JP2012139347A - 血液処理フィルター - Google Patents

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Abstract

【課題】濾過流速を制御し安定して高い白血球除去性能を発揮するとともに、回路の閉塞を抑制することができる血液処理フィルターを提供する。
【解決手段】血液処理フィルター1は、入口9eからの血液を内部空間Rに導入し、処理後の血液を出口11eに接続される血液排出チューブに排出する可撓性容器3と、可撓性容器3に収納され内部空間Rを入口側空間R1と出口側空間R2とに仕切り、通過する血液を濾過し特定成分を除去するフィルター材5と、入口9eから内部空間Rへ流れる血液を通過させる入口流路9bを形成する入口ポート9aと、血液排出チューブよりも変形し難い部材であり内部空間Rから出口11eへ流れる血液を通過させる出口流路11bを形成する出口ポート11aと、を備え、出口流路11bの内部空間R側の端部における直径は、入口流路9bの内部空間R側の端部における直径よりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、血液処理フィルターに関するものである。
輸血の分野において、血液製剤中に含まれている混入白血球を除去してから血液製剤を輸血する、いわゆる白血球除去輸血が普及している。これは、輸血に伴う頭痛、吐き気、悪寒、非溶血性発熱反応などの比較的軽微な副作用や、受血者に深刻な影響を及ぼすアロ抗原感作、ウィルス感染、輸血後GVHDなどの重篤な副作用が、主として輸血に用いられた血液製剤中に混入している白血球が原因で引き起こされることが明らかにされたためである。白血球除去方法には、いくつかの方法があるが、そのうちフィルター法(例えば下記特許文献1参照)は、白血球除去性能に優れていること、操作が簡便であること、及びコストが安いことなどの利点を有するため現在普及している。
フィルター法、すなわち血液処理フィルター(白血球除去フィルター)による血液製剤などの処理は、輸血操作を行う際にベッドサイドで行われることが多かったが、近年では白血球除去血液製剤の品質管理を徹底するために、各血液センターにおいて濾過が行われることが一般的である。通常、血液センターで血液処理フィルターを使用して血液を濾過する際は、濾過されるべき血液製剤が入った血液バッグをフィルターよりも20cmから100cm高い位置に置き、重力の作用によって血液製剤を濾過することが一般的に行われている。
近年、保存前白血球除去率の増加に伴い、血液処理を行うフィルターの数は増加している。また、保存前に白血球除去を行う施設の統合が進み、1つの施設で処理する血液の数は非常に増えている。その一方、輸血に伴う副作用を防止するために、血液処理フィルターには、常に高い白血球除去性能を発揮することが求められる。
特許3889093号公報
しかしながら、実際の濾過の際には重力により濾過を行うことが一般的で、濾過作業の際には血液センターごとに濾過高さが異なるため、濾過流速が異なる。ある血液センターにおいて濾過高さが高すぎる場合には、濾過流速が速すぎてフィルターの十分な白血球除去性能が発揮されない場合がありうる。従来、特許文献1に記載のように、フィルターの下流側に接続されるチューブに細径部分を設けることで流速制御をする方法が存在したが、細径部分を形成した特殊な管を利用しなければならず、生産性が低下する。また、チューブが軟質である場合には、滅菌時の加熱の際に、細径部分が閉塞し易いなどの問題が存在した。また、使用時に発生するチューブ内の陰圧により、細径部分が潰れて閉塞し易いとの問題もあった。
そこで、本発明は、濾過流速を制御し安定して高い白血球除去性能を発揮するとともに、回路の閉塞を抑制することができる血液処理フィルターを提供することを目的とする。
