JP2012130938A - 金属部材の抵抗溶接方法およびセンサの製造方法 - Google Patents

金属部材の抵抗溶接方法およびセンサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】抵抗溶接により接合した金属部材同士の接合強度および耐振動性を確保することができる金属部材の抵抗溶接方法を提供する。
【解決手段】断面が略円形のシース芯線35の端部36と、シース芯線35よりも幅の大きい板状の中継端子52の端部53とを、重ね方向(Y軸方向)に重ね、シース芯線35が中継端子52の幅方向にはみ出さないように配置する。重ね方向の両側から、溶接電極80,85を当接させ、押圧しつつ溶接電流を流す。溶接電極80の径Cはシース芯線35の幅よりも大きい。シース芯線35側で溶接後に形成される溶接痕38は、溶接電極80の径Cが溶接電極85の径Dより大きいことから深さを浅くでき、その底面に対する側面の傾斜を小さくできるので、底面と側面との境目にかかる応力を低減できる。また、抵抗溶接により形成される溶融部Mも分散することがない。
【選択図】図4

Description

本発明は、2つの金属部材を抵抗溶接により接合する金属部材の抵抗溶接方法およびセンサの製造方法に関する。
従来、例えば、2つの金属部材を重ね合わせて接合する場合に、抵抗溶接によって接合する抵抗溶接方法が知られている。抵抗溶接方法は、2つの金属部材を重ね方向の両側から一対の電極で挟み、押圧しつつ電極間に電流を流すことで金属部材同士の接触面間に抵抗発熱を生じさせ、溶融部の形成によって接合する方法である(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、剛性の大きな厚板に接する電極の先端の曲率半径を、剛性の小さな薄板に接する電極の先端の曲率半径よりも大きくしている。言い換えると、厚板に接する電極の接触面の面積を、薄板に接する電極の接触面の面積よりも大きくしている。そして抵抗溶接時に付加する押圧力を二段階に高めることで、溶融部を分散させずに形成する方法が提案されている。
抵抗溶接方法は、例えば、物理量または化学量を検出するためのセンサ素子を備えたセンサにおいても利用される。センサの例としては、自動車のエンジンの排気管に取り付けられ、排気管を流通する排気ガスの温度を測定する温度センサを挙げることができる。温度センサは、温度に応じて電気的特性が変化するセンサ素子(サーミスタ素子)を備え、サーミスタ素子からは信号取り出しのための一対の引出線が引き出されている。この引出線と、温度センサを外部回路と接続するためのリード線が固定される金属端子との接合に、抵抗溶接方法を用いることができる。
ところで、特許文献1に記載の抵抗溶接方法は、金属板同士をスポット溶接する場合の方法であり、金属板を挟み込む電極の金属板への接触面が、金属板からはみ出ることはない。抵抗溶接では電極を金属板に対して押圧しつつ行われるが、金属板に押圧による変形が生じても、その溶接痕は、板面内における部分的な凹みとして形成される。
これに対して、例えば温度センサの引出線と金属端子との接合のように、延伸方向に延びる金属部材の端部同士を重ね合わせて抵抗溶接を行う場合がある。この場合、金属部材(引出線、金属端子)の横幅が細いため、特許文献1のように電極の接触面が金属部材からはみ出さないようにするには、電極の接触面の径を小さくする必要が生ずる。しかし、接触面の径が金属部材の横幅よりも小さな電極を用いて抵抗溶接を行うと、溶融部の形成範囲が小さくなり、十分な接合強度を得られなくなる。ゆえに、一般的には、接触面の径が金属部材の横幅よりも大きな電極を用いて抵抗溶接が行われている。また、接触面が金属部材の横幅からはみ出すこととなるため、対となる電極にも同じ径のものを使用し、金属部材の延伸方向にて電極同士が金属部材を挟んで向き合うことのできる範囲を確保することで、溶融部の形成範囲を大きくすることが一般的には行われている。
特開2006−55898号公報
しかしながら、抵抗溶接では電極で金属部材を挟んで押圧するため、金属部材には電極の接触面の押圧力が加わるが、その押圧力は、接触面の周縁において金属部材に大きくなりやすい。同じ径の電極同士で金属部材を挟んで抵抗溶接を行うと、接触面の周縁の位置が電極の挟み方向において同じ位置となるため、接触面の押圧力は、より、両電極の周縁において大きくなりやすい。すると、溶接電流が両電極の接触面の周縁同士の間において集中し、形成される溶融部が分散する虞があった。また、接触面の押圧力が周縁に加わると、溶接によって金属部材に溶接痕が生じた場合に、両電極の接触面の周縁が当接した位置において、溶接痕の底面に対する側面の傾斜が大きくなることがある。