<情報管理システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る情報管理システムの構成例を示す図である。
図1の情報管理システムは、写真シール作成装置1、携帯端末2、および管理サーバ3から構成される。携帯端末2は、写真シール作成装置1が提供するゲームを行い、シール紙を受け取る利用者が携帯している携帯電話機などの端末であり、管理サーバ3は、例えば写真シール作成装置1のメーカーが管理するサーバである。
写真シール作成装置1には、非接触型ICとの間で近接通信を行うリーダライタが設けられ、携帯端末2には非接触型ICが内蔵されている。図1の情報管理システムにおいて、写真シール作成装置1と携帯端末2の間の情報の送受信は、携帯端末2が写真シール作成装置1のリーダライタにかざされたときに、非接触型ICを用いた近接通信により行われる。写真シール作成装置1と管理サーバ3の間、携帯端末2と管理サーバ3の間の情報の送受信は、インターネットなどのネットワークを介して行われる。
管理サーバ3においては、携帯端末2の利用者による写真シール作成装置1の利用履歴に関する情報と、利用履歴に応じて提供される情報を管理サーバ3から取得する機能や写真シール作成装置1の会員証となる画面を表示する機能などの各種の機能を携帯端末2において実現可能なアプリケーションが管理されている。このアプリケーションは、携帯端末2を操作して管理サーバ3にアクセスし、写真シール作成装置1の会員登録を行う利用者に対して提供される。以下、適宜、携帯端末2の利用者に対して管理サーバ3から提供されるアプリケーションを会員証アプリケーションという。
携帯端末2の利用者は、管理サーバ3から提供された会員証アプリケーションを利用することによって、写真シール作成装置1の利用履歴に応じて管理サーバ3から提供されるサービスを受けたり、写真シール作成装置1の利用履歴に応じて発行されるポイントを用いてコンテンツを取得したりするなどの、写真シール作成装置1と連携した各種のサービスを受けることができる。写真シール作成装置1、管理サーバ3の管理者側としても、携帯端末ならではのサービスを提供して利用者の囲い込みを図ることによって、写真シール作成装置1のリピート率を向上させることが可能になる。図1の情報管理システムにおける一連の処理についてはフローチャートを参照して後述する。
<情報管理システムの各機器の構成>
[写真シール作成装置1]
図2は、写真シール作成装置1の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、撮影や編集等の作業を利用者にゲームとして行わせ、撮影画像や編集済み画像を提供する代わりに利用者より代金を受け取るゲーム機(画像提供装置)である。写真シール作成装置1はゲームセンタなどの店舗に設置される。利用者は1人であることもあるし、複数人であることもある。
写真シール作成装置1が提供する写真シール作成ゲームにおいて、利用者は、代金を投入し、自身が被写体となって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像の中から編集対象画像を選択し、編集対象画像に対して、背景や前景となるフレーム画像、手書きの線画やスタンプ画像を合成する編集機能を用いて編集を行うことにより、撮影画像を彩り豊かな画像にする。ゲーム終了後、利用者は、編集済み画像が印刷されたシール紙を受け取ることになる。
図2に示すように、写真シール作成装置1の筐体10は、主に、撮影ユニット12、編集ユニット13、天井ストロボユニット14、および背景カーテンユニット15から構成される。
撮影ユニット12は、利用者を被写体として撮影する機能を有するユニットである。撮影ユニット12の内部の撮影空間において撮影が行われる。撮影ユニット12は、大きく前方ユニット12Aと後方ユニット12Bに分けられる。
前方ユニット12Aは、撮影空間の前方側となるユニットであり、撮影に関する処理を行ったり、利用者による操作を受け付けたりする。前方ユニット12Aの側面には、外付けモニタ16、スピーカ17、タッチペン18a,18bが設けられる。外付けモニタ16の下方には硬貨投入口55と非接触型ICリーダライタ19が設けられる。後方ユニット12Bは撮影空間の後方側となる壁状のユニットである。
編集ユニット13は、利用者が撮影画像に対して編集等を行うための構成が設けられるユニットである。2組の利用者が同時に編集作業を行うことができるように、編集等を行うための構成が編集ユニット13の2つの面のそれぞれに設けられる。写真シール作成装置1は、ある利用者に写真シール作成ゲームを行わせることと、他の利用者に写真シール作成ゲームを行わせることを並列的に実行することができる。
撮影空間の上方に設けられる天井ストロボユニット14は、撮影タイミングに合わせて撮影空間内に向けてフラッシュを発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット14の内部には蛍光灯が配置されており、撮影空間の照明としても機能する。
後方ユニット12Bの上部には、背景に利用する可動式のカーテン(背景カーテン)が収納された背景カーテンユニット15が設けられている。背景カーテンユニット15には、色または柄の異なる巻き取り式のカーテンが複数収納されている。背景カーテンユニット15は、前方ユニット12Aに設けられたカメラやストロボ等の撮影機能と連動して動作し、撮影の際に、例えば利用者により選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
前方ユニット12Aの側面に設けられる外付けモニタ16は、撮影空間で撮影が行われている場合に、次に撮影空間を利用するために撮影空間の外で待機している利用者や、写真シール作成装置1の傍を通りかかった人に対して、ゲームの進行状況を示す映像を表示したり、ゲームの流れや遊び方等を案内する映像(デモンストレーション)を表示したり、写真シール作成装置1が設置されている店舗や地域の広告等を表示したりする。外付けモニタ16はタブレット内蔵モニタであり、事前接客処理に関する画面を表示し、利用者による選択操作を受け付ける。
スピーカ17は、外付けモニタ16の表示に合わせた音声を出力する。
タッチペン18a,18bは事前接客作業を行う利用者により用いられる。利用者は、タッチペン18(タッチペン18a,18b)によって外付けモニタ16をタップしたり、外付けモニタ16上を移動させたりすることにより、各種の項目を選択することができる。タッチペンを2本用意しておくことにより、事前接客作業における選択操作を2人の利用者が同時に行うことが可能になる。
非接触型ICリーダライタ19は、利用者により携帯端末2がかざされ、携帯端末2に内蔵されている非接触型ICが通信範囲内にある場合、非接触型ICとの間で近接通信を行い、非接触型ICに記憶されている情報を読み出したり、非接触型ICに情報を書き込んだりする。
図3は、写真シール作成装置1を別の角度から見た斜視図である。
編集ユニット13は、前方ユニット12Aの、後方ユニット12B側の面(撮影空間側の面)と反対の面に隣接して設置される。編集ユニット13の2つの側面には、利用者が撮影画像に対する編集等を行うための第1編集インタフェース13Aと第2編集インタフェース13Bがそれぞれ設けられる。
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について図4を参照して説明する。図4は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
外付けモニタ16の前方の空間である事前接客空間31において硬貨投入口55に代金を投入した利用者(利用者A)は、外付けモニタ16に表示される画面に従って各種の設定をタッチペン18を用いて行う。事前接客空間31においては、例えば、画像を管理サーバ3に送信する機能である携帯送信の機能を利用するか否かの選択が事前接客作業として行われる。
携帯送信は、写真シール作成装置1を用いて得られた画像を管理サーバ3に送信する機能である。撮影画像の編集が終了したとき、編集ユニット13のタブレット内蔵モニタ62には編集済みの画像などが表示され、その中から、管理サーバ3に送信し、保存しておく画像が選択される。選択された画像は、携帯送信用画像として、利用者により入力されたメールアドレスとともに管理サーバ3に送信され、管理サーバ3が有する記憶媒体に保存(記憶)される。保存先を表すURLを含む電子メールが管理サーバ3から携帯端末2に送信され、利用者が携帯端末2を操作して電子メールに含まれるURLに対するアクセスを指示したとき、URLに基づいてアクセスが行われ、携帯送信用画像が携帯端末2のディスプレイに表示される。
事前接客作業を終えた利用者は、前方ユニット12Aと後方ユニット12Bの間に形成された撮影空間32に入り、前方ユニット12Aに設けられたカメラやモニタを利用して撮影作業を行う(利用者B)。
撮影作業を終えた利用者は、撮影画像の中から編集対象画像を選択し、選択した後に例えば前方ユニット12Aのモニタに表示される移動案内に従って、撮影空間32から、編集作業を行う編集空間に移動する。
編集ユニット13の、前方ユニット12Aから見て右側(第1編集インタフェース13Aの前方)に第1編集空間33Aが形成され、左側(第2編集インタフェース13Bの前方)に第2編集空間33Bが形成される。以下、適宜、第1編集空間33Aと第2編集空間33Bを区別する必要が無い場合、まとめて編集空間33という。
撮影空間32の利用者(利用者B)は、撮影作業を終えたとき、2つの編集空間のうち、空いている方に案内される。第1編集空間33Aまたは第2編集空間33Bに移動した利用者は、編集作業を開始する。第1編集空間33Aの利用者である利用者Cと、第2編集空間33Bの利用者である利用者C'は同時に編集作業を行うことができる。
編集作業を終えた利用者は、次に、分割数の設定などの印刷設定作業を編集空間33において行う。印刷設定作業が終了した後、印刷が開始される。画像の印刷中、利用者は、携帯送信の機能を利用することを事前接客作業時に選択している場合、管理サーバ3に保存しておく画像を編集済み画像の中から選択したり、ミニゲームを行ったりする。印刷が終了した場合、利用者は印刷物受取領域34に移動してシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終える。
次に、各ユニットの構成について説明する。
図5は、前方ユニット12Aの構成例を示す図である。図5の正面12A−1は、撮影空間32で撮影作業を行う利用者にとって前方に位置する面である。
