以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
各図面に記載した構成の形状、ならびに、長さ、奥行および幅などの寸法は、実際の形状および寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
(画像管理システム10)
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像管理システム10の構成を示す図である。図2に示すように、画像管理システム10は、写真シール作成装置1(画像生成装置)、携帯端末(通信端末)6、管理サーバ(管理装置)4および一時保存サーバ8を備えている。
画像管理システム10の概要について、以下に説明する。画像管理システム10は、ユーザの写真撮影、画像の編集、画像の写真シールとしての印刷、画像閲覧サイトへの画像の保存、および、保存された画像の閲覧を実現するサービスをユーザに提供する。画像閲覧サイトは、ユーザが自身の画像および他のユーザの画像を閲覧するためのサイトである。また、画像閲覧サイトは、SNS(Social Networking Service)機能を有し、サイト上でのユーザのコミュニケーションを可能にする。
写真シール作成装置1は、画像を生成し、生成した画像を印画した写真シールを作成する。具体的には、写真シール作成装置1は、写真撮影、画像編集、および写真シール印刷のサービスを提供する。さらに、本実施形態では、写真シール作成装置1は、画像閲覧サイトに含まれるアルバムページを作成することができる。写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどの店舗に設置される。以下では、写真シール作成装置1が撮影した撮影画像および当該撮影画像を編集した編集画像等、写真シール作成装置1が生成した画像を生成画像と称する。すなわち、写真シール作成装置1は、生成画像を生成する画像生成装置である。
写真シール作成装置1が提供する写真シール作成ゲームは、1人のユーザ、または、複数のユーザが一緒にプレイ可能である。この写真シール作成ゲームを一緒にプレイする複数のユーザをユーザグループと称する。また、写真シール作成ゲームを(一緒に)プレイする1または複数のユーザをプレイユーザと称する。
また、写真シール作成装置1は、ネットワークを介して管理サーバ4と接続しており、生成した生成画像を管理サーバ4に送信することができる。
管理サーバ4および一時保存サーバ8は、本発明の画像管理装置、アルバムページ管理装置、およびユーザ情報管理装置に対応する。しかしながら、本発明において、画像管理装置、アルバムページ管理装置、およびユーザ情報管理装置は、互いに別のサーバであってもよい。
管理サーバ4は、写真シール作成装置1が生成した生成画像を管理するものであり、上述の画像保存および画像閲覧のサービスを提供する。具体的には、管理サーバ4は、ユーザに生成画像を保存および閲覧させるための画像閲覧サイトを管理し、後述のマイページ、アルバムページを含む当該画像閲覧サイトをウェブ上で提供する。
携帯端末6は、ユーザが所持する通信端末である。携帯端末6は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等である。携帯端末6は、無線通信手段または有線通信手段により写真シール作成装置1と通信することができる。また、携帯端末6は、ネットワークを介して管理サーバ4と通信して、画像閲覧サイトにアクセスすることができる。すなわち、ユーザは、自身が所持する携帯端末6を操作することによって、写真シール作成装置1によって生成された自身の生成画像を画像閲覧サイトに保存したり、画像閲覧サイトに保存された生成画像を閲覧したりすることができる。
なお、ユーザは、携帯端末6と異なる通信端末(例えば、デスクトップ型またはノートブック型のPC等)を用いて、画像閲覧サイトにアクセスすることもできる。
画像閲覧サイトへの生成画像の保存には、事前の会員登録が必要である。ユーザは、無料会員として自身を画像閲覧サイトに登録する。無料会員は、会費を支払う必要がないが、画像閲覧サイトは保存できる生成画像の枚数に制限を受ける。本実施形態では、無料会員は、1回のゲーム(1プレイ)ごとに1枚の生成画像のみを画像閲覧サイトに保存できる。なお、無料会員が保存可能な枚数は1枚に限らず、有料会員が保存可能な枚数より少ない枚数であればよい。
ユーザは、自身の会員属性を、無料会員から有料会員に変更することができる。有料会員は、一定の会費を継続的に支払う必要がある代わりに、画像閲覧サイトに無制限に生成画像を保存できる。本実施形態では、1プレイで生成された生成画像を全て画像閲覧サイトに保存できる。
なお、有料会員の制度として、一定の会費を継続的に支払うことにより、無制限に生成画像を保存可能な制度ではなく、画像閲覧サイトに保存した生成画像の枚数に応じて課金する制度を採用してもよい。
また、ユーザは会員(無料会員または有料会員)になると、画像閲覧サイト内に各ユーザ固有のマイページを持つことができ、画像閲覧サイト内にアルバムページを作成することができる。
一時保存サーバ8は、写真シール作成装置1で生成された生成画像を一時的に保存する装置である。一時保存サーバ8は、写真シール作成装置1から生成画像を取得すると、所定期間(例えば、1週間)取得した生成画像を保持する。そして、一時保存サーバ8は、所定期間が経過すると、当該生成画像を削除する。
管理サーバ4は、前記所定期間中に、無料会員又は有料会員であるユーザから、生成画像の画像閲覧サイトへの保存指示を受けると、ユーザに指定された生成画像(有料会員の場合は全ての生成画像)を一時保存サーバ8から取得し、管理サーバ4自体に無期限で保存する。
これにより、非会員のユーザが写真シール作成装置1で生成した生成画像を不必要に保持することを防ぎ、サーバのリソースを効率的に使用することができる。なお、無料会員が後に有料会員にグレードアップすることを考慮して、管理サーバ4は、無料会員のユーザが写真シール作成装置1で生成した生成画像の全てを一時保存サーバ8から取得し、管理サーバ4自体に保存してもよい。
また、一時保存サーバ8と管理サーバ4とが一体であってもよい。つまり、管理サーバ4が、写真シール作成装置1で生成された生成画像を一時的に保存するための記憶部(または記憶領域)を有していてもよい。
(写真シール作成装置1の構成)
画像管理システム10を構成する各装置の構成および機能について、以下に詳細に説明する。まず、写真シール作成装置1の詳細について、図3〜図10を参照して説明する。図3は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。この図に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13を備えている。写真シール作成装置1は、撮影ユニット11と編集部12とが接し、かつ、編集部12と事後接客部13とが接した状態で設置される。
(撮影ユニット11)
撮影ユニット11は、撮影部21および背景部22を備えている。撮影部21と背景部22とは、所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において、撮影制御が行われる。
撮影部21は、撮影制御をプレイユーザに行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影制御を行っているプレイユーザの正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影制御時にプレイユーザによって用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいるプレイユーザから見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aによって構成され、右側面が側面パネル42Bによって構成される。
背景部22は、正面を向いて撮影制御を行っているプレイユーザの背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図4)から構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えばプレイユーザによって選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けると共に、合成用の背景画像を複数種類用意し、後述する編集制御において、プレイユーザが所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
(編集部12)
編集部12は、撮影制御によって得られた撮影画像を編集する処理である編集制御をプレイユーザに行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集制御時にプレイユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図3に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組のプレイユーザが同時に編集することができるように、編集部12の正面側と背面側には編集制御に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集制御に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図4)が設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンによって囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、プレイユーザが編集制御を行う編集空間となる。
(事後接客部13)
図4は、写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。事後接客部13は事後接客を行い、プレイユーザに事後接客に対する操作を行わせる装置である。事後接客には、生成画像を管理サーバ4に送信する処理、ミニゲームをプレイユーザに行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図4に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客に対する操作時にプレイユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタ、および、生成画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っているプレイユーザが事後接客に対する操作を行う事後接客空間となる。
(プレイユーザの移動)
写真シール作成ゲームの流れと、それに伴うプレイユーザの移動について図5を参照して説明する。図5は、プレイユーザの移動について説明する図である。
写真シール作成装置1のプレイユーザは、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラおよびタッチパネルモニタなどを利用して撮影制御を行う。
なお、プレイユーザの画像の撮影においては、すべての撮影がシール紙に印刷される画像を撮影するものとは限らず、携帯端末6に送信するため(又は、携帯端末6において閲覧可能なように、管理サーバ4に送信するため)にのみ撮影される場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6に送信される画像との間でユーザの嗜好が異なることがあるためであり、プレイユーザの撮影時において、携帯端末6への送信を意識した撮影をしたいユーザの意向にこたえるものである。
撮影制御を終えたプレイユーザは、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2−2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動したプレイユーザは編集制御を開始する。編集空間A2−1のプレイユーザと、編集空間A2−2の他のプレイユーザは同時に編集制御を行うことができる。
編集制御が終了した後、生成画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集制御を終えたプレイユーザは、編集空間A2−1で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−1から事後接客空間A3に移動して事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。また、編集制御を終えたプレイユーザは、編集空間A2−2で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2−2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。
画像の印刷が終了したとき、プレイユーザは、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
(各部材の構成)
次に、写真シール作成装置1に備えられる各部材の構成について説明する。
(撮影部21)