本発明の血液処理フィルターは、入口から導入される血液を処理し出口から排出する血液処理フィルターであって、入口からの血液を内部空間に導入し、処理後の血液を出口に接続される血液排出チューブに排出するフィルター容器と、フィルター容器に収納され内部空間を入口側空間と出口側空間とに仕切り、通過する血液を濾過し特定成分を除去するフィルター材と、入口から内部空間へ流れる血液を通過させる血液導入路を形成する入口ポート部と、血液排出チューブよりも変形し難い部材であり、内部空間から出口へ流れる血液を通過させる血液導出路を形成する出口ポート部と、を備え、血液導出路の内部空間側の端部における直径は、血液導入路の内部空間側の端部における直径よりも小さいことを特徴とする。
この血液処理フィルターによれば、血液導出路の内部空間側の端部における直径を小さくすることで、血液の流路が細くなり、系全体の血液の流速が小さく抑えられる。よって、濾過流速が抑えられて、フィルター材による濾過性能を確保することができる。なお、系全体の血液の流速を抑えるためには、血液の流路の何れの箇所を細くしてもよいが、フィルター材よりも上流側の箇所を細くすれば、濾過前の血液中に混入する凝集物が流路に詰まる問題があり好ましくない。よって、フィルター材よりも下流側の箇所において凝集物除去後の血液の流路を細くすることが好ましい。更に、血液処理フィルターの出口に接続される血液排出チューブは、可撓性のものが用いられることが多い。従って、血液排出チューブの何れかの位置に細径部分を設けた場合、血液処理時においては、チューブ内の陰圧で細径部分の流路が潰れ、閉塞し易くなるという問題がある。また、滅菌処理時の加熱により血液排出チューブが変形し拡大することや収縮することがあるが、細径部分においては、流路径の変化が大きく回路が拡大した場合には流速制御効果が減ってしまい目的とする流速に制御できないことがあり、収縮した場合には流路の閉塞が起こり易くなる。
これに対し、本発明の血液処理フィルターによれば、血液排出チューブよりも変形し難い部材である出口ポート部において、血液導出路を細くするようにしているので、陰圧下でも血液導出路が潰れにくく、また、滅菌時の加熱による流路径の変化も小さく、上記の問題を抑えることができる。
大気と血液導出路内との圧力差がないときの、血液導出路の内部空間側の端部における断面積をDとし、大気圧から血液導出路内の圧力を減じた圧力差が0.03MPaであるときの、血液導出路の内部空間側の端部における断面積をDとしたとき、
(D−D)/D≦0.4 を満足することとしてもよい。
血液処理フィルターによる血液の処理中において、血液流路の内外に圧力差が生じる場合が考えられる。上記血液処理フィルターによれば、血液処理中の圧力差の下で流路断面積の変化(D−D)を、もとの流路断面積Dの0.4倍以下に抑えることができ、流路の閉塞を避けることができる。
また、大気圧から血液導出路内の圧力を減じた圧力差が0.03MPaであるときの、血液導出路の内部空間側の端部における断面積をDとしたとき、断面積Dは、2mm以上であるようにしてもよい。
血液処理フィルターによる血液の処理中において、血液流路の内外に生じる圧力差は、最大でも0.03MPa程度であると考えられる。従って、上記血液処理フィルターによれば、血液処理中の圧力差の下で、少なくとも2mmの流路断面積を確保することができ、流路の閉塞を避けることができる。
また、本発明の血液処理フィルターでは、大気と血液導出路内との圧力差がないときの、血液導出路の内部空間側の端部における直径が、1〜2mmであることとしてもよい。
また、具体的には、上記の血液排出チューブよりも変形し難い部材は、血液排出チューブよりも硬質の材料からなることとしてもよい。出口ポート部を、血液排出チューブよりも硬質の材料からなる部材とすることにより、血液排出チューブよりも変形し難い部材とすることができる。