正面12A−1のほぼ中央には、撮影空間32内の被写体を撮影するカメラ51が設けられており、カメラ51の下にタッチパネルモニタ52が設けられている。
正面12A−1には、カメラ51による撮影タイミングに合わせて発光する照明装置53−1乃至53−8が設置されている他、撮影作業を行っている利用者が手荷物等を置くための荷物置き場54−1および54−2が、タッチパネルモニタ52の下にある照明装置53−7を挟んで左右に設けられている。正面12A−1の例えば天井付近には、写真シール作成ゲームの撮影作業における案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音声を出力するスピーカも設けられる。
カメラ51は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、撮影空間32にいる利用者を撮影する。カメラ51により取り込まれた取り込み画像は、一部が切り出されたり、背景等の画像が合成されたりして、タッチパネルモニタ52にリアルタイムで表示される。利用者により撮影が指示されたときなどのタイミングでカメラ51により取り込まれた画像は撮影画像(静止画像)として保存される。
タッチパネルモニタ52は、LCD(Liquid Crystal Display)などのライブビューモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ52は、カメラ51により取り込まれた取り込み画像に背景や前景等の画像を合成した合成画像(動画像)を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示するとともに、画面上に重畳されたタッチパネルにより利用者の選択操作を受け付ける機能とを備えている。
図6は、編集ユニット13の、撮影ユニット12側から見て右側面の構成例(第1編集空間33A側の構成例)を示す図である。
第1編集インタフェース13Aには、タブレット内蔵モニタ62、タッチペン63−1,63−2、およびスピーカ64が設けられる。これらの上方には照明装置61も設けられる。
タブレット内蔵モニタ62は、タッチペン63−1または63−2を用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどの表示デバイス上に重畳されることによって構成される。タブレット内蔵モニタ62には、例えば、編集対象画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン63−1は一方の利用者により用いられ、タッチペン63−2は他方の利用者により用いられる。以下、適宜、タッチペン63−1とタッチペン63−2をまとめてタッチペン63という。
スピーカ64は、案内音声、効果音、BGMなどの編集作業に関する音声を出力する。なお、第2編集空間33B側の編集ユニット13の構成も、図6に示す第1編集空間33A側の構成と基本的に同様の構成である。
図7は、編集ユニット13の、写真シール排出部13Cの構成例を示す図である。
写真シール排出部13Cには写真シール排出口71が設けられる。写真シール排出口71には、第1編集空間33Aの利用者が編集作業を行って得られた画像が印刷されたシール紙と、第2編集空間33Bの利用者が編集作業を行って得られた画像が印刷されたシール紙が排出される。編集ユニット13の内部にはプリンタが設けられており、編集作業により得られた画像の印刷がそのプリンタにより行われる。
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図8は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
制御部101は、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部101には、記憶部102、通信部103、ドライブ104、ROM(Read Only Memory)106、RAM(Random Access Memory)107、事前接客部111、撮影部112、編集部113、プリンタ114が接続される。
記憶部102は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部101から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部102に記憶されている情報は制御部101により適宜読み出される。
通信部103はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部101による制御に従って、管理サーバ3などの外部の装置と通信を行う。
ドライブ104には、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)や半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア105が適宜装着される。ドライブ104によりリムーバブルメディア105から読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部101に供給され、記憶部102に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM106には、制御部101において実行されるプログラムやデータが記憶されている。RAM107は、制御部101が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
事前接客部111は、事前接客作業を利用者に行わせるための処理である事前接客処理を行うブロックであり、外付けモニタ16、スピーカ17、タッチペン18、非接触型ICリーダライタ19、および硬貨処理部121から構成される。
外付けモニタ16は、制御部101による制御に従って、写真シール作成ゲームの流れや遊び方等を案内する映像などを表示する。また、外付けモニタ16は、代金が投入された後、携帯送信の機能を利用するか否かの選択画面、携帯端末2を非接触型ICリーダライタ19にかざすことを利用者に要求するメッセージを含む画面などを表示する。外付けモニタ16に対して入力された利用者の操作の内容を表す信号は制御部101に供給される。
硬貨処理部121は、硬貨投入口55に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部121は、硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部101に出力する。
撮影部112は、撮影作業を利用者に行わせるための処理である撮影処理を行うブロックであり、背景カーテンユニット15、照明制御部122、カメラ51、タッチパネルモニタ52、およびスピーカ124から構成される。
背景カーテンユニット15は、制御部101より供給される背景制御信号に基づいて背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景の選択は利用者が手動で行うようにしてもよい。背景カーテンについて、複数のカーテンを1枚のクロマキー用のカーテンとして昇降式カーテンとしてもよく、また、クロマキー用のカーテンを予め撮影空間の背面に張り付けるとともに、合成用の背景画像を複数種類用意し、編集処理において利用者が所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
照明制御部122は、制御部101より供給される照明制御信号に基づいて、照明装置53−1乃至53−8を点灯したり、消灯したりする。
カメラ51は、制御部101による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像データを制御部101に出力する。撮影処理においては、撮影が複数回行われ、複数の撮影画像の中から選択された所定の数の画像が編集対象画像として記憶部102に保存される。
編集部113は、編集作業を利用者に行わせるための処理である編集処理を行うブロックであり、第1編集インタフェース13Aに対応する第1編集部113Aと、第2編集インタフェース13Bに対応する第2編集部113Bよりなる。ここでは第1編集部113Aの構成について説明するが、第2編集部113Bも第1編集部113Aと同一の構成を有する。
第1編集部113Aは、タブレット内蔵モニタ62、タッチペン63−1,63−2、およびスピーカ64から構成される。
タブレット内蔵モニタ62は編集用モニタ141とタブレット142により構成され、制御部101による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を検出する。利用者の操作の内容を表す信号は制御部101に供給され、編集対象画像の編集が行われる。編集画面には、記憶部102に保存されていた編集対象画像のサムネイル画像が表示され、サムネイル画像をタップすることによって選択された1枚の編集対象画像がサムネイル画像より大きなサイズで表示される。利用者は、拡大して表示させる編集対象画像を適宜切り替え、拡大表示された編集対象画像に対して、編集画面に表示されるペンツールを使って手書きの文字を入力したり、スタンプツールを使ってハート柄などの画像を入力したりすることができる。
プリンタ114は、編集処理によって得られた編集済み画像をシール紙162に印刷し、写真シール排出口71に排出する。
図9は、制御部101の機能構成例を示すブロック図である。図9に示す構成は、制御部101が所定のプログラムを実行することによって実現される。制御部101においては、事前接客処理部201、撮影処理部202、編集処理部203、印刷処理部204、および事後接客処理部205が実現される。
事前接客処理部201は、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金(硬貨)に関する処理や、撮影前設定などに関する処理である事前接客処理を行う。撮影処理部202は、利用者を撮影する処理である撮影処理を行う。編集処理部203は、撮影画像に対する編集等の編集処理を行う。印刷処理部204は、編集処理によって得られた画像をシール紙に印刷する印刷処理を行う。事後接客処理部205は、編集作業を終えて印刷が終わるのを待っている利用者に対してミニゲームなどを提供する事後接客処理を行う。
[管理サーバ3]
図10は、管理サーバ3の構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)211、ROM212、RAM213は、バス214により相互に接続される。
