JP3488153B2 - クロックデューティ検査回路およびクロックデューティ検査が可能なマイクロコンピュータ - Google Patents

クロックデューティ検査回路およびクロックデューティ検査が可能なマイクロコンピュータ

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JP3488153B2
JP3488153B2 JP30559999A JP30559999A JP3488153B2 JP 3488153 B2 JP3488153 B2 JP 3488153B2 JP 30559999 A JP30559999 A JP 30559999A JP 30559999 A JP30559999 A JP 30559999A JP 3488153 B2 JP3488153 B2 JP 3488153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号の周
期とこれに対するハイ側パルス幅の割合を示すクロック
デューティを検査するクロックデューティ検査回路およ
びクロックデューティ検査が可能なマイクロコンピュー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】発振器を内蔵するLSIでは、クロック
信号の発振周波数やデューティが所望の規格を満たすこ
とを自己発振テストにより確認する必要がある。特にC
R発振器では、クロック信号のデューティは通常50%
程度であることが望まれるが、製造上のばらつきによる
回路閾値の変化等により大きく逸脱することもあり、周
波数とともにデューティの測定も重要となる。
【0003】クロック信号の検査回路として、特開昭6
4−6778号公報には、クロック信号の周波数より数
倍以上高い周波数のサンプリングクロックを用いて、ク
ロック信号がハイレベルにある間はサンプリングクロッ
クの入力毎にシフト動作する(n+1)段のシフトレジ
スタを設け、n段目と(n+1)段目の出力を観測する
構成のクロック周波数検査回路が記載されている。所望
のクロック周波数のときのハイレベルの幅がサンプリン
グクロックn個分になるようにサンプリングクロックを
調整して測定することにより、クロック信号の周波数が
所望の周波数に等しいときにはシフトレジスタのn段目
の出力が論理1で(n+1)段目の出力が論理0となる
のに対して、クロック信号の周波数が所望の周波数より
低いときにはシフトレジスタのn段目の出力と(n+
1)段目の出力とのいずれも論理1となり、逆に所望の
周波数より高いときにはシフトレジスタのn段目の出力
と(n+1)段目の出力とのいずれも論理0となるの
で、発振周波数の検査が可能である。このように特開昭
64−6778号公報記載の技術では発振周波数を検査
することができるが、デューティについては検査されて
おらず、また検査時にはシフトレジスタの段数に合わせ
てサンプリング周波数を調整しなければならず煩雑であ
った。
【0004】また、特開平3−157950号公報に
は、同様に外部から入力したサンプリングクロックを用
いて、発振したクロック信号を分周した信号のパルス幅
に含まれるサンプリングクロック数をカウントし、その
カウント値が所定の値に等しいかをコンパレータにて比
較してLSI端子に出力することによりクロック周波数
を検査する回路が記載されている。この回路では測定時
にサンプリングクロックを調整する必要はないものの、
クロック信号を分周した信号を測定するので元のクロッ
ク信号のハイレベル幅およびローレベル幅の情報は失わ
れており、デューティに関する測定、検査は不可能であ
った。
【0005】デューティ検査が可能な従来例としては、
特開平11−127058号公報に、CR発振器で発生
したクロック信号のハイレベル幅およびローレベル幅が
所定の幅より大きいかを検査することにより発振周期と
の関係からデューティを検出できる発振回路が記載され
ている。図8(a)は発振回路の全体回路図で、図8
(b)はCR発振器部分の動作タイミング図である。
【0006】図8(a)の発振回路は、発振器入力端子
XINと発振器出力端子XOUTを有するCR発振器8
0と、CR発振器80からの信号CLINとテスト信号
TESTとを入力し信号TCLを出力する2入力NAN
Dゲート87と、信号TCLとリセット信号RSTを入
力してクロック信号のハイレベル幅およびローレベル幅
のそれぞれが所定の幅より大きいかを判定する判定信号
JUDを出力するパルス幅検出回路88とを備えてい
る。
【0007】CR発振器80は、入力端同士が接続され
たシュミットトリガ回路61およびインバータ62と、
シュミットトリガ回路61の出力端とそれぞれのゲート
が接続されたPチャネルMOSトランジスタ(以下、P
MOSと略す)63とNチャネルMOSトランジスタ
(以下、NMOSと略す)64からなるインバータと、
二つの入力端がシュミットトリガ回路61の出力端とイ
ンバータ62の入力端にそれぞれ接続された2入力OR
ゲート65と、同様に二つの入力端がシュミットトリガ
回路61の出力端とインバータ62の入力端にそれぞれ
接続された2入力ANDゲート66と、ソースが電源V
DDに接続されゲートが2入力ORゲート65の出力端
に接続されたPMOS67と、ドレインがPMOS67
のドレインおよびシュミットトリガ回路61の入力端に
接続されゲートが2入力ANDゲート66に接続されソ
ースが接地GNDに接続されたNMOS68と、スイッ
チ素子81,82,83,84と、テスト用抵抗85
と、内蔵容量86とを有している。
【0008】実動作時には、発振器入力端子XINと発
振器出力端子XOUTとの間に抵抗を外付け設置し、ス
イッチ素子81,82を閉状態としスイッチ素子83,
84を開状態として内蔵容量86と外付け抵抗とのCR
時定数に基づいて発振させるが、テスト時には図のよう
にスイッチ素子81,82を開状態としスイッチ素子8
3,84を閉状態として内蔵容量86とテスト用抵抗8
5とのCR時定数に基づいて発振させる。
【0009】次に、図8(b)を参照して発振回路80
の発振動作について説明する。信号CLINが接地GN
Dの電位からインバータ62の回路閾値に達するまでの
時間T1の間は内蔵容量86とテスト用抵抗85とのC
R時定数により上昇し、インバータ62の出力はインバ
ータ自身の遅延時間T2後にローレベルとなるがシュミ
ットトリガ回路61の出力端はローレベルのままなの
で、ORゲート65の出力がローレベルとなりANDゲ
ート66はローレベルで変化しないためにPMOS67
がオンして信号CLINは電源VDDの電位まで急速に
上昇する。インバータ62の出力がローレベルとなって
から時間T3後にシュミットトリガ回路61の出力がハ
イレベルに変わるとORゲート65の出力がハイレベル
となりPMOS67はオフするので、クロック信号CL
Kはローレベルに変化し、信号CLINはCR時定数で
下降を始める。時間T4後に信号CLINがインバータ
62の回路閾値に達してからさらにインバータ62の遅
延時間T5だけ経過するとインバータ62の出力がハイ
レベルとなるのでANDゲート66の出力がハイとな
り、NMOS68がオンして信号CLINは接地GND
の電位まで急速に下降する。さらに時間T6後にはシュ
ミットトリガ回路61の出力がローレベルとなりAND
ゲート66の出力がローレベルに変わるので、クロック
信号CLKがハイレベルに変化し、信号CLINは再び
上昇を開始する。
【0010】したがって、図8(a)のCR発振器80
ではクロック信号CLKの周期はT1〜T6の総和で表
