JP2012139671A - 排ガス浄化用触媒および排ガス浄化方法 - Google Patents

排ガス浄化用触媒および排ガス浄化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コスト性に優れるとともに、優れた窒素酸化物(NO)の浄化性能を発現できる排ガス浄化用触媒および排ガス浄化方法を提供すること。
【解決手段】銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されたアルミナにおいて、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度を14質量%以下として、排ガス浄化用触媒を得る。また、その排ガス浄化用触媒を、プラズマ放電場において用いる。このような排ガス浄化用触媒では、安価で入手可能な銅が活性成分として含まれているため、コスト性に優れ、また、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度が、14質量%以下であるため、CO、HCおよびNOのバランスのよい浄化性能を得ることができる。また、この排ガス浄化方法では、排ガス浄化用触媒がプラズマ放電場において用いられるので、とりわけ、NOを良好に浄化することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、排ガス浄化用触媒および排ガス浄化方法に関し、詳しくは、自動車用エンジンなどの排気ガス中に含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、とりわけ、窒素酸化物(NO)を効率よく浄化するための排ガス浄化用触媒、および、その排ガス浄化用触媒を用いた排ガス浄化方法に関する。
排気ガス中に含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)を同時に浄化できる三元触媒からなる排ガス浄化用触媒は、Pt、Rh、Pdなどの貴金属を活性物質としている。
このような貴金属、とりわけ、PtやRhは高価であり、また、価格変動が激しいため、貴金属を用いることなく、低コストで製造することができる触媒組成物が、種々検討されている。
このような排ガス浄化用触媒としては、例えば、γ−アルミナに、銅およびセリウムを担持させた後、スラリー化および乾燥させて得られるCO低減触媒が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、特許文献1に記載のCO低減触媒では、コート層330g/Lに対して、銅の酸化物(CuO、分子量79.5)30g/L、および、セリウムの酸化物(CeO、分子量172)100g/Lが含有されている。すなわち、引用文献1に記載のCO低減触媒では、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対するセリウム(原子量140)の担持濃度が、24.7質量%(=100×(140/172)/330)に設定されている。
特開2004−167300号公報
しかしながら、特許文献1に記載のCO低減触媒は、セリウムの担持濃度が高く(24.7質量%)、そのため、COの浄化率に優れる一方で、窒素酸化物(NO)の浄化率に劣るという不具合がある。
本発明の目的は、コスト性に優れるとともに、優れた窒素酸化物(NO)の浄化性能を発現できる排ガス浄化用触媒および排ガス浄化方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の排ガス浄化用触媒は、銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されたアルミナからなり、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度が、14質量%以下であることを特徴としている。
また、本発明の排ガス浄化方法は、上記の排ガス浄化用触媒を、プラズマ放電場において用いることを特徴としている。
本発明の排ガス浄化用触媒では、安価で入手可能な銅が活性成分として含まれているため、コスト性に優れ、また、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度が、14質量%以下であるため、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)のバランスのよい浄化性能を得ることができる。
また、本発明の排ガス浄化方法では、排ガス浄化用触媒がプラズマ放電場において用いられるので、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、とりわけ、窒素酸化物(NO)を良好に浄化することができる。
本発明の排ガス浄化方法に用いられる排ガス浄化装置の一実施形態を示す概略構成図である。 各実施例および各比較例における浄化率評価の結果を示すグラフである。 各実施例および各比較例の比表面積を示すグラフである。 各実施例および各比較例におけるNO浄化率を示す折れ線グラフである。 各試験例における浄化率評価の結果を示すグラフである。
本発明の排ガス浄化用触媒では、アルミナに、銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されている。
