JP2012144615A - 固形描画材 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴムからなる描画面をよく捕らえて、そのような描画面に接着性を含めて、滑らかに正確にマーキングを施すことができるのみならず、そのようなマーキングに別のゴムからなる表面を重ねても、それに転写しないマーキングを与える固形描画材を提供する。
【解決手段】本発明によれば、着色顔料、体質顔料、粘着性樹脂、ワックス、オイル及びポリエーテル変性シリコーンを含むことを特徴とする固形描画材が提供される。
【選択図】なし
【解決手段】本発明によれば、着色顔料、体質顔料、粘着性樹脂、ワックス、オイル及びポリエーテル変性シリコーンを含むことを特徴とする固形描画材が提供される。
【選択図】なし
Description
本発明は固形描画材に関し、詳しくは、特に、ゴムの表面に接着性にすぐれるマーキングを与えることができるのみならず、そのマーキングの上に別のゴムの表面を重ねても、その別のゴムの表面に転写しないマーキングを与えることができる固形描画材に関する。
従来、クレヨンやパス等の固形描画材は、美術用描画材として広く用いられており、通常、着色顔料、樹脂、ワックス、流動パラフィン等からなる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、近年、上述したような固形描画材は、産業用途においても、種々の目的のために、例えば、ゴムからなる産業用の半製品や製品の表面にマーキングを施して、種々の情報を記録し、表示するために用いられるに至っている。
このような産業用の半製品や製品の表面にマーキングを施すための固形描画材は、勿論、そのような製品や半製品のゴムからなる表面、即ち、描画面をよく捕らえて、意図するとおりのマーキングを正確に描くことができ、しかも、そのマーキングが上記描画面によく接着することが必要である。即ち、産業用途の固形描画材は、接着性を含めて、ゴムの表面への描画性にすぐれることが必要である。更に、固形描画材を用いて上記描画面に施したマーキングは、一方において、その上に別の同種の製品や半製品が重ねられたときに、その別の半製品や製品に転写することがあってはならない。マーキングが一つの製品又は半製品から別の製品又は半製品に転写されれば、その別の製品又は半製品には間違った情報が記録され、表示され、情報の記録や伝達において混乱を生じることとなるからである。即ち、産業用途の固形描画材は、非転写性にすぐれるマーキングを形成し得ることが必要である。
ここに、上述したような従来の固形描画材は、ゴムからなる表面にも描画することができ、特に、樹脂としてテルペン樹脂やロジンエステルのような粘着性樹脂を用いることによって、ゴムからなる表面に接着性と着色性に一層すぐれたマーキングを施すことができるが、しかし、一方において、そのマーキングの上に別のゴムの表面を重ねるとき、そのマーキングは上記別のゴムの表面に容易に転写する。
本発明は、固形描画材における上述した事情に鑑みてなされたものであって、接着性を含めて、描画性にすぐれるのみならず、非転写性にもすぐれるマーキングを形成することができる固形描画材を提供することを目的とする。
特に、本発明は、ゴムからなる表面に接着性を含めて、描画性にすぐれるマーキングを与えることができるのみならず、そのゴムからなる表面に別のゴムの表面を重ねても、その別のゴムの表面に転写しないマーキングを与える固形描画材を提供することを目的とする。
本発明によれば、着色顔料、体質顔料、粘着性樹脂、ワックス、オイル及びポリエーテル変性シリコーンを含むことを特徴とする固形描画材が提供される。
本発明による固形描画材は、特に、ゴムからなる表面に接着性を含めて、描画性にすぐれるのみならず、別のゴムの表面に転写しないマーキングを形成することができる。
即ち、本発明による固形描画材は、特に、ゴムからなる表面をよく捕らえて、その表面に意図するとおりのマーキングを正確に且つ接着性、着色性よく描くことができ、しかも、そのマーキングの上に別のゴムからなる表面を重ねても、マーキングはその別の表面に転写しない。
本発明による固形描画材は、着色顔料、体質顔料、粘着性樹脂、ワックス、オイル及びポリエーテル変性シリコーンを含む。
