JP2012129946A - 送受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信回路のAM雑音を抑制することにより、受信感度を高めることができる送受信回路を提供する。
【解決手段】送受信回路は、送受共用器1、アンテナ2、制御回路100、局部発振回路200、送信回路300及び受信回路400を有している。制御回路100は、制御処理回路10及びアナログデジタルインタフェース11を有している。局部発振回路200は、局部発振器21、飽和状態の第1局発アンプ22、分配器23、飽和状態の第2局発アンプ24、及びLPFである第1のフィルタ25を有している。送信回路300は、送信ミキサ31、及び送信アンプ32を有している。受信回路400は、受信ミキサ41、及びBPFである第2のフィルタ42を有している。局部発振器21の出力信号に含まれるAM雑音成分は、飽和状態の第1及び第2局発アンプ22,24によって除去される。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばRFIDの質問器等に用いられ、受信感度を高めるための機能を有する送受信回路に関する。
無変調信号を送信しながら応答器の負荷変調による反射信号を受信する方式の送受信回路では、送信信号の受信回路への直接的な漏れによる復調回路での位相雑音が高くなるという課題がある。これに対して、例えば、特許文献1に示すような従来の送受信回路では、局部発振回路(LO回路)と復調回路との間に遅延回路が設けられ、位相雑音に応じて遅延回路が遅延量を調整することによって、位相雑音を低下させ、受信感度を向上させていた。
特開2006−295419号公報(図8)
特許文献1に示すような従来の送受信回路では、位相雑音が低下するものの、送信回路からの漏れ信号の振幅雑音(以下、「AM雑音」)によって受信感度が劣化するという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、送信回路のAM雑音を抑制することができ、受信感度を高めることができる送受信回路を得ることを目的とする。
この発明の送受信回路は、局部発振信号を生成する局部発振回路と、前記局部発振信号を用いて信号を送信する送信回路と、前記局部発振信号を用いて信号を受信する受信回路とを備えるものであって、前記送信回路及び前記局部発振回路の少なくともいずれか一方は、飽和状態で信号を増幅する飽和アンプを有する。
この発明の送受信回路によれば、送信回路及び局部発振回路の少なくともいずれか一方が、飽和状態で信号を増幅する飽和アンプを有するので、飽和アンプによって信号のAM雑音成分が除去されることにより、送信回路のAM雑音を抑制することができ、受信感度を高めることができる。
この発明の実施の形態1による送受信回路を示す構成図である。 図1の局部発振回路の出力での信号スペクトラムを示す図である。 図1の受信回路内での信号スペクトラムを示す図である。 この発明の実施の形態2による送受信回路を示す構成図である。 図4の受信回路内での信号スペクトラムを示す図である。 この発明の実施の形態3による送受信回路を示す構成図である。 図6の送受信回路と応答器との間の送受信信号とスイッチ切替制御信号とを示すタイミングチャートである。 図7の受信回路内での信号スペクトラムを示す図である。 この発明の実施の形態4による送受信回路を示す構成図である。 図9の受信回路内での信号スペクトラムを示す図である。 図9の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 この発明の実施の形態5の送受信装置によるキャンセルトレーニングの際のキャンセラ回路の出力を示す図である。 この発明の実施の形態6による送受信回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による送受信回路で使用される位相調整量情報及び振幅調整量情報を示す図である。 図13のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 図13のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 図13のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7による送受信回路を示す構成図である。 図18のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 図18のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態8の送受信回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 この発明の実施の形態8の送受信回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9の送受信回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 この発明の実施の形態9の送受信回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態10による送受信回路を示す構成図である。 図25のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 図25のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態11の送受信回路で使用される位相調整量情報と振幅調整量情報とを示す図である。 この発明の実施の形態11の送受信回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。 この発明の実施の形態11の送受信回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態12による送受信回路を示す構成図である。 図31のキャンセラ用制御回路によるキャンセルトレーニングの際のキャンセラ回路の出力と振幅及び位相の走査とを説明するための図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による送受信回路を示す構成図である。
図1において、実施の形態1の質問器としての送受信回路は、送受共用器(サキュレータ)1、アンテナ2、制御回路100、局部発振回路200、送信回路300、及び受信回路400を有している。
制御回路100は、制御処理回路10及びアナログデジタルインタフェース11を有している。局部発振回路200は、局部発振器21、飽和状態の第1局発アンプ(飽和アンプ)22、分配器23、飽和状態の第2局発アンプ(飽和アンプ)24、及びLPF(Low Pass Filter)である第1のフィルタ25を有している。
送信回路300は、送信ミキサ31、及び送信アンプ32を有している。受信回路400は、受信ミキサ41、及びBPF(Band Pass Filter)である第2のフィルタ42を有している。ここで、以下では、第1及び第2のフィルタ25,42を、それぞれLPF25及びBPF42として説明する。なお、図1の符号65は、送信回路300からの回り込み信号であり、図1の符号70は、送受信回路から受けた無変調信号に応じて応答信号を送受信回路に返す応答器である。
図2は、図1の局部発振回路200の出力での信号スペクトラムを示す図である。図2において、符号71は局部発振信号であり、符号72は局部発振信号の高調波信号であり、符号73はLPF25の通過特性である。図3は、図1の受信回路400内での信号スペクトラムを示す図である。図3において、符号74は局発アンプ未飽和時の回り込み信号であり、符号75は局発アンプの飽和時の回り込み信号であり、符号76は応答器150からの応答信号であり、符号77はBPF42の通過特性である。
