JP2012141018A - 遠心振子式吸振装置 - Google Patents

遠心振子式吸振装置 Download PDF

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Abstract

【課題】互いに隣り合う質量体同士の衝突や当該衝突に起因した異音の発生を抑制しつつ質量体の重量を確保することができる遠心振子式吸振装置の提供。
【解決手段】遠心振子式吸振装置20の互いに隣り合う第1質量体22および第2質量体23は、両者が互いに接近するように支持部材21に対して移動したときに、第1質量体22の第2質量体23側の端部と第2質量体23の第1質量体22側の端部とが支持部材21の軸方向からみて重なるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転要素に対して同軸に取り付けられる支持部材と、それぞれ支持部材に揺動自在に連結されると共に周方向に隣り合う複数の質量体とを備える遠心振子式吸振装置に関する。
従来、この種の遠心振子式吸振装置として、流体伝動装置のタービンランナに対して同軸に取り付けられる支持部材と、それぞれ支持ローラを介して支持部材に連結されると共に当該支持部材に対して揺動可能な複数の振子マス(質量体)を含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この遠心振子式吸振装置では、支持部材の回転に伴って複数の振子マスが当該支持部材に対して同方向に揺動することで支持部材に伝達される振動が減衰される。
独国特許出願公開第102006028556号明細書
上述のような遠心振子式吸振装置では、各質量体の重量を大きくするほど支持部材に伝達される振動をより効果的に減衰させることができる。しかしながら、遠心振子式吸振装置の各質量体の重量を大きくしようとすると基本的に質量体を大型化せざるを得ず、質量体の大型化に伴って互いに隣り合う質量体間のクリアランスが小さくなってしまう。このため、質量体を大型化して重量を確保した場合、例えば支持部材の回転数が比較的低く質量体の挙動が不安定になりがちなときに、互いに隣り合う質量体同士が接近して両者の端部同士が衝突し、異音の発生を招くおそれがある。
そこで、本発明は、互いに隣り合う質量体同士の衝突や当該衝突に起因した異音の発生を抑制しつつ質量体の重量を確保することができる遠心振子式吸振装置の提供を主目的とする。
本発明の遠心振子式吸振装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明の遠心振子式吸振装置は、
回転要素に対して同軸に取り付けられる支持部材と、それぞれ前記支持部材に揺動自在に連結されると共に周方向に隣り合う複数の質量体とを備える遠心振子式吸振装置において、
前記複数の質量体は、互いに隣り合う2つの質量体の一方である第1質量体と他方である第2質量体とが互いに接近するように前記支持部材に対して移動したときに、前記第1質量体と前記第2質量体とが前記回転要素の軸方向からみて重なるように構成されることを特徴とする。
この遠心振子式吸振装置の複数の質量体は、互いに隣り合う2つの質量体の一方である第1質量体と他方である第2質量体とが互いに接近するように支持部材に対して移動したときに、第1質量体と第2質量体とが回転要素の軸方向からみて重なるように構成される。これにより、質量体の重量を確保するために当該質量体を大型化したことに起因して互いに隣り合う質量体間のクリアランスが小さくなったとしても、質量体の挙動が不安定になって互いに隣り合う質量体同士が接近したときに当該質量体同士が衝突するのを抑制することができる。従って、この遠心振子式吸振装置では、互いに隣り合う質量体同士の衝突や当該衝突に起因した異音の発生を抑制しつつ質量体の重量を確保することが可能となる。
また、前記第1質量体の前記第2質量体側の端部には、少なくとも外周側、内周側および径方向からみた前記第2質量体側に開口する凹部が形成されてもよく、前記第2質量体の前記第1質量体側の端部は、前記第1質量体の前記凹部と遊嵌可能に形成されてもよい。これにより、第1質量体と第2質量体とが互いに接近するように支持部材に対して移動したときに、第1質量体の第2質量体側の端部と第2質量体の第1質量体側の端部とを軸方向からみて重ならせることができる。
更に、前記第1質量体は、少なくとも前記第2質量体側の端部に間隙が形成されるように前記軸方向に連結される2つの錘からなるものであってもよく、前記第1質量体と前記第2質量体とが互いに接近するように前記支持部材に対して移動したときに、前記第2質量体の前記第1質量体側の端部が前記第1質量体の前記間隙と遊嵌してもよい。このように、軸方向に連結される2つの錘により第1質量体を構成すれば、第1質量体の第2質量体側の端部に外周側、内周側および径方向からみた第2質量体側に開口する凹部としての間隙を容易に形成することができる。
