JP2012139141A - 釣竿 - Google Patents

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fiber
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Masayoshi Nakao
雅好 中尾
Takuki Nakamura
拓貴 中村
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Globeride Inc
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Globeride Inc
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Abstract

【課題】穂先部が破損しにくい板状の釣竿を提供することである。
【解決手段】釣竿1は、竿杆2の元部MT側にリール装着部3が設けられたグリップ4が設けられている。
竿杆2は、上下方向に3層の繊維強化樹脂層が積層されて形成され、これら繊維強化樹脂層は竿杆2の長手軸Jに沿った方向の軸長方向繊維と長手軸Jを横切る方向の横方向繊維を有するガラス繊維強化樹脂層からなっている。
竿杆2は、左右方向に湾曲した板状に形成されて上面2j側に凹状の湾曲面2dが形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、釣竿に関し、詳細には、板状に形成した釣竿に関する。
従来からワカサギ釣りなどで合成樹脂を板状(扁平)に形成した釣竿が使用されている。
これらの釣竿は、繊細な当たりが取れるように合成樹脂板を薄く削って形成するなど柔軟な穂先を有している。
ところが、板状に形成した釣竿は、穂先部に無理な撓りが生じると破損しやすいため釣竿の取り扱いでは釣り人が気を使うところであった。
実開昭52−109186
解決しようとする問題点は、板状(扁平)に形成した釣竿は破損しやすいことである。
本発明の目的は前記欠点に鑑み、穂先部に無理な撓りが生じても破損しにくい釣竿を提供することである。
本発明の請求項1は、複数の合成樹脂層を積層して板状に形成した釣竿において、少なくとも前記釣竿の最上層と最下層を前記釣竿の前後方向と左右方向の両方の強化繊維を有する繊維強化樹脂層で形成したことを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、釣竿は左右方向に湾曲した板状に形成されていることを要旨とするものである。
本発明の請求項3は、釣竿は上面側が凹状に形成されていることを要旨とするものである。
本発明の請求項4は、前記釣竿は最上層と最下層の間に中間層を有し、該中間層は前記釣竿の前後方向と左右方向の両方の強化繊維を有する繊維強化樹脂層で形成したことを要旨とするものである。
本発明の請求項5は、前記釣竿は最上層と最下層の間に中間層を有し、該中間層は前記釣竿の長手方向を横切る強化繊維を有する繊維強化樹脂層で形成したことを要旨とするものである。
本発明の釣竿は、板状に形成されて捩れにくく、穂先部に無理な撓りが生じても破損しにくい。
本発明は、板状(扁平)に形成した釣竿に利用できる。
図1は、第1実施例で釣竿の側面図である。 図2は、第1実施例で釣竿の平面図である。 図3は、第1実施例でガイドを取り付けた部分の縦方向拡大断面図である。 図4は、第1実施例でガイドを取り付けた部分の横方向拡大断面図である。 図5は、第2実施例で釣竿の平面図である。
本願発明を図示の実施例によって説明すると、図1から図4は本願の第1実施例で、図1は釣竿の側面図、図2は釣竿の平面図、図3はガイドを取り付けた部分の縦方向拡大断面図、図4はガイドを取り付けた部分の横方向拡大断面図である。
図1のように、釣竿1は、竿杆2の元部MT側にリール(R)装着部3が設けられたグリップ4が取り付けられている。
竿杆2は接続部4aにてグリップ4に取り付けられている。
また、竿杆2には釣り糸Lが挿通されるガイドGが竿杆2の長手方向に適当な間隔を開けて複数取り付けられている。
