路20をPLL回路10内に組み込んだ場合にも、上記と同様の原理に従い、テストを容易化する。
【0045】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図6は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。PLL回路の構成は、図1及び図3に示した構成と同様とされる。図6には、逓倍数保持レジスタ22のビット数を「4」とし、逓倍数保持レジスタ22とアップダウンカウンタ24(図3参照)のカウント値が一致するか検出する一致検出回路を4ビット分(すなわち逓倍数を2進表示した場合のビット数分)、すなわち、EXNOR回路31〜31を備えている。
【0046】
この実施例は、EXNOR回路31〜31の一致検出出力に基づき、ロック状態にどれだけ近づいているか、カウンタのカウント値のMSB(最上位ビット)側からLSB(最下位ビット)側へ、逐次的に制御を行い、入力信号X1のサイクル毎に、チャージポンプCP(図1の102)の電流を可変制御するものである。カウンタのカウント値のMSBからLSBのうちあるビットに対応するEXNOR回路の出力は、当該ビットよりも上位ビットのEXNOR回路の出力がすべて一致を示すとき(Highレベルのとき)、対応するラッチ回路でラッチされ、チャージポンプCPの電流を可変制御している。
【0047】
すなわち、例えばPLL回路の逓倍数を「10」とし、逓倍数保持レジスタ22には、"1010"が保持され、カウンタ値とレジスタ22の第1ビット(LSB)同士は、EXNOR回路31に入力され、カウンタ値とレジスタ22の第4ビット(MSB)同士は、EXNOR回路31に入力され、カウンタ値とレジスタ22の第2ビット、第3ビット同士は、EXNOR回路31、31にそれぞれ入力されている。
【0048】
EXNOR回路31の出力は対応するD型フリップフロップ41のデータ入力端子Dに入力されている。
【0049】
EXNOR回路31の出力とD型フリップフロップ41の出力Qは、AND回路40に入力されており、AND回路40の出力は、対応するD型フリップフロップ41のデータ入力端子Dに入力されている。
【0050】
EXNOR回路31の出力とD型フリップフロップ41の出力Qは、AND回路40に入力されており、AND回路40の出力は、対応するD型フリップフロップ41のデータ入力端子Dに入力されている。
【0051】
EXNOR回路31の出力とD型フリップフロップ41の出力Qは、AND回路40に入力されており、AND回路40の出力は、対応するD型フリップフロップ41のデータ入力端子Dに入力されている。
【0052】
D型フリップフロップ41〜41のクロック入力端子には、入力信号X1(図3の分周器11への入力信号X1)が、共通入力されている。
【0053】
D型フリップフロップ41、41、41、41の出力a、b、c、dは、チャージポンプの充電、放電電流をそれぞれ制御する、電流制御回路43、43、43、43の制御端子Cにそれぞれ入力されている。
【0054】
電流制御回路43〜43は、後に詳細に説明されるが、位相周波数比較器(図1の101)から出力されるUP信号、DOWN信号をU端子、D端子に入力し、制御端子CがLowレベルのとき、UP信号、DOWN信号がアクティブ期間中にそれぞれ、不図示の容量を充電、放電する。
【0055】
AND回路40は、D型フリップフロップ41の出力がHighレベルである(逓倍数保持レジスタ22とカウンタ(図3の24)のカウント値のMSB同士が一致する)場合、一つ下位のビットを比較するEXNOR回路31の出力をD型フリップフロップ41のデータ入力端子に出力し、D型フリップフロップ41の出力がLowレベルである(逓倍数保持レジスタ22と前記カウンタのカウント値のMSB同士が一致しない)場合、EXNOR回路31の出力をマスクし、固定値Lowレベルを出力する。
【0056】
AND回路40は、D型フリップフロップ41の出力がHighレベルである(逓倍数保持レジスタ22と前記カウンタのカウント値の第4、第3ビット同士がともに一致する)場合、第2ビットを比較するEXNOR回路31の出力をD型フリップフロップ41のデータ入力端子に出力し、D型フリップフロップ41の出力がLowレベルである(逓倍数保持レジスタ22と前記カウンタのカウント値の第3ビットと第4のビットのうちの少なくとも一ビットが一致しない)場合、EXNOR回路31の出力をマスクし、固定値Lowレベルを出力する。
【0057】
AND回路40は、D型フリップフロップ41の出力がHighレベルである(逓倍数保持レジスタ22とカウンタのカウント値の第4乃至第2ビット同士がともに一致する)場合、第1ビット(LSB)を比較するEXNOR回路31の出力をD型フリップフロップ41のデータ入力端子に出力し、D型フリップフロップ41の出力がLowレベルである場合(逓倍数保持レジスタ22とアップダウンカウンタの第2乃至第4ビットのうちの少なくとも一ビットが一致しない)場合、EXNOR回路31の出力をマスクし、Lowレベルを出力する。
【0058】
制御端子Cを有しない電流制御回路42は、位相周波数比較器(図1の101)から出力されるUP信号、DOWN信号をU端子、D端子に入力し、UP信号、DOWN信号がアクティブ期間中にそれぞれ、不図示の容量を充電、放電する。