アルミナとしては、例えば、αアルミナ、θアルミナ、γアルミナなどが挙げられ、好ましくは、θアルミナが挙げられる。
αアルミナは、結晶相としてα相を有し、例えば、AKP−53(商品名、高純度アルミナ、住友化学社製)などが挙げられる。このようなαアルミナは、例えば、アルコキシド法、ゾルゲル法、共沈法などの方法によって得ることができる。
θアルミナは、結晶相としてθ相を有し、αアルミナに遷移するまでの中間(遷移)アルミナの一種であって、例えば、SPHERALITE 531P(商品名、γアルミナ、プロキャタリゼ社製)などの活性アルミナ(γアルミナ)を、大気中にて、900〜1100℃で、1〜10時間熱処理することによって得ることができる。
γアルミナは、結晶相としてγ相を有し、特に限定されず、例えば、排ガス浄化用触媒などに用いられている公知のものが挙げられる。
また、これらのアルミナにLaおよび/またはBaが含まれるアルミナを用いることもできる。Laおよび/またはBaを含むアルミナは、特開2004−243305号の段落番号〔0073〕の記載に準拠して、製造することができる。
アルミナに、銅酸化物およびセリウム酸化物を担持させるには、特に制限されず、公知の方法を用いることができる。
より具体的には、例えば、まず、セリウムを含む塩の溶液を調製し、この含塩溶液をアルミナに含浸させた後、必要により乾燥させ、焼成する。次いで、銅を含む塩の溶液を調製し、この含塩溶液をアルミナに含浸させた後、必要により乾燥させ、焼成する。
なお、含塩溶液にアルミナを含浸させる順序などは、特に制限されず、例えば、上記とは逆の順序でもよい。
すなわち、例えば、まず、銅を含む塩の溶液を調製し、この含塩溶液をアルミナに含浸させた後、必要により乾燥させ、焼成する。次いで、セリウムを含む塩の溶液を調製し、この含塩溶液をアルミナに含浸させた後、必要により乾燥させ、焼成する。
また、銅酸化物およびセリウム酸化物の担持では、上記したように、銅酸化物およびセリウム酸化物をそれぞれ別途担持させてもよいが、例えば、銅酸化物およびセリウム酸化物を一度に担持させてもよい。
より具体的には、例えば、まず、セリウムを含む塩の溶液と、銅を含む塩の溶液とを調製し、次いで、それらを混合(セリウムと銅との両方を含む溶液を調製)した後、この含塩溶液をアルミナに含浸させ、必要により乾燥させ、焼成すればよい。
好ましくは、まず、アルミナに、セリウムを含む塩の溶液を含浸させ、乾燥および焼成した後、銅を含む塩の溶液を含浸させ、乾燥および焼成する。
これにより、優れたガス浄化性能を確保することができる。
セリウムを含む塩としては、セリウムの、例えば、硫酸塩、硝酸塩、塩化物、りん酸塩などの無機塩、例えば、酢酸塩、しゅう酸塩などの有機酸塩などが挙げられる。
セリウムを含む塩の溶液は、例えば、上記の塩を、所定の化学量論比となるような割合で水に加えて、攪拌混合することにより調製することができる。
セリウムを含む塩の溶液として、実用的には、例えば、硝酸セリウム溶液(硝酸セリウム・6水和物の水溶液など)、塩化セリウム溶液などが挙げられる。
そして、このようなセリウムを含む塩の溶液の、セリウム濃度(セリウム含有量)を調整することにより、排ガス浄化用触媒におけるセリウムの担持濃度を、調整することができる。
セリウムを含む塩の溶液の濃度において、セリウム濃度は、例えば、0.01〜20質量%、好ましくは、0.1〜5質量%である。
また、上記の方法において、銅を含む塩としては、銅の、例えば、硫酸塩、硝酸塩、塩化物、りん酸塩などの無機塩、例えば、酢酸塩、しゅう酸塩などの有機酸塩などが挙げられる。
また、銅を含む塩の溶液は、例えば、上記の塩を、所定の化学量論比となるような割合で水に加えて、攪拌混合することにより調製することができる。
また、銅を含む塩の溶液として、実用的には、例えば、硝酸銅(II)水溶液(硝酸銅(II)・3水和物塩の水溶液など)などが挙げられる。
そして、このような銅を含む塩の溶液の、銅濃度(銅含有量)を調整することにより、排ガス浄化用触媒における銅の担持濃度を、調整することができる。
銅を含む塩の溶液の濃度において、銅濃度は、例えば、0.01〜20質量%、好ましくは、0.1〜5質量%である。
また、アルミナに、セリウムを含む塩の溶液、および/または、銅を含む塩の溶液を含浸させた後の焼成温度は、例えば、350〜1000℃、好ましくは、400〜800℃であり、焼成時間が、例えば、0.5〜5時間、好ましくは、0.5〜3時間である。
また、アルミナに、銅酸化物およびセリウム酸化物を担持させる方法としては、さらに、例えば、アルミナの製造工程において、アルミナを、アルミニウム塩水溶液からアンモニアなどを用いて沈殿させるときに、セリウムを含む塩の溶液、および、銅を含む塩の溶液を加えて、θアルミナ、αアルミナあるいはγアルミナとともに銅酸化物およびセリウム酸化物を共沈させて、その後、焼成することにより、銅酸化物およびセリウム酸化物を担持させることもできる。
このようにして、アルミナに、銅酸化物およびセリウム酸化物を、それらが共存するように担持させることができる。
そして、排ガス浄化用触媒において、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量(触媒総量)に対する、セリウムの担持濃度は、14質量%以下、好ましくは、10質量%以下、より好ましくは、5質量%以下、通常、1質量%以上である。
