JP2012143038A - マグネット・リテーナ及びそれを有する永久磁石式電動機並びにその組み立て方法 - Google Patents

マグネット・リテーナ及びそれを有する永久磁石式電動機並びにその組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
マグネット・リテーナの局所応力が過大になるのを防止するとともに、安定してマグネットを押圧・位置決めする。
【解決手段】
マグネット・リテーナ60は、電動機が有する複数の永久磁石間に配置され、この永久磁石を保持する。マグネット・リテーナは、矩形状の板材を折り曲げて実質的に対称形に形成されており、矩形状の板材の両端部に第1の直線部62を、この板材の中央部に第3の直線部65を、第1の直線部と第3の直線部の中間部に第2の直線部66がそれぞれ形成されている。永久磁石間に保持した状態では、第1の直線部同士が面接触し、第2の直線部が永久磁石に面接触する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動機の固定子等に使用される永久磁石を保持するマグネット・リテーナ及びそれを有する永久磁石式電動機並びにその組み立て方法に関する。
従来の永久磁石を有するモータの例が、特許文献1に記載されている。この明細書では、自動車用燃料ポンプの電動モータに使用される磁石アセンブリを、次のように構成している。外ケーシングの一端側にポンプを、他端側にハウジングを設け、ポンプとハウジング間に、ケーシングに密着させて管状の強磁性のフラックスキャリアを配置している。一対の円弧状の着磁していない永久磁石が、このフラックスキャリアの内周面に配置され、配置後、着磁される。軸方向に延びた円弧状でプラスチック製のロケータが磁石間に配置され、ロケータの磁石用ポケットに磁石をスプリングクリップが押し付けている。スプリングクリップは、磁石を挟んでロケータと周方向反対側に配置される。ロケータは、フラックスキャリアと軸方向長さが同じ長さで、その外周面の曲率がロケータの内周面の曲率と合っている。
電動モータのケーシング内に収容された磁石を固定するための湾曲ばねの例が、特許文献2に記載されている。この公報では、従来の湾曲ばねが1個の曲げ区域しか有しておらず、そのため高い機械的負荷がばねに加わっていたという不具合を解消するために、湾曲ばねに少なくとも2個の曲げ区域を形成し、機械的な応力を分散させることが記載されている。
米国特許明細書第5391063号 特表2004−512789号公報
上記特許文献1に記載の燃料ポンプ用の磁石アセンブリでは、U字型に折り曲げたクリップのU字の長辺部を僅かに折り曲げ、ばね効果が得られるようにしている。そして、長辺部の1点または2点で周方向両側に配置された永久磁石を押圧している。このクリップを用いることで、このクリップの両側に配置された永久磁石を位置決めしている。
しかしながら、電動モータには低廉化が求められており、そのためクリップを磁気伝導性のあるばね鋼から一般の鋼材、例えばステンレス鋼へと置き換えられている。その場合、U字形状ではばね力に基づく押圧力が不足したり、ばね性を向上させるために曲げ部分に過度な応力が作用して破損する等の不具合が発生するおそれがある。
ばね鋼から一般の鋼材への置き換えを進めた結果、ばね性が低下するのを回避するため、特許文献2では湾曲ばねにU字部とV字部を形成して、少なくとも2つの曲げ区域を形成している。この公報に記載の湾曲ばねでは、永久磁石への押圧部は線接触であり、左右対称に形成されたばね部の中間部で左右のばねも線接触しており、いずれも接触部の応力が高くなるおそれがある。また、左右のばねの反開口側に角部が形成されており、この部分でも応力が高くなるおそれがある。
