JP2012128624A - 電子機器、および、電子機器の制御方法 - Google Patents

電子機器、および、電子機器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力量を抑えた低消費電力の動作モードにおいて制御手段を停止させ、この低消費電力の動作モードから通常の動作モードに移行する際の制御を効率よく行うことが可能な電子機器、及び、電子機器の制御方法を提供する。
【解決手段】CPU41の制御に従って処理対象物を処理する駆動部40と、CPU41により駆動部40を制御するためのデータを記憶するSDRAM43と、を備え、CPU41は、通常動作モードと低消費電力モードとを切り換えて実行可能に構成され、低消費電力モードへの移行時にSDRAM43にスリープ識別情報を記憶させ、低消費電力モードでは所定時間ごとに起動してSDRAM43に記憶されたスリープ識別情報を検出し、スリープ識別情報が検出された場合は低消費電力モードを継続する一方、スリープ識別情報が検出されなかった場合は通常動作モードに移行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、省電力機能を備えた電子機器、および、電子機器の制御方法に関する。
従来、記録媒体に記録を行うプリンター等の電子機器において、待機時の消費電力量を抑えるために低消費電力の動作モードを備えるものがあった。通常、この低消費電力の動作モードでは、モーター等の消費電力量の大きい装置への電源供給が停止されるが、より一層の消費電力量の抑制を図るため、機器全体を制御する制御手段への電源供給をも停止するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−65571号公報
ところで、制御手段への電源供給を停止してしまうと、制御手段自身が低消費電力の動作モードの実行中であることを識別できなくなる。このため、低消費電力の動作モードから通常の動作モードに移行する場合に、低消費電力の動作モードからの復帰であることを制御手段が識別できないという問題があった。この問題を解決するため、例えば特許文献1記載の画像形成装置は、低消費電力の動作モードから復帰する場合に、電源投入時とは異なる信号を制御手段に入力して制御手段を起動する専用の回路を設けていたが、この専用の回路等を設けることで装置構成の複雑化を招くという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、低消費電力の動作モードにおいて制御手段を停止させて省電力化を図るとともに、装置構成の複雑化を招くことなく、低消費電力の動作モードから通常の動作モードに移行する際の制御を効率よく行うことが可能な電子機器、及び、電子機器の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、制御手段と、前記制御手段の制御に従って処理対象物を処理する処理手段と、前記制御手段により前記処理手段を制御するためのデータを記憶する揮発性メモリーと、前記揮発性メモリーをリフレッシュしてデータを保持するリフレッシュ手段と、を備え、前記制御手段は、通常動作モードと、前記揮発性メモリー及び前記リフレッシュ手段への電源供給を維持する一方で前記処理手段への電源供給を停止する低消費電力モードとを切り換えて実行可能に構成され、前記通常動作モードから前記低消費電力モードへの移行時に前記揮発性メモリーにスリープ識別情報を記憶させ、前記低消費電力モードでは所定時間ごとに起動して前記揮発性メモリーに記憶されたスリープ識別情報を検出し、前記スリープ識別情報が検出された場合は前記低消費電力モードを継続する一方、前記スリープ識別情報が検出されなかった場合は前記通常動作モードに移行することを特徴とする。
本発明によれば、制御手段が低消費電力モードに移行する際にリフレッシュ可能な揮発性メモリーにスリープ識別情報を記憶させるため、例えば電源電圧の異常等が発生した場合には、リフレッシュに失敗してスリープ識別情報が失われることで、異常の痕跡が残される。このため、低消費電力モードで制御手段を停止させても、制御手段が揮発性メモリーのスリープ識別情報を検出することで、低消費電力モード中の異常の有無、及び、低消費電力モードで動作していることを制御手段が識別できる。また、この識別には制御手段が制御のために使用する揮発性メモリーを使用するので回路構成を追加する必要がない。従って、装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードにおいて制御手段をも停止させて格段の低消費電力化を可能とし、かつ、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際には制御手段が低消費電力モードからの復帰であることを識別するので効率の良い制御を行える。
また、本発明は、上記の電子機器において、前記低消費電力モードにおいて所定時間が経過すると前記制御手段を起動させる起動手段を備え、前記制御手段は、起動時に前記揮発性メモリーに記憶されたスリープ識別情報を検出することを特徴とする。