され、ハイレベルの幅はT1+T2+T3となり、ロー
レベルの幅はT4+T5+T6となる。テスト信号TE
STをハイレベルにすると、NANDゲート87の出力
端にはクロック信号CLKと同じ周期でシュミットトリ
ガ回路61の遅延時間(T2+T3またはT5+T6)
だけ位相がずれたテスト用クロックTCLが出力され
る。
【0011】図9(a)はパルス幅検出回路88の回路
図である。パルス幅検出回路88は、テスト用クロック
TCLを遅延させる遅延回路91と、遅延回路91の出
力とテスト用クロックTCLとを入力し信号ANOを出
力する2入力ANDゲート92と、クロック入力端Cに
信号ANOを接続しリセット入力端Rにリセット信号R
STを接続し反転出力QBをデータ入力端Dと接続した
Dフリップフロップ93と、クロック入力端CをDフリ
ップフロップ93のQBと接続しリセット入力端Rにリ
セット信号RSTを接続しデータ入力端Dを電源VDD
と接続したDフリップフロップ94を備え、また、テス
ト用クロックTCLを遅延させる遅延回路95と、遅延
回路95の出力とテスト用クロックTCLとを入力し信
号OROを出力する2入力NORゲート96と、クロッ
ク入力端Cに信号OROを接続しリセット入力端Rにリ
セット信号RSTを接続し反転出力QBをデータ入力端
Dと接続したDフリップフロップ97と、クロック入力
端CをDフリップフロップ97のQBと接続しリセット
入力端Rにリセット信号RSTを接続しデータ入力端D
を電源VDDと接続したDフリップフロップ98を備
え、Dフリップフロップ94のQ出力とDフリップフロ
ップ98のQ出力とが入力される2入力ANDゲート9
9から判定信号JUDが出力される。
【0012】図9(b)はパルス幅検出回路88の動作
タイミング図である。遅延回路91,95の遅延値をT
dとするとテスト用クロックTCLのハイレベル幅がT
dより大きいときにはANDゲート92の出力信号AN
Oにハイ側パルスが生じ、同様にテスト用クロックTC
Lのローレベル幅がTdより大きいときにはORゲート
96の出力信号OROにロー側パルスが生じる。したが
って、テスト用クロックTCLのハイ側パルス幅、ロー
側パルス幅の両方が遅延回路91,95により定まる所
定の遅延値Tdより大きい時間のときには、図9(b)
のように判定信号JUDがハイレベルとなる。
【0013】テスト用クロックTCLのハイレベル幅が
Tdより小さいときには信号ANOはローレベルのまま
となるので判定信号JUDもローレベルから変わらず、
またテスト用クロックTCLのローレベル幅がTdより
小さいときには信号OROはハイレベルのままとなるの
で判定信号JUDもローレベルから変わらず、デューテ
ィが異常であることを検出できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては、デューティを直接に測定するもの
ではなく、ハイレベル幅とローレベル幅がそれぞれ所定
の値以上であることを検出して発振周期との関係におい
てデューティがある範囲内にはいることを保証するもの
であるので、例えば40〜60%のデューティ範囲に収
まるように保証精度をあげ且つ良品を不良と誤判定しな
いようにするためには遅延回路の遅延値Tdを発振周期
の正確に40%にする必要が生じ、製造ばらつきを考慮
すると検査精度を高めることは実際的には困難となると
いう問題点がある。また、CR発振器の発振周波数に対
応して遅延回路の遅延値を調整変更しなければならない
ため、開発工数も増大するという問題点がある。
【0015】本発明の目的は、CR発振器の出力クロッ
ク信号のハイレベル幅とローレベル幅を測定してデュー
ティを直接的に望みの精度で測定でき、また発振周波数
の大小に拘わらずに同一の回路で測定可能なクロックデ
ューティ検査回路及びデューティ検査可能なマイクロコ
ンピュータを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明のク
ロックデューティ検査回路は、テストモードにセットす
るテスト信号とクロック信号と前記クロック信号よりも
高い周波数のサンプリングクロックとを入力しテストモ
ードでは前記クロック信号がハイレベルの期間にサンプ
リングクロックを伝達するハイ幅サンプリング信号およ
び前記クロック信号がローレベルの期間にサンプリング
クロックを伝達するロー幅サンプリング信号を出力する
パルス幅検出手段と、前記ハイ幅サンプリング信号を入
力して前記クロック信号がハイレベルの期間のサンプリ
ングクロックのパルス数をカウントし前記ロー幅サンプ
リング信号を入力して前記クロック信号がローレベルの
期間のサンプリングクロックのパルス数をカウントして
両者のうち大きいカウント値から小さいカウント値を減
算して得られる減算結果の所定の桁の下位ビットをマス
クした結果が0であるときに前記クロック信号のデュー
ティが正常であることを示すデューティ一致信号を出力
する周波数/デューティ比較手段とを備えている。
【0017】
【0018】第1の発明のクロックデューティ検査回路
では、前記周波数/デューティ比較手段が、クロック信
号の期待周波数に対応するローレベル期間のサンプリン
グパルス数の期待カウント値を登録するレジスタを有
し、前記クロック信号がローレベルの期間のサンプリン
グクロックのカウント値と前記期待カウント値とが一致
したときに前記クロック信号の周波数が期待周波数と一
致したことを示す周波数一致信号を出力するように構成
してもよい。同様に、前記周波数/デューティ比較手段
が、クロック信号の期待周波数に対応する1クロック周
期期間のサンプリングパルス数の期待カウント値を登録
するレジスタを有し、前記クロック信号がローレベルの
期間のサンプリングクロックのカウント値と前記クロッ
ク信号がハイレベルの期間のサンプリングクロックのパ
ルス数のカウント値とを加算した総カウント値と前記期
待カウント値とが一致したときに前記クロック信号の周
波数が期待周波数と一致したことを示す周波数一致信号
を出力するように構成してもよい。
【0019】第の発明のクロックデューティ検査回路
は、クロック信号と第1のテスト信号とを入力端に供給
された第1の2入力ANDゲートと、前記第1のテスト
信号がハイレベルになるのに同期して前記第1の2入力
ANDゲートから出力され前記クロック信号と同一周期
で同一デューティのテストクロック信号の最初の立ち上
りエッジから次の立ち上りエッジまでの期間内のハイレ
ベル部分をハイレベル幅信号として出力し前記テストク
ロック信号の最初の立ち下がりエッジから次の立ち下が
りエッジまでの期間内のローレベル部分をローレベル幅
信号として出力するエッジ検出回路と、第2のテスト信
号と前記クロック信号よりも高い周波数のサンプリング
クロックを入力端に供給された第2の2入力ANDゲー
トと、前記ハイレベル幅信号と前記第2の2入力AND
ゲートの出力とを入力しハイ幅サンプリング信号を出力
する第3の2入力ANDゲートと、前記ローレベル幅信
号の反転信号と前記第2の2入力ANDゲート11の出
力とを入力しロー幅サンプリング信号を出力する第4の
2入力ANDゲートと、前記ハイ幅サンプリング信号を
入力しこれに含まれるパルスの個数をカウントしてnビ
ットのカウント結果を出力するハイレベルカウンタと、
前記ロー幅サンプリング信号を入力しこれに含まれるパ
ルスの個数をカウントしてnビットのカウント結果を出
力するローレベルカウンタと、デューティの許容誤差デ
ータを格納する許容誤差設定レジスタと、前記ハイレベ
ルカウンタのカウント値と前記ローレベルカウンタのカ
ウント値とを入力して大きいカウント値から小さいカウ