また、前記第2質量体は、前記軸方向に連結される2つの錘からなるものであってもよく、該2つの錘の一方の前記第1質量体側の端部が前記第1質量体の前記間隙と遊嵌してもよい。
更に、前記複数の質量体のすべてが同一の重量を有すると共に、前記第1質量体と前記第2質量体とが互いに異なる構造を有してもよい。この場合、支持部材に対して1つおきに同一構造の質量体が配設されることになり、個々の質量体を基本的に左右対称の構造を有するものとすることができる。これにより、個々の質量体をバランスのよいものとして遠心振子式吸振装置の吸振性能を向上させることが可能となる。
また、前記複数の質量体のすべてが同一の構造および重量を有してもよい。このように、複数の質量体のすべてを同一の構造および重量を有するものとすれば、遠心振子式吸振装置における部品の種類を減らして遠心振子式吸振装置を低コスト化することが可能となる。
更に、前記第1質量体の前記第2質量体側の端部と前記第2質量体の前記第1質量体側の端部とは、常に前記軸方向からみて重なっていてもよい。このように、第1質量体の第2質量体側の端部と第2質量体の第1質量体側の端部とを常に軸方向からみて重ならせることで、第1質量体と第2質量体とが衝突するのをより確実に抑制すると共に、各質量体をそれぞれ周方向に更に拡大して各質量体の重量をより増加させることが可能となる。
そして、前記支持部材は、原動機に連結される入力部材と変速装置の入力軸との間に配置されるダンパ機構の回転要素の何れかに接続されてもよい。これにより、入力部材と変速装置の入力軸との間で振動を遠心振子式吸振装置により減衰して当該振動が変速装置へと伝達されるのを良好に抑制することが可能となる。
本発明の実施例に係る遠心振子式吸振装置20を含む流体伝動装置1の概略構成図である。 遠心振子式吸振装置20の正面図である。 遠心振子式吸振装置20を径方向からみた説明図である。 遠心振子式吸振装置20の要部を示す斜視図である。 遠心振子式吸振装置20の要部を示す斜視図である。 (a)は、変形例にかかる第2質量体23Aを示す模式図であり、(b)は、変形例にかかる第1質量体22Aを示す模式図である。 変形例に係る遠心振子式吸振装置20Bを示す概略構成図である。 遠心振子式吸振装置20Bの動作を説明するための概略構成図である。 他の変形例にかかる遠心振子式吸振装置20Cの正面図である。 遠心振子式吸振装置20Cを径方向からみた説明図である。 更に他の変形例にかかる遠心振子式吸振装置20Dの正面図である。 遠心振子式吸振装置20Dを径方向からみた説明図である。 (a)は、変形例に係る質量体27Aを示す模式図であり、(b)は、変形例に係る質量体27Bを示す模式図である。 他の変形例にかかる遠心振子式吸振装置20Eの正面図である。 遠心振子式吸振装置20Eを径方向からみた説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る遠心振子式吸振装置20を含む流体伝動装置1の概略構成図である。同図に示す流体伝動装置1は、原動機としてのエンジン(内燃機関)を備えた車両に発進装置として搭載されるトルクコンバータであり、図示しないエンジンのクランクシャフトに連結されるフロントカバー(入力部材)3と、フロントカバー3に固定されたポンプインペラ(入力側流体伝動要素)4と、ポンプインペラ4と同軸に回転可能なタービンランナ(出力側流体伝動要素)5と、タービンランナ5からポンプインペラ4への作動油(作動流体)の流れを整流するステータ6と、図示しない自動変速機(AT)あるいは無段変速機(CVT)である変速装置のインプットシャフト(入力軸)に固定されるダンパハブ(出力部材)7と、ダンパハブ7に接続されたダンパ機構8と、例えばダンパ機構8に接続された図示しないロックアップピストンを有する単板摩擦式のロックアップクラッチ機構9とを含む。
ポンプインペラ4とタービンランナ5とは、互いに対向し合い、両者の間には、ポンプインペラ4やタービンランナ5と同軸に回転可能なステータ6が配置される。ステータ6の回転方向は、ワンウェイクラッチ61により一方向のみに設定される。これらのポンプインペラ4、タービンランナ5およびステータ6は、作動油を循環させるトーラス(環状流路)を形成する。ただし、流体伝動装置1は、ポンプインペラ4、タービンランナ5およびステータ6を備えたトルクコンバータとして構成されるが、流体伝動装置1は、ステータを有さない流体継手として構成されてもよい。