【0059】
電流制御回路42と電流制御回路43〜43の出力端子Oは共通接続されており、出力端子とグラントとの間に接続されている不図示の容量を充電、放電する。なお、この容量は、ループフィルタ(図1の103)内に設ける構成としてもよい。
【0060】
図7(a)は、電流制御回路42(図6参照)の構成を示す図である。電流制御回路42は、定電流源の電流パスにUP/DOWN信号でオン、オフされるスイッチトランジスタを挿入したものであり、PLL回路のチャージポンプをなす充放電制御回路を構成している。図7(a)を参照すると、この電流制御回路は、UP信号をゲートに入力するPチャネルMOSトランジスタPM1と、DOWN信号をゲートに入力するNチャネルMOSトランジスタNM1と、を備え、PチャネルMOSトランジスタPM1のソースと電源VDD間には、定電流源Io1が接続されており、NチャネルMOSトランジスタNM1のソースとグランド間には定電流源Io2(吐出電流を供給する定電流源Io1と同一の定電流Ioで吸い込む)が接続されており、PチャネルMOSトランジスタPM1のドレインとNチャネルMOSトランジスタNM1のドレインは出力端子Oに接続されている。この構成では、UP信号がLowレベルの期間、PチャネルMOSトランジスタPM1が導通して電源VDDから定電流Ioを出力端子Oに出力して出力端子Oに接続される容量(不図示)を充電し、DOWN信号がHighレベルの期間、NチャネルMOSトランジスタNM1が導通して出力端子O側から定電流Ioでグランドに放電する。
【0061】
図7(b)は、制御端子Cを備えた電流制御回路43〜43(図6参照)の構成を示す図である。図7(b)を参照すると、この電流制御回路は、UP信号の反転信号をゲートにするPチャネルMOSトランジスタPM11と、DOWN信号をゲートに入力するNチャネルMOSトランジスタNM11と、を備え、PチャネルMOSトランジスタPM11のソースと電源VDD間には、定電流源IO1とPチャネルMOSトランジスタPM12とが直列に接続されている。PチャネルMOSトランジスタPM12のソースは電源VDDに接続され、ゲートには、制御信号Cの反転信号が入力され、ドレインは定電流源Io1に接続されている。NチャネルMOSトランジスタNM11のソースとグランド間には、定電流源Io2(吐出電流を供給する定電流源Io1と同一の定電流で吸い込む)とNチャネルMOSトランジスタNM12とが直列に接続されている。PチャネルMOSトランジスタPM11のドレインとNチャネルMOSトランジスタNM11のドレインが出力端子Oに接続されている。NチャネルMOSトランジスタNM12のソースはグランドに接続され、ゲートには、制御信号CをインバータINVで反転した信号が入力され、ドレインは定電流源Io2に接続されている。
【0062】
制御信号CがLowレベルのときは、PチャネルMOSトランジスタPM12のゲートはLowレベルとされて導通し、NチャネルMOSトランジスタNM12のゲートには、インバータINVで制御信号Cを反転したHighレベルの信号が入力されることからNチャネルMOSトランジスタNM12も導通状態とされ、図7(a)に示した回路と同様の動作を行う。UP信号がLowレベルの期間、PチャネルMOSトランジスタPM11が導通して電源VDDから定電流Ioを出力端子Oに出力して容量(不図示)を充電し、DOWN信号がHighレベルの期間、NチャネルMOSトランジスタNM11が導通して出力端子O側からグランドに容量(不図示)の蓄積電荷を放電する。
【0063】
一方、制御信号CがHighレベルのときは、PチャネルMOSトランジスタPM12は非導通状態とされ、NチャネルMOSトランジスタNM12のゲートには、インバータINVで制御信号Cを反転したLowレベルが入力されることからNチャネルMOSトランジスタNM12も非導通状態とされ、制御信号CがHighレベルとされる電流制御回路43(ただし、iは1〜4)は非活性状態とされる。この場合、電流制御回路43は入力されるUP、DOWN信号の値によらず、容量への充電放電動作は行わない。
【0064】
図8は、この実施例の動作の一例を示すタイミング図である。初期状態で、D型フリップフロップ41〜41がリセットされているものとし、これらの出力はLowレベルである。入力信号X1の最初のサイクル(図3の制御信号Y1はHighレベル)では、アップダウンカウンタ24(図3参照)のカウント値は逓倍数「10」まで達していない。この場合、入力信号X1の1サイクルあたりのPLL回路の出力信号φのサイクル数は「10」に達していないため、PLL回路の出力信号φの周波数を上げる必要がある。なお、図3において、1/2分周器12を省略し、PLL回路10の出力をそのまま出力信号φとすることで、逓倍数「10」が得られる。この場合、アップダウンカウンタ24(図3参照)は、PLL回路10の出力信号を計数信号として入力する。
【0065】
図6のEXNOR回路31〜31の出力はLowレベルであり、アップダウンカウンタ24のカウント値のMSBに対応するD型フリップフロップ41の出力aがLowレベルであることから、いもずる式にAND回路40、40、40の出力もLowレベルとなり、D型フリップフロップ41、41、41の出力b、c、dもLowレベルとなる。Lowレベルの信号a、b、c、dを制御端子Cに入力とする電流制御回路43、43、43、43はいずれも活性状態とされ、この場合、チャージポンプの容量に充電される電流値Iは最大とされる。