図6は、写真シール作成装置1に備えられる撮影部21の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影制御を行うプレイユーザの正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影制御を行うプレイユーザの左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(complementary metal-oxide semiconductor)などの撮像素子によって構成され、撮影空間A1にいるプレイユーザを撮影する。カメラ91によって取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。プレイユーザによって撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91によって取り込まれた画像は画像(静止画像)として保存される。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルによって構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91によって取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、プレイユーザの選択操作をタッチパネルによって受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
上ストロボ82は、プレイユーザを上前方から照射する。左ストロボ83は、プレイユーザを左前方から照射し、右ストロボ84は、プレイユーザを右前方から照射する。下ストロボ85は、プレイユーザを下前方から照射する。
ベース部43にはプレイユーザの足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。後述するように、各蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、撮影空間A1内の明るさが、プレイユーザが行っている撮影制御の内容に応じて適宜調整される。
足元ストロボ86の右側には、プレイユーザがお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影制御を行うプレイユーザが手荷物等を置くための荷物置場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影制御の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
(背景部22)
図7は、写真シール作成装置1に備えられる背景部22の構成例を示す図である。上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているプレイユーザを後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているプレイユーザを左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているプレイユーザを右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
(編集部12)
図8は、写真シール作成装置1に備えられる編集部12の構成例を示す図である。この図に示すように、編集部12において、斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132A及び132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方のユーザによって用いられ、タッチペン132Bは他方のユーザによって用いられる。
ここで、プレイユーザは、編集画面上で、落書きをする感覚で編集をする。編集の種類は、タッチペンで種々の線種および色の落書きをおこなうペン入力、ハートもしくは花びら等の種々の形状または種々のメッセージのスタンプ入力、並びに、背景などに模様を入れる背景操作、名前を入力してスタンプ入力する名前スタンプ機能がある。さらに、化粧のシミュレーションをするコスメ機能、目および顔輪郭などの大きさ形状を微調整する顔微調整機能、並びに、記念日や日付を入れる日付スタンプなどの機能等がある。
なお、編集部12において行われる画像の編集は、すべてが印刷される画像に対する編集であるとは限らず、ユーザが画像閲覧サイトへの保存のみを想定している画像(つまり、印刷されない画像)に対する編集である場合もある。これは、印刷される画像とウェブ上で利用される画像との間で、ユーザの嗜好に違いがあり、例えばブログなどに利用する画像などに対して、印刷される画像に対する編集とは異なる編集をしたいというユーザの意向にこたえるためのものである。
(事後接客部13)
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。図9は、写真シール作成装置1に備えられる事後接客部13の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客の工程において用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しおよび非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
シール紙排出口164には、編集空間A2−1のプレイユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2−2のプレイユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタによって行われる。
スピーカ165は、事後接客時の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
(写真シール作成装置1の内部構成)
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図10は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付す。重複する説明については適宜省略する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などから構成され、ROM(Read Only Memory)206または記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203(送信部)、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部21、編集部12、事後接客部13、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201によって適宜読み出される。
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクまたは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によってリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムおよびデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムおよびデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータおよびプログラムを一時的に記憶する。
撮影部21は、撮影空間A1におけるプレイユーザの撮影制御に関する処理を行う。撮影部21は、硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、例えば300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択がプレイユーザによって手動で行われるようにしてもよい。
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102、背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
また、照明制御部223は、各ストロボの内部に設けられる蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、プレイユーザが行っている撮影制御の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像(撮影画像)を制御部201に出力する。
編集部12Aは、編集空間A2−1におけるプレイユーザの編集制御に関する処理を行う。編集部12Aは、編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A、132B、およびスピーカ231から構成される。編集部12Bも編集部12Aと同一の構成を有しており、編集空間A2−2におけるプレイユーザの編集制御に関する処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対するプレイユーザの操作を検出する。プレイユーザの操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の画像の編集が行われる。
事後接客部13は、事後接客空間A3における事後接客に関する処理を行う。事後接客部13は、タブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A、162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
印刷部211は、印刷制御を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、画像、またはプレイユーザによる編集制御によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部13と印刷部211が、事後接客空間A3にいるプレイユーザを相手とした事後接客に関する処理を行う構成となる。
また、印刷部211は、印刷制御に係る処理において、シール紙への撮影画像(又は編集画像)の印刷に加え、欄外(シール紙の端部など)に、一時保存サーバ8で保存されている生成画像を取得するためのURL(Uniform Resource Locater)、及び、シールID(画像保存用ID)などを印刷してもよい。シールIDとは、写真シール作成装置1において1プレイで生成された1又は複数の生成画像を一義的に特定するための識別子であり、ユーザが1プレイにおいて生成された画像を取得するための識別子である。ユーザは、生成画像を取得するためのURLにアクセスし、シールIDを入力することにより、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を画像閲覧サイト(管理サーバ4)に保存するためのウェブページ(画像保存用ページ)を携帯端末6に表示させることができる。
なお、印刷部211は、生成画像を取得するための情報として、URLではなく、例えば、所定のメールアドレス又はQRコード(登録商標)などを印刷してもよい。所定のメールアドレスが印刷されている場合には、ユーザは、当該所定のメールアドレスに空メールを送信することにより、生成画像を取得するためのURLが記載されたメールを管理サーバ4から受信することができる。また、シール紙にQRコードが印刷されている場合には、ユーザは、携帯端末6を用いてQRコードの示すウェブページへアクセスすることにより、画像取得用ページへ直接アクセスすることもできる。
(管理サーバ4)
次に、管理サーバ4の詳細について、図11を参照して説明する。図11は、本発明の実施形態1に係る管理サーバ4の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、管理サーバ4は、主に、制御部401、記憶部402、および通信部403を備えている。制御部401は、管理サーバ4に備えられる各部材を統括制御する。記憶部402は、管理サーバ4において使用される各種データを記憶する。通信部403は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
(制御部401の詳細)
図11に示すように、制御部401は、通信制御部411、メール作成部412、ウェブページ作成部413、画像管理部414およびユーザ管理部415を備えている。
(通信制御部411)
通信制御部411は、通信部403による通信を制御する。
(メール作成部412)
メール作成部412は、写真シール作成装置1で遊んだユーザのメールアドレス宛に送信されるメールを作成する。
(ウェブページ作成部413)
ウェブページ作成部413は、携帯端末6に表示されるウェブページを作成する。本実施形態では、ウェブページ作成部413は、会員データベース422、ウェブページデータベース423および画像データベース424に格納されているデータを用いて、携帯端末6から受信したアクセス要求に応じたウェブページを作成し、通信制御部411に出力する。詳細は後述するが、ウェブページ作成部413は、ユーザの会員状態(非会員、無料会員または有料会員)に応じたウェブページを作成する。