ダンパ機構8は、ロックアップクラッチ機構9のロックアップピストンに固定される入力要素としてのドライブ部材80と、複数の第1コイルスプリング(第1弾性体)81と、第1コイルスプリング81を介してドライブ部材80と係合する中間部材(中間要素)83と、第1コイルスプリング81よりも高い剛性(バネ定数)を有すると共に第1コイルスプリング81から流体伝動装置1の径方向に離間して配置される複数の第2コイルスプリング(第2弾性体)82と、第2コイルスプリング82を介して中間部材83と係合すると共にダンパハブ7に固定されるドリブン部材(出力要素)84とを有する。ロックアップクラッチ機構9は、図示しない油圧制御ユニットからの油圧により動作するものであり、ダンパ機構8を介してフロントカバー3とダンパハブ7とを連結するロックアップを実行すると共に当該ロックアップを解除することができる。ただし、流体伝動装置1は、単板摩擦式のロックアップクラッチ機構9の代わりに、多板摩擦式のロックアップクラッチ機構を含むものであってもよい。
上述の流体伝動装置1では、エンジンと変速装置との間の動力伝達効率を向上させてエンジンの燃費をより向上させるために、フロントカバー3に連結されるエンジンの回転数が例えば1000rpm程度と極低いロックアップ回転数Nlupに達した段階でロックアップが実行される。そして、実施例の流体伝動装置1では、ロックアップが実行された後にフロントカバー3とダンパハブ7との間で振動をより良好に減衰して当該振動が後段の変速装置のインプットシャフトへと伝達されるのを抑制するために、ダンパ機構8の中間部材83に遠心振子式吸振装置20が接続されている。
図2は、遠心振子式吸振装置20の正面図であり、図3は、遠心振子式吸振装置20を径方向からみた説明図であり、図4は、遠心振子式吸振装置20の要部を示す斜視図である。これらの図面に示すように、遠心振子式吸振装置20は、ダンパ機構8の回転要素である中間部材83に対して同軸に固定される支持部材21と、それぞれ支持部材21に揺動自在に連結されると共に周方向に隣り合う複数(実施例ではそれぞれ2個)の第1質量体22および第2質量体23とを含む。
支持部材21は、例えば金属板をプレス加工することにより略円環状に形成されており、中央部に例えばダンパハブ7が回転自在に嵌合される嵌合孔21aを有すると共に当該嵌合孔21aの周囲に形成された複数の連結孔21bを有する。実施例の支持部材21は、複数の連結孔21bに挿通されるリベット等の締結部材を介してダンパ機構8の中間部材83に固定され、それにより支持部材21は、中間部材83と同軸かつ一体に回転することができる。
第1質量体22と第2質量体23とは、同一の重量を有しているが、互いに異なる構造を有する。そして、実施例では、図2に示すように、支持部材21に対して1つおきに第1質量体22が配設されると共に1体の第1質量体22の両隣に第2質量体23が配設される。すなわち、実施例では、第1質量体22および第2質量体23が等間隔(90°おき)かつ交互に配置され、2体の第1質量体22が支持部材21の中心軸に関して対称に配置されると共に2体の第2質量体23が支持部材21の中心軸に関して対称に配置される。
各第1質量体22は、図2および図3に示すように、支持部材21の軸方向からみて支持部材21の外周に沿うように概ね円弧状に湾曲した2枚の同一の金属板(錘)221からなり、左右対称の構造を有する。2枚の金属板221は、間隔をおいて支持部材21の軸方向に対向し合うと共に第1質量体22の長手方向における両方の端部に凹部としての間隙G(図3参照)が形成されるようにリベット等を介して互いに連結される。第1質量体22の両方の端部に形成される間隙Gは、第1質量体22の外周側および内周側ならびに当該第1質量体22を径方向(図2における白抜矢印参照)からみたときの隣の第2質量体23側に開口する。
2枚の金属板221の間には、予め定められた間隔を置いて延在する2本のアーム部材24の一端部が差し込まれ、2本のアーム部材24は、それぞれ支軸(ころ)24sを介して2枚の金属板221に対して回転自在に連結される。更に、2本のアーム部材24の他端は、当該2本のアーム部材24が上記間隔をおいて互いに平行をなすように、それぞれ支軸(ころ)25sを介して支持部材21に回転自在に連結される。実施例では、支持部材21に対して軸方向に間隔をおいてアーム支持プレート25が固定され、2本のアーム部材24の他端は、支持部材21とアーム支持プレート25との間に差し込まれると共に、支軸25sを介して支持部材21およびアーム支持プレート25に回転自在に連結される。そして、支持部材21には、2本のアーム部材24の両側に位置するように複数のストッパ部21cが形成されている。各ストッパ部21cは、対応する1本のアーム部材24と当接して当該アーム部材24に連結された第1質量体22の揺動範囲を規定する。これにより、各第1質量体22は、ストッパ部21cにより規定される揺動範囲内で支持部材21に対して揺動可能となる。
