JP2015089236A - 同期電動機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同期電動機の温度、トルク、電圧を決める要因が変化しても、適切なd軸電流の動作指令を得ることで、敏速にトルク応答ができる同期電動機の制御装置を提供する。【解決手段】弱め磁束制御による高回転化を図るための、速度及び電圧に対するd軸電流指令値1を出力する弱め磁束制御部と、最大トルクを発生させるためのq軸電流指令値に対するd軸電流指令値2を出力する最大トルク制御部を備えて、d軸電流指令値1と2を合成して最終的なd軸電流制御部のd軸電流指令値とし、弱め磁束制御部の入力信号と出力信号の少なくとも一方を補正する弱め磁束補正部と、最大トルク制御部の入力信号を補正するトルク補正部を設けたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は同期電動機の制御装置に係り、特に、同期電動機の電流を制御する技術に関する。
永久磁石式同期電動機(以下、PMモータ)の高トルク化、高速運転を行うためにPMモータのd軸電流成分(以下、d軸電流)を制御することが行われる。モータの運転状況に合わせて、演算式でd軸電流を指令する方式や、テーブルを利用してd軸電流を指令する方法がある。
特開2000−184766号公報 特開2000−228892号公報 特開2006−304441号公報 特開2010−148198号公報
演算によって指令する方法(特許文献1)は理論式によって演算するので、運転条件に応じて最適な値を指令できる。しかし、演算式自体が複雑なために実運転中で演算するには、制御装置のCPUの負担が大きくなるという課題がある。さらに、演算式で利用する抵抗、インダクタンス、誘起電圧定数等のモータパラメータが運転状態(電流値、位相、周波数、温度など)によって変化するのでそれを反映する必要があり、その値の保持エリアを必要とし記憶量が大きくなる。
また、ベース回転数以下では、d軸電流指令値Id=ゼロとして制御を実施していないので、たとえばトルク/電流比を最大とするような制御を実施できない。さらに、ベース回転数以上では、温度によるId補正が実施されているが、モータパラメータの非線形性(たとえば電流によりインダクタンスが変化する現象等)は考慮されていない。さらに、ベース回転数以上で、温度によりId補正を実施する際、Id、Iqの分配比を最適に制御すべきであるが、引用文献1では考慮されていない。
一方、テーブルを利用する方法(特許文献2、3)には演算式で行う方法の複雑さはないものの、多次元テーブルをあつかうためにテーブルが複雑になる、またこのテーブルを事前に得るための試験や演算が非常に煩雑になる。すなわち、特許文献2ではモータ温度の変化を考慮していないので、温度によって磁束が変化すると、トルク減少や効率悪化が起こる。
特許文献3では、モータ温度を考慮したため、温度を含めてテーブルがさらに複雑化する。またq軸電流指令もテーブルで持つので、トルク指令に対して、線形的に変化するトルクを得られるものの、トルク指令(かつ回転数指令)⇒各q軸電流テーブルでの演算⇒電圧選択⇒線形補間⇒q軸電流指令と、順序を踏んで、段階を経て指令が出されるために、q軸電流指令が出されるまでに、演算上の長い時間ステップが必要である。このために、応答の速いサーボ系が必要なとき、速いトルク応答が確保されない可能性がある。なぜなら、モータ発生トルクはq軸電流Iqに比例して発生するから、Iqが迅速に変化できないとトルク応答が遅くなるからである。
さらに、テーブル作成を容易にする方法の提案もある(特許文献4)が、本方法は設定の容易化のためにモータ温度特性が考慮されていないので、温度変化によるモータ動作特性の変動に対して動作特性を適切に設定できないという課題がある。
また、特許文献4の実施例3では、検出した直流電圧Vdcからq軸電流指令値Iqに適当な比例係数を乗じたものを減算し、得られた直流電圧Vdc1を用いて無負荷時の各直流電圧のパターンから補間演算して、d軸電流指令値を得る方法を開示しているが、無負荷時の各直流電圧パターンからの補間演算を常に必要とするため、q軸電流指令値Iqとd軸電流指令値間の関係が複雑となる。このため、モータ特性が最適になるようにパラメータ調整するのが容易ではないという課題がある。すなわち、モータが本来の正しいパラメータで制御されないため、特性が十分に発揮できない恐れがある。
