JP2012139105A - モーター制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モーター制御装置であって、電動モーターに対して駆動電流の供給を制御する制御部と、前記電動モーターの回転速度を検知する回転速度検知部と、を備え、前記駆動電流は、d軸電流とq軸電流とを含んでおり、前記制御部は、前記電動モーターに対するトルク指令値に基づいて前記q軸電流の目標値であるq軸電流指令値を算出し、 前記電動モーターの回転速度と予め定められた前記電動モーターのベース回転速度との差と、前記算出したq軸電流指令値とを用いて前記d軸電流の目標値であるd軸電流指令値を算出し、前記d軸電流指令値と前記q軸電流指令値とを用いて前記電動モーターに対してベクトル制御を行う。
【選択図】図13
Description
モーター制御装置であって、電動モーターに対して駆動電流の供給を制御する制御部と、前記電動モーターの回転速度を検知する回転速度検知部と、を備え、前記駆動電流は、d軸電流とq軸電流とを含んでおり、前記制御部は、前記電動モーターに対するトルク指令値に基づいて前記q軸電流の目標値であるq軸電流指令値を算出し、前記電動モーターの回転速度と予め定められた前記電動モーターのベース回転速度との差と、前記算出したq軸電流指令値とを用いて前記d軸電流の目標値であるd軸電流指令値を算出し、前記d軸電流指令値と前記q軸電流指令値とを用いて前記電動モーターに対してベクトル制御を行う、モーター制御装置。
この適用例によれば、TN特性の向上が必要な、高トルク領域において、d軸電流指令値を大きくし、TN特性を向上させることができる。
適用例1に記載のモーター制御装置において、前記d軸電流指令値Idrは、ゲイン係数をKd、前記トルク指令値に基づいて算出された前記q軸電流指令値をIqr、前記電動モーターの回転速度をω、前記電動モーターのベース回転速度をωbsとすると、Idr=Kd×Iqr×(ω−ωbs)で示される、モーター制御装置。
適用例1に記載のモーター制御装置において、前記d軸電流指令値Idrは、ゲイン係数をKd、前記トルク指令値に基づいて算出された前記q軸電流指令値をIqr、予め定められたベースq軸電流指令値Iqbs、前記電動モーターの回転速度をω、前記電動モーターのベース回転速度をωbsとすると、Idr=Kd×(Iqr−Iqbs)×(ω−ωbs)で示される、モーター制御装置。
[適用例4]
適用例1から適用例3のうちのいずれか1つの適用例に記載のモーター制御装置において、前記電動モーターの回転速度が前記ベース回転速度以下の場合には、前記d軸電流指令値をゼロとする、モーター制御装置。
この適用例によれば、TN特性の向上が必要でない、低トルク領域、あるいは、低回転速度の場合には、d軸電流指令値を低く抑えることにより効率低下を抑制することが可能となる。
適用例1から適用例4までのうちのいずれか1つの適用例に記載のモーター制御装置において、前記制御部は、前記ベース回転速度を前記電動モーターの駆動電圧に比例して変化させる、モーター制御装置。
電動モーターの駆動電圧に応じて、ベース回転速度を変化させるので、駆動電圧に応じて、電動モーターのTN特性を良くすることが可能となる。
適用例5に記載のモーター制御装置において、前記制御部は、前記電動モーターの駆動電圧と前記ベース回転速度との関係を示す表又は関係式を格納するための記憶部を有している、モーター制御装置。
図1は、電動モーターのTI特性(トルク−電流特性)とTN特性(トルク−回転数特性)の一例を示す説明図である。一般にDCモーターでは、電動モーターのトルクTと電動モーターの電流Iとの間には、式(1)に示す比例関係がある。
図5は、第1の実施例の電動モーターのTN特性を示す説明図である。第1の実施例では、トルクTが最大トルクTmaxに至るまで、電流IがImaxに達しないようにd軸電流制御を行う。駆動電流には、d軸電流とq軸電流があり、電動モーターのベクトル制御では、このd軸電流とq軸電流の目標値(d軸電流指令値とq軸電流指令値)にもとづいて、フィードバック制御を行い、駆動電流を制御する。d軸を永久磁石の磁束の向きに取ると、d軸電流は流れている駆動電流のうちこの磁束を発生させるのに使われている成分(励磁電流成分)を示し、q軸電流は負荷のトルクに対応した成分を示す。
図11は、第1の実施例の変形例におけるTN特性を示す説明図である。この変形例では、駆動電流Iallが最大電流Imax以上の場合には、d軸電流指令値演算回路210は、式(7)に基づいてd軸電流指令値Idrを算出する。
図12は、第2の実施例の電動モーターのTN特性を示す説明図である。第2の実施例では、d軸電流指令値Idrについて、トルクTに制御ゲインを掛けてトルクにd軸電流指令値Idrを比例させることにより、予め設定された最大トルクTmaxまで電流制限にかからないようにd軸電流制御を行う。式(8)は、第2の実施例におけるd軸電流指令値Idrを算出する演算式を示す。
第2の実施例では、トルクTに制御ゲインKcを掛けてトルクにd軸電流指令値Idrを比例させていたが、d軸電流指令値演算回路210は、式(9)に示すように、トルクTと速度ωの両方に制御ゲインKcを掛けてトルクにd軸電流指令値Idrを比例させてもよい。
図13は、第3の実施例の電動モーターのTN特性を示す説明図である。第3の実施例では、d軸電流指令値演算回路210は、式(10)に示すように、電動モーター10に対するトルク指令値に基づいてq軸電流指令値Iqrを算出し、電動モーターの回転速度ωと予め定められた電動モーターのベース回転速度ωbsとの差(ω―ωbs)と、q軸電流指令値Iqrと、制御ゲインとを掛けてd軸電流指令値Idrを算出する。
