JP2012141801A - タッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】高い外観性を実現することができるタッチパネルを提供すること。
【解決手段】本発明によるタッチパネル1は、開口部2aと収納部2bを有する筐体2と、収納部2bに一部又は全部が収納される複数の基板3、4を含み、複数の基板3、4のうち所定の組合せの二の基板3、4の一方3の有する一方側四辺形状を他方4の有する他方側四辺形状よりも大きく形成し、一方側四辺形状が他方側四辺形状に対して外方にはみ出た部分3aと開口部2aの壁面との当接に基づいて、収納部2bに複数の基板3、4の一部4を収納された状態の筐体2と複数の基板3、4のなす形状が平坦な表面を有する直方体状とされることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として、携帯電話、電子手帳、PDA(Personal Digital Assistance)等のモバイル用途の電子機器に用いられる抵抗膜式のタッチパネルに関する。特に、表面が平坦で引出線の凹凸が現れず、筐体とタッチパネルの段差のないタイプのタッチパネル及びタッチパネルの実装技術に関するものである。
従来の抵抗膜式のタッチパネルの多くは、上側の可動側基板にポリエチレンテレフタレート等の可撓性、透過性、耐久性を有するフィルムを用い、下側の固定側基板にも同様のフィルム又はガラス等を用いて、さらに必要により、下側にガラスやプラスチック板等を設けている。
このタッチパネルでは、可動側基板及び固定側基板の相互に対向する面にそれぞれ透明導電膜、可動側電極、固定側電極及び配線パターンを設けて、指又はタッチペンの接触位置を検出するための回路を形成している。
この回路は筐体内に実装された駆動回路に接続され、開口部を有する筐体内の可動側基板及び固定側基板よりも下側には表示装置が設置されて、上述した電子機器の最終製品が組み立てられており、筐体と可動側基板の境界には段差が形成される特許文献1に記載されるような構成が一般的であった。
特開2005−71123号公報
電子機器のうち特には小型の携帯電話、電子手帳、PDA等にタッチパネルが搭載される場合、筐体と可動側基板の境界に段差を有する特許文献1に記載の構造においては、製品の厚さが厚くなり、持ち運びが不便となるという不都合を生じる。このことから、筐体と可動側基板との境界の段差を解消しうる筐体に対するタッチパネルの実装技術及びタッチパネルの設計、デザインが必要とされる要請が高くなっている。
本発明は、上記問題に鑑み、高い外観性を実現することができるタッチパネルを提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明に係るタッチパネルは、
開口部と収納部を有する筐体と、
前記収納部に一部又は全部が収納される複数の基板を含み、
前記複数の基板のうち所定の組合せの二の基板の一方の有する一方側四辺形状を他方の有する他方側四辺形状よりも大きく形成し、前記一方側四辺形状が前記他方側四辺形状に対して外方にはみ出た部分と前記開口部の壁面との当接に基づいて、前記収納部に前記複数の基板の前記一部又は全部を収納された状態の前記筐体と前記複数の基板のなす形状が平坦な表面を有する直方体状とされることを特徴とする。
本発明のタッチパネルによれば、高い外観性を実現することができる。
実施例1のタッチパネル1の一実施形態を示す模式図である。 実施例1のタッチパネル1の一実施形態を示す模式図である。 実施例2のタッチパネル1の一実施形態を示す模式図である。 実施例2のタッチパネル1の一実施形態を示す模式図である。 実施例3のタッチパネル1の一実施形態を示す模式図である。 実施例4のタッチパネル1の一実施形態を示す模式図である。 実施例4のタッチパネル1の一実施形態を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図1〜7中において左上図は、タッチパネル1を表側から見た平面図を示し、右上図は左上図におけるCC断面を示し、上から二段目の左図においては、BB断面を示し、上から二段目の右図においてはAA断面を示す。さらに、白抜きかつ下向きの矢印により関連付けられて下段に描かれた下図は、上段図、中段図、下段図の順番に二段階の実装前後におけるタッチパネル1のAA断面視を示す。