また、成型工程が複雑となり、コストが高くなるのを避けられない。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、非磁性でばね鋼よりも安価ではあるがばね性に劣る材料を永久磁石式電動機のマグネット・リテーナに用いるときに、マグネット・リテーナの局所応力が過大になるのを防止するとともに、安定してマグネットを押圧・位置決めすることおよび安価なマグネット・リテーナを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、電動機が有する複数の永久磁石間に配置され、この永久磁石を保持するマグネット・リテーナであって、矩形状の板材を折り曲げて実質的に対称形に形成され、前記矩形状の板材の両端部に第1の直線部を、この板材の中央部に第3の直線部を、前記第1の直線部と前記第3の直線部の中間部に第2の直線部をそれぞれ形成し、前記永久磁石間に保持した状態で前記第1の直線部同士が面接触し、前記第2の直線部が前記永久磁石に面接触することにある。
そしてこの特徴において、前記第1の直線部と第2の直線部間に第1の円弧部を、前記第2の直線部と第3の直線部間に第2及び第3の円弧部を形成し、前記第2の円弧部の曲率半径を前記第1及び第3の円弧部の曲率半径よりも大きくするのが望ましい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、ステータに永久磁石を有する永久磁石式電動機において、前記ステータは周方向に2個または4個の永久磁石と、この永久磁石間に配置されるマグネット・リテーナとを有し、前記各永久磁石は周方向の一方の端面が前記マグネット・リテーナに接触し周方向の他方の端面が他の永久磁石パーツに接触して配置されており、前記マグネット・リテーナは矩形状の板材を折り曲げて実質的に対称形に形成され、前記矩形状の板材の両端部に第1の直線部を、この板材の中央部に第3の直線部を、前記第1の直線部と前記第3の直線部の中間部に第2の直線部をそれぞれ形成されており、前記永久磁石パーツ間に保持した状態で前記第1の直線部同士が面接触し、前記第2の直線部が前記永久磁石に面接触することにある。
そしてこの特徴において、前記マグネット・リテーナは、前記第1の直線部と第2の直線部間に第1の円弧部を、前記第2の直線部と第3の直線部間に第2及び第3の円弧部が形成されており、前記第2の円弧部の曲率半径を前記第1及び第3の円弧部の曲率半径よりも大きいことが望ましい。
上記目的を達成する本発明のさらに他の特徴は、電動機の組み立て方法であって、円周方向の1箇所または2箇所に貫通孔が設けられ円環状に形成された第1の治具と、円環を分割した形状に形成された第2の治具とを準備し、前記第1の治具の貫通孔にマグネット・リテーナを嵌挿し、前記第2の治具をそれぞれ水平面方向に離して配置した状態で複数の永久磁石をその内周面に保持し、その後第2の治具を水平方向に移動させて円環を形成し、前記マグネット・リテーナが保持された前記第1の治具の真下に複数の前記永久磁石が保持された前記第2の治具を配置し、前記第1の治具の前記貫通孔に嵌挿されたマグネット・リテーナを前記第2の治具内に配置された前記永久磁石間の隙間に移動させ、複数の前記永久磁石と前記マグネット・リテーナとが保持された前記第2の治具を電動機のケーシングの真上に配置し、複数の前記永久磁石と前記マグネット・リテーナとを前記ケーシングに移動させることにある。
本発明によれば、マグネット・リテーナを対称形に構成し、その両端部に直線部を形成してマグネット・リテーナ同士が面接触するようにし、さらにマグネット・リテーナが永久磁石の端面と接触する部分に直線部を形成して、マグネット・リテーナと永久磁石との接触を面接触としたので、非磁性でばね鋼よりも安価ではあるがばね性に劣る材料を永久磁石式電動機のマグネット・リテーナに用いても、マグネット・リテーナの応力を緩和して局所応力が過大になるのを防止できる。また、マグネット・リテーナが、永久磁石を安定して押圧および位置決めできる。
本発明に係る永久磁石式電動機の一実施例の縦断面図である。 図1に示した電動機が有するマグネット・リテーナの正面図(a)及び側面図(b)である。 図2に示したマグネット・リテーナの製造過程を説明する図である。 図2に示したマグネット・リテーナの電動機への組み込みを説明する図であり、治具への取り付け段階の図である。 図2に示したマグネット・リテーナの電動機への組み込みを説明する図であり、治具から電動機本体へ移す様子を説明する図である。 図2に示したマグネット・リテーナの電動機への組み込みの他の方法を説明する図であり、治具から電動機本体へ移す様子を説明する図である。