具体的には、ウェブページ作成部413は、画像閲覧サイトに会員登録するための会員登録ページ、画像閲覧サイトに生成画像を保存するための画像保存ページ、各ユーザ固有のページであるマイページ、マイページに含まれるアルバムページ、ユーザが所有する生成画像を単体で拡大表示する画像詳細ページ等の、画像閲覧サイトを構成するウェブページを作成する。
(画像管理部414)
画像管理部414は、写真シール作成装置1が生成した生成画像を管理する。本実施形態では、画像管理部414は、写真シール作成装置1が生成した生成画像のうち、ユーザによって指定された生成画像を一時保存サーバ8から取得し、取得した生成画像をユーザに対応付けて画像データベース424に保存する。
画像管理部414は、ユーザによって指定された生成画像を保存するとき、当該生成画像を管理するための画像管理情報を生成して、生成した画像管理情報を生成画像に対応付けて保存する。また、画像管理部414は、携帯端末6から受信したユーザの操作指示に基づいて、画像管理情報を更新する。
また、ユーザは、画像閲覧サイト上において、自身が所有する生成画像を、1または複数の生成画像を有するアルバムとして分類することができる。画像管理部414は、各ユーザのアルバムも管理し、アルバムを管理するためのアルバム管理情報をユーザ毎に生成する。画像管理部414は、生成したアルバム管理情報をユーザに対応付けて画像データベース424に保存する。
(ユーザ管理部415)
ユーザ管理部415は、画像閲覧サイトの会員であるユーザを管理する。ユーザ管理部415は、ユーザを管理するためのユーザ管理情報を生成し、生成したユーザ管理情報を会員データベース422に保存する。なお、ユーザ管理部415は、非会員のユーザも管理してもよく、非会員のユーザのユーザ管理情報を生成してもよい。
(記憶部402の詳細)
図11に示すように、記憶部402は、メールデータベース421、会員データベース422、ウェブページデータベース423、および画像データベース424を有している。
(メールデータベース421)
メールデータベース421は、ユーザに送信するメールを作成するための各種データを格納している。
(会員データベース422)
会員データベース422は、画像閲覧サイトの会員であるユーザに関する各種情報を格納している。本実施形態では、会員データベース422には、上記ユーザ管理情報がユーザ毎に格納されている。
ユーザ管理情報は、例えば、「会員ID」、「ユーザ名」、「ユーザ画像」、「フォロー」、「フォロワ」、「評価画像」、「メールアドレス」、「生年月日」、「住所」、「会員属性」、「入会日」および「端末ID」を含む。
「会員ID」は、会員であるユーザを一義的に識別するためのIDである。「ユーザ名」は、ユーザの名称である。「ユーザ画像」は、後述するマイページ等に掲載される、ユーザを表すアイコン画像であり、ユーザ画像を示すIDが記述される。「フォロー」は、ユーザがフォローした他のユーザであり、フォローした他のユーザの会員IDが記述される。「フォロワ」は、ユーザをフォローしている他のユーザであり、当該他のユーザの会員IDが記述される。「評価画像」は、ユーザが評価した画像であり、当該画像の画像IDが記述される。「メールアドレス」は、ユーザのメールアドレスである。「生年月日」は、ユーザの生年月日である。「住所」は、ユーザの住所である。「会員属性」は、ユーザの会員属性を示し、「有料」または「無料」が記述される。「入会日」は、ユーザが画像閲覧サイトに会員登録した日である。「端末ID」は、ユーザが所持する携帯端末6を示し、当該携帯端末6を一意に識別するためのIDが記述される。
ここで、会員IDおよびメールアドレス等のユーザを特定するための情報をユーザ特定情報と称する。
また、「フォロー」とは、ユーザ間の一方的な関連であり、ユーザは、フォローしている他のユーザの所有するアルバムのうち、公開されているアルバム(公開アルバム)内の生成画像を閲覧することができる。なお、ユーザが他のユーザをフォローする場合、原則、他のユーザの承認が必要である。すなわち、ユーザが他のユーザにフォローの申請を行い、他のユーザが当該申請を承認することにより、ユーザが他のユーザをフォローする関連が成立する。
(ウェブページデータベース423)
ウェブページデータベース423は、携帯端末6に表示される画像閲覧サイトのウェブページを作成するための各種データを格納している。
(画像データベース424)
画像データベース424は、写真シール作成装置1によって生成された生成画像のうち、画像閲覧サイトに保存するようにユーザによって指示された生成画像を格納している。画像データベース424には、生成画像が、会員データベース422に会員として登録されているユーザごとに区別されて格納されている。
また、画像データベース424には、上記画像管理情報および上記アルバム管理情報もユーザ毎に格納されている。画像管理情報は、例えば、「画像ID」、「保存日時」、「評価ユーザ」および「コメント」を含む。
「画像ID」は、生成画像を一義的に識別するためのIDであり、「撮影日時」、「機種ID」および「連番」から構成される。「撮影日時」は、写真シール作成装置1が生成画像を撮影した日時である。「機種ID」は、生成画像を生成した写真シール作成装置1の機種を一義的に識別するためのIDである。「連番」は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を識別するための番号である。
「保存日時」は、生成画像が画像閲覧サイトに保存された日時である。「評価ユーザ」は、生成画像に対して評価をしているユーザを示し、当該ユーザの会員IDが記述される。
「コメント」は、生成画像に対して付与されたコメントに関する情報であり、「内容」、「ユーザ」、および「日時」を含む。「内容」は、コメントの内容を示す。「ユーザ」は、コメントを付与したユーザであり、当該ユーザの会員IDが記述される。「日時」は、コメントが付与された日時である。
また、アルバム管理情報は、例えば、「アルバム」および「画像」を含む。「アルバム」は、アルバムに関する情報であり、「アルバムID」、「アルバム名」、「カバー画像」、「説明文」、「作成日時」、「更新日時」、「表示順序」および「公開設定」を含む。
「アルバムID」は、アルバムを一義的に識別するためのIDである。「アルバム名」は、アルバムの名称である。「カバー画像」は、アルバム(アルバムページ)を表すカバー画像(詳細は後述)である。「説明文」は、アルバムの説明文である。「作成日時」は、アルバムが作成された日時である。「更新日時」は、アルバムが更新された日時である。「表示順序」は、後述のマイページにおけるアルバムの表示順序を示す。「公開設定」は、アルバムが公開であるか非公開であるかを示す。
また、「画像」は、アルバムに含まれる生成画像に関する情報であり、「画像ID」および「表示順序」を含む。「画像ID」は、アルバムに含まれる生成画像を示し、アルバムに含まれる生成画像の画像IDが記述される。「表示順序」は、アルバム内における生成画像の表示順序を示す。
なお、「アルバムID」が「001」のアルバムは、デフォルトで設定されるアルバムであるため、「作成日時」が記述されていない。また、「アルバムID」が「001」のアルバムは、「アルバム」の「表示順序」が「0」である。これは、当該アルバムがマイページにおいて常に先頭に表示されることを意味する。
また、「公開設定」において、フォロワー全員に公開するのではなく、特定のユーザにのみ公開する場合、その特定のユーザの会員IDが記述されてもよい。
(通信部403の詳細)
本実施形態では、写真シール作成装置1および携帯端末6が、通信部403の通信相手である。通信部403は、通信制御部411の制御を受けることによって、他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
(写真シール作成装置1の概要)
写真シール作成装置1は、写真シール作成装置1が提供するゲームをプレイするユーザ(プレイユーザ)が写真を撮影するための場所を提供する。また、撮影された写真から画像(生成画像)を生成し、生成画像を印画した写真シールを作成する。
また、写真シール作成装置1は、生成画像が貼付された仮想的なアルバムページ(個別アルバム・共有アルバム)を作成する。プレイユーザは、モニタ131に対する入力操作を行うことによって、アルバムページを新規作成または編集することができる。
ここで、個別アルバムとは、SNSゲームサイト上(管理サーバ4内)において、各プレイユーザのマイページに保存されている(すなわち、各プレイユーザに「所有」されている)アルバムページのことである。また、共有アルバムとは、SNSゲームサイト上(管理サーバ4内)において、一のプレイユーザグループ(一緒にゲームをプレイした複数のユーザ)の各メンバーのマイページに保存されている(すなわち、プレイユーザグループのメンバーの全員に「共有」されている)アルバムページのことである。
プレイユーザがゲームをプレイしている間、生成画像およびアルバムページは、一時保存サーバ8、または、管理サーバ4に保存される。生成画像およびアルバムページが一時保存サーバ8に保存された場合、ゲームが終了した後、会員(有料会員・無料会員)であるプレイユーザの生成画像およびアルバムページは、管理サーバ4に移動して保存される。一方、非会員であるプレイユーザの生成画像およびアルバムページは、ゲームが終了してから所定期間、プレイユーザが会員登録しなかった場合、一時保存サーバ8から消去される。このように、非会員であるプレイユーザが会員登録しなければ、作成されたアルバムページが一時保存サーバ8から消去されるので、プレイユーザがSNSゲームに会員登録することを動機付けることができる。
なお、一変形例では、非会員であるプレイユーザの生成画像およびアルバムページは、ゲームが終了した時点で、一時保存サーバ8に保存されたままにしておくか、管理サーバ4に移動して保存されてもよい。本変形例では、非会員であるプレイユーザが、再度ゲームを行ったとき、新しくアルバムページを作成するか、前回以前にゲームを行ったときに保存されているアルバムページを編集するかを選択させることができる。これにより、SNSゲームに会員登録(入会)することを忘れていた非会員に対して、再度、入会の動機付けを行うことができる。
以下では、今回のゲーム中に生成された生成画像を、新規画像(一時保存サーバ8に保存されている)と呼ぶ。また、前回以前のゲーム中に生成された生成画像を、既存画像(管理サーバ4に保存されている)と呼ぶ。
写真撮影が終了した後、ユーザは、アルバムページ作成画面1001(図18参照)をモニタ131に表示させ、新規で作成したアルバムページ、または、既存の(管理サーバ4に保存されている)アルバムページを作成または編集する操作を行う。例えば、ユーザは、アルバムページに生成画像を貼付する操作を行う。その他、ユーザは、(図19に示すアルバム名入力画面1021をモニタ131に表示させて)アルバムページの名前を入力することや、記憶部202に保存されている素材画像の中から、アルバムページのカバー画像を選択することもできる。なお、アルバムページ作成処理の詳細については、後述する。
(ゲームの流れ)
図12を用いて、写真シール作成装置1が提供するゲームの流れを説明する。図12は、ゲームの流れを示すフローチャートである。
図12に示すように、写真シール作成装置1が提供するゲームでは、まず、ゲームをプレイしているプレイユーザ(以下、プレイユーザA、プレイユーザBの2名の場合を例に説明する)は、写真撮影を行う(図示せず)。写真シール作成装置1は、撮影された写真から、撮影画像を生成する。
その後、プレイユーザ(プレイユーザA・プレイユーザB)は、会員ID(プレイユーザが会員である場合)またはメールアドレス(プレイユーザが非会員である場合)をモニタ131から入力する(S101a)。続いて、プレイユーザは、共有アルバムを作成するか、個別アルバムを作成するかを選択する(S101b)。
プレイユーザが個別アルバムの作成を選択した場合、モニタ131には、初期状態の(生成画像が貼付されていない)個別アルバムが表示される。また、プレイユーザが個別アルバムの編集を選択した場合、モニタ131には、各プレイユーザが所有する既存の個別アルバムが表示される(S102)。図12のS102では、プレイユーザA側の表示領域に、プレイユーザAの(新規または既存の)個別アルバムが表示されており、プレイユーザB側の表示領域には、プレイユーザBの(新規または既存の)個別アルバムが表示されている。
次に、生成画像(プレイユーザが所有する既存画像、および、新規画像)の選択画面が表示される。各プレイユーザは、表示された生成画像の中から、個別アルバムに貼付する生成画像を選択する(S103)。
ここで、ゲームが終了した後、個別アルバムは、そのプレイユーザのマイページのみに保存され、その個別アルバムの編集を行うことができる。
一方、プレイユーザが共有アルバムの作成を選択した場合、プレイユーザがゲームを初めてプレイするか、それともゲームをプレイするのが2度目またはそれよりも多いかによって、ユーザの操作は分岐する。
プレイユーザがゲームを初めてプレイする場合、写真シール作成装置1は、プレイユーザがアルバムページの新規作成を選択したとみなす。プレイユーザは、代表者を決定する(S107a)。ここでは、プレイユーザAが代表者となったとする。すると、1つの共有アルバムの編集画面が、モニタ131の画面の全体に(各ユーザの表示領域の両方に亘って)表示される。あるいは、代表者であるプレイユーザA側の表示領域には、共有アルバムが表示されるが、代表者ではないプレイユーザB側の表示領域はグレイアウトしてもよい(S108)。
