JP2012143914A - 回転ボード - Google Patents

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Abstract

【課題】回転させることで両面を使用するホワイトボードなどにおいて、ボード本体の回転を容易に起立状態で停止させると共に固定でき、起立状態の解除もワンタッチでできる構造を備えた回転ボードを提供する。
【解決手段】ボード本体2を回転可能に支持する一対の支柱3,3が前記ボード本体2の両側方に立設され、前記支柱3,3の少なくとも一方に前記ボード本体2の回転を防止し起立状態に固定する固定装置20が設けられる回転ボードであって、前記固定装置20は、前記支柱3と前記ボード本体2の間に位置し、一端が前記支柱3に回動可能に軸着され前記ボード本体2の側面に対向するように設けられるストッパー21と、前記ストッパー21を前記支柱から離れるように付勢する弾性部材40とを備え、前記ストッパー21は、起立位置の前記ボード本体2の側面に当接する押圧部23を有している回転ボード。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転させることで両面を使用するホワイトボード、黒板、掲示用ボードなどの回転ボードにおいて、ボード本体の回転を起立状態に固定できる機能を備えた回転ボードに関するものである。
回転が可能なホワイトボードは、ボード本体と、その両側方に立設されてボード本体を支える一対の支柱と、その支柱を連結する梁とから概略構成され、該ボード本体は、支柱に回転自在に軸着あるいは枢支されている。そして、この種のホワイトボードには、その支柱部分にボード本体を起立状態に固定するための固定装置が設けられている。
従来使用されてきたホワイトボードの固定装置としては、例えば、支柱を水平に貫通するように支柱の外壁と内壁のそれぞれに孔を開設し、支柱の外壁の孔には、手で回転操作できるグリップを嵌装し、支柱の内壁の孔には、ストッパーに形成された突部を嵌装し、支柱内でストッパーの突部をグリップに螺合進退可能に連結させるようにしたものがある(特許文献1参照)。そして、このような構成の固定装置は、グリップを手で回転操作することで、ストッパーを水平軸方向に移動させ、該ストッパーが起立状態のボード本体の側面を押圧することによりボード本体の回転を防止し、ボード本体を起立状態に固定するようになっている。
特開平7−172097号公報
しかしながら、上述した従来のホワイトボードの場合、起立状態でボード本体を固定するためには、回転させたボード本体を片手で起立位置に支えつつ、もう一方の手でグリップを閉めなければならない。このように、従来のホワイトボードは、ボード本体を起立状態に固定させるために両手を使わなければならないので、例えば、資料を持つなどして手が塞がっている場合には操作が容易でなく、また、手が不自由な人や手に力が入らない人にも操作が困難である。さらに、固定を解除する際にもグリップを緩める操作が必要となるため、同様の問題が生じ得る。また、この固定装置が両支柱のそれぞれに設けられている場合、グリップを締め付ける操作、あるいは緩める操作を左右の固定装置のそれぞれについて行わなければならないため、少なくとも2回の操作が必要となってしまう。また、上述した固定装置では、グリップが両支柱の外側に出っ張って設置されるため、ホワイトボード自体の幅が大きくなってしまうし、場合よっては洋服が引っ掛かってしまうこともある。
このように、従来のホワイトボードは、ボード本体を固定する操作、及び固定を解除する操作に手間がかかってしまうという問題があると共に、支柱の外側にはみ出すグリップによってホワイトボード自体の幅が大きくなってしまうという改良すべき点がある。
そこで本発明は、これらの問題点を解決すべくなされたもので、ボード本体を起立状態に容易に固定でき、さらに、固定の解除もワンタッチで行える回転ボード(ホワイトボード、黒板など)を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明に係る回転ボードは、ボード本体を回転可能に支持する一対の支柱が前記ボード本体の両側方に立設され、前記支柱の少なくとも一方に前記ボード本体の回転を防止し起立状態に固定する固定装置が設けられる回転ボードであって、前記固定装置は、前記支柱と前記ボード本体の間に位置し、一端が前記支柱に回動可能に軸着され前記ボード本体の側面に対向するように設けられるストッパーと、前記ストッパーを前記支柱から離れるように付勢する弾性部材とを備え、前記ストッパーは、起立位置の前記ボード本体の側面に当接する押圧部を有し、前記ボード本体を起立位置へ回動させると、前記弾性部材により前記ストッパーの押圧部が前記ボード本体側面を押す力により前記ボード本体が起立位置で固定され、前記ストッパーを前記支柱方向へ押すと、起立位置に固定されていた前記ボード本体は前記弾性部材の付勢から開放され、回転が可能になることを特徴としている。
