JP2010145321A - 温度センサ - Google Patents

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Takashi Morita
剛史 森田
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Abstract

【課題】温度センサに関して、構成部品数の低減を図りつつも共振によるセンサ内部での電気経路の断線を防止できる温度センサを提供することを目的とする。
【解決手段】温度センサ100において、シース部材116を包囲する筒状部材160は取り付け部材142の内側を通り、筒状部材160の先端部161が金属キャップ108と取り付け部材142の間の位置で、シース部材116と接合され接合部118を形成していることを特徴とする。これにより、構成部品を増やすことなく、取り付け部材142の取り付け座144よりも先端側の位置でシース部材116を固定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーミスタ素子やPt抵抗体素子等の感温素子を備える温度センサに関する。
従来、自動車の排気ガス等の温度を検出するための温度センサに関して、センサ設置環境にて発生する振動との共振により生じるセンサ内部での電気経路の断線を防止する技術が提案されている。特許文献1には、金属キャップと取り付け部材との間に振動補強部を設け、センサの耐振性を向上させる技術が開示されている。
特開2006−047273号公報
しかしながら、従来、金属キャップと取り付け部材との間に振動補強部を設けることに関して十分な考慮がなされていなかった。例えば、振動補強部を設けることで新たな構成部品が生じてしまう。また、特許文献1の図1や図3に開示のごとく、金属製の筒状の継手部材が取り付け部材より上に位置している場合には、構成部品どうしを固定するために、取り付け部材とシース部材を溶接し(特許文献1の符号63,263)、また継手部材と取り付け部材を溶接し(特許文献1の符号61)、さらに振動補強部とシース部材を溶接する(特許文献1の符号62,262)必要が生じる。このように構成部品間の溶接等による接合部が多い場合には、振動補強部を設けていたとしてもセンサ設置環境にて発生する振動により接合部(特に溶接部)に亀裂が生じ、温度センサが破損するおそれがある。
そこで、本発明は、上記した課題を踏まえ、内燃機関の排気管や吸気管、燃料電池車の水素流通管等の振動の激しい環境下での測定対象物の温度を検出する温度センサに関して、構成部品数の低減を図りつつも共振によるセンサ内部での電気経路の断線を防止できる温度センサを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例にて実現することができる。
[適用例1] 適用例1の温度センサは、先端側に感温素子が接続され、後端側に外部回路接続用のリード線が接続される金属芯線を絶縁保持したシース部材と、前記シース部材に固着されると共に、内部に前記感温素子を収納する筒状の金属キャップと、前記シース部材の軸線方向において、前記シース部材の後端側を上方向、先端側を下方向としたとき、前記シース部材を包囲すると共に、前記金属キャップよりも上に位置し、センサ取り付け位置に面する取り付け座を有する取り付け部材と、前記シース部材の軸線方向に延び、前記シース部材のうち、少なくとも前記取り付け部材よりも上に位置する部分を包囲する筒状部材と、を備える温度センサであって、前記筒状部材は前記取り付け部材の内側を通り、前記筒状部材の先端部は、前記金属キャップと前記取り付け部材の間の位置で、前記シース部材と接合され接合部を形成していること、を特徴とする。
適用例1の温度センサによれば、シース部材を包囲する筒状部材を取り付け部材の内側を通る形態で設け、この筒状部材のうち、金属キャップと取り付け部材の間に位置する先端部をシース部材に接合することにより、シース部材を固定することができる。これにより、振動補強部を構成部品として設けることなく、取り付け部材の取り付け座よりも先端側の位置でシース部材を固定することができ、取り付け座よりも先端側の位置におけるシース部材の振れを抑制して、センサ内部での電気経路の断線(特に、感温素子とシース部材の金属芯線との接続部位の断線)を防止することができる。
また、シース部材を包囲する筒状部材が取り付け部材の内側を通り、筒状部材の先端部が前記金属キャップと前記取り付け部材の間に位置することで、取り付け部材とシース部材を接合する必要がなく、接合部(特に溶接部)の低減を図ることができる。これにより、センサ設置環境にて発生する振動により接合部(特に溶接部)に亀裂が生じる可能性を低減でき、温度センサの信頼性を高めることができる。
