JP2012135416A - 電気掃除機 - Google Patents

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Izumi Yamaura
泉 山浦
Katsuyuki Ota
勝之 太田
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Abstract

【課題】吸込力が低下しにくく、ごみも捨てやすい電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸引口6から吸引した塵埃を含む空気に旋回気流を生じさせるケース上部22aと、ケース上部22aの下方に位置し、内部に中空状の除塵フィルター27を有するとともに除塵フィルター27の外周に空間部34を有したケース中央部22bよりなる塵埃分離部23と、塵埃分離部23の下方にそれと連通した状態で配され、塵埃分離部23で分離された塵埃を収容する塵埃収容部24とを備え、ケース上部22aで旋回気流となった空気は、除塵フィルター27の中空部を下降すると共に、除塵フィルター27を通過した空気は、空間部34を通って電動送風機21に到達する構成とし、塵埃収容部24の内径を塵埃分離部23の内径よりも大きくし、塵埃収容部24内に、外径が塵埃分離部23の内径より大きく塵埃収容部24の内径より小さい略円板状の隔壁板40を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気掃除機に関するもので、特に、繰り返し使用可能な集塵ケースを使用する電気掃除機に関するものである。
近年、吸引風の気流に旋回成分を持たせ、遠心力により気流から塵埃を分離除去するタイプの電気掃除機、いわゆるサイクロン型の電気掃除機が注目を浴びている。この種の電気掃除機は、集塵ケース内に旋回気流を発生させて、旋回気流の遠心力により、吸引した空気流から塵埃を分離し、分離した塵埃を集塵ケース内に堆積させる構成であり、集塵ケースと電動送風機との連通部分には除塵フィルターが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−229279号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような従来の電気掃除機の構成では、集塵ケースと電動送風機との連通部分には通常除塵フィルターが設けられており、塵埃を分離した後の気流が除塵フィルターを通過することが理想であるが、集塵ケース内に堆積したまたは堆積しようとしている塵埃は、旋回流により多少は流動することが避けられない。すなわち塵埃が再舞い上がり等を生じてしまい、除塵フィルターに塵埃が付着しこれが通気抵抗となり吸引力の低下になる、という課題を有していた。
また塵埃が流動することで集塵ケース内への収まりが悪くなることや除塵フィルターに塵埃の引っ掛かりが少しでも生じると、ユーザーがごみを捨てる時に塵埃が簡単に排出できなかったり、塵埃が舞い上がるという課題もある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、塵埃を吸引しても吸込力が低下しにくく、ごみも捨てやすい電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機により塵埃を含んだ空気を吸引する吸引口を有し、前記吸引口から吸引した空気に旋回気流を生じさせるケース上部と、前記ケース上部の下方に配置され、内部に中空状の除塵フィルターを有するとともに前記除塵フィルターの外周方向に空間部を有したケース中央部よりなる塵埃分離部と、前記塵埃分離部の下方に前記塵埃分離部と連通した状態で配置され、前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部とを備え、前記吸引口から導入され前記ケース上部で旋回気流となった空気は、前記除塵フィルターの中空部を下降すると共に、前記除塵フィルターを通過した空気は、前記空間部を通って前記電動送風機に到達する構成とし、前記塵埃収容部の内径を前記塵埃分離部の内径よりも大きく構成し、前記塵埃収容部内には略円板状の隔壁板を設け、その隔壁板の外径を、前記塵埃分離部の内径より大きく前記塵埃収容部の内径より小さくしたもので、これにより、吸引口から導入され塵埃分離部で旋回気流となった塵埃を含んだ空気は、旋回気流通風路の表面をらせん状に旋回しながら旋回気流通風路の下方に設けた塵埃収容部へと導かれ、除塵フィルターに戻る二次気流として発生する舞い上がりの気流に塵埃が万が