ここで、一方の金属部材よりも幅の細い他方の金属部材を抵抗溶接する場合には、幅の細い金属部材における溶接痕の上記側面の傾斜が大きくなり過ぎると、センサに外部からの振動等が加えられた場合に底面と側面との境となる部分において応力が集中しやすくなるため、金属部材の曲折等を招く虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、抵抗溶接により接合した金属部材同士の接合強度および耐振動性を確保することができる金属部材の抵抗溶接方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、延伸方向に延びる2つの金属部材を互いの端部において重ね合わせ、重ね方向の両側から前記2つの金属部材の端部を一対の電極で挟みつつ、前記一対の電極間に電流を流し、前記2つの金属部材を抵抗溶接により接合する金属部材の抵抗溶接方法であって、第1の金属部材の端部である第1端部と、前記第1の金属部材よりも幅の細い第2の金属部材の端部である第2端部とを、前記第2の金属部材が幅方向において前記第1の金属部材からはみ出さないように、重ね合わせて配置する配置工程と、前記重ね方向に沿って、前記第2端部に、溶接対象物への接触面で径または対辺距離が最小となる部分の長さが、前記第2の金属部材の幅よりも大きな第1の電極を当接させる一方、前記第1端部に、溶接対象物への接触面で径または対辺距離が最大となる部分の長さが、前記第1の電極の接触面で径または対辺距離が最小となる部分の長さよりも小さな第2の電極を当接させ、さらに、前記重ね方向にみたときに、前記第1の電極の接触面内に前記第2の電極の接触面を配置させる当接工程と、前記第1の電極と前記第2の電極との間で前記第1端部と前記第2端部とを挟みつつ、前記第1の電極と前記第2の電極との間に前記電流を流す溶接工程と、を備える金属部材の抵抗溶接方法が提供される。
溶接対象物として第1の金属部材には、接触面の小さな第2の電極を当接させ、第1の金属部材より細幅の第2の金属部材には、第2の電極より接触面の大きな第1の電極を当接させて、抵抗溶接を行うことで、溶接後に第2の金属部材に形成される溶接痕の深さを比較的浅くすることができる。第2の金属部材は、第1の電極の径(または対辺距離が最小となる部分の長さ)が自身の幅より大きいので、溶接痕が形成されると、形成された部位の厚みが幅全体にわたって薄くなるため、溶接痕の深さを浅くできれば、溶接痕の形成された部分における第2の金属部材の強度の低下を抑制することができる。また、溶接痕の深さが浅くなることで、溶接痕の底面に対する側面の傾斜が小さくなり、底面と側面との境目における応力の集中を低減できるので、外部からの振動等によるクラックや割れなどの発生を抑制して耐振動性を高めることができる。
また、第1の電極の径(または対辺距離が最小となる部分の長さ)と、第2の電極の径(または対辺距離が最大となる部分の長さ)とが異なることで、溶接対象物に比較的大きな押圧力が加わりやすい、第1の電極および第2の電極の接触面のそれぞれの周縁部分を、重ね方向においてずらすことができる。さらに、重ね方向にみたときに、第1の電極の接触面内に第2の電極の接触面が配置されることにより、両者のそれぞれの周縁部分の配置が重なることがない。これにより、溶接対象物に、重ね方向の両側から同じ位置にて押圧力が加わることがない。両者の周縁部分が重ね方向に一致する場合、溶接電流を流した際に、主に両者の周縁部分同士を重ね方向に結ぶ位置にて接触抵抗が小さくなることにより溶接電流が分散して流れ、溶融部が分散して形成されてしまう虞があるが、両者の周縁部分を重ね方向にずらすことにより、溶融部の分散を防止することができる。すなわち、第1態様に係る抵抗溶接方法によって抵抗溶接を行うことで、溶融部を、1つの固まりとして分散することなく形成することができるので、接合の安定性が増し、金属部材同士の接合強度を高めることができる。
第1態様において、前記第1の金属部材は、前記重ね方向を厚み方向として配置される板状の金属部材であり、前記第2の金属部材は、前記延伸方向と直交する断面が略円形状の金属部材であってもよい。板状の金属部材と断面が略円形状の金属部材との接合は、両者の接触部位が小さいため、第1態様に係る抵抗溶接方法を適用することによって溶融部の分散を防止すれば、金属部材同士の接合強度を確実に高めることができる。そして、第2の金属部材に形成される溶接痕の深さを比較的浅くすることができるので、溶接痕の底面と側面との境目における応力の集中を低減でき、境目におけるクラックや割れなどの発生に伴う第2の金属部材の折れを防止することができる。