【0066】
アップダウンカウンタ24(図3参照)のカウント値が「8」になった時点でカウンタ値の第4ビット(MSB)は"1"となり、EXNOR回路31の出力はHighレベルであり、次の入力信号X1の立ち上がりエッジ(タイミングt1)で、D型フリップフロップ41の出力aはLowレベルからHighレベルとなり、D型フリップフロップ41の出力aを制御端子Cに受ける電流制御回路43が非活性化する。この結果、チャージポンプの容量に充電される電流値Iは、電流制御回路43による電流値Io分減少する(一段下がる)。
【0067】
D型フリップフロップ41の出力aがHighレベルとなると、AND回路40はEXNOR回路31の出力をそのまま出力し、この場合、レジスタ22の第3ビットとカウンタ値の第3ビットはともに"0"であるため、EXNOR回路31の出力はHighレベルとなり、AND回路40を通過し、入力信号X1の立ち上がりエッジで、D型フリップフロップ41はEXNOR回路31の出力をラッチする。図8に示す例では、カウンタ値が「9」となるタイミングt2において、D型フリップフロップ41の出力bはHighレベルに遷移している。この結果、D型フリップフロップ41の出力bを制御端子Cに受ける電流制御回路43が非活性化に転ずる。この場合、チャージポンプの容量に充電される電流値Iは、電流制御回路43による電流値Io分減少する(一段下がる)。
【0068】
さらに、タイミングt3において、カウンタ値は「11」となり、レジスタ22の第2ビットとカウンタ値の第2ビットはともに"1"であるため、EXNOR回路31の出力はHighレベルとなり、この出力値はAND回路40を通過し、入力信号X1の立ち上がりエッジでD型フリップフロップ41はEXNOR回路31の出力をラッチし、その出力がHighレベルに遷移している。この結果、D型フリップフロップ41の出力cを制御端子Cに受ける電流制御回路43が非活性状態に転ずる。この結果、チャージポンプの容量に充電される電流値Iは、電流制御回路43による電流値Io分減少する(一段下がる)。
【0069】
さらにタイミングt4において、カウンタ値は「10」となり、レジスタ22の第1ビットとカウンタ値の第1ビットはともに"0"であるため、EXNOR回路31の出力はHighレベルとなり、この出力値はAND回路40を通過し、信号X1の立ち上がりエッジでD型フリップフロップ41はEXNOR回路31の出力をラッチし、その出力がHighレベルに遷移している。この結果、D型フリップフロップ41の出力dを制御端子Cに受ける電流制御回路43が非活性化し、チャージポンプの容量に充電される電流値Iは、電流制御回路43による電流値Io分減少する(一段下がる)。
【0070】
この状態において、電流制御回路43〜43はすべて非活性化し、電流制御回路42だけが、位相周波数比較器(図1の101)からのUP信号とDOWN信号を受けて容量(不図示)の充電、放電を行う。
【0071】
なお、電流制御回路43〜43における電流源の電流値を変え、MOSトランジスタのW(ゲート幅)/L(ゲート長)比を異なる値に設定することで、電流駆動能力を、それぞれ異なるものとなるように設定してもよい。
【0072】
電流制御回路(図1の102)のみによって、位相周波数比較器(図1の101)からのUP、DOWN信号により容量の充電、放電が行われる通常のPLL回路の構成と相違し、この実施例によれば、カウンタのカウント値を逓倍数を格納するレジスタとビット毎に比較し、MSBが一致しない間は、位相周波数比較器(図1の101)からのUPパルス信号で充電する電流値(及びDOWNパルス信号で放電する電流値)を大きな電流値とし、MSBからLSB側の順に、逐次比較制御により、ビットが一致するたびに、位相周波数比較器(図1の101)からのUPパルス信号で充電する電流値(及びDOWNパルス信号で放電する電流値)を下げていき、このように、ロック状態に遠い場合からロック状態に近づくにしたがって、チャージポンプに供給する電流値を可変させており、PLL回路の出力信号のサイクル数が目的とする逓倍数を超過することを抑制し、かつ、逓倍数に達する(ロック状態)までに要する時間を短縮可能としている。
【0073】
なお、ロック判定回路(図3の20)から出力される判定信号を、処理装置等に入力して、該判定信号の状態に基づき、該処理装置が、PLL回路からクロック信号の供給を受ける回路等に対して必要とされる制御を行う構成としてもよく、判定信号は任意の用途に適用される。
【0074】
PLL回路への入力信号X1は、水晶発振回路等から供給されるクロック信号であってもよいし、その他、クロック発生器から供給される任意のリファレンスクロックであってよい。またPLL回路は、入力信号からクロックを抽出するクロックリカバリ回路であってもよいし、周波数シンセサイザに対しても適用できることは勿論である。以上説明したように、本発明は、上記実施例の構成に限定されるものでなく、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲で、当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、PLLの出力信号に基づき、ロック状態を判定しており、正確なテストを実現することができる、という効果を奏する。
