JP2012144093A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの折畳みを手間をかけないでおこなうことができ、かつ、シートバックに荷物が当たった場合にロック状態を確保できる車両用シートを提供する。
【解決手段】車両用シート20は、シートクッション31を着座位置P3で保持可能なシートクッションロック機構54を備えている。シートクッションロック機構54は、シートバック32の前倒れに伴ってシートバック32の後方に回動可能なロック解除片124を備えている。そして、ロック解除片124をシートバック32の前倒れに伴ってシートバック32の後方に回動することにより着座位置P3におけるシートクッション31の保持状態を解除可能とした。
【選択図】図9

Description

本発明は、シートバックが前倒し可能で、シートクッションを着座位置から車体前方の収納位置に移動可能な車両用シートに関する。
車両用シートのなかには、車両の用途に応じてシートを折り畳んで収納スペースを確保し、確保した収納スペースに荷物を積載するように構成したものが知られている。
この車両用シートを折り畳む際には、まず、シートクッションに設けられた手持ち操作部を斜め上方に向けて引き上げる。手持ち操作部を引き上げることでシートクッションを格納機構に案内して足元スペースに斜めに格納する。
つぎに、リクライニング機構のロック解除操作部を操作して、リクライニング機構をロック状態から解除する。リクライニング機構のロック状態を解除することでシートバックを前倒れさせてシートを折り畳む。
このように、シートを折り畳むことで、荷物を積載する収納スペースが確保できる(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1の車両用シートは、シートを折り畳む際に、手持ち操作部およびロック解除操作部の2つの操作部を操作する必要があり、シートの折畳みに手間がかかっていた。
この対策として、シートバックのロック解除操作部でシートバックのロックを解除するだけでシートを折り畳むことができる車両用シートが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献2の車両用シートによれば、シートバックのロック解除操作部でシートバックのロックを解除した後、シートバックを前倒させてロック解除機構の摺動ピンを車体前方に向けて移動する。
摺動ピンが車体前方に向けて移動することで、摺動ピンが回動片の後端縁に当接する。摺動ピンが回動片の後端縁に当接することで、回動片の前部が下方に回動してラッチがロック解除方向に回動してストライカに対するロック状態を解除する。
ロック状態を解除することで、シートクッションが直立状態に跳ね上げられる。
この状態で、シートバックを略水平に前倒しすることにより、シートを折り畳むことができる。
このように、シートバックのロック解除操作部を操作してシートバックを前倒しさせるだけで、シートを折り畳むことができるので、シートの折畳みを手間をかけないでおこなうことができる。
特許第3892657号公報 特許第3942084号公報
ここで、例えば、シートを使用姿勢(着座姿勢)に保ち、この姿勢の状態でシートバックの車体後方に荷物を積載した場合、車両の走行中に荷物が車体前方に移動してシートバックに車体後方から当たることが考えられる。
シートバックに車体後方から荷物が当たることでシートバックが車体前方に向けて移動する虞がある。
ところで、特許文献2の車両用シートは、シートバックが車体前方に向けて移動することで、ロック解除機構の摺動ピンが車体前方に向けて移動するように構成されている。
このため、シートバックに車体後方から荷物が当たってシートバックが車体前方に向けて移動した場合に、ロック解除機構の摺動ピンが車体前方に向けて移動してシートクッションのロック状態を解除する虞がある。
本発明は、シートの折畳みを手間をかけないでおこなうことができ、かつ、シートバックに車体後方から荷物が当たった場合にシートクッションのロック状態を確保できる車両用シートを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションと、シートバックと、前記シートクッションを着座位置と該着座位置より前方の収納位置との間で移動させる跳上機構と、前記シートバックを車体フロアに回動自在に支持し、前記シートクッションを跳ね上げた後のスペースに前記シートバックを前倒しする支持機構と、前記シートクッションを前記着座位置で保持可能で、前記シートバックを前倒しすることにより前記着座位置における前記シートクッションの保持状態を解除可能なシートクッションロック機構と、を備えた車両用シートにおいて、前記シートクッションロック機構は、前記シートバックの回動軸より下方に設けられ、前記シートバックの前倒れに伴って前記シートバックの後方に回動可能なロック解除片を備え、前記ロック解除片を前記シートバックの前倒れに伴って前記シートバックの後方に回動することにより前記着座位置における前記シートクッションの保持状態を解除可能としたことを特徴とする。
請求項2は、前記シートクッションロック機構は、前記ロック解除片に係合可能な係合片を備え、前記係合片を前記ロック解除片に係合することにより前記着座位置に前記シートクッションを保持可能とし、前記ロック解除片を前記シートバックの後方に所定角度回動することにより前記係合片との係合を解除可能としたことを特徴とする。
請求項3は、前記シートクッションロック機構は、前記係合片および前記ロック解除片の係合が解除された状態において、前記係合片を前記ロック解除片に係合可能な係合位置に復帰させる復帰手段を備えたことを特徴とする。