第1態様は、前記第1端部において、前記第2の電極が当接する位置と前記第1の金属部材の末端との間には、前記延伸方向に所定の第1間隙を有し、前記第2端部において、前記第1の電極が当接する位置と前記第2の金属部材の末端との間にも、前記延伸方向に所定の第2間隙を有してもよい。このように、第1の金属部材の末端や第2の金属部材の末端にかからないように第1の電極および第2の電極を当接させて抵抗溶接を行うことで、溶接対象物に加わる押圧力が部分的に偏ることを防止することができる。これにより、溶接電流を流した際の分散が抑制されるので、形成される溶融部の分散を防止でき、金属部材同士の接合強度を確実に高めることができる。
本発明の第2態様によれば、前記第2の金属部材は、物理量または化学量を検出するためのセンサ素子の信号取出し部に接続された接続端子であり、前記第1の金属部材は、外部回路接続用のリード線が固定された金属端子であり、前記接続端子と前記金属端子とが、第1態様に係る金属部材の抵抗溶接方法によって接合されるセンサの製造方法が提供される。第1態様に係る抵抗溶接方法によって接続端子と金属端子の2つの金属部材を接合して第2態様に係るセンサを製造すれば、接合部位の接合強度および耐振動性を確保できるので、センサが外部からの振動が加わる部位に取り付けられて使用されても接合部位にて破損が生ずるのを抑制することができ、信頼性の高いセンサを得ることができる。
温度センサ100の縦断面図である。 シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53とを抵抗溶接する過程における配置工程および当接工程の様子を示す斜視図である。 シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53とを抵抗溶接する過程における配置工程および当接工程の様子を示す図である。 シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53とを抵抗溶接する過程における溶接工程の様子を示す斜視図である。 本発明に係る抵抗溶接方法によって接合されたシース芯線35と中継端子52との接合後の断面の状態を見たCCD画像(×150倍)である。 本発明に係る抵抗溶接方法によって接合されたシース芯線35と中継端子52との接合後の断面の状態を見た金属顕微鏡画像(×150倍)である。 従来の抵抗溶接方法によって接合されたシース芯線35と中継端子52との接合後の断面の状態を見たCCD画像(×150倍)である。 従来の抵抗溶接方法によって接合されたシース芯線35と中継端子52との接合後の断面の状態を見た金属顕微鏡画像(×150倍)である。
以下、本発明に係る金属部材の抵抗溶接方法およびセンサの製造方法の一実施の形態について、図面を参照して説明する。以下では、センサの一例として、サーミスタ素子を備える温度センサを挙げる。また、金属部材の一例として、サーミスタ素子の引出線(感温部の電極からの引出線)に接続されるシース芯線と、温度センサを外部装置との接続するリード線の先端に接続される端子部材とを挙げる。すなわち、温度センサにおけるシース芯線の端部と端子部材とを抵抗溶接により接合する方法を、本発明に係る金属部材の抵抗溶接方法およびセンサの製造方法の一例として、以下に説明する。
なお、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いるものであり、記載している装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。以下の説明において、図1の上下方向を温度センサ100の上下方向とし、上方を、温度センサ100の後端側とし、下方を、温度センサ100の先端側として説明する。また、図1において、温度センサ100の軸線を軸線O(一点鎖線で示す)で図示する。
まず、図1を参照して、温度センサ100の概略的な構成について説明する。温度センサ100は、サーミスタ素子21を感温素子として用いたものである。温度センサ100は、例えば、自動車(図示外)のエンジンから排出される排気ガスを車外に放出するための排気管に取り付けられる。サーミスタ素子21を内包した金属チューブ11が排気ガスの流れる排気管内に配置されることにより、排気ガスの温度検出に使用される。図1に示すように、温度センサ100は、金属チューブ11と、サーミスタ素子21と、シース部材41と、リード線51と、フランジ61と、継手31と、グロメット71と、絶縁チューブ75とを備える。
温度センサ100の軸線O方向に延びる金属チューブ11は、金属(例えば、ステンレス合金)によって形成された有底筒状のチューブである。金属チューブ11は先端部13において縮径されており、先端10が閉じている。