【0076】
本発明のロック検出回路を、PLLに内蔵するか、テスト回路として外付けすることで、PLLの量産試験を行う自動テスト装置でも、正確なテストを実現することができる。
【0077】
また本発明によれば、ロック状態にどの程度近づいているかを逐次比較し、判定結果に応じてチャージポンプの電流の大きさを可変することで、ロックに要する時間の短縮を図ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態の動作原理を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。
【図5】本発明の一実施例の比較回路の構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例の電流制御回路を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例の動作を説明するための図である。
【図9】従来のロック検出回路の構成を示す図である。
【図10】従来のロック検出回路の動作を説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
10 PLL回路
11、12 分周器
20 ロック判定回路
21 "0"値保持レジスタ
22 逓倍数保持レジスタ
23 比較回路
24 アップダウンカウンタ
311〜316 排他的否定論理和回路
321、322、34、401〜403 AND回路
331〜332、411〜414 D型フリップフロップ
42 電流制御回路
431〜434 電流制御回路
101 位相周波数比較器
102 チャージポンプ
103 ループフィルタ
104 電圧制御発振器
105 分周器
106 排他的否定論理和回路
107 遅延回路
108 D型フリップフロップ

Claims (16)

  1. 入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力するPLL(位相同期ループ)回路のロック判定回路において、
    前記入力信号のサイクルを基に定められた第1の計数期間にわたり、前記出力信号、又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号のサイクル数を計数し、その計数結果が、前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間、又は前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間と前記分周比とから定められる第1の値と一致するか否か比較する第1の手段と、
    前記計数結果から、前記第1の計数期間につづいて前記入力信号のサイクルを基に定められた第2の計数期間にわたり、前記出力信号を1サイクル計数する毎に減算していった結果があらかじめ定められた第2の値と一致するか否か比較する第2の手段と、
    前記第1及び第2の手段の比較結果がともに一致を示すとき、ロック状態であることを示す判定信号を出力する第3の手段と、
    を備えている、ことを特徴とする、PLL回路のロック判定回路。
  2. 入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力する発振器と、
    前記発振器の前記出力信号を分周する分周器と、
    前記分周器の分周信号と前記入力信号とを入力する位相比較器と、
    前記位相比較器による位相比較結果に基づき容量を充電及び放電し、前記分周信号と前記入力信号の位相差に応じた電圧を生成するチャージポンプと、
    前記位相差に応じた電圧を平滑化するフィルタと、
    を備え、
    前記発振器が前記フィルタの出力に基づき発振周波数を可変するPLL(位相同期ループ)回路のロック検出回路において、
    前記入力信号の少なくとも半サイクル分の計数期間にわたり、前記出力信号、又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号のサイクル数を計数した計数結果が、前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間、又は、前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間と前記分周比とから定められる第1の値と一致するか否か比較する第1の手段と、
    前記計数結果から、前記入力信号の次の前記計数期間にわたり、前記出力信号を1サイクル計数する毎に減算していった結果が、零値と一致するか否か比較する第2の手段と、
    前記第1及び第2の手段の比較結果がともに一致を示すとき、ロック状態であることを示す判定信号を出力する第3の手段と、
    を備えている、ことを特徴とする、PLL回路のロック判定回路。
  3. 入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力する発振器と、