バス214には、さらに、入出力インタフェース215が接続される。入出力インタフェース215には、キーボード、マウスなどよりなる入力部216、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部217が接続される。また、入出力インタフェース215には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成され、各種の情報を記憶する記憶部218、ネットワークインタフェースなどより構成され、写真シール作成装置1や携帯端末2と通信を行う通信部219、リムーバブルメディア221を駆動するドライブ220が接続される。
図11は、記憶部218に記憶される情報の例を示す図である。
図11に示すように、記憶部218には、会員登録を行った利用者(会員)に関する情報である会員情報と、会員である利用者による写真シール作成装置の利用履歴に関する情報である履歴情報が携帯端末IDと紐付けて記憶される。携帯端末IDは、会員である利用者が有する携帯端末の識別情報である。
会員情報は、会員の識別情報である会員ID、携帯端末のメールアドレス、携帯端末の利用者のニックネーム、生年月日、性別、住んでいる地域の情報が含まれる。利用者のニックネーム、生年月日、性別、住んでいる地域の情報は、利用者により例えば携帯端末から登録される。
履歴情報は、携帯端末の利用者が利用した写真シール作成装置の識別情報である筐体ID、利用した年月日、クーポン、累積ポイントの情報が含まれる。クーポンは、写真シール作成装置が提供するゲームを無料で利用できるクーポンなどである。
ポイントには、機種に関わらず、ある店舗に設置されている写真シール作成装置を利用する毎に発行されるポイントである来店ポイントと、特定の機種の写真シール作成装置を利用する毎に発行されるポイントであるゲームポイントのうちの少なくともいずれかが含まれる。例えば、携帯端末2の利用者がある店舗に設置されている写真シール作成装置を利用した場合、その店舗で写真シール作成装置を利用したことに応じて、その店舗の来店ポイントが加算される。また、写真シール作成装置を利用したことに応じて、その写真シール作成装置の機種のゲームポイントが加算される。1回利用する毎に2ポイントなどのポイントの加算条件は、例えば写真シール作成装置の設置店舗の管理者により登録される。
記憶部218には、会員情報と履歴情報の他に、写真シール作成装置から送信されてきた携帯送信用画像、店舗情報、会員証アプリケーション、管理サーバ3が管理する各種のサイトの情報などが記憶される。店舗情報は、写真シール作成装置の設置店舗の管理者により登録される情報であり、例えば、店舗の名称と、店舗に設置された写真シール作成装置の筐体IDとを対応付けた情報である。写真シール作成装置から筐体IDが送信されてきた場合、管理サーバ3においては、店舗情報に基づいて、その写真シール作成装置が設置されている店舗の名称などを特定することが可能になる。特定された店舗の名称は、例えば、携帯端末2において写真シール作成装置の利用履歴を表示するために用いられる。
図12は、管理サーバ3の機能構成例を示すブロック図である。図12に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図10のCPU211により所定のプログラムが実行されることによって実現される。管理サーバ3においては、携帯送信用画像管理部231、情報管理部232、およびサービス提供部233が実現される。
携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像を取得し、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、携帯送信用画像に保存先となるURLを割り当て、記憶部218に携帯送信用画像を記憶させる。携帯送信用画像管理部231は、通信部219を制御し、保存先URLを含む電子メールを携帯端末2に送信する。
情報管理部232は、図11に示すような情報を含む会員情報と履歴情報を記憶部218に記憶させ、携帯端末IDと紐付けて管理する。サービス提供部233は、各種のサイトを管理し、サイトにアクセスしてきた携帯端末2に対して各種のサービスを提供する。写真シール作成装置1との通信、および携帯端末2との通信は、それぞれ、携帯送信用画像管理部231、情報管理部232、サービス提供部233により通信部219が制御されることによって行われる。
[携帯端末2]
図13は、携帯端末2の構成例を示すブロック図である。
携帯端末2は、制御部241、アンテナ242、通信部243、記憶部244、表示部245、非接触型IC246、および操作部247から構成される。
制御部241は、CPU,ROM,RAMなどよりなり、所定のプログラムを実行し、携帯端末2の全体の動作を制御する。例えば、制御部241は、通信部243を制御して管理サーバ3と通信を行い、非接触型IC246を制御して写真シール作成装置1と通信を行う。
通信部243は、基地局から送信された電波が受信されることに応じてアンテナ242から供給された信号の復調処理を行い、復調処理を行うことによって得られた情報を制御部241に出力する。また、通信部243は、制御部241から供給された情報に対して変調処理を施し、得られた信号をアンテナ242から送信する。
記憶部244はフラッシュメモリなどよりなり、携帯端末ID、メールアドレス、管理サーバ3からダウンロードされ、制御部241から供給された会員証アプリケーションなどの各種の情報を記憶する。
表示部245はLCDなどよりなり、各種の情報を表示する。例えば表示部245には、管理サーバ3から送信され、通信部243において受信された携帯送信用画像が表示される。
非接触型IC246は、写真シール作成装置1の非接触型ICリーダライタ19との通信可能範囲にあるとき、非接触型ICリーダライタ19と近接通信を行う。非接触型IC246は、記憶部244から読み出され、制御部241から供給された携帯端末IDとメールアドレスを非接触型ICリーダライタ19に読み出させ、送信する。
操作部247は各種のボタンや表示部245に重ねて設けられたタッチパネルより構成され、利用者の操作の内容を表す信号を制御部241に出力する。
<情報管理システムの動作>
[会員証アプリケーションのダウンロード]
ここで、図14および図15のフローチャートを参照して、会員証アプリケーションを携帯端末2に提供し、会員登録を行わせるまでの一連の処理について説明する。
ゲームの開始前、写真シール作成装置1の外付けモニタ16には、代金の投入を促すメッセージと、無料プレイ券を使って写真シール作成装置1の利用を開始するときに操作されるボタンである無料プレイ券利用ボタンが表示される。写真シール作成装置1の利用を開始する方法としては、所定の代金を支払う方法と、無料プレイ券利用ボタンを押し、後述するようにして無料プレイ券を使う方法とがある。図14および図15の処理は、写真シール作成装置1を使ってゲームを行おうとしている携帯端末2の利用者により所定の代金が投入されたときに開始される。
硬貨が投入されたことが硬貨処理部121により検出された場合、ステップS1において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、「携帯をかざしてね」などのメッセージを含む画面を外付けモニタ16に表示し、携帯端末認証操作を利用者に要求する。携帯端末認証操作は、携帯端末2を非接触型ICリーダライタ19にかざす(近接させる)ことである。
携帯端末2が非接触型ICリーダライタ19にかざされたとき、ステップS41において、携帯端末2の非接触型IC246は利用者情報を近接通信によって送信する。利用者情報には、記憶部244から読み出され、非接触型IC246に供給された携帯端末ID、メールアドレスが含まれる。
携帯端末2のメールアドレスが非接触型IC246を使った近接通信によって送信されるようにすることにより、利用者はメールアドレスの入力の手間を省くことができる。外付けモニタ16に入力画面を表示し、手動で入力させるようにしてもよい。
携帯端末2の利用者が非接触型IC246の機能を使って買い物をしたり、交通機関の運賃の支払いをしたりするなどして、非接触型ICを利用したサービスの識別情報が記憶部244に記憶されている場合、サービスの識別情報が携帯端末ID、メールアドレスとともに送信されるようにしてもよい。
ステップS2において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、携帯端末2から送信されてきた情報を、非接触型ICリーダライタ19を制御して受信する。
ステップS3において、事前接客処理部201は、携帯端末2から送信されてきた利用者情報を、写真シール作成装置1自身の識別情報である筐体IDとともに管理サーバ3に送信する。筐体IDは、例えば携帯端末2の利用者による写真シール作成装置の利用履歴を管理するために用いられる。
ステップS21において、管理サーバ3の情報管理部232は、写真シール作成装置1から送信されてきた情報を受信する。
ステップS22において、情報管理部232は、記憶部218に記憶されている情報を参照し、携帯端末2の利用者の会員登録の有無を利用者情報に含まれる携帯端末IDに基づいて判定する。ここでは、利用者情報に含まれる携帯端末IDに紐付けて記憶されている会員情報がないため、写真シール作成装置1の利用を開始した利用者が会員登録をしていない利用者であると判断される。
ステップS23において、情報管理部232は、条件に応じたポイントを加算し、利用者の累積ポイントを更新する。
一方、ステップS4において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択される。事前接客処理が終了したとき、事前接客処理部201は、所定の画面を外付けモニタ16に表示するなどして撮影空間32への移動を案内する。
ステップS5において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影を所定の回数繰り返し行う。撮影処理部202は、撮影処理によって得られた撮影画像をタッチパネルモニタ52に表示し、その中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。撮影処理が終了したとき、撮影処理部202は、所定の画面をタッチパネルモニタ52に表示するなどして編集空間33への移動を案内する。
ステップS6において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。編集処理により、上述したように、編集対象画像に対して、手書きの文字や模様、あらかじめ用意されているハート柄などの画像が入力される。また、編集処理部203は、編集対象画像をサーバ送信用画像とし、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。編集処理部203は、サーバ送信用画像IDとサーバ送信用画像を管理サーバ3に送信する。