一含まれていたとしても隔壁板のところで塵埃収容部へと導かれる旋回気流に押し返され戻りにくくし、2次気流のみが除塵フィルターへ戻るようにしたもので、結果、前記塵埃収容部への塵埃の収まりが向上することと除塵フィルターの塵埃による目詰まり、塵埃の引っ掛かりを防ぐことができ高い吸込仕事率を長期間維持することと、それによる長期間メンテナンス不要のメンテナンス性の向上と塵埃収容部に塵埃が堆積しやすくごみを捨てやすい使いやすいものとしている。
本発明の電気掃除機は、除塵フィルターの目詰まりをほぼ完全に防いで、高い吸込仕事率を長期間維持して、長期間メンテナンスが不要となり、メンテナンス性が向上すると共に、ごみを捨てる時の利便性に優れたものである。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体構成を示す図 同電気掃除機の掃除機本体の縦断面図 (a)同電気掃除機の集塵ケースの正断面図、(b)同集塵ケースの側断面図、(c)図3(b)のA−A断面図、(d)図3(b)のB−B断面図 (a)同電気掃除機の集塵ケースの吸引口付近の気流を示す平断面図、(b)同集塵ケースの除塵フィルター付近の気流の流れを示す平断面図、(c)同集塵ケースにおける縦方向の気流の流れを示す縦断面図 (a)同電気掃除機の隔壁板の配置を示す集塵ケースの側断面図、(b)図5(a)のC−C断面図(隔壁板における塵埃と気流の流れを示す) (a)同集塵ケースの他の例を示す側断面図、(b)同集塵ケースのごみ捨て時の様子を示す側断面図 (a)同集塵ケースの他の例を示す側断面図、(b)図7(a)のD−D断面図 同集塵ケースの他の例を示す側断面図 同集塵ケースの他の例を示す側断面図 同集塵ケースの他の例を示す側断面図 同集塵ケースの他の例を示す側断面図
第1の発明は、吸引力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機により塵埃を含んだ空気を吸引する吸引口を有し、前記吸引口から吸引した空気に旋回気流を生じさせるケース上部と、前記ケース上部の下方に配置され、内部に中空状の除塵フィルターを有するとともに前記除塵フィルターの外周方向に空間部を有したケース中央部よりなる塵埃分離部と、前記塵埃分離部の下方に前記塵埃分離部と連通した状態で配置され、前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部とを備え、前記吸引口から導入され前記ケース上部で旋回気流となった空気は、前記除塵フィルターの中空部を下降すると共に、前記除塵フィルターを通過した空気は、前記空間部を通って前記電動送風機に到達する構成とし、前記塵埃収容部の内径を前記塵埃分離部の内径よりも大きく構成し、前記塵埃収容部内には略円板状の隔壁板を設け、その隔壁板の外径を、前記塵埃分離部の内径より大きく前記塵埃収容部の内径より小さくしたもので、これにより、吸引口から導入され塵埃分離部で旋回気流となった塵埃を含んだ空気は、旋回気流通風路の表面をらせん状に旋回しながら旋回気流通風路の下方に設けた塵埃収容部へと導かれ、除塵フィルターに戻る二次気流として発生する舞い上がりの気流に塵埃が万が一含まれていたとしても隔壁板のところで塵埃収容部へと導かれる旋回気流に押し返され戻りにくくし、2次気流のみが除塵フィルターへ戻るようにしたもので、結果、前記塵埃収容部への塵埃の収まりが向上することと除塵フィルターの塵埃による目詰まり、塵埃の引っ掛かりを防ぐことができ高い吸込仕事率を長期間維持することと、それによる長期間メンテナンス不要のメンテナンス性の向上と
塵埃収容部に塵埃が堆積しやすくごみを捨てやすい使いやすいものとしている。
第2の発明は、特に、第1の発明の隔壁板を、塵埃分離部と塵埃収容部の境界より下方に、10mm〜20mmの範囲で設けたもので、塵埃の引っ掛かりがほとんどなく、しかも塵埃が戻りにくくなる効果が損なわれない。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の隔壁板を、塵埃収容部の下端に設けた開閉可能な開閉蓋と連結したもので、塵埃収容部に溜まった塵埃を捨てる時に、開閉蓋と一緒に隔壁板も回動し開くため塵埃が詰まりあるいは引っかかることなく、また引っかかったとしても押し出す作用が働きスムーズに塵埃を捨てることができるものである。