次に、動作について説明する。送受信回路は、応答器150へのデータ送信時には、制御処理回路10から出力された送信データが、局部発振器21からの局発信号で送信ミキサ31によって高周波信号に変調されて、変調信号とされる。この変調信号は、送信アンプ32及び送受共用器1を経由して、応答器150に出力される。
次に、送受信回路による応答器150からの応答受信時には、制御回路100における制御処理回路10からの送信データ(オールH)は、アナログデジタルインタフェース11を経由して、ベースバンド信号として送信回路300に出力される。また、局部発振回路200において、局部発振器21からの局発信号は、飽和状態の第1局発アンプ22、分配器23、飽和状態の第2局発アンプ24及びLPF25を経由して、送信回路300に出力される。
ここで、局部発振回路200では、飽和状態の第1及び第2局発アンプ22,24によって、送信信号の高調波72のレベルが応答器150へのデータ送信時に比べて増大するが、この高調波72は、図2に示すように、LPF25(特性73)によって遮断される。
そして、送信回路300の送信ミキサ31によって、ベースバンド信号が局発信号で変調されて無変調信号とされる。その無変調信号は、送受共用器1を経由して、アンテナ2に送られ、アンテナ2から応答器150に送信される。ここで、無変調信号は、アンテナ2から応答器150への送信と同時に、送受共用器1のアイソレーション特性及びアンテナ2の反射波として受信回路400に回り込む。即ち、無変調信号による送受共用器1のアイソレーション特性及びアンテナ2の反射波が回り込み信号65となる。
また、応答器150からの応答信号は、アンテナ2及び送受共用器1を経由して、受信回路400の受信ミキサ41に入力される。そして、この応答信号は、受信ミキサ41によって局発信号で周波数変換され、BPF42を経由して、ベースバンド信号として制御回路100に出力される。このベースバンド信号は、制御処理回路10によって受信データに復調される。
ここで、局部発振器21の出力信号に含まれるAM雑音成分が、飽和状態の第1及び第2局発アンプ22,24によって除去されているため、図3の特性75に示すように、回り込み信号65のAM雑音に起因する受信回路400での雑音が低減される。
以上のように、実施の形態1によれば、局部発振器21の出力信号は、飽和状態の第1及び第2局発アンプ22,24によってAM雑音成分が除去されて、受信回路400での雑音が低減される。これにより、応答器150からの応答信号受信時のSN比(受信信号帯域内の応答器150からの応答信号のレベルと雑音との比)を向上させることができ、送受信回路の受信感度を向上させることができる。
なお、実施の形態1では、飽和状態の第1及び第2局発アンプ22,24の2つの飽和状態の局発アンプを用いてAM雑音を低減した。しかしながら、2つの局発アンプのうち、いずれか一方の局発アンプのみを飽和状態とし、他方の局発アンプを未飽和状態としても同等の効果がある。
また、実施の形態1では、飽和状態の第1及び第2局発アンプ22,24を用いたが、例えばリミッタ等の飽和特性を有しているものを用いても同等の効果がある。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による送受信回路を示す構成図である。図4において、実施の形態2の送信アンプ32は、制御回路100からドレイン電圧制御信号61を受ける。このドレイン電圧制御信号61によって、送信アンプ32の飽和状態・未飽和状態が切り替えられる。また、実施の形態2の送信回路300は、第3のフィルタ33を有している。第3のフィルタ33は、BPF又はLPFである(以下、BPF33とする)。さらに、実施の形態2では、実施の形態1における第1のフィルタ25が省略されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図5は、図4の受信回路400内での信号スペクトラムを示す図である。図5において、符号78は送信アンプ32の未飽和時の回り込み信号であり、符号79は送信アンプ32の飽和時の回り込み信号であり、符号76はBPF42の通過特性である。図5に示す他の特性は、図3に示す特性と同様である。
次に、動作について説明する。送受信回路は、応答器150へのデータ送信時には、まず、制御回路100内の制御処理回路10においてドレイン電圧制御信号61をH(High)に設定し、送信回路300における送信アンプ32を未飽和状態にする。そして、制御処理回路10から出力された送信データが、局部発振器21からの局発信号で送信ミキサ31によって高周波信号に変調され、変調信号とされる。この変調信号は、未飽和状態の送信アンプ32、BPF33(又はLPF)、及び送受共用器1を経由して、応答器150に出力される。なお、送信信号に含まれる高調波は、BPF33(又はLPF)によって遮断される。
次に、応答器150からの応答受信時には、まず、制御処理回路10がドレイン電圧制御信号61をL(Low)に設定し、送信アンプ32を飽和状態にする。そして、制御処理回路10から送信データ(オールH)のベースバンド信号が出力され、このベースバンド信号が送信回路300の送信ミキサ31によって、局部発振回路200から出力された局発信号で変調されて無変調信号とされる。この無変調信号は、飽和状態の送信アンプ32、BPF33(又はLPF)、及び送受共用器1を経由して、アンテナ2に送られ、アンテナ2から応答器150に送信される。
ここで、飽和状態の送信アンプ32の出力では、送信信号の高調波72のレベルが応答器150へのデータ送信時に比べて増大するが、BPF33(又はLPF)の特性によって、高調波72が応答器150へのデータ送信時と同様に遮断される。これと同時に、無変調信号は、送受共用器1のアイソレーション特性及びアンテナ2の反射波として受信回路400に回り込む。
また、応答器150からの応答信号は、受信回路400の受信ミキサ41によって局発信号で周波数変換され、ベースバンド信号として制御処理回路10に送られる。このベースバンド信号は、制御処理回路10によって受信データに復調される。ここで、送信回路300の出力信号に含まれるAM雑音成分が、飽和状態の送信アンプ32によって除去されているため、回り込み信号65のAM雑音に起因する受信回路400での雑音が低減される。
以上のように、実施の形態2によれば、局部発振器21の出力信号は、飽和状態の送信アンプ32によってAM雑音成分が除去されて、受信回路400での雑音が低減される。これにより、応答器150からの応答信号受信時のSN比(受信信号帯域内の応答器150からの応答信号のレベルと雑音との比)を向上させることができ、送受信回路の受信感度を向上させることができる。
なお、実施の形態2において、リミッタ制御により送信アンプ32の飽和特性を制御しても同等の効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、制御処理回路10がドレイン電圧制御信号61のH・Lを切り替えることにより、送信アンプ32の飽和状態・未飽和状態を切り替えた例について説明した。これに対して、実施の形態3では、未飽和状態の第1の送信アンプ32と飽和状態の第2の送信アンプ34との2つの送信アンプを用いる例について説明する。
図6は、この発明の実施の形態3による送受信回路を示す構成図である。図6において、実施の形態3の送受信回路の概要は、実施の形態2の送受信回路と同様であり、未飽和状態の第1の送信アンプ(未飽和アンプ)32と飽和状態の第2の送信アンプ(飽和アンプ)34とが送信アンプとして用いられる点と、送信信号の種類に応じて送信信号の出力先を切り替えるための切替用スイッチ35が追加された点と、ドレイン電圧制御信号61に代えてスイッチ切替制御信号62を用いる点とが主に異なる。