ステップS7において、編集処理部203は、編集対象画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS8において、編集処理部203は、携帯送信用画像として選択された画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS9において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS10において写真シール排出口71に排出する。
このように、携帯端末2の利用者は、携帯端末2を非接触型ICリーダライタ19にかざした後は、撮影処理、撮影処理によって得られた画像である撮影画像の編集処理、編集処理によって得られた画像の印刷処理等を行い、印刷処理によって画像が印刷されたシール紙162を受け取り、一連のゲームを終了することになる。
一方、ステップS24において、管理サーバ3の携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像とサーバ送信用画像IDを受信する。ステップS25において、携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS26において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を記憶部218に記憶させる。
ステップS27において、携帯送信用画像管理部231は、保存先URLと、会員証アプリケーションのダウンロード(DL)が可能なサイトであるダウンロードサイトのURLを含む電子メールを、利用者情報に含めて写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
ステップS42において、携帯端末2の制御部241は、管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信する。
ステップS43において、制御部241は、電子メールの内容を確認した利用者により会員証アプリケーションのダウンロードサイトへのアクセスが指示された場合、受信したURLに基づいてアクセスを行い、ダウンロードサイトの画面を表示部245に表示させる。
図16は、ダウンロードサイトの画面の例を示す図である。ダウンロードサイトの画面の中央には会員証アプリケーションの機能の説明が表示されており、その下に、ダウンロードをいますぐ開始するときに操作されるダウンロードボタン301が表示される。ダウンロードボタン301の下には、ダウンロードを後で行うときに操作されるボタン302が表示される。
ダウンロードボタン301が押されたとき、ステップS44において、制御部241は、会員証アプリケーションのダウンロードを管理サーバ3に要求する。
ステップS28において、管理サーバ3のサービス提供部233は、携帯端末2からの要求を受信する。ステップS29において、サービス提供部233は、会員証アプリケーションを記憶部218から読み出し、携帯端末2に送信する。
ステップS45において、携帯端末2の制御部241は、管理サーバ3から送信されてきた会員証アプリケーションを受信する。
ステップS46において、制御部241は、受信した会員証アプリケーションをインストールして起動させる。会員証アプリケーションは例えば常駐のアプリケーションであり、利用者が操作している間もバックグラウンドで管理サーバ3と適宜通信を行い、情報の送受信を行う。
ステップS47において、制御部241は、会員証アプリケーションの機能によって会員登録画面を表示部245に表示させる。
図17は、会員登録画面の例を示す図である。会員登録画面の上方には、会員登録を行うことのメリットの説明が表示されており、その下に、ニックネームの入力欄、生年月日の入力欄、性別の選択ボタン、利用者が住んでいる地域の選択欄が表示される。地域の選択欄の下には、登録情報を送信するときに操作される登録ボタン311が表示される。利用者は、操作部247を操作してニックネームなどの登録情報を入力する。
登録情報が入力され、登録ボタン311が操作されたとき、ステップS48において、制御部241は、利用者により入力された登録情報を管理サーバ3に送信する。また、制御部241は、登録情報を操作部247に記憶させ、属性情報として管理する。
ステップS30において、管理サーバ3の情報管理部232は、携帯端末2から送信されてきた登録情報を受信する。
ステップS31において、情報管理部232は、ステップS23において更新した累積ポイントの情報を携帯端末2に送信し、ステップS32において、記憶部218に記憶されている情報を更新する。
例えば、情報管理部232は、携帯端末2の利用者に会員IDを割り当て、会員IDと、登録情報として携帯端末2から送信されてきたニックネーム、生年月日、性別、地域の情報と、写真シール作成装置1経由で送信されてきた携帯端末2のメールアドレスとを含む会員情報を生成する。また、情報管理部232は、ステップS23において更新した累積ポイントと、写真シール作成装置1から送信されてきた筐体IDと、年月日の情報とを含む履歴情報を生成する。年月日は、例えば利用者情報が写真シール作成装置1から送信されてきた日にちを表す。情報管理部232は、生成した会員情報と履歴情報を、写真シール作成装置1経由で送信されてきた携帯端末2の携帯端末IDと紐付けて記憶部218に記憶させる。携帯端末2の利用者に割り当てられた会員ID、更新後の履歴情報などは、所定のタイミングで携帯端末2に提供され、会員証画面の表示などに用いられる。
ステップS49において、携帯端末2の制御部241は、管理サーバ3から送信されてきた累積ポイントの情報を受信し、ステップS50において、受信した情報を記憶部244に記憶させるなどして、累積ポイントを携帯端末2においても内部的に管理する。
ステップS51において、制御部241は、会員証アプリケーションの機能によってブラウザと連携し、管理サーバ3が管理する会員証サイトにアクセスしてトップページを表示する。
ステップS52において、制御部241は、会員証サイトのトップページに対する利用者の操作に応じて所定の機能を利用するための処理を行う。
図18は、会員証サイトのトップページの例を示す図である。会員証サイトのトップページには利用可能な機能の一覧が表示される。図18の例においては、各機能を表す「NEWS」、「画像をゲット」、「ポイントでゲット」、「クーポンチケット」、「おすすめ情報」、「会員証」、「プリでダイエット」、「○○さんのコトバ」の文字が表示されている。利用者は、操作部247を操作して文字を選択し、機能を利用することができる。
「NEWS」は、可愛らしく撮影できる方法、おすすめの撮影用や編集用の合成用画像の紹介などの、写真シール作成装置に関する情報を表示させる機能である。「NEWS」が選択されたとき、表示部245にはそれらの情報が表示される。
「画像をゲット」は、携帯送信用画像として管理サーバ3に保存しておいた画像を閲覧・ダウンロードする機能である。「画像をゲット」が選択されたとき、制御部241は、管理サーバ3により通知された保存先URLに対してアクセスを行い、保存先URLにより特定される保存場所に記憶されている携帯送信用画像を受信して表示する。また、制御部241は、利用者による操作に応じて携帯送信用画像をダウンロードし、記憶部244に記憶させる。
「ポイントでゲット」は、ポイントを使ってデジタルコンテンツをダウンロードする機能である。「ポイントでゲット」が選択されたとき、制御部241は、例えば管理サーバ3が管理する専用サイトにアクセスし、デジタルコンテンツの交換画面を表示部245に表示させる。
図19は、デジタルコンテンツの交換画面の例を示す図である。交換画面の上方には、携帯端末2の携帯端末IDと紐付けて記憶されている履歴情報に基づいて現在の累積ポイントが表示される。累積ポイントの下には、ダウンロード可能なコンテンツとして、「着うたフル」(商標)、「着せ替え」、「着うた」(商標)、「キャラデコメ」、「キャラ待ち画」、「メール着信音」、「プリ待ち画」が表示され、コンテンツ毎に、コンテンツをダウンロードするのに必要なポイントが表示されている。現在の累積ポイントを使ってダウンロードが可能なコンテンツにはそのことを表す下線が表示される。ポイントと交換するコンテンツが選択されたとき、ダウンロードサイトの画面が表示される。
「着うたフル」は1曲全体の楽曲であり、「着せ替え」は携帯端末の待受画面に表示される電波や充電のマークのコンテンツである。「着うた」はワンフレーズの楽曲であり、「キャラデコメ」は電子メールで使うキャラクタのデコレーション素材である。「キャラ待ち画」はキャラクタの待受画像であり、「メール着信音」はメール着信音である。「プリ待ち画」は、写真シール作成装置を使って作成した撮影画像もしくは編集画像である(無料で提供される画像以外)。
図18の会員証サイトのトップページに表示される「クーポンチケット」は、クーポン提供サイトにアクセスし、携帯端末2の画面に表示させることによって利用可能なクーポンの提供を受ける機能である。「クーポンチケット」が選択されたとき、表示部245にはクーポンサイトの画面が表示される。
「おすすめ情報」は、女子高生など利用者の主流層がよく使用するサイトのリンク集を表示させる機能である。「おすすめ情報」が選択されたとき、表示部245にはリンク先の情報が表示される。
「会員証」は、会員証画面を表示させる機能である。「会員証」が選択されたとき、制御部241は、会員証アプリケーションの機能によって会員証画面を表示部245に表示させる。
図20は、会員証画面の例を示す図である。会員証画面には、所定の桁数の数字やアルファベットなどよりなる会員ID、ニックネーム、累積ポイントが表示される。累積ポイントの左下には「click」の文字が付されたボタン321が表示され、ボタン321の右側には「ポイントでプレゼントをもらう」の文字が表示される。ボタン321が操作されたとき、または、「ポイントでプレゼントをもらう」の文字が選択されたとき、専用サイトへのアクセスが行われ、表示部245には図19の交換画面が表示される。
「ポイントでプレゼントをもらう」の文字の下には写真シール作成装置の利用履歴が表示される。利用履歴は、写真シール作成装置を利用した年月日、店舗名の一覧からなる。会員証画面に表示されるこれらの情報は、管理サーバ3から送信されてきた情報に基づいて表示される。例えば、利用履歴に含まれる店舗名は、管理サーバ3において管理されている店舗情報と、利用者が利用した写真シール作成装置から送信されてきた筐体IDに基づいて管理サーバ3により特定される。