金属チューブ11の内部には、先端部13内に、サーミスタ素子21が配置されている。サーミスタ素子21は、ペロブスカイト型酸化物をディスク状に形成したサーミスタ焼結体と、このサーミスタ焼結体内に一端側を埋設させた一対の電極線22(例えばPt/Rh合金線)とを有する公知の構成からなる。サーミスタ素子21の周囲には、アルミナ粉末を主体とする骨材と、SiOまたはシリカを含むガラス成分とからなるセメント23が充填されている。セメント23によってサーミスタ素子21は金属チューブ11の先端部13内にて固定され、使用時の振動等による揺動が防止される。
金属チューブ11の後端部14側は開放されており、この後端部14はステンレス合金製のフランジ61の内側に挿通されている。フランジ61は、軸線O方向に延びる筒状の鞘部62と、鞘部62の先端側で径方向外側に向かって鍔状に突出する突出部63とを有する。突出部63は、排気管(図示外)の取付孔に設けられるテーパ部に対応したテーパ形状の座面64を有する。座面64が上記取付孔のテーパ部に密着することで、排気ガスが取付孔を介して排気管の外部へ漏出するのを防止する。また、鞘部62は、後端側において外径が細く形成され、二段形状をなしている。
金属チューブ11は、後端部14が、フランジ61の突出部63の先端側から挿入されて、鞘部62の内側に圧入されている。さらに、鞘部62の外周が周方向にわたってレーザ溶接され、金属チューブ11の後端部14の外周面と鞘部62の後端部分(外径の細い部分)の内周面との重なり合う部分が接合されている。これにより、金属チューブ11がフランジ61に対して固定される。
また、フランジ61の鞘部62の先端部分(外径の太い部分)の外周には、筒状の継手31の先端部32が外嵌めされている。さらに、継手31の外周が周方向にわたってレーザ溶接され、鞘部62の先端部分の外周面と継手31の先端部32の内周面との重なり合う部分が接合されている。これにより、継手31がフランジ61に対して固定される。
金属チューブ11、フランジ61および継手31の内部には、軸線O方向に延びるシース部材41が配置される。シース部材41は、ステンレス合金(例えば、SUS310S)からなる外筒42を有し、外筒42の内部に、ステンレス合金(例えば、SUS310S)からなる断面が略円形の一対のシース芯線35が挿通されている。外筒42内にはSiOを主体とする絶縁粉末(図示外)が充填され、外筒42と各シース芯線35との間が絶縁されるとともに、この絶縁粉末によって、外筒42内でシース芯線35が保持される。シース部材41の先端側は金属チューブ11内に配置され、一対のシース芯線35の先端部が外筒42の先端から突出されている。シース芯線35の先端部は、金属チューブ11の先端部13内にて、それぞれ、サーミスタ素子21の一対の電極線22に接続される。シース芯線35と電極線22とは、互いにレーザ溶接または抵抗溶接によって接合される。
シース部材41の後端側は継手31内に配置され、一対のシース芯線35の後端部が外筒42の後端から突出されている。シース芯線35の後端部は、2本のリード線51に電気的に接続されている。リード線51は、金属製の撚り線を絶縁性の被覆材にて被覆したものであり、継手31の後端部33から温度センサ100の外部に引き出され、外部回路(例えば車両のECU等)に接続される。
各リード線51の先端には撚り線がむき出されており、撚り線には中継端子52が加締めにより取り付けられている。中継端子52は、例えばSUS304からなる板状の部材であり、リード線51に加締めた部分よりも先端側の端部53が、リード線51の延長方向へ板状に突き出す形態をなす。シース芯線35の端部36は、中継端子52の端部53に、それぞれ、抵抗溶接によって接合されている。なお、シース芯線35とリード線51の中継端子52との接合の詳細については後述する。
一対のシース芯線35およびリード線51の中継端子52は、絶縁チューブ75により互いに絶縁される。また、シース芯線35およびリード線51は、絶縁チューブ75により継手31とも絶縁される。さらに、リード線51は、継手31の後端部33の開口内に配置される耐熱ゴム製のグロメット71に挿通される。継手31の後端部33が丸加締め、あるいは多角加締めされることにより、グロメット71と継手31とが気密性を保ちながら互いに固定される。これにより、サーミスタ素子21が、金属チューブ11、フランジ61および継手31により形成される密閉空間に収容されることになる。サーミスタ素子21の出力は、シース部材41のシース芯線35からリード線51により、図示しない外部回路に取り出され、排気ガスの温度が検出される。