以下、本発明に係る永久磁石式電動機の実施例を、図面を用いて説明する。図1は、永久磁石式電動機100の一実施例の縦断面図である。永久磁石式電動機100は、ステータとロータとで構成されている。ステータは、ステータヨークを兼ねるために強磁性材料によりカップ状に形成されたステータケース40と、ステータ側の界磁を構成する手段としてステータケースの周壁部の内周に取り付けられた永久磁石70と、永久磁石70間に配置され、永久磁石70を保持および位置決めするためのマグネット・リテーナ60とを有している。ステータケース40の開口部は、エンドカバー48で閉じられる。
ステータケース40のカップ中央部には軸受20が配置されており、ロータを構成する回転軸10を回転自在に支持する。ロータは、回転軸10と電機子50とを有しており、回転軸10の一端側が上述した軸受20により保持され、回転軸10の中間部は他の軸受30により回転自在に支持されている。電機子50は、所定の形状に打ち抜かれた鋼板の積層体からなる電機子鉄心と、この電機子鉄心のスロットに巻回された電機子コイルとを有している。
エンドカバー48の内面にはブラシホルダが取り付けられており、このブラシホルダに保持されたブラシが整流子に接触する。また、エンドカバー48からブッシング80が導出されており、ブラシに電気的に接続されたリード線82がブッシング80を通して外部に導出されている。
このように構成した本発明に係る永久磁石式電動機100が有するマグネット・リテーナ60の詳細を、図2ないし図4Aを用いて説明する。図2は、マグネットリテーナ60の正面図(同図(a))およびその側面図(同図(b))である。図3は、マグネットリテーナ60の製造方法を説明する図であり、図4A、図4Bは、マグネットリテーナ60をステータケースに組み込む様子を説明する図である。
マグネット・リテーナ60は、図1に示したように、永久磁石70をその円周方向側面から押圧することにより、永久磁石70をステータケース40の所定位置に位置決めするためのものである。したがって、組み立て性を考慮したばね力が必要である。ただし、生産性及び経済性を考慮して、本実施例ではばね鋼ではなく、非磁性のステンレス鋼(SUS304)としている。そのため、ばね鋼に比べて同一形状では小さなばね力しか発揮できない。ばね力を増加するためにはマグネット・リテーナ60を大型化すればよいわけであるが、マグネット・リテーナ60に許容される大きさは各電動機ごとに予め定められており、その許容範囲内での製作が必要となっている。
そこで本発明では、マグネット・リテーナ60のばねとして作用する部分を増大させることにより、マグネット・リテーナ60を大型化することなく、所要のばね力を得るようにしている。それとともに、マグネット・リテーナ60の各部における局所応力が過大になることをも回避している。
具体的には、図2に示す形状としている。この図2に示したマグネット・リテーナ60の主要な特徴は、対象形構造として、このマグネット・リテーナ60を挟持する図示しない一対の永久磁石の側面にほぼ均等に押圧力が加わるようにしたこと、および、押圧部が線接触ではなく面接触とすることにより荷重点の局所応力を低減したこと、ばね力を発揮する部分を増大させるため及び加工において局所的に大荷重が作用しないように、マグネット・リテーナ60の反開口部側の折り曲げ部の曲率を低下させたこと、成形後のマグネット・リテーナに複数の(本実施例では5個)の直線部を設けることにより、製造時のハンドリング性を高めていることにある。
つまり、厚さtmmのSUS304製の鋼板から、幅Wで高さHのマグネット・リテーナ60をチューリップ形状に形成している。マグネット・リテーナ60は左右対称形状であり、素材長さの中央を挟んで長さh3mmの区間が第3の直線部65として形成されている。この第3の直線部65に連続して、曲率半径R3mmの第3の円弧部67に引き続き曲率半径R2mmの第2の円弧部68が左右対称に形成されている。さらに、この第2の円弧部68に連続して、長さh2mmの第2の直線部66が形成されており、この第2の直線部66に連続して、曲率半径R1mmの第1の円弧部64が形成されている。次いで、第1の円弧部64に連続して、長さh1mmの第1の直線部62が形成されている。ここで、第1の円弧部64はほぼ半円弧であり、それぞれの曲率半径R1、R2は、内径側の曲率半径である。