図7は、図6の送受信回路と応答器150との間の送受信信号とスイッチ切替制御信号62とを示すタイミングチャートである。図8は、図7の受信回路400内での信号スペクトラムを示す図である。図8において、符号80は第1の送信アンプ32経由時の回り込み信号であり、符号81は第2の送信アンプ34経由時の回り込み信号である。図8に示す他の特性は、図3に示す特性と同様である。
次に、動作について説明する。実施の形態3の送受信回路では、応答器150へのデータ送信時には、まず、制御回路100内の制御処理回路10によってスイッチ切替制御信号62がH(High)に設定される。これにより、切替用スイッチ35が操作され、送信回路300において送信データが第1の送信アンプ32を経由するように、送信データの伝達経路が選択される。即ち、送信データの出力先が第1の送信アンプ32とされる。そして、制御処理回路10から出力された送信データが局部発振器21からの局発信号で送信ミキサ31によって変調され、第1の送信アンプ32、BPF(又はLPF)33及び送受共用器1を経由して、変調信号として応答器150に出力される。
次に、応答器150からの応答受信時には、まず、制御回路100内の制御処理回路10によって、スイッチ切替制御信号62がL(Low)に設定される。これにより、切替用スイッチ35が操作され、送信回路300において送信データが第2の送信アンプ34(飽和状態の送信アンプ)を経由するように、送信データの伝達経路が選択される。即ち、送信データの出力先が第2の送信アンプ34とされる。
そして、制御処理回路10よって出力された送信データ(オールH)が局部発振器21からの局発信号で送信ミキサ31によって変調され、無変調信号とされる。この無変調信号は、第2の送信アンプ34、BPF33及び送受共用器1を経由して、応答器150に出力される。
ここで、飽和状態の第2の送信アンプ34では、送信信号の高調波72のレベルが応答器150へのデータ送信時に比べて増大するが、この高調波72は、BPF33の通過特性によって、応答器150へのデータ送信時と同様に遮断される。
また、無変調信号は、送受共用器1のアイソレーション特性及びアンテナ2の反射波として受信回路400に回り込む。さらに、応答器150からの応答信号は、受信回路400の受信ミキサ41によって局発信号で周波数変換され、ベースバンド信号として制御処理回路10に送られる。このベースバンド信号は、制御処理回路10によって受信データに復調される。ここで、送信回路300の出力信号に含まれるAM雑音成分が、飽和状態の第2の送信アンプ34によって除去されているため、回り込み信号65のAM雑音に起因する受信回路400での雑音が低減される。
以上のように、実施の形態3によれば、送信回路300の出力信号に含まれるAM雑音成分が、飽和状態の第2の送信アンプ34によって除去されて、受信回路400での雑音が低減される。これにより、応答器150からの応答信号受信時のSN比(受信信号帯域内の応答器150からの応答信号のレベルと雑音との比)を向上させることができ、送受信回路の受信感度を向上させることができる。
なお、実施の形態3では、飽和状態の第2の送信アンプ34を用いたが、リミッタなどの飽和特性を有しているものを用いても同等の効果がある。
実施の形態4.
実施の形態4では、キャンセラ回路500の調整用信号を用いて、回り込み信号のAM雑音成分を打ち消す例について説明する。図9は、この発明の実施の形態4による送受信回路を示す構成図である。図9において、実施の形態4の送受信回路の概要は、実施の形態1の送受信回路と同様であり、送信回路300が分配器36をさらに有する点と、実施の形態4の送受信回路がキャンセラ回路500及びキャンセラ用制御回路600をさらに有する点とが主に異なる。
送信回路300の分配器36は、BPF33から受けた無変調信号を、送受共用器1とキャンセラ回路500とに分配して送る。キャンセラ回路500は、可変減衰器(アッテネータ)51、可変移相器52、合成器53、分配器54及び検波器55を有している。可変減衰器51は、キャンセラ用制御回路600からの振幅調整量情報に基づいて、分配器36からの無変調信号の振幅を減衰させる。可変移相器52は、キャンセラ用制御回路600からの位相調整量情報に基づいて、可変減衰器51の出力信号の位相を変化させて、調整用信号B66を生成する。
合成器53は、可変移相器52からの調整用信号B66と、送受共用器1からの回り込み信号A65とを合成して、合成信号Cを生成する。分配器54は、合成器53からの合成信号Cを検波器55と、受信回路400とに分配して送る。検波器55は、合成信号Cを検波し、その結果をキャンセラ用制御回路600に送る。キャンセラ用制御回路600は、合成信号Cに基づいて、振幅調整量及び振幅調整量を決定し、振幅調整量情報及び位相調整量情報を生成する。
図10は、図9の受信回路400内での信号スペクトラムを示す図である。図10において、符号82は合成信号である。図8に示す他の特性は、図3に示す特性と同様である。図11は、図9の各信号のベクトルを示すベクトル図である。図11において、符号65は送信回路300からの回り込み信号Aであり、符号66は調整用信号Bであり、符号67は合成信号Cであり、符号89は送信回路300からの回り込み信号Aに対して同振幅かつ逆位相である調整用信号Bの減衰量及び位相を示す点である。
次に、動作について説明する。まず、送受信回路の応答器150へのデータ送信時における動作は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。次に、応答器150からの応答信号受信時には、送信回路300からの無変調信号は、送受共用器1のアイソレーション特性及びアンテナ2の反射波の回り込み信号65としてキャンセラ回路500に回り込む。キャンセラ回路500では、回り込み信号A65に対して同振幅であり、かつ逆位相の調整用信号B66がキャンセルトレーニング動作によって生成される。この調整用信号B66は、合成器53によって、回り込み信号A65と合成されて、合成信号C67とされる。
キャンセルトレーニングでは、合成信号C67の一部が分配器54によって検波器55に出力され、その検波器55の出力をキャンセラ用制御回路600が読み取る。キャンセラ用制御回路600は、読み取った情報を基に、送信回路300内の分配器36の出力の一部を種信号として用いて、振幅調整用情報及び位相調整用情報を、それぞれ可変減衰器51及び可変移相器52に出力する。そして、可変減衰器51は無変調信号の振幅調整を行い、可変移相器52は無変調信号の位相調整を行う。これらの振幅調整及び位相調整によって、調整用信号B66が生成される。
なお、応答器150からの応答信号は、キャンセラ回路500ではキャンセルはされない。応答器150からの応答信号受信時における動作は、実施の形態1と同様である。ここで、キャンセラ回路500では、キャンセルトレーニング動作によって生成される調整用信号により、回り込み信号A65が抑制され、受信信号帯域の雑音成分も抑制されるため、受信回路400での雑音は低減される。
以上のように、実施の形態4によれば、キャンセルトレーニング動作により生成される調整用信号によって、キャンセラ回路500で回り込み信号A65が抑制される。これにより、受信回路400での雑音が低減され、応答器150からの応答信号受信時でのSN比(受信信号帯域内の応答器150からの応答信号のレベルと雑音との比)を向上させることができ、送受信回路の受信感度を向上させることができる。
実施の形態5.