一方、プレイユーザがゲームをプレイするのが2度目またはそれよりも多い場合、1回目のゲームで、代表者は既に決定している。ここでは、プレイユーザAが代表者であるとする。プレイユーザAを代表者とするプレイユーザは、共有アルバムを新規作成するか、あるいは、既存の共有アルバムを編集するかを選択する(S107b)。
プレイユーザAを代表者とするプレイユーザが共有アルバムを新規作成することを選択した場合、1つの共有アルバムの編集画面が、モニタ131の画面の全体に表示される。あるいは、代表者であるプレイユーザA側の表示領域には、共有アルバムが表示されるが、代表者ではないプレイユーザB側の表示領域はグレイアウトしてもよい(S108)。
その後、プレイユーザAおよびプレイユーザBは、表示された生成画像の中から、共有アルバムに貼付する生成画像を選択する(S103)。ここで、ゲームが終了した後は、代表者(の会員IDを有する者)のみが、共有アルバムの編集を行うことができる。しかしながら、ゲームをしている間、代表者を含むプレイユーザグループの全員で、モニタ131から、共有アルバムの作成および編集の操作については、一緒に行うことができる。これにより、プレイユーザAおよびプレイユーザBは、アルバムページを一緒に作成・編集して遊んだ思い出を共有することができる。
一方、プレイユーザAを代表者とするプレイユーザが既存の共有アルバムを編集することを選択した場合、続いて、プレイユーザAが所有する既存の共有アルバムの中から、編集する共有アルバムを選択する(S107c)。その後、選択された共有アルバムがモニタ131の画面全体に表示される。あるいは、代表者であるプレイユーザA側の表示領域には、共有アルバムが表示されるが、代表者ではないプレイユーザB側の表示領域はグレイアウトしてもよい(S108)。
その後、代表者(プレイユーザA)は、表示された生成画像の中から、共有アルバムに貼付する生成画像を選択する(S103)。
個別アルバムおよび共有アルバムのいずれが選択された場合においても、プレイユーザは、選択した生成画像を、アルバムページ(個別アルバム・共有アルバム)に貼付する生成画像として確定する(S104)。なお、プレイユーザは、選択した生成画像を、アルバムページに貼付することをキャンセルすることもできる。この場合、プレイユーザは、アルバムページに貼付する生成画像を選択しなおす(S103)。
プレイユーザが、アルバムページに貼付する生成画像を確定した後、モニタ131には、プレイユーザに対する注意喚起メッセージが表示される(S105)。このときに表示される注意喚起メッセージの内容は、プレイユーザが有料会員であるか、無料会員であるか、あるいは、非会員であるかによって、それぞれ異なっていてよい。後述するように、表示される注意喚起メッセージの内容は、無料会員または非会員が有料会員に登録することを促進するような内容であってよい。
その後、プレイユーザは、選択した生成画像が貼付されたアルバムページを確認して、アルバムページの作成または編集を確定する(S106)。なお、プレイユーザは、アルバムページの作成または編集をやり直すこともできる。
作成または編集後のアルバムページは、一時保存サーバ8に保存される。また、プレイユーザが会員である場合、ゲームが終了した後、アルバムページは、一時保存サーバ8から管理サーバ4へ移動して、プレイユーザが所有するアルバムページとして、管理サーバ4で保存される。一方、プレイユーザが非会員である場合、ゲームが終了した後、アルバムページは、削除される。
ゲームが終了した後、会員であるプレイユーザは、携帯端末6等を用いて、SNSゲームサイト(マイページ)にアクセスすることによって、自身が所有するアルバムページを見たり、編集したりすることができる。なお、共有アルバムを編集することができるプレイユーザは、ゲーム中に決定された代表者に限られる。
(制御部201)
図1は、制御部201の構成を示すブロック図である。図1に示すように、制御部201は、会員ステータス取得部2011、アルバム選択部2012、ユーザ特定部2013、共通画像抽出部2014(画像抽出部)、アルバム作成部2015(アルバムページ作成部)、会員登録受付部2016、アルバム表示部2017、およびタグ付け部2018を含む。なお、会員登録受付部2016は任意で設けられる。
図12を参照して、以下で、制御部201の各部の動作を説明する。
<a.会員ステータス取得部2011>
会員ステータス取得部2011は、編集部12のモニタ131(図8参照)からユーザ情報を入力することを(プレイユーザに)要求する(図12のS101a)。具体的には、会員ステータス取得部2011は、ユーザ情報として、会員ID、ニックネーム、またはメールアドレスを入力することを要求してもよい。会員ステータス取得部2011は、取得したユーザ情報によって特定されるユーザの会員ステータスを、管理サーバ4に問い合わせる。また、後述するように、ユーザ情報は、アルバム選択部2012によって、そのユーザ情報によって特定されるユーザが所有する既存のアルバムページを管理サーバ4から取得するために利用される。
なお、一変形例では、プレイユーザの全員が会員(有料会員・無料会員)である場合、会員ステータス取得部2011は、撮影画像に含まれるプレイユーザのユーザ情報を取得してもよい。本変形例では、会員ステータス取得部2011は、撮影画像からプレイユーザの顔を抽出する。そして抽出された顔に類似する顔を含んだ既存画像を、管理サーバ4に探索させる。そして、会員ステータス取得部2011は、管理サーバ4が発見した既存画像とタグ付けられているユーザ情報(会員IDまたはメールアドレス)を探索する(割り出す)。
会員ステータス取得部2011は、通信部203(図10参照)を用いて、入力されたユーザ情報を管理サーバ4に送信し、プレイユーザの会員ステータス(有料会員・無料会員・非会員)を管理サーバ4に問い合わせる。管理サーバ4は、入力されたユーザ情報に基づいてプレイユーザの会員ステータスを調査して、プレイユーザの会員ステータスを会員ステータス取得部2011に報告する。会員ステータス取得部2011は、管理サーバ4から報告されたプレイユーザの会員ステータスの情報を、アルバム選択部2012およびアルバム表示部2017に通知する。
<b.アルバム選択部2012>
アルバム選択部2012は、作成または編集するアルバムページ(個別アルバム・共有アルバム)の種別を選択するように(プレイユーザに)要求する(S101b)。
[i:個別アルバムが選択された場合]
図12に示すように、アルバム選択部2012は、プレイユーザの人数に応じた数のアルバムページ作成画面(図18参照)を、モニタ131に表示する(図12のS102)。図12のS102には、プレイユーザAおよびプレイユーザBの各々に対応付けられた2つのアルバムページ作成画面が、モニタ131の異なる表示領域に表示されている。なお、図12には、プレイユーザが2人の場合を示したが、3人以上のプレイユーザの場合には、図12のプレイユーザAおよびプレイユーザBの少なくとも一方に更新ボタンを設け、更新ボタンを押し下げるたびに、次のプレイユーザのアルバムページ作成画面を更新して表示させるようにしてもよい。
図示しないが、アルバム選択部2012は、さらに、個別アルバムの新規作成、または、既存の個別アルバムの編集のどちらか一方を選択することを求める。なお、アルバム選択部2012は、少なくとも一人のプレイユーザのアルバムページ作成画面に、選択肢変更ボタンを表示してもよい。この構成では、プレイユーザは、選択肢変更ボタンを押下することによって、個別アルバムの新規作成、または、既存の個別アルバムの編集のどちらか一方を選択しなおすことができてもよい。また、プレイユーザは、選択肢変更ボタン、または他の専用ボタンを押下することによって、作成または編集するアルバムページの種別(共有アルバム・個別アルバム)を変更することができてもよいし、共有アルバムの新規作成と既存の共有アルバムの編集とを切り換えることができてもよい。
[ii:共有アルバムが選択された場合]
図12に示すように、プレイユーザがゲームを初めてプレイする場合、アルバム選択部2012は、プレイユーザの代表者を決定することを要求する(図12のS107a)。そのプレイユーザがゲームを初めてプレイしたかどうかは、モニタ131に選択画面を表示し、プレイユーザ自身に選択させてもよいし、先に入力された会員ID等のユーザ情報からアルバム選択部2012が判定してもよい。一方、プレイユーザが2回目以降にゲームをプレイする場合、すなわち、代表者が既に決定している場合、アルバム選択部2012は、共有アルバムの新規作成、または、既存の共有アルバムの編集のどちらか一方を選択することを要求する(図12のS107b)。
なお、図12のS107bにおいて、既存の個別アルバムの編集が選択されたが、既存の個別アルバム(すなわち、プレイユーザが所有する個別アルバム)が存在しない場合、アルバム選択部2012は、個別アルバムの新規作成が選択されたとみなして、初期状態の(生成画像が貼付されていない)個別アルバムを表示してもよい。
既存の共有アルバムの編集が選択された場合、アルバム選択部2012は、会員ステータス取得部2011から、プレイユーザのユーザ情報を取得する。そして、ユーザ情報によって特定されるプレイユーザが所有する既存の共有アルバムの中から、編集対象となる1つの共有アルバムを選択することを要求する(図12のS107c)。そして、選択された共有アルバムを表示する。一方、共有アルバムの新規作成が選択された場合、アルバム選択部2012は、初期状態の共有アルバムを表示する。
図12に示すように、アルバム選択部2012は、プレイユーザの代表者のアルバムページ作成画面のみを表示する(図12のS108)。あるいは、同じく図12に示すように、アルバム選択部2012は、モニタ131の異なる表示領域に、プレイユーザの人数に応じた数のアルバムページ作成画面を表示するとともに、代表者以外のプレイユーザのアルバムページ作成画面をグレイアウトしてもよい(図12のS108)。
なお、一変形例では、図12のS101において、プレイユーザグループのうち、一部のプレイユーザは画像編集(落書き)を選択し、残りのプレイユーザは、個別アルバムまたは共有アルバムを選択することができてもよい。あるいは、一部のプレイユーザは個別アルバムを選択し、残りのプレイユーザは、共有アルバムを選択することができてもよい。本変形例では、各プレイユーザ側の表示領域には、各プレイユーザが選択したアルバムページの種別(共有アルバム・個別アルバム)に応じた編集画面、または、画像編集のための編集画面が表示される。
プレイユーザの代表者の決定方法を、以下で説明する。
(代表者の決定方法)
少なくとも一人のプレイユーザが有料会員である場合、アルバム選択部2012は、有料会員であるプレイユーザをモニタ131に表示し、代表者を選択することを要求してもよい。なお、前述したように、共有アルバムの編集権限は、プレイユーザグループのメンバーのうち、代表者(の会員ID等のユーザ情報)にのみ与えられる。
あるいは、アルバム選択部2012は、会員ステータスが最も高いプレイユーザ(または、所有している既存画像の枚数が最も多いプレイユーザ)を代表者として決定してもよい。ここで、有料会員、無料会員、非会員の各会員ステータスは、この順番で高くてよい。この構成では、有料会員であるプレイユーザは、他の会員ステータス(非会員・無料会員)にあるプレイユーザよりも優先的に代表者となることができる。共有アルバムの編集が自在にできることを目的に、非会員または無料会員であるプレイユーザが有料会員に登録することを促進することができる。
全てのプレイユーザが非会員または無料会員である場合、アルバム選択部2012は、全てのユーザの中から、代表者を選択することを要求してもよい。あるいは、アルバム選択部2012は、(代表者を決定する必要のない)個別アルバムを選択することのみをプレイユーザに許可してもよい。この構成では、共有アルバムの作成および編集が、有料会員だけの特典となるため、非会員または無料会員であるプレイユーザが、有料会員へ登録することを促進することができる。
なお、複数のプレイユーザが有料会員である場合、ゲームが終了するまで、プレイユーザの代表者は、有料会員である他のユーザに変更されてよい。
<c.ユーザ特定部2013、共通画像抽出部2014>
ユーザ特定部2013は、撮影画像に含まれるプレイユーザ(すなわち、ゲームをプレイ中のプレイユーザ)を特定する。ユーザ特定部2013がプレイユーザを特定する方法の具体例を後述する。
共通画像抽出部2014は、生成画像(撮影画像・既存画像)の中から、ユーザ特定部2013によって特定されたプレイユーザ全員が含まれるという共通事項を有する生成画像を抽出するように、管理サーバ4および一時保存サーバ8に指示する。以下では、ゲームをプレイ中の複数のプレイユーザが含まれる生成画像を共通画像と呼ぶ場合がある。
より詳細には、共通画像抽出部2014は、選択されたアルバムページの種別(個別アルバム・共有アルバム)、および、プレイユーザ(個別アルバムが選択された場合、各プレイユーザ。共有アルバムが選択された場合、代表者)の会員ステータス(有料会員・無料会員・非会員)に応じて、共通画像の抽出方法を変える。
[i:個別アルバムが選択された場合]
[i−1:プレイユーザが会員である場合]
共通画像抽出部2014は、プレイユーザが所有する既存画像、および、新規画像のどちらか一方、または、その両方の中から、
(a)ゲームをプレイしたプレイユーザが含まれており、
(b)プレイユーザが所有する既存のアルバムページ(個別アルバム・共有アルバム)には保存されていない