マグネット・リテーナ60の成形時には、対向する第1の直線部62、62間にはほぼ厚さt mm分の隙間が形成されているが、2個の永久磁石70間に挟持されるときには、この隙間はなくなって第1の直線部62、62が全面で接触する。その際、左右に形成した第2の直線部66は、永久磁石70の側面に全面的に接触する。したがって、永久磁石式電動機100を組み立てた後では、マグネット・リテーナ60は、自身でもまた永久磁石70とも面接触となっている。
自動車等に多用される電動機の場合には扁平電動機となり、上記マグネット・リテーナ60の各部寸法は、永久磁石70の寸法からおおよそW=3mm程度、H=20mm前後となる。使用するSUS304鋼板の厚さtは、t=1mm前後である。また、成形後の第1の直線部62の隙間は1mm以下である。さらに、第3の直線部65の長さh3は、3mm程度、第2の直線部の長さh2は5mm程度である。
ところで、第3の直線部65と第2の円弧部68との接続部である折曲がり部(第3の円弧部)67で加工時に大きな局所応力が発生することが分かった。そこで、接続部の応力を低減するために、第3の直線部65に引き続く第3の円弧部67を形成した後、第2の円弧部68の曲率半径を第1の円弧部64の曲率半径よりも大きな値とした。さらに、第3の直線部65の長さh3を短くして第2の円弧部の横方向(図2(a)における横方向)の始まり位置を中心側に位置させ、第3の円弧部67に作用する応力を低減した。また、これによりばねとして作用する長さ、すなわち図2(a)における上下方向長さを長くすることもできた。
図3に、上記マグネット・リテーナ60の加工手順を示す。図2に示したマグネットリテーナ60を展開したときに必要な長さにSUS鋼板を切断し、マグネット・リテーナ60の素材60aを得る(図3(a))。このときの鋼板の厚さは、成形品の厚さと同じ厚さtである。
次に、素材60aの長手方向の両端部に、半径R1の曲げ加工を施し、第1の直線部62と第1の円弧部64を同時に形成した中間素材60bを得る(図3(b))。さらに、素材60bの中心位置を割り出し、この中心位置を挟んで左右等しい距離であって、互いの直線距離がh3となるところを第3の円弧部67とし、第3の円弧部67と第3の直線部65とを同時に形成し、中間素材60cを得る(図3(c))。
最後に、第3の円弧部67を一方の端とし、第1の円弧部64を他方の端とする区間において、第1の円弧部64の端から第2の直線部66の長さh2だけ差し引いた部分を、半径R2の円弧加工し、第2の直線部66と第2の円弧部68とを同時に加工し、マグネット・リテーナの成形品60dを得る。
上記加工においては、第3の直線部65は、加工中におけるマグネット・リテーナ素材60a〜60cの中心位置出し及びマグネット・リテーナ素材60a〜60cのハンドリングの基準位置として使用される。また第2の直線部66は、上述した永久磁石70への面での押圧のためとともに、この加工中におけるハンドリングの基準位置(図示しない治具との接触部)としても使用される。
次に、このように成形したマグネット・リテーナ60を、実際に永久磁石式電動機100に組み込む様子を、図4A及び図4Bを用いて説明する。図4Aは組み立て用の治具に永久磁石70及びマグネット・リテーナ60を組み込む様子を示している。
詳細を後述する永久磁石用治具90b、90cとほぼ外径が同径であって、内径が永久磁石70の内径よりも小さいマグネット・リテーナ用治具90aが、リング状に形成されている。そして、永久磁石70の内径及び外径とほぼ同径であって、幅がマグネット・リテーナ60の横方向長さ(図2(a)の横方向長さであって第1の直線部62同士が接している状態での長さ)とほぼ同じ幅の上下方向に貫通する孔92が、対称位置2箇所に形成されている。
図示しないピッキングマシーンがマグネット・リテーナ60をピッキングして、孔92の真上に位置決めし、矢印A3方向にマグネット・リテーナ60の第3の直線部65を下側に位置させて、マグネット・リテーナ60を孔92に押し込む(図4A(a))。
