JP2012145618A - 定着ローラ及び定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

定着ローラ及び定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
記録媒体上に担持されているトナー像を記録媒体上に加熱溶融して定着する定着ローラであって、トナー像が加熱溶融されて揮発する揮発性有機化合物を分解する定着ローラを提供することにある。
【解決手段】
定着ローラを構成する中空円筒状の基体の内周面に、揮発性有機化合物を分解する金属酸化物を有する熱吸収層を配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着ローラ及び定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
定着ローラを用いた定着装置において、ヒータによって加熱が開始され、定着ローラが定着温度に達して定着動作を行える状態になると、定着ローラの表面温度は、180度以上の高温に達している。
高温であることで、定着ローラによって、トナーが加熱溶融されて記録媒体上に定着される際、トナーから、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が揮発してしまっていた。これらの揮発性有機化合物は、製造されたトナーに僅かに残留する成分である。このように、揮発性有機化合物が揮発した場合、活性炭を有するフィルタに吸着させることで、定着装置を備える画像形成装置の外へ揮発性有機化合物を排出させない構成が主に採用されてきた。しかし、フィルタは、フィルタの表面積に応じた揮発性有機化合物しか吸着できないため、定期的な交換が必要であった。しかも、吸着では、揮発性有機化合物の分解までには至らなかった。
このような問題に対処するために、例えば、特開2000−347526号公報(特許文献1)では、図3に示すように、加熱ローラ100または加圧ローラ101の表層に光触媒を添加した層を形成し、この層の表面に可視光ないし紫外線を照射する光源102にて、加熱ローラ100または加圧ローラ101の表面に付着したトナーを分解する定着装置103が開示されている。
特許文献1の定着装置103では、光触媒に可視光ないし紫外線を照射することによって生じる活性酸素の酸化作用によって、燃焼反応を起こし、加熱ローラ100または加圧ローラ101の表面に付着したトナーが目に見えないほど小さな粒子に分解する。
特開2000−347526号公報
しかしながら、特許文献1では、金属酸化物である酸化チタン等の光触媒に可視光ないし紫外線を照射することによって生じる活性酸素の酸化作用を利用しているため、酸化作用が弱く、揮発性有機化合物の分解には限界があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、金属酸化物である酸化チタン等を光触媒ではなく、熱触媒として用いることによって生じるラジカルイオンの強い酸化作用を利用して、揮発性有機化合物を分解するものである。
すなわち、定着ローラの内周面に、金属酸化物である酸化チタン等を有する熱吸収層を塗布することで、定着ニップ部を通過する記録媒体上の未定着のトナー像が加熱溶融される際にトナーから揮発する揮発性有機化合物を分解することができる定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明は、記録媒体上に担持されているトナー像を前記記録媒体上に加熱溶融して定着する定着ローラであって、該定着ローラは、中空円筒状の基体を有するとともに、前記基体の内周面に、前記トナー像が加熱溶融されて揮発する揮発性有機化合物を分解する金属酸化物を有する熱吸収層が配設されていることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記熱吸収層に含まれる前記金属酸化物は、酸化チタン、酸化クロム、酸化亜鉛、酸化アルミ、酸化鉄であることが好ましい。
また、本発明は、前記熱吸収層は、前記金属酸化物を5〜30重量%含有することが好ましい。
また、本発明は、前記熱吸収層には、メチルシリコーン樹脂が含まれることが好ましい。
また、本発明は、前記熱吸収層は、厚みが、10〜30μmであることが好ましい。
また、本発明は、前記定着ローラを備える定着装置であることが好ましい。
また、本発明は、前記金属酸化物が加熱されることで発生するラジカルイオンを、前記定着ローラと前記定着ローラに対向圧接する加圧ローラとで形成する定着ニップ部に搬送する通路及びファンから構成される搬送装置が備えられていることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記定着装置を備える画像形成装置であることが好ましい。
