JP3147061U - 固定装置を有する筆記ボード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボード本体部の回転、固定および解除の操作方法を簡素化することにより操作を容易とし、かつ固定装置を設けるための穴を、支柱の形成段階において形成し、固定装置をユニット化し支柱に埋め込む、又は、支柱形状を利用して取り付けることによりコストが安くボード本体部の回転を禁止する固定装置を作成することができる。
【選択図】図1
Description
ネジの締め付けによりボード本体部を固定する固定装置は、固定時はボード本体部の枠部やコーナーパーツを固定装置のストッパで挟み込み、ネジ等で締め込み固定するものである。一方、ワンタッチ式固定装置は、固定装置部分が粉受け部にあり、レバー、ボタン等を指で押せばボード本体部の枠からストッパが外れ、簡単にボードを回転できる装置である。
これにより、ボード本体部の枠とストッパがより係合しやすくなる。
これにより、バネをつまみ部の軸状部分に沿って嵌通させるだけでよく、固定装置の構成が簡易となる。
このように、弾性体と開口部底面との間にスペーサを配置することにより、両者の寸法形状の違いを吸収することができる。
これにより、ボード本体部の枠とストッパがより係合しやすくなる。
これにより、バネをつまみ部の軸状部分に沿って嵌通させるだけでよく、固定装置の構成が簡易となる。
このように、弾性体と開口部底面との間にスペーサを配置することにより、両者の寸法形状の違いを吸収することができる。
また、構成部材の支柱が成形の段階で穴あけ加工がされるため、固定装置の支柱への取り付け工程が部材を組み合わせるだけの簡易なもので済むので、低コストで製造することができる。
図1は、本考案の第1実施形態に係るホワイトボードを示す図である。
本実施形態のホワイトボードは、ボード本体部の回転機構とボード本体部を支柱に対して固定する固定装置を有するスタンドタイプのホワイトボードである。
図1に示すホワイトボードは、ボード本体部と、ボード本体部の両端を支持する一対の支柱と、ボード本体部下方に両端を支柱に固定して設けられた粉受けと、ボード本体部の両端と支柱の間に介在しボード本体部を回転可能に支持する支持部材と、ボード本体部の右端下部をストッパにより固定する固定装置とから構成されている。
図2に示すように、固定装置は支柱内部を貫通して設けられている。
図3に示すように固定装置は、支柱のボード本体部に対向する面に形成された開口部に収容可能に形成されたホルダと、ボード本体部に対して近接又は離隔する方向にスライド可能な状態でホルダに収容保持されているストッパと、一端が支柱内部でストッパに連結され、他端が支柱外に突出したつまみ部と、つまみ部の軸状部分に沿って嵌通し、ホルダおよびストッパに当接した状態でホルダ内に収容されたバネとから構成されている。
図4に示すように、バネはストッパをボード本体部の方向に押圧することにより、ボード本体部とストッパの係合状態を維持してボード本体部を固定している。
図5に示すように、つまみ部の軸状部分はホルダ底面の穴を貫通し、コイル状のバネの軸心を貫通し、ストッパのホルダ側の面に当接し、ストッパ側からネジ止めされる。バネはつまみ部の軸に沿って嵌通し、ストッパによりホルダ内に収納され、押圧力が係った状態で保持されている。
図6において、使用者がつまみ部をボード本体部から離隔する方向に引くと、ストッパが内部のバネを押し縮めながら矢印方向にスライドするため、ストッパとボード本体部の係合状態が解除されることになり、ボード本体部は回転が可能な状態となる。
使用者がつまみ部をはなすと、バネの押圧によりストッパはボード本体部側に押し戻され、再びボード本体部と係合状態になり、ボード本体部の回転は禁止される。
本実施形態におけるホワイトボードは、使用者がつまみ部を矢印方向に引くだけで、ボード本体部の固定状態を解除することができ、使用者は片手でボード本体部を回転させることができるため、非力な人でも容易にボード本体部の回転、固定および解除を行うことが可能である。
一方、ストッパはバネによりボード本体部に係合する方向に押圧されるため、ボード本体部が強く固定され、使用者は安定してボードに筆記することが可能となる。
また、予め穴あけ加工された支柱に適合するように固定装置の各部材を製造し、ネジ止めなどにより取り付けるものであるので、複雑な製造工程が不要であり、固定装置を低コストで製造することができる。
ボードの種類も、ホワイトボードに限定されるわけではなく、黒板であってもよい。
また、固定装置によるボード本体部の固定位置は、ボード本体部の枠部分であってもよいし、コーナーパーツ部分でもよく、固定装置の位置は右側の支柱に設けられていてもよいし、左側の支柱に設けられていてもよい。バネ以外の弾性部材を用いてもよい。
次に、本考案の第2実施形態に係る固定装置を有するホワイトボードについて説明する。