第4の発明は、特に、第1又は第2の発明の隔壁板と塵埃分離部とを、旋回方向に向いたリブで連結したもので、隔壁板の塵埃を、旋回方向に向いたリブで流れを効率よく塵埃収容部に流入させる働きがあり、塵埃の塵埃収容部への堆積がよくなるものである。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の隔壁板の上面側を略円錐形状としたもので、旋回気流の塵埃収容部に流入する旋回気流の勢いを強くすることができ塵埃の塵埃収容部への堆積がよくなるものである。
第6の発明は、第1〜4のいずれか一つの発明の隔壁板の略中央部に通気孔を設けたもので、気流の戻る通路が隔壁板の一部でなく確保できるため非常に効率よく塵埃収容部に塵埃を堆積させることができる。
第7の発明は、第6の発明の通気孔にフィルターを設けたもので、塵埃が通気孔を通って塵埃分離室側に戻るのを防止することができ、塵埃収容部への塵埃の堆積を良くすることができる。
第8の発明は、特に、第1又は第2の発明の隔壁板の下面側に、塵埃収容部の下端に設けた開閉可能な開閉蓋の近傍まで伸びたリブを少なくとも1つ設けたもので、このリブに塵埃が絡みつき舞い上がり気流に乗って戻ることがより防止できる。加えてこのリブに絡み付いて塵埃が堆積することと、リブの下部が開閉蓋と連結させていないことで塵埃を捨てる時に開閉蓋を開くと塵埃の堆積した重みでリブを抜けるように落とすことができ塵埃をスムーズにかつ舞い上がらなく捨てることができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における電気掃除機について、図1〜5を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における電気掃除機の全体構成を示す図、図2は、同電気掃除機の掃除機本体の縦断面図である。
図1、図2において、本実施の形態における電気掃除機の掃除機本体1内には、吸引気流を発生させる電動送風機21が内蔵されており、また、掃除機本体1の外部には、車輪3およびキャスター4が取り付けられており、床面を自在に移動できるようになっている。さらに、電動送風機21の上流側には、通気口26aを有する仕切り26を介して、電動送風機21により吸引した塵埃を含む空気を導入する集塵ケース5が掃除機本体1に対して着脱自在に設置されている。
集塵ケース5は、径の異なる複数の中空円筒を多段に連ねた形状からなり、本実施の形態1では3段構成で、上段から順に、ケース上部22aと、ケース中央部22bと、塵埃を堆積させる塵埃収容部24からなり、このケース上部22aとケース中央部22bとを塵埃分離部23とするものであり、ケース上部22aには、塵埃を含む空気を接線方向より導入する吸引口6を備えている。
集塵ケース5は、吸引口6から最下段の塵埃収容部24まで連通されており、吸引口6から電動送風機21に至る風路は、集塵ケース5の塵埃分離部23に設けた開口部25にて掃除機本体1の仕切り26と連通させて形成している。さらに、塵埃分離部23には、円筒状の除塵フィルター27を設置している。
また、図1に示すように吸引口6には、吸引ホース7、延長管8が順次接続されており、延長管8の先端に吸込具9を取り付けており、電動送風機21を運転することにより、家屋内の床面上の塵埃を吸引することができる。
この円筒状の除塵フィルター27は、本実施の形態1では、上流側に粗塵を濾過するためのフィルターからなる円筒形状の第1の除塵フィルター27aと、この第1の除塵フィルターより下流側の外周に設けられ、細塵を濾過するためのフィルターからなる円筒形状の第2の除塵フィルター27bとの2層構造から構成されている。
この第1の除塵フィルター27aと第2の除塵フィルター27bは、集塵ケース5の吸引口6と電動送風機21とが連通する第1の風路である主風路29aの途中に配置されている。
また、吸引口6から電動送風機21に至る主風路29aは、第1の除塵フィルター27a内から第2の除塵フィルター27bの外周の空間全周にわたり設けられている。
次に、図3を用いて、集塵ケース5と円筒状の除塵フィルター27の詳細について説明する。
図3(a)は、同電気掃除機の集塵ケースの正断面図、(b)は、同集塵ケースの側断面図、(c)は、(b)のA−A断面図、(d)は、(b)のB−B断面図である。