請求項4は、前記跳上機構は、前記シートクッションを前記収納位置に向けて付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする。
請求項5は、前記シートバックが起立位置において、前記シートバックの上部近傍を車体部材にロックするシートバックロック機構を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シートクッションロック機構にシートバックの回動軸より下方にロック解除片を備え、ロック解除片をシートバックの前倒れに伴って後方に回動可能とした。
さらに、ロック解除片をシートバックの前倒れに伴ってシートバックの後方に回動させることでシートクッションの保持状態を解除するようにした。
ロック解除片を後方に回動させてシートクッションの保持状態を解除することで、シートクッションを着座位置から解放することができる。
このように、シートバックを前倒れ操作することで、シートクッションを着座位置から解放できるので、シートの折畳みを手間をかけないでおこなうことができる。
ここで、シートバックに車体後方から荷物が当たってシートバックが車体前方に向けて移動した場合に、シートバックに伴ってロック解除片が車体前方に向けて移動する。
そこで、ロック解除片をシートバックの後方に回動させることでシートクッションロック機構のロック状態を解除するようにした。
すなわち、車体後方から荷物が当たってシートバックが車体前方に移動した際に、ロック解除片のシートバック後方への回動を阻止してシートクッションロック機構がロック状態を解除することを防止できる。
よって、車体後方から荷物が当たってシートバックが車体前方に移動した際に、ロック解除片が車体前方に向けて移動し、係合片により深く係合した状態となる。
これにより、シートクッションロック機構のロック状態が解除することを防いで、シートクッションのロック状態を確保できる。
請求項2に係る発明では、シートクッションロック機構にロック解除片と係合可能な係合片を備えた。このロック解除片を後方に所定角度回動することにより係合片との係合を解除可能とした。
これにより、シートバックを前倒れ操作することで、シートクッションを着座位置から確実に解放することができる。
請求項3に係る発明では、シートクッションロック機構に復帰手段を備え、この復帰手段で係合片を係合位置に復帰させるようにした。
よって、シートクッションを着座位置に戻す際に係合片を係合位置に保持できる。
これにより、シートクッションを着座位置に戻すだけの簡単な操作で、係合片をロック解除片に係合させてシートクッションを着座位置に保持できる。
請求項4に係る発明では、跳上機構に付勢手段を備え、この付勢手段でシートクッションを収納位置に向けて付勢するようにした。
これにより、シートバックを前倒れ操作してシートクッションを着座位置から解放するだけで、シートクッションを付勢手段で収納位置にまで移動することができる。
請求項5に係る発明では、シートバックの上部近傍を車体部材にロックするシートバックロック機構を備えた。
シートバックロック機構でシートバックの上部近傍を車体部材にロックすることで、シートバックロック機構を回動軸から十分に離すことができる。
これにより、シートバックが回動軸を軸にして前倒れ状態になることを、シートバックロック機構で好適に防ぐことができ、シートクッションを着座位置に安定的に保持できる。
本発明に係る車両用シートを示す側面図である。 本発明に係る車両用シートを示す斜視図である。 本発明に係る車両用シートの要部を示す斜視図である。 図3の4部拡大図である。 図3の5部拡大図である。 図3の6部拡大図である。 図3の7部拡大図である。 図3の8部拡大図である。 図8の9−9線断面図である。 本発明に係るシートバックを前倒しする例を説明する図である。 本発明に係るシートクッション収納位置に向けて移動する例を説明する図である。 本発明に係るリヤシートを折り畳んだ状態を示す図である。 本発明に係るシートバックを起立位置まで引き起こす例を説明する図である。 本発明に係るシートクッションを着座位置まで戻す例を説明する図である。 本発明に係る係合片が先端係合ロッドを乗り越えて係合片を係合位置に保持する例を説明する図である。 本発明に係るシートクッションを着座位置に保持する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車両用シート20について説明する。
図1に示すように、車両10は、車室12の床部を形成する車体フロア13と、車体フロア13の後半フロア部15下方に設けられた燃料タンク18と、車体フロア13に設けられた車両用シート20とを備えている。
車体フロア13は、前半フロア部14に対して後半フロア部15が上方に隆起された状態に形成され、後半フロア部15に対して荷室フロア部16が上方に隆起された状態に形成されている。
後半フロア部15の下方に燃料タンク18が設けられている。
後半フロア部15は、後述するリヤシート24を支持するシート支持部15aを有する。シート支持部15aは、支持ブラケット(図示せず)で剛性が確保されている。
車両用シート20は、前半フロア部14の右半部位に設けられたドライバシート21と、前半フロア部14の左半部位に設けられたパッセンジャシート22と、ドライバシート21およびパッセンジャシート22の車体後方に設けられたリヤシート(シート)24とを備えている。