本実施形態のホワイトボードの全体構成は、図1に示したものと同様であるので、説明を省略する。また、以下において特に説明しない事項については、第1実施形態と同様であるものとする。
図7に示すように固定装置は、支柱のボード本体部に対向するように形成された開口部に、ボード本体部に対して近接する又は離隔する方向にスライド可能な状態で収容保持されているストッパと、一端が支柱内部でストッパに連結され、他端が支柱外に突出したつまみ部と、つまみ部の軸状部分が挿通するための穴が成形され、つまみ部の軸状部分に嵌通した状態で支柱の開口部内に収容されたスペーサと、つまみ部の軸状部分に沿って嵌通し、スペーサおよびストッパに当接した状態で支柱のボード本体部に対向するように形成された開口部に収容されたバネとから構成されている。本実施形態のホワイトボードは、ホルダがない点およびスペーサを有する点において第1実施形態のホワイトボードと異なる。
図8に示すように、つまみ部の軸状部分はスペーサの穴を貫通し、コイル状のバネの軸心を貫通し、ストッパの支柱側の面に当接し、ストッパ側からネジ止めされる。バネはつまみ部の軸に沿って嵌通し、ストッパにより支柱のボード本体部に対向するように形成された開口部に収納され、押圧力が係った状態で保持されている。
使用者がつまみ部をはなすと、バネの押圧によりストッパはボード本体部側に押し戻され、再びボード本体部と係合状態になり、ボード本体部の回転は禁止される。
本実施形態におけるホワイトボードは、使用者がつまみ部を矢印方向に引くだけで、ボード本体部の固定状態を解除することができ、使用者は片手でボード本体部を回転させることができるため、非力な人でも容易にボード本体部の回転、固定および解除を行うことが可能である。
一方、ストッパはバネによりボード本体部に嵌合する方向に押圧されるため、ボード本体部が強く固定され、使用者は安定してボードに筆記することが可能となる。
また、構成部材の支柱が成形の段階で穴あけ加工がされるため、固定装置の支柱への取り付け工程が部材を組み合わせるだけの簡易なもので済むので、低コストで製造することができる。第1実施形態と比較しても、ホルダを有しない点において固定装置の部材が減り、より低コストで製造することができる。
ボードの種類も、ホワイトボードに限定されるわけではなく、黒板であってもよい。
また、固定装置によるボード本体部の固定位置は、ボード本体部の枠部分であってもよいし、コーナーパーツ部分でもよく、固定装置の位置は右側の支柱に設けられていてもよいし、左側に設けられていてもよい。バネ以外の弾性部材を用いてもよい。スペーサは無くてもよい。
Claims (10)
- ボード本体部と、
前記ボード本体部の両端を前記ボード本体部が水平軸回りに回転できるように支持する一対の支柱と、
前記支柱のいずれか一つに固定されており前記ボード本体部を固定する固定装置とを有する筆記ボードであって、
前記固定装置は、前記支柱のボード本体部に対向する面に開口するように形成された開口部に嵌合可能に形成されたホルダと、ボード本体部に対して近接又は離隔する方向にスライド可能な状態で前記ホルダに収容保持され、前記ボード本体部に係合するストッパと、支柱内部で前記ストッパと連結し一部が支柱外に突出したつまみ部と、つまみ部の軸状部分に沿って嵌通しており前記ホルダおよび前記ストッパに当接して前記ボード本体部方向に前記ストッパを押圧して前記ボード本体部と前記ストッパを係合させる弾性体とを備えており、
前記つまみ部を前記ボード本体部から離隔する方向に引くことによって、前記固定装置による前記ボード本体部の固定状態が解除されることを特徴とする筆記ボード。 - ボード本体部と、
前記ボード本体部の両端を前記ボード本体部が水平軸回りに回転できるように支持する一対の支柱と、
前記支柱のいずれか一つに固定されており前記ボード本体部を固定する固定装置とを有する筆記ボードであって、
前記固定装置は、前記支柱のボード本体部に対向する面に開口するように形成された開口部にボード本体部に対して近接又は離隔する方向にスライド可能な状態で収容保持され、前記ボード本体部に係合するストッパと、支柱内部で前記ストッパと連結し一部が支柱外に突出したつまみ部と、前記つまみ部の軸状部分に沿って嵌通しており前記開口部底面および前記ストッパに当接して前記ボード本体部方向に前記ストッパを押圧して前記ボード本体部と前記ストッパを係合させる弾性体とを備えており、
前記つまみ部を前記ボード本体部から離隔する方向に引くことによって、前記固定装置による前記ボード本体部の固定状態が解除されることを特徴とする筆記ボード。 - 前記ストッパの先端部が前記ボード本体部の枠と係合可能な形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記ボード。