ント値を減算し減算結果の前記許容誤差設定レジスタで
指定された桁の下位ビットをマスクしたときに減算結果
が0であればデューティ一致信号DUTYを論理1とし
て出力する比較回路とを備えている。
【0020】上の第の発明のクロックデューティ検査
回路は、クロック周波数の期待値に対応するnビットの
ローレベル期間の期待カウント値データを格納する周波
数期待値レジスタと、前記ローレベルカウンタのカウン
ト値と前記周波数期待値レジスタに格納された期待カウ
ント値データとを比較し一致するときに周波数一致信号
を出力するコンパレータとをさらに有すしてもよい。ま
た代わり、にクロック周波数の期待値に対応するnビッ
トのクロック周期1周期分の期待カウント値データを格
納する周波数期待値レジスタと、ローレベルカウンタの
カウント値とハイレベルカウンタのカウント値とを加算
して総カウント数を出力する加算器と前記総カウント数
と前記期待カウント値データとを比較し一致するときに
周波数一致信号を出力するコンパレータとをさらに有し
てもよい。また、前記比較回路が、ハイレベルカウンタ
のカウント値とローレベルカウンタのカウント値とを比
較し両者が等しいか前記ハイレベルカウンタのカウント
値が大きいときには大小比較結果を論理1として出力し
前記ローレベルカウンタのカウント値が大きいときには
前記大小比較結果を論理0として出力する大小比較器
と、前記大小比較結果の論理値にしたがって前記ハイレ
ベルカウンタのカウント値と前記ローレベルカウンタの
カウント値のうちの大きい方から小さい方を減算し減算
結果を出力する減算器と、許容誤差設定レジスタの許容
誤差データにしたがいnビットの減算結果の下位mビッ
トをマスクしてnビットの信号を出力する下位ビットマ
スク回路と、マスク後のnビットの各ビットを入力して
すべて0のときにデューティ一致信号DUTYを論理1
として出力するNORゲートとを有するものであっても
よい。
【0021】
【0022】また、本発明の第の発明のデューティ検
査が可能なマイクロコンピュータは、クロック信号を発
生しデューティ補正制御信号により前記クロック信号の
デューティを調整できるCR発振器と、テスト信号がア
クティブのときにテストモードとなり前記CR発振器で
発生した前記クロック信号を入力し外部から入力され前
記クロック信号よりも高い周波数数のサンプリングクロ
ックを前記クロック信号がハイレベルの期間に伝達する
ハイ幅サンプリング信号および前記サンプリングクロッ
クを前記クロック信号がローレベルの期間に伝達するロ
ー幅サンプリング信号を出力するパルス幅検出手段と、
所望の周波数のクロック信号の1周期に対応する前記サ
ンプリングクロックのパルス数の期待カウント値を格納
する周波数期待値レジスタと、デューティの許容範囲を
指定するデータを格納する許容誤差設定レジスタと、前
記ハイ幅サンプリング信号より前記クロック信号のハイ
レベルの期間に相当する前記サンプリングクロックのパ
ルス個数をカウントするハイレベルカウンタと、前記ロ
ー幅サンプリング信号より前記クロック信号がローレベ
ルの期間に相当する前記サンプリングクロックのパルス
個数をカウントするローレベルカウンタと、前記ハイレ
ベルカウンタのカウント値と前記ローレベルカウンタの
カウント値とを比較し両者が等しいか前記ハイレベルカ
ウンタのカウント値が大きいときには大小比較結果を論
理1として出力し前記ローレベルカウンタのカウント値
が大きいときには前記大小比較結果を論理0として出力
する大小比較器と、前記大小比較結果の論理値にしたが
って前記ハイレベルカウンタのカウント値と前記ローレ
ベルカウンタのカウント値のうちの大きい方から小さい
方を減算し減算結果を出力する減算器と、前記許容誤差
設定レジスタの許容誤差データにしたがいnビットの減
算結果の下位mビットをマスクしてnビットの信号を出
力する下位ビットマスク回路と、マスク後のnビットの
各ビットを入力してすべて0のときにデューティ一致信
号を論理1として出力するNORゲートとを有する比較
回路と、データを双方向に転送可能なデータバスと、前
記データバスに接続された入出力ポートと、外部から前
記入出力ポートおよびデータバスを介して周波数期待値
データおよび許容誤差データを読み込み前記周波数期待
値レジスタ,前記許容誤差設定レジスタにそれぞれ書き
込むとともに前記データバスを介して前記ハイレベルカ
ウンタのカウント値と前記ローレベルカウンタのカウン
ト値とを読み込んで加算し前記周波数期待値レジスタの
期待値と比較して周波数比較結果を前記データバスおよ
び前記入出力ポートを介して外部に出力するCPUと、
前記CPUが前記大小比較結果と前記減算結果とに基づ
きデータバスを介して入力される組合せ指定データを受
けて前記補正制御信号を出力するデューティ補正制御回
路と、前記組合せ指定データを格納する不揮発性メモリ
とを備えている。ここで、前記CR発振器が、入力端同
士が接続されたシュミットトリガ回路および第1のイン
バータと、前記シュミットトリガ回路の出力端とそれぞ
れのゲートが接続された第1のPチャネルMOSトラン
ジスタと第1のNチャネルMOSトランジスタからなる
第2のインバータと、2個の入力端のうち一方が前記第
1のインバータの入力端に接続された2入力ORゲート
と、2個の入力端のうちの一方が前記第1のインバータ
の入力端に接続された2入力ANDゲートと、ソース端
またはドレイン端うちの一端が前記シュミットトリガ回
路の出力端に接続されゲート端が前記第1のインバータ
の出力端に接続された第1のトランスファーゲートと、
前記第1のトランスファーゲートの他端と前記2入力O
Rゲートの他方の入力端および前記2入力ANDゲート
の他方の入力端との間に複数個直列に設けられた遅延素
子と前記補正制御信号によりオンオフを制御されるスイ
ッチ素子の並列回路からなる第1の遅延調整回路と、前
記第1のインバータの出力端に入力端が接続された第3
のインバータと、ソース端またはドレイン端うちの一端
がシュミットトリガ回路61の出力端に接続されゲート
端が前記第3のインバータの出力端に接続された第2の
トランスファーゲートと、前記第2のトランスファーゲ
ートの他端と前記2入力ORゲートの他方の入力端およ
び前記2入力ANDゲートの他方の入力端との間に複数
個直列に設けられた遅延素子と前記補正制御信号により
オンオフを制御されるスイッチ素子からなる第2の遅延
調整回路とを有するデューティ補正回路と、ソースが電
源に接続されゲートが前記2入力ORゲートの出力端に
接続された第2のPチャネルMOSトランジスタと、ド
レインが前記第2のPチャネルMOSトランジスタのド
レインおよび前記シュミットトリガ回路の入力端に接続
されゲートが前記2入力ANDゲートの出力端に接続さ
れソースが接地に接続された第2のNチャネルMOSト
ランジスタとを有する構成としてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明のクロックデューテ
ィ検査回路の実施の形態を示す回路図である。パルス幅
検出手段2は、第1、第2のテスト信号であるTEST
A,TESTBがアクティブのときに、CR発振器1で
発生したクロック信号CLKを入力し、そのハイレベル
の期間サンプリングクロックSCLKを伝達するハイ幅
サンプリング信号HCKおよびローレベルの期間サンプ
リングクロックSCLKを伝達するロー幅サンプリング
信号LCKを出力する。周波数/デューティ比較手段3
は、ハイ幅サンプリング信号HCKよりクロック信号C
LKのハイレベルの期間に相当するサンプリングクロッ
クのパルス個数をカウントし、またロー幅サンプリング