このような構成の温度センサ100において、シース芯線35は、上記したように、断面が略円形状の芯線であり、端部36においても略円形の断面をもつ。また、リード線51の中継端子52は、板状の部材の一部を折り曲げてリード線51からむき出される撚り線に加締められており、端部53が板状に突き出す形態をなす。本実施の形態では、シース芯線35の端部36と、中継端子52の端部53とを、抵抗溶接によって接合している。以下、シース芯線35と中継端子52との抵抗溶接方法について、図2〜図4を参照して説明する。なお、便宜上、図2,図3においては、シース芯線35の端部36および中継端子52の端部53における延伸方向をX軸方向とし、端部36および端部53の幅方向をZ軸方向とし、端部36と端部53との重ね方向をY軸方向として説明する。
図2,図3に示すように、溶接対象のシース芯線35と中継端子52について、上記したように、シース芯線35の端部36が略円形の断面を有するのに対し、中継端子52の端部53は板状をなす。本実施の形態では、シース芯線35として、端部36の線幅A(幅方向(Z軸方向)の長さ)が、中継端子52の端部53の板幅B(幅方向(Z軸方向)の長さ)よりも細いものが用いられる。溶接の際には、まず、配置工程において、シース芯線35と中継端子52とが、それぞれの延伸方向(図中X軸方向)において向き合う向きで、中継端子52の端部53の一方の板面54上にシース芯線35の端部36が配置される。このとき、幅方向(Z軸方向)において、シース芯線35の端部36が中継端子52の端部53からはみ出さないように位置合わせがなされ、シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53とが重ね合わせられる。
シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53との抵抗溶接には、一対の円柱状の溶接電極80,85が用いられる。溶接電極80は、シース芯線35の端部36側に当接させる電極であり、溶接電極85は、中継端子52の端部53側に当接させる電極である。溶接電極80は、接触面81(溶接対象に当接させる面)の径C(または、対辺距離が最大となる部分の長さ)が、溶接電極85の接触面86の径D(または、対辺距離が最大となる部分の長さ)より大きいものが用いられる。また、溶接電極80は、接触面81の径Cが、シース芯線35の端部36の線幅Aよりも大きいものが用いられる。一方、溶接電極85は、接触面86の径Dが、中継端子52の端部53の板幅Bよりも大きいものが用いられる。
溶接の際には、当接工程において、溶接電極80,85が、シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53との重ね方向(Y軸方向)の両側から、シース芯線35の端部36および中継端子52の端部53を挟むように、両者に当接される。このとき、重ね方向に沿って見た場合に、溶接電極85の接触面86が、溶接電極80の接触面81内に配置されるように、溶接電極80と溶接電極85との位置合わせがなされる。すなわち、溶接電極80がシース芯線35の端部36に当接し、溶接電極85が中継端子52の端部53に当接した状態で、溶接電極80の接触面81を溶接電極85の接触面86と同じ平面内に投影した範囲G(図2参照)内に、接触面86が納められる。
さらに、溶接電極80の接触面81とシース芯線35の末端37との間に延伸方向に間隙Eを有するように、末端37から離れた位置において、接触面81がシース芯線35の端部36に接触するように位置合わせがなされる。すなわち、溶接電極80の接触面81は、シース芯線35の末端37にかからない位置において、シース芯線35の端部36に当接される。同様に、溶接電極85の接触面86と中継端子52の末端56との間にも延伸方向に間隙Fを有するように、末端56から離れた位置において、接触面86が中継端子52の端部53に接触するように位置合わせがなされる。すなわち、溶接電極85の接触面86は、中継端子52の末端56にかからない位置において、中継端子52の端部53に当接される。
このように、当接工程では、溶接電極80の接触面81は、幅方向(Z軸方向)においてシース芯線35の端部36からはみ出した状態となる。また、溶接電極85の接触面86も、中継端子52の端部53の板面55からはみ出した状態となる。
次に、図4に示すように、溶接工程において、溶接電極80と溶接電極85との間に溶接電流が流される。なお、図4において、太線で、溶接電流の流れを模式的に示す。シース芯線35の端部36と、中継端子52の端部53との当接部位において発熱を生じ、両者を構成する材料が溶融して混ざり合った溶融部Mが形成される。上記のように、溶接電極80の接触面81の径Cが溶接電極85の接触面86の径Dよりも大きい。よって、接触面81と接触面86との間に流れる溶接電流は、接触面86から接触面81に向けては広がるような形態(接触面81から接触面86に向けてはすぼんで収束するような形態)で流れることとなる。溶融部Mは、溶接電流の流れた範囲において形成される。