図18の「プリでダイエット」は、ダイエットの記録を管理する機能であり、「○○さんのコトバ」は、女子高生など利用者の主流層に人気がある有名人がオシャレや美についてコメントするサイトの画面を表示する機能である。
以上の処理により、携帯端末2の利用者は、写真シール作成装置1を利用した後に電子メールで通知されるURLを選択するだけで、会員証アプリケーションをダウンロードし、インストールすることができる。また、会員証アプリケーションの機能によって、利用履歴を確認したり、写真シール作成装置1の利用回数に応じて発行されるポイントを使ってコンテンツをダウンロードしたりして、写真シール作成装置1と携帯端末2を連携させて実現されるサービスを利用することができる。なお、携帯端末2の利用者は、写真シール作成装置1によるゲームの終了後、図18の会員証サイトのトップページを所定のタイミングで表示させ、各種の機能を利用することが可能である。
管理サーバ3の管理者側としても、写真シール作成装置1の利用者の登録情報を利用し、利用者の属性と店舗情報に基づいて属性ごとの売れ筋の写真シール装置を把握することが可能となり、様々なサービスに利用することができる。
[無料プレイ券の提供]
次に、図21のフローチャートを参照して、写真シール作成装置1を無料でプレイできる無料プレイ券を提供する一連の処理について説明する。図14と図15を参照して説明した処理によって、携帯端末2には会員証アプリケーションがインストールされているものとする。上述した説明と重複する説明については適宜省略する。
硬貨が投入されたことが検出された場合、ステップS61において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は携帯端末認証操作を利用者に要求する。
携帯端末2が非接触型ICリーダライタ19にかざされたとき、ステップS101において、携帯端末2の非接触型IC246は、携帯端末ID、メールアドレスを含む利用者情報を近接通信によって送信する。
ステップS62において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、携帯端末2から送信されてきた情報を非接触型ICリーダライタ19を制御して受信し、ステップ63において、受信した利用者情報を筐体IDなどとともに管理サーバ3に送信する。
ステップS81において、管理サーバ3の情報管理部232は、写真シール作成装置1から送信されてきた情報を受信する。
ステップS82において、情報管理部232は、利用者情報に含まれる携帯端末IDに基づいて、携帯端末2の利用者の会員登録の有無を判定する。ここでは、会員証アプリケーションのダウンロード時に会員登録が行われているから、利用者情報に含まれる携帯端末IDに紐付けて会員情報が記憶されていることが検出され、写真シール作成装置1の利用を開始した利用者が会員登録済みの利用者であると判断される。
ステップS83において、情報管理部232は、条件に応じたポイントを加算し、利用者の累積ポイントを更新する。情報管理部232は、適宜、履歴情報の更新も行う。
ステップS84において、情報管理部232は、更新後の累積ポイントが一定のポイントに達しているか否かを判定する。例えば、指定日から1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月等の指定期間内に同一店舗で写真シール作成装置を指定回数以上利用している場合に、更新後のポイントの累積値が一定のポイントに達していると判定される。
累積ポイントが一定のポイントに達しているとステップS84において判定した場合、ステップS85に進み、情報管理部232は、無料プレイ券を提供したことを表す情報を記憶する。携帯端末2の携帯端末IDと紐付けて記憶部218に記憶されている履歴情報には、無料プレイ券が提供されたことを表す情報が登録される。なお、無料プレイ券を提供するか否かが、店舗毎に選択することができるようにしてもよい。
ステップS86において、情報管理部232は、所定の情報を送信し、無料プレイ券を提供することを携帯端末2に通知する。一定のポイントに達していないとステップS84において判定された場合、ステップS85,S86の処理はスキップされる。
ステップS102において、携帯端末2の制御部241は、管理サーバ3から送信されてきた情報を受信し、ステップS103において、会員証サイトにアクセスし、無料プレイ券が提供されたことの通知を含むトップページを表示部245に表示する。
図22は、無料プレイ券が提供されたことの通知を含む会員証サイトのトップページの例を示す図である。図22のトップページには、プレゼントとして所定のサービスが提供されていることを通知するメッセージが表示され、その下に、サービスの内容をすぐに見るときに操作される確認ボタン331と、サービスの内容を後で見るときに操作されるボタン332が表示される。
図23は、図22の会員証サイトのトップページから確認ボタン331が操作されたときに表示される画面である。図23に示すように、会員証サイトのトップページから確認ボタン331が操作された場合、表示部245には会員証画面が表示される。
図23の会員証画面においては、利用履歴の上に「special thanks」の文字が付されたボタン322が表示され、ボタン322の右側には、無料プレイ券が提供されていることを表す「プリ1回無料でできる!!」の文字が表示されている。図23の会員証画面の他の表示は図20を参照して説明した表示と同じである。ボタン322が操作されたとき、または、「プリ1回無料でできる!!」の文字が選択された場合、図23の会員証画面に代えて無料プレイ券画面が表示部245に表示される。
図24は、無料プレイ券画面の例を示す図である。無料プレイ券画面には、図23の会員証画面と同様に会員IDとニックネームが表示され、その下に、所定の店舗に設置されている写真シール作成装置で利用可能な無料プレイ券が提供されたことを通知するメッセージが表示されている。メッセージの下には、無料プレイ券を使うときに操作されるボタン341と、後で使うときに操作されるボタン342が表示されている。ボタン341が操作された場合、携帯端末2は無料プレイ券を使用できる状態になる。
図22の会員証サイトのトップページにおいてボタン332が押されたとき、表示部245には、図22の画面に代えて、会員証サイトの通常のトップページである図18の画面が表示される。無料プレイ券が提供されたことの通知を受けた場合と通知を受けていない場合とで、会員証サイトにアクセスしたときにトップページとして表示される画面が異なることになる。
図21の説明に戻り、ステップS87において、情報管理部232は、ステップS83において更新した累積ポイントの情報を携帯端末2に送信する。
写真シール作成装置1のステップS64以降の処理は、図14を参照して説明したステップS4以降の処理と同様である。すなわち、ステップS64において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択される。
ステップS65において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影を所定の回数繰り返し行う。撮影処理部202は、撮影処理によって得られた撮影画像をタッチパネルモニタ52に表示し、その中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。
ステップS66において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。また、編集処理部203は、編集対象画像をサーバ送信用画像とし、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。編集処理部203は、サーバ送信用画像IDとサーバ送信用画像を管理サーバ3に送信する。
ステップS67において、編集処理部203は、編集対象画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS68において、編集処理部203は、携帯送信用画像として選択された画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS69において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS70において写真シール排出口71に排出する。
一方、ステップS88において、管理サーバ3の携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像とサーバ送信用画像IDを受信する。また、ステップS89において、携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS90において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を記憶部218に記憶させる。
ステップS91において、携帯送信用画像管理部231は、保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。携帯端末2には会員証アプリケーションが既にインストールされているから、管理サーバ3から送信される電子メールには会員証アプリケーションのダウンロードサイトのURLは含まれない。
ステップS104において、携帯端末2の制御部241は、管理サーバ3から送信されてきた累積ポイントの情報を受信する。
ステップS105において、制御部241は、記憶部244に記憶させることによって内部的に管理している累積ポイントを、新たに送信されてきた情報によって更新する。
ステップS106において、携帯端末2の通信部243は、管理サーバ3から送信されてきた、携帯送信用画像の保存先URLを含む電子メールを受信する。保存先URLを含む電子メールを受信した後の処理は上述した処理と同様である。すなわち、保存先URLに対するアクセスが指示された場合、制御部241は、管理サーバ3にアクセスし、保存先URLにより特定される保存場所に記憶されている携帯送信用画像を受信して表示する。また、制御部241は、利用者による操作に応じて携帯送信用画像をダウンロードする。
以上においては、累積ポイントが一定のポイントに達したことから、所定の店舗に設置されている写真シール作成装置を無料で利用可能な無料プレイ券が提供される場合について説明したが、写真シール作成装置のある特定の機種を利用する毎に発行される機種毎のポイントであるゲームポイントの累積値が一定のポイントに達した場合も同様に、その機種の写真シール作成装置を無料で利用可能な無料プレイ券が提供される。これにより、店舗単位でのリピート率を向上させるのではなく、機種単位でのリピート率を向上させることが可能になる。