    前記発振器の前記出力信号を分周する分周器と、
    前記分周器の分周信号と前記入力信号とを入力する位相比較器と、
    前記位相比較器による位相比較結果に基づき容量を充電及び放電し、前記分周信号と前記入力信号の位相差に応じた電圧を生成するチャージポンプと、
    前記位相差に応じた電圧を平滑化するフィルタと、
    を備え、前記発振器が前記フィルタの出力に基づき発振周波数を可変するPLL(位相同期ループ)回路のロック判定回路において、
    計数対象信号を入力する第1の入力端子と、アップカウントとダウンカウント動作を制御する制御信号を入力する第2の入力端子と、カウント値を出力する出力端子と、を少なくとも有するカウンタであって、
    前記PLL回路の前記出力信号又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号を前記計数対象信号として前記第1の入力端子より入力し、前記PLL回路への前記入力信号又は前記入力信号を所定の分周比で分周した信号をアップカウントとダウンカウント動作を制御する前記制御信号として前記第2の入力端子より入力し、前記制御信号が第1の論理値のときに、前記計数対象信号を受けてカウントアップ動作し、前記制御信号が第2の論理値のときに、前記計数対象信号を受けてカウントダウン動作するカウンタと、
    前記制御信号を入力とする第1の入力端子と、前記カウンタの前記出力端子からのカウント値を入力とする第2の入力端子と、ロック判定結果を出力する出力端子を少なくとも有する比較回路であって、
    前記制御信号の前記第1の論理値から前記第2の論理値への遷移時点で、前記カウンタのカウント値があらかじめ定められた第1の値と一致するか否か比較判定し、一致した場合に、アクティブとされる第1の判定信号を出力する第1の比較部と、
    前記制御信号の前記第2の論理値から前記第1の論理値への遷移時点で、前記カウンタのカウント値があらかじめ定められた第2の値と一致するか否か比較判定し、一致した場合に、アクティブとされる第2の判定信号を出力する第2の比較部と、
    前記第1、及び第2の比較部からの前記第1、及び第2の判定信号を入力し、前記第1、及び第2の判定信号がともにアクティブのとき、ロック状態であることを示す値の判定信号を前記出力端子から出力する論理回路と、
    を有する比較回路と、
    を備えている、ことを特徴とするPLL回路のロック判定回路。
  4. 入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力する発振器と、
    前記発振器の前記出力信号を分周する分周器と、
    前記分周器の分周信号と前記入力信号とを入力する位相比較器と、
    前記位相比較器による位相比較結果に基づき容量を充電及び放電し、前記分周信号と前記入力信号の位相差に応じた電圧を生成するチャージポンプと、
    前記位相差に応じた電圧を平滑化するフィルタと、
    を備え、前記発振器が前記フィルタの出力に基づき発振周波数を可変するPLL(位相同期ループ)回路のロック判定回路において、
    計数対象信号を入力する第1の入力端子と、アップカウントとダウンカウント動作を制御する制御信号を入力する第2の入力端子と、カウント値を出力する出力端子と、を少なくとも有するカウンタであって、
    前記PLL回路の前記出力信号又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号を前記計数対象信号として前記第1の入力端子より入力し、前記PLL回路への前記入力信号又は前記入力信号を所定の分周比で分周した信号をアップカウントとダウンカウント動作を制御する前記制御信号として前記第2の入力端子より入力し、前記制御信号が第1の論理値のときに、前記計数対象信号を受けてカウントアップ動作し、前記制御信号が第2の論理値のときに、前記計数対象信号を受けてカウントダウン動作するカウンタと、
    前記制御信号を入力とする第1の入力端子と、前記カウンタの前記出力端子からのカウント値を入力とする第2の入力端子と、ロック判定結果を出力する出力端子を少なくとも有し、前記制御信号の前記第1の論理値から前記第2の論理値への遷移時点で、前記カウンタのカウント値があらかじめ定められた第1の値と一致するか否か比較判定し、一致した場合に、アクティブとされる判定信号を前記出力端子から出力する比較回路を備え、
    前記制御信号の前記第2の論理値から前記第1の論理値への遷移時点で、前記カウンタは、そのカウント値がリセットされる、ことを特徴とするPLL回路のロック判定回路。
  5. 前記PLL回路の前記出力信号又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号の前記第2の論理値から前記第1の論理値への遷移エッジと、前記PLL回路への前記入力信号の前記第2の論理値から前記第1の論理値への遷移エッジが互いに重なるものである場合、前記カウンタは、前記PLL回路の前記出力信号又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号よりなる前記計数対象信号の前記第1の論理値から前記第2の論理値への遷移エッジで、カウント動作を行う、ことを特徴とする請求項3又は4記載のPLL回路のロック回路。