各第2質量体23は、図2および図3に示すように、支持部材21の軸方向からみて支持部材21の外周に沿うように概ね円弧状に湾曲した1枚の第1金属板(錘)231と、当該第1金属板231よりも短い周長を有する第2金属板(錘)232とからなり、第1質量体22と同様に左右対称の構造を有する。第1金属板231は、第1質量体22を構成する金属板221と概ね同一の平面形状を有し、第1金属板231の両方の端部231eは、図3および図4に示すように、プレス加工等により第1金属板231の中央部に対してオフセットされている。第2金属板232は、第1金属板231の中央部と概ね同一の平面形状を有するように形成されており、当該第1金属板231の中央部に対して支持部材21の軸方向に対向する状態でリベット等を介して連結される。また、第1金属板231の両方の端部231eの厚みは、第1質量体22の両方の端部に形成される間隙Gの幅(軸方向における幅)よりも若干小さく定められている。
第1金属板231と第2金属板232との間には、予め定められた間隔を置いて延在する2本のアーム部材24の一端部が差し込まれ、2本のアーム部材24は、それぞれ支軸(ころ)24sを介して第1金属板231および第2金属板232に対して回転自在に連結される。更に、2本のアーム部材24の他端は、当該2本のアーム部材24が上記間隔をおいて互いに平行をなすように、それぞれ支軸(ころ)25sを介して支持部材21およびアーム支持プレート25に回転自在に連結される。そして、支持部材21には、2本のアーム部材24の両側に位置するように複数のストッパ部21cが形成されている。各ストッパ部21cは、対応する1本のアーム部材24と当接して当該アーム部材24に連結された第2質量体23の揺動範囲を規定する。これにより、各第2質量体23は、ストッパ部21cにより規定される揺動範囲内で支持部材21に対して揺動可能となる。
実施例において、第2質量体23の両方の端部すなわち第1金属板231の両方の端部231eは、図2から図4に示すように、両隣に位置する第1質量体22の対応する端部に形成された間隙Gに遊嵌する。すなわち、第1質量体22の第2質量体23側の端部と第2質量体23の第1質量体22側の端部とは、支持部材21の軸方向からみて重なり合う。そして、実施例では、第1質量体22および第2質量体23のそれぞれが支持部材21に対して揺動範囲内でどのように移動したとしても、互いに隣り合う第1質量体22および第2質量体23の端部同士が常に支持部材21の軸方向からみて重なると共に、第1質量体22および第2質量体23の端部の端面がリベット等の他の部材と接触しないように金属板221、第1および第2金属板231,232の寸法やリベットの位置等が定められている。
次に、上述のように構成された遠心振子式吸振装置20の動作について説明する。
流体伝動装置1のロックアップクラッチ機構9によりロックアップが実行されると、図1からわかるように、原動機としてのエンジンからの動力が、フロントカバー3、ロックアップクラッチ機構9、ドライブ部材80、第1コイルスプリング81、中間部材83、第2コイルスプリング82、ドリブン部材84、ダンパハブ7という経路を介して変速装置のインプットシャフトへと伝達される。この際、フロントカバー3に入力されるトルクの変動は、主にダンパ機構8の第1および第2コイルスプリング81,82により吸収される。更に、実施例の流体伝動装置1では、ロックアップに伴ってロックアップピストンによりフロントカバー3に連結されたダンパ機構8がフロントカバー3と共に回転すると、ダンパ機構8の中間部材83に連結された支持部材21も中間部材83と共に流体伝動装置1の軸周りに回転し、支持部材21の回転に伴って遠心振子式吸振装置20を構成する第1質量体22および第2質量体23が支持部材21に対して同方向に揺動することになる。これにより、遠心振子式吸振装置20から中間部材83に対して当該中間部材83の振動(共振)とは逆方向の位相を有する振動を付与し、それによりフロントカバー3とダンパハブ7との間で遠心振子式吸振装置20によっても振動を吸収(減衰)することが可能となる。