一方、永久磁石70は、フェライト製のリングの一部が欠けた4分割の構造で、各永久磁石パーツ70a〜70dはまだ着磁されていない。そして、2個ずつ、図4A(b)では永久磁石70aと永久磁石70b、永久磁石70cと永久磁石70dとが組み合わされている。永久磁石70aと永久磁石70cとの間、及び永久磁石70bと永久磁石70dとの間には、将来マグネット・リテーナ60が間挿されるだけの隙間が形成されている。
永久磁石70a〜70dを保持するために、2つ割れ形状の永久磁石用治具90b、90cが用意されている。永久磁石用治具90b、90cは、外径がマグネット・リテーナ用治具90aとほぼ同じであり、内径は永久磁石70a〜70dの外径とほぼ同じである。この永久磁石用治具90b、90cは、組み合わされると完全な円形であり、その上下方向高さは永久磁石70a〜70dの高さと同じかより高い。
図示しない組み立て用テーブル上に永久磁石用治具90b、90cを円形状態から離した状態に置き、永久磁石用治具90b、90cの2つ割れ位置と永久磁石パーツ70a〜70dの隙間の位置が同じ位置になるように、位置決めしたら永久磁石パーツ70a〜70dは上方から下方へ矢印A2で示されたように移動させ(図4A(b))、永久磁石用治具90b、90cは水平方向に矢印A1で示された方向に移動させて完全なリングとなるようにする(図4A(c))。
以上の工程により、図4B(a)〜図4B(c)に示すように、永久磁石70a〜70dは永久磁石用治具90b、90cに(図4B(a))、マグネット・リテーナ60はマグネットリテーナ用治具90aの孔92に保持される(図4B(b))。ここで、図4B(c)は、図4B(b)のB−B矢視断面図である。
次に、マグネット用治具90b、90cを下側に、マグネット・リテーナ用治具90aを上側にして積み重ねる。その際、マグネット用治具90b,90cとマグネット・リテーナ用治具90aの外径位置を合わせて中心を一致させるとともに、マグネット・リテーナ用治具90aに形成した孔92の周方向中心と、マグネット用治具90b、90cの合わせ面の周方向位置が合致するように位置決めする(図4B(d))。
孔92の真下に永久磁石パーツ70a〜70dの組み合わせの隙間が形成されているので、押し出し用工具94を用いて、マグネット・リテーナ用治具90aの孔92から、永久磁石用治具90b、90cに保持された永久磁石パーツ70aと永久磁石パーツ70dの間の隙間、及び永久磁石パーツ70bと永久磁石パーツ70dとの間の隙間に、マグネット・リテーナ60を矢印C1の方向に押し出す(図4B(e))。
永久磁石用治具90b、90cが形成するリングに、マグネット・リテーナ60が完全に移動したので、カップ型に形成したステータケース40の内周壁に永久磁石パーツ70a〜70dとマグネット・リテーナ60とを一緒に押し出し治具96を用いて、矢印C2方向に押し出す。ステータケースは、底面の中央部に軸受10を保持する軸受保持部44が、外周部に永久磁石70(70a〜70d)とマグネット・リテーナ60を保持する永久磁石保持部42が段付きで形成されており、永久磁石保持部42と軸受保持部44の間には電機子コイル逃げ部46が形成されている。永久磁石パーツ70a〜70dの押し出し時には、永久磁石保持部42とステータケース40の周壁部がガイドとなるので、押し出しと同時に位置決めもされる。加工及びロータ等の組み立てが済んだ後、外部から永久磁石70は着磁される。
本実施例によれば、簡単な加工工程で局所応力を低減した非磁性でかつばね鋼を使用しないマグネット・リテーナを得ることができる。また、形状が簡単なので、ハンドリング性にも優れており、組み立ての自動化率を向上できる。さらにスケールアップすれば、電動機容量の変化に容易に対応できる。また、必要な素材が単なる矩形状の板であるので、無駄な部分がなく、素材を有効に活用できる。
次に、マグネット・リテーナ60を、実際に永久磁石式電動機100に組み込む他の方法を、図4A及び図4Cを用いて説明する。永久磁石70a〜70dを永久磁石用治具90b、90cに、マグネット・リテーナ60をマグネット・リテーナ用治具90aに、図4Aに示した手順に従って保持する。次いで、マグネット・リテーナ60を保持したマグネット・リテーナ用治具90aを上記実施例と同様に、永久磁石用治具90b、90cの上に載置する。