本発明は、前記課題にかんがみ、トルク指令、電流値、電流位相、運転周波数、モータ温度、インバータ入力電圧など、電動機の温度、トルク、電圧を決める要因が変化しても、適切なd軸電流の動作指令を得ることで、敏速にトルク応答ができる同期電動機の制御装置を提供することを目的とする。
さらに、構成が簡単、設定が容易、かつ、モータ特性を十分に発揮させることが可能な同期電動機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、同期電動機の電流を検出し、この電流をd−q2軸のd軸電流、q軸電流の直交成分に分けて制御する電流制御部と、
前記電流制御部の出力に基づいて同期電動機に電力を供給するインバータと、
弱め磁束制御による高回転化を図るための回転速度及びインバータの電圧に対するd軸電流指令値1を出力する弱め磁束制御部、最大トルクを発生させるためのd軸電流指令値2を出力する最大トルク制御部、およびd軸電流指令値1とd軸電流指令値2を合成して最終的なd軸電流指令値とする合成部を有するId/Iq指令部を備えた同期電動機の制御装置において、
前記Id/Iq指令部は、前記弱め磁束制御部の入力信号と出力信号の少なくとも一方を補正する弱め磁束補正部と、前記最大トルク制御部の入力信号を補正するトルク補正部を設けたことを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、前記弱め磁束補正部は、回転速度及びインバータの電圧に対して、トルク指令から演算されるq軸電流に基づく補正を加えて、前記弱め磁束制御部の入力信号とすることを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、前記弱め磁束補正部は、前記弱め磁束制御部の出力信号に対して、電動機温度に基づく補正を加えて前記d軸電流指令値1として前記合成部に入力することを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、前記トルク補正部は、トルク指令から演算されるq軸電流に対して、電動機温度に基づく補正を加えて前記最大トルク制御部の入力信号とすることを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、前記弱め磁束補正部は、前記弱め磁束制御部の出力信号に対して、トルク指令から演算されるq軸電流と電動機温度とに基づく補正を加えて前記d軸電流指令値1として前記合成部に入力することを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、前記弱め磁束補正部と前記トルク補正部は、補正のためのデータテーブル、または、演算式を備えていることを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、前記電動機温度は、電動機に取付けられた温度検出器で測定されることを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、前記電動機温度は、電動機の電流値と回転速度から得られることを特徴とする。
また、上記に記載の同期電動機の制御装置において、電動機の電流値と導体抵抗から求めた銅損と電動機の回転速度から求めた鉄損から電動機の損失を算出し、この損失と電動機の熱時定数から電動機温度を推定することを特徴とする。
本発明によれば、弱め磁束制御を指令するd軸電流指令値1と最大トルク制御を指令するd軸電流指令値2の2つの基本パターンを定め、これらのパターンの入力、あるいは、出力を補正して、それらの合成により実際のd軸電流指令を決定する。これにより、電動機の状態(温度、q軸電流)が変化しても、補正するための因子を適切に選定することで、迅速に電動機の特性の最適化ができる。また、2つのパターンを補正するだけで簡単、容易に、最終的なd軸電流指令を設定でき、電動機の特性が最適化できる。
本発明の実施例1に適用される制御装置の全体構成図。 同じく、Id/Iq指令部の構成図。 同じく、補正部の詳細構成図。 本発明の実施例2に適用されるId/Iq指令部の構成図。 図4に示す補正部の詳細構成図。 本発明の実施例3に適用される補正部の詳細構成図。 本発明の実施例4に適用される電動機温度の算出の説明図。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7を用いて説明する。