また、本発明に係る回転ボードの前記押圧部の少なくとも一方の側部は、前記支柱の外周に沿うように延設されていることが好ましい。
本発明に係る回転ボードは、上記構成により、容易にボード本体を起立状態へ固定でき、固定の解除もワンタッチでできる。具体的には、ボード本体を固定する際は、ボード本体を起立位置まで回転させるだけでよい。つまり、ボード本体を回転させ起立状態になるまで両支柱に設けられたストッパーの押圧部の間に押しこめば、後は手を離してもストッパーの押圧部がボード本体側面を弾性部材により左右両側から内側へ押圧しているので、ボード本体は起立状態に固定される。解除する際は、ストッパーの操作部を押すだけでよい。すなわち、ボード本体は操作部が押されたことにより、弾性部材による押圧部の付勢から開放され、ボード本体の固定が解除され回転可能になる。このように、ボード本体の起立状態への固定、及び、その解除操作が容易なものとなり操作性が向上する。
また、固定装置が支柱とボード本体との間に配置されるため、支柱の外側に部材が出っ張ることもなく、幅方向にすっきりとした見た目となる。さらに、ストッパーを軸着する側板が支柱内に収まり、目視できる部分は、操作に必要なストッパーの押圧部および操作部のみとなり、見栄えも良好になる。
本発明に係るホワイトボードの斜視図 本発明に係る固定装置の斜視図 固定装置の分解斜視図 固定装置の正面図 固定装置の作用を表した側面断面図 図2のA−A断面図(ボード本体を固定した状態の固定装置の平面断面図) ゴム部材の凸部が他の実施形態の場合のストッパー斜視図 操作部が他の実施形態の場合の側面断面図 ゴム部材の凸部が他の実施形態の場合のストッパー斜視図 図9の固定装置の平面断面図 ゴム部材の凸部が他の実施形態の場合の固定装置の平面断面図
以下、本発明に係る回転ボードの最良の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。ここで、本実施の形態ではホワイトボードについて説明するが、チョーク等で書き込みをする黒板や紙等を掲示する掲示ボードなどでも同様の構成である。図1は本実施の形態に係る回転ボードの外観斜視図である。この回転ボード1は、回転させることで表裏の両面を使用できるボード本体2と、前記ボード本体2を回転可能に支持する一対の支柱3,3と、前記支柱3,3を直立に支える支持杆4と、前記支柱3,3同士を連結する横杆5とからなる。そして、ボード本体2の起立状態を固定するために、前記支柱3,3の少なくとも一方に固定装置20が設けられている。なお、本実施の形態では、固定装置20を両支柱3,3に設けた場合で説明を行う。
前記ボード本体2は、矩形状、ここでは横長長方形状に形成され、その両側方に立設した一対の支柱3,3により保持されている。ボード本体2は、その両側端部の略中央で前記支柱3,3に枢支され、水平軸周りに前後方向へ自在に回動できるように設けられている。そして、前記ボード本体2の四辺周縁に縁枠材7が嵌着されている。前記縁枠材7は、図2の側断面に示されているように、その長手方向に対し直交する断面形状がH字状に形成され、両枠壁8,8間の内側面と外側面とにそれぞれ長手方向に沿って溝部9,9が形成されている。そして、内側の溝部9にボード本体2の外周縁が嵌入されている。これに対し、外側の溝部9はそのまま開放されている。また、前記ボード本体2の表裏面には琺瑯仕上げがなされ、各種水性インキペン等の筆記具により文字や絵が自由に書いたり消せるようになっている。
前記支柱3は、断面が楕円形をなす筒状をし、ボード本体2の両側方に立設してその上方でボード本体2を回転可能に枢支し、その下端で支持杆4に固着されて鉛直に起立している。前記各支持杆4は起立状態のボード本体2の表面に対し直行する方向に沿って水平に配置され、その両端下面にそれぞれ床面に接するキャスター11を設けている。そして、支柱3,3は、横杆5を介して連結される。詳しくは、前記横杆5の両端に当て金12を配し、支柱3、3と横杆5は前記当て金12を介してナットにより連結される。また、前記横杆5には粉受け部13が引掛部13aによって設置されている。前記横杆5は、回転するボード本体2の下端に干渉しない位置から更に所定の間隔を開けた下方に設けられる。ここで、所定の間隔とは、後述する固定装置20のストッパー21の操作部25を操作する際に指を挟まずに安全に操作できる程度の間隔である(例えば5cm程度)。