図3(a)に示すように、集塵ケース5は、縦型の中空円筒を3段に連ねた形状であり、吸引口6は、図3(c)に示すように、ケース上部22aの円周断面の接線方向から気流が流入するように、偏心した位置に配置されている。
本実施の形態1では、集塵ケース5を中空円筒としたが、円筒は、真円に限定せず楕円形状、8角形や10角形などの多角形形状等でもよく、吸引口6より接線方向から流入した気流が、集塵ケース5の内面に沿って旋回気流が生じる形状であれば良い。
また、円筒状の除塵フィルター27においても同様に、円筒は真円に限定せず楕円形状や8角形や10角形などの多角形形状等でもよく、集塵ケース5の内面に沿って発生した旋回気流が、第1の除塵フィルター27a内の円筒中空部においても発生し得る形状であれば良い。また、吸引口6が中央に位置していても案内路やガイド等で旋回気流が発生する構成であれば構わない。
従って、塵埃分離部23におけるケース上部22aの内面に沿って発生した旋回気流ならびに、第1の除塵フィルター27a内の円筒中空部に発生した旋回気流を形成する通路を旋回気流通風路とするものである。
また発生した旋回気流を塵埃収容部24方向に発生させるよう、ケース上部22aに設けた吸引口6の配置は、塵埃分離部23に設けた開口部25の上端部より、吸引口6の下端部が上方になるよう配置し、さらに円筒状の除塵フィルター27の通気部を、吸引口6より塵埃収容部24側に構成している。
この様に、吸引口6の配置位置を開口部25より高くし、円筒状の除塵フィルター27の通気部を、吸引口6より塵埃収容部24側に構成することで、吸引口6からケース上部22aの接線方向より導入された空気は、開口部25側の吸引力作用で下方向である塵埃収容部24方向への旋回気流として発生する。
集塵ケース5の下部には、吸引した塵埃を堆積させる塵埃収容部24が設けられており、さらに、集塵ケース5の塵埃収容部24側の底面は、ヒンジ33を介して開閉自在に設けられた開閉蓋32となっており、その開閉蓋32を開くことにより、塵埃収容部24内の塵埃を排出できるようになっている。
また、図3(b)に示すように、円筒形状の集塵ケース5の吸引口6と塵埃収容部24の間の内壁には、集塵ケース5と円筒状の除塵フィルター27間の外側全周にわたり設けた空間部34が形成されており、集塵ケース5内部と電動送風機21の吸引口(図示せず)がこの空間部34を介して連通することとなる。
さらに、集塵ケース5のケース上部22aの内面は、円筒状の除塵フィルター27を構成する内側の第1の除塵フィルター27aの内面と全体として1つの面となっている。
円筒状の除塵フィルター27は、図3(d)に示すように、円筒形状の集塵ケース5内部を取り囲むように円筒形状となっている。吸引気流に対して上流側に位置する第1の除塵フィルター27aは、吸引気流中の塵埃から綿埃、毛髪などの比較的サイズの大きい塵埃(粗塵)を除塵するものであり、下流側に位置する第2の除塵フィルター27bは、粒子径の細かい砂塵、花粉、ダニ糞などの塵埃(細塵)を気流中から除塵するものである。
このように、除塵する塵埃のサイズに応じて複数層の円筒状の除塵フィルター27を設けることで、除塵フィルター27の目詰まりの頻度を低減し、風量持続性能を延ばすことができるが、単一層であっても構わない。
ここで、本実施の形態において、第1の除塵フィルター27aには、貫通孔径が100〜300ミクロンの微小な開口の貫通孔をエッチング加工により多数形成した金属フィルターを用いている。
一方、第2の除塵フィルター27bとしては、不織布、パルプ、ガラス繊維、HEPAフィルターなどを用いることができるが、比較的細かい粒子を効率よく除去できる不織布部材などをプリーツ加工しひだ折りした形状部材を連結し、円筒状に設置することで、通気抵抗を低減しながら、除塵性能を確保することができる。また塵埃付着面に、PTFEの多孔質部材をコーティングしたフィルターを用いると、塵離れが良くなることから、第2の除塵フィルター27bの目詰まりを抑制することができる点でより好ましい。
以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機の動作について、図4を用いて説明する。
図4(a)は、同電気掃除機の集塵ケースの吸引口付近の気流を示す平断面図、(b)は、同集塵ケースの除塵フィルター付近の気流の流れを示す平断面図、(c)は、同集塵
ケースにおける縦方向の気流の流れを示す縦断面図である。