本実施例1のタッチパネル1は、図1に示すように、筐体2と、可動側基板3と、固定側基板4と、貼合せテープ(又は接着樹脂)5と、透明導電膜6と、透明導電膜7と、ドットスペーサ8と、引出線9と、LCD10と、クッション又は粘着テープ11を含んで構成される。
筐体2は、例えばプラスチック等により図1左上図のAA断面において、図1中下から二番目の図に示すように、上側つまり表面側に向けて開口するコの字状の形態を有する、上側に開口する開口部2aを有する箱形形状を有している。
筐体2の底面と側面により収納部2bが構成され、収納部2bを構成する四つの側面の表面側においては、四角枠状の開口部2aが構成される。開口部2aの表面側は中空四角状の開口側壁面2auが構成される。
可動側基板3は例えばポリエチレンフタレート等のフィルムにより構成され、裏面には例えばスパッタリング等の手法により例えば酸化インジウム錫等からなる透明導電膜6が形成される。可動側基板3のなす可動側四辺形状は開口部2aの外輪郭をなす外輪郭四辺形状と一致するよう設計、製作がなされる。
固定側基板4は例えばガラス、プラスチック等の板状部材により構成され、表面には例えばスパッタリング等の手法により例えば酸化インジウム錫等からなる透明導電膜7が形成される。加えて、透明導電膜7の表面上には例えば絶縁性のエポキシ樹脂等により微小寸法のドットスペーサ8が所定間隔で配設される。固定側基板3のなす固定側四辺形状は開口部2aの内輪郭をなす内輪郭四辺形状つまり開口四辺形状よりも小さく設定される。
可動側基板3の裏面は、図1中左上図の左方に可動側被圧着部3Dを含む。さらに、可動側基板3の裏面には、この透明導電膜6を図1中左上図の左右方向の外側から挟み込む形態で図示しない左右一対の銀電極が形成され、可動側被圧着部3Dが含む図示しない一対の可動側電極とそれぞれ電気的に接続される。
固定側基板4の表面は、図1中左上図の左方に固定側被圧着部4Uを含む。さらに、固定側基板4の表面には透明導電膜7を図1中上下方向の外側から挟み込む形態で図示しない銀電極が形成され、固定側被圧着部4Uが含む図示しない一対の固定側電極とそれぞれ電気的に接続される。
貼合せテープ5は、可動側基板3と固定側基板4を表裏方向に接合する図1左上図に示す斜線形態の枠状の接合剤を構成する。また、可動側被圧着部3Dと固定側被圧着部4Uは、可動側基板3が含む可動側電極と固定側基板4が含む固定側電極の双方に電気的に接続される図示しない四条の導体を含む引出線9の圧着部9aが圧着される被圧着部3D+4Uを構成する。
図1中下図の上段図に示すように、可動側基板3と固定側基板4を貼合せテープ5により貼り合わせてアッシーが構成され、さらに、引出線9の圧着部9aの付け根部分を左方から裏側にL字状に折り曲げた後、図1中下図の中段図に示すように、収納部2bの底部にLCD10が挿入され実装されて、図1中下図の下段図に示すように、筐体2の開口部2aを介して上述したアッシーが収納部2bに挿入して、LCD10の表面側にクッション又は粘着テープ11を介して実装する。
なお、本実施例1において筐体2の収納部2bの表裏方向の深さは、LCD10、クッション又は粘着テープ11、固定側基板4、貼合せテープ5の合計厚みと等しくなるよう設定される。
本実施例1においては、所定の組合せの二の基板の一方が可動側基板3で他方が固定側基板4であって、可動側基板3が固定側基板4に対してはみ出た部分が□形状の外枠部分3aを構成して、上述した実装作業後の状態において外枠部分3aが開口部2aの開口側壁面2auと当接する構成としている。なお、図1中左上図において外枠部分3aは図示中裏面に構成される。
すなわち、本実施例1においては、外方にはみ出た外枠部分3aと開口部2aの開口側壁面2auとの当接に基づいて、収納部2bに固定側基板4を収納された状態の筐体2と可動側基板3のなす形状が平坦な表面を有する直方体状とされる。
図1中左上図に示すように、外枠部分3aの内側に隣接して枠状の接合剤である貼合せテープ5が配置され、枠状の接合剤の一辺に位置する凹部5aを貼合せテープ5の一辺の外側をくりぬいて構成し、この凹部5aに被圧着部3D+4Uが配置される。さらに、枠状の接合剤である貼合せテープ5の厚みと圧着部9aの厚みを等しくしている。