という2つの条件を満たす共通画像を抽出する。上記条件(a)は、本発明の共通事項に該当する。
[i−2:プレイユーザが非会員である場合]
本場合において、非会員なので、プレイユーザが所有する既存画像は存在しない。そこで、
共通画像抽出部2014は、新規画像のみを共通画像として抽出する。なぜならば、今回撮影した新規画像は、当然ゲームをプレイしたユーザが含まれているからである。
[ii:共有アルバムが選択された場合]
[ii−1:プレイユーザグループの少なくとも一人が会員である場合]
共通画像抽出部2014は、プレイユーザグループの少なくとも一人のメンバーが所有する既存画像、および、新規画像のどちらか一方、または、その両方の中から、
(d)ゲームをプレイした複数のプレイユーザが含まれており、
(e)会員である少なくとも一人のプレイユーザが所有する既存のアルバムページ(個別アルバム・共有アルバム)には保存されていない
という2つの条件を満たす共通画像を抽出する。上記条件(d)は、本発明の共通事項に該当する。
[ii−2:プレイユーザグループの全員が非会員である場合]
本場合において、非会員なので、プレイユーザグループのメンバーが所有する既存画像は存在しない。そこで、
共通画像抽出部2014は、撮影画像のみを共通画像として抽出する。なぜならば、今回撮影した新規画像は、当然ゲームをプレイしたユーザが含まれているからである。
なお、個別アルバムが選択された場合(上記[i])、および、共有アルバムが選択された場合(上記[ii])の両方において、共通画像には、ゲームをプレイ中のプレイユーザだけが含まれている必要はない。すなわち、共通画像には、ゲームをプレイ中のプレイユーザに加えて、他のプレイユーザが含まれていてもよい。
管理サーバ4は、共通画像抽出部2014からの指示に従って、保存されている生成画像の中から、共通画像を抽出する。また、一時保存サーバ8は、共通画像抽出部2014からの指示に従って、保存されている新規画像の中から、共通画像を抽出する。管理サーバ4は、抽出した共通画像を、共通画像抽出部2014に送信する。
このようにして、共通画像抽出部2014は、管理サーバ4から共通画像を取得する。共通画像抽出部2014が共通画像を取得する方法の詳細を後述する。
共通画像抽出部2014は、取得した共通画像をアルバム作成部2015に出力する。
<d.アルバム作成部2015>
アルバム作成部2015は、共通画像抽出部2014が抽出した生成画像(共通画像)をモニタ131に表示して、表示した生成画像の中から、アルバムページ(個別アルバム・共有アルバム)に貼付する生成画像を選択することを(プレイユーザまたは代表者に)要求する(図12のS103)。
モニタ131から、アルバムページに貼付する生成画像を選択する操作が行われたとき、アルバム作成部2015は、選択された生成画像をアルバムページに貼付することに対する同意をプレイユーザ(または、代表者)に要求する(図12のS104)。同時に、アルバム作成部2015は、メールやプッシュ通知等によって、アルバムページに生成画像を貼付することをプレイユーザが承諾するためのWEBサイトへのリンクが記載された文面を、プレイユーザ(または、代表者)の携帯端末6に送信してもよい。プレイユーザ(または、代表者)から同意を得た場合、アルバム作成部2015は、選択された生成画像をアルバムページに貼付する。なお、ゲームが終了した後に、携帯端末6を用いて、アルバムページに貼付された生成画像を削除する操作が行われた場合にも、アルバム作成部2015は、同様に、アルバムページから生成画像を削除することに対する同意を要求してもよい。
アルバム作成部2015は、作成または編集したアルバムページを、アルバム表示部2017に出力する。また、作成したアルバムページを、一時保存サーバ8(および管理サーバ4)に送信する。
このように、写真シール作成装置1では、プレイユーザが、モニタ131に対する入力操作を行って、アルバムページを作成することができる。写真シール作成装置1のモニタ131は、プレイユーザの携帯端末6の画面よりも格段に大きいので、プレイユーザは、文字入力操作など、細かくて面倒な操作を、写真シール作成装置1の大きなモニタ131上でスムーズに行うことができる。
[写真シール作成装置1によるアルバムページの編集]
ゲームの終了後、プレイユーザは、携帯端末6を用いて、ソーシャルネットワークゲーム(SNSゲーム)のWEBサイトにアクセスして、管理サーバ4または一時保存サーバ8に保存されている既存のアルバムページを編集する操作を行うことができる。この場合、SNSゲームアプリケーションが、既存のアルバムページを編集する。また、写真シール作成装置1も、既存のアルバムページを編集することができる。ここでは、写真シール作成装置1による既存のアルバムページの編集方法を説明する。なお、ここで説明する編集の内容の一部は、実際には、SNSゲームアプリケーションのみが、実行可能であってよい。
アルバム作成部2015は、会員であるプレイユーザ(個別アルバムの場合)または代表者(共有アルバムの場合)から、作成されたアルバムページの編集を受け付ける。
プレイユーザは、管理サーバ4に保存された自身のアルバムページに対して、生成画像を削除、置換、または追加する操作を行うことができる。アルバムページが共有アルバムである場合、削除または置換された生成画像は、管理サーバ4の未整理フォルダ(アルバムページに貼付されていない生成画像が保存されるフォルダ)へ移動する。
なお、共有アルバムに生成画像が追加された場合、有料会員であるプレイユーザは、共有アルバムを表示して、追加された生成画像を見ることができる。一方、無料会員または非会員であるプレイユーザは、共有アルバムを表示しても、追加された生成画像を見ることができないか、または、追加された生成画像は非アクティブの状態で表示される。ただし、有料会員へ新規登録したプレイユーザ、および、無料会員から有料会員へ変更登録したプレイユーザは、追加料金を支払うことによって、追加された生成画像を表示またはダウンロードすることが可能であってよい。これにより、非会員または無料会員であるプレイユーザが、有料会員に登録することを促進することができる。
このように、写真シール作成装置1は、画像閲覧サイトで提供されるSNSゲームの一部であるアルバムページの作成・編集処理を提供する。これにより、写真シール作成装置1に付加価値が与えられる。さらに、SNSゲームにおける会員ステータスに応じたサービスを提供することによって、SNSゲームの会員(特に、有料会員)の数を増大させることができる。
<e.会員登録受付部2016>
会員登録受付部2016は、ゲームのプレイ後に、非会員であるユーザが(モニタ131を用いて)会員登録することを受け付ける。また、会員登録受付部2016は、会員(有料会員・無料会員)であるユーザが会員種別の変更登録をすることを受け付ける。
非会員であるユーザが会員登録した場合、ユーザには、会員IDが発行される。会員登録受付部2016は、発行された会員IDを含むユーザ情報と、生成された撮影画像および作成されたアルバムページ(個別アルバム・共有アルバム)との間のリンクを確定する。会員登録受付部2016またはタグ付け部2018は、撮影画像およびアルバムページにタグ付けるユーザ情報(タグ情報)を、会員登録情報とともに、管理サーバ4に送信する。
既に会員であるユーザが変更登録した場合、会員登録受付部2016は、変更登録情報を管理サーバ4に送信する。
なお、有料会員であるユーザが代表者であり、その代表者が有料会員から非会員に変更登録を行った場合、代表者の権限は、会員ステータスの最も高いユーザに移動する。
<f.アルバム表示部2017>
アルバム表示部2017は、アルバム作成部2015によって作成されたアルバムページをモニタ131に表示する(図12のS106)。このとき、アルバム表示部2017は、会員ステータス取得部2011から、プレイユーザ(または代表者)の会員ステータスを取得し、プレイユーザ(または代表者)の会員ステータスに基づいて、アルバムページに貼付された撮影画像の表示方法を決定する。
プレイユーザが有料会員である場合、アルバム表示部2017は、アルバムページに貼付された全ての撮影画像を表示する。
プレイユーザが無料会員である場合、アルバム表示部2017は、アルバムページに貼付された撮影画像のうちの1枚のみを表示する。この場合、アルバム表示部2017は、表示される撮影画像以外の撮影画像を非表示としてもよいし、非アクティブ(例えば、撮影画像の表示がグレイアウトしており、その撮影画像の選択不可能な状態)としてもよい。プレイユーザは、表示された撮影画像を、自身の携帯端末6にダウンロードすることができる。
また、アルバム表示部2017は、アルバムページを表示する前に、(無料会員である)プレイユーザが撮影画像を1枚だけ見ることができることを通知する(図12のS105)。これにより、無料会員であるプレイユーザが、撮影画像を全て見ることを目的に、有料会員に変更登録することを促進することができる。
プレイユーザが非会員である場合、アルバム表示部2017は、アルバムページに貼付された全ての撮影画像を非表示にする。また、アルバム表示部2017は、アルバムページを表示する前に、(非会員である)プレイユーザが撮影画像を見ることができないことを通知する(図12のS105)。これにより、非会員であるプレイユーザが撮影画像を見ることを目的に、会員登録することを促進することができる。
なお、プレイユーザが会員登録または変更登録を行った場合、アルバム表示部2017は、会員登録後または変更登録後におけるプレイユーザの会員種別に応じた撮影画像を表示する。
(共有アルバム作成の具体例)
ここで、共有アルバム作成(編集)に関し、プレイユーザの会員ステータスに場合わけして具体例を説明する。なお、共通事項がプレイユーザが写っていることである場合を例として説明する。
まず、プレイユーザが有料会員のみで構成される場合、代表者はそれら有料会員のうち一人が選ばれる。共通画像抽出部2014は、新規画像およびプレイユーザの所有する既存画像から、上述のルールに従って共通画像を抽出する。本場合、共通画像は、少なくとも一人の有料会員の既存画像のうち、プレイユーザが写っている画像と、新規画像である。プレイユーザは有料会員であるため、マイページにて作成(編集)した共有アルバムに保存された共通画像が全て表示される。
次に、プレイユーザが有料会員および無料会員で構成される場合、代表者は有料会員が優先的に選ばれる。共通画像抽出部2014は、新規画像およびプレイユーザの所有する既存画像から、上述のルールに従って共通画像を抽出する。本場合、共通画像は、有料会員および無料会員の既存画像のうち、プレイユーザが写っている画像と、新規画像である。無料会員は、上述のとおり、1回のゲームにつき1枚の生成画像のみを保存可能なため、無料会員のマイページでは、共有アルバムに保存された新規画像のうち、1枚のみが表示され、それ以外の新規画像は表示されない(グレイアウト表示も含む)。また、有料会員のみが所有していた既存画像を共有アルバムに保存した場合にも、同様の理由で、無料会員のマイページでは表示されない。しかし、その後、無料会員が有料会員に登録変更になった場合には、表示されるようにしてもよい。
次に、プレイユーザに会員と非会員とが含まれる場合、代表者は有料会員、無料会員の順に優先的に選ばれる。プレイユーザに有料会員が含まれない場合には、無料会員が選ばれる。共通画像抽出部2014は、新規画像およびプレイユーザの所有する既存画像から、上述のルールに従って共通画像を抽出する。本場合、共通画像は、会員の既存画像のうち、プレイユーザが写っている画像と、新規画像である。非会員は、上述のとおり、会員でないため、生成画像は一切所有していない。したがって、非会員に対する共有アルバム(ページ)は会員登録がされるまで、一時保存サーバ8または管理サーバ4にて保存される。非会員が無料会員に登録した場合、マイページには、新規画像のうち1枚のみが表示され、他の会員が所有していた既存画像は表示されない。非会員が有料会員に登録した場合、マイページには、新規画像の全てが表示され、他の会員が所有していた既存画像は表示されない。なお、無料会員のマイページでは、共有アルバムに保存された新規画像のうち、1枚のみが表示されるとともに、有料会員のみが所有していた既存画像は表示されない。
そして、プレイユーザ全員が非会員である場合、代表者は無料会員の中から一人だけ選ばれる。本場合、既存画像を所有するプレイユーザが存在しないため、共通画像抽出部2014は、新規画像のみを抽出する。すなわち、共通画像は新規画像である。したがって、作成された共有アルバム(ページ)は会員登録がされるまで、一時保存サーバ8または管理サーバ4にて保存される。無料会員に登録した場合、マイページには、新規画像のうち1枚のみが表示され、また、有料会員に登録した場合、マイページには、新規画像のうち全てが表示される。
なお、いずれの場合も、表示された画像は、全て、自身の携帯端末6にて閲覧およびダウンロードが可能である。
また、いずれの場合においても、新規画像を少なくとも1枚を選択させることを必須とすることがよい。これによって、新規画像をゲーム中に共有アルバムへ保存することで、プレイユーザのマイページに新しい画像が増えるため、SNSゲームのゲーム性が向上される。それとともに、新しい画像を閲覧したプレイユーザのフォロワーにも写真シール作成装置1で遊びたいという欲求を持たせることができ、写真シール作成装置1およびSNSゲームともに、互いのゲーム性を相乗的にかつ効果的に向上させることができる。