本発明によれば、光を照射することなく、定着ローラの内周面の熱吸収層に含まれる金属酸化物近傍の空気中の水分からラジカルイオンが生成されるため、このラジカルイオンを定着ニップ部に搬送すれば、定着ニップ部を通過する記録媒体上の未定着のトナー像が加熱溶融される際にトナーから揮発する揮発性有機化合物を分解することができる。
本発明の定着装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の搬送装置の様子を示す概略図である。 本発明の従来例となる定着装置の構成を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態の定着装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の定着装置1の構成を示す概略断面図である。以下には、本発明の定着装置1に関して説明するが、その他の構成については、画像形成装置の一般的な技術が適用できることはいうまでもない。
<実施例1>
定着装置1は、定着部材である定着ローラ10と、加圧部材である加圧ローラ20と、外部加熱装置30と制御部40を含んで構成される。
定着装置1は、記録媒体である記録紙Pが、定着ローラ10と加圧ローラ20とで形成する定着ニップ部Nに、所定の定着速度もしくは複写速度で進行方向Y0方向に突入したとき、記録紙P上に担持されている未定着のトナー像Tを記録紙P上に加熱加圧して定着する装置である。本実施例では、定着ニップ部Nの記録紙Pの搬送方向の長さは7mm、定着速度は225mm/secとした。
なお、未定着のトナー像Tは、例えば、非磁性一成分現像剤(非磁性トナー)、非磁性二成分現像剤(非磁性トナー及びキャリア)、磁性現像剤(磁性トナー)等の現像剤(トナー)によって形成される。また、定着速度とはプロセス速度のことであり、複写速度とは1分あたりの複写枚数のことである。
定着ローラ10は、加圧ローラ20に対向圧接し、回転軸周りに回転自在に設けられている。定着ローラ10は、加圧ローラ20の回転に従動して回転方向Y1方向に回転する。
(定着ローラ)
定着ローラ10は、軸線方向の長さが320mm、直径が40mmで、その内側から順に熱吸収層10a、芯金11、弾性層12、離型層13が形成された4層構造からなり、中空円筒状の基体である芯金11には、例えば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属あるいはそれらの合金等が用いられる。また、弾性層12には、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性を有するゴム材料が適しており、離型層13には、耐熱性及び離型性に優れた合成樹脂材料、例えば、PFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂が適している。
熱吸収層10aは、芯金11の内周面に熱吸収塗料を塗布し、熱吸収塗料が乾燥することによって、形成される。
熱吸収塗料は、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の揮発成分としての有機溶剤に、揮発性有機化合物を分解する金属酸化物、不揮発成分としての樹脂及び、カーボンブラック等の着色剤を混合後、撹拌して得られる。その後、この熱吸収塗料をスプレーによって、芯金11の内周面に塗布する。塗布後に100℃/10分の予備乾燥と200℃/2時間の本乾燥を行い、熱吸収層10aを形成させる。なお、熱吸収塗料は、金属酸化物を有しているため、離型層13に塗布すると、記録紙Pが定着ローラ10から剥離せず、好ましくない。
熱吸収層10aを形成する熱吸収塗料に含まれる金属酸化物は、5〜30重量%の含有量であることが好ましい。5重量%よりも少ないと、定着ローラ10の表面温度が高温に達しても、金属酸化物近傍の空気中の水分から生成されるラジカルイオンが少ないため、ラジカルイオンの強い酸化作用を充分に利用することができず、このラジカルイオンを定着ニップ部Nに搬送しても、定着ニップ部Nを通過する記録紙P上の未定着のトナー像Tが加熱溶融される際にトナーから揮発する揮発性有機化合物を分解するには不充分である。逆に、30重量%より多くしても、揮発性有機化合物を分解する量をさらに増やすことはできず、熱吸収層10aが劣化して、亀裂や剥離が生じてしまう場合もある。
なお、熱吸収層10aは、厚みが、10〜30μmであることが好ましい。
熱吸収層10aの厚みが10μm未満の場合、それぞれのヒータランプからの熱を充分に吸収することはできず、金属酸化物近傍の空気中の水分から大量のラジカルイオンを得ることはできなかった。そのため、このラジカルイオンを、定着ニップ部Nに搬送しても、定着ニップ部Nを通過する記録紙P上の未定着のトナー像Tが加熱溶融される際にトナーから揮発する揮発性有機化合物を分解するには不充分となった。