本発明の血液処理フィルターによれば、濾過流速を制御し安定して高い白血球除去性能を発揮するとともに、回路の閉塞を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る血液処理フィルターを一部破断して示す平面図である。 図1のII-II断面図である。 図1の血液処理フィルターを備えた血液処理システムの概略を示す正面図である。 (a)は、図1の血液処理フィルターの入口ポート近傍を、(b)は、その出口入口ポート近傍を、それぞれ拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る血液処理フィルターを示す断面図である。 (a)〜(e)は、血液フィルターの出口流路について、流動方向に沿った断面の断面形状を模式的に示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る血液処理フィルターの好適な実施形態について詳細に説明する。以下の各実施形態中で説明する白血球含有血液(以下、ろ過前血液と言う)とは、白血球と赤血球とを含有する血液であり、輸血を対象とする全血製剤、赤血球製剤などを指す。白血球含有血液中の白血球の混入数は、通常5×10個/単位以上であることが殆どである。濾過後の血液(以下、濾過後血液と言う)とは、白血球混入数が5×10個/単位未満にまで減じられた全血製剤、赤血球製剤などの血液を指す。
また、血液処理フィルターの外形は、矩形状、円盤状、長円盤状、楕円状などの様々態様を採用できるが、製造時の材料ロスを少なくするためには矩形状が好ましく、従って、以下の実施形態では矩形状を例に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1、及び図2を参照して、第1実施形態に係る血液処理フィルター1について説明する。血液処理フィルター1は、血液の入口ポート9aと出口ポート11aとを有する可撓性容器(フィルター容器)3と、可撓性容器3の内部を入口ポート9a側と出口ポート11a側とに隔てるように配置したシート状の白血球除去フィルター材5(以下、「フィルター材5」と言う)と、を備えている。
可撓性容器3は、矩形扁平状の容器である。扁平状とは、厚みが薄くて面が広い形状を意図する。可撓性容器3は、矩形シート状の入口側容器9と、矩形シート状の出口側容器11とを備えている。入口側容器9には、入口ポート9aがシールされている。入口ポート9aには、処理前の血液の入口9eと、入口9eからの血液を内部空間Rに通過させる入口流路(血液導入路)9bとが形成されている。また、出口側容器11には、出口ポート11aがシールされている。出口ポート11aには、処理後の血液の出口11eと、内部空間Rからの血液を出口11eに通過させる出口流路(血液導出路)11bとが形成されている。なお、シールするとは、液体の漏洩を防止できる程度に熱圧着や接着等によって固定することを意味する。
入口側容器9と出口側容器11とは、矩形状のフィルター材5を挟むようにして重なり合っている。入口側容器9と出口側容器11とは、フィルター材5の周縁に沿って、フィルター材5を挟みつけた状態でシールされている。フィルター材5の周縁に沿った帯状の接着領域はシール部13である。シール部13は入口ポート9aを矩形環状に囲んでおり、シール部13よりも内側の内部空間Rは血液が流動するろ過部になる。さらに、入口側容器9と出口側容器11との外縁同士は、シール部13を環状に囲むようにシールされている。
入口側容器9にシールされた入口ポート9aは、シール部13で囲まれた内側の領域に適宜に配置することができる。本実施形態に係る入口ポート9aは、可撓性容器3の長手方向の一方の端部側、すなわち、血液処理フィルター1を血液処理のために立てた状態において上側に配置されている。入口ポート9aには、血液が流動する入口側回路102(図3参照)を形成した際に処理前の血液を受け入れる入口流路9bが形成されている。入口流路9bの内部空間R側の端部口9fが、入口側容器9に形成された開口に位置合わせされることで、内部空間Rが入口流路9bを通じて外部に連通されている。
出口側容器11にシールされた出口ポート11aは、シール部13で囲まれた内側の領域に適宜に配置することができる。本実施形態に係る出口ポート11aは、可撓性容器3の長手方向の他方の端部側、すなわち、血液処理フィルター1を血液処理のために立てた状態において下側に配置されている。出口ポート11aには、血液が流動する出口側回路104(図3参照)を形成した際に、フィルター材5で処理された血液を排出する出口流路11bが形成されている。出口流路11bの内部空間R側の端部口11fが、出口側容器11に形成された開口に位置合わせされることで、内部空間R出口流路11bを通じて外部に連通されている。