(実施例1)
図1〜図3は本発明の実施例1に利用する制御系の構成図である。図1は基本となる制御系の全体構成を示す。
永久磁石同期電動機(以後、PMモータ)11は、インバータ12に接続され、インバータ12から出力される電流で駆動される。インバータ12は、図示しない直流電源からの直流母線13により電力を受ける。PMモータ11の回転位置(回転角度)はPMモータ11の軸端に接続されたエンコーダ14で検出される。検出された回転位置から速度検出部29でモータ回転速度(回転数)ωを検出する。また、PMモータ11の温度Tmは、PMモータ11に取り付けられた温度検出器15で検出される。また、直流母線13の直流電圧Vdは電圧検出器16で検出される。PMモータ11の回転子(図示せず)には永久磁石が装着されている。
速度制御部21は、速度指令ω*と、速度検出部29で検出されたモータ回転速度ωとの偏差が入力され、この偏差を増幅してPMモータ11のトルク指令τ*を出力する。Id/Iq指令部22は、出力されたトルク指令τ*を受けて、トルク指令τ*に対応したPMモータ11のd軸電流指令値Id*と、q軸電流指令値Iq*を出力する。Id/Iq指令部22は、本発明実施例の特徴部であり、詳しい内容は後述する。
インバータ12の出力電流から電流検出器24で検出された2相交流電流iu、ivは、AC/DC変換部25で静止座標から回転座標に変換されて、電流検出値Id、Iqとして検出される。この電流検出値Id、Iqと、前記Id/Iq指令部22の出力のd軸電流指令値Id*、q軸電流指令値Iq*とのそれぞれの偏差は、電流制御部23に入力されて増幅される。この増幅された偏差出力は、回転座標から静止座標への変換部であるDC/AC変換部26に入力され、インバータ12の交流の出力相電圧指令vu*、vv*、vw*として出力される。
この相電圧指令vu*、vv*、vw*は、搬送波発生部27からの三角波と比較され、その比較結果がPWM制御部28に入力され、PWM信号が得られる。PWM制御部28から出力されるPWM信号によりインバータ12が駆動される。このようにして、PMモータ11の電流は、Id/Iq指令部22からのd軸電流指令値Id*と、q軸電流指令値Iq*に従って制御される。
このようなトルク指令から電流指令成分値Id*、Iq*を定め、それぞれの電流Id、Iqを制御する方法は、一般的な交流モータのベクトル制御であり、このとき、AC/DC変換部とDC/AC変換部で、PMモータの磁極位置を基準として座標変換されることは知られている。
図2により、特徴部のId/Iq指令部22の構成を説明する。図1にも示すように、Id/Iq指令部22は、速度制御部21からのトルク指令τ*だけでなく、電圧検出部16で検出された直流電圧Vd、速度検出部29で検出された回転数ω(その絶対値|ω|)、温度検出器15で検出されたモータ温度Tmも入力され、d軸電流指令値Id*と、q軸電流指令値Iq*を出力する。
d軸電流指令値Id*は、q軸電流Iqによって決まる最大トルク制御部224からのd軸電流指令2と、回転数ωおよび直流電圧Vdから決まる弱め磁束制御部226からのd軸電流指令1の合成値から決めるのが特徴である。最大トルク制御部224には、トルク電流(q軸電流)Iqに応じたIdパターンが記憶される。弱め磁束制御部226には、回転数ωと直流電圧Vdに応じたIdパターンが記憶される。これらの最大トルクパターンと弱め磁束パターンは、Id/Iq指令部22の基本パターンである。
まず、トルク指令τ*は、リミッタ部221に入力される。リミッタ部221は、d軸電流指令値Id*とq軸電流指令値Iq*のベクトル合成値が、電流最大値Imaxを越えないように、q軸電流を制限する。すなわち、
Imax≧√((Id*)∧2+(Iq*)∧2) (1)
ここで∧はべき乗
を満足するように、q軸電流の最大値(絶対値)を制限する。リミッタ部221の出力はそのままq軸電流指令値Iq*となる。
(1)式の演算には、Idの値が必要であるが、例えば、この制御演算の1ステップ前のd軸電流指令値Id*を用いて演算をすることができる。また、|Iq|の最大値を決めるルート演算は、Idに対するテーブルや適切な簡略式などで実行できる。