釣竿1を形成する竿杆2は、板状の合成樹脂片で形成され、具体的にはこの板状の合成樹脂片は繊維強化樹脂で形成されている。
竿杆2が板状に形成されることによって竿杆2が捩れにくくなるため、釣り糸から伝わる振動が竿杆2上下の動きとなって明確に出やすくなり、また、釣り糸が竿杆2に接触しにくくなるため、魚の当たりが取りやすくなる。
竿杆2は、ガラス繊維や炭素繊維等のプリプレグを重合して形成され、繊維強化樹脂層が厚み方向(上下面の方向)に複数積層されている。
竿杆2は、幅広の上面2j、下面2kと幅が狭い左右側面2s、2sからなる板状(扁平)に形成され、上記合成樹脂片の表裏面が竿杆2の上面2jと下面2kを形成し、繊維強化樹脂層が複数積層された時の側面(積層の厚みの面)が竿杆2の上面2j、下面2kよりも幅が狭い竿杆2の左右側面2s、2sを形成する。
図3のように、竿杆2は、最上層2a、中間層2b、最下層2cの上下方向に3層の繊維強化樹脂層が積層されている。
本願の第1実施例においては、最上層2a、中間層2b、最下層2cは共に竿杆2の長手軸Jに沿った方向の軸長方向繊維と長手軸Jを横切る方向の横方向繊維を有するガラス繊維強化樹脂層からなっている。
最上層2a、中間層2b、最下層2cを形成する繊維強化樹脂層はそれぞれ織布で形成されているが、各層は軸長方向繊維層と長手軸Jを横切る方向の横方向繊維層を重合して形成したものでもよい。
また、竿杆2を形成する繊維強化樹脂は、ガラス繊維強化樹脂の他に炭素繊維強化樹脂でもよい。
このように、本願の釣竿1の竿杆2は、最上層2aと最下層2cを釣竿1の前後方向と左右方向の両方の強化繊維(長手軸Jに沿った方向の軸長方向繊維と長手軸Jを横切る方向の横方向繊維)を有する繊維強化樹脂層で形成することによって、板状の竿杆2の軸長方向繊維により軸長方向の撓りに対し強化して粘り強さを有しており、さらに横方向繊維によって軸長方向繊維に沿った竿杆2の割れを防止することで竿杆2の折れが防止でき、竿杆2の側面2s、2sからの強化繊維のほつれ、毛羽立ちが防止できる。
また、最上層2aと最下層2cを釣竿1の前後方向と左右方向の両方の強化繊維によって竿杆2の上面2j、下面2kの強化繊維のほつれ毛羽立ちも防止できる。
さらに、最上層2aと最下層2cが織布の繊維強化樹脂層であるため、このことによってもより強化繊維のほつれを確実に防止できる。
なお、軸長方向繊維は、長手軸Jに対する傾きを15°以内とし、横方向繊維は長手軸Jに直交する方向に対する傾きを15°以内としている。
竿杆2は、穂先HS側から元部MT側にかけて同じ左右幅で形成され、元部MT側になるにしたがって剛性が大きくなるように厚み(側面2sの上下幅)が増加している。
すなわち、最上層2a、中間層2b、最下層2cがそれぞれ元部2b側から穂先部HS側にかけて長さを変えて配することで元部MT側の厚みが大きく、穂先部HS側の厚味が小さくなるように形成されている。
なお、穂先部HS側から元部MT側にかけて上面2jと下面2kの左右方向の幅を増大させることによって元部MT側になるにしたがって剛性が大きくなるようにしてもよい。
竿杆2は、図4のように横方向断面にて左右方向に湾曲した板状に形成されている。
板状の竿杆2の湾曲によって内側に外側より曲率の大きい凹状の湾曲面2dが形成され、凹状の湾曲面2dが竿杆2の上面2j側になるように配されている。
凹状の湾曲面2dにより竿杆2の上面2jは左右方向に凹の円弧状の湾曲面2dが竿杆2の長手方向に連続して形成されている。
一方、竿杆2の下面2k側は、左右方向に凸の円弧状の湾曲面2eが竿杆2の長手方向に連続して形成されている。
なお、この竿杆2の左右方向の湾曲形状または上面2jと下面2kの湾曲面2d、2eは、最上層2a、中間層2b、最下層2cの3層の繊維強化樹脂層が横方向繊維を有することによってその形状が維持されている。
竿杆2の上面2j側には先端部の穂先HSから元部MT側にかけて複数のガイドGが取り付けられている。