内部空間Rは、フィルター材5によって、入口側空間R1と出口側空間R2とに仕切られている。入口9eから導入される血液は、入口流路9bを通じて入口側空間R1に導入され、フィルター材5を通過して出口側空間R2に移動し、出口流路11bを通じて出口11eから排出される。血液がフィルター材5を通過する際に、血液中の白血球が濾過され除去されるので、出口11eからは、白血球成分がほぼ取り除かれた血液が得られる。
次に、血液処理フィルター1を構成する各要素の材料や形状などの各態様について説明する。
上述のように可撓性容器3は、入口側容器9及び出口側容器11によって形成される。可撓性容器3に用いる可撓性樹脂は、滅菌のための高圧蒸気や電子線の透過性が良好であること、さらには、遠心時の負荷に耐える強靭性を有するという点で、軟質ポリ塩化ビニルや、ポリオレフィンまたはこれらを主成分とする熱可塑性エラストマーなどが好適に使用される。
フィルター材5としては、メルトブロー法などによって製造された不織布等の繊維構造物や、連続した細孔を有する多孔質体(スポンジ状構造物)、多孔膜などからなる白血球除去フィルター材が挙げられる。白血球除去フィルター材を形成する基材が繊維構造物である場合、その素材としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリトリフルオロエチレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリスチレンなどが挙げられる。さらに、繊維構造物を基材とする場合、ほぼ均一な繊維径を有する繊維からなる基材であっても良いし、国際公開第97/232266号パンフレットに開示されているような、繊維径の異なる、複数種の繊維が混繊された形態の基材であっても良い。濾過後血液に混入する白血球数を5×10個/単位以下にまで減じるには、白血球除去フィルター材を形成する基材繊維の平均繊維径が3.0μm以下であるものが好ましく、特に望ましくは0.9〜2.5μmである。
白血球除去フィルター材を構成する基材が多孔質体あるいは多孔膜である場合、その素材としては、ポリアクリロニトリル、ポリスルホン、セルロースアセテート、ポリビニルホルマール、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリウレタンなど何れの素材であってもよい。濾過後血液に混入する白血球数を5×10個/単位以下にまで減じるには、多孔質体あるいは多孔膜の平均孔径は2μm以上で、且つ10μm未満であるものが望ましい。
また、白血球除去フィルター材は基材そのものから構成しても良いし、その表面を化学的あるいは物理的に改質したものでも良く、何れの白血球除去フィルター材も白血球除去に寄与しているシート状のフィルター材5に含まれる。白血球除去フィルター材は、繊維構造物、多孔質体あるいは多孔膜を単層で用いても良いし、複数層組み合わせて用いても良い。
白血球除去フィルター材のカット方法は、刃による切断、超音波カッターによる切断、レーザーによる切断等ある。
入口ポート9a及び出口ポート11aは、後述の導管102a,104aよりも変形し難い部材である。
「変形し難い部材」とは、外力による変形量が小さい部材であることをいい、例えば、入口ポート9a及び出口ポート11aが、導管102a,104aよりも硬質の材料からなることにより、変形量が小さくなる場合を含む。「硬質の材料からなる」とは、入口ポート9a及び出口ポート11aの材料が、例えば、導管102a,104aの材料と同じく「塩化ビニル」と呼ばれるものであっても、分子量や含有される可塑剤の量の相違によって物性が異なり、導管102a,104aの材料と比べて硬い物性を示す場合も含む。また、上記の「外力」には、例えば、中空部の圧力と大気圧との圧力差によって発生する外力が含まれる。
また、「変形し難い部材」とは、例えば、入口ポート9a及び出口ポート11aが、導管102a,104aと同素材であっても、導管102a,104aよりも肉厚であることにより、変形量が小さくなる場合も含む。