図2に示すように、リヤシート24は、後半フロア部15の略左半部位に設けられた左リヤシート25と、後半フロア部15の略右半部位に設けられた右リヤシート26とを備えている。
なお、左リヤシート25と同等の機能を有する各構成部材に同じ符号を付して右リヤシート26の説明を省略する。
左リヤシート25は、乗員が着座するシートクッション31と、シートクッション31の後部31a側に設けられたシートバック32と、シートバック32の頂部32aに設けられた一対のヘッドレスト33とを備えている。
図2、図3に示すように、シートクッション31は、車体フロア13に対して略水平に配置されたシートクッションフレーム35と、シートクッションフレーム35に支えられたクッション部41とを備えている。
シートクッションフレーム35は、略コ字状に形成された枠フレーム部36と、枠フレーム部36の内外の基端部36aに架け渡された後フレーム部37と、枠フレーム部36および後フレーム部37に架け渡された連結フレーム部38とを備えている。
シートバック32は、略ロ字状に形成されたシートバックフレーム43と、シートバックフレーム43に支えられたクッション部45とを備えている。
さらに、左リヤシート25は、図3に示すように、シートバック支持機構(支持機構)51と、シートバックロック機構52と、シートクッション跳上機構(跳上機構)53と、シートクッションロック機構54とを備えている。
また、右リヤシート26は、左リヤシート25と同様に、シートバック支持機構51と、シートバックロック機構52と、シートクッション跳上機構53と、シートクッションロック機構54とを備えている。
すなわち、シートバック32およびシートクッション31は、それぞれシートバック支持機構51とシートクッション跳上機構53とで独立して車体フロア13に支持され、いわゆるダブルフォールダウンシート(シートバック32を折畳み可能、シートクッション31を跳上げ可能なシート)を構成する。
以下、左リヤシート25を支えるシートバック支持機構51、シートバックロック機構52、シートクッション跳上機構53およびシートクッションロック機構54について説明する。
シートバック支持機構51は、シートバック32を車体フロア13に回動自在に支持し、シートクッション31を跳ね上げた後のスペース58にシートバック32を前倒しする機構である。
このシートバック支持機構51は、シートバックフレーム43の内下部43aを回動自在に支持する内支持手段61と、シートバックフレーム43の外下部43bを回動自在に支持する外支持手段71とを備えている。
図4に示すように、内支持手段61は、後半フロア部15の車幅方向中央部位15bに複数のボルト64で取り付けられた左右の内後支持ブラケット62,63と、左右の内後支持ブラケット62,63に内回動軸(回動軸)65を介して回動自在に支持された左右の内後回動ブラケット66,67とを備えている。
左内後回動ブラケット66は、左基部ブラケット66aおよび左取付ブラケット66bが複数のボルト68で連結されている。
左取付ブラケット66bは、左側のシートバックフレーム43の内下部43aに連結されている。左側のシートバックフレーム43は、図2に示す左リヤシート25のシートバック32に備えたフレームを構成する部材である。
すなわち、左側のシートバック32の内下部43aが内支持手段61の左側に回動自在に支持されている。
右内後回動ブラケット67は、右基部ブラケット67aおよび右取付ブラケット67bが複数のボルト68で連結されている。
右取付ブラケット67bは、右側のシートバックフレーム43の内下部43aに連結されている。右側のシートバックフレーム43は、図2に示す右リヤシート26のシートバック32に備えたフレームを構成する部材である。
すなわち、右側のシートバック32の内下部43aが内支持手段61の右側に回動自在に支持されている。
このように、内支持手段61は、左リヤシート25の内下部43a、および右リヤシート26の内下部43aの両方を回動自在に支持する手段である。
すなわち、内支持手段61は、左リヤシート25および右リヤシート26を支える兼用部材である。
図5に示すように、外支持手段71は、シートバックフレーム43の外下部43bに取付ブラケット72を介して固定された外回動軸(回動軸)73と、外回動軸73を回動自在に支持する外支持ブラケット74とを備えている。
外支持ブラケット74は、後半フロア部15の後外部位15cに複数のボルト75で取り付けられている。
よって、シートバックフレーム43の外下部43bが外支持ブラケット74に外回動軸73を介して回動自在に支持されている。
ここで、外回動軸73および内回動軸65(図4参照)は同軸上に設けられている。
よって、図2に示すシートバック32は、外回動軸73および内回動軸65を軸にして起立位置P1(図1参照)および前倒し位置P2(図12参照)間において揺動(スイング)自在に支持されている。
図6に示すように、シートバックロック機構52は、シートバック32の上外側部近傍(上部近傍)44aを車体側ストライカ(車体部材)77にロックする機構である。
車体側ストライカ77は車体11に設けられている。
シートバックロック機構52は、シートバックフレーム43の上外側部43cに設けられた操作レバー部81と、シートバックフレーム43の上外側部近傍44aに設けられた前倒ロック部82とを備えている。
前倒ロック部82は、シートバックフレーム43の上外側部近傍44aに設けられたロックケース83と、ロックケース83内に設けられたラッチ84と、ラッチ84を係止位置に復帰させる復帰ばね(図示せず)とを備えている。