ところで、抵抗溶接は、溶接電極80と溶接電極85との間にシース芯線35と中継端子52とを挟んで押圧しつつ行われるが、押圧力は、それぞれの接触面81,86の周縁部分において大きくなりやすい。本実施の形態の抵抗溶接方法においては、上記のように、溶接電極80の接触面81の径Cが溶接電極85の接触面86の径Dよりも大きく、重ね方向(Y軸方向)において、両者の周縁部分が重ならない。よって、溶接電極80の押圧によってシース芯線35に加えられる押圧力は、溶接電極80の接触面81の径Cと溶接電極85の接触面86の径Dとが同一の場合と比べ、小さくなる。さらに、接触面81の径Cと接触面86の径Dとが異なるので、径の大きな接触面81からシース芯線35に加えられる押圧力は、径の小さな接触面86から中継端子52に加えられる押圧力よりも小さくなる。また、上述したように、溶接電極80の接触面81はシース芯線35の端部36からはみ出した状態、且つ、溶接電極85の接触面86も中継端子52の端部53の板面55からはみ出した状態にて抵抗溶接に供されるため、両溶接電極80,85の押圧力がシース芯線35および中継端子52に局所的に大きく掛かることがない。これにより、溶接電極80の押圧によってシース芯線35に形成される溶接痕38は、深さが浅くなり、溶接痕38の底面に対する側面の傾斜を、より小さくすることができる。ゆえに、中継端子52に対して幅の細いシース芯線35の折れや曲がりに対する影響を低減することができる。また、溶接電極85の押圧によって中継端子52に形成される溶接痕58についても、深さを浅くすることができ、溶接痕58の底面に対する側面の傾斜を小さめに抑えることができる。
そして、溶接電極80と溶接電極85とのそれぞれの接触面81,86の周縁部分における押圧力が低減されるので、溶接電流が周縁部分同士を結んで流れやすくなる状態ではなくなる。すなわち、溶接電流が、接触面81の全面と接触面86の全面とを結んで流れるので、シース芯線35と中継端子52との間に形成される溶融部Mは分散することなく、両者間で溶接電流の流れる範囲の全体にわたって形成される。
ここで、シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53とが溶接電極の接触面の径を異ならせた本実施の形態の抵抗溶接方法によって抵抗溶接され、溶融部Mが形成された、接合部位の断面写真を図5および図6に示す。また、比較用に、シース芯線35の端部36と中継端子52の端部53とが溶接電極の接触面の径を同じにした従来の抵抗溶接方法によって抵抗溶接され、溶融部Nが形成された、接合部位の断面写真を図7および図8に示す。図5,図6において矢印Pで示す、溶接電極の接触面の径が異なる場合にシース芯線35側に形成される溶接痕38の底面に対する側面の傾斜は、図7,図8において矢印Qで示す、溶接電極の接触面の径が同じ場合の溶接痕39における当該傾斜よりも、小さいことが明らかである。また、図5,図6に示すように、本実施の形態の抵抗溶接方法が適用されることにより、溶融部Mが、1つの固まりとして分散することなく形成される様子が明らかである。一方、図7,図8に示すように、従来の抵抗溶接方法によって抵抗溶接がなされた場合、形成される溶融部Nは、分散してしまう様子が明らかである。
なお、温度センサ100の製造方法については、上記説明したシース芯線35の端部36と中継端子52の端部53との抵抗溶接に関する工程(配置工程、当接工程および溶接工程)以外は公知である。以下に、その製造過程の一例について簡略的に説明する。
図1に示す、本実施の形態の温度センサ100を製造するには、あらかじめ、金属チューブ11、サーミスタ素子21、継手31、シース部材41、リード線51、フランジ61、グロメット71、絶縁チューブ75等の各部品を、公知の手法により準備する。
サーミスタ素子21の一対の電極線22をシース部材41の一対のシース芯線35の先端部に、それぞれ軸方向を合わせて重ね合わせ、溶接する。次に、縮径した先端部13を有する金属チューブ11を準備する。そして、この金属チューブ11の後端部14をフランジ61内に挿入し、後端部14を鞘部62の後端部分に圧入により配置させた状態でレーザ溶接し、フランジ61と金属チューブ11とを一体に接合する。次いで、金属チューブ11内にノズル(図示外)を挿入し、先端10に、ペースト状のセメント(図示外)を注入する。リード線51およびシース部材41と一体に組み付けたサーミスタ素子21を、セメントが注入された金属チューブ11内に挿入し、サーミスタ素子21をセメント内に配置させる。そして、遠心脱泡装置(図示外)を用いて遠心脱泡処理を行い、金属チューブ11に対して熱処理を行い、セメントを乾燥(硬化)させる。