電動送風機21の運転を開始すると、吸引気流が発生し、吸込具9、延長管8、吸引ホース7を通じて、空気と共に、床面からの塵埃が集塵ケース5内に吸い込まれる。このとき、集塵ケース5の吸引口6は、円筒断面に対して接線方向に偏心して設置されているため、図4(a)に示すように、吸引口6より流入した気流は、集塵ケース5の円筒断面の接線方向から流入し旋回気流に変化する。
ここで、吸引口6の下端は、開口部25の上端よりも上部に配置されているため、吸引口6から流入する気流は、旋回成分を持つとともに、下方向への成分も持つこととなる。そのため、集塵ケース5のケース上部22aで発生した旋回気流は、旋回しながら下降し、円筒状の除塵フィルター27付近に到達する。そして、一部の空気は、図4(b)に示すように、第1の除塵フィルター27a、第2の除塵フィルター27bを順次通過し、空間部34を通って、電動送風機21に吸引される。
吸引気流と一緒に吸引された塵埃は、気流の流れと共に旋回しながら円筒状の除塵フィルター27に導かれ、この塵埃の内、髪の毛・糸ゴミなどの粗塵51は、第1の除塵フィルター27aで濾し取られ、砂塵などの細塵52は、第1の除塵フィルター27aを通過し、外側の第2の除塵フィルター27bで濾し取られる。
塵埃分離部23内、および塵埃収容部24を合わせた容器内を旋回する含塵空気は、図4(c)に示すように、気流が主風路29aに流れ塵埃が分離される。
本実施の形態では、図5(a)に示すように、塵埃収容部24の内径は、塵埃分離部23の内径よりも大きく構成し、塵埃収容部24内には、略円板状の隔壁板40を設け、その隔壁板40の外径は塵埃分離部23の内径より大きく塵埃収容部24の内径より小さくした構成にしている。
塵埃分離部23と塵埃収容部24との境界と略円板状の隔壁板40との隙間、すなわち塵埃が通過する隙間を最適化するに当り色々と検討を行った。集塵ケース5の全体の大きさを考慮して、隙間を、5mm〜40mmの範囲で検討した結果、20mm以上では、塵埃収容部24の内径と隔壁板40の外径との隙間の方に塵埃の引っかかりが見られ、10mm〜20mmの範囲では、塵埃の引っ掛かりがほとんどなくもっとも良好であった。本実施の形態では、この検討結果に基づき、隔壁板40を、塵埃分離部23と塵埃収容部24の境界より10mmほど下方の位置に設けている。
これにより、吸引口6から導入され塵埃分離部23で旋回気流となった塵埃を含んだ空気は、旋回気流通風路の表面をらせん状に旋回しながら旋回気流通風路の下方に設けた塵埃収容部24へと導かれ、除塵フィルター27に戻る二次気流として発生する舞い上がりの気流に塵埃が万が一含まれていたとしても隔壁板40のところで塵埃収容部24へと導かれる旋回気流に押し返され戻りにくくし、2次気流のみが除塵フィルター27へ戻るようにしたもので、その結果、塵埃収容部24への塵埃の収まりが向上し、かつ除塵フィルター27の塵埃による目詰まり、塵埃の引っ掛かりを防ぐことができる。
また、図5(b)に示すように塵埃は、遠心方向に隔壁板40上を外周方向に押しやられその結果、塵埃収容部24に入りやすい。
図6は、集塵ケース5の他の例を示すもので、略円板状の隔壁板40を、塵埃収容部24の下端に設けた開閉可能な開閉蓋32と連結させるようにすれば、塵埃収容部24に溜まった塵埃を捨てる時に、開閉蓋32と同じように隔壁板40も回動し開くため、塵埃が
詰まりあるいは引っかかることなく、また引っかかったとしても押し出す作用が働きスムーズに塵埃を捨てることができるものである。
図7は、集塵ケース5の更に他の例を示すもので、図7(a)、(b)に示すように、略円板状の隔壁板40を、旋回方向に向いたリブa41を介して、塵埃分離部23と連結したもので、旋回方向に向いたリブa41は、隔壁板40上の塵埃を効率よく塵埃収容部24に流入させる働きがあり、塵埃の塵埃収容部24内での堆積がよくなるものである。
図8は、集塵ケース5の更に他の例を示すもので、図8に示すように、略円板状の隔壁板40の上面側を、略円錐42形状としたもので、これにより、塵埃収容部24に流れ込む旋回気流の勢いを強くすることができ、塵埃の塵埃収容部24での堆積がよくなるものである。
図9は、集塵ケース5の更に他の例を示すもので、図9に示すように略円板状の隔壁板40の略中央部に、塵埃収容部24と塵埃分離部23を連通する通気孔43を設けたもので、これにより、気流の戻る通路が隔壁板40の一部でなく確保できるため非常に効率よく塵埃収容部24に塵埃を堆積させることができる。更に、図10に示すように、通気孔43に通気フィルター44を設けるようにすれば、通気孔43を通って戻っていた少しの塵埃も、戻ることがなくなるため塵埃収容部24への堆積を良くすることができる。