  6. 前記比較回路において、
    前記第1の比較部が、前記カウンタのカウント値のビットと、前記第1の値を格納する第1のレジスタの対応するビット同士が互いに一致するか否かをビット毎に検出する複数の一致検出回路(「第1群の一致検出回路」という)と、
    前記第1群の一致検出回路の出力を入力し、前記第1群の一致検出回路の出力が全て一致を示すときにアクティブとなる信号を出力する第1の論理回路と、
    前記制御信号の前記第1の論理値から前記第2の論理値への遷移時点で、前記第1の論理回路の出力をサンプルして前記第1の判定信号として出力する第1のラッチ回路と、を備え、
    前記第2の比較部が、前記カウンタのカウント値のビットと、前記第2の値を格納する第2のレジスタの対応するビット同士が互いに一致するか否かをビット毎に検出する複数の一致検出回路(「第2群の一致検出回路」という)と、
    前記第2群の一致検出回路の出力を入力し、前記第2群の一致検出回路の出力が全て一致を示すときアクティブとなる信号を出力する第2の論理回路と、
    前記制御信号の前記第2の論理値から前記第1の論理値への遷移時点で、前記第の論理回路の出力をサンプルして前記第2の判定信号として出力する第2のラッチ回路と、を備え、
    前記判定信号を前記出力端子から出力する前記論理回路が、前記第1と第2のラッチ回路の前記第1、及び第2の判定信号を入力とし、前記第1、及び第2の判定信号の論理積出力を前記出力端子から出力する論理積回路よりなる、ことを特徴とする請求項3記載のPLL回路のロック判定回路。
  7. 請求項6記載のPLL回路のロック判定回路を備え、
    前記カウンタのカウント値における前記第1の値の2進表示のビット数をMビットとし、
    前記比較回路において、前記第1群の一致検出回路が、前記カウンタの第1乃至第Mビットに対応する第1乃至第Mの一致検出回路を備え、
    前記第1乃至第Mの一致検出回路の出力を、前記入力信号の遷移エッジに基づきラッチする第1乃至第Mのラッチ回路と、
    前記第1乃至第M−1の一致検出回路のそれぞれに対応して設けられる第1乃至第M−1の論理回路であって、第i(ただし、iは1乃至M−1の整数)の前記論理回路は、前記カウンタの第iビット(ただし、iは1乃至M−1の整数)に対応する第iの一致検出回路の出力信号と、第i+1ビットに対応する前記第i+1の一致検出回路の出力をラッチする前記第i+1のラッチ回路の出力信号とを入力し、前記第i+1のラッチ回路の出力がアクティブであるかインアクティブであるかに応じて前記第iの一致検出回路の出力信号を出力するか、マスクする制御を行う構成とされている、第1乃至M−1の論理回路と、
    前記第1乃至第Mのラッチ回路に対応して設けられた第1乃至第Mの電流制御回路であって、前記第1乃至第Mのラッチ回路の出力信号を活性化制御信号としてそれぞれ入力し、前記活性化制御信号がアクティブのとき、電源と出力端子との間の充電パスに挿入された第1のスイッチと、前記出力端子とグランドとの間の放電パスに挿入された第2のスイッチとをともにオフし、前記活性化制御信号がインアクティブのときは、前記第1及び第2のスイッチをオンし、前記位相比較器からの比較結果信号に基づき、前記出力端子への充電、放電をそれぞれ行い、前記出力端子が共通に前記容量に接続されている第1乃至第Mの電流制御回路と、
    を備えた、ことを特徴とするPLL回路。
  8. 入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力する発振器と、
    前記発振器の前記出力信号を分周する分周器と、
    前記分周器の分周信号と前記入力信号とを入力する位相比較器と、
    前記位相比較器による位相比較結果に基づき容量を充電及び放電し、前記分周信号と前記入力信号の位相差に応じた電圧を生成するチャージポンプと、
    前記位相差に応じた電圧を平滑化するフィルタと、
    を備え、前記発振器が前記フィルタの出力に基づき発振周波数を可変するPLL(位相同期ループ)回路において、
    前記入力信号のサイクルを基に定められた所定の計数期間にわたり、前記出力信号のサイクル数を計数するカウンタと、
    前記カウンタのカウント値が、前記出力信号の逓倍数と前記計数期間とから定められる値に一致するか否かをビット毎に比較する複数の一致検出回路と、
    前記複数の一致検出回路に対応して設けられ、前記各一致検出回路の出力に基づき、活性化と非活性化とがそれぞれ制御され、活性状態のとき、それぞれが前記位相比較器の位相比較検出結果に基づき、前記容量を充電及び放電する複数の電流制御回路と、
    前記カウンタのカウント値の最上位ビットから最下位ビットのうちの任意の一のビットに対応する前記一致検出回路に対して、前記一致検出回路の出力が一致を示す場合、最上位ビット及び前記一のビットよりも上位ビットの各ビットに対応する前記一致検出回路の出力がすべて一致を示す場合にかぎり、前記一のビットに対応する前記一致検出回路の出力を有効として、前記一致検出回路の出力を対応する前記電流制御回路に伝達させる制御を行う制御回路と、