前記各支柱3,3の内側には、後述する固定装置20のストッパー21が設置される。前記ストッパー21は横杆5の上方に位置する。支柱3、3には、このストッパー21を設置するためのスリット15,15及び支軸孔16,16が開設される。前記スリット15,15は、各支柱3のそれぞれの内壁3aに設けられ、鉛直方向に長い長方形の孔である。この実施例では、前記スリット10は鉛直方向に平行して2つ開設されている。前記支軸孔16,16は、前記スリット15,15より上方に開設された孔であり、前記内壁3aと直交する前壁3c及び後壁3dのそれぞれ対向する位置に開設されている。
次に前記支柱3,3に設けられる固定装置20について説明する。図3は固定装置20の分解斜視図、図4は正面図、図5は側面断面図である。前記固定装置20は、前記支柱3,3にそれぞれ設けられるストッパー21と、該ストッパー21を付勢する弾性部材40とから概略構成されている。
まず、ストッパー21について詳述すると、ストッパー21は、平板状の胴体部22の下端にボード本体2の側面が当接する押圧部23が設けられていると共に、胴体部22の上端に該胴体部22に対して支柱3側へ略直角に屈曲する一対の側板24,24が設けられて形成されている。なお、両側板24,24の対向位置にはそれぞれ支軸25が挿通される軸孔26,26が開設されている。さらに、前記胴体部22は、押圧部23に対して支柱3側へ若干傾斜するように形成されており、また、胴体部22には、後述する弾性部材40を螺着するためのネジ孔27が開設されている。さらに、押圧部23の両側には支柱3に沿って湾曲するガイド部28が延設されており、押圧部23の下方にはストッパー21を解除する際に操作するための操作部29が延設されている。
また、図6に示すように前記押圧部23と前記両ガイド部28の表面にはゴム部材31が敷設されている。ゴム部材31の表面全体には、鉛直方向に平行な凹部32aおよび凸部32bが交互に形成されている。
前記弾性部材40は、側面視略くの字状に形成されており、上端部にネジ孔41が開設されている。そして、弾性部材40をストッパー21と支柱3の間に介在させ、弾性部材40上端のネジ孔41とストッパー21の胴体部22のネジ孔27とを合致させた状態でネジ42を螺合することにより弾性部材40が装着される。このとき、弾性部材40は、支柱3側へ屈曲してその下端部が支柱3の内壁3aに接触し、ストッパー21をボード本体2側へ付勢している。
上記構成からなるストッパー21を支柱3に取り付ける場合、まず、ストッパー21の側板24,24を支柱3に開設されたスリット15,15に挿入し、この側板24,24の軸孔26,26及び支柱3の支軸孔16,16に支軸25を挿通する。このとき、支軸25が支柱3の外側まで貫通するので、この一方側に形成されている環状溝25aにeリング45を嵌合する。このようにして、ストッパー21は支軸25により、支柱3に回動可能に取り付けられる。支柱3に取り付けられたストッパー21は、図2に示すように、押圧部23が起立状態のボード本体側面の下端2aに対向するように位置し、操作部29が起立状態のボード本体2の下端より下方であってかつ横杆5より上方に位置することになる。
次に回転ボード1の使用方法について、はじめに、ボード本体2が起立していない状態から起立状態に固定させる場合、次いで、起立状態から固定を解除する場合という順で説明する。ボード本体2が起立状態でないときは、まず、起立していないボード本体2側面の下端2aがストッパー21のガイド部28に接する位置まで回転させる。この状態からボード本体2の下端を後方へ押し込むようにすると、ボード本体側面の下端2aがストッパー21のガイド部28に案内されながら押圧部23へと移動していく。このとき、ストッパー21は、その弾性部材40の付勢に抗して支柱3方向へと押圧されていく(図5の矢印方向)。さらにボード本体2の下端を後方へ押し込むと、ボード本体2は、押圧部23に支持されて起立状態になる。このとき、ストッパー21は図5の実線で表した状態になり、この起立状態でボード本体2を押すことを止めると、ボード本体2の両側面の下端2aは、左右それぞれのストッパー21に設けられた弾性部材40により左右両側から内側に押圧されるため、起立状態に固定される。