一対のリード線51を、グロメット71の各孔に挿通させ、さらに継手31を挿通させてから、絶縁チューブ75の各孔に挿通させる。リード線51の被覆材をむき、撚り線に、中継端子52を加締めて取り付ける。そして、本実施の形態の抵抗溶接方法を適用し、中継端子52の端部53と、シース芯線35の端部36とをそれぞれ抵抗溶接する。絶縁チューブ75をリード線51に沿ってスライドさせ、中継端子52の端部53と、シース芯線35の端部36との接合部分に覆い被せる。
継手31の先端部32をフランジ61の鞘部62の先端部分に外嵌めし、外周にレーザ溶接を施して、フランジ61と継手31とを一体に接合する。リード線51に通したグロメット71を継手31の後端部33の開口から押し込む。継手31の後端部33を内向きに加締め、グロメット71およびリード線51を継手31内に固定して、温度センサ100が完成する。
以上説明したように、温度センサ100のシース芯線35と中継端子52との抵抗溶接を行うに場合において、中継端子52には、接触面86の小さな溶接電極85を当接させ、中継端子52の板幅Bよりも線幅Aの小さなシース芯線35には、接触面86の径Dよりも径Cの大きな接触面81をもつ溶接電極80を当接させる。そして抵抗溶接を行うことで、溶接後にシース芯線35に形成される溶接痕38の深さを比較的浅くすることができる。シース芯線35は、溶接電極80の径C(または対辺距離が最小となる部分の長さ)が自身の線幅Aより大きいので、溶接痕38が形成されると、形成された部位の厚みが幅全体にわたって薄くなる。このため、溶接痕38の深さを浅くできれば、溶接痕38の形成された部分におけるシース芯線35の強度の低下を抑制することができる。また、溶接痕38の深さが浅くなることで、溶接痕38の底面に対する側面の傾斜が小さくなり、底面と側面との境目における応力の集中を低減できるので、外部からの振動等によるクラックや割れなどの発生を抑制して耐振動性を高めることができる。
また、溶接電極80の径C(または対辺距離が最小となる部分の長さ)と、溶接電極85の径D(または対辺距離が最大となる部分の長さ)とが異なることで、溶接対象物に比較的大きな押圧力が加わりやすい、溶接電極80,85の接触面81,86のそれぞれの周縁部分を、重ね方向においてずらすことができる。さらに、重ね方向(Y軸方向)にみたときに、溶接電極80の接触面81内に溶接電極85の接触面86が配置されることにより、両者のそれぞれの周縁部分の配置が重なることがない。これにより、溶接対象物に、重ね方向の両側から同じ位置にて押圧力が加わることがない。両者の周縁部分が重ね方向に一致する場合、溶接電流を流した際に、主に両者の周縁部分同士を重ね方向に結ぶ位置にて接触抵抗が小さくなることにより溶接電流が分散して流れ、溶融部が分散して形成されてしまう虞があるが、両者の周縁部分を重ね方向にずらすことにより、溶融部の分散を防止することができる。すなわち、本実施の形態の抵抗溶接方法によって抵抗溶接を行うことで、溶融部Mを、1つの固まりとして分散することなく形成することができるので、接合の安定性が増し、シース芯線35と中継端子52との接合強度を高めることができる。
また、板状の中継端子52と断面が略円形状のシース芯線35との接合は、両者の接触部位が小さいため、本実施の形態の抵抗溶接方法を適用することによって溶融部の分散を防止すれば、シース芯線35と中継端子52との接合強度を確実に高めることができる。また、中継端子52の末端56やシース芯線35の末端37にかからないように溶接電極80,85を当接させて抵抗溶接を行うことで、溶接対象物に加わる押圧力が部分的に偏ることを防止することができる。これにより、溶接電流を流した際の分散が抑制されるので、形成される溶融部の分散を防止でき、シース芯線35と中継端子52との接合強度を確実に高めることができる。
そして、本実施の形態の抵抗溶接方法によってシース芯線35と中継端子52とを接合して温度センサ100を製造すれば、接合部位の接合強度および耐振動性を確保できるので、温度センサ100が外部からの振動が加わる部位に取り付けられて使用されても十分に耐えることができ、温度センサ100の動作に高い信頼性を得ることができる。
なお、本実施の形態は、各種変更が可能である。例えば、溶接電極80,85は、本実施の形態では断面が円形のものを用いたが、楕円形であっても、あるいは非円形(例えば多角形)であってもよい。この場合、シース芯線35に当接する側の溶接電極は、接触面の対辺距離が最小となる部分の長さ(例えば接触面が楕円形の場合は短径)が、シース芯線35の線幅Aよりも大きければよい。さらに、シース芯線35に当接する側の溶接電極の接触面の対辺距離が最小となる部分の長さが、中継端子52に当接する側の溶接電極の接触面の対辺距離が最大となる部分の長さよりも大きければよい。