[無料プレイ券の使用]
次に、図25のフローチャートを参照して、携帯端末2の利用者が無料プレイ券を使うときの一連の処理について説明する。
無料プレイ券を使って写真シール作成装置1を利用する場合、携帯端末2の利用者は、写真シール作成装置1の外付けモニタ16に表示されている無料プレイ券利用ボタンを操作する。上述したように、写真シール作成装置1によるゲームの開始前、外付けモニタ16には、代金の投入を促すメッセージとともに、無料プレイ券を使って写真シール作成装置1の利用を開始するときに操作される無料プレイ券利用ボタンが表示されている。
無料プレイ券を利用することが選択された場合、ステップS121において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は携帯端末認証操作を利用者に要求する。
携帯端末2を非接触型ICリーダライタ19にかざす前、携帯端末2の利用者は、携帯端末2の状態を、無料プレイ券を使用できる状態にしておく必要がある。ステップS161において、携帯端末2の制御部241は、利用者による操作に応じて会員証サイトにアクセスし、図18の会員証サイトのトップページを表示部245に表示させる。
会員証サイトのトップページにおいて「会員証」の機能が選択された場合、ステップS162において、制御部241は、図23を参照して説明したような、無料プレイ券が提供されていることの通知を含む会員証画面を会員証アプリケーションの機能によって表示させる。
図23の会員証画面からボタン322が操作された場合、または、「プリ1回無料でできる!!」の文字が選択された場合、ステップS163において、制御部241は、会員証画面に代えて、図24の無料プレイ券画面を表示部245に表示させる。利用者は、無料プレイ券画面に表示されているボタン341を操作することによって、携帯端末2の状態を、無料プレイ券を使用できる状態とし、非接触型ICリーダライタ19にかざすことになる。
無料プレイ券を使用できる状態の携帯端末2が非接触型ICリーダライタ19にかざされたとき、ステップS164において、携帯端末2の非接触型IC246は、携帯端末ID、メールアドレスを含む利用者情報と、無料プレイ券を使用することを表す情報を近接通信によって送信する。
ステップS122において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は、携帯端末2から送信されてきた情報を非接触型ICリーダライタ19を制御して受信し、ステップ123において、受信した利用者情報と無料プレイ券を使用することを表す情報を筐体IDなどとともに管理サーバ3に送信する。
ステップS141において、管理サーバ3の情報管理部232は、写真シール作成装置1から送信されてきた情報を受信する。
ステップS142において、情報管理部232は、利用者情報に含まれる携帯端末IDに基づいて、携帯端末2の利用者の会員登録の有無を判定する。ここでは、利用者情報に含まれる携帯端末IDに紐付けて会員情報が記憶されていることが検出され、写真シール作成装置1の利用を開始した利用者が会員登録済みの利用者であると判断される。
ステップS143において、情報管理部232は、無料プレイ券を提供したことを表す情報を携帯端末2の利用者の履歴情報から削除するなどして、無料プレイ券が使用されたことを記憶する。また、情報管理部232は履歴情報を更新する。なお、無料プレイ券を利用した場合であっても、ポイントが発行され、累積ポイントが更新されるようにしてもよい。
ステップS144において、情報管理部232は所定の情報を送信し、無料プレイ券が使用されたことを携帯端末2に通知する。
ステップS165において、携帯端末2の制御部241は、管理サーバ3から送信されてきた情報を受信し、ステップS166において、無料プレイ券が提供されていることの通知を会員証画面から削除する。例えば、図24の無料プレイ券画面のボタン341が操作されたとき、表示部245には、無料プレイ券が提供されていることの通知のない、図20の会員証画面が表示される。
写真シール作成装置1のステップS124以降の処理は、図14を参照して説明したステップS4以降の処理と同様である。すなわち、ステップS124において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択される。
ステップS125において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影を所定の回数繰り返し行う。撮影処理部202は、撮影処理によって得られた撮影画像をタッチパネルモニタ52に表示し、その中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。
ステップS126において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。また、編集処理部203は、編集対象画像をサーバ送信用画像とし、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。編集処理部203は、通信部103を制御して、サーバ送信用画像IDとサーバ送信用画像を管理サーバ3に送信する。
ステップS127において、編集処理部203は、編集対象画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS128において、編集処理部203は、携帯送信用画像として選択された画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS129において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS130において写真シール排出口71に排出する。
一方、ステップS145において、管理サーバ3の携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像とサーバ送信用画像IDを受信する。また、ステップS146において、携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS147において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を記憶部218に記憶させる。
ステップS148において、携帯送信用画像管理部231は、保存先URLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
ステップS167において、携帯端末2の通信部243は、管理サーバ3から送信されてきた、保存先URLを含む電子メールを受信する。保存先URLを含む電子メールを受信した後の処理は上述した処理と同様である。
以上の処理により、携帯端末2の利用者は、写真シール作成装置1の設置店舗を利用し続けたことに応じて提供された無料プレイ券を使って、代金を払うことなく写真シール作成装置1を利用することが可能になる。店舗毎にポイントを発行し、無料プレイ券のようなサービスを提供することにより、来店者数の少ない店舗などへの利用者のリピート率を向上させることが可能になる。また、写真シール作成装置を利用した日が属する月の次の月まで等の有効期限を無料プレイ券に設定することにより、店舗が統廃合した場合などに、無料プレイ券が使用できなくなるのを防ぐことができる。
累積ポイントが一定のポイントに達したときに、無料プレイ券以外のサービスが提供されるようにすることも可能である。
例えば、写真シール作成装置の設置店舗毎もしくは機種毎に、シール紙の追加印刷が無料で可能になるクーポン券が提供されるようにしてもよい。この場合、管理サーバ3は、写真シール作成装置経由で取得した携帯端末IDに基づいて、写真シール作成装置を利用している利用者が追加印刷が可能なクーポン券の提供を受けている利用者であることを検出した場合、写真シール作成装置に対して、もう1枚シール紙の印刷が可能である旨のメッセージを含む画面を表示することを指示する。
写真シール作成装置は、管理サーバ3の指示に応じてそのような画面を表示することによって追加印刷を行うか否かを利用者に選択させ、追加印刷を行うことが選択された場合、シール紙の追加印刷を行う。これにより、多人数で写真シール作成装置を利用している場合にシール紙を分けやすくなり、利用者のリピート率を向上させることができる。
また、写真シール作成装置以外のゲーム機を無料で利用することが可能なクーポン券が提供されるようにしてもよい。この場合、管理サーバ3は、写真シール作成装置経由で取得した携帯端末IDに基づいて、写真シール作成装置を利用している利用者が写真シール作成装置以外のゲーム機を無料で利用することが可能なクーポン券の提供を受けている利用者であることを検出した場合、写真シール作成装置に対して、シール紙の縁に写真シール作成装置以外のゲーム機をプレイできる旨のメッセージを印刷することを指示する。
写真シール作成装置は、印刷処理時、管理サーバ3の指示に応じて、シール紙の縁にそのようなメッセージを印刷し、利用者に提供する。そのようなメッセージが縁に印刷されたシール紙を受け取った利用者は、シール紙を店舗の担当者へ提示して写真シール作成装置以外のゲーム機を利用することになる。これにより、写真シール作成装置の利用者は、写真シール作成装置以外のゲーム機をも利用することができるので、飽きることなく同じ店舗内(娯楽施設など)で遊ぶことができる。
さらに、写真シール作成装置の設置店舗毎もしくは機種毎に、写真シール作成装置のゲーム内容を変更したり、撮影用や編集用の合成用画像の種類を増やしたりしてもよい。この場合、管理サーバ3は、写真シール作成装置経由で取得した携帯端末IDに基づいて、写真シール作成装置を利用している利用者が、累積ポイントが一定のポイント以上になっている利用者であることを検出した場合、写真シール作成装置に対して、ゲーム内容を変更することや、撮影用や編集用の合成用画像の種類を増やすことを指示する。
写真シール作成装置は、管理サーバ3の指示に応じて、ゲームの内容を変えたり、撮影用や編集用の合成用画像として、通常時には選択できない画像を表示したりする。累積ポイントが多いほど、撮影用や編集用の合成用画像の種類が増やされるようにしてもよい。これにより、利用者の利用履歴に応じてオリジナリティに富んだゲームを提供することが可能となり、利用者のリピート率の向上を図ることができる。
[画面遷移について]