このように、本発明に係る回転ボード1によれば、ボード本体2を起立位置まで回転させるだけで、容易にボード本体2を起立状態に固定できる。すなわち、ボード本体2を回転させ起立状態になるまで両支柱3,3に設けられた押圧部23の間に押しこめば、後は手を離しても、押圧部23がボード本体側面を弾性部材40により左右両側から内側へ押圧しているので、ボード本体2は起立状態に固定される。さらに、前記ストッパー21は、起立状態のボード本体2側面に対向するように、押圧部23上端からわずかに屈曲しているため、ボード本体2側面を押圧する際、押圧部23は垂直状態となる。よって、押圧部23表面とボード本体2側面は平行になり、ボード本体2側面を水平方向に付勢できる。
また、図6から分かるように、この起立状態でボード本体2の縁枠材7と、ストッパー押圧部23表面のゴム部材31に形成された凸部32bが係合することによって、この起立状態で文字を書くなど使用しても、がたつくことが防止できる。また、凸部32bがゴム部材31全面に多数形成されているので、仮に使用中に強い力が加わってボード本体2がずれてしまっても、常に凸部32bは弾性部材40により支柱3から離れる方向に付勢されているので、ボード本体2の縁枠材7は隣の凸部32bに再び係合し、ボード本体2がストッパー21から外れる恐れはない。このように、凸部32bが複数形成され、ボード本体2の縁枠材7と係合できる位置が複数ある。さらに、使用する状態においてこの凸部32bは垂直に形成されているため、起立位置のボード本体2の縁枠材7と係合しやすい。
次に、起立状態にあるボード本体2の固定を解除する場合について説明する。固定を解除するためには、ストッパー21の操作部29を弾性部材40の付勢に抗して支柱3側へ押圧する。すなわち、該操作部29を図5の実線で表した状態よりも更に支柱3方向へ押圧操作する。すると、ボード本体2の縁枠材7と、ストッパー21の押圧部23のゴム部材31に形成された凸部32bとの係合がはずれ、ボード本体2側面と押圧部23が離れ、ボード本体2が回転可能になる。ここで、ストッパー21の操作部29は、解除の操作を行うとき、起立状態に固定されたボード本体2の下端と横杆5との間に位置するので、手を挟むような危険性がなく、安全に操作できる。また、操作部29を、弾性部材40の支点であるネジ42から離したストッパー21の下端に設けたことにより、上記のように安全で押しやすいだけでなく、より小さい力で付勢が解除できるように工夫されている。
このように、本発明に係る回転ボードによれば、ボード本体2を起立状態から解除するには、ストッパー21の押圧部23の下方に延設された操作部29を押すだけでよい。ボード本体2は操作部29が押されたことにより、弾性部材40による押圧部23の付勢から開放され、ボード本体2の固定が解除され回転可能になる。よって、ボード本体2の起立状態の解除も容易になり操作性が向上する。なお、上述のとおり、本発明に係る回転ボード1のストッパー21には、操作部29を設けた方がボード本体2の固定を解除することが容易であるが、仮に操作部29を設けなかったとしても、ストッパー21の押圧部23を直接支柱3側へ押してやればボード本体2の固定を解除することが可能である。
また、ストッパー21の押圧部23の両側には支柱3に沿って湾曲するガイド部28が延設されているため、回転してきたボード本体2を受け入れやすく、起立状態へボード本体2を押し込みやすい形状となっている。同様に、ボード本体2を固定状態から解除して回転させる際も、押し出しやすい形状となっている。すなわち、前後どちらの回転方向からでも受け入れられ、どちらの回転方向でも開放ができるという使用に適した構成となっている。なお、本実施の形態では、ガイド部28が湾曲状になっているもので説明したが、これに限られるわけではなく、ガイド部28をテーパー状に形成してもよい。
さらに、本発明に係る固定装置20は、ストッパー21から立設した側板24,24を支柱3に開設させたスリット15,15に挿入して支柱3内部に位置させたことにより、ストッパー21が軸着される部分が支柱3内に収まり、目視できる部分は操作に必要なストッパー21の押圧部23および操作部29のみとなり、デザイン的にもすっきりとさせることができる。また、本発明に係る固定装置20は、構成部品の数も少なく、支柱3や横杆5などにも複雑な加工は必要ないため、製作の工程数も削減できる。