逆に、熱吸収層10aの厚みが30μmより厚い場合、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物を容易に分解することはできたものの、それぞれのヒータランプからの熱により、複写試験を開始して、13万枚後に、熱吸収層に亀裂や剥離が生じてしまった。
熱吸収塗料に含まれる樹脂として、フェニル基を含まない樹脂を用いる。フェニル基を含まない樹脂としては、メチルシリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられるが、分散性、膜厚安定性、耐熱安定及び、揮発性有機化合物となるベンゼンが発生しない点でメチルシリコーン樹脂を用いることが好ましい。
熱吸収塗料における各成分の配合比率は、画像形成装置の定着速度もしくは複写速度や定着装置1の構成、定着温度等に基づいて、任意に変更できる。
定着ローラ10が加圧ローラ20に対向圧接するときの力は、216N程度であり、芯金11は直径18mmで、肉厚2.0mmのステンレス鋼、弾性層12は厚さ2.5mmのシリコーンスポンジゴム、離型層13は厚さ40μmのPFAチューブであるものを使用した。
熱吸収塗料は、有機溶剤として、トルエン25重量%、金属酸化物として、疎水化処理を施していない平均粒子径40nmの酸化チタン(チタン工業社製、ST500R)15重量%、樹脂として、式(1)に示すメチルシリコーン樹脂30重量%、着色剤として、カーボンブラック(エボニックデグサジャパン社製、Nipex−60)30重量%を混合後、撹拌して得られる。熱吸収塗料Aとした。
この熱吸収塗料Aを、定着ローラ10の芯金11の内周面にスプレーによって塗布する。その後、100℃/10分の予備乾燥と200℃/2時間の本乾燥を行ったところ、熱吸収塗料Aによって形成された熱吸収層10aの厚さは20μmとなった。
また、定着ローラ10の内部には、定着ローラ10を加熱するヒータランプ14が配置されている。また、定着ローラ10の外周面近傍には、定着ローラ10の表面温度を検出するためのサーミスタ15が設けられる。なお、サーミスタ15は、接触式の温度センサでも、非接触式の温度センサでもよい。
(定着動作)
次に、定着装置1の定着動作について、説明する。
定着装置1の定着動作は、温度制御装置41と回転駆動装置42とカム駆動装置43と電源回路44を制御する制御部40にて行われる。
制御部40は、サーミスタ15により検出された定着ローラ10の表面温度に基づいて、ヒータランプ14に供給する電力を制御する。制御部40は、画像形成装置の主制御部であるCPU(Central Processing Unit)に備えられていてもよい。また、制御部40は、各種データを一時的に記憶する図示しないRAM(Random Access Memory)を備えており、必要に応じて、読み出すことが可能である。
温度制御装置41は、制御部40からの指示に基づき、定着装置1の定着動作の温度制御を行い、電源回路44から、ヒータランプ14に電力を供給させることによって、ヒータランプ14が発光し、ヒータランプ14から赤外線が放射される。これによって、定着ローラ10の内周面の熱吸収層10aが赤外線を吸収して加熱され、定着ローラ10全体が加熱される。本実施例では、定格電力300Wのヒータランプ14を使用した。
その後、定着ローラ10の表面温度が140〜220℃に達すると、熱吸収層10aの表面温度は140〜300℃に達する。熱吸収層10aはヒータランプ14に最も近接しているため、ヒータランプ14を熱源として、金属酸化物近傍の空気中の水分から、大量のラジカルイオンが生成される。このように、金属酸化物を熱触媒として用いることで、大量のラジカルイオンを得ることができ、トナーから揮発する揮発性有機化合物を効率良く分解できる。金属酸化物としては、酸化チタン、酸化クロム、酸化亜鉛、酸化アルミ、酸化鉄を用いることができる。
回転駆動装置42は、駆動モータ等から構成され、制御部40からの指示に基づき、定着ローラ10を回転駆動する。
カム駆動装置43は、定着ローラ10と加圧ローラ20の中心軸間の距離を調整する。まず、加圧ローラ20の両端部に、図示しないカム部材を当接させる。次に、カム部材を駆動する図示しないアーム部材等から構成されるカム駆動装置43にて、カム部材を回転させる。このことで、加圧ローラ20は、定着ローラ10と対向する方向に、定着ローラ10と加圧ローラ20の中心軸間の距離が変わる。なお、定着ローラ10と加圧ローラ20の中心軸間の距離は、制御部40からの指示に基づき、定着ニップ部Nを通過する記録紙Pの種類に応じて、調整される。
(加圧ローラ)
加圧ローラ20は、定着ローラ10と同様、熱吸収層20a、芯金21、弾性層22、離型層23が形成された4層構造からなり、本実施例では、定着ローラ10と同一のものを使用した。