ここで、図26のフローチャートを参照して、携帯端末2から管理サーバ3に直接アクセスしたときの画面遷移の例について説明する。図26の処理は、会員証アプリケーションがインストールされた後の処理であり、携帯端末2と管理サーバ3の間で行われる。携帯端末2の利用者は、会員証アプリケーションをインストールした後、上述したようにして会員登録を行っているものとする。
ステップS191において、携帯端末2の制御部241は、インストールされたアプリケーションの一覧を表示部245に表示させる。
図27の左側に示す一覧画面A1は、インストールされたアプリケーションの一覧画面である。一覧画面A1の一番下に表示されている会員証サイトアクセスメニューは会員証アプリケーションがインストールされることに応じて追加されたものであり、会員証サイトにアクセスするときに操作される。
ここでは、会員証サイトを管理するサーバと履歴情報を管理するサーバがいずれも管理サーバ3により実現される場合について説明するが、会員証サイトを管理するサーバと履歴情報を管理するサーバが異なるサーバにより実現されるようにすることも可能である。この場合、図27の会員証サイトアクセスメニューには履歴情報を管理するサーバのアドレスが含まれており、会員証サイトアクセスメニューが選択されたとき、携帯端末IDを送信して問い合わせが行われる。
一覧画面A1から会員証サイトアクセスメニューが選択された場合、ステップS192において、制御部241は、管理サーバ3にアクセスし、携帯端末IDを送信して、無料プレイ券が提供されているか否かの問い合わせを行う。
ステップS181において、管理サーバ3の情報管理部232は、携帯端末2から送信されてきた携帯端末IDを受信し、ステップS182において会員登録の有無を判定する。ここでは、携帯端末2から送信されてきた携帯端末IDに紐付けて会員情報が記憶されていることが検出され、携帯端末2の利用者が会員登録済みの利用者であると判断される。
ステップS183において、情報管理部232は、携帯端末IDと紐付けて管理している履歴情報を参照し、無料プレイ券を提供するか否かを判定する。例えば、履歴情報に含まれる累積ポイントが一定のポイントに達している場合、無料プレイ券を提供すると判定され、一定のポイントに達していない場合、無料プレイ券を提供しないと判定される。情報管理部232は、無料プレイ券を提供すると判定した場合にはそのことを表す情報を携帯端末2に送信し、無料プレイ券を提供しないと判定した場合にはそのことを表す情報を携帯端末2に送信する。
携帯端末IDを送信して問い合わせを行った後、携帯端末2の制御部241は会員証サイトのトップページを表示するが、表示するトップページが、管理サーバ3から送信されてきた情報に応じて切り替えられる。すなわち、無料プレイ券を提供しないことを表す情報が管理サーバ3から送信されてきた場合、ステップS193において、図27の矢印#1の先に示す会員証サイトの通常のトップページを表示する。矢印#1の先に示す会員証サイトの通常のトップページは図18を参照して説明した画面と同じ画面である。
携帯端末2の利用者は、会員証サイトのトップページから各種の機能を利用することができる。所定の機能を利用することが利用者により指示された場合、ステップS194において、制御部241は、その機能に応じた処理を行う。例えば、「ポイントでゲット」が選択された場合、図19を参照して説明した画面が表示され、「会員証」が選択された場合、図20を参照して説明した会員証画面が表示される。
一方、無料プレイ券を提供することを表す情報が管理サーバ3から送信されてきた場合、ステップS195において、制御部241は、図27の矢印#2の先に示す画面を会員証サイトのトップページとして表示する。矢印#2の先に示す会員証サイトのトップページは図22を参照して説明した画面と同じ画面である。携帯端末2の利用者は、会員証サイトのトップページに表示される確認ボタン331を操作することによって、無料プレイ券の内容を確認することができる。
ステップS196において、制御部241は、無料プレイ券の内容を確認することが指示されたか否かを判定する。ボタン332が操作されたことから、無料プレイ券の内容を確認することが指示されていないとステップS196において判定した場合、制御部241は、図22の会員証サイトのトップページを表示し、ステップS194に進み、利用者により選択された機能に応じた処理を行う。
一方、確認ボタン331が操作されたことから無料プレイ券の内容を確認することが指示されたとステップS196において判定した場合、ステップS197において、制御部241は、図23を参照して説明したような、無料プレイ券が提供されていることの通知を含む会員証画面を表示部245に表示させる。
図23の会員証画面においてボタン322が操作された場合、または、無料プレイ券が提供されていることの通知がクリックされた場合、ステップS198において、制御部241は、図24の無料プレイ券画面を表示部245に表示させる。利用者は、無料プレイ券画面においてボタン341を操作することによって、携帯端末2の状態を、無料プレイ券を使用できる状態にすることができる。
次に、図28のフローチャートを参照して、携帯端末2から管理サーバ3に直接アクセスしたときの画面遷移の他の例について説明する。図28の処理も、会員証アプリケーションがインストールされた後の処理であり、携帯端末2と管理サーバ3の間で行われる。携帯端末2の利用者は、会員証アプリケーションをインストールした後、上述したようにして会員登録を行っているものとする。
ステップS221において、携帯端末2の制御部241は図29の左側に示す一覧画面A1を表示部245に表示させる。
一覧画面A1から会員証サイトアクセスメニューが選択された場合、ステップS222において、制御部241は、管理サーバ3にアクセスし、図29の矢印#11に示すような会員証サイトのトップページを表示する。矢印#11の先に示す会員証サイトのトップページは図18を参照して説明した画面と同じ画面である。
ここでは、会員証サイトを管理するサーバと履歴情報を管理するサーバがいずれも管理サーバ3により実現される場合について説明するが、会員証サイトを管理するサーバと履歴情報を管理するサーバが異なるサーバにより実現されるようにすることも可能である。この場合、図29の会員証サイトアクセスメニューには履歴情報を管理するサーバのアドレスが含まれておらず、会員証サイトアクセスメニューが選択されたとき、会員証サイトのトップページが表示され、会員証サイトのトップページにおいて会員証画面の表示が指示されたとき、履歴情報を管理するサーバに対して携帯端末IDを送信し、問い合わせが行われる。会員証サイトのトップページに表示される「会員証」には、履歴情報を管理するサーバのアドレスが含まれている。
ステップS223において、制御部241は、会員証サイトのトップページから会員証画面の表示が指示されたか否かを判定する。
会員証サイトのトップページにおいて「会員証」が選択されたことから、会員証画面の表示が指示されたとステップS223において判定した場合、ステップS224において、制御部241は、携帯端末IDを送信し、無料プレイ券が提供されているか否かの問い合わせを行う。
ステップS211において、管理サーバ3の情報管理部232は、携帯端末2から送信されてきた携帯端末IDを受信し、ステップS212において会員登録の有無を判定する。ここでは、携帯端末2から送信されてきた携帯端末IDに紐付けて会員情報が記憶されていることが検出され、携帯端末2の利用者が会員登録済みの利用者であると判断される。
ステップS213において、情報管理部232は、携帯端末IDと紐付けて管理している履歴情報を参照し、無料プレイ券を提供するか否かを判定する。例えば、履歴情報に含まれる累積ポイントが一定のポイントに達している場合、無料プレイ券を提供すると判定され、一定のポイントに達していない場合、無料プレイ券を提供しないと判定される。情報管理部232は、無料プレイ券を提供すると判定した場合にはそのことを表す情報を携帯端末2に送信し、無料プレイ券を提供しないと判定した場合にはそのことを表す情報を携帯端末2に送信する。
携帯端末IDを送信して問い合わせを行った後、携帯端末2の制御部241は会員証サイトのトップページを表示するが、表示するトップページが、管理サーバ3から送信されてきた情報に応じて切り替えられる。すなわち、無料プレイ券を提供しないことを表す情報が管理サーバ3から送信されてきた場合、ステップS225において、図29の矢印#12の先に示す会員証画面を表示し、処理を終了させる。図29の矢印#12の先に示す会員証画面は、無料プレイ券が提供されていることの通知のない、図20を参照して説明した画面と同じ画面である。
一方、無料プレイ券を提供することを表す情報が管理サーバ3から送信されてきた場合、ステップS226において、制御部241は、会員証サイトの画面として、図29の矢印#13の先に示す画面を表示させる。矢印#13の先に示す画面は図22を参照して説明した画面と同じ画面である。携帯端末2の利用者は、確認ボタン331を操作することによって無料プレイ券の内容を確認することができる。
ステップS227以降の処理は、図26のステップS196以降の処理と同じである。すなわち、ステップS227において、制御部241は、無料プレイ券の内容を確認することが指示されたか否かを判定し、指示されていないと判定した場合、ステップS228に進み、利用者により選択された機能に応じた処理を行う。ステップS223において会員証画面の表示が指示されていないと判定された場合も同様に、ステップS228において、利用者により選択された機能に応じた処理が行われる。
一方、無料プレイ券の内容を確認することが指示されたとステップS227において判定した場合、ステップS229において、制御部241は、図23を参照して説明したような、無料プレイ券が提供されていることの通知を含む会員証画面を表示部245に表示させる。
図23の会員証画面においてボタン322が操作された場合、または、無料プレイ券が提供されていることの通知がクリックされた場合、ステップS230において、制御部241は、図24の無料プレイ券画面を表示部245に表示させる。利用者は、無料プレイ券画面においてボタン341を操作することによって、携帯端末2の状態を、無料プレイ券を使用できる状態にすることができる。
<変形例>
以上においては、各種のサイトを管理するサーバと、会員情報と履歴情報を携帯端末IDと紐付けて管理するサーバが管理サーバ3により実現されるものとしたが、上述した管理サーバ3の機能は、複数のサーバにおいて実現されるようにすることも可能である。
写真シール作成装置1によるゲームの開始後に携帯端末を非接触型ICリーダライタ19にかざすことが要求され、かざした利用者に対してポイントが発行されるものとしたが、ポイントの発行を受けることができる利用者の数は例えば2人までといったように任意である。