信号LCKよりクロック信号CLKのローレベルの期間
に相当するサンプリングクロックのパルス個数をカウン
トして両者を比較することによりデューティを直接的に
測定し、一致するときにデューティ50%を示すデュー
ティ一致信号DUTYを論理1とする。また、両者の比
較結果の下位ビットをマスクすることにより一致と判定
するデューティ範囲をデューティ40〜60%のように
所望の範囲とすることができる。この場合にはデューテ
ィが40〜60%の範囲内で一致すればデューティ一致
信号DUTYを論理1とする。また、発振周波数の期待
値に対応するローレベル期間(またはハイレベル期間)
のサンプリングクロックのカウント期待値を予めセット
しておき、これと実際のカウント数を比較して一致する
と周波数一致信号FRQを出力するようにして周波数の
測定をデューティ測定と同時に行うこともできる。さら
に、所望発振周波数に対応する発振周期1周期分のサン
プリングクロックカウント値の期待値をセットしてお
き、ローレベル期間のサンプリングクロックのカウント
値とハイレベル期間のサンプリングクロックのカウント
値の和と期待値とを比較するようにすれば、クロック信
号CLKのデューティ比が50%から大きく外れている
ときでも発振周期を正確に測定できる。
【0024】図1を参照して本発明のデューティ検出回
路の実施例について詳細に説明する。CR発振器1は図
8(a)のCR発振器80と同様な回路で、CR時定数
を決める容量と抵抗は両方内蔵している発振器でも、ま
たはいずれか一方を内蔵して他方が外付けの発振器で
も、または両方とも外付けの発振器でもよいが、以下の
説明では容量、抵抗ともに外付けとし、容量は発振器入
力端子XINと接地GNDの間に接続され、抵抗は発振
器入力端子XINと発振器出力端子XOUTとの間に接
続されているものとする。CR発振器1の出力は、クロ
ック信号CLKとしてLSIのシステムクロックとして
図示していない他の回路部分にも供給される。
【0025】パルス幅検出手段2は、クロック信号CL
Kと第1のテスト信号TESTBを入力端に供給された
2入力ANDゲート12と、ANDゲート12の出力を
入力してローレベル幅信号LWおよびハイレベル幅信号
HWを出力するエッジ検出回路13と、第2のテスト信
号TESTAとクロック信号CLKの周波数より数倍以
上大きい周波数のサンプリングクロックSCLKを入力
端に供給された2入力ANDゲート11と、ハイレベル
幅信号HWとANDゲート11の出力とを入力しハイ幅
サンプリング信号HCKを出力する2入力ANDゲート
14と、ローレベル幅信号LWの反転信号とANDゲー
ト11の出力とを入力しロー幅サンプリング信号LCK
を出力する2入力ANDゲート15とを有している。
【0026】ここで、エッジ検出回路13は、第1のテ
スト信号TESTBがハイレベルになると、クロック信
号CLKの最初の立ち上りエッジを検出し、次の立ち上
りエッジまでの期間内のクロック信号CLKのハイレベ
ル部分をハイレベル幅信号HWとして出力し、また同時
に、クロック信号CLKの最初の立ち下がりエッジを検
出し、次の立ち下がりエッジまでの期間内のクロック信
号CLKのローレベル部分をローレベル幅信号LWとし
て出力する機能を有する。
【0027】周波数/デューティ比較手段3は、ハイ幅
サンプリング信号HCKを入力しこれに含まれるパルス
の個数をカウントしてnビットのカウント結果を出力す
るハイレベルカウンタ16と、ロー幅サンプリング信号
LCKを入力しこれに含まれるパルスの個数をカウント
してnビットのカウント結果を出力するローレベルカウ
ンタ17と、クロック周波数の期待値に対応するnビッ
トの期待値データを第1のデータ入力端子INAから入
力し保持する周波数期待値レジスタ18と、ローレベル
カウンタ17のカウント値と周波数期待値レジスタに格
納された期待値データとを比較し一致するときに周波数
一致信号FRQを出力するコンパレータ19と、デュー
ティの許容誤差データを第2のデータ入力端子INBか
ら入力し格納する許容誤差設定レジスタ20と、ハイレ
ベルカウンタ16のカウント値とローレベルカウンタ1
7のカウント値とを入力して比較し比較結果が許容誤差
設定レジスタ20の許容誤差データに基づく許容範囲に
あるときにデューティ一致信号DUTYを論理1として
出力する比較回路とを有している。
【0028】図2はデューティ検出回路の動作タイミン
グ図である。図2を参照して本実施例の動作を説明す
る。まず、クロック信号CLKのローレベル幅と周波数
期待値レジスタ18に格納されたローレベル幅の期待値
データをコンパレータ19で比較し周波数一致信号FR
EQを出力する動作ついて説明する。ここではクロック
信号CLKはハイレベル幅,ローレベル幅ともにサンプ
リングクロック4パルス分のデューティ50%の信号で
あるものとする。
【0029】まず、周波数期待値レジスタ18に、所望
の周波数に対応するローレベル幅の期待値データである
「4(0100b)」(n=4の場合)をセットし、許
容誤差設定レジスタ20に、下位2ビット(m=2の場
合)マスクするデータ「1100b」をセットし、第1
のテスト信号TESTBと第2のテスト信号TESTA
とをハイレベルにする。
【0030】また、エッジ検出回路13は、クロック信
号CLKの1周期おきにクロック信号CLKのハイレベ
ル期間を出力するハイレベル幅信号HWを生成し、同時
にクロック信号CLKの1周期おきにクロック信号CL
Kのローレベル期間を出力するローレベル幅信号LWを
生成する。ANDゲート11は、第2のテスト信号TE
STAがハイレベルの期間だけサンプリングクロックS
CLKをANDゲート14および15に供給するので、
時刻Taから時刻Tbまでの間にはANDゲート14か
らはハイ幅サンプリング信号HCKが出力され、同様に
時刻Tbから時刻Tcまでの間にはANDゲート15か
らはロー幅サンプリング信号LCKが出力される。
【0031】4ビットで構成されたハイレベルカウンタ
16は、ハイ幅サンプリング信号HCKの立ち下がりエ
ッジに同期してカウントしカウント値“4(0100
b)”を得る。同様に4ビットで構成されたローレベル
カウンタ17は、ロー幅サンプリング信号LCKの立ち
下がりエッジに同期してカウントしカウント値“4(0
100b)”を得る。ローレベルカウンタ17のカウン
ト値が“4(0100b)”になった時点で、コンパレ
ータ19により周波数期待値レジスタ18の期待値デー
タとの一致が検出されて周波数一致信号FRQが出力さ
れる。
【0032】次に、DUTY検出の動作を、比較回路2
1の回路図である図3(a)とその状態図である図3
(b)を用いて説明する。図3において比較回路21
は、ハイレベルカウンタ16のカウント値とローレベル
カウンタ17のカウント値とを比較し両者が等しいかハ
イレベルカウンタ16のカウント値が大きいときには大
小比較結果CPを論理1として出力しローレベルカウン
タ17のカウント値が大きいときには大小比較結果CP
を論理0として出力する大小比較器31と、大小比較結
果CPの論理値にしたがってハイレベルカウンタ16の
カウント値とローレベルカウンタ17のカウント値のう
ちの大きい方から小さい方を減算し減算結果SUBを出
力する減算器32と、許容誤差設定レジスタの許容誤差
データにしたがいnビットの減算結果の下位mビットを
マスクしてnビットの信号(MSUB(n),MSUB
(n−1),・・・,MSUB(1))を出力する下位
ビットマスク回路33と、n個の信号MSUB(1)〜
MSUB(n)がすべて論理0のときにデューティ一致