ただし、上述のように構成される遠心振子式吸振装置20では、第1質量体22および第2質量体23のそれぞれが支持部材21に対して独立に揺動可能であることから、例えばエンジン(支持部材21)の回転数が比較的低いときには第1質量体22および第2質量体23の挙動が不安定になりがちであり、互いに隣り合う第1質量体22と第2質量体23とが逆方向に移動して互いに接近するおそれがある。そして、このように互いに隣り合う第1質量体22と第2質量体23とが互いに接近した場合、何ら対策を施さなければ、互いに隣り合う第1質量体22と第2質量体23との端部同士が衝突し、異音の発生を招くおそれがある。
これに対して、実施例の遠心振子式吸振装置20では、第2質量体23の端部すなわち第1金属板231の端部231eが隣に位置する第1質量体22の対応する端部に形成された間隙Gに常に遊嵌しており、第1質量体22と第2質量体23とが互い接近するように移動したとしても、第2質量体23を構成する第1金属板231の端部231eが第1質量体22の端部に形成された間隙Gの更に奥へと入り込むことができる。従って、互いに隣り合う第1質量体22と第2質量体23との端部同士が衝突してしまうことはなく、異音の発生を良好に抑制することができる。
以上説明したように、実施例の遠心振子式吸振装置20の互いに隣り合う第1質量体22および第2質量体23は、両者が互いに接近するように支持部材21に対して移動したときに、第1質量体22の第2質量体23側の端部と第2質量体23の第1質量体22側の端部とが支持部材21(回転要素としての中間部材83)の軸方向からみて重なることができるように構成される。これにより、第1質量体22および第2質量体23の重量を確保するために両者を特に周方向に大型化したとしても、第1質量体22および第2質量体23の挙動が不安定になって互いに隣り合う第1質量体22と第2質量体23とが互いに接近したときに両者が衝突するのを抑制することができる。従って、実施例の遠心振子式吸振装置20では、互いに隣り合う第1質量体22と第2質量体23との衝突や当該衝突に起因した異音の発生を抑制しつつ第1質量体22および第2質量体23の重量を確保することが可能となる。ただし、第1質量体22と第2質量体23とは、両者が互いに接近するように支持部材21に対して移動したときに、一方の端部と他方の端部以外の部分とが軸方向からみて重なるように構成されてもよく、両者の端部以外の部分同士が軸方向からみて重なるように構成されてもよい。
また、上記実施例のように、遠心振子式吸振装置がフロントカバー等を介してエンジンに連結される場合、当該エンジンが省気筒化されるほど第1質量体22および第2質量体23の振れ角(揺動範囲)を大きくする必要があり、第1質量体22と第2質量体23同士の衝突が生じやすくなってしまうが、上記実施例の遠心振子式吸振装置20によれば、第1質量体22および第2質量体23の振れ角(揺動範囲)を大きくなったとしても、第1質量体22と第2質量体23同士の衝突を良好に抑制することができる。従って、実施例の遠心振子式吸振装置20は、省気筒エンジンと変速装置との間で振動を減衰するのに極めて好適である。
更に、遠心振子式吸振装置20の支持部材21をエンジンに連結されるフロントカバー3と変速装置のインプットシャフトに接続されるダンパハブ7との間に配置されるダンパ機構8の回転要素である中間部材83に接続すれば、フロントカバー3とダンパハブ7との間で遠心振子式吸振装置20により振動を減衰して当該振動が変速装置へと伝達されるのを良好に抑制することが可能となる。ただし、遠心振子式吸振装置20の支持部材21は、ダンパ機構8の回転要素であるドライブ部材(入力部材)80に接続されてもよく、ダンパ機構8の回転要素であるドリブン部材(出力部材)84に接続されてもよい。
また、上記実施例では、第1質量体22の第2質量体23側の端部(両方の端部)に、外周側、内周側および径方向からみた第2質量体23側に開口する凹部としての間隙Gが形成されており、第2質量体23の第1質量体22側の端部は、第1質量体22の間隙Gと遊嵌可能に形成されている。これにより、第1質量体22と第2質量体23とが互いに接近するように支持部材21に対して移動したときに、第1質量体22の第2質量体23側の端部と第2質量体23の第1質量体22側の端部とを軸方向からみて重ならせることができる。
更に、上記実施例において、第1質量体22は、長手方向における両方の端部すなわち第2質量体23側の端部に間隙Gが形成されるように軸方向に連結される2枚の金属板(錘)221からなり、第2質量体23は、軸方向に連結される2枚の第1金属板(錘)231と第2金属板(錘)232とにより構成される。そして、第1質量体22と第2質量体23とが互いに接近するように支持部材21に対して移動したときに、第2質量体23の第1質量体22側の端部すなわち第1金属板231の端部231eが第1質量体22の間隙Gと遊嵌する。このように、軸方向に連結される2枚の金属板221により第1質量体22を構成すれば、第1質量体22の第2質量体23の端部に外周側、内周側および径方向からみた第2質量体23側に開口する凹部としての間隙Gを容易に形成することができる。なお、遠心振子式吸振装置20は、上述の第2質量体23の代わりに、図6(a)に示すように両方の端部231eやアーム部材24の取付部等が一体に形成された第2質量体23Aを含んでもよい。また、遠心振子式吸振装置20は、第2質量体23または23Aと共に、図6(b)に示すように両方の端部に間隙Gを有する単一の部材として形成された第1質量体22Aを含んでもよい。