このように、共有アルバムに保存される共通画像は、原則、生成画像の所有枚数が最も多い有料会員が基準となることがわかる。したがって、のちに行われる共有アルバムの編集、特に画像の削除の際に、削除したい画像が表示されている(所有している)ことが必須となるため、所有画像が最も多い有料会員を代表者にする方が都合がよい。さらには、無料会員および非会員に、最も所有画像が多い有料会員を基準として、より多くの画像を用いて共有アルバムを作成させることで、楽しさや面白さを体験させて満足度を向上させ、そののちに有料会員へ登録することを動機付ける。
(プレイユーザの特定・共通画像の抽出方法)
ここでは、前述したユーザ特定部2013が撮影画像に含まれるプレイユーザを特定する方法の例を説明する。また、前述した共通画像抽出部2014が共通画像を取得する方法の例を説明する。なお、以下では、プレイユーザAは会員(有料会員・無料会員)であり、管理サーバ4および一時保存サーバ8には、プレイユーザAの所有する既存画像が保存されているとする。また、プレイユーザAの所有する既存画像の中には、プレイユーザAの顔の特徴量(タグ情報)と、プレイユーザAのユーザ情報(タグ情報)とがタグ付けられた既存画像が含まれるとする。
<a.顔認識による抽出方法>
図13を用いて、ユーザ特定部2013が撮影画像に含まれるプレイユーザを特定する方法の例、および、共通画像抽出部2014が共通画像を抽出する方法の一例を説明する。図13は、共通画像抽出部2014による共通画像の抽出方法の一例を示すフローチャートである。プレイユーザBの会員ステータスに関わらず、共通画像抽出部2014は、ここで説明する方法で、共通画像を抽出することができる。すなわち、共通画像抽出部2014がここで説明する抽出方法によって共通画像を抽出するために、予め、プレイユーザに関する会員情報が画像と対応して管理サーバ4に保存されている必要はない。
図13に示すように、ユーザ特定部2013は、まず、生成された撮影画像を(記憶部202または一時保存サーバ8から)取得する(S201)。
次に、ユーザ特定部2013は、顔認識の技術を用いて、撮影画像の中から、プレイユーザBの顔部分を抽出し、プレイユーザBの顔部分を含む撮影画像(顔画像)を管理サーバ4に送信する(S202)。
ユーザ特定部2013は、送信した撮影画像に含まれるプレイユーザBの特徴量を算出するように、管理サーバ4に指示する。また、共通画像抽出部2014は、送信した撮影画像に含まれるプレイユーザを含んだ既存画像を抽出するように、管理サーバ4に指示する。
管理サーバ4は、ユーザ特定部2013からの指示に従って、プレイユーザBの顔の特徴量を算出する。そして、共通画像抽出部2014からの指示に従って、プレイユーザBと同一人物である可能性が高い人物、すなわち、プレイユーザBと類似する特徴を有する人物を含む1つ以上の既存画像を、既存画像の中から抽出する。そして、管理サーバ4は、抽出した1つ以上の既存画像を、写真シール作成装置1の共通画像抽出部2014に送信する(画像抽出ステップ)。
管理サーバ4から1つ以上の既存画像を取得した共通画像抽出部2014は、それらの既存画像を表示して、プレイユーザBの顔を含む既存画像を選択することを要求する(S203)。
ここで、共通画像抽出部2014は、管理サーバ4から、既存画像を1つも取得することができなかった場合(すなわち、プレイユーザBの特徴と類似する特徴を有する人物を含む既存画像が存在しなかった場合)、プレイユーザAが所有する既存画像をすべて表示する(ここでは、プレイユーザAは会員であると仮定している)。なお、プレイユーザAが非会員である場合、共通画像抽出部2014は、撮影画像のみを表示する。
プレイユーザBの顔を含む既存画像が選択された場合、共通画像抽出部2014は、プレイユーザBのユーザ情報を、選択された既存画像にタグ付けるためのタグ情報として、管理サーバ4に送信する(S204)。
ここで、写真シール作成装置1、管理サーバ4(およびSNSゲームサイト)で生成される生成画像は、それぞれサイズが異なる。そのため、共通画像抽出部2014は、予め、各生成画像に含まれる顔の特徴点の位置を、写真シール作成装置1、管理サーバ4(およびSNSゲームアプリケーション)で生成される各生成画像における座標系において一致させる。これにより、写真シール作成装置1、管理サーバ4(およびSNSゲームサイト)で生成される同じ生成画像の特徴量を一致させることができる。
(b.フォロー関係を利用した抽出方法)
図14を用いて、ユーザ特定部2013が撮影画像に含まれるプレイユーザを特定する方法の例、および、共通画像抽出部2014が共通画像を抽出する方法の例をさらに説明する。図14は、共通画像抽出部2014による共通画像の抽出方法の他の例を示すフローチャートである。プレイユーザの全員(プレイユーザAおよびプレイユーザB)が会員(有料会員・無料会員)である場合、共通画像抽出部2014は、ここで説明する方法で、共通画像を抽出することができる。
なお、SNSゲームアプリケーションにおいて、あるユーザ(“フォロワー”)が他のユーザを“フォロー”するとは、そのフォロワーが、自分を他のユーザ(フォロー先)に関連付けることを意味する。この関連付けに基づくユーザ同士の関係をフォロー関係と呼ぶ。管理サーバ4には、どのユーザがどのユーザをフォローしているかを示す関連ユーザ情報が保存されている。
ここでは、共通画像抽出部2014が、プレイユーザAのフォロワーの中から、プレイユーザBを探索する場合を説明する。特に、共通画像抽出部2014は、プレイユーザAをフォローしており、かつ、プレイユーザAにフォローされているユーザ(フォロー/フォロワー)の中から、プレイユーザBを探索することが望ましい。フォロー/フォロワーは、プレイユーザAと親密な関係を有するユーザである可能性が高いので、プレイユーザAの友人であるプレイユーザBを含んでいる可能性も高い。しかしながら、共通画像抽出部2014は、プレイユーザAをフォローしているが、プレイユーザAにフォローされていないユーザの中から、プレイユーザBを探索してもよい。
なお、一変形例では、共通画像抽出部2014は、プレイユーザAにフォローされているユーザ(フォロー先)の中から、プレイユーザBを探索してもよい。
すなわち、共通画像抽出部2014は、フォロー関係を用いて、ユーザの関連性の高さを判定して、関連の高いものから順に提示していく。ユーザの関連性の高さは、ユーザ同士が互いにフォローしていること、ユーザの一方がフォローしていること、ユーザのフォロワーをフォローするフォロワー(フォロワーのフォロワー)であることの順に高くなるとする。
図14に示すように、ユーザ特定部2013は、まず、プレイユーザAが、プレイユーザAをフォローするフォロワーの一覧(またはその一部)をモニタ131に表示する(S301)。一覧には、フォロワーのアイコンおよびニックネームが含まれる。ここで、フォロワーの一覧では、関連性の高さが高いユーザが先(一覧の上側)に表示されるようにするのが好ましい。すなわち、プレイユーザAと互いにフォローしているユーザを先に、プレイユーザAを一方的にフォローしているユーザを後(一覧の下側)に表示することが好ましい。
表示されたフォロワーの一覧から、プレイユーザBとして会員Xが選択された場合、ユーザ特定部2013および共通画像抽出部2014は、会員X(プレイユーザB)に対して、プレイユーザBを含む共通画像を用いてアルバムページを作成することの承認を求める(S302)。次に、共通画像抽出部2014は、プレイユーザAおよびプレイユーザBの少なくとも一方が所有する(管理サーバ4内および一時保存サーバ8内の)生成画像の中から、共通画像を抽出する。そして、共通画像抽出部2014またはタグ付け部2018は、抽出した共通画像にタグ付けるための会員X(プレイユーザB)のユーザ情報(タグ情報)を、管理サーバ4に保存する(S303)。
一変形例では、S302において、会員X(プレイユーザB)から承認を得た後、ユーザ特定部2013は、会員Xのアイコンから、会員Xの顔を抽出してもよい。本変形例では、共通画像抽出部2014は、プレイユーザAの顔と、会員Xの顔とを含むという共通事項を有する共通画像を、プレイユーザAおよびプレイユーザBの少なくとも一方が所有する生成画像(撮影画像・既存画像)の中から抽出するように、管理サーバ4および一時保存サーバ8に指示する。管理サーバ4および一時保存サーバ8は、顔認識の技術を用いて、プレイユーザAの顔と、会員Xの顔とを含んだ共通画像を抽出する。そして、共通画像抽出部2014は、管理サーバ4および一時保存サーバ8が抽出した共通画像に、会員X(プレイユーザB)のユーザ情報(タグ情報)をタグ付ける。
なお、前記変形例において、共通画像抽出部2014は、会員Xのアイコンから、会員Xの顔を抽出する代わりに、会員Xが所有する生成画像(撮影画像・既存画像)のうち、会員Xのユーザ情報(例えば、会員ID)とタグ付けられた生成画像の中から、会員Xの顔を抽出してもよい。
S301において、表示されたフォロワー一覧から「それ以外」が選択された場合(つまり、フォロワーの一覧にユーザBが含まれない場合)、ユーザ特定部2013は、フォロワーのそれぞれのフォロワーのうち、プレイユーザAと関連性の高い他のプレイユーザの一覧をモニタ131に提示する(S303)。ここで、プレイユーザAと関連性の高い他のプレイユーザとは、例えば、プレイユーザAのユーザ情報に、自身のユーザ情報を関連付けているプレイユーザであってよい。
提示されたフォロワーのフォロワーの一覧から、プレイユーザBとして会員αが選択された場合、方法は、前述したS302に進む。一方、プレイユーザAのフォロワーのフォロワーにもプレイユーザBが含まれない場合、ユーザ特定部2013は、プレイユーザBのメールアドレスを入力するように要求する(S304)。そして、ユーザ特定部2013は、入力されたメールアドレスとタグ付けられたフォロワーを検索する。入力されたメールアドレスと関連付けられたフォロワーがヒットした場合、ユーザ特定部2013は、ヒットしたフォロワーがプレイユーザBであるか否かをプレイユーザAに確認する(S305)。提示されたフォロワーの一覧から、プレイユーザBとして会員Ωが選択された場合、方法は、前述したS302に進む。
一方、入力されたメールアドレスと関連付けられたフォロワーがヒットしなかった場合、共通画像抽出部2014は、(i)撮影画像と、(ii)少なくともプレイユーザAが所有する既存画像と、を全て表示する。そして、共通画像抽出部2014は、表示した撮影画像および既存画像の中から、プレイユーザBを含む撮影画像および既存画像を選択することを要求する。
(タグ付け方法)
ゲームの終了後、タグ付け部2018は、プレイユーザAの所有する既存画像に、プレイユーザBのユーザ情報をタグ付けることができる。なお、プレイユーザAの所有する既存画像に、プレイユーザBのユーザ情報とタグ付けられた既存画像が含まれている場合、タグ付け部2018は、ゲームの終了前にタグ付けを行うことができる。すなわち、一変形例では、タグ付け部2018は、ゲームの開始前に、プレイユーザAの所有する既存画像に、プレイユーザBのユーザ情報を予め付与しておいてもよい。本変形例では、タグ付け部2018は、顔認識によって、プレイユーザBの所有する既存画像から、プレイユーザBのユーザ情報とタグ付けられた既存画像を抽出し、抽出した既存画像中から、プレイユーザBの顔を抽出する。そして、プレイユーザAの所有する既存画像のうち、プレイユーザBの顔に類似する顔を含む既存画像に対して、プレイユーザBのユーザ情報をタグ付ける。
図15を用いて、タグ付け部2018がプレイユーザAの所有する既存画像にプレイユーザBのユーザ情報(タグ情報)をタグ付けるタグ付け方法の具体例を説明する。図15はタグ付け方法の流れを示すフローチャートである。なお、ここで説明するタグ付け方法の主体は、写真シール作成装置1のタグ付け部2018ではなく管理サーバ4であってもよい。この構成では、管理サーバ4が提供するSNSゲームアプリケーション(サイトアプリケーション)の一部によって、以下のタグ付け方法が実行されてもよい。
(a.ニックネームで検索)
図15に示すように、プレイユーザAは、プレイユーザAの所有する既存画像を(写真シール作成装置1のモニタ131に)表示させ、表示された生成画像中のプレイユーザBをタップする。すると、タグ付け部2018は、タップされたプレイユーザBの顔を認識する(S401)。次に、タグ付け部2018は、プレイユーザBのニックネーム(または、会員ID)を入力することを要求する。
プレイユーザBのニックネームまたはその一部が入力された場合、タグ付け部2018は、プレイユーザAのフォロワーである人物の中から、入力されたニックネームと綴りが類似するニックネームを有するフォロワーを一覧に表示する(S402a)。
プレイユーザAは、表示されたフォロワーの中から、プレイユーザBのニックネームを探して選択する。表示されたフォロワーの中にプレイユーザBのニックネームが含まれない場合、プレイユーザAは、プレイユーザBのニックネームを手入力することによって、プレイユーザBが優先的に表示すべきユーザであると、タグ付け部2018に学習させることができる。
タグ付け部2018は、プレイユーザが選択したフォロワー(すなわち、プレイユーザB)の携帯端末6等に対して、既存画像にプレイユーザBのユーザ情報(タグ情報)をタグ付けることの承認を要求するメールやプッシュ通知等を送信する(S403)。プレイユーザBが承認した場合、タグ付け部2018は、既存画像にプレイユーザBのユーザ情報(タグ情報)をタグ付ける。
(b.顔認識+フォロー/フォロワー関係)
