JP2012143206A - ワイン飲料の製造方法 - Google Patents

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英勇 今村
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Abstract

【課題】ブレンドする季節ごとにアルコールの揮発量が異なり、それはブレンドの対象となる酒類の特徴のバランスを崩すこととなり、最終的な狙い通りのワイン飲料に仕上げることが難しいという課題があった。
【解決手段】
1)ワインと蒸留されたアルコール飲料とを、温度14〜16℃の範囲内でブレンドすることを特徴とするワイン飲料の製造方法。
2)ワインと蒸留されたアルコール飲料の配合比率が、1:0.1〜0.5であることを特徴とする請求項1に記載のワイン飲料の製造方法。
3)蒸留されたアルコール飲料が、焼酎、ブランデー、リキュールから選ばれたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のワイン飲料の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、ワインと蒸留されたアルコール飲料のブレンドに関し、より良好な味わいを実現させるワイン飲料の製造方法に関する。
戦後すぐの日本国内のぶどう酒醸造技術は現在と比較にならないほど低く、特に衛生管理面のレベルの低さから、果汁中の糖分が食い尽くされないうちに発酵が止まってしまい、アルコール度数の低いぶどう酒しか製造することができなかった。
そこで当時は、よりアルコール度数の高い焼酎をぶどう酒に混合することで、ぶどう酒のアルコール度数を補填し、酒愛好家の嗜好に適う商品を作ろうとしていた。
現在においては衛生管理面でのレベルが甚だしく向上したことから、極めて洗練されたぶどう酒造りが行われている。そのため、当時のような高アルコール度数のためのアルコール補填は基本的に行われなくなっている。
しかしながら、一方では当時を懐かしむ消費者の希望に応えるべく、現在の技術によってぶどう酒と焼酎をブレンドした新たな商品が提案されている。
特にありません。
しかしながら、単に焼酎をブレンドした従来のぶどう酒飲料は、回顧的な趣を味わうことを主目的に作られているものがほとんどであり、また味わいを高めるために果汁をブレンドするなどの工夫は見られるものの、比較的アルコール度数の低いぶどう酒とアルコール度数の高い焼酎を混合するにあたり、その品質を最高に保つための製造方法については考慮されていないのが実情である。
特に温度管理については、揮発性の液体であるアルコール成分の濃度維持に注意しなければならないところであった。
ワイン、焼酎ともにそれぞれ原料に依存する固有の香りや味わいを特徴として備えており、また、ワインは原料となるぶどう果汁の糖度や補糖量と発酵時間などによりアルコール度数が決まる。また、焼酎は蒸留によって精製された原酒を水で希釈する量によってアルコール度数が決まる。
したがって、ブレンドする際には対象となるワインおよび焼酎それぞれの香り・味わい・アルコール度数などを総合的にバランスよく調整することが必要であり、最終的なアルコール度数を決め、その値を維持しつつ味わい等の調整のために配合量を調整している。
しかしながら、一般にはブレンド工程は常温で行われるのが一般的である。つまり夏は気温は高く、冬は低い。したがって、ブレンドする季節ごとにアルコールの揮発量が異なり、それはブレンドの対象となる酒類の特徴のバランスを崩すこととなり、最終的な狙い通りのワイン飲料に仕上げることが難しいという課題があった。
そこでこの発明のワイン飲料の製造方法は、上記課題を解決するために発明されたものであり、ワインと蒸留されたアルコール飲料とを温度14〜16℃の範囲内でブレンドすることを特徴とするものである。
また、この発明のワイン飲料の製造方法は、ワインと蒸留されたアルコール飲料の配合比率が1:0.1〜0.5であることも特徴とするものである。
さらにこのワイン飲料の製造方法は、蒸留されたアルコール飲料が焼酎、ブランデー、リキュールから選ばれたことをも特徴とするものである。
この発明によれば、ブレンドする季節が異なってもアルコールの揮発量が一定となり、ブレンドの対象となる酒類の特徴のバランスを崩すことばなく、最終的な狙い通りのワイン飲料に仕上げることが可能なワイン飲料の製造方法を提供することができ、品質が安定しかつ低コストのワイン飲料を市場に供することができる。