なお、本実施の形態では固定装置20を両支柱3,3に設けた場合について説明したが、固定装置20を一方の支柱3にのみ設置することも考えられる。固定装置20を一方の支柱3に設ける場合、例えば、ストッパー21の押圧部23に対向するように、他方の支柱3に受け部材を設けておけばよい。受け部材は、前記押圧部23に押圧されたボード本体2側面のもう一方側の側面に対向してボード本体2側面を受け入れる部材であり、押圧部23と受け部材がボード本体2の両側面を押圧することによりボード本体2を固定できる。
また、押圧部23表面のゴム部材31に形成される凸部32bの形状は、ボード本体2の縁枠材7と合致できる形状であれば他の構造であっても良いことは勿論である。例えば、図7で示したように、ピラミッド形状のような凸部50が多数設けられた形状であってもよいし、それを反転させた凹部が多数設けえられた形状も考えられる。このような形状であっても、同一垂線上に並んだ各凸部50がボード本体2の縁枠材7と合致するため、ボード本体2を係止できる。
さらに、図8で示したように、ストッパー21の操作部29の下方を支柱3から離れるように屈曲させてもよく、こうすることでストッパー21を支柱3側へより深く押圧することが可能になる。また、操作部29の裏面にクッション材を設けてもよく、これにより操作部29が支柱3あるいは当て金12に当たる際に音がでないようにすることができるし、支柱3あるいは当て金12に傷が付くことも避けられる。
図9及び図10は、ストッパー21についての他の実施形態を示すもので、この実施形態のストッパー21は、押圧部23に凸部51が1つ設けられている。なお、図9及び図10において、前記した実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。ストッパー21の押圧部23の表面にはゴム部材31が敷設されているが、さらにこのゴム部材31の表面に凸部51が設けられている。凸部51は、中央部が隆起した山形状に形成されており、押圧部23の中央位置より前側へ少しずれて位置している。また、凸部51は、鉛直方向に所定の長さ(押圧部23に収まる長さ)を有していると共に、凸部51の水平方向の長さは、ボード本体2周縁の縁枠材7に形成されている溝部9の幅よりも狭く形成されている。
次に前記凸部51が形成されたストッパー21の使用方法について説明する。ボード本体2が起立状態でないときは、まず、起立していないボード本体2側面の下端2aをストッパー21のガイド部28に接触させながら、さらに後方へ押し込むようにする。このとき、ストッパー21は、その弾性部材40の付勢に抗して支柱3方向へと押圧されていき、ボード本体2側面の下端2aがストッパー21の押圧部23に到達する。ここで、ボード本体2側面の下端2aに位置している縁枠材7の後側の枠壁8が押圧部23の凸部51に当たるが、該凸部51が山形状になっているため、該枠壁8は、凸部51の傾斜に案内されながら凸部51を越えていくことになる。そして、凸部51がボード本体2の縁部材7に形成されている溝部9内に収まったところで、ボード本体2を押すことを止めると、ボード本体2側面の下端2aは、ストッパー21に設けられた弾性部材40により内側に押圧されるため、起立状態に固定される。逆に、起立状態にあるボード本体2の固定を解除する場合は、ストッパー21の操作部29を弾性部材40の付勢に抗して支柱3側へ押圧すれば、ボード本体2の縁枠材7と、ストッパー21の押圧部23との係合がはずれ、ボード本体2の側面と押圧部23が離れ、ボード本体2が回転可能になる。
ここに説明したストッパー21の凸部51は、先に述べたとおりボード本体2の縁枠材7の溝部9の幅よりも幅狭に形成されているため、凸部51が溝部9内に収容されている状態において、ボード本体2下端をわずかに前後方向へずらすことが可能となる。また、この凸部51は、ストッパー21の押圧部23の中央位置からずれた前方側に形成されているので、ボード本体2の下端をわずかに前方へ出して傾斜させた状態で固定できる。このように、凸部51に合わせてボード本体2を起立させれば、ボード本体2に最適な傾斜角度をもたせた状態で固定できるので、使用者にとって文字が書きやすくなるなど利便性が向上する。また、回転ボード1が黒板の場合には、黒板本体に傾斜がつけられるため、粉が黒板上を滑り粉受け部13に落ちやすくなるという利点もある。