セリウムの担持濃度が、上記上限を超過すると、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、とりわけ、窒素酸化物(NO)の浄化効率を十分に得ることができないという不具合がある。
なお、セリウムの担持濃度とは、アルミナ(Laおよび/またはBaが含まれるアルミナである場合には、そのLaおよび/またはBaの質量を含む。)、銅酸化物およびセリウム酸化物の総質量に対する、セリウムの質量として定義される。
また、セリウムの担持濃度は、アルミナ、銅およびセリウムの使用量から算出することができる。
また、排ガス浄化用触媒において、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量(触媒総量)に対する、銅の担持濃度は、例えば、10質量%以下、好ましくは、5質量%以下、より好ましくは、3質量%以下、通常、1.5質量%以上である。
銅の担持濃度が、上記上限を超過すると、排ガス浄化用触媒の比表面積が増加し、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NOx)の浄化性能が低下する場合がある。
なお、銅の担持濃度とは、アルミナ(Laおよび/またはBaが含まれるアルミナである場合には、そのLaおよび/またはBaの質量を含む。)、銅酸化物およびセリウム酸化物の総質量に対する、銅の質量として定義される。
また、銅の担持濃度は、アルミナ、銅およびセリウムの使用量から算出することができる。
また、排ガス浄化用触媒において、セリウムと銅との質量比は、セリウムおよび銅の総量100質量部に対して、セリウムが、例えば、20〜80質量部であり、銅が、例えば、20〜80質量部である。
セリウムと銅との質量比が上記範囲であれば、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)のバランスのよい浄化性能を得ることができる。
また、排ガス浄化用触媒の比表面積(BET比表面積)は、例えば、0.5〜150m/g、好ましくは、1〜120m/gである。
比表面積が上記下限未満であると、酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、とりわけ、窒素酸化物(NO)の浄化性能が劣る場合がある。
そして、このようにして得られる銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されたアルミナからなる排ガス浄化用触媒は、そのまま用いることもできるが、例えば、触媒担体上に担持させるなど、公知の方法により、触媒化合物として調製されることもできる。
触媒担体としては、特に限定されず、例えば、コージェライトなどからなるハニカム状のモノリス担体など、公知の触媒担体が挙げられる。
触媒担体上に担持させるには、例えば、まず、得られた銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されたアルミナに、水を加えてスラリーとした後、触媒担体上にコーティングし、乾燥させ、その後、約300〜800℃、好ましくは、約300〜600℃で熱処理する。
なお、このような場合には、銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されたアルミナは、必要により、アルミナや複合酸化物(例えば、ペロブスカイト型複合酸化物、蛍石型複合酸化物など)などの公知の耐熱性酸化物と併用することができる。また、このような場合において、併用される耐熱性酸化物は、必要により、貴金属(例えば、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)など)を担持および/または組成として含有することができる。
そして、このようにして得られる排ガス浄化用触媒では、アルミナに、銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されており、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、とりわけ、一酸化炭素(CO)および窒素酸化物(NO)を効率よく浄化することができる。
特に、このようにして得られる排ガス浄化用触媒は、安価で入手可能な銅が活性成分として含まれているため、コスト性に優れ、また、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度が、14質量%以下であるため、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)のバランスのよい浄化性能を得ることができる。
そのため、このような排ガス浄化用触媒は、例えば、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどの内燃機関や、ボイラなどから排出される排ガスを浄化するため、とりわけ、内燃機関の三元触媒として、好適に用いることができる。