[適用例2] 適用例1の温度センサであって、前記接合部は、前記筒状部材の先端部の全周にわたって形成されていることを特徴とする温度センサ。
適用例2の温度センサによれば、筒状部材の先端部とシース部材とが確実に接合し、筒状部材の先端部にてシース部材をより安定して固定することができる。また、温度センサの温度検出の対象となる測定対象物(例えば、排気ガス)が筒状部材の先端部とシース部材との間から、筒状部材の内部に侵入するのを防げ、筒状部材の内部に位置する構成部品に不具合が生ずるのを防止することができる。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての温度センサ100の構造を示す部分破断断面図である。温度センサ100は、一対の金属芯線110を絶縁保持したシース部材116と、先端側106が閉塞した軸線方向に延びる筒状の金属キャップ108と、シース部材116の少なくとも一部を包囲する軸線方向に延びる筒状部材160と、筒状部材160と接合された取り付け部材142と、取り付け部材142とは別体に設けられた六角ナット部152およびネジ部154を有するナット部材150とを備える。なお、軸線方向とは、シース部材116の長手方向であり、図1においては上下方向に相当する。また、シース部材116における先端側は図1における下側であり、シース部材116における後端側は図1における上側である。
温度センサ100は、金属キャップ108の内部にサーミスタ焼結体103と素子電極線104とから構成されているサーミスタ素子102を備えている。この温度センサ100は、例えば内燃機関の排気管に装着されて、サーミスタ素子102を排気ガスが流れる排気管内に配置させて、排気ガスの温度検出に使用することができる。
金属芯線110は、先端側が抵抗溶接又はレーザ溶接によりサーミスタ素子102の素子電極線104と接続されており、後端側が抵抗溶接又はレーザ溶接により加締め端子172と接続されている。これにより、金属芯線110は、自身の後端側が加締め端子172を介して外部回路(例えば、車両の電子制御装置(ECU)等)接続用のリード線173と接続されている。なお、一対の金属芯線110および一対の加締め端子172は、絶縁チューブ171により互いに絶縁される。リード線173は、導線を絶縁性の被覆材にて被覆したものである。リード線173は、耐熱ゴム製の補助リング174の内部を貫通する状態で配置される。
シース部材116は、詳細は図示しないが、金属製の外筒と、導電性金属からなる一対の金属芯線110と、外筒と2本の金属芯線110との間を電気的に絶縁して金属芯線110を保持する絶縁粉末とを備えている。
金属キャップ108は、先端側106が閉塞した軸線方向に延びる筒状をなし、筒状の後端側132が開放した形態で構成されている。先端側106は、内部にサーミスタ素子102およびセメント114を収納している。後端側132の内周面は、シース部材116の外周面に重なりあった状態で、径方向内向きに加締められると共に周方向にわたりレーザ溶接又は電子ビーム溶接されることで、シース部材116に固定される。なお、溶接作業により、金属キャップ108の後端側132とシース部材116(詳細には、シース部材116の外筒)とに跨るキャップ溶接部112が形成される。
筒状部材160は、軸線方向に延びる金属製の部材である。筒状部材160の後端側は、加締め端子172、絶縁チューブ171、補助リング174を内部に収容した状態で、補助リング174を介して径方向内向きに丸加締め或いは多角加締めされることにより、補助リング174との間の気密性を保ちつつ補助リング174と加締め接合される。また、筒状部材160は、取り付け部材142の上面と接した部位で径方向内側へ屈曲し、取り付け部材142の径方向内側を通り温度センサ100の先端側方向へと延びている。
筒状部材160の先端部161は、金属キャップ108と取り付け部材142の間に位置する。先端部161の内周面は、シース部材116の外周面に重なりあった状態で径方向内向きに加締められると共に、周方向にわたりレーザ溶接又は電子ビーム溶接されることで第2接合部118を形成し、シース部材116の先端側に固定される。なお、この場合におけるシース部材116の第2接合部118は詳細にはシース部材116の外筒が該当する。シース部材116の後端側の固定方法については後述する。
軸線方向に垂直な断面において、筒状部材160の内径寸法は、シース部材116の外径寸法よりも大きい構成となっている。また、取り付け部材142よりも上に位置する筒状部材160の外径寸法は、取り付け部材142の内径寸法よりも大きく、取り付け部材142が取り付けられている位置以下では、筒状部材160の外径寸法は、取り付け部材142の内径以下の構成となっている。