実施の形態5では、実施の形態4のキャンセラ用制御回路600のキャンセルトレーニングに閾値を設定した場合の動作について説明する。図12は、この発明の実施の形態5の送受信装置によるキャンセルトレーニングの際のキャンセラ回路の出力を示す図である。図12において、符号95はキャンセラ回路500の出力である。なお、実施の形態5における送受信回路の構成、及びキャンセルトレーニング以外の動作は、実施の形態4と同様である。
次に、動作について説明する。まず、閾値を設定しないでキャンセルトレーニングを行う場合、キャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの際の振幅及び位相の走査は、キャンセラ回路500の出力95が最小となるまで行われる。即ち、キャンセラ用制御回路600は、キャンセラ回路500の出力95が最小であることを検出した場合に、キャンセルトレーニングを終了する。
次に、キャンセルトレーニング終了と判定する閾値を事前に設定した上でキャンセルトレーニングを行う場合、キャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングにおける振幅及び位相の走査は、キャンセラ回路500の出力95が閾値を下回ったとキャンセラ用制御回路600が判定したときに終了する。ここで、キャンセルトレーニング時間は、閾値を設けない場合に対して閾値を設けた場合の方が短くなる。
以上のように、実施の形態5によれば、事前に設定された閾値を用いて、キャンセラ用制御回路600がキャンセルトレーニングを開始するため、キャンセルトレーニングの終了までの時間を短縮させることができる。
実施の形態6.
実施の形態6では、キャンセルトレーニングの際に、2段階に分けて振幅及び位相を走査する場合の例について説明する。図13は、この発明の実施の形態6による送受信回路を示す構成図である。図13において、実施の形態6のキャンセラ用制御回路600は、第1の振幅走査制御手段101、第2の振幅走査制御手段102、第1の位相走査制御手段103、及び第2の位相走査制御手段104を有している。実施の形態6の他の構成は、実施の形態4と同様である。
図14は、この発明の実施の形態6による送受信回路で使用される位相調整量情報及び振幅調整量情報を示す図である。図14において、符号91は振幅調整量情報であり、符号92は位相調整量情報である。図15,16は、図13のキャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。図15,16において、符号6801は第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104による走査が可能な振幅及び位相の範囲である。図15,16に示す他の信号は、図11に示す信号と同様である。
次に、動作について説明する。図17は、図13のキャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。図17において、まず、ステップS601では、送信回路300が無変調信号をキャンセラ回路500に送信する。次に、ステップS602では、第1の位相走査制御手段103が無変調信号に対して粗い角度で位相走査を行う。
この走査では、第1の位相走査制御手段103が、位相調整量情報92の下位8ビットを24.5度単位で変化させながら振幅調整量情報92を可変移相器52に送信し、調整用信号Bの位相を変化させる。そして、合成器53によって、位相を変化させた後の調整用信号Bと回り込み信号A65とが合成されて、合成信号Cとされる。この合成信号Cの一部が分配器54を経由して検波器55に送られ、検波器55の出力をキャンセラ用制御回路600が読み取る。この走査の際に、合成信号Cを最小にするための位相量を第1の位相走査制御手段103が得る。
次に、ステップS603では、ステップS602で得た位相量で位相調整量を固定し、第1の振幅走査制御手段101が無変調信号に対して粗い減衰量で振幅走査を行う。この走査では、キャンセラ用制御回路600が、振幅調整量情報91の下位8ビットを1.6dB単位で変化させながら、可変減衰器51に振幅調整量情報91を送信し、調整用信号Bの振幅を変化させる。
そして、合成器53によって、振幅を変化させた後の調整用信号Bと回り込み信号A65とが合成されて、合成信号Cとされる。この合成信号Cの一部が分配器54を経由して検波器55に送られ、検波器55の出力をキャンセラ用制御回路600が読み取る。この走査の際に、合成信号Cを最小にするための振幅量を第1の振幅走査制御手段101が得る。
次に、ステップS604では、ステップS602で得た位相量とステップS603で得た振幅量を中心に、第2の振幅走査制御手段102が細かい減衰量での振幅走査を行うとともに、第2の位相走査制御手段104が細かい角度での位相走査を行う。この走査では、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104による振幅及び位相の走査が可能な振幅及び位相の範囲6801において、振幅調整量情報91の下位4ビット〜8ビットを0.1dB単位で可変させながら振幅調整量情報91を可変減衰器51に送信するとともに、位相調整量情報92の下位4ビット〜8ビットを1.53deg単位で可変させながら位相調整量情報92を可変移相器52に送信し、調整用信号Bの振幅及び位相を変化させる。
そして、合成器53によって、振幅及び位相を変化させた後の調整用信号Bと回り込み信号A65とが合成されて、合成信号Cとされる。この合成信号Cの一部が分配器54を経由して検波器55に送られ、検波器55の出力をキャンセラ用制御回路600が読み取る。この走査の際に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が、合成信号Cを最小にするための振幅量及び位相量を得て、キャンセルトレーニングを終了する。なお、実施の形態6の送受信回路のその他の動作については、実施の形態1,4と同様である。
以上のように、実施の形態6によれば、粗い角度で位相走査を制御する第1の位相走査制御手段103と、手段と細かい角度で位相走査を制御する第2の位相走査制御手段104と、粗い減衰量で振幅走査を制御する第1の振幅走査制御手段101と、細かい減衰量で振幅走査を制御する第2の振幅走査制御手段102とを組合せてキャンセルトレーニングを行うので、キャンセルトレーニング終了までの時間をより短縮できる。
なお、実施の形態6において、可変減衰器51及び可変移相器52のそれぞれをアナログ又はデジタルのいずれにおいて実現させた場合でも、実施の形態6と同様に、キャンセルトレーニング終了までの時間を短縮できる。
また、実施の形態6において、可変減衰器51及び可変移相器52のそれぞれを1つ又は複数で実現させても、実施の形態6と同様に、キャンセルトレーニング終了までの時間を短縮できる。
さらに、実施の形態6において、先に第1の振幅走査制御手段が振幅走査を行い、その次に第1の位相走査制御手段が位相走査を行っても、実施の形態6と同様に、キャンセルトレーニング終了までの時間を短縮できる。
実施の形態7.