その際、図4C(d)に示すように、永久磁石用治具90bと永久磁石用治具90cとを、水平方向に隙間を持って対向させる。この状態で永久磁石70aと永久磁石70c間および永久磁石70bと永久磁石70d間の隙間に、マグネット・リテーナ60を落とし込む。その後、永久磁石用治具90b、90cを矢印c3方向に移動させて、永久磁石用治具90b、90cの対向する面間を接触させる。このように一対の治具90b、90cを接触させて一体化した後、同図(f)に示すように、永久磁石70a〜70dとマグネット・リテーナ60とが一緒になったステータ部全体を、ステータケース40に矢印C2方向に押し込む。
本実施例においても、簡単な加工工程で局所応力を低減した非磁性でかつばね鋼を使用しないマグネット・リテーナを得ることができる。また、形状が簡単なので、ハンドリング性にも優れており、組み立ての自動化率を向上できる。さらにスケールアップすれば、電動機容量の変化に容易に対応できる。また、必要な素材が単なる矩形状の板であるので、無駄な部分がなく、素材を有効に活用できる。
上記各実施例においては、永久磁石用治具を2つ割れ形状とし、水平方向に移動させて磁石パーツを組み上げているが、永久磁石用治具をリング状の一体ものとして、磁石パーツを上下方向に移動させて組み上げるようにしてもよい。この場合、磁石の周方向及び半径方向位置決めの自動化の点で本実施例よりも劣るが、一連の動作でマグネット・リテーナを磁石間に押し込むことができるので、作業工程が簡素化される。
また、上記各実施例においては、マグネット・リテーナの材質をSUS304としているが、材質はこれに限るものではなく、ばね性のある(弾性に富む)材質であれば磁性材でもかまわない。ただし、非磁性材の方が磁束損失が少なく好ましい。さらに、上記実施例では、永久磁石を4分割形状とし、マグネット・リテーナを2個用いる場合について説明したが、永久磁石を2分割とし、マグネットリテーナを1個だけ用いる場合も同様に本発明を適用できる。
上記各実施例によれば、マグネット・リテーナが3種の直線部、すなわち第1の直線部及び第2の直線部、第3の直線部を有するので、永久磁石とマグネット・リテーナ間の接触及びマグネット・リテーナ自身での接触部がともに面接触となり、応力が緩和され、局所的な過大応力の発生を防止できる。また、3種の直線部を有することにより、加工時のハンドリング及び治具への密着度が増し、自動加工及び組み立て時の不具合の発生を抑制できる。
また、マグネット・リテーナが3種の円弧部、すなわち第1の円弧部および第2の円弧部、第3の円弧部を有するので、永久磁石を治具に組み込んだ後からステータケースに組み込むまでの各工程で、マグネット・リテーナに発生する応力集中を緩和でき、過大な局所応力の発生を防止できる。
10…回転軸、20、30…軸受、40…ステータケース(ケーシング)、42…永久磁石保持部、44…軸受保持部、46…電機子コイル逃げ部、48…エンドカバー、50…電機子、60…マグネット・リテーナ、60a〜60c…マグネット・リテーナ素材(中間の状態)、60d…マグネット・リテーナ(完成品)、62…第1の直線部、64…第1の円弧部、65…第3の直線部、66…第2の直線部、67…第3の円弧部、68…第2の円弧部、70…永久磁石、70a〜70d…永久磁石(パーツ)、80…ブッシング、82…リード線、90a…マグネット・リテーナ用治具(第1の治具)、90b、90c…永久磁石用治具(第2の治具)、92…マグネット・リテーナ保持用孔、94、96…押出し用工具、100…永久磁石式電動機、A1〜A3、C1、C2…移動方向、h1〜h3…直線部長さ、H…マグネット・リテーナの高さ、R1、R2…円弧部の局率半径、t…マグネット・リテーナの厚さ、W…マグネット・リテーナの幅。
ばね鋼から一般の鋼材への置き換えを進めた結果、ばね性が低下するのを回避するため、特許文献2では湾曲ばねにU字部とV字部を形成して、少なくとも2つの曲げ区域を形成している。この公報に記載の湾曲ばねでは、永久磁石への押圧部は接触であり、左右対称に形成されたばね部の中間部で左右のばねも接触しており、いずれも接触部で応力が過度に集中する。また、左右のばねの反開口側に角部が形成されており、この部分でも応力集中が発生する
