JP2012131372A - ダッシュパネル補強構造 - Google Patents

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【課題】簡潔かつ軽量な構成でダッシュパネルの剛性を向上可能なダッシュパネル補強構造を提供する。
【解決手段】板状で、ダッシュパネル104の車内側かつ運転席側に取り付けられ、ペダルブラケットの取付部を補強するペダルブラケット補強部材106と、長尺かつ板状で、ダッシュパネルの車内側かつ助手席側からペダルブラケット補強部材にまで車幅方向に取り付けられ、ダッシュパネルを補強するクロスメンバ108とを備える。クロスメンバは車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状であって、ペダルブラケット補強部材は、クロスメンバから車幅方向にわたる領域に、車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状のハット型補強部126を有し、ハット型補強部はクロスメンバと接続し、ダッシュパネルの車幅方向の一端128から他端130にまで連続する閉断面を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のダッシュパネルを補強するダッシュパネル補強構造に関するものである。
ダッシュパネルは、エンジンルームと車室とを仕切る板状の部材である。通常は、ダッシュパネルにはメータ類やエアコン等を納めるインストルメントパネルが取り付けられるため、ダッシュパネルは車室内からは視認できない。ダッシュパネルにはインストルメントパネルの他にもブレーキペダル等が取り付けられるため、高い強度および剛性が求められている。そのため、ダッシュパネルは様々な補強部材によって補強されている。
例えば特許文献1に記載の前部車体構造では、ダッシュパネルがダッシュクロスメンバやブースタ取付用レインフォースメント(以下、ペダルブラケット補強部材と記載する)で補強されている。ダッシュクロスメンバは、ダッシュパネルに車幅方向にわたって取り付けられる長尺な補強部材である。ペダルブラケット補強部材は、ブレーキペダルを支えるペダルブラケット、およびブレーキペダルの踏力を増幅させるブレーキブースタの取付剛性を確保するための補強部材である。
特許文献1のダッシュパネルでは、ダッシュクロスメンバがエンジンルーム側に取り付けられ、ペダルブラケット補強部材が室内側の運転席付近に取り付けられている。さらに、ペダルブラケット補強部材にはダッシュクロスメンバ側へ延びる補強アーム部が設けられていて、これにより荷重を広範囲に分散させることが可能であるとされている。
特開2007−30627号公報
上記の特許文献1ではさらに、ペダルブラケット補強部材の形状を拡大していないため、重量の増加を抑制できるとされている。しかし、近年の車両はますますコンパクト化されていて、内部構成もより簡潔で軽量なものが望まれている。特許文献1の前部車体構造であっても簡潔化および軽量化の余地は多く残っている。
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔かつ軽量な構成でダッシュパネルの剛性を向上可能なダッシュパネル補強構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるダッシュパネル補強構造の代表的な構成は、車両のダッシュパネルを補強するダッシュパネル補強構造において、板状であって、ダッシュパネルの車内側かつ運転席側に取り付けられ、ペダルブラケットの取付部を補強するペダルブラケット補強部材と、長尺かつ板状であって、ダッシュパネルの車内側かつ助手席側からペダルブラケット補強部材に到達するまで車幅方向に取り付けられ、ダッシュパネルを補強するクロスメンバとを備え、クロスメンバは車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状であって、ペダルブラケット補強部材は、クロスメンバから車幅方向にわたる領域に、車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状のハット型補強部を有し、ハット型補強部はクロスメンバと接続し、ダッシュパネルの車幅方向の一端から他端にまで連続する閉断面を形成することを特徴とする。
上記構成では、既存の部材であるペダルブラケット補強部材にハット型補強部を設けることで、ペダルブラケット補強部にクロスメンバ(車幅方向に延びる補強部材)としての機能を兼ねさせている。これにより、従来のクロスメンバはダッシュパネルの車幅方向の長さに対応した大きさであったところ、本発明のクロスメンバはダッシュパネルの助手席側からペダルブラケット補強部材にわたるまでの長さ程度に小型化されている。したがって、全体構成が従来のダッシュパネル補強構造よりも簡潔になっていて、重量も低減している。また、クロスメンバとペダルブラケット補強部材とによって連続して形成される閉断面は、ダッシュパネルの車幅方向全体に形成されるため、ダッシュパネルの強度および剛性を効率よく向上させることが可能である。
上記構成によれば、簡潔かつ軽量な構成でダッシュパネルの剛性を向上可能なダッシュパネル補強構造を提供することが可能となる。
本発明の実施形態にかかるダッシュパネル補強構造を適用した車両を示す図である。 図1のダッシュパネル補強構造を単独で示す図である。 ペダルブラケットを取り付けたダッシュパネル構造を示す図である。 図2のダッシュパネル補強構造の各断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるダッシュパネル補強構造100を適用した車両102を示す図である。図1に示すダッシュパネル104は、車両102のエンジンルームと車室とを仕切る隔壁である。ダッシュパネル104は車両102の車幅方向にわたって設置されていて、走行中に荷重や振動を受けやすいため高い強度および剛性が求められる。さらに、ダッシュパネル104にはブレーキペダル118(図3参照)等のペダル類が取り付けられるため、このブレーキペダル118等の取付剛性も求められる。
図2は、図1のダッシュパネル補強構造100を単独で示す図である。図2に示す当該ダッシュパネル補強構造100は、ダッシュパネル104の補強を行っている。ダッシュパネル補強構造100は、ダッシュパネル104の運転席側に取り付けられているペダルブラケット補強部材106と、助手席側からペダルブラケット補強部材106にまで延びているクロスメンバ108(便宜上、破線で囲む)とを含んで構成されている。