着色顔料は、これを用いて描画面上に描くマーキングに色彩を与えるものであり、従来、クレヨンやパスに用いられているものであれば、特に限定されることなく、いずれでも用いられる。例えば、フタロシアニン、キナクリドン、カーボンブラック、酸化チタン等の有機顔料や無機顔料が好ましく用いられる。必要に応じて、蛍光顔料や金属粉顔料等も、上記顔料と併用され、又はそれぞれ単独で若しくは組み合わせて用いられる。
このような着色顔料は、固形描画材において、通常、1〜30重量%の範囲、好ましくは、2〜20重量%の範囲で含まれる。固形描画材における着色顔料の割合が余りに多いときは、滑らかに描画し難く、描画性に劣り、例えば、ゴムの表面に滑らかにマーキングを施すことが困難となる。しかし、固形描画材における着色顔料の割合が余りに少ないときは、所要の着色力に劣るようになり、描画材としての用をなさない。
体質顔料は、これを固形描画材に配合することによって、ゴムからなる描画面にマーキングを施すとき、固形描画材が崩れやすくして、描画面への固形描画材の接着量を多くし、もって、着色性を向上させるために有用であり、また、固形描画材に折損強度を与えるために用いられる。更に、固形描画材の製造に際して、その成形性を調整するためにも用いられる。
このような体質顔料としては、従来、クレヨンやパスに用いられているものであれば、特に限定されることなく、いずれでも用いられる。例えば、カオリン、炭酸カルシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウ等が用いられる。
体質顔料は、固形描画材において、通常、2〜70重量%の範囲で、好ましくは、3〜65重量%の範囲で含まれる。固形描画材における体質顔料の割合が余りに多いときは、ゴムの表面における固形描画材の滑りが悪く、滑らかにマーキングを施すことが困難となるほか、製造に際して、成形性も悪くなる。しかし、固形描画材における体質顔料の割合が余りに少ないときは、描画性のほか、描画面へのマーキングの接着性や着色性も低下する。また、強度においても不十分となる。
ワックスは、固形描画材の有する種々の成分を一体にまとめると共に、ゴムの表面に施したマーキングがその描画面に接着するように用いられる。従って、加熱時に溶融し、常温で固体であるものが好ましく、従って、例えば、木ロウ、蜜ロウ、カルナウバワックス、牛脂硬化油、ポリエチレンワックス、ラード、パラフィンワックス等を例示することができる。なかでも、パラフィンワックス、牛脂硬化油、カルナウバワックス等が好ましく用いられる。
このようなワックスは、固形描画材において、通常、10〜70重量%、好ましくは、15〜60重量%、最も好ましくは、20〜50重量%の範囲で含まれる。固形描画材におけるワックスの割合が余りに多いときは、必要な着色性が得られないほか、柔軟性が低下して、ゴムの表面へのマーキングに際して折れやすくなる。しかし、固形描画材におけるワックスの割合が余りに少ないときは、ゴムの表面への描画材の接着性が悪くなるほか、強度も不十分となる。
オイルは、ワックスと協同して、固形描画材に滑らかな描画性を与えるために用いられる。従って、オイルは、透明であって、ワックスに溶解するものが好ましく用いられる。そのようなオイルの具体例として、例えば、流動パラフィン、スピンドルオイル、ヤシ油、ヒマシ油等を例示することができる。なかでも、流動パラフィンが好ましく用いられる。
オイルは、固形描画材において、1〜25重量%の範囲で、好ましくは、5〜20重量%の範囲で含まれる。固形描画材におけるオイルの割合が余りに多いときは、ゴムの表面へのマーキングに際して、折損強度が十分でなくなり、また、耐熱性も低下する。しかし、固形描画材におけるオイルの割合が余りに少ないときは、ゴムの表面に滑らかにマーキングすることができず、また、接着性も不十分となる。
本発明による固形描画材は、ゴムの表面へのマーキングに際して、描画材がよく接着するように、テルペン樹脂、石油樹脂、ロジン、エステルガム、クマロン樹脂及びアルキド樹脂から選ばれる少なくとも1種の粘着性樹脂を含んでいる。