信号DUTYを論理1として出力するNORゲート34
とを有している。
【0033】図3(b)を参照すると、ケースAすなわ
ちハイレベルカウンタ16のカウント値とローレベルカ
ウンタ17のカウント値の両方が“4(0100b)”
のときには、演算結果SUBが“0(0000b)”と
なり、デューティが50%なので下位ビットをマスクす
るしないに拘わらずにデューティ一致信号DUTYは論
理1となり良品と判定される。
【0034】ケースBすなわちハイレベルカウンタ16
のカウント値が“2(0010b)”でローレベルカウ
ンタ17のカウント値が“6(0110b)”のときに
は減算結果SUBは“4(0100b)”となり、下位
2ビットのマスク後も“4(0100b)”となるので
デューティ一致信号DUTYは論理0となり不良と判定
される。
【0035】ケースCすなわちハイレベルカウンタ16
のカウント値が“3(0011b)”でローレベルカウ
ンタ17のカウント値が“5(0101b)”のときに
は減算結果SUBは“2(0010b)”となり、下位
2ビットのマスク後には“0(0000b)”となるの
でデューティ一致信号DUTYは論理1となり良品と判
定される。すなわち、図3(b)でクロックが発生して
いないケースを除き、周波数が等しい7つのケースでは
ハイレベルカウンタ16のカウント値が“3(0011
b)”のケース、“4(0100b)”のケース、“5
(0101b)”のケースがデューティの良品となり、
デューティ45%〜66%の範囲を良品と判定できるこ
とになる。
【0036】以上にはデューティ50%のときにクロッ
ク信号CLKのハイレベル幅、ローレベル幅がそれぞれ
サンプリングクロック4パルス分として説明したが、サ
ンプリングクロックにより高速のクロックを用いること
により判定精度を細かくすることができ、良品判定範囲
を細かく設定することが可能となる。本発明では、ロー
パルス幅とハイパルス幅を直接的に比較しているのでデ
ューティ検出の精度が高く、また、説明の都合上n=4
ビットとして説明したが、n=8ビット程度まで可能な
ようにハイレベルカウンタ16,ローレベルカウンタ1
7,比較回路21,21を構成しておけば、クロック信
号CLKの周波数の変更および良品判定範囲の変更にも
ハードウェアの変更なく対応できる。
【0037】また、図1,図2,図3では周波数期待値
レジスタ18にローレベル期間のカウント値の期待値デ
ータを格納しておき、コンパレータ19で期待値データ
とローレベルカウンタ17のカウント値とを比較して一
致検出するように構成しているが、図1の周波数/デュ
ーティ比較手段3において、周波数期待値レジスタ18
の期待値データとしてクロックの1周期分のサンプリン
グクロックカウント値の期待値を格納するように変更
し、またハイレベルカウンタ16のカウント値とローレ
ベルカウンタ17のカウント値を入力してその加算結果
を総カウント値として出力する加算器を追加して設け、
加算器の加算結果の総カウント値と周波数期待値レジス
タのカウント値期待値とをコンパレータ19で比較して
一致を検出するように変更することにより発振周期を直
接に測定できるので、クロック信号CLKのデューティ
比が50%から大きく外れているときでも正確な周波数
判定が可能となる。
【0038】図4は本発明のクロックデューティ検査が
可能なマイクロコンピュータの実施の形態の回路図であ
る。図4においてマイクロコンピュータは、クロック信
号CLKを発生するCR発振器1と、第1、第2のテス
ト信号であるTESTA,TESTBがアクティブのと
きにCR発振器1で発生したクロック信号CLKを入力
し、そのハイレベルの期間サンプリングクロックSCL
Kを伝達するハイ幅サンプリング信号HCKおよびロー
レベルの期間サンプリングクロックSCLKを伝達する
ロー幅サンプリング信号LCKを出力するパルス幅検出
手段2と、所望の周波数のクロック信号1周期に対応す
るサンプリングクロックSCLKのパルス数の期待値を
格納する周波数期待値レジスタ43と、ハイ幅サンプリ
ング信号HCKよりクロック信号CLKのハイレベルの
期間に相当するサンプリングクロックのパルス個数をカ
ウントするハイレベルカウンタ41と、ロー幅サンプリ
ング信号LCKよりクロック信号がローレベルの期間に
相当するサンプリングクロックのパルス個数をカウント
するローレベルカウンタ42と、両者を比較することに
よりデューティを直接的に測定し許容誤差設定レジスタ
に44に予め設定された許容誤差範囲内で一致するとき
にデューティ一致信号DUTYを論理1として出力する
比較回路45とを有する周波数/デューティ比較手段3
aと、データバス4と、データバスに接続された入出力
ポート6と、外部から入出力ポート6とデータバス4を
介して周波数期待値データおよび許容誤差データを読み
込み周波数期待値レジスタ43,許容誤差設定レジスタ
にそれぞれ書き込むとともにデータバス4を介してハイ
レベルカウンタ41のカウント値とローレベルカウンタ
42のカウント値とを読み込んで加算し、周波数期待値
レジスタ43の期待値と比較して一致比較結果をデータ
バス4および入出力ポート6を介して外部に出力するC
PU5とを備えている。
【0039】パルス幅検出手段2の詳細回路は、図1の
それと同一であるので説明を省略する。周波数/デュー
ティ比較手段3aの構成要素のうち、ハイレベルカウン
タ41,ローレベルカウンタ42,周波数期待値レジス
タ43,許容誤差設定レジスタ44のそれぞれは図1の
ハイレベルカウンタ16,ローレベルカウンタ17,周
波数期待値レジスタ18,許容誤差設定レジスタ20と
実質的に同一である。また、比較回路45の構成・動作
は図3の比較回路21と同一であり、デューティ検出の
方法においても図1のデューティ検出回路と同一である
ので説明は省略する。
【0040】図4の発明の実施例では、周波数/デュー
ティ比較手段3aには、図1と比較してコンパレータが
省かれており、CPU5がコンパレータの機能を代替す
る。CPU5は、データバス4を介して、ハイレベルカ
ウンタ41のカウント値を読み、同様にデータバス4を
介してローレベルカウンタのカウント値を読み、これら
を加算して総カウント値を算出する。次にデータバス4
を介して周波数期待値レジスタ43の期待値データを読
み込み、総カウント値と比較して一致比較結果をデータ
バス4を介して入出力ポート6に送り外部へ出力する。
【0041】この発明のクロックデューティ検査が可能
なマイクロコンピュータでは、加算、一致比較の演算に
マイクロコンピュータのCPUを利用し、また期待値デ
ータ,許容誤差データ,一致結果の入出力にはバスに接
続した入出力ポートを利用するので、図1のデューティ
検出回路をそのまま搭載するよりも少ないハードウェア
で実現できる。
【0042】図5は本発明のクロックデューティ検査が
可能なマイクロコンピュータの第2の実施の形態の回路
図である。パルス幅検出手段2,データバス4,CPU
5,入出力ポート6は図5におけるそれぞれと同一であ
るが、周波数/デューティ比較手段3bの比較回路51
内の大小比較器31の出力である大小比較結果CPと減
算器32の出力である減算結果SUBとをデータバス4
に出力でき、また、CR発振器1a内には図6または図
7のデューティ補正回路が内蔵されていてデューティ補
正制御回路52からの補正制御信号DTCNTによりク
ロック信号CLKのデューティを補正することができ
る。CPU5はデータバスを介して最初に大小比較結果
CPを読み込み、次に減算結果SUBを読み込むことに
より、デューティが許容範囲から外れているときに、ハ
イレベル幅、ローレベル幅の一方がどれだけ他方より広