また、熱吸収塗料Aを、加圧ローラ20の芯金21の内周面にも、定着ローラ10の芯金11の内周面にスプレーしたときと同様にして行ったところ、熱吸収塗料Aによって形成された熱吸収層20aの厚さは20μmとなった。
加圧ローラ20の内部にも、加圧ローラ20を加熱するヒータランプ24が配置されており、定着ローラ10の内部のヒータランプ14と同一のものを使用した。
加圧ローラ20の内部にも、定着ローラ10の外周面近傍と同様、加圧ローラ20の表面温度を検出するためのサーミスタ25が設けられており、本実施例では、サーミスタ15と同一のものを使用した。
(外部加熱装置)
外部加熱装置30は、外部加熱ローラ31、32と、外部加熱ベルト33と、ヒータランプ34,35と、サーミスタ36,37と、サーモスタット38と、熱吸収層39a,39bを備える。
外部加熱装置30は、定着ローラ10の回転方向に対し定着ニップ部Nの上流側に設けられ、定着ローラ10の表面に当接して定着ローラ10の表面を加熱する。
外部加熱ローラ31、32は、それぞれ、アルミニウムや鉄系材料等の中空円筒状の芯金31a,32aと、その内側の熱吸収層39a,39bとで構成される。外部加熱ローラ31、32は、外部加熱ベルト33を懸架すると同時に外部加熱ベルト33を加熱する。外部加熱ベルト33は、定着ローラ10の回転時には、定着ローラ10に従動して回転し、外部加熱ベルト33の回転に従動して外部加熱ローラ31、32が回転する。なお、外部加熱ベルト33の内周面に作用する力を低減するために、芯金31a,32aの表面を、フッ素樹脂等で被覆してもよい。本実施例では、外部加熱ローラ31、32として、それぞれ、厚さ2.0mmの芯金31a,32a、外径16mmのローラを用いた。
また、熱吸収塗料Aを、外部加熱ローラ31、32の芯金21の内周面にも、定着ローラ10の芯金11の内周面にスプレーしたときと同様にして行ったところ、熱吸収塗料Aによって形成された熱吸収層39a,39bの厚さは20μmとなった。
本実施例では、外部加熱ベルト33として、厚さ70μmのポリイミドの基材の表面を、離型層として、厚さ30μmのPTFE及びPFAが混合されたフッ素樹脂で被覆したものを用いた。外部加熱ベルト33の構成はこれに限定されず、例えば、ポリイミド以外の耐熱性樹脂、あるいはステンレスやニッケル等の金属材料からなる基材の表面を、離型層として耐熱性及び離型性に優れたPTFEやPFA等のフッ素樹脂で被覆したものを用いてもよい。なお、外部加熱ベルト33の内周面に作用する力を低減するために、外部加熱ベルト33の基材の内面を、フッ素樹脂等で被覆してもよい。
これによって、外部加熱ローラ31、32との摺動負荷を低減することができるとともに、外部加熱ベルト33の磨耗も防止され、外部加熱ベルト33が摺動するとき、外部加熱ベルト33が蛇行するのを防止して、外部加熱ベルト33の耐久性を高く維持することができる。
ヒータランプ34,35は、それぞれ、外部加熱ローラ31,32を介して外部加熱ベルト33を加熱するために、外部加熱ローラ31,32の内部に配置された熱源であり、サーミスタ36,37は、それぞれ、外部加熱ベルト33における外部加熱ローラ31,32の当接面の表面温度を検出する。また、サーモスタット38は、外部加熱ベルト33の異常昇温を検知して所定の温度以上になると、ヒータランプ34,35への電力を供給する電源回路44を遮断する。なお、ヒータランプ34,35は、定着ローラ10の内部のヒータランプ14と同一のものを使用した。また、サーミスタ36,37は、加圧ローラ20の内部にも、定着ローラ10の外周面近傍に設けられたサーミスタ15と同一のものを使用した。
(現像剤)
次に、本実施例の定着装置を用いた画像形成装置で使用する現像剤について説明する。
現像剤は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤である。
トナーは、例えば、結着樹脂、着色剤、帯電制御剤、オフセット防止剤としてのワックス等を加熱混練した後、冷却により固化させてから、粉砕分級することよって得られる。トナーには、更に、一般的に流動性及び帯電安定性を向上させる目的で、例えば、シリカ、酸化アルミニウム等の無機粒子を外添剤として添加する。
本実施例では、結着樹脂として、ガラス転移温度68℃、軟化温度129℃のポリエステル樹脂100重量部、着色剤として、カーボンブラック(エボニックデグサジャパン社製、Nipex−60)6重量部、帯電制御剤として、ホウ素錯体(日本カーリット社製、LR−147)1.4重量部、オフセット防止剤として、カルナウバワックス(東亜化成社製、Towax−171)1重量部を気流混合機であるヘンシェルミキサ(三井鉱山株式会社製、FMミキサ)で均一に混合する。