ロックケース83は、シートバックフレーム43の外側フレーム44において、外側フレーム44の上外側部近傍(シートバックフレーム43の上外側部近傍)44aに設けられている。
ラッチ84は、操作レバー部81から延長された操作ケーブル86に連結され、図示しない復帰ばねでロック位置に保持されている。
操作レバー部81で操作ケーブル86が引き上げられることにより、ラッチ84が復帰ばねのばね力に抗してロック解除位置に移動する。
このシートバックロック機構52によれば、シートバック32を起立位置(使用位置)P1に配置した状態において、ラッチ84が復帰ばねのばね力でロック位置に保持されることでラッチ84が車体側ストライカ77に係止される。
これにより、シートバック32が車体側ストライカ77を介して車体11で支持され、シートバック32が起立位置P1に保持される。
ここで、前倒ロック部82はシートバックフレーム43の上外側部近傍44aに設けられている。よって、前倒ロック部82は、外回動軸73および内回動軸65(図3参照)から十分に離れた位置に設けられている。
これにより、シートバック32が外回動軸73および内回動軸65を軸にして前倒れ状態になることを比較的小さな保持力で確実に阻止することができる。
したがって、シートバック32が前倒れ状態になることを、シートバックロック機構52で好適に防ぐことができる。
一方、操作レバー部81を矢印方向に操作して操作ケーブル86を引き上げることで、ラッチ84が復帰ばねのばね力に抗してロック解除位置に移動する。
これにより、ラッチ84および車体側ストライカ77の係止状態を解除して、シートバック32を起立位置P1から前倒し(前傾)させることが可能になる。
図7に示すように、シートクッション跳上機構53は、シートクッション31を着座位置P3(図1参照)と、着座位置P3より車体前方(前方)の収納位置P4(図12参照)との間で移動可能に支持する機構である。
このシートクッション跳上機構53は、シートクッション31の前部31b(図2参照)を回動自在に支持する前脚部91と、シートクッション31の姿勢を保持する姿勢保持手段92と、シートクッション31を収納位置P4に向けて付勢する付勢手段93とを備えている。
前脚部91は、シートクッションフレーム35の連結フレーム部38に設けられた内上支持ブラケット95と、内上支持ブラケット95に上端部97aが内上支持軸96を介して回動自在に支持された内脚部97と、内脚部97の下端部97bを内下支持軸98を介して回動自在に支持する内下支持ブラケット99とを備えている。
内下支持ブラケット99は、後半フロア部15のシート支持部15aに複数のボルト101で取り付けられている。
また、前脚部91は、枠フレーム部36の外側フレーム部36bに設けられた外上支持ブラケット103と、外上支持ブラケット103に上端部105aが外上支持軸104を介して回動自在に支持された外脚部105と、外脚部105の下端部105bを外下支持軸106を介して回動自在に支持する外下支持ブラケット107と、外脚部105の略中央および内脚部97の略中央に架け渡された連結バー108とを備えている。
外下支持ブラケット107は、後半フロア部15のシート支持部15aに複数のボルト101で取り付けられている。
外上支持軸104および内上支持軸96が同軸上に設けられている。
よって、シートクッション31の前部31b(図2参照)は、外上支持軸104および内上支持軸96を介して回動自在に支持されている。
また、外下支持軸106および内下支持軸98が同軸上に設けられている。
よって、前脚部91は、外下支持軸106および内下支持軸98を介して外下支持ブラケット107および内下支持ブラケット99に揺動(スイング)自在に支持されている。
姿勢保持手段92は、内上支持ブラケット95および枠フレーム部36の前側フレーム部36c間に架け渡された連結ブラケット111と、連結ブラケット111および内下支持ブラケット99に架け渡された姿勢保持ロッド112とを備えている。
姿勢保持ロッド112は、内脚部97および外脚部105に対して車体前方に配置されている(図1も参照)。
さらに、姿勢保持ロッド112は、外下支持軸106および内下支持軸98を介して前脚部91を車体前後方向に揺動(スイング)可能に設けられている。
このように、姿勢保持ロッド112を備えることで、姿勢保持ロッド112でシートクッション31の後部31aを浮かせた姿勢に保持できる。
これにより、内外の下支持軸98,106を軸にして前脚部91を揺動してシートクッション31を着座位置P3(図1参照)および収納位置P4(図12参照)間で移動する際に、シートクッション31の後部31aを浮かせた姿勢に保持できる。
付勢手段93は、外下支持軸106に一端部が連結されるとともに渦巻き状に回巻された渦巻きばね115と、渦巻きばね115の他端部115aが係止可能な略L形の係止部材116とを備えている。
係止部材116は、前脚部91の外脚部105および連結バー108に設けられている。
前脚部91に渦巻きばね115の付勢力(ばね力)を作用させることができる。
よって、渦巻きばね115の付勢力(ばね力)で外下支持軸106および内下支持軸98を軸にして前脚部91を車体前方に向けて揺動(スイング)させることができる。
これにより、渦巻きばね115の付勢力(ばね力)でシートクッション31を収納位置P4(図12参照)に向けて付勢することができる。
図2、図3に示すように、シートクッションロック機構54は、シートクッション31を着座位置P3で保持(支持)可能で、シートバック32を前倒しすることにより着座位置P3におけるシートクッション31の保持状態を解除可能な機構である。