本実施形態においては、入口ポート9a及び出口ポート11aは、軟質の樹脂成形体であり、入口ポート9aおよび出口ポート11aの材料としては、例えば塩化ビニル等が好適に使用される。入口ポート9a及び出口ポート11aは、接続される後述の導管102a,104aと同じ素材であっても、樹脂成形品であるため、一定以上の厚みを持たせることができ、導管102a,104aよりも硬く、外力によって変形し難くすることができる。
次に、第1実施形態に係る血液処理フィルター1を備えて構成される血液処理システム100、及び血液処理フィルター1の使用状態について図3を参照して説明する。図3は血液処理システムの概略を示す正面図である。
血液処理フィルター1は、重力落差を利用した濾過に使用することができる。例えば、血液処理フィルター1を適用した血液処理システム100は、採血後の血液を入れた貯留バッグ101と、血液処理フィルター1と、濾過後の血液をためる回収バッグ103と、を備える。貯留バッグ101と血液処理フィルター1の入口ポート9aとは、血液チューブなどの導管102aによって互いに接続され、回収バッグ103と血液処理フィルター1の出口ポート11aとは、血液チューブなどの導管104aによって互いに接続されている。
更に、上流側の導管102aには、流路を開閉するローラークランプなどの開閉手段102bやチャンバー102cなどが取り付けられており、導管102a、開閉手段102b、及びチャンバー102cなどによって入口側回路102が形成される。また、下流側の導管(血液排出チューブ)104aなどによって出口側回路104が形成される。
導管102aは血液処理フィルター1の入口9eに挿入され、導管104aは血液処理フィルター1の出口11eに挿入される。導管102a,104aは、可撓性を有することが好ましいので、導管102a,104aとしては、塩化ビニル等を材料とするチューブが好適に使用される。
そして、採血後の血液を入れた貯留バッグ101は血液処理フィルター1よりも、例えば50cm程度高い位置に設置され、濾過後の血液をためる回収バッグ103は血液処理フィルター1よりも、例えば100cm程度低い位置に設置されている。血液処理システム100の流路を開放することで血液の濾過処理が行われる。以下、貯留バッグ101と回収バッグ103との高低差を「濾過高さ」と言う。
この種の血液濾過処理では、濾過高さによって濾過流速が異なる。そして、濾過高さが高すぎる場合には、濾過流速が速すぎることにより、フィルターの十分な白血球除去性能が発揮されない場合がありうる。そこで、濾過高さをある程度高くし過ぎた場合にも、十分な白血球除去性能を確保できるように、濾過流速を低く抑える必要がある。
そこで、血液処理フィルター1では、出口流路11bに細径部分を設けることで、血液処理システム100全体の血液流速を低く抑え、濾過流速を意図的に低く抑えることとしている。
具体的には、図4(a)に示すように、入口流路9bにおける内部空間R側の端部口9fの直径をφinとし、図4(b)に示すように、出口流路11bにおける内部空間R側の端部口11fの直径をφoutとすれば、血液処理フィルター1では、直径φoutを意図して小さくする構成が採用され、φoutがφinよりも小さくされている。
この構成によれば、端部口11fの直径φoutを小さくすることで、血液流路が細くなり、血液処理システム100全体の血液の流速が小さく抑えられる。よって、濾過流速が抑えられ、その結果、濾過高さが高すぎる場合においても、フィルター材5による白血球除去性能を確保することができる。より具体的には、大気と出口流路11b内との圧力差がない状態における、端部口11fの直径φoutを、1〜2mmとすることが好ましい。
なお、血液処理システム100全体の血液の流速を抑えるためには、系内の血液流路の何れの箇所を細くしてもよいので、例えば、導管102a,104aや入口流路9bに細径部分を設けることも考えられる。ところが、フィルター材5よりも上流側の箇所を細くすれば、濾過前の血液中に混入する凝集物が流路に詰まる問題があり好ましくない。よって、導管102aや、入口流路9bに細径部分を設けることは好ましくない。