- 前記弾性体がバネであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の筆記ボード。
- 前記支柱の開口部底面と前記弾性体の間にスペーサを有することを特徴とする請求項2に記載の筆記ボード。
- ボード本体部と、前記ボード本体部の両端を前記ボード本体部が水平軸回りに回転できるように支持する一対の支柱とを有する筆記ボードにおいて、前記支柱に固定されて用いられる、ボード本体部の回転を禁止するための固定装置であって、
前記支柱のボード本体部に対向する面に開口するように形成された開口部に嵌合可能に形成されたホルダと、
ボード本体部に対して近接又は離隔する方向にスライド可能な状態で前記ホルダに収容保持され、前記ボード本体部に係合するストッパと、
支柱内部で前記ストッパと連結し一部が支柱外に突出しているつまみ部と、
つまみ部の軸に沿って嵌通しており前記ホルダおよび前記ストッパに当接して前記ボード本体部方向に前記ストッパを押圧して前記ボード本体部と前記ストッパを係合させる弾性体とを備えており、
前記つまみ部を前記ボード本体部から離隔する方向に引くことによって、固定装置による前記ボード本体部の固定状態が解除されることを特徴とする固定装置。 - ボード本体部と、前記ボード本体部の両端を前記ボード本体部が水平軸回りに回転できるように支持する一対の支柱とを有する筆記ボードにおいて、前記支柱に固定されて用いられる、ボード本体部の回転を禁止するための固定装置であって、
前記支柱のボード本体部に対向する面に開口するように形成された開口部にボード本体部に対して近接又は離隔する方向にスライド可能な状態で収容保持され、前記ボード本体部に係合するストッパと、
支柱内部の前記ストッパと連結し一部が支柱外に出ているつまみ部と、
前記つまみ部の軸に沿って嵌通しており前記支柱および前記ストッパに当接して前記ボード本体部方向に前記ストッパを押圧して前記ボード本体部と前記ストッパを係合させる弾性体とを備えており、
前記つまみ部を前記ボード本体部から離隔する方向に引くことによって、固定装置による前記ボード本体部の固定状態が解除されることを特徴とする固定装置。 - 前記ストッパの先端部が前記ボード本体部の枠と係合可能な形状であることを特徴とする請求項6又は7に記載の固定装置。
- 前記弾性体がバネであることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の固定装置。
- 前記支柱の開口部底面と前記弾性体の間にスペーサを有することを特徴とする請求項7に記載の固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008006907U JP3147061U (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | 固定装置を有する筆記ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008006907U JP3147061U (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | 固定装置を有する筆記ボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3147061U true JP3147061U (ja) | 2008-12-11 |
Family
ID=43296737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008006907U Expired - Lifetime JP3147061U (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | 固定装置を有する筆記ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3147061U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012143914A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Umajirushi:Kk | 回転ボード |
-
2008
- 2008-10-01 JP JP2008006907U patent/JP3147061U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2012143914A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Umajirushi:Kk | 回転ボード |
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