テルペン樹脂はテルペン樹脂のほか、テルペンフェノール樹脂、変性テルペン樹脂、水添テルペン樹脂等を含む。石油樹脂は炭化水素樹脂とも呼ばれており、例えば、脂肪族石油樹脂、芳香族石油樹脂、芳香族石油樹脂水素化物等を含む。ロジンはガムロジン、ウッドロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性ポリエステル樹脂等を含み、エステルガムはロジンエステル、水添ロジンエステル等を含み、アルキド樹脂は、マレイン酸アルキド樹脂、フタル酸アルキド樹脂、フェノール変性アルキド樹脂、スチレン変性アルキド樹脂、アクリル変性アルキド樹脂等を含む。
本発明による固形描画材は、このような粘着性樹脂を1〜20重量%の範囲で、好ましくは、2〜15重量%の範囲で含む。固形描画材における粘着性樹脂の割合が余りに多いときは、マーキングに際して、滑らかさが損なわれて、描画性に劣るようになり、一方、固形描画材における粘着性樹脂の割合が余りに少ないときは、ゴムの表面に施したマーキングが接着性において十分でない。
本発明による固形描画材は、上述した粘着性樹脂と共に、ポリエーテル変性シリコーンを含む点に成分上の特徴を有し、この特徴によって、本発明による固形描画材は、ゴムからなる表面への接着性にすぐれるマーキングを形成することができるのみならず、そのマーキングは、その上に別のゴムの表面が重ねられても、その別の表面に転写しない。即ち、本発明の固形描画材によれば、ゴムからなる表面に接着性にすぐれるマーキングを形成することができるのみならず、そのマーキングは別のゴムからなる表面への非転写性にもすぐれる。
ポリエーテル変性シリコーンは所謂変性シリコーンオイルの1種であって、通常、ジメチルポリシロキサンやメチルフェニルポリシロキサンの側鎖にメチル基やフェニル基に代えて、ポリエーテル鎖を有し、種々の市販品を用いることができる。なかでも、本発明によれば、25℃における粘度が10〜2000cStであるものが好ましく用いられる。
本発明による固形描画材は、このようなポリエーテル変性シリコーンを0.3〜4重量%の範囲で含み、好ましくは、0.4〜3重量%の範囲で含む。特に、本発明によれば、固形描画材における粘着性樹脂の割合が増えれば、同様に、ポリエーテル変性シリコーンの割合も増えることが好ましく、従って、本発明によれば、ポリエーテル変性シリコーンは、粘着性樹脂100重量部に対して、2.5〜50重量部の範囲、より好ましくは、4〜40重量部、最も好ましくは、5〜30重量部の範囲の範囲で用いられる。
本発明による固形描画材は、このようなポリエーテル変性シリコーンを0.3〜4重量%の範囲で含み、好ましくは、0.4〜3重量%の範囲で含む。特に、本発明によれば、固形描画材における粘着性樹脂の割合が増えれば、同様に、ポリエーテル変性シリコーンの割合も増えることが好ましく、従って、本発明によれば、ポリエーテル変性シリコーンは、粘着性樹脂100重量部に対して、2.5〜50重量部の範囲、より好ましくは、4〜40重量部、最も好ましくは、5〜30重量部の範囲の範囲で用いられる。
固形描画材におけるポリエーテル変性シリコーンの割合が余りに多いときは、マーキングに際して、描線が過度に伸びやすく、描画性に劣る。しかし、固形描画材におけるポリエーテル変性シリコーンの割合が余りに少ないときは、マーキングが転写しやすい。
本発明による固形描画材は、上述したように、ゴムからなる表面にマーキングを施すとき、ゴムからなる表面をよく捕らえて、着色性にすぐれたマーキングを正確に且つ滑らかに描くことができ、しかも、そのマーキングは上記表面によく接着しているが、それでいて、そのようなマーキングの上に別のゴムからなる表面を重ねても、マーキングはその別のゴムからなる表面に転写しない。
しかし、本発明による固形描画材は、その描画面において何ら限定されるものではなく、ゴムのみならず、例えば、従来の美術用途におけるように、画用紙やアート紙のような紙であってもよい。
本発明による固形描画材は、その製造方法において特に限定されるものではないが、一例を挙げれば、ワックスとオイルを加熱溶解させ、得られた混合物に粘着性樹脂を加えて、必要に応じて、加熱しながら攪拌混合し、溶解させ、次いで、得られた混合物を、必要に応じて、加熱しながら、これに着色顔料と体質顔料を加え、均一になるまで攪拌混合した後、ポリエーテル変性シリコーンを加え、この後、型中に流し込み、冷却、固化させれば、本発明による固形描画材を得ることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はそれら実施例によって何ら限定されるものではない。また、以下の実施例と比較例において、固形描画材の製造に用いた原材料は以下のとおりである。