モータ発生トルクτは、
τ=p[φIq+(Ld−Lq)Id・Iq] (2)
p=極対数
φ=磁石磁束
Ld、Lq=d軸、q軸のインダクタンス
で表される。この式の1項目は磁石トルク、2項目はリラクタンストルクであることは知られている。(2)式から分かるように、モータトルクはIqに比例するので、磁石トルクの割合が大きなモータは、第2項のリラクタンストルク項を無視することにより、トルク指令τ*からq軸電流指令値Iq*が直接に得られる。こうすると制御演算が簡易化できる。
次にd軸電流指令値Id*を決定する方式を説明する。
まず、最大トルクを指令する方式について説明する。リミッタ部221の出力は、絶対値演算部222に入力され、その絶対値を演算して|Iq|を求める。ついで、|Iq|を入力補正部(トルク補正部)223を経てq軸電流に応じてPMモータのトルクが最大になるように、d軸電流指令Idを決める最大トルク制御部224に入力する。入力補正部(トルク補正部)223ではモータ温度による補正を行う。
q軸電流Iqが決まると、最大トルクを与えるd軸電流Idは、
Id=A−√[A∧2+Iq∧2] (3)
A=φ/2/(Lq−Ld) (PMモータでは通常正の値)
で与えられるから、代表運転条件(基準条件)での定数で、|Iq|の関数として、d軸電流Idを演算により予め求め、最大トルク制御部224では最大トルクパターンとしてテーブル化して記憶する。テーブルを決める演算ポイント数は所要トルク精度により適宜決定し、その間は補間演算する。また、(3)式のパラメータ(Ld、Lq、φ)は、電流値や温度によって値が変わる。このような非線形性を考慮してテーブルを設定できる。このようにして、最大トルクを決めるd軸電流指令2を最大トルク制御部224によって決定する。入力補正部(トルク補正部)223は後述する。
次に、弱め磁束を指令する方式を説明する。速度検出部29で検出した回転速度ωの絶対値|ω|と、電圧検出器16で検出した直流電圧Vdが、入力補正部(弱め磁束補正部)225を経て、弱め磁束制御部226に入力される。弱め磁束制御におけるd軸電流は、
Id=[−φ±√{(Vmax/ω)∧2−(Lq・Iq)∧2}]/Ld (4)
ただし、Idは負で絶対値の小さな値を選択
Vmax=Vdに比例するインバータ出力電圧最大値
で与えられる。Vmaxはインバータの最大出力電圧であり、この値は直流電圧VdとPWM制御のやり方で定まる。PWM制御方式は、制御系を構成したときに決められるので、VmaxはVdに比例して定まる。
(4)式から分かるように、この演算にはIq項があるが、まず、Iqの基準値を考えて直流電圧Vd、回転数ωによりd軸電流Idを定める。すなわち、弱め磁束制御部226は、(Vmax/ω)の関数としてd軸電流Idを求める。入力補正部(弱め磁束補正部)225は、Vd,ωから、Vmax/ωを得る補正を行う。こうして(Vmax/ω)の関数として、Iqを代表値(基準値)として演算したd軸電流は、弱め磁束パターンとしてテーブル化して弱め磁束制御部226に記憶される。
弱め磁束制御部226の出力は出力補正部(弱め磁束補正部)227に入力され、弱め磁束制御部226で設定したd軸電流指令Idを出力補正部227で補正する。このようにして、弱め磁束制御のd軸電流指令1が決定される。d軸電流指令は、入力補正部225ではq軸電流Iqによって値が補正され、出力補正部227では温度Tmによって値が補正される。補正部225、227の詳細は後述する。
次に、前述した最大トルク制御部224によるd軸電流指令2と、弱め磁束制御部226からの値を出力補正部227にて補正したd軸電流指令1とが合成部228に入力され、2つのd軸電流指令の合成値として最終的なd軸電流指令Id*が決定される。合成部228での合成方法は2つの値の和で合成する方法と、2つの値のうち絶対値の大きいほうを選択する方法などがある。
このように、最大トルクパターンと弱め磁束パターンの2つの基本パターンを定め、パターンの入力値、あるいは、出力値を補正することにより、最大トルク制御によるd軸電流指令2と、弱め磁束制御によるd軸電流指令1を得て、それらの合成により実際のd軸電流指令Id*を決定する。モータの特性決定因子は様々であり、それを考慮してd軸電流を定めるが、本願での設定方法は2つの基本パターンを主体とする設定で、それを他の因子で補正する方式なので、適切なd軸電流指令値Id*を容易に設定できる。