本発明によれば、制御手段を所定時間が経過する毎に起動させる機能を起動手段が実行するので、制御手段は起動時にスリープ識別情報を検出するよう設定されていればよい。このため、制御手段が所定時間を計時する必要がないので、低消費電力モードにおいて起動手段が制御手段を起動するまでの間は制御手段の機能をほぼ完全に停止させることができる。これにより、装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードで制御手段への電源供給を停止して省電力化を図ることができる。
また、本発明は、上記の電子機器において、前記起動手段の制御により、前記制御手段への電源の供給および供給停止を切り換えるスイッチを備え、前記起動手段は、前記制御手段が前記低消費電力モードに移行すると前記スイッチにより前記制御手段への電源供給を停止させ、所定時間が経過すると前記制御手段への電源供給を復帰させることを特徴とする。
本発明によれば、制御手段自身の制御によって低消費電力モードにおける制御手段への電源供給を停止させることができ、単純な構成により、所定時間毎に制御手段を起動させることができる。また、スイッチにより制御手段への電源供給を開始した場合であっても、スリープ識別情報を検出することで、制御手段は低消費電力モードからの復帰なのか電源投入なのかを区別できるので、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際に効率の良い制御を行える。
また、本発明は、上記の電子機器において、前記低消費電力モードにおいて前記揮発性メモリー及び前記リフレッシュ手段に供給される電圧の低下を検出した場合に前記制御手段を起動させる電圧監視手段を備え、前記制御手段は、前記電圧監視手段により電圧の低下が検出された場合には、前記揮発性メモリーにおける前記スリープ識別情報の検出を行わずに起動することを特徴とする。
本発明によれば、低消費電力モードにおいて、スリープ識別情報を検出するまでもなく異常が検出された場合には速やかに通常起動するので、異常発生時に速やかに対処できる。
また、本発明は、上記の電子機器において、前記制御手段は、電源投入時に所定のプログラムを読み出して前記揮発性メモリーに展開して実行する起動シーケンスを実行することを特徴とする。
本発明によれば、所定のプログラムを読み出して揮発性メモリーに展開する起動シーケンスを実行する電子機器が、特別な回路を追加することなく、低消費電力モードにおいて制御手段を停止させても、起動シーケンスを行わずに低消費電力モードから通常動作モードへ復帰できる。つまり、制御手段が、起動シーケンスの要否を的確に判別し、必要な場合のみ起動シーケンスを実行するので、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際に効率の良い制御を行える。
また、本発明は、上記の電子機器において、前記揮発性メモリーは、前記リフレッシュ手段を具備するセルフリフレッシュ機能付のメモリーデバイスであることを特徴とする。
本発明によれば、低消費電力モードでは、このセルフリフレッシュ機能付きのメモリーデバイスに電源を供給していれば制御手段への電源供給を停止できるので、より一層の低消費電力化が可能である。また、制御手段が制御に利用するセルフリフレッシュ機能付きのメモリーデバイスを用いることで、装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際の制御を効率化できる。
また、本発明は、上記の電子機器において、前記処理手段として、前記制御手段の制御に従って記録媒体を搬送する搬送モーターおよび前記記録媒体に記録を行う記録部を有する記録装置であることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体に記録を行う記録装置において、装置構成を複雑化することなく待機電力の低減を図ることができ、また、低消費電力モードから通常動作モードに速やかに復帰できる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、制御手段と、前記制御手段の制御に従って処理対象物を処理する処理手段とを備えた電子機器の制御方法であって、前記制御手段によって、通常動作モードと、前記処理手段への電源供給を停止する低消費電力モードとを切り換えて実行し、前記通常動作モードから前記低消費電力モードへの移行時にはリフレッシュ手段を備えた揮発性メモリーにスリープ識別情報を記憶させ、前記低消費電力モードでは所定時間ごとに起動して前記揮発性メモリーに記憶されたスリープ識別情報を検出し、前記スリープ識別情報が検出された場合は前記低消費電力モードを継続する一方、前記スリープ識別情報が検出されなかった場合は前記通常動作モードに移行することを特徴とする。
本発明によれば、電子機器の制御手段が低消費電力モードに移行する際にリフレッシュ可能な揮発性メモリーにスリープ識別情報を記憶させるため、例えば電源電圧の異常等が発生した場合には、リフレッシュに失敗してスリープ識別情報が失われることで、異常の痕跡が残される。このため、低消費電力モードで制御手段を停止させても、制御手段が揮発性メモリーのスリープ識別情報を検出することで、低消費電力モード中の異常の有無、及び、低消費電力モードで動作していることを制御手段が識別できる。また、この識別には制御手段が制御のために使用する揮発性メモリーを使用するので回路構成を追加する必要がない。従って、電子機器の装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードにおいて制御手段をも停止させて格段の低消費電力化を可能とし、かつ、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際には制御手段が低消費電力モードからの復帰であることを識別するので効率の良い制御を行える。