また、排ガス浄化用触媒は、好ましくは、ガソリンエンジンにおいて用いられ、特に好ましくは、ガソリンエンジンにおけるストイキバーン領域(ストイキオメトリ領域:空燃比(A/F)が14.6をまたぐ領域、具体的には、A/F=14.5〜14.7)や、リッチバーン領域(空燃比(A/F)が14.5未満の領域)において、好適に用いられる。
また、このような排ガス浄化用触媒は、プラズマ放電場において好適に用いられる。
図1は、本発明の排ガス浄化方法に用いられる排ガス浄化装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図1において、排ガス浄化装置1は、排ガス管2、排ガス浄化用触媒3およびプラズマ放電装置4を備えている。
排ガス管2は、例えば、石英などから形成され、略T字状に屈曲する管(例えば、内径4〜12mm)であって、内部に排ガスを導入および通過させるために設けられている。
排ガス浄化用触媒3は、排ガス管2の内部を通過する排ガスを浄化するために設けられる上記した排ガス浄化用触媒であって、排ガス管2内において、その分岐部より上流側に固定されている。
また、排ガス浄化用触媒3は、排ガス管2の内周壁と、後述する高電圧電極8aの外周壁との間に形成される所定空間を充填するように、配置されている。
なお、排ガス管2内において、排ガス浄化用触媒3が配置される領域の長さや、配置される排ガス浄化用触媒3の体積および重量は、目的および用途に応じて、適宜設定される。
プラズマ放電装置4としては、例えば、火花放電、アーク放電などの高温プラズマ放電、例えば、誘電体バリヤ放電、コロナ放電など低温プラズマなどを生じさせる公知の放電装置が用いられる。
このようなプラズマ放電装置4は、具体的には、例えば、交流電源5、AC/DCコンバータ6、高電圧パルス発生器7、および、一対(2つ)の電極8を備えている。
交流電源5としては、プラズマ放電装置4に電圧を供給するために設けられており、特に制限されず、公知の交流電源が用いられる。
AC/DCコンバータ6は、交流電源5から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、さらに、得られた直流電圧を、例えば、400〜600Vに昇圧するために設けられており、交流電源5に電気的に接続されている。
高電圧パルス発生器7は、AC/DCコンバータ6により直流に変換された電圧を、高電圧パルスに変換昇圧する装置であって、AC/DCコンバータ6に電気的に接続されている。
一対の電極8は、その電極8間においてプラズマ放電場を生じさせるために設けられており、高電圧電極8aとアース極8bとを備えている。
高電圧電極8aは、公知の長ネジなどから形成される略円柱状の電極であって、排ガス管2内において、その内周壁から所定間隔(放電空間、例えば、0.3〜3mm)を隔てるように、排ガス管2内の中空空間に固定されている。
また、高電圧電極8aの外周壁と排ガス管2の内周壁との間には、排ガス浄化用触媒3が配置されており、これにより、高電圧電極8aが排ガス浄化用触媒3によって包囲されている。
アース極8bは、公知の金属メッシュなどから形成されるシート状の電極であって、排ガス管2の、排ガス浄化用触媒3が配置される部分の外周壁を被覆するように、配置されている。
これにより、排ガス管2内の高電圧電極8aと、排ガス管2外のアース電極8bとが、排ガス管2および排ガス浄化用触媒3を挟んで対向配置される。このような電極8において、高電圧電極8aとアース電極8bとの電極管距離は、特に制限されないが、例えば、2〜5mmである。
次いで、このような排ガス浄化装置1を用いる排ガス浄化方法について説明する。
この方法では、排ガス管2に排ガス(一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)を含む。)、好ましくは、ストイキバーン領域(ストイキオメトリ領域)の燃焼ガスを導入するとともに、プラズマ放電装置4を稼働させ、電極8間(高電圧電極8aとアース電極8bとの間)にプラズマ放電場(例えば、石英管を誘電体とした誘電体バリア放電など)を生じさせる。
なお、プラズマ放電場を生じさせるための条件としては、特に制限されず、用いられるプラズマの種類などに応じて、適宜設定される。
そして、この方法では、排ガス浄化用触媒3を、プラズマ放電場において用いる。すなわち、プラズマ放電場に排ガスが導入され、そのプラズマ放電場中において、排ガス浄化用触媒3が、排ガスを浄化する。
このような排ガス浄化方法では、排ガス浄化用触媒3がプラズマ放電場において用いられるので、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)の浄化、とりわけ、窒素酸化物(NO)を良好に浄化することができる。
次に、本発明を実施例および比較例に基づいて説明するが、本発明は下記の実施例によって限定されるものではない。
実施例1
(セリウム担持)
θアルミナ5.94質量部に、硝酸セリウム水溶液(詳しくは、硝酸セリウム・6水和物(セリウム32.27質量%)0.19質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(セリウム含有量0.20質量%)30.2質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、セリウム酸化物担持(以下、Ce担持と略する)θアルミナ粉末6.01質量部を得た。