入力補正部および出力補正部の具体例を図3に示す。図3で図2と同一部分に同一符号を付しており、破線内が入力補正部223、225、出力補正部227の具体例である。
最大トルクを与えるd軸電流Idを定める最大トルク制御部224の演算は、(3)式で与えられる。同式からIqが増加すると、Idは負の値でその絶対値が増加することが分かる。さらに、(3)式を展開すると、
Iq∧2=Id(Id−2A) (5)
を得る。
ところで、磁石磁束φはモータ温度の影響を受け、通常の磁石は温度が高いとφが小さくなる。(5)式で言えば、温度が上昇するとAの値は小さくなる((3)式参照)。(5)式より、温度が上昇すると、同一Iqならば、Idは絶対値で大きくすることが必要である。すなわち、最大トルクを与えるには、同一Iqのとき、Idをより小さな負値(絶対値で大きくする)とする。図3の最大トルク制御部224の最大トルクパターンは、基準温度で設定されており、このパターンをモータ温度が変わったときにも利用するには、温度が高いほど、Iqが大きな値をとったのと等価に補正する必要がある。
入力補正部223はこれを実現する一例で、基準温度より高い場合はIqが増加したのと等価、低い場合はIqが低下したのと等価なことを実現する。係数部2231で温度に対する係数Kttを決め、乗算部2232でIqに応じた補正値を設定し、加算部2233で補正を行う。係数部2231ではKttが単純な温度比例でよいなら簡単な演算で実現でき、曲線ならパターン化して係数として記憶する。Kttの与え方は、モータ仕様や制御精度によって適宜選定し、後述する他の係数部も同様である。
弱め磁束を与えるd軸電流を定める弱め磁束制御部226の演算は(4)式で与えられる。この式から分かるように、演算は(Vmax/ω)で定まり、さらに、Iqの影響とφの影響があることが分かる。入力補正部225では、(4)式を実現するため、除算部2251でVmax/ωと等価なVd/ωを演算する。
ところで、図3の弱め磁束制御部226の弱め磁束パターンは、基準温度、基準Iqで設定される。そのため、これら温度とIqが変化したとき、Idを補正するのが補正部225、227である。まず、Iq変化に対しては、|Iq|が大きなほど(4)式の第2項ルート内は小さくなる。すなわち、Vd/ωが小さくなったことと同じであると等価的に考えることができる。
そこで、係数部2252で、Vd/ωの補正値(Cwq)を出す。図の例では、補正値は、基準Iqまでは影響は大きくないので小さく、そこから曲線で補正している。補正はパターンでも演算でもよく、モータ定数や磁石特性により適宜選択する。加算部2253では、Iqの大きさに応じてVd/ωが小さくなるよう補正する。このようにして、弱め磁束を与えるd軸電流は、弱め磁束制御部226の入力側で補正された後、弱め磁束Idパターンから得られる。
さらに、(4)式から分かるように、磁石磁束φもこのパターンに関与する。温度が高い場合は磁束が低下するから、Idを絶対値で小さな値にすると良い。そこで、基準温度で得た弱め磁束制御部226からのd軸電流値に対し、出力補正部227で磁石磁束の温度による変化分を補正する。出力補正部227の係数部2271は、基準温度をベースにIdの補正値(Cwt)を決める。そして、加算部2272で温度が高ければ絶対値を小さくし、温度が低ければ大きくする。係数部2271は温度に対して比例演算でも曲線でもよく、単純な比例演算やパターンとして記憶させるなどの形態をとる。使用条件や磁石特性によって適宜選択する。
上記の補正部223、225,227の構成は、モータ仕様や制御精度によって、その入力値の変更や入れ替え、いろいろな構成や変形が考えられ、これらに基づいて適宜選択される。(3)〜(5)式では、モータの巻線抵抗値の影響は大きくないとして計算したが、考慮するように展開してもよい。また、各補正部はデータテーブルの形でパターンとして構成するだけでなく、演算式で構成してもよい。さらに、補正部223、225、227はすべて備えなくてもよく、モータ仕様や制御精度によって適正な補正部のみを備えてもよい。
以上のようにして、最大トルク制御部のパターンと、弱め磁束制御部のパターンを基本パターンとして、その前後の入力部または出力部で、基本パターンを等価的に補正することでd軸電流指令が設定される。