実施の形態7では、キャンセルトレーニングの際に、キャンセラ回路500内の調整用スイッチ56のON・OFFを切り替えて、位相及び振幅の走査を行う場合の例について説明する。図18は、この発明の実施の形態7による送受信回路を示す構成図である。図18において、実施の形態7の送受信回路の構成の概要は、実施の形態6の送受信回路の構成と同様であり、キャンセラ回路500が調整用スイッチ56を有する点が実施の形態6とは主に異なる。調整用スイッチ56のON・OFFの切り替えは、キャンセラ用制御回路600によって制御される。
図19は、図18のキャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。図19において、符号6713は調整用スイッチ56をOFF時の合成信号C10である。図19に示す他の信号は、図11,15,16に示す信号と同様である。
図20は、図18のキャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。図20において、まず、ステップS701では、送信回路300が無変調信号をキャンセラ回路500に送信する。次に、ステップS702では、キャンセラ用制御回路600が調整用スイッチ56をOFFにする。
次に、ステップS703では、キャンセラ用制御回路600が合成信号C10=回り込み信号Aと設定する。次に、ステップS704では、キャンセラ用制御回路600が調整用スイッチ56をONにする。次に、ステップS705では、第1の位相走査制御手段103が粗い減衰量での振幅走査を行う。具体的に、第1の振幅走査制御手段101が、調整用信号B66の振幅を回り込み信号A65の振幅と等しくなるように設定し、そのときの振幅量を得る。
次に、ステップS706では、ステップS705で得た振幅量で調整用信号B66の振幅量を固定し、第1の位相走査制御手段103による粗い角度での位相走査を行う。この動作については、実施の形態6のステップS602の動作と同様である。この走査の際に、第1の位相走査制御手段103が、合成信号C12を最小にするための位相量を得る。
次に、ステップS707では、ステップS705で得た振幅量と、ステップS706で得た位相量とを中心に、第2の振幅走査制御手段102による細かい減衰量での振幅走査、及び第2の位相走査制御手段104による細かい角度での位相走査を行う。この動作は、実施の形態6のステップS604の動作と同様である。この走査の際に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が、合成信号C13を最小にするための振幅量及び位相量を得て、キャンセルトレーニングを終了する。
以上のように、実施の形態7によれば、キャンセルトレーニングの最初の段階で、キャンセラ用制御回路600が調整用スイッチ56のON・OFFを切り替えて、回り込み信号Aの振幅及び位相を得て、その後に、第1の振幅走査制御手段101及び第1の位相走査制御手段103が振幅走査及び位相走査を行う。これにより、回り込み信号Aの振幅量に、調整用信号Bの振幅量を容易に合わせることができ、第1の振幅走査制御手段101の振幅走査の回数が少なくなるため、キャンセルトレーニングの終了までの時間をより短縮できる。
実施の形態8.
実施の形態8では、キャンセルトレーニングの際に、第1の位相走査制御手段103による位相走査後の調整信号を用いて、第1の振幅走査制御手段101が位相走査を行う場合の例について説明する。なお、実施の形態8の送受信回路の構成は、実施の形態6の送受信回路の構成と同様である。
図21は、この発明の実施の形態8の送受信回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。図21において、符号6617は第1の位相走査制御手段103による走査で合成信号C67を最小にするための調整用信号B10であり、符号6618は調整用信号B106617から合成信号C106717の分だけ減衰後の調整用信号B11であり、符号6717は第1の位相走査制御手段103による走査終了後の合成信号C10である。
図22は、この発明の実施の形態8の送受信回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。図22において、まず、ステップS801では、送信回路300が無変調信号をキャンセラ回路500に送信する。次に、ステップS802では、第1の位相走査制御手段103が粗い角度で位相走査を行う。この動作については、実施の形態6のステップS602の動作と同様である。この走査の際に、第1の位相走査制御手段103が、合成信号C67を最小にするための調整用信号B106617とその位相量と合成信号C106717とを得る。
次に、ステップS803では、ステップS802で得た位相量で固定し、第1の振幅走査制御手段101が、以下の演算を行い、新たに調整用信号B116618の振幅量を得る。
調整用信号B116618(dB)
=調整用信号B106617(dB)−|合成信号C106717(dB)|
次に、ステップS804では、ステップS803で得た振幅量により、第1の振幅走査制御手段101による粗い減衰量での振幅走査を行う。この動作は、実施の形態6のステップS603の動作と同様である。この走査の際に、第1の振幅走査制御手段101が、合成信号C12を最小にするための振幅量を得る。
次に、ステップS805では、ステップS802で得た位相量とステップS804で得た振幅量とを中心に、第2の振幅走査制御手段102が細かい減衰量での振幅走査を行うとともに、第2の位相走査制御手段104が細かい角度での位相走査を行う。この動作は、実施の形態6のステップS604と同様である。この走査の際に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が、合成信号C13を最小にするための振幅量及び位相量を得て、キャンセルトレーニングを終了する。
以上のように、実施の形態8によれば、第1の振幅走査制御手段101が、調整用信号B106617と合成信号C106717(dB)の絶対値との差から調整用信号B116618の振幅量を求めて、その振幅量を用いて振幅走査を行う。これにより、第1の振幅走査制御手段101の振幅走査の回数が少なくなるため、キャンセルトレーニングの終了までの時間をより短縮できる。
実施の形態9.