以下、下記の実施例に基いてこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
この発明のワイン飲料の製造方法は、いわゆるワイン(ぶどう酒)と蒸留酒を混合して作られる。
使用されるワインは、ぶどうを原料として一般的な製造方法によって製造されたものであり、そのアルコール含有量は概ね8%から13%である。また、使用される蒸留酒は、焼酎やブランデー、リキュール等が好適であり、それらは一般的な原料を用いて一般的な製造方法によって製造されたものであり、そのアルコール含有量は概ね20%から50%である。
ワインおよび焼酎ともにそれぞれ原料に依存する固有の香りや味わいを特徴として備えているので、まずは最終的にアルコール度数や味わいの目標を設定して、次にブレンドの対象となるワインと焼酎を選ぶ。
そして、配合比率を変更しながら、もっともバランスの良い配合比率を決定するが、概ねワインと蒸留されたアルコール飲料を1:0.1〜0.5の比率で配合することによって、両者の特徴をバランス良く備えたワイン飲料とすることができる。
その際に、ブレンドの対象となる酒の温度を15℃に調整しておく。出願人の研究によれば、14℃〜16℃の間が最も良好なブレンド結果が得られることがわかった。
すなわち、この温度範囲にあっては、それぞれの酒の特徴である味わいやアルコール度数に全く影響を及ぼすことなく、ブレンドすなわち混合した際にそれぞれの特徴が失われることなく調和させることが可能となった。特にアルコール度数に顕著な効果が見られた。
以上のようにしてブレンドされたワイン飲料は、一般消費者の平均的嗜好に照らすと、アルコール度数20%ないし25%が好適であり、好みによってストレート、ロック、水割りなどの他、砂糖や蜂蜜等の糖類を添加して口当たりを良くした上で飲むことも良い。
ピノノワールを搾汁して皮ごと醗酵させ、ピンク色の赤ワインを得た。アルコール含有量は概ね10%であった。
また、リキュールとして一般的なスピリッツを用いて一般的な製造方法によって製造されたリキュールを準備した。そのアルコール含有量は概ね40%であった。
そして、前記ワインとリキュールを1:0.5の比率で配合した。その際に、ブレンドの対象となる酒の温度をそれぞれ15℃に調整して混合した。
この温度範囲においてブレンドすることにより、前記ワインとリキュールのそれぞれの特徴である味わいやアルコール度数に全く影響を及ぼすことがなく、ブレンドすなわち混合した際にそれぞれの味わいが失われることなく調和させたワイン飲料を得ることが可能となった。
甲州種ぶどうを搾汁し、発酵させる前に皮を分離して果汁のみ発酵させ、無色透明の白ワインを得た。アルコール含有量は概ね8%であった。
また、焼酎として一般的な麦原料を用いて一般的な製造方法によって製造された麦焼酎を準備した。そのアルコール含有量は概ね45%であった。
そして、前記ワインと麦焼酎を1:0.3の比率で配合した。その際に、ブレンドの対象となる酒の温度をそれぞれ15℃に調整して混合した。
この温度範囲においてブレンドすることにより、前記ワインと麦焼酎のそれぞれの特徴である味わいやアルコール度数に全く影響を及ぼすことがなく、ブレンドすなわち混合した際にそれぞれの味わいが失われることなく調和させたワイン飲料を得ることが可能となった。

Claims (3)

  1. ワインと蒸留されたアルコール飲料とを、温度14〜16℃の範囲内でブレンドすることを特徴とするワイン飲料の製造方法。
  2. ワインと蒸留されたアルコール飲料の配合比率が、1:0.1〜0.5であることを特徴とする請求項1に記載のワイン飲料の製造方法。
  3. 蒸留されたアルコール飲料が、焼酎、ブランデー、リキュールから選ばれたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のワイン飲料の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017085968A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 サッポロビール株式会社 果実酒及びその製造方法

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