この場合、2人の利用者は、それぞれ自分の携帯端末を非接触型ICリーダライタ19にかざし、携帯端末IDを写真シール作成装置1経由で管理サーバ3に送信することになる。管理サーバ3においては、それぞれの携帯端末IDに紐付けて管理されている累積ポイントが更新される。
以上においては、写真シール作成装置1経由で送信されてきた携帯端末IDに基づいて会員登録の有無が判定されるものとしたが、会員証アプリケーションがインストールされた後、会員登録の有無が会員証アプリケーションの機能によって管理され、写真シール作成装置1経由で携帯端末2から送信されてきた会員登録の有無を表す情報に基づいて、会員登録の有無が管理サーバ3において判定されるようにしてもよい。
この場合、携帯端末2の非接触型IC246は、写真シール作成装置1の非接触型ICリーダライタ19にかざされることに応じて、利用者情報と会員登録の有無を表す情報を送信し、写真シール作成装置1は、携帯端末2から送信されてきた利用者情報と会員登録の有無を表す情報とを管理サーバ3に送信することになる。
携帯送信用画像の閲覧やダウンロードのサービスを提供するサイト(画像保存サイト)の会員登録の有無が管理サーバ3により管理されるようにしてもよい。例えば、画像保存サイトの会員である利用者には画像保存サイトの会員IDが割り当てられ、その利用者が使う携帯端末2に保存される。
写真シール作成装置1の利用を開始した携帯端末2の利用者が、画像保存サイトの会員として登録済みの利用者であることが確認された場合、編集処理が終了した後などの所定のタイミングで、携帯送信用画像の編集が提供されるようにしてもよい。
この場合、管理サーバ3は、写真シール作成装置1経由で取得した携帯端末IDや画像保存サイトの会員IDに基づいて、携帯端末2の利用者が画像保存サイトの会員登録済みの利用者であることを検出した場合、写真シール作成装置1に対して、携帯送信用画像の編集を利用者に行わせることを指示する。写真シール作成装置1は、編集処理の終了時、携帯送信用画像を利用者に選択させ、管理サーバ3の指示に応じて、携帯送信用画像の編集を利用者に行わせる。これにより、画像保存サイトの会員を増やすことができる。
以上においては、写真シール作成装置1を利用する毎に来店ポイントやゲームポイントが発行されるものとしたが、会員証サイトにおいて利用可能な機能の参照回数や利用回数に応じて、メニュー参照利用ポイントが発行されるようにしてもよい。
メニュー参照利用ポイントも携帯端末IDと紐付けて管理サーバ3により管理され、例えばメニュー参照利用ポイントの累積値が一定のポイントに達した場合、写真シール作成装置1の無料プレイ券が提供される。なお、次に写真シール作成装置1でゲームする際のゲーム内容がメニュー参照利用ポイントに応じて変更されるようにしてもよいし、撮影用や編集用の合成用画像の種類がメニュー参照利用ポイントに応じて増やされるようにしてもよい。これにより、利用者の中でも特に、暫く写真シール作成装置1でプレイしていない利用者のリピート率を向上させることが可能になる。
また、写真シール作成装置専用サイトに対してアクセスする毎にビューティーポイントが発行されるようにしてもよい。ビューティーポイントは、化粧品の試供品などとの交換に用いることが可能なポイントである。ビューティーポイントも携帯端末IDと紐付けて管理サーバ3により管理される。
図30のフローチャートを参照して、ビューティーポイントを使って化粧品の試供品を提供する処理について説明する。この処理においては、非接触型IC246が携帯端末2に設けられている必要はない。
硬貨が投入されたことが検出された場合、ステップS251において、写真シール作成装置1の事前接客処理部201は事前接客処理を行う。事前接客処理により、例えば携帯送信の機能を利用することが利用者により選択され、携帯端末2のメールアドレスが入力される。
ステップS252において、撮影処理部202は撮影処理を行い、撮影を所定の回数繰り返し行う。撮影処理部202は、撮影処理によって得られた撮影画像をタッチパネルモニタ52に表示し、その中から選択された編集対象画像を編集処理部203に出力する。
ステップS253において、編集処理部203は、編集画面を表示し、利用者の操作に応じて編集処理を行う。また、編集処理部203は、サーバ送信用画像ID、サーバ送信用画像、および携帯端末2のメールアドレスを管理サーバ3に送信する。
ステップS254において、編集処理部203は、編集対象画像をタブレット内蔵モニタ62に表示し、その中から所定の数の画像を携帯送信用画像として利用者に選択させる。
ステップS255において、編集処理部203は、携帯送信用画像として選択された画像のIDである携帯送信用画像IDを管理サーバ3に送信する。
ステップS256において、印刷処理部204は、プリンタ114を制御し、編集処理により得られた編集済みの画像をシール紙162に印刷し、印刷が終了したとき、ステップS257において写真シール排出口71に排出する。
一方、ステップS271において、管理サーバ3の携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像、サーバ送信用画像ID、およびメールアドレスを受信する。また、ステップS272において、携帯送信用画像管理部231は、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDを受信する。
ステップS273において、携帯送信用画像管理部231は、サーバ送信用画像のうち、携帯送信用画像として選択された画像を写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像IDに基づいて特定する。携帯送信用画像管理部231は、URLを割り当て、携帯送信用画像を記憶部218に記憶させる。
ステップS274において、携帯送信用画像管理部231は、保存先URLと、写真シール作成装置の専用サイトのURLを含む電子メールを、写真シール作成装置1から送信されてきたメールアドレスに基づいて携帯端末2に送信する。
ステップS291において、携帯端末2の制御部241は、管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信する。
ステップS292において、制御部241は、電子メールの内容を確認した利用者による指示に応じて写真シール作成装置の専用サイトにアクセスし、専用サイトの画面を表示部245に表示させる。
ステップS275において、管理サーバ3の情報管理部232は、条件に応じたポイントを加算し、利用者の累積ポイントを更新する。この例においては、写真シール作成装置の専用サイトにアクセスするだけでポイントが発行されるようになされている。
図31は、写真シール作成装置の専用サイトの画面の例を示す図である。写真シール作成装置の専用サイトのトップページには利用可能な機能の一覧が表示される。図31の例においては、各機能を表す「NEWS」、「画像をゲット」、「ビューティーポイントでゲット」、「プリでダイエット」、「○○さんのコトバ」の文字が表示されている。
「NEWS」、「画像をゲット」、「プリでダイエット」、「○○さんのコトバ」は、それぞれ、図18を参照して説明した機能と同じである。「ビューティーポイントでゲット」はビューティーポイントと交換に化粧品の試供品の提供を受ける機能である。
ステップS293において、制御部241は、写真シール作成装置の専用サイトにおいて利用可能な機能の中から「ビューティーポイントでゲット」が選択されたか否かを判定し、選択されなかったと判定した場合、ステップS294において、「ビューティーポイントでゲット」以外の機能を利用するための処理を行う。
一方、ステップS293において、「ビューティーポイントでゲット」が選択されたと判定した場合、ステップS294に進み、制御部241は、試供品の交換画面を表示部245に表示させる。
図32は、試供品の交換画面の例を示す図である。交換画面の上方には、現在のビューティーポイントの累積ポイント数が表示される。累積ポイント数は、管理サーバ3から送信された情報に基づいて表示される情報である。交換画面には化粧品の試供品の画像が表示される。携帯端末2の利用者は所定の試供品を選択し、画像の上に表示されているボタン351を操作することによって、試供品の提供を申し込むことができる。
交換画面において所定の試供品が選択され、ボタン351が操作された場合、ステップS296において、制御部241は、利用者により選択された試供品のIDなどの情報を管理サーバ3に送信する。例えば、ポイント交換画面から試供品が選択された後、表示部245には例えば試供品の送付先の入力画面が表示され、その画面に入力された送付先の情報も、試供品のIDに続けて送信される。
ステップS276において、管理サーバ3のサービス提供部233は、携帯端末2から送信されてきた情報を受信する。受信された情報は、例えば、化粧品メーカーが管理するサーバに転送される。
ステップS277において、情報管理部232は、携帯端末2の利用者により選択された試供品に対して設定されているポイントの分だけ利用者の累積ポイントを減算し、累積ポイントを更新し、処理を終了させる。後日、携帯端末2の利用者が指定した送付先に対して、化粧品メーカーなどから試供品が送付される。ここでは、ポイントと交換に化粧品の試供品をもらうことができるものとしたが、もらうことができるものは化粧品の試供品に限定されるものではない。
以上の処理により、携帯端末2に非接触型IC246が設けられていない場合であっても、携帯端末2の利用者は、写真シール作成装置の専用サイトにアクセスして自分が貯めたポイントを使ってサービスを受けることができる。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述したようにしてポイントを使ってデジタルコンテンツを取得する場合において、写真シール作成装置の各機種と、携帯端末でポイントと交換できるデジタルコンテンツを関連付けておき、ポイントと交換してあるデジタルコンテンツを取得するには、特定の機種を利用(プレイ)しなければならないようにしてもよい。これにより、特定機種のリピート率を向上させることができる。
写真シール作成装置の設置店舗と、その周辺にある飲食店などの一般的な店舗を関連付けておき、写真シール作成装置の設置店舗で取得したポイントが指定条件に達している利用者の携帯端末に対して、設置店舗の周辺にある一般的な店舗において利用可能なデジタルクーポンを提供するようにしてもよい。これにより、写真シール作成装置の設置店舗の周辺にある特定の店舗のリピート率を向上させることができる。