加えて、図1中下図に示すように、実装後のタッチパネル1において、収納部2bの反開口側にはLCD10(液晶装置)を含み、LCD10が引出線9に接続されるとともに、引出線9を配策する空間として、固定側基板4と筐体2との左右方向の隙間を用いている。
本実施例1のタッチパネル1においては、以上述べた構成を有することにより以下に述べるような作用効果を得ることができる。まず、貼合せテープ5に凹部5aを設けて、被圧着部3D+4Uに該当する位置において貼合せテープ5を延在させず、かつ、貼り合わせテープ5と圧着部9aの厚みを相互に同等にすることにより、圧着部9aと被圧着部3D+4Uの圧着に伴う凹凸が発生することを防止することができる。これにより、可動側基板3の表面に凹凸が発生することをも防止して表面の平坦性を高めて美観性を高めることができる。
また可動側基板3の可動側四辺形状を固定側基板4の固定側四辺形状より大きくして外枠部分3aを構成して、筐体2の開口部2aの開口側壁面2auを外枠部分3aに当接させて、開口側壁面2auにより外枠部分3aひいては可動側基板3と固定側基板4を含むアッシーを支持することにより、可動側基板3と筐体2との境界部分は表面には現れることがないため、表面の平坦性を高めることができる。
ここで、可動側基板3と筐体2との境界部分は側面に現れることとなるが、可動側基板3の可動側四辺形状3と、筐体2つまり開口部2aの外輪郭四辺形状とは上述したように一致させているため、側面においても、可動側基板3と筐体2との段差を生じさせることはなく、側面の平坦性と美観性をも高めることができる。
さらに、外枠部分3aと開口側壁面2auを当接させるとともに、外枠部分3aの内側に隣接する位置に可動側被圧着部3Dと固定側被圧着部4U及び圧着部9aを配置しているので、圧着部9a近傍に作用する力を安定させて、圧着時における凹凸の発生を防止することができ、電気的接続性を安定させることができる。
なお、図1に示した本実施例1においては、可動側基板3の開口側つまり表面を露出する形態としているが、可動側基板3の表面に図2に示すように、化粧シート12を被せる形態とすることもできる。
つまり、本実施例1においては、開口側から視て外枠部分3aと枠状の接合剤である貼合せテープ5の双方を覆う額縁部を有する化粧シート12(化粧基板)を含むこととすることができる。なお、化粧シート12の裏面は可動側基板3の表面に対して貼合せ透明樹脂13を介して接合される。
ここで、化粧シート12の額縁部は特に被圧着部3D+4U及び圧着部9aをユーザに対して隠す目隠し機能を具備するとともに、タッチパネル1の機能に併せて適宜アイコン等を表面に印刷により具備することができ、さらに、一般的に必要な機能である、傷つき防止機能や、反射防止機能、防眩性向上機能等を具備している。
この化粧シート12を張り合わせるにあたっても、本実施例1においては、可動側基板3の特には被圧着部3D+4U及び圧着部9a近傍の凹凸の発生を効果的に防止できているため、化粧シート12の表面における凹凸の発生も防止することができる。
ここで、可動性基板3についてはポリエチレンテレフタレートの他、ポリカーボネート、耐熱性ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、環状ポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、ポリアリレート、ポリプロピレン、耐熱ナイロン、ポリイミド、PEEK等の材質を用いることもできる。
また固定側基板4にはガラス又はプラスチックが用いられる。このプラスチックについては、ポリカーボネート、耐熱性ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、環状ポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、ポリアリレート、ポリプロピレン、耐熱ナイロン等を用いることができる。
貼合せテープ又は接着樹脂5については、例えば、両面テープや印刷のり等の一般的な材質を用いることができる。貼合せテープ5についてはタッチパネル1の外周部又は額縁状部に合わせた形態であって、中央部を適宜の手段によりくりぬいた形態を有する。