また、上記実施例では、複数の第1質量体22および第2質量体23のすべてが同一の重量を有すると共に、第1質量体22と第2質量体23とが互いに異なる構造を有しており、支持部材21に対して1つおきに第1質量体22が配設されると共に1体の第1質量体22の両隣に第2質量体23が配設される。これにより、第1質量体22および第2質量体23のそれぞれを左右対称の構造を有するバランスのよいものとして遠心振子式吸振装置20の吸振性能を向上させることが可能となる。
そして、上記実施例において、第1質量体22の第2質量体23側の端部と第2質量体23の第1質量体22側の端部とは、常に軸方向からみて重なっている。これにより、第1質量体22と第2質量体23とが衝突するのをより確実に抑制すると共に、第1質量体22と第2質量体23とをそれぞれ周方向に更に拡大して第1質量体22および第2質量体23の重量をより増加させることが可能となる。
図7は、変形例に係る遠心振子式吸振装置20Bを示す概略構成図である。以下、上記遠心振子式吸振装置20に関連して説明したものと同一の要素には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略する。図7の遠心振子式吸振装置20Bを構成する第1質量体22Bおよび第2質量体23Bは、それぞれが中立状態(2本のアーム部材24の中心線が支持部材21の中心を通る状態)にあるときや、それぞれが同方向に揺動するときに互いに隣り合う端部同士が軸方向からみて重ならないように構成される。そして、第1質量体22Bおよび第2質量体23Bは、図8に示すように、揺動範囲内で両者が互いに接近するように支持部材21に対して移動したときにのみ、第1質量体22Bの第2質量体23側の端部と第2質量体23Bの第1質量体22側の端部とが支持部材21の軸方向からみて重なることができるように構成される。このように、本発明の遠心振子式吸振装置において、複数の質量体は、互いに隣り合う端部同士が常に軸方向からみて重なっていなくてもよい。
図9は、他の変形例に係る遠心振子式吸振装置20Cの正面図であり、図10は、遠心振子式吸振装置20Cを径方向からみた説明図である。これらの図面に示す遠心振子式吸振装置20Cを構成する第2質量体23Cは、支持部材21の外周に沿うように概ね円弧状に湾曲した2枚の同一の金属板(錘)233からなるものであり、金属板233は、基部233bと当該基部233bから延出された係合端部233eとを有する。図10に示すように、金属板233は、第2質量体23Cが支持部材21に取り付けられた際に係合端部233eが基部233bに対して径方向からみて支持部材21の軸方向にオフセットされるように形成されている。2枚の金属板233は、基部233b同士が支持部材21の軸方向に対向し合うと共に係合端部233e同士が互いに反対側に位置するようにリベット等を介して互いに連結される。更に、2枚の金属板233の基部233b間には、2本のアーム部材24の一端部が差し込まれ、2本のアーム部材24は、それぞれ支軸24sを介して2枚の金属板233に対して回転自在に連結されると共に支軸25sを介して支持部材21およびアーム支持プレート25に回転自在に連結される。そして、各金属板233の係合端部233eは、図9および図10に示すように、両隣に位置する第1質量体22の対応する端部に形成された間隙Gに遊嵌する。このように構成される第2質量体23Cも概ね左右対称の構造を有するバランスのよいものである。また、2枚の同一の金属板233からなる第2質量体23Cによれば、遠心振子式吸振装置20Cにおける部品の種類を減らして当該遠心振子式吸振装置20Cを低コスト化することが可能となる。
図11は、他の変形例に係る遠心振子式吸振装置20Dの正面図であり、図12は、遠心振子式吸振装置20Dを径方向からみた説明図である。これらの図面に示す遠心振子式吸振装置20Dは、同一の構造および重量を有する複数の質量体27を含むものである。各質量体27は、支持部材21の外周に沿うように概ね円弧状に湾曲した1枚の第1金属板(錘)271と、当該第1金属板271よりも短い周長を有する第2金属板(錘)272とからなる。第1金属板271は、基部271bと当該基部271bから延出された係合端部271eとを有する。図12に示すように、第1金属板271は、質量体27が支持部材21に取り付けられた際に係合端部271eが基部271bに対して径方向からみて支持部材21の軸方向にオフセットされるように形成されている。また、第2金属板272は、第1金属板271の基部271bと概ね同一の平面形状を有するように形成されている。