図8、図9に示すように、シートクッションロック機構54は、後フレーム部37の略中央37aに設けられた支持ロッド121と、支持ロッド121の先端支持軸121aに回動自在に支持された係合片122と、係合片122に係合可能なロック解除片124とを備えている。
さらに、シートクッションロック機構54は、係合片122をロック解除片124に係合可能な係合位置P5に復帰させる復帰手段125と、係合片122を係合位置P5に保持するストッパ128とを備えている。
係合片122は、側面視略逆J字状に形成され、頂部122aが支持ロッド121の先端支持軸121aに回動自在に支持され、前後の突出部122b,122cで係合凹部123が形成されている。
係合片122がストッパ128に当接して係合位置P5に保持された状態において、係合片122の係合凹部123にロック解除片124の先端係合ロッド124aが係合されている。
この状態において、支持ロッド121の先端支持軸121aが先端係合ロッド124aの上方に位置し、後突出部122cが先端係合ロッド124aに接触(当接)した状態に保たれている。
よって、後突出部122c(すなわち、シートクッション31)が渦巻きばね115(図7参照)の付勢力で収納位置P4(図13(b)参照)に向けて移動することを先端係合ロッド124aで防止できる。
これにより、シートクッション31(すなわち、左リヤシート25)は乗員が着座可能に保持されている。
ロック解除片124は、略コ字状に形成されることにより先端に先端係合ロッド124aを有し、一対の基端部124bがシートバックフレーム43に設けられている。
このロック解除片124は、シートバックフレーム43のうち下フレーム部43dの中央43eに下方から一対の基端部124bが設けられ、車体前方に向けて下り勾配に延出されている。
ロック解除片124が車体前方に向けて下り勾配に延出されることで、先端係合ロッド124aがシートバック32(図2参照)の回動軸(すなわち、内回動軸65および外回動軸73)より下方に設けられている。
ロック解除片124の先端係合ロッド124aが係合片122の係合凹部123に係合されることで、後フレーム部37(すなわち、シートクッション31の後部31a)がロック解除片124で支持される。
これにより、シートクッション31が着座位置P3に保持される。
ここで、シートバック32を内外の回動軸65,73(図3も参照)を軸にして矢印A方向に前倒しすることにより、ロック解除片124が内外の回動軸65,73を軸にしてシートバック32の後方に矢印B方向に所定角度回動(揺動)する。
ロック解除片124を所定角度回動することで、先端係合ロッド124aを係合片122の係合凹部123から抜け出させることができる。先端係合ロッド124aが係合凹部123から抜け出すことで、係合片122およびロック解除片124の係合が解除される。
このように、ロック解除片124をシートバック32の前倒れに伴ってシートバック32の後方に回動することでシートクッション31の保持状態(ロック状態)が解除される。すなわち、シートクッションロック機構54のロック状態が解除される。
これにより、シートバック32を前倒れ操作することで、シートクッション31を着座位置P3から確実に解放することができる。
復帰手段125は、係合片122をロック解除片124に係合可能な係合位置P5に復帰させる引張ばね126と、引張ばね126を係止させる係止ロッド127とを備えている。
引張ばね126は、前端部126aが前突出部122bに係止され、後端部126bが係止ロッド127に係止されている。
係止ロッド127は、一対の基端部127aが後フレーム部37の略中央37aに設けられている。
よって、引張ばね126のばね力で係合片122を係合位置P5に復帰させる方向に付勢することができる。
ストッパ128は、係合片122を係合位置P5に保持する部材である。
このストッパ128は、基端部128aが支持ロッド121に設けられ、先端に位置決め部128bが設けられている。
位置決め部128bに係合片122を当接させることで、係合片122を係合位置P5に位置決めすることができる。
よって、係合片122およびロック解除片124の係合が解除された状態において、引張ばね126の付勢力(ばね力)で係合片122を係合位置P5に向けて復帰させることができる。
そして、係合片122が係合位置P5に復帰したとき、係合片122がストッパ128の位置決め部128bに当接して係合位置P5に保持される。
このように、シートクッションロック機構54に引張ばね126およびストッパ128を備え、引張ばね126およびストッパ128で係合片122を係合位置P5に復帰させるようにした。
よって、シートクッション31を着座位置P3に戻す際に係合片122を係合位置P5に保持できる。
これにより、シートクッション31を着座位置P3に戻すだけの簡単な操作で、係合片122をロック解除片124に係合させることができる。
係合片122をロック解除片124に係合させることで、シートクッション31の後部31a(図1参照)を後半フロア部15から浮かせた状態に支持できる。
よって、シートクッション31に乗員が着座した場合に、シートクッション31の後部31aをシートクッションロック機構54(支持ロッド121、係合片122およびロック解除片124など)で支えることができる。
以上説明したように、シートクッションロック機構54にシートバック32の外回動軸73および内回動軸65より下方にロック解除片124を備え、ロック解除片124をシートバック32の前倒れに伴って後方に回動可能とした。