本発明実施例によれば、次の効果が得られる。
(1)電動機の状態(温度、q軸電流)が変化しても、補正するための因子を適切に選定することで、迅速に電動機の特性の最適化ができる。
(2)また、2つのパターンを補正するだけで簡単、容易に、最終的なd軸電流指令を設定でき、電動機の特性が最適化できる。また試験確認も容易である。
(3)基本パターンでのId設定は適切に簡易化できる。
(4)パターン形式なので、インダクタンスなど非線形性を考慮して設定できる。
(5)モータトルクや電圧を決める要素をすべて考慮するので、実用的な範囲でd軸電流指令を適正化できる。
(6)補正は演算式、あるいは簡易パターンとすることで、モータ仕様や要求精度で適宜選択できる。すなわち補正項の影響が小さいとき、演算式やパターンは簡易化できる。
(7)制御演算の時間ステップを小さくでき、高速トルク応答ができる。
さらに、これを行う前記Id/Iq指令部22の演算装置では、次の効果が得られる。
(1)演算量が少ないので、制御演算割合が小さく、CPU負荷が小さくできる。
(2)パターンが少ないのでメモリ量も小さくできる。
(3)演算装置が安価となる。
図3は、弱め磁束制御に関する要素は、 弱め磁束制御部226を主体として、それを決定するパラメータを式の展開にしたがってその通りに補正項(入力補正部225、出力補正部227)を構成している。
図3における入力/出力補正部の演算は一例であり、他の演算方法もある。図3の、弱め磁束制御に関する要素は、式4を自然に展開した構成としているが、本質的には、Iqの増加に応じてIdを大きくする制御であるから、図6(後述)に示すように出力補正部227の側に持ってきても、その意図は実現できる。図6では、回転数ω、直流電圧Vdで決まる弱め磁束制御と、IqによってId指令値を変化する演算を分けているので、Id指令値のパターン設定を、段階を踏んで設計することができ、設計の容易化が図れる。
(実施例2)
図4は本発明の実施例2を示す。図において、図2、図3と部品番号が同一のものは、同一物を表す。図4は図2に出力補正部229が追加されている。
トルク指令τ*からq軸電流指令を演算するには(2)式から分かるように、磁石磁束φの項がある。トルク指令からq軸電流指令に変換する際、その変換係数は温度による影響を受けるから、出力補正部229で温度による磁束変化分を補正する。すなわち、(2)式から、
Iq≒τ/pφ (6)
であるから、トルク指令からq軸電流指令に変換するとき、出力補正部229で温度による磁石磁束φの変化を補正する。
出力補正部229の具体例を図5に示す。係数部2291と乗算部2292とでモータ温度が基準値より高くなると、絶対値で大きなIq値となるように補正する。図5の補正部229の構成は一例であり、他の構成でもよい。さらに、最大トルク制御部224の入力には、出力補正部229、入力補正部223とモータ温度による同様な補正演算が続くので、これらを統合してもよい。
なお、(6)式は(2)式のリラクタンストルクの項を無視したが、考慮した形で演算してもよい。すなわち、
Iq=τ/[pφ+(Ld−Lq)Id] (7)
である。(7)式から、Idの値が必要であるが、例えば、この制御演算の1ステップ前のd軸電流指令値を用いる演算をすることができる。この実施例のようにすると、さらに精度のよいトルク制御が行える。
(実施例3)
図6は本発明の実施例3を示す。入力補正部および出力補正部の図3とは違う具体例を示す。図6の部品番号は図2、図3と同一に付しており、破線内が入力補正部223、225、出力補正部227である。弱め磁束制御に関する入力補正部225、弱め磁束制御部301、出力補正部227に特徴がある。最大トルク制御に関する入力補正部223は、実施例1または2と同じである。
弱め磁束制御部301におけるパターン部3011は、速度ωに対するもので、直流電圧Vdに対応して複数のパターンを持つ。このパターンは、要求するモータの制御精度に応じた複数の直流電圧に対して複数準備される。パターン部3011では、選定した各電圧において、基準の磁束、基準のq軸電流で回転数に対するd軸電流Idを(4)式で演算し、複数のパターンとして記憶する。