化粧シート12については、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、耐熱性ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、環状ポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、ポリアリレート、ポリプロピレン、耐熱ナイロン等を用いることができる。貼り合わせ透明樹脂13についても、例えば両面テープや印刷のり等の一般的な材質を用いることができ、基材のない両面テープ、フィルム基材の両面テープ等を用いることができる。
上述した実施例1においては、外枠部分3aを表裏方向に垂直な同一平面内に構成することとしたが、表方向から視て左右方向又は上下方向の適宜の位置で表裏方向にオフセットさせる形態としてもよい。以下にそれについての実施例2について述べる。なお、実施例1に示した構成要素と同一又は類似する構成要素については同一の符号を付し、同一又は類似する構成要素と特徴事項に関して重複する説明は省略又は簡略化する。
本実施例2のタッチパネル1は、図3に示すように、複数の基板として可動側基板3と固定側基板4と固定基板14を含む。本実施例2において固定側基板4は実施例1のフィルム状の可動側基板3と同様に、ポリエチレンテレフタレート等の材質を用いることもできる。固定基板14はフィルム状でない実施例1に示した固定側基板4と同様にガラス又はプラスチックが用いられる。
図3中上図及び二段目の左図及び右図に示すように、可動側基板3の有する可動側四辺形状を固定側基板4の有する固定側四辺形状よりも長辺方向の一方向、図3中上図左方に長く形成し、固定側基板4の有する固定側四辺形状を固定基板14の有する固定四辺形状よりも長辺方向の他方向つまり図3中右方と短辺方向の双方向つまり図3中上図上下方向に長く形成している。
可動側四辺形状が固定側四辺形状に対して一方向にはみ出た一辺部分3aと、固定側四辺形状が固定四辺形状に対して他方向及び双方向にはみ出たコの字状部分4aが外枠部分3a+4aを構成し、外枠部分3a+4aが開口部2aの開口側壁面2auと当接する。なお、図3中上図において一辺部分3a及びコの字状部分4aは図示中裏面に構成される。
一辺部分3aは図3中に示すように可動側基板3の裏面の一部であり、コの字状部分4aは固定側基板4の裏面の一部であることに起因して、一辺部分3aはコの字状部分4aよりも表方向側にオフセットされている。これに合わせて、筐体2の開口部2aについても図3中左方に位置する部分は右方に位置する部分に対して表方向側にオフセットされている。なお、筐体2の図3中左右方向に延在する部分の開口側壁面2auは右方部分と表裏方向の位置を一致させている。
図3中下図の上段図に示すように、可動側基板3と固定側基板4を貼合せテープ5により貼り合わせてアッシーが構成され、さらに、引出線9の圧着部9aの付け根部分を左方から裏側にL字状に折り曲げた後、図3中下図の中段図に示すように、収納部2bの底部にLCD10が挿入され実装されて、図3中下図の下段図に示すように、筐体2の開口部2aを介して上述したアッシーが収納部2bに挿入して、LCD10の表面側にクッション又は粘着テープ11を介して実装する。
すなわち、本実施例2においては、外方にはみ出た外枠部分3a+4aと開口部2aの開口側壁面2auとの当接に基づいて、収納部2bに複数の基板3、4、14の一部4、14を収納された状態の筐体2と複数の基板3、4、14のなす形状が平坦な表面を有する直方体状とされる。
本実施例2のタッチパネル1においては、以上述べた構成を有することにより以下に述べるような作用効果を得ることができる。まず実施例1と同様に、圧着部9aと被圧着部3D+4Uの圧着に伴う凹凸が発生することを防止することができ、可動側基板3の表面に凹凸が発生することをも防止することができる。これによって、タッチパネル1の表面の平坦性を高めて美観性を高めることができる。
また、筐体2の開口部2aのオフセット部分を有する開口側壁面2auを同じくオフセット部分を有する外枠部分3a+4aに当接させて、開口側壁面2auにより外枠部分3a+4aひいては可動側基板3と固定側基板4と固定基板14を含むアッシーを支持することにより、可動側基板3と筐体2との境界部分は表面には現れることがないため、表面の平坦性を高めることができる。