また、濾過処理中において、フィルター材5よりも下流側の血液流路内には、フィルター材5の濾過抵抗や血液処理フィルター1と回収バッグ103との落差に起因して陰圧が発生する。そして、導管104aは、前述のとおり可撓性のものが用いられることが多い。
従って、導管104aの何れかの位置に細径部分を設けた場合には、濾過処理時に、チューブ内の陰圧により細径部分の血液流路が潰れ、閉塞し易くなるという問題がある。
また、血液処理システム100には、使用前(製造時)に、加熱による滅菌処理が施される。加熱によって、導管104aはある程度収縮するが、導管104aに細径部分を設けた場合には、当該細径部分の流路の収縮により、血液流路の閉塞が起こり易い。以上のように、導管104aの何れかの位置に細径部分を設けることは、血液流路閉塞の原因となりやすいので、好ましくない。
これに対し、血液処理フィルター1によれば、導管104aよりも変形し難い出口ポート11aに形成された出口流路11bに細径部分を設けるので、陰圧下でも当該細径部分が潰れにくく、また、滅菌時の加熱による流路径の変化も小さく、その結果、血液流路の閉塞が発生する可能性も低く抑えられる。
なお、血液流路に発生する陰圧に起因して、出口流路11bもある程度は押し潰され端部口11fの面積もある程度は小さくなる。しかしながら、端部口11fにあっては、大気圧との圧力差に抵抗して、所定以上の流路断面積を確保することが要求される。
そこで、この観点から、大気と出口流路11b内との圧力差がないときの、端部口11fの断面積をDとし、大気圧から出口流路11bの圧力を減じた圧力差が0.03MPaであるときの、端部口11fの断面積をDとしたとき、
(D−D)/D≦0.4 を満足することが好ましい。
この構成によれば、血液処理中の圧力差の下で端部口11fの断面積の変化(D−D)を、もとの端部口11fの断面積Dの0.4倍以下に抑えることができ、血液流路の閉塞を避けることができる。
また、大気から出口流路11b内の圧力を減じた圧力差が0.03MPaであるときの、端部口11fの断面積をDは、2mm以上であるようにすることが好ましい。
この種の血液処理フィルターによる血液の処理中において、血液流路の内外に生じる圧力差は、最大でも0.03MPa程度であると考えられる。従って、上記の構成によれば、血液処理中の圧力差の下で、少なくとも2mmの流路断面積を確保することができ、流路の閉塞を避けることができる。なお、このような仕様は、出口ポート11aの材料、出口流路11bを囲む樹脂の厚さ、出口ポート11aの断面形状等を適宜設計することにより容易に実現可能である。
(第2実施形態)
続いて、図5を参照して、第2実施形態に係る血液処理フィルター201について説明する。なお、血液処理フィルター201において、血液処理フィルター1と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
血液処理フィルター201は、血液処理フィルター1の可撓性容器3に代えて硬質容器(フィルター容器)203を備えている。硬質容器203の狭持部204は、フィルター材5の周縁部を狭持して、血液を透過させないシール部13を形成する。矩形環状のシール部13に囲まれた領域が内部空間Rとなる。狭持部204は、硬質容器203の一部分として一体に形成されている。
硬質容器203の材料としては、濾過処理時の変形を極めて小さくするように、ポリカーボネート、スチレンブタジエン共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン等の硬質の樹脂が好適に使用される。
硬質容器203の本体から上方に突出するように、入口ポート209aが設けられている。入口ポート209aには、処理前の血液の入口209eと、入口209eからの血液を内部空間Rに通過させる入口流路(血液導入路)209bとが形成されている。同様に、硬質容器203の本体から下方に突出するように、出口ポート211aが設けられている。出口ポート211aには、処理後の血液の出口211eと、内部空間Rからの血液を出口211eに通過させる出口流路(血液導出路)211bとが形成されている。入口ポート209aと出口ポート211aとは、硬質容器203の一部分として一体に形成されている。入口209eに導管102aが、出口211eに導管104aがそれぞれ接続されることで、血液処理フィルター201は、血液処理システム100(図3)における血液処理フィルター1に代えて使用することができる。