図15に示すように、プレイユーザAが、表示された生成画像に含まれるプレイユーザBをタップする。すると、タグ付け部2018は、プレイユーザBの顔を抽出する(S401)。
次に、タグ付け部2018は、顔認識の技術によって、プレイユーザAのフォロワーの中から、プレイユーザBの顔と特徴量が近いフォロワー(具体的には、プレイユーザBの顔と類似する(すなわち、特徴量が近い)顔を含むアイコンを提示するフォロワーか、または、プレイユーザBの顔と類似する顔を含む(管理サーバ4内の)生成画像とタグ付けられたユーザ情報を有するフォロワー)を抽出し、プレイユーザBの顔と特徴量が近い順番に、抽出したフォロワーを表示する(S402b)。なお、一変形例では、タグ付け部2018は、プレイユーザAがフォローするユーザの中から、プレイユーザBの顔と特徴量が近いユーザを抽出して、表示してもよい。
プレイユーザAは、表示されたフォロワーの中から、プレイユーザBのニックネームを探して選択する。表示されたフォロワーの中にプレイユーザBのニックネームが含まれない場合、プレイユーザAは、プレイユーザBのニックネームを手入力することによって、プレイユーザBが優先的に表示すべきユーザであると、タグ付け部2018に学習させることができる。
タグ付け部2018は、プレイユーザAが選択したフォロワー(すなわち、プレイユーザB)に対して、既存画像にプレイユーザBのユーザ情報(タグ情報)をタグ付けることの承認を要求するメールやプッシュ通知等を送信する(S403)。プレイユーザBが承認した場合、タグ付け部2018は、生成画像にプレイユーザBのユーザ情報(タグ情報)をタグ付ける。
(c.顔認識のみ)
前記(b)の構成において、タグ付け部2018は、顔認識の技術によって、プレイユーザBの顔と特徴量が近いプレイユーザを(プレイユーザAのフォロワーに限定せずに)SNSゲームの会員の中から抽出して、抽出した人物を、特徴量が近い順に表示してもよい。この構成では、プレイユーザAは、表示されたプレイユーザの中から、プレイユーザBを選択する。
(d.組合せ)
タグ付け部2018は、上述した(c)(b)(a)を、この順番で行ってもよい。この構成では、タグ付け部2018は、まず、顔認識の技術によって、プレイユーザBの顔と特徴量が近い顔を有するプレイユーザを、SNSゲームの会員の中から抽出する。次に、抽出されたユーザの中から、プレイユーザAのフォロワーを抽出する。そして、抽出されたユーザAのフォロワーの中から、プレイユーザBのニックネームと類似するニックネームを有するユーザをさらに抽出する。そして、抽出したプレイユーザを一覧に表示する。プレイユーザAは、表示されたプレイユーザの中から、プレイユーザBを探索する。
前記(a)〜(d)の一変形例では、タグ付け部2018は、誤っているタグ付けを訂正することをプレイユーザB(すなわち、既存画像にタグ付けをされたユーザ情報を有するユーザ)から受け付けてもよい。
他の変形例では、プレイユーザAとプレイユーザBとが、SNSゲーム内で、互いにフォローしている(同じグループを形成している)場合、プレイユーザAは、プレイユーザBの承認なしで、既存画像にプレイユーザBのユーザ情報をタグ付けすることができてもよい。これにより、タグ付けの手間を簡素化することができる。
(変形例)
一変形例では、共通画像抽出部2014は、生成画像(またはアルバムページ)にタグ付けされた任意のタグ情報をトリガーにして、共通画像(またはアルバムページ)を抽出する。すなわち、本変形例に係る共通画像抽出部2014は、複数のプレイユーザ(少なくとも、そのうちの2人)が共通して所有する生成画像(および、撮影画像)の中から、同じタグ情報(共通事項)を付加された生成画像を、共通画像として抽出する。生成画像に付加されるタグ情報は、その生成画像に関する情報であれば、特に限定されない。
生成画像にタグ付けされる任意のタグ情報は、写真シール作成装置1側の情報であってもよいし、管理サーバ4(またはSNSゲーム)側の情報であってもよい。タグ付け部2018は、これらのタグ情報を生成画像に付与して、管理サーバ4に保存する。
写真シール作成装置1側のタグ情報には、例えば、日付(撮影日・保存日・新着など)、機器情報(機種名・設置場所など)、写り、コース、およびテーマ撮影の情報が含まれる。
また、管理サーバ4(SNSゲーム)側のタグ情報には、アルバムページのタイトル、アルバムページの説明文、アルバムページの生成画像、生成画像へのコメント、生成画像への評価(“いいね”の数が多いなど)が含まれる。
ここで、アルバムページのタイトルは、例えば、生成画像に含まれる複数の人物(ユーザ)の間の関連性(例えば、親友、恋人、両親、同僚など)を示すものであってもよいし、または、生成画像に含まれる複数の人物が参加したイベントの情報(例えば、宴会、記念日、パーティー、誕生日など)を示すものであってよい。
他の変形例では、生成画像にタグ付けされるユーザ情報(タグ情報)は、例えば、所定グループの情報を含んでいてもよい。ここで、所定グループは、そのグループに含まれる全てのプレイユーザがリクエストを承認することによって確定される。
さらに他の変形例では、ユーザが所有するアルバムページは、管理サーバ4内において、そのユーザおよびその友人(他のユーザ)が含まれる生成画像の枚数が多い順に並べられてもよい。
さらに他の変形例では、アルバム表示部2017は、ユーザが、アルバムページに貼付する生成画像を検索したり、既存のアルバムページを検索したりするためのサーチボタン等を表示してもよい。あるいは、アルバム表示部2017は、検索キーワードのテキスト入力を受け付けるためのボックスを表示してもよい。
さらに他の変形例では、ユーザが友人(他のユーザ)のフォロワーであるか、または、その友人がプレイユーザのフォロワーである場合、または、ユーザおよびその友人が、互いに相手のフォロワーである場合、ユーザおよびその友人は、お互いが所有するアルバムページに貼付された生成画像を、管理サーバ4および一時保存サーバ8から、自由にダウンロードすることができてもよい。また、同じ場合において、ユーザは、友人が所有する生成画像をリクエストすることができてもよい。この構成では、友人にリクエストが承認された場合、ユーザは、管理サーバ4および一時保存サーバ8から、友人が所有する生成画像をダウンロードすることができてもよい。さらに、特定の期間(例えば、ユーザまたは友人が有料会員に登録してから1週間)、ユーザおよび友人は、互いの所有する生成画像を、管理サーバ4および一時保存サーバ8から所定枚数までダウンロードすることができてもよい。
(アルバムページ作成処理)
図16に基づいて、アルバムページ作成処理の詳細について説明する。図16は写真シール作成装置1および管理サーバ4が実行するアルバムページ作成処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図16に示すように、写真シール作成装置1の制御部201は、タブレット内蔵モニタ161にシールIDを入力するための入力画面を表示させる。ユーザがシールIDを入力すると(ステップS11)、制御部201は、入力されたシールIDの示す生成画像を記憶部202から読み出す。
そして、制御部201は、新規で作成するアルバムページ(アルバム)を示すアルバムID要求を管理サーバ4に送信する。制御部201は、アルバムID要求を管理サーバ4に送信する(ステップS12)。管理サーバ4は、アルバムID要求を受信すると、その要求に基づいて、新規のアルバムページを示すアルバムIDを発行する(ステップS13)。管理サーバ4は、発行したアルバムIDを写真シール作成装置1に送信する。管理サーバ4は、アルバムIDを写真シール作成装置1に送信する(ステップS14)。そして、写真シール作成装置1の制御部201は、アルバムIDを受信する(ステップS15)。
次に、制御部201は、タブレット内蔵モニタ161にアルバムページを作成するためのアルバムページ作成画面を表示させる。アルバムページ作成画面について詳細は後述する。制御部201は、ユーザの操作に基づいて、アルバムページを作成する(アルバムページ作成ステップ:下記S16〜S19)。具体的には、制御部201は、アルバムページの構成要素であるカバー画像に関しては、ユーザが選択した画像をカバー画像として決定する(ステップS16)。また、制御部201は、アルバムページの構成要素であるアルバム名に関しては、ユーザが入力したテキストをアルバム名として決定する(ステップS17)。また、制御部201は、アルバムページの構成要素であるユーザ画像に関しては、ユーザが選択した画像をユーザ画像として決定する(ステップS18)。また、制御部201は、アルバムページに掲載される画像に関しては、ユーザが選択した生成画像をアルバムページに掲載される画像として決定する(ステップS19)。なお、S16〜S19は、任意の順番で処理を行ってもよい。また、制御部201は、S16〜S19以外に、アルバムの説明文を決定する処理や、アルバムページの公開設定を行う処理等を実行してもよい。
ユーザがメールアドレスを入力すると(ステップS20)、制御部201は、作成したアルバムページを示すページ情報および入力されたメールアドレスを管理サーバ4に送信する。制御部201は、ページ情報およびメールアドレスを管理サーバ4に送信する(ステップS12:送信ステップ)。なお、S20の前に、制御部201は、タブレット内蔵モニタ161にメールアドレスを入力するための入力画面を表示させてもよい。ここで、ページ情報とは、アルバムページをウェブページとして表示するために使用する情報であり、例えば、アルバムID、アルバム名を示す情報、カバー画像を示す情報、ユーザ画像を示す情報、アルバムページに掲載される生成画像を示す情報、および作成日時、並びに、カバー画像、ユーザ画像およびアルバムページに掲載される生成画像等の実体データ等を含む情報である。ここで、カバー画像を示す情報、ユーザ画像を示す情報、生成画像を示す情報には、画像を識別するID、並びに、画像の大きさ、形状および配置位置を示す情報等が含まれる。なお、ページ情報に、アルバムページに掲載される生成画像の実体データが含まれていなくてもよい。また、制御部201は、制御部201に、ページ情報と共に、写真シール作成装置1の機種情報(機種名を示す情報および機種ID等)、写真シール作成装置1の設置場所を示す設置場所情報、プレイにおいてユーザが選択した、被写体の印象を決定する色調などの「写り」の情報およびコースを示す情報等を送信させてもよい。
管理サーバ4は、ページ情報およびメールアドレスを受信すると(ステップS22)、受信したページ情報とメールアドレスとを対応付けてウェブページデータベース423(または会員データベース422)に一時的に保存する(ステップS23)。
そして、制御部201は、作成したアルバムページにアクセスさせるためのメールを作成する。制御部201は、アルバムページのURLを記載したメールを作成する。制御部201は、入力されたメールアドレスの示す携帯端末6に、作成したメールを送信する。制御部201は、メールを携帯端末6に送信する(ステップS24)。
なお、本実施形態では、個々のアルバムページのURLは、管理サーバ4上の各アルバムページが格納されている場所を示すURLにアルバムIDを付加したものとする。なお、個々のアルバムページのURLにアルバムIDを利用しない場合、写真シール作成装置1は、S15において、管理サーバ4からアルバムページのURLも受信する必要がある。
また、複数のユーザが同時にアルバムページを作成する場合、写真シール作成装置1は、ユーザ毎に、ページ情報とメールアドレスとを対応付けて、管理サーバ4に送信する。
また、S24において、写真シール作成装置1が携帯端末6にメールを送信しているがこれに限るものではない。例えば、写真シール作成装置1の制御部201がメールを送信せず、管理サーバ4がアルバムページのURLを記載したメールを作成し、管理サーバ4が携帯端末6にメールを送信してもよい。
(アルバムページ表示)
次に、図17に基づいて、ユーザが会員登録を行い、携帯端末6上でアルバムページを表示する流れについて説明する。図17は、携帯端末6および管理サーバ4が実行する会員登録処理およびアルバムページ表示処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図17に示すように、携帯端末6の通信制御部611は、写真シール作成装置1から送信されたメールを受信する(ステップS31)。携帯端末6の表示制御部613は、受信したメールを表示部605に表示し、ユーザがURLを選択すると(ステップS32)、通信制御部611は、ユーザが選択したURLの示すページ(つまりアルバムページ)を要求するリクエストを管理サーバ4に、通信部203を介して送信する。
管理サーバ4は、携帯端末6からアルバムページのリクエストを受信する(ステップS33)。アルバムページは画像閲覧サイト内のページであるため、ユーザに画像閲覧サイトにログインさせるために、管理サーバ4は、画像閲覧サイトのトップページを携帯端末6に送信する(ステップS34)。例えば、管理サーバ4は、図14の(a)に示すトップページを送信する。
携帯端末6の通信制御部611は、管理サーバ4から送信されたトップページを受信し(ステップS35)、表示制御部613は、受信したトップページを表示部605に表示する。ユーザは、会員ではないため、会員登録を行う。具体的には、ユーザは、ユーザ名やパスワード等のユーザ特定情報を入力する(ステップS36)。なお、管理サーバ4は、このユーザのメールアドレスを既に取得しているため、S36ではメールアドレスの入力を省略させてもよい。ユーザがユーザ特定情報を入力すると、通信制御部611は、入力されたユーザ特定情報を管理サーバ4に送信する(ステップS37)。