実施の形態9では、第1の位相走査制御手段103が、調整用信号の位相を90度単位で変化させながら位相走査を行う場合の例について説明する。なお、実施の形態9の送受信回路の構成は、実施の形態7の送受信回路の構成と同様である。図23は、この発明の実施の形態9の送受信回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。図23に示す各信号は、図11,15,16に示す信号と同様である。
図24は、この発明の実施の形態9の送受信回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。図24において、まず、ステップS901〜ステップS905の動作は、実施の形態7のステップS701〜ステップS705の動作と同様である。
次に、ステップS906では、ステップS905で得た振幅量で固定し、第1の位相走査制御手段103による粗い角度での位相走査を行う。この走査では、第1の位相走査制御手段103が、位相調整量情報94の下位10ビットを90度単位で可変させながら調整用信号の位相を変化させる。この動作は、実施の形態6のステップS602の動作と同様である。この走査の際に、第1の位相走査制御手段103が、合成信号C11を最小にするための位相量θと、合成信号C11を2番目に小さくするための位相量θとを得る。
次に、ステップS907では、第1の位相走査制御手段103は、ステップS906で得た位相量θと位相量θとの中間の位相量θ、及びその位相量θでの合成信号C122を得る。そして、第1の位相走査制御手段103は、各々の位相量に対応する3種類の合成信号において、大きさを最小にするための位相量θと、2番目に小さくするための位相量θとを得る。
次に、ステップS908では、第1の位相走査制御手段103は、ステップS907で得た位相量θと位相量θとの中間の位相量θ、及びその位相量θでの合成信号C123を得て、各々の位相量に対応する3種類の合成信号において、大きさを最小にするための位相量θと2番目に小さくするための位相量θとを得る。そして、第1の位相走査制御手段103は、この動作をもう数回繰り返す。
次に、ステップS909では、ステップS905で得た振幅量とステップS908で得た位相量とを中心に、第2の振幅走査制御手段102が細かい減衰量での振幅走査を行うとともに、第2の位相走査制御手段104が細かい角度で位相走査を行う。この動作は、実施の形態6のステップS604と同一である。この走査の際に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が、合成信号C13を最小にするための振幅量及び位相量を得て、キャンセルトレーニングを終了する。
以上のように、実施の形態9によれば、キャンセルトレーニングの際に、スイッチON・OFF切替によって、第1の振幅走査制御手段101が調整用信号の振幅量を回り込み信号のレベルに減衰させて粗い減衰量の振幅走査を行う。また、第1の位相走査制御手段103が、粗い角度で合成信号の最小値を走査する角度を1/2ずつ小さくなるように位相走査し、その後に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が、細かい減衰量での振幅走査と細かい減衰量での振幅走査とを行う。これにより、キャンセルトレーニングの終了までの時間を短縮できる。
実施の形態10.
実施の形態10では、キャンセルトレーニングの際に、2つの調整用スイッチ56,57のON・OFFを切り替える場合の例について説明する。図25は、この発明の実施の形態10による送受信回路を示す構成図である。図25において、実施の形態10の送受信回路の構成の概要は、実施の形態7の送受信回路の構成と同様であり、実施の形態10のキャンセラ回路500が、第1及び第2の調整用スイッチ56,57を有している点が主に異なる。第1及び第2の調整用スイッチ56,57のそれぞれのON・OFFの切り替えは、キャンセラ用制御回路600によって制御される。
図26は、図25のキャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。図26において、符号6630は合成信号C11の振幅と合成信号C10の振幅との差分だけ調整用信号B66を減衰させた後の調整用信号B12であり、符号6728は第1の調整用スイッチ56をOFFとし第2の調整用スイッチ57をONとした時の合成信号C10であり、符号6729は第1の調整用スイッチ56がONでありかつ第2の調整用スイッチ57がOFFである場合の合成信号C11である。図26に示す他の信号は、図11,15,16に示す信号と同様である。
図27は、図25のキャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。図27において、まず、ステップS1001では、送信回路300が無変調信号をキャンセラ回路500に送信する。次に、ステップS1002では、キャンセラ用制御回路600が第1の調整用スイッチ56をOFFにし、第2の調整用スイッチ57をONにする。
次に、ステップS1003では、第1の振幅走査制御手段101が合成信号C10=回り込み信号Aと設定する。次に、ステップS1004では、キャンセラ用制御回路600が第1の調整用スイッチ56をONにし、第2の調整用スイッチ57をOFFにする。次に、ステップS1005では、第1の振幅走査制御手段101が、合成信号C11=調整用信号Bと設定する。
次に、ステップS1006では、キャンセラ用制御回路600が、第1の調整用スイッチ56、及び第2の調整用スイッチ57を共にONにする。次に、ステップS1007にでは、第1の振幅走査制御手段101が次のように設定し、調整用信号B12の振幅量を得る。
調整用信号B12(dB)
=調整用信号B(dB)−(|合成信号C11(dB)|−|合成信号C10(dB)|
次に、ステップS1008で、ステップS1007で得た振幅量で固定し、第1の位相走査制御手段103が粗い角度での位相走査を行う。この動作は、実施の形態6のステップS602の動作と同様である。この走査の際に、合成信号C12を最小にするための位相量を得る。次に、ステップS1009では、ステップS1007で得た振幅量と、ステップS1108で得た位相量とを中心に、第2の振幅走査制御手段102が細かい減衰量での振幅走査を行うとともに、第2の位相走査制御手段104が細かい角度での位相走査を行う。この動作は、実施の形態6のステップS604の動作と同様である。この走査の際に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が、合成信号C14を最小にするための振幅量及び位相量を得て、キャンセルトレーニングを終了する。
以上のように、実施の形態10によれば、キャンセルトレーニングの際に、第1及び第2の調整用スイッチ56,57のON・OFFの切替によって、第1の振幅走査制御手段101が回り込み信号と調整用信号とのレベルの差を見出し、第1の位相走査制御手段102が粗い角度で位相走査をし、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が細かい減衰量での振幅走査と細かい減衰量での振幅走査をする。これにより、キャンセルトレーニングの終了までの時間を短縮できる。
実施の形態11.