図11は、集塵ケース5の更に他の例を示すもので、図11に示すように、略円板状の隔壁板40の下面側から、開閉蓋32の近傍まで伸びたリブb45を少なくとも1つ以上設けたものである。
これにより、塵埃がこのリブb45に絡みつき舞い上がり気流に乗って戻ることがより防止できる。加えてこのリブb45に絡み付いて塵埃が堆積することと、リブb45の下部が開閉蓋32と連結させていないことで、塵埃を捨てる時に開閉蓋32を開くと、塵埃の堆積した重みでリブb45を抜けるように落とすことができ、塵埃をスムーズにかつ舞い上がらなく捨てることができるものである。
以上のように、本実施の形態によれば、塵埃収容部24に流入し堆積した塵埃が舞い上がり気流により除塵フィルター27に再付着するのを、略円板状の隔壁板40を設けたことにより上方の塵埃分離部23に戻りにくくし、確実に防止することができる。
以上説明したように、本発明に係る電気掃除機は、略円板状の隔壁板を設けたことにより上方の塵埃分離部に戻りにくくし、除塵フィルターに再付着しないことが可能となるので、家庭用電気掃除機及び大型の電気掃除機等や業務用電気掃除機などさまざま種類の電気掃除機に使用することが可能となる。
1 掃除機本体
3 車輪
4 キャスター
5 集塵ケース
6 吸引口
7 吸引ホース
8 延長管
9 吸込具
22a ケース上部
22b ケース中央部
21 電動送風機
23 塵埃分離部
24 塵埃収容部
27 除塵フィルター
29a 主風路
34 空間部
40 隔壁板
41 リブa
42 略円錐
43 通気孔
44 通気フィルター(フィルター)
45 リブb
51 粗塵
52 細塵

Claims (8)

  1. 吸引力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機により塵埃を含んだ空気を吸引する吸引口を有し、前記吸引口から吸引した空気に旋回気流を生じさせるケース上部と、前記ケース上部の下方に配置され、内部に中空状の除塵フィルターを有するとともに前記除塵フィルターの外周方向に空間部を有したケース中央部よりなる塵埃分離部と、前記塵埃分離部の下方に前記塵埃分離部と連通した状態で配置され、前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部とを備え、前記吸引口から導入され前記ケース上部で旋回気流となった空気は、前記除塵フィルターの中空部を下降すると共に、前記除塵フィルターを通過した空気は、前記空間部を通って前記電動送風機に到達する構成とし、前記塵埃収容部の内径を前記塵埃分離部の内径よりも大きく構成し、前記塵埃収容部内には略円板状の隔壁板を設け、その隔壁板の外径を、前記塵埃分離部の内径より大きく前記塵埃収容部の内径より小さくしたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 隔壁板を、塵埃分離部と塵埃収容部の境界より下方に、10mm〜20mmの範囲で設けた請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 隔壁板を、塵埃収容部の下端に設けた開閉可能な開閉蓋と連結した請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  4. 隔壁板と塵埃分離部とを、旋回方向に向いたリブで連結した請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  5. 隔壁板の上面側を略円錐形状とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 隔壁板の略中央部に通気孔を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  7. 通気孔にフィルターを設けた請求項6に記載の電気掃除機。
  8. 隔壁板の下面側に、塵埃収容部の下端に設けた開閉可能な開閉蓋の近傍まで伸びたリブを少なくとも1つ設けた請求項1又は2記載の電気掃除機。
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