取り付け部材142よりも下に位置する筒状部材160の軸線方向における長さをL1、取り付け座144から温度センサ100の先端までの長さをL2とした場合に、比(L1/L2)は0.1以上が好適である。比(L1/L2)が0.1より小さいと振動に対する強度が十分に保てない可能性があるからである。
シース部材116の後端側においては、シース部材116と筒状部材160の間に金属リング164を介在させている。この金属リング164は、環状に形成されると共に先端側に位置する先端側リング168と先端側リング168よりも小さい外径を有する後端側リング166とを備える二段形状を構成している。金属リング164に対して、金属リング164が位置する筒状部材160の外側から径方向内向きに加締め作業を行うことで、先端側リング168は筒状部材160の後端側を固定する。なお、後端側リング166は、シース部材116を筒状部材160の内側に配置する前に、予めシース部材116(詳細にはシース部材116の外筒)に加締め固定されている。
取り付け部材142は、径方向外側に突出する環状の突出部143と、先端側方向に行くにつれ径が次第に小さくなるテーパ形状の取り付け座144と、取り付け座144よりも先端側に位置する第1接合部146と、を有している。取り付け座144は、例えば排気管(図示せず)のセンサ取り付け位置に設けられたテーパ形状部に取り付けられる座面であり、排気管のテーパ形状部に直接密着することで、排気ガスが排気管外部へ漏出するのを防止するよう構成されている。換言すれば、取り付け座144は、センサ取り付け位置に面するシール面を構成している。
次に、取り付け部材142の温度センサ100への取り付け手順を説明する。まず、筒状部材160の先端部161とシース部材116の接合および筒状部材160の後端側と補助リング74の接合の後に、取り付け部材142を温度センサ100の先端側からシース部材116に沿って上方向に挿入する。次いで、取り付け部材142の上面が筒状部材160の屈曲部と接した位置に達すると、取り付け部材142の先端側と筒状部材160をレーザ溶接又は電子ビーム溶接により接合する。これにより、第1接合部146を形成し、取り付け部材142はシース部材116に固定される。また、取り付け部材142の温度センサ100への取り付けは、金属キャップ108をシース部材116に取り付ける前でもよく、取り付けた後でも良い。
なお、取り付け部材142の温度センサ100への取り付け手順は、上記の手順に特に限定されるものではない。例えば、筒状部材160に取り付け部材142をレーザ溶接又は電子ビーム溶接により接合した後に、筒状部材160の先端部161とシース部材116の接合(第2接合部118の形成)および筒状部材160の後端側と補助リング74の接合を行っても良い。
ナット部材150は筒状部材160の周囲に回動自在に嵌挿されている。また、取り付け部材142は、取り付け座144がセンサ取り付け位置のテーパ面に接するように配置された後、ナット部材150のネジ部154がセンサ取り付け位置の周囲に形成されたネジ溝に螺合されることで、センサ取り付け位置に固定される。
温度の検出は、リード線173を介して温度センサ100に接続された外部回路が、排気ガスの温度に応じて変化するサーミスタ素子102の電気的特性を取り出し、取り出した電気的特性に基づいて排気ガスの温度を検出する。
以上説明したように、金属キャップ108と取り付け部材142の間に筒状部材160が位置し、取り付け部材142の取り付け座144よりも先端側の位置でシース部材116と接合されることで、取り付け座144よりも先端側の位置におけるシース部材116の振れを抑制することができ、振動補強部を設けなくても、温度センサ100の耐震性を向上させることができる。これにより、温度センサ100内部での電気経路の断線(特に、サーミスタ素子102の素子電極線104とシース部材116の金属芯線110との接合部位の断線)を防止することができる。
また、シース部材116を包囲する筒状部材160が取り付け部材142の内側を通り、筒状部材160の先端部161が金属キャップ108と取り付け部材142の間に位置することで、取り付け部材142とシース部材116を溶接する必要がなく接合部(特に溶接部)の低減を図ることができる。これにより、センサ設置環境にて発生する振動により接合部(特に溶接部)に亀裂が生じる可能性を低減でき、温度センサの信頼性を高めることができる。