本発明によれば、電子機器の装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードにおいて制御手段をも停止させて格段の低消費電力化を可能とし、かつ、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際には制御手段が低消費電力モードからの復帰であることを識別するので効率の良い制御を行える。
本発明の実施形態に係るプリンターの構成を示すブロック図である。 プリンターの動作を示すフローチャートである。 プリンターの各部が入出力する信号のタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るプリンター1(電子機器)のブロック図である。
プリンター1は、記録媒体に文字や画像等を記録(印刷)する記録装置である。本実施形態では、プリンター1が、本体ケース(図示略)内に収容した処理対象物としての感熱ロール紙(図示略)に対し、ラインサーマルヘッドによって熱を与え、文字や画像等を印刷するラインサーマルプリンターである場合を例に挙げて説明する。
プリンター1は、制御プログラムを実行してプリンター1の各部を制御するCPU41(制御手段)、CPU41が実行する制御プログラムや設定値等のデータを記憶するROM42、CPU41が実行する制御プログラムや処理対象のデータを展開するワークエリアを形成するSDRAM43(揮発性メモリー)、および、プリンター1の外部のホストコンピューター100に接続されるインターフェイス(I/F)部46を備えている。また、プリンター1は、CPU41を含む制御系により制御される駆動部40(処理手段)として、CPU41の制御に従ってロール紙を搬送する搬送モーター44、および、搬送モーター44により搬送されるロール紙に有色のドットを形成して文字や画像を記録する記録ヘッド45(記録部)を備えている。各部はバス47を介して相互に接続されている。
SDRAM43は、リフレッシュを必要とする半導体メモリーで構成され、例えば、セルフリフレッシュ機能を有するメモリーコントローラー(図示略)と一体に実装されたメモリーデバイスで構成される。
CPU41は、電源供給が開始されると、起動シーケンスを実行し、ROM42に記憶された制御プログラムおよびデータを読み出して、SDRAM43にコピー(展開)する。そして、CPU41はSDRAM43に展開したプログラムを実行し、プリンター1の各部を制御する。CPU41は、プリンター1の電源がオフにされるまで、SDRAM43に展開されたプログラムを実行する。
また、CPU41は、インターフェイス部46を介してホストコンピューター100との間で各種データを送受信し、ホストコンピューター100から送信される印刷コマンドおよび印刷データに基づいて駆動部40の搬送モーター44および記録ヘッド45を制御し、印刷を実行する。
また、プリンター1の本体(図示略)には、ロール紙を搬送させるフィードスイッチ等のスイッチを備えた操作パネル(図示略)が設けられ、この操作パネルのスイッチ操作に応じて、CPU41は駆動部40を動作させる。
搬送モーター44は、ロール紙に接する搬送ローラーに連結され、搬送モーター44の回転に伴って搬送ローラーが回転することにより、ロール紙が排出口に向けて搬送される。プリンター1は、記録ヘッド45による印刷後のロール紙を排出口付近で切断するカッターユニット(図示略)と、このカッターユニットを動作させるカッター駆動モーターを備えていてもよい。この場合、カッター駆動モーターはCPU41の制御によって所定のタイミングでカッターユニットの刃を移動させ、ロール紙をカットする。このカッター駆動モーターを備えた構成においては、駆動部40にカッター駆動モーターが含まれる。
プリンター1には、商用交流電源Pに接続されたACアダプター2が接続されている。ACアダプター2は、例えば交流100ボルトの商用交流電源Pを整流および電圧変換して、24ボルトの直流電力をプリンター1に供給する。プリンター1は、ACアダプター2から供給される電力をプリンター1の各部に供給するDC/DCコンバーター31を備えている。
DC/DCコンバーター31は、ACアダプター2から供給される24ボルトの直流電力を電圧変換し、例えば3.3ボルトの直流電力を生成して出力する。このDC/DCコンバーター31が出力する3.3ボルトの直流電力は、主として制御基板に実装されたデバイスを動作させる電源となり、具体的にはCPU41、ROM42、SDRAM43、及びインターフェイス部46を含む各部の駆動電源となる。
また、DC/DCコンバーター31は、駆動部40の各部に対して、ACアダプター2から供給される24ボルトの直流電力を供給する。駆動部40はモーターやヘッドなど比較的大きな電力を要する機器であるため、制御基板に実装されたデバイスより高電圧で駆動される。