さらに実施例1と同様に、外枠部分3a+4aと開口側壁面2auを当接させて、外枠部分3a+4aの一辺部分3aの内側に隣接する位置に可動側被圧着部3Dと固定側被圧着部4U及び圧着部9aを配置していることにより、圧着部9a近傍に作用する力を安定させ、圧着時における凹凸の発生を防止して電気的接続性を安定させることができる。
なお、図3に示した本実施例2においては、可動側基板3の開口側つまり表面を露出する形態としているが、可動側基板3の表面に図4に示すように、化粧シート12を被せる形態とすることもできる。これにより外観性を更に高めることができる。
上述した実施例1及び実施例2においては、筐体2に形成される開口部2aについて収納部2bに対してフラットで内側に突出しない形態を示したが、開口部2aを内側に突出させて反開口側にオーバーハンク部を形成し、このオーバーハンク部を反開口側壁面2adとして当接に利用する形態とすることもできる。以下それについての実施例3について述べる。なお、実施例1及び実施例2に示した構成要素と同一又は類似する構成要素については同一の符号を付し、同一又は類似する構成要素と特徴事項に関して重複する説明は省略又は簡略化する。
本実施例3においては、図5中上図、上から二段目の左図及び右図に示すように、所定の組合せの二の基板の一方が可動側基板3で他方が固定側基板4であって、固定側基板4が可動側基板3に対してはみ出た開口側の部分が外枠部分4aを構成し、外枠部分4aが開口部2aの反開口側壁面2adと当接することとしている。また、筐体2については、可動側基板3と固定側基板4を貼合せテープ5で貼合せて構成されるアッシーを図5中下図の中段図に示すように下方つまり底面側から実装するため、収納部2bを表裏方向に分割可能な嵌合部2sを設けている。さらに、固定側基板4は図5中二段目の左図及び右図に示すように、引出線9を挿通する切欠き4bを左側の端面に具備している。
つまり、開口部2aの内輪郭四辺形状つまり開口四辺形状は収納部2bの外形四辺形状よりも小さく形成され、開口部2aの反開口側に反開口側壁面2adが構成される。本実施例3においては、圧着部9a及び被圧着部3D+4U近傍の構造は実施例1及び実施例2に示した構造と同等である。LCD10の収納形態についても同様である。
図5中下図の上段図に示すように、可動側基板3と固定側基板4を貼合せテープ5により貼り合わせてアッシーが構成され、さらに、引出線9の圧着部9aの付け根部分を左方から裏側に切欠き4bを利用してL字状に折り曲げた後、図5中下図の中段図に示すように、収納部2bの底部にLCD10が挿入され実装されて、図5中下図の中段図で示す嵌合部2sより筐体2の上部を分離した後下方からアッシーを挿入し実装して、下段図に示すように、筐体2を嵌合部2sにおいて嵌合することによりアッシーを収納部2bに挿入して、LCD10の表面側にクッション又は粘着テープ11を介して実装する。
本実施例3のタッチパネル1においても、以上述べた構成を有することにより以下に述べるような実施例1及び実施例2と同様の作用効果を得ることができる。つまり、圧着部9aと被圧着部3D+4Uの圧着に伴う凹凸の発生を防止することができ、可動側基板3の表面に凹凸が発生することを防止し、タッチパネル1の表面の平坦性を高めて美観性を高めることができる。
また、筐体2の開口部2aの反開口側壁面2adを外枠部分4aに当接させて、反開口側壁面2adにより外枠部分4aひいては可動側基板3と固定側基板4を含むアッシーを支持することにより、表面における可動側基板3と筐体2との境界部分に段差を生じさせることがないため、表面の平坦性を高めることができる。
さらに、外枠部分4aと反開口側壁面2adを当接させて、外枠部分4aの内側に隣接する位置に可動側被圧着部3Dと固定側被圧着部4U及び圧着部9aを配置していることにより、圧着部9a近傍に作用する力を安定させ、圧着時における凹凸の発生を防止して電気的接続性を安定させることができる。
なお、図5に示した本実施例3においては、可動側基板3の開口側つまり表面を露出する形態としているが、可動側基板3の表面に、実施例1及び実施例2と同様の化粧シート12を被せる形態とすることもできる。これにより外観性を更に高めることができる。