い幅であるかを検出できる。
【0043】CPU5はこの検出結果をもとにデューテ
ィ補正プログラムによりデューティ制御回路52に用意
されたk個の補正制御信号DTCNTの組合せのうちの
最適な組合せを探索し、最適な組合せをデータバス4を
介してデューティ制御回路52に指定するとともに不揮
発性メモリ53に書き込み、次回のマイクロコンピュー
タの立ち上げ時には不揮発性メモリのデータでデューテ
ィ制御回路52の補正制御信号をセットする。
【0044】図6は、デューティ補正回路を内蔵するC
R発振器の回路図である。シュミットトリガ回路61,
インバータ62,PMOS63,NMOS64,ORゲ
ート65,ANDゲート66,PMOS67,NMOS
68のそれぞれは図8(a)の従来例における同一番号
の要素と同じであり、図6の抵抗69,容量70は図8
(a)のテスト用抵抗85と内蔵容量86に対応する。
図では抵抗69,容量70はいずれも外付けとして示し
ているが、いずれか一方が内蔵または両方とも内蔵であ
っても発振動作、補正動作は同一である。
【0045】図6の発振器1aでは、図8(a)の発振
器1のシュミットトリガ回路61の出力とORゲート6
5およびANDゲート66の入力端との間にデューティ
補正回路71が挿入設置された構成となっている。デュ
ーティ補正回路71は、ソース端またはドレイン端うち
の一端がシュミットトリガ回路61の出力端に接続され
ゲート端がインバータ62の出力端に接続された第1の
トランスファーゲート101と、第1のトランスファー
ゲート101の他端とORゲート65およびANDゲー
ト66の入力端との間に直列に設けられた第1の遅延素
子104および第2の遅延素子106と、第1の遅延素
子104に並列に接続された第1のスイッチ素子105
と、第2の遅延素子107に並列に接続された第2のス
イッチ素子107とを含んでいる。またデューティ補正
回路71は、インバータ62の出力端に入力端が接続さ
れたインバータ103と、ソース端またはドレイン端う
ちの一端がシュミットトリガ回路61の出力端に接続さ
れゲート端がインバータ103の出力端に接続された第
2のトランスファーゲート102と、第2のトランスフ
ァーゲート102の他端とORゲート65およびAND
ゲート66の入力端との間に直列に設けられた第3の遅
延素子108および第4の遅延素子110と、第3の遅
延素子108に並列に接続された第3のスイッチ素子1
09と、第4の遅延素子110に並列に接続された第4
のスイッチ素子111とを含んでいる。第1のスイッチ
素子105,第2のスイッチ素子107、第3のスイッ
チ素子109,第4のスイッチ素子111は、4個(k
=4)の補正制御信号DTCNTによりそれぞれ独立に
オンオフされる。遅延素子には2段(または偶数段)の
インバータ列を使用してもよく、スイッチ素子105,
107,109,111としてはゲート電極に供給され
る補正制御信号DTCNTによりオンオフできるトラン
スファーゲートを使用してもよい。
【0046】図6のように第1のスイッチ素子105と
第3のスイッチ素子109がオンで第2のスイッチ素子
107と第4のスイッチ素子111がオフの状態でデュ
ーティ検査をしたときにハイレベル幅がローレベル幅に
比較して大きいためにDUTYが不良となったとする。
このときには図8(b)の波形でT3を小さくし、T6
を大きくすればよいが、T3はトランスファーゲート1
02を通る経路の遅延で決まり、T6はトランスファー
ゲート101を通る経路の遅延で決まる。したがって、
補正制御信号DTCNTを制御して第1のスイッチ素子
105と第2のスイッチ素子107とをオンとすること
により第1の遅延素子105および第2の遅延素子10
7をショートし、第3のスイッチ素子109と第4のス
イッチ素子111とをオフとすることにより第3の遅延
素子108および第4の遅延素子110の遅延の和が付
加されるようにすればよい。各経路の遅延素子とスイッ
チ素子の個数が2個の場合のみについて説明したが、遅
延素子の遅延時間を小さくするとともに多数の遅延素子
とスイッチ素子を用いることによって精密なデューティ
の調整が可能であることは明らかである。
【0047】図7は、デューティ補正回路の別の実施例
である。CR発振器1bは、図8(a)の従来の発振器
1のPMOS63およびNMOS64の直列回路をデュ
ーティ補正回路72に置き換えた構成となっている。
【0048】デューティ補正回路72は、電源VDDと
出力端の間に直列に接続された第1の補正用PMOS1
21および第2の補正用のPMOS122と、第1の補
正用PMOS121に並列に設けられた第3の補正用P
MOS123と第1のスイッチ素子124の直列回路
と、第2の補正用PMOS122と並列に設けられた第
2のスイッチ素子125と、接地GNDと出力端の間に
直列に接続された第1の補正用NMOS126および第
2の補正用のNMOS127と、第1の補正用NMOS
126に並列に設けられた第3の補正用NMOS128
と第3のスイッチ素子129の直列回路と、第2の補正
用NMOS127と並列に設けられた第4のスイッチ素
子130とを含み、補正制御信号DTCNTで第1のス
イッチ素子124,第2のスイッチ素子125,第3の
スイッチ素子129,第4のスイッチ素子130のオン
オフを制御するように構成されている。
【0049】第1のスイッチ素子124と第3のスイッ
チ素子129がオフで第2のスイッチ素子125と第4
のスイッチ素子130がオンの状態でデューティ検査を
したときにハイレベル幅がローレベル幅に比較して大き
いためにDUTYが不良となったとする。この場合に
は、電源VDDから抵抗69までのPMOSトランジス
タ回路の抵抗値を小さくして電源VDDから容量70ま
での充電路の抵抗値の総和を小さくするとともに、抵抗
69から接地GNDまでのNMOSトランジスタ回路の
抵抗値を小さくして容量70から接地GNDまでの放電
路の抵抗値の総和を大きくすることによりデューティを
50%に近づけることができる。具体的には第1のスイ
ッチ素子124と第2のスイッチ素子とをオンとし、第
3のスイッチ素子129と第3のスイッチ素子130と
をオフとするように補正制御信号DTCNTをセットす
ればよい。PMOS側、NMOS側ともにMOSが3個
でスイッチ素子が2個の場合のみについて説明したが、
多数のトランジスタとスイッチ素子を用いることによっ
て精密なデューティの調整が可能であることは明らかで
ある。また、スイッチ素子としてはゲート電極に供給さ
れる補正制御信号DTCNTによりオンオフできるトラ
ンスファーゲートを使用してもよい点は図6の場合と同
様である。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明のクロックデュー
ティ検査回路では、CR発振器の出力クロック信号のハ
イレベル幅とローレベル幅を直接的に測定してデューテ
ィを検査できるので精度のよいデューティ検査が可能で
あるとともに、発振周波数が変更されてもハードウェア
の変更なく対応できるという効果があり、さらに本発明
のクロックデューティ検査回路では、比較結果の下位ビ
ットをマスクすることにより、良品判定するデューティ
範囲を設定できるという効果がある。また、本発明のク
ロックデューティ検査が可能なマイクロコンピュータで
は、上記のクロックデューティ検査回路で得られる効果
に加えて、マイクロコンピュータのハードウェアの一部
を流用することによりハードウェアの削減が可能とな
る。さらに、デューティ補正機能を付加することによ
り、デューティが所定の範囲内から外れたときでも補正