    を備え、
    前記カウンタのカウント値の最上位ビットに対応する前記一致検出回路が不一致状態を示しているときは、最上位ビットから最下位ビットに対応する前記各一致検出回路に対応する前記各電流制御回路はすべて活性状態とされ、前記チャージポンプの電流値は最大値とされ、
    前記カウンタのカウント値の最上位ビット側から最下位ビット側への順で、逐次、前記カウント値の各ビットに対応する前記一致検出回路の出力が一致を示す場合、前記一致検出回路に対応する前記電流制御回路は、活性状態から非活性状態に転ぜられ、非活性状態の前記電流制御回路の電流値の分だけ、前記チャージポンプの電流を下げていき、
    前記カウンタのカウント値の最上位ビットから最下位ビットに対応するすべての前記一致検出回路が一致を示すときには、前記複数の電流制御回路はいずれも非活性状態とされ、前記一致検出回路の出力による制御を受けない、少なくとも一つの電流制御回路が前記位相比較器の位相比較結果に基づき、前記容量を充放電する、ことを特徴とするPLL回路。
  9. 位相比較器と、
    前記位相比較器からの位相比較結果に基づき容量を充電又は放電し位相差に応じた電圧を生成するチャージポンプと、
    前記位相差に応じた電圧を平滑化するフィルタと、
    前記フィルタの出力電圧に基づき発振周波数が可変される電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器からの出力信号を入力して分周して出力する分周器と、
    を備え、前記位相比較器は、入力信号と前記分周器で分周された分周信号との位相差を検出し、前記出力信号は、前記入力信号の周波数をN逓倍したものとされるPLL(位相同期ループ)回路において、
    前記入力信号の1サイクル期間、前記PLL回路から出力される出力信号に基づきカウントアップするカウンタと、
    前記入力信号の1サイクル期間経過時点での前記カウンタのカウント値が逓倍数Nと一致するか否かを検出する回路であって、
    前記カウンタのカウント値のビットと、前記逓倍数Nを格納する第1のレジスタの対応するビットとが互いに一致するか否かをビット毎に検出し、一致したとき出力信号をアクティブとする一致検出回路を、前記逓倍数Nの2進表示分のビット数分(M個)備え、
    前記カウンタの第1乃至第Mビットに対応する第1乃至第Mの一致検出回路の出力を、前記入力信号の遷移エッジに基づきラッチする第1乃至第Mのラッチ回路と、
    前記第1乃至第M−1の一致検出回路のそれぞれに対応して設けられる第1乃至第M−1の論理回路であって、第i(ただし、iは1乃至M−1の整数)の前記論理回路は、前記カウンタの第iビット(ただし、iは1乃至M−1の整数)に対応する第iの一致検出回路の出力信号と、第i+1ビットに対応する前記第i+1の一致検出回路の出力をラッチする前記第i+1のラッチ回路の出力信号とを入力し、前記第i+1のラッチ回路の出力がアクティブであるかインアクティブであるかに応じて前記第iの一致検出回路の出力信号を出力するか、マスクする制御を行う構成とされている、第1乃至M−1の論理回路と、
    前記第1乃至第Mのラッチ回路に対応して設けられた第1乃至第Mの電流制御回路であって、前記第1乃至第Mのラッチ回路の出力信号を活性化制御信号としてそれぞれ入力し、前記制御信号がアクティブのとき、電源と出力端子との間の充電パスに挿入された第1のスイッチと、前記出力端子とグランドとの間の放電パスに挿入された第2のスイッチとをともにオフし、前記活性化制御信号がインアクティブのとき、前記第1、第2のスイッチをオンし、前記位相比較器からの比較結果信号に基づき、前記出力端子への前記電源側からの定電流の供給、前記出力端子からグランドへの定電流による放電を行う第1乃至第Mの電流制御回路と、
    を備え、前記第1乃至第Mの電流制御回路の出力端子が共通接続され、前記チャージポンプの容量端子に接続されている、ことを特徴とするPLL回路。
  10. 位相比較器と、
    前記位相比較器からの比較結果信号に基づき容量を充電又は放電し位相差に応じた電圧を生成するチャージポンプと、
    前記位相差に応じた電圧を平滑化するフィルタと、
    前記フィルタの出力電圧を電流に変換した制御電流に基づき発振周波数が可変される電流制御発振器と、
    前記電流制御発振器からの出力信号を入力して分周して出力する分周器と、
    を備え、
    前記位相比較器は、入力信号と前記分周器で分周された信号との位相差を検出し、前記出力信号は、前記入力信号の周波数をN逓倍したものとされるPLL(位相同期ループ)回路において、
    前記入力信号の1サイクル期間、前記PLL回路から出力される出力信号に基づきカウントアップするカウンタと、
    前記入力信号の1サイクル期間経過時点での前記カウンタのカウント値が逓倍数Nと一致するか否かを検出する回路であって、
    前記カウンタのカウント値のビットと、前記逓倍数Nを格納する第1のレジスタの対応するビットとが互いに一致するか否かをビット毎に検出し、一致したとき出力信号をアクティブとする一致検出回路を、前記逓倍数Nを2進表示したビット数分(M個)備え、