さらに、シートバック32の矢印A方向への前倒れに伴って、ロック解除片124をシートバック32の後方(矢印B方向)に回動させることでシートクッション31の保持状態を解除するようにした。
ロック解除片124を後方に回動させてシートクッション31の保持状態を解除することで、シートクッション31を着座位置P3(図1参照)から解放することができる。
このように、シートバック32を前倒れ操作することで、シートクッション31を着座位置P3から解放できるので、リヤシート24の折畳みを手間をかけないでおこなうことができる。
加えて、シートクッション跳上機構53の渦巻きばね115を外下支持軸106に備えることで、渦巻きばね115の付勢力でシートクッション31を収納位置P4(図12参照)に向けて付勢することができる。
よって、シートバック32を前倒れ操作してシートクッション31を着座位置P3(図1参照)から解放するだけで、シートクッション31を付勢手段93で収納位置P4にまで移動することができる。
これにより、リヤシート24の折畳みを一層手間をかけないで容易におこなうことができる。
ここで、例えば、シートバック32に車体後方から荷物が当たってシートバック32が車体前方に向けて移動することが考えられる。
このように、シートバック32が車体前方に向けて移動した場合に、シートバック32に伴ってロック解除片124が車体前方に向けて移動する。
このとき、ロック解除片124がシートバック32の後方(矢印B方向)に回動せず、シートクッションロック機構54のロック状態が解除されない。
よって、例えば、車体後方から荷物が当たってシートバック32が車体前方に移動した際に、ロック解除片124が車体前方に向けて移動し、係合片122の係合凹部123により深く係合した状態となる。
これにより、シートクッションロック機構54のロック状態が解除することを防いで、シートクッション31のロック状態を安定的に確保できる。
加えて、前述したように、図6に示す前倒ロック部82はシートバックフレーム43の上外側部近傍44aに設けられている。よって、前倒ロック部82は、外回動軸73および内回動軸65(図3参照)から十分に離れた位置に設けられている。
これにより、シートバック32が外回動軸73および内回動軸65を軸にして前倒れ状態になることを比較的小さな保持力で確実に阻止することができる。
したがって、シートバック32が前倒れ状態になることを、シートバックロック機構52で好適に防いでシートクッション31を着座位置P3に安定的に保持できる。
つぎに、リヤシート24を折り畳む例を図10〜図12に基づいて説明する。
なお、図10〜図12においてリヤシート24の折畳み動作の理解を容易にするために左リヤシート25についてのみ説明する。
図10(a)に示すように、シートバックロック機構52の操作レバー部81を矢印C方向に操作して操作ケーブル86を引き上げる。操作ケーブル86を引き上げることで、ラッチ84(図6も参照)が復帰ばねのばね力に抗してロック解除位置に移動する。
よって、ラッチ84および車体側ストライカ77(図6参照)の係止状態が解除される。
この状態で、シートバック32を、内外の回動軸65,73(図3も参照)を軸にして起立位置P1から矢印Dの如く前倒し(前傾)する。
操作レバー部81から操作力を解除することで、ラッチ84が復帰ばねでロック位置に復帰され、復帰させたラッチ84がロック位置に保持される。
図10(b)に示すように、シートバック32が矢印Dの如く所定角度前倒しする。
よって、ロック解除片124が内外の回動軸65,73を軸にして引張ばね126の付勢力(ばね力)に抗してシートバック32の後方に向けて矢印Eの如く所定角度回動(揺動)する。
図11(a)に示すように、ロック解除片124がシートバック32の後方に向けて矢印Eの如く揺動することで、ロック解除片124の先端係合ロッド124aが係合片122の係合凹部123から抜け出す。
先端係合ロッド124aが係合凹部123から抜け出すことで、係合片122およびロック解除片124の係合が解除される。
この状態において、引張ばね126のばね力で係合片122がストッパ128の位置決め部128bに当接した状態に保持されている。
係合片122が位置決め部128bに当接した状態に保持されることで、係合片122が係合位置P5に保持されている。
係合片122およびロック解除片124の係合が解除されることで、着座位置P3(図10(a)参照)におけるシートクッション31の保持状態が解除される。
よって、シートクッション31が渦巻きばね115(図7参照)のばね力で着座位置P3から車体前方の収納位置P4(図12参照)に向けて矢印Fの如く移動する(跳ね上げる)。
図11(b)に示すように、シートクッション31が渦巻きばね115のばね力で収納位置P4に向けて矢印Fの如く跳ね上げるとともに、シートバック32を矢印Dの如く前倒しする。
具体的には、前脚部91を内外の下支持軸98,106を軸にして車体前方に向けて揺動し、シートクッション31を着座位置P3から収納位置P4に向けて移動する。
この状態において、シートクッション31の後部31aを姿勢保持ロッド112で浮かせた姿勢に保持できる。
図12に示すように、シートクッション31が収納位置P4に収納される。この状態において、シートクッション31の後部31aが後半フロア部15の稜線近傍15dに載置される。
シートクッション31がシートバック32とは独立して収納位置P4に収納されることで、車体フロア13の後半フロア部15上方にスペース58を確保できる。
よって、シートバック32をシートクッション31とは独立して前倒し位置P2まで前倒しすることで、後半フロア部15上方に確保したスペース58にシートバック32を収納(配置)することができる。