混合された樹脂混合物は、加熱混練機である二軸混練機(池貝社製、PCM−37)で、樹脂混合物を供給する供給量を5kg/時間、二軸混練機の設定温度を140℃とした条件で加熱混練物を作製した。
得られた加熱混練物は、冷却により固化させてから、粉砕分級することによって、粒子状のトナーが生成される。粉砕分級は、まず、カッターミル(オリエント社製、VM−16)で粗粉砕し、次いで、カウンタジェットミル(ホソカワミクロン社製、AFG)のようなエア式粉砕機によって微粉砕し、その後、ロータリ式分級機(ホソカワミクロン社製、TSPセパレータ)によって分級する。このことで、体積平均粒子径6.7μmのトナーを得た。
更に、得られたトナー100重量部に対して、シランカップリング剤とジメチルシリコーンオイルで表面処理した平均粒子径8nmのシリカ(クラリアント社製、H3004)1.5重量部、同様に表面処理した平均粒子径50nmのシリカ(クラリアント社製、H05TM)1.5重量部、疎水化処理を施していない平均粒子径40nmの酸化チタン(チタン工業社製、ST500R)0.75重量部を外添剤として添加し、ヘンシェルミキサ(三井鉱山株式会社製、FMミキサ)で混合することによってトナーを製造した。
得られたトナーに、トナー濃度が6重量%となるようにキャリアを混合し、二成分現像剤を得た。キャリアには、シリコーンコーティングを施した、体積平均粒子径50μmのフェライト系キャリア(パウダーテック社製)を用いた。
(搬送装置)
次に、金属酸化物が加熱されることで、金属酸化物近傍の空気中の水分から発生するラジカルイオンが、定着ニップ部Nに搬送される様子について説明する。
図2は、定着ローラ10、加圧ローラ20、外部加熱ローラ31、32内で発生したラジカルイオンを搬送する、それぞれの通路50a、50b、50c、50d、該通路50a、50b、50c、50d内を送風するファン51、各ローラから集められたラジカルイオンを定着ニップ部Nに搬送する通路50eから構成される搬送装置の様子を示す概略図である。なお、通路50は、アルミ製で中空円筒状の通路50a、50b、50c、50d、50eから構成されており、すべて連結されている。
ファン51は、シロッコファン(日本電産社製、D12−12BL)を用い、風量は、0.5m/minとした。
まず、定着ローラ10、加圧ローラ20、外部加熱ローラ31、32内で発生したラジカルイオンは、各ローラの軸方向の一端に設けたファン51により、各ローラ内を軸方向に貫通する、それぞれの通路50a、50b、50c、50dに導かれて、各ローラの軸方向の他端まで搬送される。
通路50a、50b、50c、50dは、各ローラの軸方向の他端で連結されているため、各ローラから集められたラジカルイオンはすべて、これらの通路に更に連結された、定着ニップ部Nに搬送する通路50eに、搬送される。
通路50eは、定着ニップ部Nに間隙を有して対向するように、これらのローラと平行配置されている。なお、通路50eの長さは、定着ローラ10と加圧ローラ20の軸方向の長さと略同一である。
また、定着ニップ部Nに間隙を有して対向する、通路50eの面には、図示しない無数の開口穴が配設されている。通路50eの外径は、15mm、肉厚は、1mm、開口穴の直径は、5mmとした。
このことで、各ローラから集められたラジカルイオンはすべて、この無数の開口穴から、定着ニップ部Nに向かって吹き付けられ、定着ニップ部Nを進行方向Y0方向に通過する記録紙P上の未定着のトナー像Tが加熱溶融される際にトナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物を分解することができた。
また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も発生しなくなった。
(複写試験)
次に、本実施例の定着装置1、搬送装置を用いて、シャープ株式会社製複写機MX−2300(複写速度:23枚/分)を改造した画像形成装置を用いて、常温常湿環境下で、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのそれぞれの画像面積率5%のA4原稿にて、記録紙Pとして普通紙(シャープ株式会社製、SF−4AM3)を横連続通紙して、複写試験を行い、揮発性有機化合物及び臭気の測定を行った。なお、定着ローラ10、加圧ローラ20、外部加熱ベルト33のそれぞれの表面温度は、190℃、140℃、220℃とした。
(揮発性有機化合物)
まず、測定のまえに、画像形成装置の排気口から10cm離れた位置にノズルを設置する。そして、排気口から排出される空気をこのノズルで吸引し、空気中に含まれる揮発性有機化合物を、ポータブルVOC(Volatile Organic Compounds)モニタ(ジェイエムエス社製、JHV−1000)にて測定した。