次いで、Ce担持θアルミナ粉末3.88質量部に、硝酸銅(II)水溶液(詳しくは、硝酸銅(II)・3水和物塩(銅26.04質量%)0.46質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(銅含有量0.39質量%)30.5質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、セリウム酸化物および銅酸化物担持(以下、CeおよびCu担持と略する)θアルミナ粉末4.03質量部を得た。
この粉末の、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度は、0.97質量%、また、銅の担持濃度は、2.95質量%であった。
実施例2
θアルミナ5.76質量部に、硝酸セリウム水溶液(詳しくは、硝酸セリウム・6水和物(セリウム32.27質量%)0.74質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(セリウム含有量0.78質量%)30.7質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、Ce担持θアルミナ粉末6.05質量部を得た。
次いで、Ce担持θアルミナ粉末3.88質量部に、硝酸銅(II)水溶液(詳しくは、硝酸銅(II)・3水和物塩(銅26.04質量%)0.46質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(銅含有量0.39質量%)30.5質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、CeおよびCu担持θアルミナ粉末4.03質量部を得た。
この粉末の、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度は、3.81質量%、また、銅の担持濃度は、2.95質量%であった。
実施例3
θアルミナ5.4質量部に、硝酸セリウム水溶液(詳しくは、硝酸セリウム・6水和物(セリウム32.27質量%)1.86質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(セリウム含有量1.88質量%)31.9質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、Ce担持θアルミナ粉末6.14質量部を得た。
次いで、Ce担持θアルミナ粉末3.88質量部に、硝酸銅(II)水溶液(詳しくは、硝酸銅(II)・3水和物塩(銅26.04質量%)0.46質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(銅含有量0.39質量%)30.5質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、CeおよびCu担持θアルミナ粉末4.03質量部を得た。
この粉末の、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度は、9.41質量%、また、銅の担持濃度は、2.95質量%であった。
比較例1
θアルミナ4.85質量部に、硝酸銅(II)水溶液(詳しくは、硝酸銅(II)・3水和物塩(銅26.04質量%)0.58質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(銅含有量0.49質量%)30.6質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、Cu担持θアルミナ粉末5.04質量部を得た。
この粉末の、アルミナおよび銅酸化物の総量に対する、銅の担持濃度は、2.98質量%であった。
比較例2
θアルミナ4.80質量部に、硝酸セリウム水溶液(詳しくは、硝酸セリウム・6水和物(セリウム32.27質量%)3.72質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(セリウム含有量3.56質量%)33.7質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、Ce担持θアルミナ粉末6.27質量部を得た。
次いで、Ce担持θアルミナ粉末3.88質量部に、硝酸銅(II)水溶液(詳しくは、硝酸銅(II)・3水和物塩(銅26.04質量%)0.46質量部を水30質量部に溶解して調製した水溶液)(銅含有量0.49質量%)30.6質量部を含浸させ、110℃で1昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中において650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、CeおよびCu担持θアルミナ粉末4.07質量部を得た。
この粉末の、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度は、18.24質量%、また、銅の担持濃度は、3.67質量%であった。
評価
1)耐久処理(RL1000℃・5h)
各実施例および各比較例において得られた粉末を、次の条件で高温耐久処理した。