ガイドGは、金属等で形成されたフレームに釣り糸を挿通するガイド孔G1が形成され、竿杆2に添設された脚部G2が竿杆2に巻回された糸状体5aとこれを覆う合成樹脂層(接着剤層)5bによる取り付け手段5にて竿杆2の上面2j側に保持されている。
複数のガイドGは、竿杆2の長手軸Jに沿ってガイド孔G1が竿杆2の前後方向(穂先HSと元部MTの方向)を向くように適宜間隔を置いて配されている。
複数のガイドGは、略同じ高さを有し、竿杆2よりも幅狭で、竿杆2の左右側縁から外側に突出しないように取り付けられている。
竿杆2は、上面2jが凹状の湾曲面2dで形成され、下面2kが凸状の湾曲面2eで形成されているため、板状に形成しても、魚が掛かるなど竿杆2が下方に引かれて撓った時に、下面2kを凹状に形成した時と異なり、上記湾曲面の形状が平面状に広がりにくく竿杆2の上記湾曲形状が維持される様に撓るため竿杆2が捩れにくくなっている。
しかも、ガイドGの脚部G2が凹状の湾曲面2dにて安定して載置された状態で取り付けられている。
図5は、第2実施例で、釣竿1の平面図で、積層された繊維強化樹脂層の拡大断面図によって各層の強化繊維の方向を示している。
第2実施例は、第1実施例と同様に竿杆2が最上層2a、中間層2b’、最下層2cの3層で形成され、矢印で示した枠内の積層状態を示す拡大図によると、そのうち中間層2b’がそれぞれ左右方向に傾斜した強化繊維を有する斜向繊維層からなっている。
この斜向繊維層は、その強化繊維の長手軸Jに対する傾きを30°〜60°としている。
第2実施例は、中間層2b’を斜向繊維層とすることで第1実施例に比べて竿杆2の捩れが防止されるようになる。
しかも、最上層2a、最下層2cが竿杆2の長手軸Jに沿った方向の軸長方向繊維と長手軸Jを横切る方向の横方向繊維を有するため、板状の竿杆2の軸長方向繊維により軸長方向の撓りに対し強化して粘り強さを有し、さらに横方向繊維によって先の軸長方向繊維に沿った割れを防止することで竿杆2の折れが防止でき、竿杆2の側面2s、2sからの強化繊維のほつれが防止でき、さらに、竿杆2の左右方向の湾曲形状は上記最上層2a、最下層2cの横方向繊維によってその形状が維持される。
このように、第2実施例においても第1実施例と同様の作用効果が得られる。
なお、その他の構成は第1実施例と同じである。
なお、竿杆2は3層で形成したが、2層以上で形成すれば何層で形成しても良い。
又、中間層は、長手軸Jに沿った方向の軸長方向繊維と長手軸Jを横切る方向の横方向繊維を有している例、斜向繊維層で形成した例で説明したが、その他の方向の強化繊維からなる層としたり、強化繊維を有しない合成樹脂層で形成したり、さらには合成樹脂以外のガラス層や金属層やセラミック層で形成することもできる。
第1実施例、第2実施例ともにワカサギ用の釣竿で説明したが、船釣りなど他の魚釣り用の釣竿に用いても良い。
1 釣竿
2 竿杆
3 リール装着部
4 グリップ
5 取り付け手段
G ガイド

Claims (5)

  1. 複数の合成樹脂層を積層して板状に形成した釣竿において、少なくとも前記釣竿の最上層と最下層を前記釣竿の前後方向と左右方向の両方の強化繊維を有する繊維強化樹脂層で形成したことを特徴とする釣竿。
  2. 釣竿は左右方向に湾曲した板状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
  3. 釣竿は上面側が凹状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の釣竿。
  4. 前記釣竿は最上層と最下層の間に中間層を有し、該中間層は前記釣竿の前後方向と左右方向の両方の強化繊維を有する繊維強化樹脂層で形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の釣竿。
  5. 前記釣竿は最上層と最下層の間に中間層を有し、該中間層は前記釣竿の長手方向を横切る強化繊維を有する繊維強化樹脂層で形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の釣竿。
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