複写試験を始めて1分後に、ノズルで吸引を開始し、その後の1分間の空気中に含まれる揮発性有機化合物を測定した。この吸引後の測定値から吸引前の測定値を差し引いた値を、VOC値とした。
複写試験を行って、VOC値が100μg/m未満では、不快感を感じないため「○」と判定し、VOC値が100以上200μg/m未満を「△」と判定し、VOC値が200μg/m以上では、不快感を感じるため「×」と判定した。
(臭気)
揮発性有機化合物の測定と同様に、ノズルを設置する。そして、排気口から排出される空気をこのノズルで吸引し、空気中に含まれる臭気を、ポータブルニオイセンサ(新コスモス電機社製、XP−329III)にて測定した。
複写試験を始めて1分後に、ノズルで吸引を開始し、その後の1分間の空気中に含まれる臭気を測定した。この吸引後の表示値から吸引前の表示値を差し引いた値を、臭気値とした。
複写試験を行って、臭気値が50未満では、不快感を感じないため、「○」と判定し、臭気値が50以上100未満を「△」と判定し、臭気値が100以上では、不快感を感じるため、「×」と判定した。
金属酸化物として酸化チタンを15重量%用いた本実施例の場合は、VOC値及び臭気値の判定は「○」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていることがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていることがわかる。
<実施例2>
熱吸収塗料Aの酸化チタンを酸化クロムに変更した以外は実施例1と同一として、熱吸収塗料Bを得た。この熱吸収塗料Bを、各ローラの内周面にスプレーによって塗布したところ、熱吸収塗料Bによって形成された、それぞれの熱吸収層の厚さは20μmとなった。
熱吸収塗料Aの酸化チタンを酸化クロムに変更しても、VOC値及び臭気値の判定は「○」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていることがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていることがわかる。
<実施例3>
熱吸収塗料Aの酸化チタンを15重量%から5重量%に変更した以外は実施例1と同一として、熱吸収塗料Cを得た。この熱吸収塗料Cを、各ローラの内周面にスプレーによって塗布したところ、熱吸収塗料Cによって形成された、それぞれの熱吸収層の厚さは20μmとなった。
酸化チタンを5重量%に変更した本実施例の場合は、VOC値及び臭気値の判定は「○」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていることがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていることがわかる。
<実施例4>
熱吸収塗料Aの酸化チタンを15重量%から30重量%に変更した以外は実施例1と同一として、熱吸収塗料Dを得た。この熱吸収塗料Dを、各ローラの内周面にスプレーによって塗布したところ、熱吸収塗料Dによって形成された、それぞれの熱吸収層の厚さは20μmとなった。
酸化チタンを30重量%に変更した本実施例の場合は、VOC値及び臭気値の判定は「○」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていることがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていることがわかる。
<比較例1>
熱吸収塗料Aの酸化チタンを15重量%から0重量%に変更した以外は実施例1と同一として、熱吸収塗料Eを得た。この熱吸収塗料Eを、各ローラの内周面にスプレーによって塗布したところ、熱吸収塗料Eによって形成された、それぞれの熱吸収層の厚さは20μmとなった。
熱吸収塗料に酸化チタンを含まない本比較例の場合は、VOC値及び臭気値の判定は「×」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていないことがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていないことがわかる。
<比較例2>
熱吸収塗料Aの酸化チタンを15重量%から4重量%に変更した以外は実施例1と同一として、熱吸収塗料Fを得た。この熱吸収塗料Fを、各ローラの内周面にスプレーによって塗布したところ、熱吸収塗料Fによって形成された、それぞれの熱吸収層の厚さは20μmとなった。
酸化チタンを4重量%に変更した本比較例の場合は、VOC値及び臭気値の判定は「△」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていないことがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていないことがわかる。