酸化チタン:TOHKEM PRODUCTS CORPORATION製TCA−888
赤色顔料:大日本インキ化学工業(株)製FASTGEN SUPER RED BSA
炭酸カルシウム:近江化学工業(株)製PW18
牛脂硬化油:ミヨシ油脂(株)製ギュウシIHFフレーク
パラフィンワックス:日本精鑞(株)製パラフィン135
流動パラフィン:三光化学工業(株)製ホワイトミネラルオイル
石油樹脂:荒川化学工業(株)製アルコンP−90
水添ロジンエステル:荒川化学工業(株)製ロジンエステルKE311
テルペンフェノール樹脂:ヤスハラケミカル(株)製YSポリスターT115
ポリエーテル変性シリコーン1:楠本化成(株)製グラノールA115(25℃における粘度100cSt)
ポリエーテル変性シリコーン2:BYK CHEMIE製BYK−UV3500(25℃における粘度100cSt)
赤色顔料:大日本インキ化学工業(株)製FASTGEN SUPER RED BSA
炭酸カルシウム:近江化学工業(株)製PW18
牛脂硬化油:ミヨシ油脂(株)製ギュウシIHFフレーク
パラフィンワックス:日本精鑞(株)製パラフィン135
流動パラフィン:三光化学工業(株)製ホワイトミネラルオイル
石油樹脂:荒川化学工業(株)製アルコンP−90
水添ロジンエステル:荒川化学工業(株)製ロジンエステルKE311
テルペンフェノール樹脂:ヤスハラケミカル(株)製YSポリスターT115
ポリエーテル変性シリコーン1:楠本化成(株)製グラノールA115(25℃における粘度100cSt)
ポリエーテル変性シリコーン2:BYK CHEMIE製BYK−UV3500(25℃における粘度100cSt)
実施例1
それぞれ表1に示す量のワックスとオイルを加熱溶解させ、得られた混合物に粘着性樹脂を加えて、加熱しながら攪拌混合し、溶解させた。次いで、加熱しながら、得られた混合物に着色顔料と体質顔料を加え、均一になるまで攪拌混合した後、ポリエーテル変性シリコーンを加え、この後、型中に流し込み、冷却、固化させて、固形描画材を得た。
それぞれ表1に示す量のワックスとオイルを加熱溶解させ、得られた混合物に粘着性樹脂を加えて、加熱しながら攪拌混合し、溶解させた。次いで、加熱しながら、得られた混合物に着色顔料と体質顔料を加え、均一になるまで攪拌混合した後、ポリエーテル変性シリコーンを加え、この後、型中に流し込み、冷却、固化させて、固形描画材を得た。
実施例2〜4
実施例1と同様にして、それぞれ表1に示す量の原料を用いて、固形描画材を得た。
実施例1と同様にして、それぞれ表1に示す量の原料を用いて、固形描画材を得た。
比較例1〜3
実施例1と同様にして、それぞれ表1に示す量の原料を用いて、固形描画材を得た。
このようにして得られたそれぞれの固形描画材について、ゴム板への描画性とマーキングの非転写性をそれぞれ下記のようにして評価した。
実施例1と同様にして、それぞれ表1に示す量の原料を用いて、固形描画材を得た。
このようにして得られたそれぞれの固形描画材について、ゴム板への描画性とマーキングの非転写性をそれぞれ下記のようにして評価した。
描画性
ゴム板の表面に手書きにてマーキングを描き、その際、固形描画材の滑りなしに正確にマーキングを描くことができたときをAとし、固形描画材とゴム板との間の摩擦が小さく、描画に際して固形描画材がゴム板の表面を滑って、マーキングを正確に描くことが困難であったときをBとした。
ゴム板の表面に手書きにてマーキングを描き、その際、固形描画材の滑りなしに正確にマーキングを描くことができたときをAとし、固形描画材とゴム板との間の摩擦が小さく、描画に際して固形描画材がゴム板の表面を滑って、マーキングを正確に描くことが困難であったときをBとした。
非転写性
ゴム板1の表面に手書きにてマーキングを描き、ゴム板1の表面に接着しなかった固形描画材の滓を絵筆で払った後、上記マーキングを描いたゴム板1の表面に別のゴム板2を重ね、荷重6kgを加えて、ゴム板2をゴム板1に30秒間圧着した。この後、ゴム板2をゴム板1から離して、ゴム板1に描いたマーキングがゴム板2に転写したかどうかを目視にて調べた。マーキングの転写が殆ど認められなかったときをAとし、マーキングの転写が濃色にて認められたときをBとした。