    前記カウンタの第1乃至第Mビットに対応する第1乃至第Mの一致検出回路の出力を、前記入力信号の遷移エッジに基づきラッチする第1乃至第Mのラッチ回路を備え、
    前記第1乃至第M−1の一致検出回路のそれぞれに対応して設けられる第1乃至第M−1の論理回路であって、第i(ただし、iは1乃至M−1の整数)の前記論理回路は、前記カウンタの第iビット(ただし、iは1乃至M−1の整数)に対応する第iの一致検出回路の出力信号と、第i+1ビットに対応する前記第i+1の一致検出回路の出力をラッチする前記第i+1のラッチ回路の出力信号とを入力し、前記第i+1のラッチ回路の出力がアクティブであるかインアクティブであるかに応じて前記第iの一致検出回路の出力信号を出力するか、マスクする制御を行う構成とされている、第1乃至M−1の論理回路と、
    前記第1乃至第Mのラッチ回路に対応して設けられた第1乃至第Mの電流制御回路であって、前記第1乃至第Mのラッチ回路の出力信号を活性化制御信号としてそれぞれ入力し、前記制御信号がアクティブのとき、電源と出力端子との間の充電パスに挿入された第1のスイッチと、前記出力端子とグランドとの間の放電パスに挿入された第2のスイッチとをともにオフし、前記活性化制御信号がインアクティブのとき、前記第1、第2のスイッチをオンし、前記位相比較器からの比較結果信号に基づき、前記出力端子への前記電源側からの定電流の供給、前記出力端子からグランドへの定電流による放電を行う第1乃至第Mの電流制御回路と、
    を備え、前記第1乃至第Mの電流制御回路の出力端子が共通接続され、前記電流制御発振器への制御電流として供給される、ことを特徴とするPLL回路。
  11. 前記位相比較器を、前記入力信号と前記分周器の分周信号の位相と周波数を比較する位相周波数比較器で構成してなる、ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一に記載のPLL回路のロック判定回路。
  12. 前記位相比較器を、前記入力信号と前記分周器の分周信号の位相と周波数を比較する位相周波数比較器で構成してなる、ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一に記載のPLL回路。
  13. 前記PLL回路の逓倍数が、入力される逓倍数切替信号の値により可変に制御され、前記第1のレジスタの値が前記逓倍数切替信号により可変される、ことを特徴とする請求項6記載のPLL回路のロック判定回路。
  14. 前記PLL回路の逓倍数が、入力される逓倍数切替信号の値により可変に制御され、前記第1のレジスタの値が、前記逓倍数切替信号により可変されることを特徴とする請求項9又は10記載のPLL回路。
  15. 入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力するPLL(位相同期ループ)回路を試験するテスト方法において、
    前記入力信号のサイクルを基に定められた第1の計数期間にわたり、前記出力信号、又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号のサイクル数を計数し、その計数結果が、前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間、又は前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間と前記分周比とから定められる第1の値と一致するか否か比較する第1の工程と、
    前記計数結果から、前記第1の計数期間につづいて前記入力信号のサイクルを基に定められた第2の計数期間にわたり、前記出力信号を1サイクル計数する毎に減算していった結果があらかじめ定められた第2の値と一致するか否か比較する第2の工程と、
    前記第1及び第2の手段の比較結果がともに一致を示すとき、ロック状態であることを示す判定信号を出力する第3の工程と、
    を含む、ことを特徴とする、PLL回路のテスト方法。
  16. 入力信号の周波数を逓倍した出力信号を出力するPLL(位相同期ループ)回路を被試験デバイスとして試験するためのテスト装置において、
    前記入力信号のサイクルを基に定められた第1の計数期間にわたり、前記出力信号、又は前記出力信号を所定の分周比で分周した信号のサイクル数を計数し、その計数結果が、前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間、又は前記PLL回路の逓倍数と前記計数期間と前記分周比とから定められる第1の値と一致するか否か比較する第1の手段と、
    前記計数結果から、前記第1の計数期間につづいて前記入力信号のサイクルを基に定められた第2の計数期間にわたり、前記出力信号を1サイクル計数する毎に減算していった結果があらかじめ定められた第2の値と一致するか否か比較する第2の手段と、
    前記第1及び第2の手段の比較結果がともに一致を示すとき、ロック状態であることを示す判定信号を出力する第3の手段と、
    を備え、前記判定信号が、前記テスト装置に入力されて前記PLL回路の良否判定に用いられる、ことを特徴とする、テスト装置。
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