ペダルブラケット補強部材106は、板状であって、ダッシュパネル104の車内側かつ運転席側に取り付けられる。ペダルブラケット補強部材106には、ブレーキペダル118(図3参照)を支えるペダルブラケット112を取り付けるための取付部110が設けられている。ペダルブラケット112とはブレーキペダル118を支えるブラケットであって、ペダルブラケット補強部材106はこのペダルブラケット112の取付部110を補強する。
図3は、ペダルブラケット112を取り付けたダッシュパネル構造を示す図である。図3に示すように、ペダルブラケット112は、ペダルブラケット補強部材106の取付部110、およびその上方のペダルブラケットハンガ114に取り付けられる。図2の取付部110の中央に形成されている円形の孔116には、図3に示すように、乗員のブレーキペダル118の踏力を増幅させるブースタ120が取り付けられる。
再び図2を参照する。クロスメンバ108は長尺かつ板状であって、ダッシュパネル104の車内側かつ助手席側からペダルブラケット補強部材106に到達するまで車幅方向に取り付けられる。一般に、クロスメンバとは、所定の部材に対して車幅方向に交差する(クロスする)補強部材に用いられる名称である。図2のクロスメンバ108もまた、ダッシュパネル104に車幅方向に取り付けられてこれを補強する。
また、ダッシュパネル104には、助手席側補強部材122およびフットレストブラケット124が取り付けられている。助手席側補強部材122は板状の部材であり、ダッシュパネル104の助手席側の領域を補強している。フットレストブラケット124は、運転者が左脚を乗せる台として利用される。
図4は、図2のダッシュパネル補強構造100の各断面図である。図4(a)は、図2のクロスメンバ108の車両前後方向の縦断面たるA−A断面図である。図4(a)に示すように、クロスメンバ108は、車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状となっている。このハット形状により、ダッシュパネル104との間の空間は閉じられ、閉断面E1が形成されている。
図4(b)は、図2のペダルブラケット補強部材106の車両前後方向の縦断面たるB−B断面図である。ここで、図2に示すように、ペダルブラケット補強部材106には、クロスメンバ108から車幅方向にわたる領域にハット型補強部126が形成されている。このハット型補強部126は、クロスメンバ108と同じく、ダッシュパネル104に車幅方向に設けられてこれを補強するための部位である。
図4(b)に示すように、ペダルブラケット補強部材106のハット型補強部126は、車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状となっている。そしてこのハット形状により、ダッシュパネル104との間の空間は閉じられ、閉断面E2が形成されている。図2に示すハット型補強部126はクロスメンバ108に上から重なるように接続していて、図4(b)の閉断面E2は図4(a)の閉断面E1から連続している。すなわち、図2のダッシュパネル補強構造100には、ダッシュパネル104の車幅方向の一端128から他端130に到達するまで、連続した閉断面が形成されている。この車幅方向に連続した閉断面は安定した断面形状であって、車両前後方向の荷重や曲げおよびねじりに対して高い抵抗力を発揮できる。これにより、車両102(図1参照)のいわゆるNVH(騒音・振動・ハーシュネス)性能を向上させることが可能である。
上記構成では、既存の部材であるペダルブラケット補強部材106にハット型補強部126を設けることで、ペダルブラケット補強部にクロスメンバ(車幅方向に延びる補強部材)としての機能を兼ねさせている。これにより、従来のクロスメンバ108はダッシュパネル104の車幅方向の長さに対応した大きさであったところ、図2に示すクロスメンバ108は、ダッシュパネル104の助手席側からペダルブラケット補強部材106にわたるまでの長さ程度に小型化されている。したがって、全体構成が従来のダッシュパネル補強構造よりも簡潔になっていて、重量を低減可能である。また、クロスメンバ108とペダルブラケット補強部材106とによって連続して形成される閉断面は、ダッシュパネル104の車幅方向全体に形成されるため、ダッシュパネル104の強度および剛性を効率よく向上させることが可能となっている。
また、当該ダッシュパネル補強構造100では、クロスメンバ108を車内側に設けているため、エンジンルーム側と異なり外気に触れるおそれが少ない。したがって、錆の発生を抑えることができる。また、錆の心配が少ないため防錆処理等を省略することもでき、コストダウンに資することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両のダッシュパネルを補強するダッシュパネル補強構造として利用することができる。
E1、E2 …閉断面、100 …ダッシュパネル補強構造、102 …車両、104 …ダッシュパネル、106 …ペダルブラケット補強部材、108 …クロスメンバ、110 …取付部、112 …ペダルブラケット、114 …ペダルブラケットハンガ、116 …孔、118 …ブレーキペダル、120 …ブースタ、122 …助手席側補強部材、124 …フットレストブラケット、126 …ハット型補強部、128 …一端、130 …他端

Claims (1)

  1. 車両のダッシュパネルを補強するダッシュパネル補強構造において、
    板状であって、前記ダッシュパネルの車内側かつ運転席側に取り付けられ、ペダルブラケットの取付部を補強するペダルブラケット補強部材と、
    長尺かつ板状であって、前記ダッシュパネルの車内側かつ助手席側から前記ペダルブラケット補強部材に到達するまで車幅方向に取り付けられ、該ダッシュパネルを補強するクロスメンバとを備え、
    前記クロスメンバは車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状であって、
    前記ペダルブラケット補強部材は、前記クロスメンバから車幅方向にわたる領域に、車両前後方向の縦断面が車内側に凸のハット形状のハット型補強部を有し、
    前記ハット型補強部は前記クロスメンバと接続し、前記ダッシュパネルの車幅方向の一端から他端にまで連続する閉断面を形成することを特徴とするダッシュパネル補強構造。
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