上記各実施例によれば、マグネット・リテーナが3種の直線部、すなわち第1の直線部及び第2の直線部、第3の直線部を有するので、永久磁石とマグネット・リテーナ間の接触及びマグネット・リテーナ自身での接触部がともに面接触となり、応力が緩和され、局所的な過大応力の発生を防止できる。また、3種の直線部を有することにより、加工時のハンドリング及び治具への密着度が増し、自動加工及び組み立て時の不具合の発生を抑制できる。すなわち、面接触部がないと磁石間の隙間にばねを挿入する時に無理な力によりばねが変形するおそれもあるが、本実施例によればばねの面接触部を利用して組み立てているので、ばねを変形させることなく、形状を維持したまま組み立てることができる。

Claims (5)

  1. 電動機が有する複数の永久磁石間に配置され、この永久磁石を保持するマグネット・リテーナであって、矩形状の板材を折り曲げて実質的に対称形に形成され、前記矩形状の板材の両端部に第1の直線部を、この板材の中央部に第3の直線部を、前記第1の直線部と前記第3の直線部の中間部に第2の直線部をそれぞれ形成し、前記永久磁石間に保持した状態で前記第1の直線部同士が面接触し、前記第2の直線部が前記永久磁石に面接触することを特徴とするマグネット・リテーナ。
  2. 前記第1の直線部と第2の直線部間に第1の円弧部を、前記第2の直線部と第3の直線部間に第2及び第3の円弧部を形成し、前記第2の円弧部の曲率半径を前記第1及び第3の円弧部の曲率半径よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のマグネット・リテーナ。
  3. ステータに永久磁石を有する永久磁石式電動機において、前記ステータは周方向に2個または4個の永久磁石と、この永久磁石間に配置されるマグネット・リテーナとを有し、前記各永久磁石は周方向の一方の端面が前記マグネット・リテーナに接触し周方向の他方の端面が他の永久磁石に接触して配置されており、前記マグネット・リテーナは矩形状の板材を折り曲げて実質的に対称形に形成され、前記矩形状の板材の両端部に第1の直線部を、この板材の中央部に第3の直線部を、前記第1の直線部と前記第3の直線部の中間部に第2の直線部をそれぞれ形成されており、前記永久磁石間に保持した状態で前記第1の直線部同士が面接触し、前記第2の直線部が前記永久磁石に面接触することを特徴とマグネット・リテーナを有する永久磁石式電動機。
  4. 前記マグネット・リテーナは、前記第1の直線部と第2の直線部間に第1の円弧部を、前記第2の直線部と第3の直線部間に第2及び第3の円弧部が形成されており、前記第2の円弧部の曲率半径を前記第1及び第3の円弧部の曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のマグネット・リテーナを有する永久磁石式電動機。
  5. 請求項3に記載の電動機の組み立て方法であって、円周方向の1箇所または2箇所に貫通孔が設けられ円環状に形成された第1の治具と、円環を分割した形状に形成された第2の治具とを準備し、前記第1の治具の貫通孔に前記マグネット・リテーナを嵌挿し、前記第2の治具をそれぞれ水平面方向に離して配置した状態で複数の前記永久磁石をその内周面に保持し、その後第2の治具を水平方向に移動させて円環を形成し、前記マグネット・リテーナが保持された前記第1の治具の真下に複数の前記永久磁石が保持された前記第2の治具を配置し、前記第1の治具の前記貫通孔に嵌挿されたマグネット・リテーナを前記第2の治具内に配置された前記永久磁石間の隙間に移動させ、複数の前記永久磁石と前記マグネット・リテーナとが保持された前記第2の治具を電動機のケーシングの真上に配置し、複数の前記永久磁石と前記マグネット・リテーナとを前記ケーシングに移動させることを特徴とするマグネット・リテーナを有する永久磁石式電動機の組み立て方法。
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