これにより、シートバック32の裏面32bが荷室フロア部16に対して略面一になるように、リヤシート24を折り畳むことができ、荷物を積載する収納スペース131が確保できる。
このとき、シートクッション31が収納位置P4に配置され、シートバック32が前倒し位置P2に配置された状態において、シートクッション31とシートバック32とは非連結状態となる。
このように、シートクッション31とシートバック32とを非連結状態とすることで左リヤシート25の収納姿勢を微調整可能にできる。
図10〜図12で説明したように、シートバック32の矢印D方向への前倒れに伴って、シートクッション31を着座位置P3(図1参照)から解放することができる。
これにより、シートバック32を前倒れ操作することで、シートクッション31を着座位置P3から解放してリヤシート24の折畳みを手間をかけないでおこなうことができる。
ついで、リヤシート24を着座位置に復帰させる例を図13〜図16に基づいて説明する。
なお、図13〜図16においてリヤシート24の着座位置への復帰動作の理解を容易にするために左リヤシート25についてのみ説明する。
図13(a)に示すように、左リヤシート25が折り畳まれた状態において、シートバック32を内外の回動軸65,73(図3も参照)を軸にして前倒し位置P2から矢印Gの如く引き起こす。
図13(b)に示すように、シートバック32を前倒し位置P2から起立位置P1まで引き起こすことで、ロック位置のラッチ84が車体側ストライカ77(図6参照)に当接する。
ラッチ84が復帰ばねのばね力に抗して揺動し、車体側ストライカ77がラッチ84の係止爪を乗り越える。車体側ストライカ77がラッチ84の係止爪を乗り越えることで、ラッチ84が復帰ばねのばね力でロック位置に復帰されて車体側ストライカ77に係止する。
よって、シートバック32を車体側ストライカ77を介して車体11(図6参照)で支持することができ、シートバック32が起立位置P1に保持される。
この状態において、シートクッション31を内外の下支持軸98,106を軸にして収納位置P4から矢印Hの如く揺動(回動)する。
図14(a)に示すように、シートクッション31を着座位置P3に向けて揺動(回動)することで、シートクッション31が収納位置P4から離れる。
具体的には、前脚部91を内外の下支持軸98,106を軸にして車体後方に向けて揺動し、シートクッション31を収納位置P4から着座位置P3に向けて移動する。
この状態において、シートクッション31の後部31aを姿勢保持ロッド112で浮かせた姿勢に保持できる。
図14(b)に示すように、シートクッション31が着座位置P3近傍まで揺動(回動)する。ここで、連結ブラケット111および内下支持ブラケット99に姿勢保持ロッド112が架け渡されている。
よって、シートクッション31が着座位置P3の近傍まで揺動した状態において、シートクッション31が略平行に配置される。
この状態で、シートクッション31が着座位置P3まで矢印Hの如く揺動される。
図15(a)に示すように、シートクッション31を着座位置P3(図14(b)参照)の近傍まで揺動することで、係合片122の後突出部122c(具体的には、下端部122d)がロック解除片124の先端係合ロッド124aに当接する。
この状態で、シートクッション31が着座位置P3に向けてさらに矢印Hの如く揺動することで、シートクッション31とともに支持ロッド121の先端支持軸121aが矢印Hの如く移動する。
よって、係合片122は引張ばね126の付勢力(ばね力)に抗して先端支持軸121aを軸にして矢印Iの如く揺動(回動)する。
図15(b)に示すように、シートクッション31が着座位置P3(図14(b)参照)に向けて継続して揺動(回動)することで、後突出部122cの下端部122dが先端係合ロッド124aを乗り越える。
この状態で、係合片122が引張ばね126の付勢力(ばね力)で先端支持軸121aを軸にして矢印Jの如く揺動(回動)する。
係合片122が揺動することで、係合片122がストッパ128の位置決め部128bに当接して係合位置P5に保持される。
図16(a)に示すように、シートクッション31が着座位置P3(図16(b)参照)に配置される。
この際に、後突出部122cが先端係合ロッド124aに接触しながら係合片122が下降する。そして、シートクッション31が着座位置P3に配置された状態において、係合片122の係合凹部123がロック解除片124の先端係合ロッド124aに係合する。
この状態において、支持ロッド121の先端支持軸121aが先端係合ロッド124aの上方に位置する。
図16(b)に示すように、係合片122の係合凹部123がロック解除片124の先端係合ロッド124aに係合することで、シートクッション31を着座位置P3に保持できる。
この状態において、図16(a)に示すように、後突出部122cが先端係合ロッド124aに接触(当接)した状態に保たれている。
よって、後突出部122c(すなわち、シートクッション31)が渦巻きばね115(図7参照)の付勢力で収納位置P4(図13(b)参照)に向けて移動することを先端係合ロッド124aで防止できる。
これにより、シートクッション31(すなわち、左リヤシート25)に乗員が着座できる。
ここで、本実施例では、シートクッション31が着座位置P3(図16(b)参照)に配置された状態において、支持ロッド121の先端支持軸121aが先端係合ロッド124aの上方に位置するように構成したが、これに限定するものではない。