上述した実施例3においては、開口側に指向する外枠部分4aを固定側基板4により構成したが、固定基板14に外枠部分14aを構成させることもできる。以下それについての実施例4について述べる。なお、実施例1〜3に示した構成要素と同一又は類似する構成要素については同一の符号を付し、同一又は類似する構成要素と特徴事項に関して重複する説明は省略又は簡略化する。
本実施例4のタッチパネル1においては、複数の基板が可動側基板3と固定側基板4と固定基板14により構成され、可動側基板3の有する可動側四辺形状と固定側基板4の有する固定側四辺形状と同じ大きさとし、固定側基板3の有する固定側四辺形状を固定基板14の有する固定四辺形状よりも大きく形成して、固定四辺形状が固定側四辺形状に対してはみ出た部分が外枠部分14aを構成し、外枠部分14aが開口部2aの反開口側壁面2adと当接するものとする。
実施例3と同様に、開口部2aの内輪郭四辺形状つまり開口四辺形状は収納部2bの外形四辺形状よりも小さく形成され、開口部2aの反開口側に反開口側壁面2adが構成されている。
本実施例4においても、圧着部9a及び被圧着部3D+4U近傍の構造は実施例1及び実施例3に示した構造と同等である。LCD10の収納形態についても実施例3と同様である。本実施例4においては、固定基板14が切欠き14bを具備している。
図6中下図の上段図に示すように、可動側基板3と固定側基板4を貼合せテープ5により貼り合わせ、さらに固定基板14を貼合せテープ15により貼合せて、アッシーが構成され、さらに、引出線9の圧着部9aの付け根部分を左方から裏側に切欠き14bを利用してL字状に折り曲げた後、図6中下図の中段図に示すように、収納部2bの底部にLCD10が挿入され実装されて、図6中下図の中段図で示す嵌合部2sより筐体2の上部を分離した後下方からアッシーを挿入し実装して、下段図に示すように、筐体2を嵌合部2sにおいて嵌合することによりアッシーを収納部2bに挿入して、LCD10の表面側にクッション又は粘着テープ11を介して実装する。
本実施例4のタッチパネル1においても、以上述べた構成を有することにより以下に述べるような実施例1〜3と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、圧着部9aと被圧着部3D+4Uの圧着に伴う凹凸の発生を防止して、可動側基板3の表面に凹凸が発生することを防止し、タッチパネル1の表面の平坦性を高めて美観性を高めることができる。
また、筐体2の開口部2aの反開口側壁面2adを外枠部分14aに当接させて、反開口側壁面2adにより外枠部分14aひいては可動側基板3と固定側基板4及び固定基板14を含むアッシーを支持することにより、表面における可動側基板3と筐体2との境界部分に段差を生じさせることがないため、表面の平坦性を高めることができる。
さらに、外枠部分14aと反開口側壁面2adを当接させて、外枠部分14aの内側に隣接する位置に可動側被圧着部3Dと固定側被圧着部4U及び圧着部9aを配置していることによって、圧着部9a近傍に作用する力を安定させ、圧着時における凹凸の発生を防止して電気的接続性を安定させることができる。
なお、図6に示した本実施例4においては、可動側基板3の開口側つまり表面を露出する形態としているが、図7に示すように、可動側基板3の表面に、実施例3と同様の化粧シート12を被せる形態とすることもできる。これにより外観性を更に高めることができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
本発明は、タッチパネルに関するものであり、高い外観性を実現することができるので、特には小型の電子機器、すなわち携帯電話、電子手帳、PDA等に搭載されるタッチパネルに適用して有益なものである。
1 タッチパネル
2 筐体
2a 開口部
2au 開口側壁面
2ad 反開口側壁面
2b 収納部
2s 嵌合部
3 可動側基板
3a 外枠部分
3D 可動側被圧着部
4 固定側基板
4a 外枠部分
4b 切欠き
4U 固定側被圧着部
5 貼合せテープ、接着樹脂(接合剤)
5a 凹部
6 透明導電膜(可動側)
7 透明導電膜(固定側)
8 ドットスペーサ
9 引出線
9a 圧着部
10 LCD(液晶装置)