第2金属板272は、第1金属板271の基部271bに対して支持部材21の軸方向に対向する状態でリベット等を介して連結され、第1金属板271と第2金属板272とにより係合端部271eとは反対側の端部に間隙Gが形成される。更に、第1金属板271の基部271bと第2金属板272との間には、2本のアーム部材24の一端部が差し込まれ、2本のアーム部材24は、それぞれ支軸24sを介して2枚の金属板233に対して回転自在に連結されると共に支軸25sを介して支持部材21およびアーム支持プレート25に回転自在に連結される。そして、各質量体27の係合端部271eは、図11および図12に示すように、隣り合う質量体27の端部に形成された間隙Gに遊嵌する。このように、複数の質量体27のすべてを同一の構造および重量を有するものとすれば、遠心振子式吸振装置20Dにおける部品の種類を減らして当該遠心振子式吸振装置20Dを低コスト化することが可能となる。
なお、遠心振子式吸振装置20Eは、上述の質量体27の代わりに、図13(a)に示すように一端側に係合端部271eを有すると共に他端側に間隙Gを有する単一の部材として形成された質量体27Aを複数含んでもよい。また、遠心振子式吸振装置20Eは、図13(b)に示すように両端に係合端部271eを有する質量体27Bを複数含んでもよい。質量体27Bは、当該質量体27Bが支持部材21に取り付けられた際に長手方向における径方向からみて一方の係合端部271eが他方の係合端部271eに対して支持部材21の軸方向にオフセットされるように形成されている。そして、各係合端部271eの側方(図中上方または下方)には、外周側、内周側、径方向からみた隣り合う質量体27側、並びに支持部材21の軸方向(図中上下方向)における一側または他側に開口する凹部27cが形成され、当該凹部27cに隣り合う質量体27Bの係合端部271eが遊嵌する。このような質量体27Bは、単一の部材として構成されてもよく、複数の部材からなるものとされてもよい。
図14は、他の変形例に係る遠心振子式吸振装置20Eの正面図であり、図15は、遠心振子式吸振装置20Eを径方向からみた説明図である。これらの図面に示す遠心振子式吸振装置20Eは、複数のガイド穴21gを有する円環状の支持部材21Eと、それぞれ対応するガイド穴21gに沿って転動することで支持部材21に対して揺動可能な第1質量体28および第2質量体29とを含むものである。複数のガイド穴21gは、曲線状の内周縁をもった同一形状の長穴であり、支持部材21Eに対して等間隔に形成される。第1質量体28は、支持部材21のガイド穴21gに転動自在に挿通される支軸(ころ)280と、当該支軸280の両端に固定される円盤状の金属板(錘)281とからなる。同様に、第2質量体29は、支持部材21のガイド穴21gに転動自在に挿通される支軸(ころ)290と、当該支軸290の両端に固定される円盤状の金属板(錘)291とからなる。実施例では、支持部材21Eの複数のガイド穴21gに対して1つおきに第1質量体28が配設されると共に1体の第1質量体28の両隣に第2質量体29が配設される。
図15に示すように、第1質量体28を構成する金属板281は、薄い円錐台状に形成されており、2枚の金属板281は、上面(面積が小さい方の面)同士が対向するように支軸280に固定される。これにより、第1質量体28の外周には、断面略V字状の溝28vが形成され、当該溝は、外周側および内周側ならびに当該第1質量体28を径方向からみたときの隣の第2質量体29側に開口する凹部として機能する。第2質量体29を構成する金属板291も薄い円錐台状に形成されており、2枚の金属板291は、底面(面積が大きい方の面)同士が対向するように支軸290に固定される。これにより、第2質量体29の外周部29oは断面略V字状に突出し、第2質量体29の外周部の少なくとも一部は、第1質量体28の外周の溝に遊嵌可能な端部として機能する。