図14は、第3の実施例の変形例を示す説明図である。この変形例では、d軸電流指令値演算回路210は、電動モーター10の駆動電圧Esに応じて、ベース回転速度ωbsを変化させる。電動モーター10の駆動電圧Esと、ベース回転速度ωbsとの関係は、d軸電流指令値演算回路210の記憶部220に格納されている。ここで、駆動電圧とは、PWM駆動の元となる直流電圧を意味する。図15は、PWM駆動の駆動パルスの一例を示す説明図である。PWM駆動の駆動パルスに高さ(電圧)が、電動モーター10の駆動電圧Esに対応する。図15に示す例では、電動モーター10を170Vの駆動電圧で動作させている。図14のグラフに従って、例えば、駆動電圧が大きくなると、d軸電流指令値演算回路210は、ベース回転速度ωbsを大きくする。こうすると、例えば、駆動電圧が下がると、ベース回転速度ωbsが小さくなる。そうすると、(ω―ωbs)が大きくなるので、d軸電流指令値演算回路210は、d軸電流指令値Idrを大きくすることができ、電動モーターのTN特性を良くすることが可能となる。また、電動モーターの利用者は、電動モーター10を、スペックに規定された範囲内の駆動電圧で動作をさせることができるが、本実施例によれば、d軸電流指令値演算回路210は、利用者が実際に利用する駆動電圧に基づいてベース回転速度ωbsを変更し、d軸電流指令値Idrを変更するので、各駆動電圧において、電動モーターのTN特性を良くすることが可能となる。なお、図4においては、駆動電圧Esとベース回転速度ωbsとは、比例関係にあるように示されているが、駆動電圧Esとベース回転速度ωbsとが対応していれば良く、駆動電圧Esとベース回転速度ωbsとは、必ずしも比例関係でなくてもよい。また、こ関係は実験により求めてもよい。式(10)において、制御ゲインKdの値についても駆動電圧Esに応じて可変にしてもよい。
20…エンコーダー
30…制御ブロック
100…位置制御系ブロック
110…速度制御系ブロック
120…d軸電流PI制御ブロック
130…q軸電流PI制御ブロック
140…UV−dq軸座標変換ブロック
150…dq軸―UVW座標変換ブロック
160…PWM駆動信号生成回路
170…インバーター回路
180…U相電流計
190…V相電流計
200…ベクトル制御ブロック
210…d軸電流指令値演算回路
220…記憶部
300…永久磁石
400…電磁コイル
Claims (6)
- モーター制御装置であって、
電動モーターに対して駆動電流の供給を制御する制御部と、
前記電動モーターの回転速度を検知する回転速度検知部と、
を備え、
前記駆動電流は、d軸電流とq軸電流とを含んでおり、
前記制御部は、
前記電動モーターに対するトルク指令値に基づいて前記q軸電流の目標値であるq軸電流指令値を算出し、
前記電動モーターの回転速度と予め定められた前記電動モーターのベース回転速度との差と、前記算出したq軸電流指令値とを用いて前記d軸電流の目標値であるd軸電流指令値を算出し、
前記d軸電流指令値と前記q軸電流指令値とを用いて前記電動モーターに対してベクトル制御を行う、
モーター制御装置。 - 請求項1に記載のモーター制御装置において、
前記d軸電流指令値Idrは、
ゲイン係数をKd、前記トルク指令値に基づいて算出された前記q軸電流指令値をIqr、前記電動モーターの回転速度をω、前記電動モーターのベース回転速度をωbsとすると、
Idr=Kd×Iqr×(ω−ωbs)
で示される、モーター制御装置。 - 請求項1に記載のモーター制御装置において、
前記d軸電流指令値Idrは、
ゲイン係数をKd、前記トルク指令値に基づいて算出された前記q軸電流指令値をIqr、予め定められたベースq軸電流指令値Iqbs、前記電動モーターの回転速度をω、前記電動モーターのベース回転速度をωbsとすると、
Idr=Kd×(Iqr−Iqbs)×(ω−ωbs)
で示される、モーター制御装置。 - 請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のモーター制御装置において、
前記電動モーターの回転速度が前記ベース回転速度以下の場合には、前記d軸電流指令値をゼロとする、モーター制御装置。 - 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載のモーター制御装置において、
前記制御部は、前記ベース回転速度ωbsを前記電動モーターの駆動電圧に応じて変化させる、モーター制御装置。 - 請求項5に記載のモーター制御装置において、
前記制御部は、前記電動モーターの駆動電圧と前記ベース回転速度ωbsとの関係を示す表又は関係式を格納するための記憶部を有している、モーター制御装置。
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JP2018129962A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | キヤノン株式会社 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
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-
2012
- 2012-04-24 JP JP2012099119A patent/JP2012139105A/ja not_active Withdrawn
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