することができるので、デューティ不良を救済すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロックデューティ検査回路の回路図
である。
【図2】クロックデューティ検査回路の動作タイミング
図である。
【図3】(a)は比較回路の回路図であり、(b)はそ
の状態図である。
【図4】本発明のクロックデューティ検査が可能なマイ
クロコンピュータの回路図である。
【図5】本発明のクロックデューティ検査が可能なマイ
クロコンピュータの別の実施の形態の回路図である。
【図6】デューティ補正回路を内蔵するCR発振器の回
路図である。
【図7】デューティ補正回路を内蔵するCR発振器の別
の実施例の回路図である。
【図8】(a)は従来のデューティ検査可能なCR発振
回路の回路図であり、(b)はCR発振回路の中のCR
発振器の動作タイミング図である。
【図9】CR発振回路の中のパルス検出回路の回路図で
あり、(b)はその動作タイミング図である。
【符号の説明】
1,1a,80 CR発振器 2 パルス幅検出手段 3,3a,3b 周波数/デューティ比較手段 4 データバス 5 CPU 6 入出力ポート 11,12,14,15,66,92,99 AND
ゲート 13 エッジ検出回路 16,41 ハイレベルカウンタ 17,42 ローレベルカウンタ 18,43 周波数期待値レジスタ 19 コンパレータ 20,44 許容誤差設定レジスタ 21,45,51 比較回路 31 大小比較器 32 減算器 33 下位ビットマスク回路 34 NORゲート 52 デューティ補正制御回路 53 不揮発性メモリ 61 シュミットトリガ回路 62,103 インバータ 63,67,121,122,123 PチャネルM
OSトランジスタ 64,68,126,127,128 NチャネルM
OSトランジスタ 65,96 ORゲート 69,85 抵抗 70,86 容量 71,72 デューティ補正回路 87 NANDゲート 88 パルス幅検出回路 91,95 遅延回路 93,94,97,98 Dフリップフロップ 101,102 トランスファーゲート 104,106,108,110 遅延素子 105,107,109,111,124,125,1
29,130,81,82,83,84 スイッチ素
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 29/02 G01R 23/10 G01R 23/15 H03K 3/017 H03K 5/19

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テストモードにセットするテスト信号と
    クロック信号と前記クロック信号よりも高い周波数のサ
    ンプリングクロックとを入力しテストモードでは前記ク
    ロック信号がハイレベルの期間にサンプリングクロック
    を伝達するハイ幅サンプリング信号および前記クロック
    信号がローレベルの期間にサンプリングクロックを伝達
    するロー幅サンプリング信号を出力するパルス幅検出手
    段と、前記ハイ幅サンプリング信号を入力して前記クロ
    ック信号がハイレベルの期間のサンプリングクロックの
    パルス数をカウントし前記ロー幅サンプリング信号を入
    力して前記クロック信号がローレベルの期間のサンプリ
    ングクロックのパルス数をカウントして両者のうち大き
    いカウント値から小さいカウント値を減算して得られる
    減算結果の所定の桁の下位ビットをマスクした結果が0
    であるときに前記クロック信号のデューティが正常であ
    ることを示すデューティ一致信号を出力する周波数/デ
    ューティ比較手段とを備えることを特徴とするクロック
    デューティ検査回路。
  2. 【請求項2】 前記周波数/デューティ比較手段が、ク
    ロック信号の期待周波数に対応するローレベル期間のサ
    ンプリングパルス数の期待カウント値を登録するレジス
    タを有し、前記クロック信号がローレベルの期間のサン
    プリングクロックのカウント値と前記期待カウント値と
    が一致したときに前記クロック信号の周波数が期待周波
    数と一致したことを示す周波数一致信号を出力する請求
    1に記載のクロックデューティ検査回路。
  3. 【請求項3】 前記周波数/デューティ比較手段が、ク
    ロック信号の期待周波数に対応する1クロック周期期間
    のサンプリングパルス数の期待カウント値を登録するレ
    ジスタを有し、前記クロック信号がローレベルの期間の
    サンプリングクロックのカウント値と前記クロック信号
    がハイレベルの期間のサンプリングクロックのパルス数
    のカウント値とを加算した総カウント値と前記期待カウ
    ント値とが一致したときに前記クロック信号の周波数が
    期待周波数と一致したことを示す周波数一致信号を出力
    する請求項1に記載のクロックデューティ検査回路。
  4. 【請求項4】 クロック信号と第1のテスト信号とを入
    力端に供給された第1の2入力ANDゲートと、前記第
    1のテスト信号がハイレベルになるのに同期して前記第
    1の2入力ANDゲートから出力され前記クロック信号
    と同一周期で同一デューティのテストクロック信号の最
    初の立ち上りエッジから次の立ち上りエッジまでの期間
    内のハイレベル部分をハイレベル幅信号として出力し前
    記テストクロック信号の最初の立ち下がりエッジから次
    の立ち下がりエッジまでの期間内のローレベル部分をロ
    ーレベル幅信号として出力するエッジ検出回路と、第2
    のテスト信号と前記クロック信号よりも高い周波数のサ
    ンプリングクロックを入力端に供給された第2の2入力
    ANDゲートと、前記ハイレベル幅信号と前記第2の2
    入力ANDゲートの出力とを入力しハイ幅サンプリング
    信号を出力する第3の2入力ANDゲートと、前記ロー
    レベル幅信号の反転信号と前記第2の2入力ANDゲー
    トの出力とを入力しロー幅サンプリング信号を出力する
    第4の2入力ANDゲートと、前記ハイ幅サンプリング
    信号を入力しこれに含まれるパルスの個数をカウントし
    てnビットのカウント結果を出力するハイレベルカウン
    タと、前記ロー幅サンプリング信号を入力しこれに含ま
    れるパルスの個数をカウントしてnビットのカウント結
    果を出力するローレベルカウンタと、デューティの許容
    誤差データを格納する許容誤差設定レジスタと、前記ハ
    イレベルカウンタのカウント値と前記ローレベルカウン
    タのカウント値とを入力して大きいカウント値から小さ
    いカウント値を減算し減算結果の前記許容誤差設定レジ
    スタで指定された桁の下位ビットをマスクしたときに減
    算結果が0であればデューティ一致信号DUTYを論理
    1として出力する比較回路とを備えることを特徴とする
    クロックデューティ検査回路。
  5. 【請求項5】 クロック周波数の期待値に対応するnビ
    ットのローレベル期間の期待カウント値データを格納す
    る周波数期待値レジスタと、前記ローレベルカウンタの
    カウント値と前記周波数期待値レジスタに格納された期
    待カウント値データとを比較し一致するときに周波数一
    致信号を出力するコンパレータとをさらに有する請求項
    4に記載のクロックデューティ検査回路。