入力補正部225では、電圧判定部2254において、直流電圧Vdが制御部301のパターンを与える電圧のどの範囲か判定し、その値の前後の2つのパターンを選択する。そして、パターン部3011では、入力回転数より、2つの電圧のパターンに対するd軸電流指令値を選択する。そして、線形補間部3012で直流電圧Vdに応じて判定部2254で選択した電圧により線形補間してd軸電流指令を演算する。
出力補正部227について述べる。(4)式から分かるように、磁石磁束φもこのパターンに関与する。温度が高い場合は磁束が低下するから、弱め磁束制御部301で得たd軸電流値Idを絶対値で小さくする。係数部2271は、基準温度をベースに補正値を決め、加算部2272でd軸電流指令値の補正を行う。温度が高ければd軸電流値を絶対値で小さくし、低ければ大きくする。係数部2271は、入力変数(温度)に対して単純な比例演算や曲線により、使用条件やモータ特性、磁石の温度特性に基づいて係数を適宜選択する。
さらに、d軸電流Idの値は(4)式を実現するため、q軸電流Iqの基準値からの違い(差)による補正を行う。たとえば、q軸電流Iqが絶対値で大きいほどd軸電流Idは絶対値で大きな値をとる。係数部2273ではq軸電流Iqに応じた係数値を出し、乗算部2274、加算部2275を経て、q軸電流絶対値|Iq|に応じて、弱め磁束制御部301からのd軸電流指令Idが補正される。
実施例1では弱め磁束制御部のパターンが1つであるが、この実施例3では、弱め磁束制御部でのパターンは増えるものの、除算演算を実施しないので、制御部のCPUの負荷が減り敏速に処理できる。
また、特許文献4のような、q軸電流指令の値から適当な比例係数を乗じて検出直流電圧Vdcから減算し、この減算した直流電圧Vdc1を用いて各電圧のパターンから補間演算してd軸電流指令値を得るような方式に比べ、本方式は弱め磁束制御部のd軸電流指令値決定後に補正を行うため、検出直流電圧Vdcを考慮する必要がないという利点がある。
また、パラメータ設定を弱め磁束制御部を単独で段階を踏んで設計することができ、さらに、q軸電流指令値に適当な比例係数を乗じたものを加算するだけなので、モータ特性に最適なd軸電流指令値が容易に設定できる。
上記のようにしても、2つの基本パターンをその入力部または出力部で補正して実効的な精度をもつd軸電流の制御ができる。この例における補正部の構成も一例であり、モータ仕様や要求する制御精度によって、適宜変更や簡易化が可能である。たとえば、モータの銅損と鉄損の和を最小にするようなd軸電流指令値を、各回転速度や電流による最適値をあらかじめ求めておけば、容易に適用が可能である。
(実施例4)
図7は本発明の実施例4を示し、モータ温度の検出の別な例を示す。モータ温度を演算で得る点に特徴がある。モータの損失である、銅損と鉄損を演算して、モータ温度を推定する。
まず、電機子電流値Iaの2乗値を乗算部1511で得て、導体抵抗に相当する係数を係数部1512で乗算して銅損を得る。一方、PMモータ11を駆動する周波数、すなわち、速度ωに対する鉄損を前もって調べ、それをパターンとして鉄損パターン部1513で記憶する。こうして、速度ωに対応する鉄損を鉄損パターン部1513から得る。加算部1514ではこうして得られた、銅損と鉄損を加算してモータからの損失を得る。
なお、モータの損失には回転に伴う機械損失(図示せず)がある。これが、モータの温度上昇に関係するなら、鉄損と同様にして速度に対して機械損のパターンを得て、加算部1514で加算する。このようにして、全体的なモータ損失が得られると、この損失からモータの構造や冷却で決まる、熱時定数部1515を経て、モータ温度Tm*を推定する。
さらに、導体抵抗に相当する係数部1512での演算は、導体抵抗がモータ温度の影響を受けるから、図の破線のように温度を考慮して、係数値を決めることもできる。また、推定したモータ温度Tm*をモータが設置される外気温の影響を受けるとき、この演算を行う制御装置周辺の外気温を測定して推定してもよい。
この実施例4によれば、モータの温度測定をしないので、その検出器が不要となり、モータ仕様がよりシンプルにでき、検出器の故障の問題も無い。
11:永久磁石同期電動機(PMモータ)
12:インバータ
13:直流母線
14:エンコーダ
15:温度検出器
16:電圧検出器
21:速度制御部
22:Id/Iq指令部
23:電流制御部
24:電流検出器
25:AC/DC変換部
26:DC/AC変換部
27:搬送波発生部
28:PWM制御部
29:速度検出部
221:リミッタ部