管理サーバ4は、携帯端末6からユーザ特定情報を受信する(ステップS38)。管理サーバ4は、受信したユーザ特定情報に基づいて、会員IDを発行し、ユーザ管理情報を生成して、会員登録処理を行う(ステップS39)。管理サーバ4は、S33においてリクエストされたアルバムページを示すページ情報およびページ情報に対応付けられたメールアドレスを、発行した会員IDに対応付けて会員データベース422に格納する(ステップS40)。
続けて、管理サーバ4は、発行された会員IDのユーザのマイページを作成する(ステップS41)。そして、管理サーバ4は、作成したマイページに、S33においてリクエストされたアルバムページを対応付ける。管理サーバ4は、作成したマイページおよびアルバムページをウェブページデータベース423に格納する(ステップS42)。
また、管理サーバ4は、S33においてリクエストされたアルバムページに掲載されている生成画像を一時保存サーバ8から取得する(ステップS43)。管理サーバ4は、取得した生成画像を画像データベース424に格納する(ステップS44)。
そして、会員登録処理後に、管理サーバ4は、S33においてリクエストされたアルバムページを携帯端末6に送信する(ステップS45)。携帯端末6の通信制御部611は、管理サーバ4からアルバムページを受信する(ステップS46)。表示制御部613は、受信したアルバムページを表示部605に表示する(ステップS47)。
なお、ユーザが、複数の生成画像が掲載されたアルバムページを作成し、無料会員として登録した場合、本来無料会員は1プレイで生成した生成画像を1枚しか画像閲覧サイトに保存できないため、アルバムページに掲載された生成画像のうち、1枚の生成画像のみが携帯端末6で表示されるようにしてもよい。例えば、アルバムページに掲載された生成画像のうち、1枚の生成画像のみが正常に表示され、その他の生成画像がグレイアウトの状態で表示されてもよい。また、ユーザを会員に誘導するインセンティブとして、アルバムページに掲載された1または複数の生成画像の全てが表示されるようにしてもよい。すなわち、無料会員であっても、初回のみ、1プレイで生成された複数の生成画像を画像閲覧サイトに保存できるようにしてもよい。
また、ユーザが写真シール作成装置1においてアルバムページを作成した後、所定期間(例えば1週間)以内に会員登録が行われなかった場合、管理サーバ4は、写真シール作成装置1から送信されたページ情報およびメールアドレスを削除してよい。
また、S47の後、ユーザがアルバムページに掲載されている何れかの生成画像を選択すると、選択した生成画像が単体で拡大して表示される画像詳細ページに遷移する。
(アルバムページ作成画面)
次に、図18〜図22に基づいて、写真シール作成装置1に表示されるアルバムページ作成画面について詳細に説明する。図18は、タブレット内蔵モニタ161に表示されるアルバムページ作成画面の一例を示す図である。なお、図18に示す例では、ユーザが2人同時に作業を行うことができるようにするため、タブレット内蔵モニタ161の左側領域と右側領域とにそれぞれ同じ機能を有するオブジェクトが表示されている。
図18に示すように、アルバムページ作成画面1001は、生成画像1010、アルバムページ作成領域1100、切替ボタン1060および切替ボタン1070を含む。また、アルバムページ作成領域1100は、アルバム名領域1020、カバー画像領域1030、ユーザ画像領域1040および画像配置領域1050を含む。
生成画像1010は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像(S11で入力したシールIDの示す生成画像)である。
アルバム名領域1020は、アルバム名をユーザが入力するためのオブジェクトである。ユーザがアルバム名領域1020を押下すると、アルバムページ作成領域1100に、図19に示すアルバム名入力画面1021が表示される。アルバム名入力画面1021は、仮想キーボード1022、決定ボタン1023および入力アルバム名1024を含む。ユーザは、仮想キーボード1022を押下して、文字を入力し、決定ボタン1023を押下することで、アルバム名を決定することができる。決定ボタン1023が押下されると、再び、アルバムページ作成画面1001に戻る。このとき、アルバム名領域1020に入力したアルバム名が表示されていてよい。
カバー画像領域1030は、カバー画像をユーザが選択するためのオブジェクトである。ユーザがカバー画像領域1030を押下すると、アルバムページ作成領域1100に、図20に示すカバー画像選択画面1031が表示される。カバー画像選択画面1031は、素材画像1032および決定ボタン1033を含む。ユーザは、素材画像1032の中から1つ選択する。ユーザが素材画像1032を選択すると、図20に示すように、チェックボックスにチェックが入る。この状態でユーザが決定ボタン1033を押下することで、カバー画像を決定することができる。決定ボタン1033が押下されると、再び、アルバムページ作成画面1001に戻る。このとき、カバー画像領域1030に選択したカバー画像が表示されていてよい。
カバー画像として使用する素材画像1032は任意の画像でよいが、写真シール作成装置1の機種毎に定められた機種固有の画像であってもよい。すなわち、写真シール作成装置1の記憶部202には、機種固有のカバー画像の素材画像が記憶されている。例えば、機種固有の素材画像は、写真シール作成装置1のテーマや世界観に沿ったデザインの画像にする。これにより、写真シール作成装置1で作成されるアルバムページを、その写真シール作成装置1のテーマや世界観に沿ったデザインにすることができ、ユーザに写真シール作成装置1でアルバムページを作成することに対して特別感を与えることができる。
また、カバー画像の素材画像1032として、写真シール作成装置1において生成された生成画像(S11で入力したシールIDの示す生成画像)であってもよい。また、写真シール作成装置1が携帯端末6と通信を行い、携帯端末6に記憶されている画像を取得し、取得した画像を素材画像1032としてもよい。この場合の写真シール作成装置1と携帯端末6との通信手段は、例えば、物理的なケーブルによる接続、非接触リーダ、赤外線通信等である。
ユーザ画像領域1040は、ユーザ画像をユーザが選択するためのオブジェクトである。ユーザがユーザ画像領域1040を押下すると、アルバムページ作成領域1100に、図21の(a)に示すユーザ画像選択画面1041が表示される。ユーザ画像選択画面1041は、素材画像1042および決定ボタン1043を含む。ユーザは、素材画像1042の中から1つ選択する。ユーザが素材画像1042を選択すると、図21の(a)に示すように、チェックボックスにチェックが入る。この状態でユーザが決定ボタン1043を押下することで、ユーザ画像に使用する素材画像1042を決定することができる。決定ボタン1043が押下されると、図21の(b)に示すトリミング画面1044が表示される。ユーザは、選択した素材画像1045からユーザ画像に使用する領域1046を指定して、決定ボタン1047を押下することで、ユーザ画像を決定することができる。決定ボタン1047が押下されると、再び、アルバムページ作成画面1001に戻る。このとき、ユーザ画像領域1040に決定したユーザ画像が表示されていてよい。なお、図21の(b)に示す例では、領域1046の形状(ユーザ画像の形状)は、円形であるがこれに限らず、正方形、長方形、星形、多角形等、任意の形状でよい。
また、ユーザ画像の素材画像1042は、カバー画像と同様に任意の画像でよく、写真シール作成装置1に予め用意された画像(機種固有の画像を含む)、写真シール作成装置1において生成された生成画像、または携帯端末6に記憶されている画像であってよい。
画像配置領域1050は、アルバムページに掲載する画像をユーザが選択するためのオブジェクトである。ユーザが画像配置領域1050を押下すると、アルバムページ作成領域1100に、例えば、図22の(a)に示す画像選択画面1051が表示される。画像選択画面1051は、ボックス1052および決定ボタン1053を含む。ユーザは、アルバムページ作成画面1001上の生成画像1010の中から1つ選択し、続いて何れかのボックス1052を選択すると、選択した生成画像1010が選択したボックス1052に入る。また、ボックス1052には番号が付与されており、その番号は画像がアルバムページに掲載される順序を示す。なお、ボックス1052を選択してから、生成画像1010を選択してもよい。また、アルバムページ作成画面1001上の生成画像1010をドラッグ&ドロップしてボックス1052に入れてもよい。ユーザは、アルバムページに掲載する画像を選択した後、決定ボタン1053を押下すると、図22の(d)に示す確認画面1063が表示される。確認画面1063には、画像が掲載された状態のアルバムページ1061が表示されており、ユーザが決定ボタン1062を押下することで、アルバムページに掲載する画像が決定される。確認画面1063のアルバムページ1061がユーザのイメージと異なる場合には、やり直しボタン1064を押下することで、アルバムページ作成画面1001に画面を遷移させ(戻し)てアルバムページの作成をやり直すことができる。
また、ユーザが画像配置領域1050を押下すると、アルバムページ作成領域1100に、例えば、図22の(b)に示す画像選択画面1054が表示されてもよい。画像選択画面1054は、生成画像1055および決定ボタン1056を含む。生成画像1055は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像(S11で入力したシールIDの示す生成画像)である。ユーザが生成画像1055を押下すると、押下した順番に生成画像1055に番号が付与される。この番号は画像がアルバムページに掲載される順序を示す。ユーザは、アルバムページに掲載する画像を選択した後、決定ボタン1056を押下すると、図22の(d)に示す確認画面1063が表示される。
また、ユーザが画像配置領域1050を押下すると、アルバムページ作成領域1100に、例えば、図22の(c)に示す画像選択画面1057が表示されてもよい。画像選択画面1057は、生成画像1058および決定ボタン1059を含む。生成画像1058は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像(S11で入力したシールIDの示す生成画像)である。ユーザが生成画像1058を押下すると、生成画像1058のチェックボックスにチェックが入る。ユーザは、アルバムページに掲載する画像を選択した後、決定ボタン1059を押下すると、図22の(d)に示す確認画面1063が表示される。
また、ユーザは、画像配置領域1050を押下することなく、アルバムページ作成画面1001上の生成画像1010をドラッグ&ドロップにより、画像配置領域1050まで移動させることによって、アルバムページに掲載する画像を選択してもよい。また、画像を選択した後、画像配置領域1050に表示されている生成画像を移動させて、アルバムページに掲載される順序を変更してもよい。
切替ボタン1060は、アルバム作成モードと落書きモードとを切り替えるためのボタンである。本実施例では、切替ボタン1060は非アクティブとなっている。つまり、本実施例では、アルバム作成モードから落書きモードに移行させることはできない。ただし、これに限るものではなく、切替ボタン1060をアクティブにし、アルバム作成モードから落書きモードに移行させることができるようにしてもよい。また、本実施例において、各ゲームを原則無期限にプレイ可能に設定してもよい。
(補足説明;アルバムページの公開・非公開)
個別アルバムの所有者であるプレイユーザは、個別アルバムを公開する(すなわち、SNSゲームに会員登録している全ユーザが閲覧できる状態にする)か、非公開にする(すなわち、プレイユーザ自身のみが閲覧できる状態にする)かを設定することができる。
共有アルバムを共有するプレイユーザグループの代表者は、共有アルバムを公開する(すなわち、SNSゲームに会員登録している全ユーザが閲覧できる状態にする)か、非公開にする(すなわち、プレイユーザグループのメンバー(代表者自身を含む)のみが閲覧できる状態にする)かを設定することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
写真シール作成装置1の制御部201は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、写真シール作成装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、実施形態中で説明した方法で生成した生成画像およびアルバムページを携帯端末6等に送信する機能を有するが、生成画像またはアルバムページを印画したシールを作成する機能を有さない画像生成装置も、本発明の範囲に含まれる。
また、共通画像抽出部2014が、本実施形態または変形例で説明した「タグ情報」および「顔画像」(生成画像中の顔の部分)の両方を用いて、同一の「タグ情報」を有する生成画像、および、「顔画像」中の顔に類似する顔を含む生成画像の両方を抽出する構成も、本発明に含まれる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。