このように構成される遠心振子式吸振装置20Eにおいても、互いに隣り合う第1質量体28と第2質量体29とが互いに接近するように支持部材21Eに対して移動したときに、図14に示すように、第1質量体28の第2質量体29側の外周部(端部)と第2質量体29の第1質量体28側の外周部(端部)とが支持部材21の軸方向からみて重なることができる。これにより、第1質量体28および第2質量体29の重量を確保するために両者を特に径方向に大型化したとしても、第1質量体28および第2質量体29の挙動が不安定になって互いに隣り合う第1質量体28と第2質量体29とが互いに接近したときに両者が衝突するのを抑制することができる。従って、遠心振子式吸振装置20Eにおいても、互いに隣り合う第1質量体28と第2質量体29との衝突や当該衝突に起因した異音の発生を抑制しつつ第1質量体28および第2質量体29の重量を確保することが可能となる。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、遠心振子式吸振装置の製造産業に利用可能である。
1 流体伝動装置、3 フロントカバー、4 ポンプインペラ、5 タービンランナ、6 ステータ、7 ダンパハブ、8 ダンパ機構、9 ロックアップクラッチ機構、20,20B,20C,20D,20E 遠心振子式吸振装置、21,21E 支持部材、21a 嵌合孔、21b 連結孔、21c ストッパ部、21g ガイド穴、22,22A,22B,28 第1質量体、23,23A,23B,23C,29 第2質量体、24 アーム部材、24s,25s,280,290 支軸、25 アーム支持プレート、27,27A,27B 質量体、27c 凹部、28v 溝、29o 外周部、61 ワンウェイクラッチ、80 ドライブ部材、81 第1コイルスプリング、82 第2コイルスプリング、83 中間部材、84 ドリブン部材、221,233,281,291 金属板、231,271 第1金属板、231e 端部、232,272 第2金属板、233b,271b 基部、233e,271e 係合端部。

Claims (8)

  1. 回転要素に対して同軸に取り付けられる支持部材と、それぞれ前記支持部材に揺動自在に連結されると共に周方向に隣り合う複数の質量体とを備える遠心振子式吸振装置において、
    前記複数の質量体は、互いに隣り合う2つの質量体の一方である第1質量体と他方である第2質量体とが互いに接近するように前記支持部材に対して移動したときに、前記第1質量体と前記第2質量体とが前記回転要素の軸方向からみて重なるように構成されることを特徴とする遠心振子式吸振装置。
  2. 請求項1に記載の遠心振子式吸振装置において、
    前記第1質量体の前記第2質量体側の端部には、少なくとも外周側、内周側および径方向からみた前記第2質量体側に開口する凹部が形成されており、前記第2質量体の前記第1質量体側の端部は、前記第1質量体の前記凹部と遊嵌可能に形成されていることを特徴とする遠心振子式吸振装置。
  3. 請求項2に記載の遠心振子式吸振装置において、
    前記第1質量体は、少なくとも前記第2質量体側の端部に間隙が形成されるように前記軸方向に連結される2つの錘からなり、前記第1質量体と前記第2質量体とが互いに接近するように前記支持部材に対して移動したときに、前記第2質量体の前記第1質量体側の端部が前記第1質量体の前記間隙と遊嵌することを特徴とする遠心振子式吸振装置。
  4. 請求項3に記載の遠心振子式吸振装置において、
    前記第2質量体は、前記軸方向に連結される2つの錘からなり、該2つの錘の一方の前記第1質量体側の端部が前記第1質量体の前記間隙と遊嵌することを特徴とする遠心振子式吸振装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の遠心振子式吸振装置において、
    前記複数の質量体のすべてが同一の重量を有すると共に、前記第1質量体と前記第2質量体とが互いに異なる構造を有することを特徴とする遠心振子式吸振装置。
  6. 請求項1から4の何れか一項に記載の遠心振子式吸振装置において、
    前記複数の質量体のすべてが同一の構造および重量を有することを特徴とする遠心振子式吸振装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の遠心振子式吸振装置において、
    前記第1質量体の前記第2質量体側の端部と前記第2質量体の前記第1質量体側の端部とは、常に前記軸方向からみて重なっていることを特徴とする遠心振子式吸振装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の遠心振子式吸振装置において、
    前記支持部材は、原動機に連結される入力部材と変速装置の入力軸との間に配置されるダンパ機構の回転要素の何れかに接続されることを特徴とする遠心振子式吸振装置。
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