ゴム板1の表面に手書きにてマーキングを描き、ゴム板1の表面に接着しなかった固形描画材の滓を絵筆で払った後、上記マーキングを描いたゴム板1の表面に別のゴム板2を重ね、荷重6kgを加えて、ゴム板2をゴム板1に30秒間圧着した。この後、ゴム板2をゴム板1から離して、ゴム板1に描いたマーキングがゴム板2に転写したかどうかを目視にて調べた。マーキングの転写が殆ど認められなかったときをAとし、マーキングの転写が濃色にて認められたときをBとした。
上記描画性と非転写性の試験の結果を表1に示す。
表1に示す結果から明らかなように、比較例1〜3による固形描画材は、着色顔料、体質顔料、粘着性樹脂、ワックス及びオイルを含み、ゴム板の表面に滑りなしに正確にマーキングを描くことができるが、そのゴム板に別のゴム板を重ねると、上記マーキングは、上記別のゴム板の表面に容易に転写する。
しかし、本発明の実施例1〜4による固形描画材は、上記成分に加えて、ポリエーテル変性シリコーンを含むので、ゴムからなる表面への描画性にすぐれるのみならず、ゴム板表面に施されたマーキングは別のゴム板表面に転写しない。
Claims (4)
- 着色顔料、体質顔料、粘着性樹脂、ワックス、オイル及びポリエーテル変性シリコーンを含むことを特徴とする固形描画材。
- 固形描画材に基づいて、粘着性樹脂1〜15重量%とポリエーテル変性シリコーン0.3〜4重量%を含む請求項1に記載の固形描画材。
- 粘着性樹脂がテルペン樹脂、石油樹脂、ロジン、エステルガム、クマロン樹脂及びアルキド樹脂から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の固形描画材。
- ゴムの表面に描画するための請求項1から3のいずれかに記載の固形描画材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003056A JP2012144615A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 固形描画材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011003056A JP2012144615A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 固形描画材 |
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Family
ID=46788525
Family Applications (1)
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JP2011003056A Pending JP2012144615A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 固形描画材 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103029490A (zh) * | 2012-11-13 | 2013-04-10 | 常州大学 | 一种环保型铅笔制备方法 |
CN112574620A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-03-30 | 安徽鸿程光电有限公司 | 易于在光滑载体表面书写的粉笔及其制备方法 |
WO2022210306A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | ぺんてる株式会社 | 焼成鉛筆芯 |
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2011
- 2011-01-11 JP JP2011003056A patent/JP2012144615A/ja active Pending
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