<比較例3>
熱吸収塗料Aの酸化チタンを15重量%から32重量%に変更した以外は実施例1と同一として、熱吸収塗料Gを得た。この熱吸収塗料Gを、各ローラの内周面にスプレーによって塗布したところ、熱吸収塗料Gによって形成された、それぞれの熱吸収層の厚さは20μmとなった。
酸化チタンを32重量%に変更した本比較例の場合は、VOC値及び臭気値の判定は「○」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていることがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていることがわかる。しかし、金属酸化物近傍の空気中の水分から発生した大量のラジカルイオンにより、熱吸収層が劣化し、剥離してしまった。
以上の結果を表1に示す。
以上の通り、熱吸収層を形成する熱吸収塗料に含まれる金属酸化物が、5〜30重量%である、実施例1〜4は、いずれも、VOC値及び臭気値の判定は「○」となり、トナーから揮発するトルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等の揮発性有機化合物が分解されていることがわかる。また、製造されたトナーに僅かに残留するモノマー、酸性分、ベンズアルデヒド、エチルヘキサナール等による臭気も解消されていることがわかる。
それに対し、5重量%よりも少ない、比較例1及び2は、いずれも、VOC値及び臭気値の判定は「○」とならなかった。これは、各ローラの表面温度が高温に達しても、金属酸化物近傍の空気中の水分から生成されるラジカルイオンが少ないため、ラジカルイオンの強い酸化作用を充分に利用することができず、このラジカルイオンを、定着ニップ部Nに搬送しても、定着ニップ部Nを通過する記録紙P上の未定着のトナー像Tが加熱溶融される際にトナーから揮発する揮発性有機化合物を分解するには不充分だからである。
逆に、30重量%より多い、比較例3は、VOC値及び臭気値の判定は「○」となったものの、複写試験を開始して、13万枚後に、熱吸収層が劣化し、剥離してしまった。これは、それぞれのヒータランプからの熱により、金属酸化物近傍の空気中の水分から大量のラジカルイオンが発生し、蓄積したラジカルイオンが、熱吸収層を劣化させたからである。
1 定着装置
10 定着ローラ
10a 熱吸収層(20a、39a、39b)
11 芯金(21、31a、32a)
12 弾性層(22)
13 離型層(23)
14 ヒータランプ(24、34、35)
15 サーミスタ(25、36、37)
20 加圧ローラ
30 外部加熱装置
31 外部加熱ローラ(32)
33 外部加熱ベルト
38 サーモスタット
40 制御部
41 温度制御装置
42 回転駆動装置
43 カム駆動装置
44 電源回路
50 通路(50a〜50e)
51 ファン
A 熱吸収塗料(B〜G)
N 定着ニップ部
P 記録紙
T 未定着のトナー像
Y0 進行方向
Y1 回転方向

Claims (8)

  1. 記録媒体上に担持されているトナー像を前記記録媒体上に加熱溶融して定着する定着ローラであって、該定着ローラは、中空円筒状の基体を有し、前記基体の内周面に、金属酸化物を含む熱吸収層が配設されていることを特徴とする定着ローラ。
  2. 前記金属酸化物は、酸化チタン、酸化クロム、酸化亜鉛、酸化アルミ、酸化鉄のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の定着ローラ。
  3. 前記熱吸収層は、前記金属酸化物を5〜30重量%含有することを特徴とする請求項1または2に記載の定着ローラ。
  4. 前記熱吸収層は、メチルシリコーン樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着ローラ。
  5. 前記熱吸収層は、厚みが、10〜30μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着ローラ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着ローラを備えることを特徴とする定着装置。
  7. 前記金属酸化物が加熱されることで発生するラジカルイオンを、前記定着ローラと前記定着ローラに対向圧接する加圧ローラとで形成する定着ニップ部に搬送する通路及びファンから構成される搬送装置が備えられていることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項6または7に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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