出口流路211bにおける内部空間R側の端部口211fの直径φoutは、入口流路209bにおける内部空間R側の端部口209fの直径φinよりも小さくされている。血液処理フィルター201では、出口流路211bの径を細くすることで、血液処理システム100全体の血液流速を低く抑え、濾過流速を意図的に低く抑えることとしている。よって、この血液処理フィルター201は、前述の血液処理フィルター1と同様の作用効果を奏する。なお、入口流路209bとは、入口209eの近傍で血液の流路を成す部分のうち円形断面をなす部分をいい、出口流路211bとは、出口211eの近傍で血液の流路を成す部分のうち円形断面をなす部分をいう。
本発明は、上述の第1及び第2実施形態には限定されない。実施形態の血液処理フィルター1,201においては、出口流路11b,211bが流路に沿って一様の径を有するようにしているが、本発明では、端部口11f,211fの直径φoutが、φinよりも小さいとの条件さえ満たせば出口流路11b,211bの流路径は一様でなくてもよい。すなわち、図6(a)〜(e)に、流動方向に沿った出口流路11b,211bの断面形状を模式的に種々示しているが、本発明の血液処理フィルターにおける出口流路は、何れの断面形状であってもよい。例えば、図6(a)の形状のように、端部口11f,211fの直径φoutのみを直径φinよりも小さくすれば、その下流側を大径にしてもよい。
(実施例)
続いて、本発明者らが行った試験について説明する。前述の血液処理フィルター1とほぼ同等の構成を有する5種類の血液処理フィルターを、表1に示すとおり準備した。各フィルターの入口9eに導管102aを接続し、出口11eに導管104aを接続した。各フィルターにより、室温血と冷蔵血とを濾過する試験を行った。
実施例のフィルターは、上述の血液処理フィルター1の構成を有しており、φoutをφinよりも小さくしている。すなわち、実施例1のフィルターでは、出口流路11bに血液流路の細径部分を設けた。
比較例1のフィルターは、φoutをφinと同じにし、それ以外は実施例のフィルターと同じ構成とした。すなわち、比較例1のフィルターには、血液流路の細径部分がない。
比較例2のフィルターは、φinをφoutよりも小さくし、それ以外は実施例のフィルターと同じ構成とした。すなわち、比較例2のフィルターでは、入口流路9bに血液流路の細径部分を設けた。
比較例3のフィルターは、φoutをφinと同じにした上でφtoutを実施例よりも小さくし、それ以外は実施例のフィルターと同じ構成とした。φtoutとは、図4(b)に示すように、導管104aの流路径である。すなわち、比較例3のフィルターでは、出口側の導管104aに血液流路の細径部分を設けた。
比較例4のフィルターは、φoutをφinと同じにした上でφtinを実施例よりも小さくし、それ以外は実施例のフィルターと同じ構成とした。φtinとは、図4(a)に示すように、導管102aの流路径である。すなわち、比較例4のフィルターでは、入口側の導管104aに血液流路の細径部分を設けた。
Figure 2012139347
(結果の考察)
室温血を処理する場合には、実施例及び比較例1〜4のフィルターすべてについて、20分以下といった実用的な処理時間を達成することができた。表に示すように、細径部分がない比較例1のフィルターは、室温血を用いた場合に、白血球除去性能が劣っている。すなわち、白血球除去性能は、-log4以上の値が望まれるが、比較例1のフィルターではこれを達成できなかった。これは、濾過流速が速いことによるものと考えられる。
入口流路9bに細径部分を設けた比較例2のフィルターは、冷蔵血を用いた場合に、途中で濾過がストップしてしまった。これは、処理前の血液に含まれる凝集物が入口流路9bの細径部分に詰まったことによるものと考えられる。