さらに、取り付け部材142よりも下に位置する筒状部材160の軸線方向における長さL1や、取り付け部材142よりも下に位置するシース部材116の外径寸法と筒状部材160の内径寸法との径差を変更することで、温度センサ100の共振周波数を適宜変更することができる。これにより、温度センサ100の共振周波数をセンサ設置環境にて発生する振動の周波数帯域とは異なる周波数帯域に設定することができ、共振による温度センサ100内部の電気経路の断線を防止することができる。
B.第2実施例:
図2は、本発明の第2実施例としての温度センサ200の構造を示す部分破断断面図である。温度センサ200は、一対の金属芯線110を絶縁保持したシース部材116と、先端側106が閉塞した軸線方向に延びる筒状の金属キャップ108と、シース部材116の少なくとも一部を包囲する軸線方向に延びる筒状部材160と、筒状部材160と接合された第2取り付け部材242とを備える。なお、軸線方向とは、シース部材116の長手方向であり、図2においては上下方向に相当する。また、シース部材116における先端側は図2における下側であり、シース部材116における後端側は図2における上側である。
図1に示した第1実施例との違いは、六角ナット部252およびネジ部254が取り付け部材242と一体となっている点であり、金属芯線110、シース部材116、金属キャップ108などは第1実施例と同様の構成であることから、第1実施例と同様の構成部材については、同一符号で示すと共に説明を省略する。
第2実施例の温度センサ200は、例えば内燃機関の吸気管あるいは燃料電池車の水素流通管などの流通管に装着されて、サーミスタ素子102を測定対象ガスが流れる流通管内に配置させて、測定対象ガスの温度検出に使用することができる。
なお、温度センサ200は、金属キャップ108の内部に第1実施例のようにセメント114を用いるのではなく、エポキシ製の防震材214を収納している。
金属製の取り付け部材242は、径方向外側に突出する六角ナット部252と、ネジ溝が形成されたネジ部254と、ネジ部254の先端から軸線方向の先端側に延びる先端部248と、先端部248と筒状部材160を電子ビーム溶接し形成した第1接合部246と、を備えている。また、取り付け部材242は、六角ナット部252の先端面として形成される取り付け座244を備えており、取り付け座244の先端側には弾性材料(例えば、耐熱性ゴムなど)からなる環状のシールリング202が配置されている。
内燃機関の吸気管などへのセンサ取り付けは、取り付け座244が、シールリング202を介して間接的にセンサ取り付け位置(センサ取り付け面)に接することにより、温度センサ200と吸気管などの間に隙間が生じるのを防止して、測定対象ガスが外部に漏洩するのを防止する。つまり、取り付け座244は、センサ取り付け位置に面するシール面を構成している。
先端部248の外径寸法は、筒状部材160と電子ビーム溶接を施すためにネジ部254の外径寸法よりも小さい構成となり、厚さ寸法(環状の内径寸法と外径寸法との径差寸法)も小さく設定されている。また、先端部248の内径寸法は、ネジ部254の内径寸法よりも小さく先端部248とネジ部254の境界には段部204が形成されている。
次に、取り付け部材242の温度センサ200への取り付け手順を説明する。筒状部材160の先端部161とシース部材116との接合および筒状部材160の後端側と補助リング174との接合の後に、取り付け部材242を温度センサ200の先端側からシース部材116に沿って上方向に挿入する。次いで、取り付け部材242の段部が筒状部材160の屈曲部と接した位置に達すると、取り付け部材242の先端部248と筒状部材160を電子ビーム溶接する。これにより、第1接合部246を形成し、取り付け部材242はシース部材116に固定される。また、取り付け部材242の温度センサ200への取り付けは、金属キャップ108をシース部材116に取り付ける前でもよく、取り付けた後でも良い。
なお、取り付け部材242の温度センサ200への取り付け手順は、上記の手順に特に限定されるものではない。例えば、筒状部材160に取り付け部材242を電子ビーム溶接した後に、筒状部材160の先端部161とシース部材116との接合および筒状部材160の後端側と補助リング74との接合を行っても良い。
比(L1/L2)は、第1実施例と同様であるため説明を省略する。また、第2実施例においても第1実施例と同様、温度センサ200内部の電気経路の断線を防止しつつ、温度センサ200の信頼性を高めることができる。さらに、第1実施例と同様に長さL1や、取り付け部材242よりも下に位置するシース部材116の外径寸法と筒状部材160の内径寸法との径差を変更することで、温度センサ200の共振周波数を適宜変更することができる。
C.第3実施例:
図3は、本発明の第3実施例としての温度センサ300の構造を示す部分破断断面図である。第3実施例は第1実施例、第2実施例と異なり、金属リング164を有しておらず、筒状部材160の後端側には加締め作業により第3接合部364が形成されている。具体的には、シース部材116の後端側に位置する筒状部材160の外側から径方向内向きに加締め作業を行うことで、シース部材116(詳細にはシース部材116の外筒)の後端側と筒状部材160を直接接合する。他の点においては、第1実施例または第2実施例と同様である。
D.変形例:
なお、本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
第1接合部146,246および第2接合部118は、レーザ溶接或いは電子ビーム溶接により形成したが、これに限らず温度センサの使用環境に合わせて例えば、プラズマ溶接、アルゴン溶接、ロー付け接合等の接合手段を採ることができる。また、感温素子としてサーミスタ焼結体103を有するサーミスタ素子102を用いたが、セラミック基板上に所定のパターン形状をなすPt抵抗体を形成し、このPt抵抗体に素子電極線を接合したPt抵抗体素子を、上記サーミスタ素子102に代えて用いても良い。
さらに、上記の実施例では、取り付け部材142,242よりも上(後端側)の位置において、シース部材116と筒状部材160との間に金属リング164を介在させたり、シース部材116と筒状部材160とを直接接合したりする構成を採用したが、本構成を省略しても良い。ただし、温度センサの共振により、第2接合部118よりも後方側においてシース部材116の振れを抑える観点から、取り付け部材142,242よりも上(後端側)の位置において、シース部材116と筒状部材160とを直接または他部材を介して間接的に固定することが好ましい。これにより、温度センサの耐震性をより高めることができる。
本発明の第1実施例としての温度センサ100の構造を示す部分破断断面図である。 本発明の第2実施例としての温度センサ200の構造を示す部分破断断面図である。 本発明の第3実施例としての温度センサ300の構造を示す部分破断断面図である。
符号の説明
100…温度センサ
102…サーミスタ素子
103…サーミスタ焼結体
104…素子電極線
106…先端側
108…金属キャップ
110…金属芯線
112…キャップ溶接部
116…シース部材
118…第2接合部
132…後端側
142…取り付け部材
143…突出部
144…取り付け座
146…第1接合部
150…ナット部材
152…六角ナット部
154…ネジ部
160…筒状部材
161…先端部
164…金属リング
166…後端側リング
168…先端側リング
171…絶縁チューブ
172…加締め端子
173…リード線
174…補助リング
200…温度センサ
202…シールリング
204…段部
214…防震材
242…取り付け部材
244…取り付け座
246…第1接合部
248…先端部
252…六角ナット部
254…ネジ部
300…温度センサ
364…第3接合部

Claims (2)

  1. 先端側に感温素子が接続され、後端側に外部回路接続用のリード線が接続される金属芯線を絶縁保持したシース部材と、
    前記シース部材に固着されると共に、内部に前記感温素子を収納する筒状の金属キャップと、
    前記シース部材の軸線方向において、前記シース部材の後端側を上方向、先端側を下方向としたとき、
    前記シース部材を包囲すると共に、前記金属キャップよりも上に位置し、センサ取り付け位置に面する取り付け座を有する取り付け部材と、
    前記シース部材の軸線方向に延び、前記シース部材のうち、少なくとも前記取り付け部材よりも上に位置する部分を包囲する筒状部材と、
    を備える温度センサであって、
    前記筒状部材は前記取り付け部材の内側を通り、
    前記筒状部材の先端部は、前記金属キャップと前記取り付け部材の間の位置で、前記シース部材と接合され接合部を形成していること、
    を特徴とする温度センサ。
  2. 請求項1に記載の温度センサであって、
    前記接合部は、前記筒状部材の先端部の全周にわたって形成されていることを特徴とする温度センサ。
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JP2012130938A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Ngk Spark Plug Co Ltd 金属部材の抵抗溶接方法およびセンサの製造方法

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