  6. 【請求項6】 クロック周波数の期待値に対応するnビ
    ットのクロック周期1周期分の期待カウント値データを
    格納する周波数期待値レジスタと、ローレベルカウンタ
    のカウント値とハイレベルカウンタのカウント値とを加
    算して総カウント数を出力する加算器と前記総カウント
    数と前記期待カウント値データとを比較し一致するとき
    に周波数一致信号を出力するコンパレータとをさらに有
    する請求項4に記載のクロックデューティ検査回路。
  7. 【請求項7】 前記比較回路が、ハイレベルカウンタの
    カウント値とローレベルカウンタのカウント値とを比較
    し両者が等しいか前記ハイレベルカウンタのカウント値
    が大きいときには大小比較結果を論理1として出力し前
    記ローレベルカウンタのカウント値が大きいときには前
    記大小比較結果を論理0として出力する大小比較器と、
    前記大小比較結果の論理値にしたがって前記ハイレベル
    カウンタのカウント値と前記ローレベルカウンタのカウ
    ント値のうちの大きい方から小さい方を減算し減算結果
    を出力する減算器と、許容誤差設定レジスタの許容誤差
    データにしたがいnビットの減算結果の下位mビットを
    マスクしてnビットの信号を出力する下位ビットマスク
    回路と、マスク後のnビットの各ビットを入力してすべ
    て0のときにデューティ一致信号DUTYを論理1とし
    て出力するNORゲートとを有する請求項4,5または
    6に記載のクロックデューティ検査回路。
  8. 【請求項8】 クロック信号を発生しデューティ補正制
    御信号により前記クロック信号のデューティを調整でき
    るCR発振器と、テスト信号がアクティブのときにテス
    トモードとなり前記CR発振器で発生した前記クロック
    信号を入力し外部から入力され前記クロック信号よりも
    高い周波数数のサンプリングクロックを前記クロック信
    号がハイレベルの期間に伝達するハイ幅サンプリング信
    号および前記サンプリングクロックを前記クロック信号
    がローレベルの期間に伝達するロー幅サンプリング信号
    を出力するパルス幅検出手段と、所望の周波数のクロッ
    ク信号の1周期に対応する前記サンプリングクロックの
    パルス数の期待カウント値を格納する周波数期待値レジ
    スタと、デューティの許容範囲を指定するデータを格納
    する許容誤差設定レジスタと、前記ハイ幅サンプリング
    信号より前記クロック信号のハイレベルの期間に相当す
    る前記サンプリングクロックのパルス個数をカウントす
    るハイレベルカウンタと、前記ロー幅サンプリング信号
    より前記クロック信号がローレベルの期間に相当する前
    記サンプリングクロックのパルス個数をカウントするロ
    ーレベルカウンタと、前記ハイレベルカウンタのカウン
    ト値と前記ローレベルカウンタのカウント値とを比較し
    両者が等しいか前記ハイレベルカウンタのカウント値が
    大きいときには大小比較結果を論理1として出力し前記
    ローレベルカウンタのカウント値が大きいときには前記
    大小比較結果を論理0として出力する大小比較器と、前
    記大小比較結果の論理値にしたがって前記ハイレベルカ
    ウンタのカウント値と前記ローレベルカウンタのカウン
    ト値のうちの大きい方から小さい方を減算し減算結果を
    出力する減算器と、前記許容誤差設定レジスタの許容誤
    差データにしたがいnビットの減算結果の下位mビット
    をマスクしてnビットの信号を出力する下位ビットマス
    ク回路と、マスク後のnビットの各ビットを入力してす
    べて0のときにデューティ一致信号DUTYを論理1と
    して出力するNORゲートとを有する比較回路と、デー
    タを双方向に転送可能なデータバスと、前記データバス
    に接続された入出力ポートと、外部から前記入出力ポー
    トおよびデータバスを介して周波数期待値データおよび
    許容誤差データを読み込み前記周波数期待値レジスタ,
    前記許容誤差設定レジスタにそれぞれ書き込むとともに
    前記データバスを介して前記ハイレベルカウンタのカウ
    ント値と前記ローレベルカウンタのカウント値とを読み
    込んで加算し前記周波数期待値レジスタの期待値と比較
    して周波数比較結果を前記データバスおよび前記入出力
    ポートを介して外部に出力するCPUと、前記CPUが
    前記大小比較結果と前記減算結果とに基づきデータバス
    を介して入力される組合せ指定データを受けて前記補正
    制御信号を出力するデューティ補正制御回路と、前記組
    合せ指定データを格納する不揮発性メモリとを備えるこ
    とを特徴とするデューティ検査が可能なマイクロコンピ
    ュータ。
  9. 【請求項9】 前記CR発振器が、入力端同士が接続さ
    れたシュミットトリガ回路および第1のインバータと、
    前記シュミットトリガ回路の出力端とそれぞれのゲート
    が接続された第1のPチャネルMOSトランジスタと第
    1のNチャネルMOSトランジスタからなる第2のイン
    バータと、2個の入力端のうち一方が前記第1のインバ
    ータの入力端に接続された2入力ORゲートと、2個の
    入力端のうちの一方が前記第1のインバータの入力端に
    接続された2入力ANDゲートと、ソース端またはドレ
    イン端うちの一端が前記シュミットトリガ回路の出力端
    に接続されゲート端が前記第1のインバータの出力端に
    接続された第1のトランスファーゲートと、前記第1の
    トランスファーゲートの他端と前記2入力ORゲートの
    他方の入力端および前記2入力ANDゲートの他方の入
    力端との間に複数個直列に設けられた遅延素子と前記補
    正制御信号によりオンオフを制御されるスイッチ素子の
    並列回路からなる第1の遅延調整回路と、前記第1のイ
    ンバータの出力端に入力端が接続された第3のインバー
    タと、ソース端またはドレイン端うちの一端がシュミッ
    トトリガ回路61の出力端に接続されゲート端が前記第
    3のインバータの出力端に接続された第2のトランスフ
    ァーゲートと、前記第2のトランスファーゲートの他端
    と前記2入力ORゲートの他方の入力端および前記2入
    力ANDゲートの他方の入力端との間に複数個直列に設
    けられた遅延素子と前記補正制御信号によりオンオフを
    制御されるスイッチ素子からなる第2の遅延調整回路と
    を有するデューティ補正回路と、ソースが電源に接続さ
    れゲートが前記2入力ORゲートの出力端に接続された
    第2のPチャネルMOSトランジスタと、ドレインが前
    記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインおよ
    び前記シュミットトリガ回路の入力端に接続されゲート
    が前記2入力ANDゲートの出力端に接続されソースが
    接地に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタ
    とを有する請求項8に記載のデューティ検査が可能なマ
    イクロコンピュータ。
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