11 クッション又は粘着テープ
12 化粧シート(化粧基板)
13 貼合せ透明樹脂
14 固定基板
14a 外枠部分
14b 切欠き
15 貼合せテープ、接着樹脂(接合剤)

Claims (9)

  1. 開口部と収納部を有する筐体と、前記収納部に一部又は全部が収納される複数の基板を含み、前記複数の基板のうち所定の組合せの二の基板の一方の有する一方側四辺形状を他方の有する他方側四辺形状よりも大きく形成し、前記一方側四辺形状が前記他方側四辺形状に対して外方にはみ出た部分と前記開口部の壁面との当接に基づいて、前記収納部に前記複数の基板の前記一部又は全部を収納された状態の前記筐体と前記複数の基板のなす形状が平坦な表面を有する直方体状とされることを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記所定の組合せの二の基板が可動側基板と固定側基板であって、前記一方が前記可動側基板であり前記他方が固定側基板であって、前記可動側基板が前記固定側基板に対してはみ出た部分が外枠部分を構成し、当該外枠部分が前記開口部の開口側壁面と当接することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記複数の基板が可動側基板と固定側基板と固定基板により構成され、前記可動側基板の有する可動側四辺形状を前記固定側基板の有する固定側四辺形状よりも長辺方向の一方向に長く形成し、前記固定側基板の有する固定側四辺形状を前記固定基板の有する固定四辺形状よりも前記長辺方向の他方向と短辺方向の双方向に長く形成して、前記可動側四辺形状が前記固定側四辺形状に対して前記一方向にはみ出た一辺部分と、前記固定側四辺形状が前記固定四辺形状に対して前記他方向及び前記双方向にはみ出たコの字状部分が外枠部分を構成し、当該外枠部分が前記開口部の開口側壁面と当接することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  4. 前記所定の組合せの二の基板が可動側基板と固定側基板であって、前記一方が前記固定側基板であり前記他方が可動側基板であって、前記固定側基板が前記可動側基板に対してはみ出た部分が外枠部分を構成し、当該外枠部分が前記開口部の反開口側壁面と当接することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  5. 前記複数の基板が可動側基板と固定側基板と固定基板により構成され、前記可動側基板の有する可動側四辺形状と前記固定側基板の有する固定側四辺形状と同じ大きさとし、前記固定側基板の有する固定側四辺形状を前記固定基板の有する固定四辺形状よりも大きく形成して、前記固定四辺形状が前記固定側四辺形状に対してはみ出た部分が外枠部分を構成し、当該外枠部分が前記開口部の反開口側壁面と当接することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  6. 前記開口部の開口四辺形状は前記収納部の外形四辺形状よりも小さく形成され、当該開口部の反開口側に前記反開口側壁面が構成されることを特徴とする請求項4又は5に記載のタッチパネル。
  7. 前記可動側基板と前記固定側基板を接合する枠状の接合剤を含み、前記可動側基板が含む可動側電極と前記固定側基板が含む固定側電極の双方に電気的に接続される引出線の圧着部が圧着される被圧着部を含むとともに、前記外枠部分の内側に隣接して前記枠状の接合剤が配置され、前記枠状の接合剤の一辺に位置する凹部に前記被圧着部が配置され、前記枠状の接合剤の厚みと前記圧着部の厚みを等しくしたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  8. 前記収納部の反開口側に液晶装置を含み、当該液晶装置が前記引出線に接続されるとともに、前記引出線を配策する空間として、前記固定側基板と前記筐体との隙間又は前記固定基板の有する切欠きを用いることを特徴とする請求項7に記載のタッチパネル。
  9. 前記開口側から視て前記外枠部分と前記枠状の接合剤の双方を覆う額縁部を有する化粧基板を含むことを特徴とする請求項8に記載のタッチパネル。
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