実施の形態11では、キャンセルトレーニングの際に、粗い減衰量による振幅走査と粗い角度による位相走査とにより、調整用信号を回り込み信号のレベルに減衰させ、その後に、細かい減衰量による振幅走査と細かい角度による位相走査とを行う場合の例について説明する。図28は、この発明の実施の形態11による送受信回路で使用される位相調整量情報と振幅調整量情報とを示す図である。図28において、符号93は振幅調整量情報であり、符号94は位相調整量情報である。
図29は、この発明の実施の形態11の送受信回路によるキャンセルトレーニングの際の各信号のベクトルを示すベクトル図である。図29において、符号6611は回り込み信号Aを設定後の調整用信号B14であり、符号6707は第1の振幅走査制御手段101による減衰後の調整用信号B10と回り込み信号A65との合成信号C10であり、符号6708は調整用信号B10の位相を90度変化させた後の調整用信号B11と回り込み信号Aとの合成信号C11であり、符号6709は調整用信号B11の位相を90度変化させた後の調整用信号B12と回り込み信号Aとの合成信号C12であり、符号6710は調整用信号B12の位相を90度変化させた後の調整用信号B13と回り込み信号Aとの合成信号C13であり、符号6712は第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104による走査終了後の合成信号C15である。図29に示す他の信号は、図11,15,16に示す信号と同様である。
図30は、この発明の実施の形態11の送受信回路によるキャンセルトレーニングの動作を示すフローチャートである。図30において、まず、ステップS1101では、送信回路300が無変調信号をキャンセラ回路500に送信する。次に、ステップS1102では、第1の振幅走査制御手段101が、振幅調整量情報93を可変減衰器51に送って調整用信号B66を減衰させ、その減衰させた調整用信号B66と回り込み信号A65との合成信号C106707を得る。
次に、ステップS1103では、第1の位相走査制御手段103が、位相調整量情報94を用いて、調整用信号の位相を90度変化させて、合成信号C116708を得る。次に、ステップS1104では、第1の位相走査制御手段103が、位相調整量情報94を用いて、調整用信号の位相を90度変化させて、合成信号C126709を得る。次に、ステップS1105では、第1の位相走査制御手段103が、位相調整量情報94を用いて、調整用信号の位相を90度変化させて、合成信号C136710を得る。
次に、ステップS1106では、第1の振幅走査制御手段101は、次のように回り込み信号Aの振幅量を算出し、また、調整用信号B14=回り込み信号Aを設定して、調整用信号の振幅量を得る。
回り込み信号A
(合成信号C10+合成信号C11+合成信号C12+合成信号C13)/4
次に、ステップS1107では、第1の位相走査制御手段103が、ステップS1102〜S1105で得た4種類の合成信号から、最小の出力の位相量θと、2番目に小さい出力の位相量θとを得る。次に、ステップS1108では、ステップS1106で得た振幅量を中心とし、ステップS1107で得た位相量θ〜θの範囲において、第2の振幅走査制御手段102が細かい減衰量での振幅走査を行うとともに、第2の位相走査制御手段104が細かい角度での位相走査を行う。この動作は、実施の形態6のステップS604の動作と同様である。この走査の際に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104が、合成信号を最小にするための振幅量及び位相量を得て、キャンセルトレーニングを終了する。
以上のように、実施の形態11によれば、キャンセルトレーニングの際に、まず、第1の振幅走査制御手段101の粗い減衰量による振幅走査と、第1の位相走査制御手段103の粗い角度による位相走査とによって、調整用信号が回り込み信号のレベルに減衰され、この後に、第2の振幅走査制御手段102及び第2の位相走査制御手段104による細かい減衰量での振幅走査と細かい減衰量での振幅走査とが行われる。これにより、キャンセルトレーニングの終了までの時間を短縮できる。
なお、実施の形態11では、粗い角度による位相走査を90度毎に行ったが、この位相走査を45度毎、あるいは22.5度毎に行っても、実施の形態11と同様に時間を短縮できる。
実施の形態12.