また、本実施の形態では、延伸方向の断面が略円形のシース芯線35の端部36と、中継端子52の板状をなす端部53との抵抗溶接方法について説明した。中継端子52との溶接対象となるシース芯線35は、延伸方向の断面が円形でない棒状の金属部材であってもよい。この場合、金属部材の幅方向の長さが、中継端子52の端部53の板幅Bよりも小さければよい。
また、シース芯線35と中継端子52との接合は、両者の延伸方向がそれぞれ異なる場合であっても、両者の重なり部分において抵抗溶接を行うにあたって本発明を適用することができる。
また、本発明に係る金属部材の抵抗溶接方法の適用対象のセンサとして、被測定流体の温度(物理量)を検出するサーミスタ素子21を備える温度センサ100を例に挙げた。その他、物理量を検出するセンサ素子を備えるセンサとして、静電容量変化を検出することにより尿素水の液位を測定可能な尿素水センサに適用してもよい。また、化学量を検出するセンサ素子を備えるセンサに適用してもよく、具体的には、固体電解質体に一対の電極を形成したセルを1つ以上備えた酸素濃度やNOx濃度を検出可能な酸素センサやNOxセンサに適用してもよい。
なお、本実施の形態においては、中継端子52が「第1の金属部材」に相当し、請求項4においては「金属端子」が相当する。端部53が「第1端部」に相当する。シース芯線35が「第2の金属部材」に相当し、請求項4においては「接続端子」が相当する。端部36が「第2端部」に相当する。溶接電極80が「第1の電極」に相当し、溶接電極85が「第2の電極」に相当する。間隙Fが「第1間隙」に相当し、間隙Eが「第2間隙」に相当する。サーミスタ素子21が「センサ素子」に相当し、電極線22が「信号取り出し部」に相当する。
21 サーミスタ素子
22 電極線
35 シース芯線
36,53 端部
37,56 末端
51 リード線
52 中継端子
80,85 溶接電極
81,86 接触面
100 温度センサ

Claims (4)

  1. 延伸方向に延びる2つの金属部材を互いの端部において重ね合わせ、重ね方向の両側から前記2つの金属部材の端部を一対の電極で挟みつつ、前記一対の電極間に電流を流し、前記2つの金属部材を抵抗溶接により接合する金属部材の抵抗溶接方法であって、
    第1の金属部材の端部である第1端部と、前記第1の金属部材よりも幅の細い第2の金属部材の端部である第2端部とを、前記第2の金属部材が幅方向において前記第1の金属部材からはみ出さないように、重ね合わせて配置する配置工程と、
    前記重ね方向に沿って、前記第2端部に、溶接対象物への接触面で径または対辺距離が最小となる部分の長さが、前記第2の金属部材の幅よりも大きな第1の電極を当接させる一方、前記第1端部に、溶接対象物への接触面で径または対辺距離が最大となる部分の長さが、前記第1の電極の接触面で径または対辺距離が最小となる部分の長さよりも小さな第2の電極を当接させ、さらに、前記重ね方向にみたときに、前記第1の電極の接触面内に前記第2の電極の接触面を配置させる当接工程と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間で前記第1端部と前記第2端部とを挟みつつ、前記第1の電極と前記第2の電極との間に前記電流を流す溶接工程と、
    を備えることを特徴とする金属部材の抵抗溶接方法。
  2. 前記第1の金属部材は、前記重ね方向を厚み方向として配置される板状の金属部材であり、前記第2の金属部材は、前記延伸方向と直交する断面が略円形状の金属部材であることを特徴とする請求項1に記載の金属部材の抵抗溶接方法。
  3. 前記第1端部において、前記第2の電極が当接する位置と前記第1の金属部材の末端との間には、前記延伸方向に所定の第1間隙を有し、
    前記第2端部において、前記第1の電極が当接する位置と前記第2の金属部材の末端との間にも、前記延伸方向に所定の第2間隙を有することを特徴とする請求項1または2に記載の金属部材の抵抗溶接方法。
  4. 前記第2の金属部材は、物理量または化学量を検出するためのセンサ素子の信号取出し部に接続された接続端子であり、
    前記第1の金属部材は、外部回路接続用のリード線が固定された金属端子であり、
    前記接続端子と前記金属端子とが、請求項1から3のいずれかに記載の金属部材の抵抗溶接方法によって接合されることを特徴とするセンサの製造方法。
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