222:絶対値演算部
223:入力補正部(トルク補正部)
224:最大トルク制御部
225:入力補正部(弱め磁束補正部)
226:弱め磁束制御部
227:出力補正部(弱め磁束補正部)
228:合成部
229:出力補正部
301:弱め磁束制御部
2231:係数部
2232:乗算部
2233:加算部
2251:除算部
2252:係数部
2253:加算部
2254:電圧判定部
2271:係数部
2272:加算部
2273:係数部
2274:乗算部
2275:加算部
2291:係数部
2292:乗算部
3011:パターン部
3012:線形補間部
1511:乗算部
1512:係数部
1513:鉄損パターン部
1514:加算部
1515:熱時定数部

Claims (9)

  1. 同期電動機の電流を検出し、この電流をd−q2軸のd軸電流、q軸電流の直交成分に分けて制御する電流制御部と、
    前記電流制御部の出力に基づいて同期電動機に電力を供給するインバータと、
    弱め磁束制御による高回転化を図るための回転速度及びインバータの電圧に対するd軸電流指令値1を出力する弱め磁束制御部、最大トルクを発生させるためのd軸電流指令値2を出力する最大トルク制御部、およびd軸電流指令値1とd軸電流指令値2を合成して最終的なd軸電流指令値とする合成部を有するId/Iq指令部を備えた同期電動機の制御装置において、
    前記Id/Iq指令部は、前記弱め磁束制御部の入力信号と出力信号の少なくとも一方を補正する弱め磁束補正部と、前記最大トルク制御部の入力信号を補正するトルク補正部を設けたことを特徴とする同期電動機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の同期電動機の制御装置において、
    前記弱め磁束補正部は、回転速度及びインバータの電圧に対して、トルク指令から演算されるq軸電流に基づく補正を加えて、前記弱め磁束制御部の入力信号とすることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の同期電動機の制御装置において、
    前記弱め磁束補正部は、前記弱め磁束制御部の出力信号に対して、電動機温度に基づく補正を加えて前記d軸電流指令値1として前記合成部に入力することを特徴とする同期電動機の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の同期電動機の制御装置において、
    前記トルク補正部は、トルク指令から演算されるq軸電流に対して、電動機温度に基づく補正を加えて前記最大トルク制御部の入力信号とすることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  5. 請求項1に記載の同期電動機の制御装置において、
    前記弱め磁束補正部は、前記弱め磁束制御部の出力信号に対して、トルク指令から演算されるq軸電流と電動機温度とに基づく補正を加えて前記d軸電流指令値1として前記合成部に入力することを特徴とする同期電動機の制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の同期電動機の制御装置において、
    前記弱め磁束補正部と前記トルク補正部は、補正のためのデータテーブル、または、演算式を備えていることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の同期電動機の制御装置において、
    前記電動機温度は、電動機に取付けられた温度検出器で測定されることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の同期電動機の制御装置において、
    前記電動機温度は、電動機の電流値と回転速度から得られることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  9. 請求項8に記載の同期電動機の制御装置において、
    電動機の電流値と導体抵抗から求めた銅損と電動機の回転速度から求めた鉄損から電動機の損失を算出し、この損失と電動機の熱時定数から電動機温度を推定することを特徴とする同期電動機の制御装置。
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