この高温耐久処理では、雰囲気温度を1000℃に設定し、リッチ雰囲気(還元雰囲気)10分、イナート雰囲気(不活性雰囲気)5分、リーン雰囲気(酸化雰囲気)10分、イナート雰囲気(不活性雰囲気)5分の合計30分を1サイクルとし、このサイクルを10サイクル、合計5時間繰り返して、各実施例および各比較例で得られた粉末を、リッチ雰囲気(還元雰囲気)とリーン雰囲気(酸化雰囲気)とに交互に暴露した後、リッチ雰囲気(還元雰囲気)のまま室温まで冷却した。
なお、各雰囲気は、高温水蒸気を含む下記の組成のガスを、300×10−3/hrの流量で供給することによって調製した。
リッチ雰囲気ガス組成:1.5%CO、0.5%H、10%HO、8%CO、BalanceN
リーン雰囲気ガス組成:1%O、10%HO、8%CO、BalanceN
イナート雰囲気ガス組成:10%HO、8%CO、BalanceN
2)浄化率評価
耐久試験後の各実施例および各比較例の粒子(粉末)を、0.5〜1.0mmのサイズのペレットに成型して試験片を調製した。
表1に示す組成のモデルガスを用いて、このモデルガスの燃焼(空燃比A/F=14.5)によって排出される排気ガス(温度:400℃、流速:2.5L/min)を各試験片に供給し、各試験片の、CO、HC、NOの浄化率を測定した。
その結果を、図2に示す。
Figure 2012139671
図2に示すように、銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されたアルミナからなり、アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度が、14質量%以下である各実施例の粉末によれば、セリウムが担持されない比較例1、および、セリウムの担持濃度が14質量%を超過する比較例2の粉末よりも、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、なかでも、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、とりわけ、窒素酸化物(NO)について、優れた浄化率を実現できることが確認された。
3)比表面積
耐久試験前後における各実施例および各比較例の粉末の比表面積を、BET法に従って、測定した。その結果を図3に示す。
図2および図3に示すように、比表面積が20m/g以上である実施例1および2では、比表面積が20m/g未満である実施例3、比較例1および2に比べ、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、なかでも、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)、とりわけ、窒素酸化物(NO)について、優れた浄化率を実現できることが確認された。
(考察)
図4は、各実施例および各比較例におけるNO浄化率を示す折れ線グラフである(図2に示した窒素酸化物(NO)の浄化率と同値)。
図4に示すように、上記評価試験より、セリウムを担持しない場合の排ガス浄化用触媒のNO浄化率は、14質量%を上回る担持濃度でセリウムを担持した排ガス浄化用触媒のNO浄化率と同程度であると判断され、セリウムの担持濃度が14質量%以下において、優れたNO浄化率を得ることができることがわかる。
4)プラズマ放電
試験例1
上記耐久試験後の実施例2において得られた粉末(セリウムの担持濃度3.81質量%、銅の担持濃度2.95質量%、比表面積28m/g)を、0.5〜1.0mmのサイズのペレットに成型して試験片を調製した。
得られた排ガス浄化触媒の試験片を排ガス浄化装置(図1参照)の排ガス管(内径10mm)内において、その外周壁と高電圧電極8aとの間の空間(1.3mm)に配置し、プラズマ放電装置を、下記条件で稼働させた。
放電方式:誘電体バリア放電
パルスpk−pk電圧:30kV
パルス周波数:500Hz
次いで、生じたプラズマ放電場中で、表2に示す組成のモデルガスを用いて、このモデルガスの燃焼(空燃比A/F=14.6)によって排出される排気ガス(温度:500℃、流速:2.5L/min)を試験片に供給し、試験片のCO、HC、NOの浄化率を測定した。
その結果を、図5に示す。
試験例2
プラズマ放電場を生じさせなかった以外は、上記試験例1と同様に試験片のCO、HC、NOの浄化率を測定した。
その結果を、図5に示す。
Figure 2012139671
図5に示すように、プラズマ放電場中において排ガス浄化用触媒を用いた試験例1では、プラズマ放電場を生じさせずに排ガス浄化用触媒を用いた試験例2に比べ、CO、HC、NO、とりわけ、NOを良好に浄化することができることが確認できた。
1 排ガス浄化装置
2 排ガス管
3 排ガス浄化用触媒
4 プラズマ放電装置
5 交流電源
6 AC/DCコンバータ
7 高電圧パルス発生器
8 電極

Claims (2)

  1. 銅酸化物およびセリウム酸化物が担持されたアルミナからなり、
    アルミナ、銅酸化物およびセリウム酸化物の総量に対する、セリウムの担持濃度が、14質量%以下であることを特徴とする、排ガス浄化用触媒。
  2. 請求項1に記載の排ガス浄化用触媒を、プラズマ放電場において用いることを特徴とする、排ガス浄化方法。
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