実施の形態11では、キャンセルトレーニングの終了時に、そのキャンセルトレーニングで得た調整用信号の減衰量及び位相を保持(記憶)し、これらの調整用信号の減衰量及び位相を次回のキャンセルトレーニングに用いる場合の例について説明する。
図31は、この発明の実施の形態12による送受信回路を示す構成図である。図31において、実施の形態12の送受信回路の構成の概要は、実施の形態6の送受信回路の構成と同様であり、キャンセラ用制御回路600が振幅調整量情報用保持メモリ(保持手段)105と位相調整量情報用保持メモリ(保持手段)106とを有する点が主に異なる。
図32は、図31のキャンセラ用制御回路600によるキャンセルトレーニングの際のキャンセラ回路400の出力と振幅及び位相の走査とを説明するための図である。図32において、符号89は送信回路300からの回り込み信号に対して同振幅でありかつ逆位相である調整用信号の減衰量及び位相の点であり、符号95は1回目のキャンセルトレーニングにおけるキャンセラ回路500の出力であり、符号96は2回目以降のキャンセルトレーニングにおけるキャンセラ回路500の出力であり、符号891は1回目のキャンセルトレーニング開始時における調整用信号の減衰量及び位相の点であり、符号892は1回目のキャンセルトレーニング終了時における調整用信号の減衰量及び位相の点である。図32に示す他の信号等は図15,16に示す信号等と同様である。
次に、動作について説明する。まず、キャンセラ用制御回路600が1回目のキャンセルトレーニングを行う場合、その1回目のキャンセルトレーニングにおける振幅及び位相の走査は、開始時の点A891からキャンセラ回路出力95が最小となる点B892まで行われて、キャンセラ用制御回路600がキャンセルトレーニングを終了する。ここで、キャンセルトレーニング終了時の振幅(減衰量)の調整量、及び位相の調整量の情報は、それぞれ振幅調整量情報用保持メモリ105、及び位相調整量情報用保持メモリ106に保持される。
次に、キャンセラ用制御回路600が2回目のキャンセルトレーニングを行う場合、キャンセラ用制御回路600は、キャンセルトレーニング開始前に、1回目のキャンセルトレーニング終了時に保持した振幅(減衰量)調整量及び位相調整量の情報を、それぞれ振幅調整量情報用保持メモリ105及び位相調整量情報用保持メモリ106から読み出す。そして、キャンセラ用制御回路600は、読み出した振幅調整量及び位相調整量を、2回目のキャンセルトレーニングの開始時の振幅調整量及び位相調整量のそれぞれの初期値とする。
従って、前回のキャンセルトレーニング終了時の点B892が、今回のキャンセルトレーニングの開始点となる。キャンセルトレーニングは、キャンセラ回路500の出力96が最小となる点まで行われるが、この時間は1回目のキャンセルトレーニングの時間よりも短くなる。なお、実施の形態12におけるキャンセルトレーニングの動作は、実施の形態4の動作と同様である。
以上のように、実施の形態12によれば、キャンセラ用制御回路600が、振幅調整量情報用保持メモリ105及び位相調整量情報用保持メモリ106から前回のキャンセルトレーニングの終了時の振幅調整量及び位相調整量の情報を読み出し、その読み出した振幅調整量及び位相調整量の情報に基づいて、今回のキャンセルトレーニングの初期値を設定する。これにより、2回目以降のキャンセルトレーニングの時間を短縮できる。
1 送受共用器、2 アンテナ、10 制御処理回路、11 アナログデジタルインタフェース、21 局部発振器、22 第1の局発アンプ(飽和アンプ)、23 分配器、24 第2の局発アンプ(飽和アンプ)、25 第1のフィルタ、31 送信ミキサ、32 送信アンプ,第1の送信アンプ(未飽和アンプ)、33 第3のフィルタ、34 第2の送信アンプ(飽和アンプ)、35 切替用スイッチ、36 分配器、41 受信ミキサ、42 第2のフィルタ、51 可変減衰器、52 可変移相器、53 合成器、54 分配器、55 検波器、56 調整用スイッチ,第1の調整用スイッチ、57 第2の調整用スイッチ、100 制御回路、101 第1の振幅走査制御手段、102 第2の振幅走査制御手段、103 第1の位相走査制御手段、104 第2の位相走査制御手段、105 振幅調整量情報用保持メモリ(保持手段)、106 位相調整量情報用保持メモリ(保持手段)、150 応答器、200 局部発振回路、300 送信回路、400 受信回路、500 キャンセラ回路、600 キャンセラ用制御回路。

Claims (5)

  1. 局部発振信号を生成する局部発振回路と、
    前記局部発振信号を用いて信号を送信する送信回路と、
    前記局部発振信号を用いて信号を受信する受信回路と
    を備える送受信回路であって、
    前記送信回路及び前記局部発振回路の少なくともいずれか一方は、飽和状態で信号を増幅する飽和アンプを有する
    ことを特徴とする送受信回路。
  2. 信号を減衰させるための可変減衰器、信号の位相を変化させるための可変移相器、及び複数の信号を合成するための合成器を有し、前記送信回路及び前記受信回路に接続されたキャンセラ回路と、
    前記送信回路から前記キャンセラ回路が受けた送信信号に対して、前記可変減衰器による振幅調整と、前記可変移相器による位相調整とを行って、前記送信回路から前記受信回路へ送られる回り込み信号を前記合成器の合成によってキャンセルするための調整用信号を生成するキャンセラ用制御回路と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の送受信回路。
  3. 前記キャンセラ用制御回路は、
    前記調整用信号を生成する際に粗い角度で位相走査をする第1の位相走査制御手段と、
    前記第1の位相走査制御手段よりも細かい角度で位相走査をする第2の位相走査制御手段と、
    粗い減衰量で振幅走査をする第1の振幅走査制御手段と、
    前記第1の振幅走査制御手段よりも細かい減衰量で振幅走査をする第2の振幅走査制御手段と
    を有することを特徴とする請求項2記載の送受信回路。
  4. 前記キャンセラ用制御回路は、
    前記調整用信号の前記可変減衰器の振幅調整による振幅の走査と前記可変移相器の位相調整による位相の走査とを行うことにより前記回り込み信号に対応するように前記調整用信号の振幅及び位相を決定するキャンセルトレーニングを行い、
    前記キャンセルトレーニングで得た振幅調整量及び位相調整量の情報を保持する保持手段を有し、
    2回目以降の前記キャンセルトレーニングの際に、過去に行った前記キャンセルトレーニングについての前記保持手段に保持された振幅調整量及び位相調整量の情報に基づいて、2回目以降の前記キャンセルトレーニングの初期値を設定する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の送受信回路。
  5. 前記送信回路は、
    前記飽和アンプとしての第1の送信アンプと、
    未飽和状態で信号を増幅する第2の送信アンプと、
    送信信号の出力先を前記第1の送信アンプと前記第2の送信アンプとの一方から他方に切り替える切替用スイッチと
    を有し、
    前記切替用スイッチは、送信信号の種類に応じて、送信信号の出力先を前記第1の送信アンプと前記第2の送信アンプとの一方から他方に切り替える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の送受信回路。
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