すなわち、シートクッション31が着座位置P3に配置された状態において、シートクッション31が渦巻きばね115の付勢力で収納位置P4に向けて移動することを先端係合ロッド124aで防止可能な位置に先端支持軸121aを位置決めする。
例えば、先端支持軸121aを先端係合ロッド124aに対して僅かに車体後方側に配置することで、シートクッション31の収納位置P4へ向けての移動を一層好適に防止できる。
この場合、シートバック32を所定角度前倒した際に、先端係合ロッド124aが係合片122の係合凹部123から抜出し可能に先端支持軸121aが位置決めされる。
図13〜図16で説明したように、シートクッション31を着座位置P3に戻すだけの簡単な操作で、係合片122をロック解除片124に係合させることができる。
係合片122をロック解除片124に係合させることで、シートクッション31を着座位置P3に簡単に保持できる。
なお、本発明に係る車両用シートは、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、外脚部105の下端部105b側に渦巻きばね115を設けた例について説明したが、これに限らないで、渦巻きばね115を外脚部105の上端部105a側に設けることも可能である。
また、上端部105aおよび下端部105bの両方に渦巻きばね115を設けることも可能である。
さらに、内脚部97に渦巻きばね115を設けることも可能である。
また、前記実施例では、リヤシート24の左リヤシート25を折畳み状態や着座状態への動作をおこなう例について説明したが、右リヤシート26も左リヤシート25と同様に折畳み状態や着座状態への動作をおこなうことが可能である。
さらに、前記実施例で示した車両10、車体フロア13、車両用シート20、シートクッション31、シートバック32、シートバック支持機構51、シートバックロック機構52、シートクッション跳上機構53、シートクッションロック機構54、内外の回動軸65,73、車体側ストライカ77、付勢手段93、係合片122、ロック解除片124、復帰手段125およびストッパ128などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、シートバックが前倒し可能で、シートクッションを着座位置から車体前方の収納位置に移動可能な車両用シートを備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、13…車体フロア、20…車両用シート、31…シートクッション、32…シートバック、44a…シートバックの上外側部近傍(上部近傍)、51…シートバック支持機構(支持機構)、52…シートバックロック機構、53…シートクッション跳上機構(跳上機構)、54…シートクッションロック機構、58…スペース、65,73…内外の回動軸(回動軸)、77…車体側ストライカ(車体部材)、93…付勢手段、122…係合片、124…ロック解除片、125…復帰手段、128…ストッパ、P1…起立位置、P2…前倒し位置、P3…着座位置、P4…収納位置、P5…係合位置。

Claims (5)

  1. シートクッションと、シートバックと、
    前記シートクッションを着座位置と該着座位置より前方の収納位置との間で移動させる跳上機構と、
    前記シートバックを車体フロアに回動自在に支持し、前記シートクッションを跳ね上げた後のスペースに前記シートバックを前倒しする支持機構と、
    前記シートクッションを前記着座位置で保持可能で、前記シートバックを前倒しすることにより前記着座位置における前記シートクッションの保持状態を解除可能なシートクッションロック機構と、を備えた車両用シートにおいて、
    前記シートクッションロック機構は、
    前記シートバックの回動軸より下方に設けられ、前記シートバックの前倒れに伴って前記シートバックの後方に回動可能なロック解除片を備え、
    前記ロック解除片を前記シートバックの前倒れに伴って前記シートバックの後方に回動することにより前記着座位置における前記シートクッションの保持状態を解除可能としたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記シートクッションロック機構は、
    前記ロック解除片に係合可能な係合片を備え、
    前記係合片を前記ロック解除片に係合することにより前記着座位置に前記シートクッションを保持可能とし、
    前記ロック解除片を前記シートバックの後方に所定角度回動することにより前記係合片との係合を解除可能としたことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記シートクッションロック機構は、
    前記係合片および前記ロック解除片の係合が解除された状態において、
    前記係合片を前記ロック解除片に係合可能な係合位置に復帰させる復帰手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の車両用シート。
  4. 前記跳上機構は、
    前記シートクッションを前記収納位置に向けて付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  5. 前記シートバックが起立位置において、前記シートバックの上部近傍を車体部材にロックするシートバックロック機構を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用シート。
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