出口側の導管104aに細径部分を設けた比較例3のフィルターは、n3の試験を行った結果、1つのサンプルで滅菌により回路径が拡大してしまい、流速が速くなり、処理時間が10.9分、白血球除去能が3.9となり、白血球除去能が低下してしまった。
入口側の導管102aに細径部分を設けた比較例4のフィルターは、冷蔵血を用いた場合に、途中で濾過がストップしてしまった。これは、処理前の血液に含まれる凝集物が導管102aの細径部分に詰まったことによるものと考えられる。また、比較例4のフィルターは、n3の試験を行った結果、1つのサンプルで滅菌により回路径が拡大してしまい、流速が速くなり、処理時間が10.4分、白血球除去能が3.7となり、白血球除去能が低下してしまった。
これらに対し、出口流路11bの端部口11fに細径部分を設けた実施例のフィルターは、白血球除去性能も良好であり、血液流路の閉塞も発生しなかった。
以上より、端部口11fを細径部分として設定した血液処理フィルター1によれば、濾過流速を制御し安定して高い白血球除去性能を発揮するとともに、回路の閉塞を抑制することができることが確認された。
1…血液処理フィルター、3…可撓性容器(フィルター容器)、5…フィルター材、9…入口ポート、9b…入口流路(血液導入路)、9e…入口、9f…端部口(血液導入路の内部空間側の端部)、11…出口ポート、11b…出口流路(血液導出路)、11e…出口、11f…端部口(血液導出路の内部空間側の端部)、104a…導管(血液排出チューブ)、201…血液処理フィルター、203…硬質容器(フィルター容器)、209…入口ポート、209b…入口流路(血液導入路)、209e…入口、209f…端部口(血液導入路の内部空間側の端部)、211…出口ポート、211b…出口流路(血液導出路)、211e…出口、211f…端部口(血液導出路の内部空間側の端部)、R…内部空間、R1…入口側空間、R2…出口側空間。

Claims (5)

  1. 入口から導入される血液を処理し出口から排出する血液処理フィルターであって、
    前記入口からの前記血液を内部空間に導入し、処理後の前記血液を前記出口に接続される血液排出チューブに排出するフィルター容器と、
    前記フィルター容器に収納され前記内部空間を入口側空間と出口側空間とに仕切り、通過する前記血液を濾過し前記特定成分を除去するフィルター材と、
    前記入口から前記内部空間へ流れる前記血液を通過させる血液導入路を形成する入口ポート部と、
    前記血液排出チューブよりも変形し難い部材であり、前記内部空間から前記出口へ流れる前記血液を通過させる血液導出路を形成する出口ポート部と、を備え、
    前記血液導出路の前記内部空間側の端部における直径は、前記血液導入路の前記内部空間側の端部における直径よりも小さいことを特徴とする血液処理フィルター。
  2. 大気と前記血液導出路内との圧力差がないときの、前記血液導出路の前記内部空間側の端部における断面積をDとし、
    大気圧から前記血液導出路内の圧力を減じた圧力差が0.03MPaであるときの、前記血液導出路の前記内部空間側の端部における断面積をDとしたとき、
    (D−D)/D≦0.4 を満足することを特徴とする請求項1に記載の血液処理フィルター。
  3. 大気圧から前記血液導出路内の圧力を減じた圧力差が0.03MPaであるときの、前記血液導出路の前記内部空間側の端部における断面積をDとしたとき、
    前記断面積Dは、2mm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の血液処理フィルター。
  4. 大気と前記血液導出路内との圧力差がないときの、前記血液導出路の前記内部空間側の端部における直径が、1〜2mmであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の血液処理フィルター。
  5. 前記血液排出チューブよりも変形し難い部材は、前記血液排出チューブよりも硬質の材料からなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の血液処理フィルター。
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