図11は、ストッパー21についての他の実施形態を示すもので、この実施形態のストッパーは、押圧部23に凸部52が2つ設けられている。なお、図11において、前記した実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。ストッパー21の押圧部23の表面にはゴム部材31が敷設されているが、さらにこのゴム部材31の表面に2つの凸部52,52が設けられている。凸部52は、中央部が隆起した山形状に形成されており、鉛直方向に所定の長さ(押圧部23に収まる長さ)を有している。また、二つの凸部52,52間の幅は両枠壁8,8の両外側面間の幅よりも広く設定されている。
次に前記凸部52が形成されたストッパー21の使用方法について説明する。ボード本体2が起立状態でないときは、まず、起立していないボード本体2側面の下端2aをストッパー21のガイド部28に接触させながら、さらに後方へ押し込むようにする。このとき、ストッパー21は、その弾性部材40の付勢に抗して支柱3方向へと押圧されていき、ボード本体2側面の下端2aがストッパー21の押圧部23に到達する。ここで、ボード本体2側面の下端2aに位置している縁枠材7の後側の枠壁8が押圧部23の凸部52,52に当たるが、該凸部52が山形状になっているため、該枠壁8は、凸部52の傾斜に案内されながら凸部52を越えていくことになる。そして、ボード本体2の縁部材7が二つの凸部52,52間に収まったところで、ボード本体2を押すことを止めると、ボード本体2側面の下端2aは、ストッパー21に設けられた弾性部材40により内側に押圧されるため、起立状態に固定される。逆に、起立状態にあるボード本体2の固定を解除する場合は、ストッパー21の操作部29を弾性部材40の付勢に抗して支柱3側へ押圧すれば、ボード本体2の縁枠材7と、ストッパー21の押圧部23との係合がはずれ、ボード本体2の側面と押圧部23が離れ、ボード本体2が回転可能になる。
ここに説明したストッパー21の二つの凸部52,52間の幅は、先に述べたとおり、両枠壁8,8の両外側面間の幅よりも広く設定されているため、ボード本体2が押圧部23に押圧されて固定された状態のまま、ボード本体2下端をわずかに前後方向へずらすことが可能で、ひいてはボード本体2に傾斜をもたせることが可能となる。このように、本実施の形態に係るストッパー21によれば、ボード本体2に傾斜をもたせた状態で固定できるので、使用者の使い勝手に合わせて角度が微調整でき文字が書きやすくなる。さらに、使用者が文字を書くなどして前方から力を加えても、ボード本体2の後方に凸部52が形成されているので、ボード本体2の固定がはずれてしまうことも回避できる。
なお、図9及び図10に示した実施の形態の凸部51と、図11に示した実施の形態の凸部52,52は、いずれもストッパー21の押圧部23に敷設されたゴム部材26の表面に形成されている例を説明したが、もちろん、ゴム部材31ではなく、ストッパー21の押圧部23に凸部51又は凸部52,52を直接形成しても良い。
1 回転ボード
2 ボード本体
3 支柱
5 横杆
7 縁枠材
9 溝部
20 固定装置
21 ストッパー
23 押圧部
24 側板
29 操作部
31 ゴム部材
32b 凸部
40 弾性部材

Claims (2)

  1. ボード本体を回転可能に支持する一対の支柱が前記ボード本体の両側方に立設され、前記支柱の少なくとも一方に前記ボード本体の回転を防止し起立状態に固定する固定装置が設けられる回転ボードであって、
    前記固定装置は、前記支柱と前記ボード本体の間に位置し、一端が前記支柱に回動可能に軸着され前記ボード本体の側面に対向するように設けられるストッパーと、前記ストッパーを前記支柱から離れるように付勢する弾性部材とを備え、
    前記ストッパーは、起立位置の前記ボード本体の側面に当接する押圧部を有し、
    前記ボード本体を起立位置へ回動させると、前記弾性部材により前記ストッパーの押圧部が前記ボード本体側面を押す力により前記ボード本体が起立位置で固定され、前記ストッパーを前記支柱方向へ押すと、起立位置に固定されていた前記ボード本体は前記弾性部材の付勢から開放され、回転が可能になることを特徴とする回転ボード。
  2. 前記押圧部の少なくとも一方の側部は、前記支柱の外周に沿うように延設されていることを特徴とする請求項1に記載の回転ボード。
JP2011002536A 2011-01-07 2011-01-07 回転ボード Active JP5714914B2 (ja)

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