DC/DCコンバーター31の出力段にはスイッチ33が設けられており、このスイッチ33を介してCPU41及びROM42に電源(VDD)が供給される。スイッチ33は、例えばFET(Field Effect Transistor)で構成され、タイマー回路34から入力される信号に従ってゲート電圧が切り換えられ、ゲート電圧がハイレベルの状態で、DC/DCコンバーター31からCPU41及びROM42に電流が流れるようになっている。タイマー回路34(起動手段)は、CPU41からトリガーが入力されると計時を開始し、この計時中はスイッチ33をオフにして電力供給を遮断し、設定された時間が経過するとスイッチ33をオンに切り換えて動作を停止する。従って、スイッチ33は、通常の動作中はオンとなっており、CPU41がタイマー回路34にトリガーを出力すると、それから所定時間だけオフになる。
これに対し、SDRAM43はDC/DCコンバーター31の出力段に接続されている。上述のようにSDRAM43はセルフリフレッシュ機能を有するコントローラーと半導体メモリー素子を備え、これらのコントローラー及び半導体メモリー素子に対し、DC/DCコンバーター31から常時直流電源(PRE_VDD)が供給される。
また、プリンター1は、DC/DCコンバーター31が出力する電源電圧(PRE_VDD)を監視する電圧監視部32(電圧監視手段)を備えている。電圧監視部32は、電源電圧(PRE_VDD)が所定値以下(定格範囲を逸脱する電圧値以下)に低下したことを検出する低電圧検出器であって、電源電圧(PRE_VDD)の低下を検出するとCPU41及びタイマー回路34にPSC信号を出力する。
プリンター1は、電源投入から所定時間は通常の動作モードで動作し、ホストコンピューター100から送信される印刷コマンドに従って印刷を行う。そして、ホストコンピューター100から印刷コマンドを受信せず、上記の操作パネル(図示略)の操作も行われない状態(いわゆる待機状態)が所定時間以上継続した場合には、低消費電力モードに移行する。この低消費電力モードでは、CPU41の制御によって、DC/DCコンバーター31から駆動部40への電源供給がオフにされ、さらに、スイッチ33によりCPU41及びROM42を含む各部への電力供給が遮断される。このため、低消費電力モードではDC/DCコンバーター31、電圧監視部32、タイマー回路34及びSDRAM43に対してのみ電力が供給される。
この低消費電力モードでは、駆動部40だけでなく、CPU41及びROM42への電源供給が停止するので、消費電力量を非常に少ないレベルに抑えることができる。
この低消費電力モードではCPU41の電源を遮断するので、低消費電力モードから通常の動作モードに復帰する場合等、再びCPU41に電源が供給されると、CPU41自身は低消費電力モードであったことを検知できないため、電源が投入された時と同様の動作を行う。
上述したように、プリンター1の起動時には、ROM42のプログラム及びデータをSDRAM43にコピーして展開する起動シーケンスをCPU41が実行する。ところが、この起動シーケンスを低消費電力モードから通常の動作モードに復帰するたびに行うと、低消費電力モードから通常動作モードへ復帰する処理に要する時間が長くなってしまい、現実的でない。
そこで、プリンター1は、CPU41が低消費電力モードにおいて所定時間毎に起動し、この起動時に、SDRAM43が記憶しているプログラムやデータが正常に保持されていることを検出する構成とした。以下、低消費電力モードへの移行に関するプリンター1の動作について説明する。
図2は、プリンター1の動作を示すフローチャートである。
この図2の動作はプリンター1の電源がオンにされた場合に開始される。電源投入後、プリンター1ではCPU41が通常起動シーケンスを開始し(ステップS11)、ROM42に記憶されているプログラムやデータをSDRAM43に展開する(ステップS12)。この起動シーケンスが終了してSDRAM43に記録されたプログラムが実行可能になると、CPU41は、動作指示を待機する待機状態に移行するとともに、内蔵するカウンター(図示略)の機能により、待機状態となっている時間をカウントする(ステップS13)。
待機状態において、CPU41は、ホストコンピューター100から送信された印刷コマンドを受信したか否かを継続して検出する(ステップS14)。印刷コマンドと印刷データを受信した場合は(ステップS14;Yes)、カウンターをリセットしてカウント値をクリアし(ステップS15)、受信した印刷コマンド及び印刷データに従って駆動部40の搬送モーター44及び記録ヘッド45を制御し、印刷を実行する(ステップS16)。その後、プリンター1の動作停止が指示された場合またはプリンター1の電源がオフにされた場合には(ステップS17;Yes)、プリンター1は本処理を終了する。一方、プリンター1が動作を続ける場合はステップS13に戻る。
一方、待機状態においてホストコンピューター100からの印刷コマンドを受信していない間(ステップS14;No)、CPU41は、カウンターのカウント値が、予めROM42に記憶され、SDRAM43に展開された移行基準値に達したか否かを判別する(ステップS18)。ここで、カウント値が移行基準値に達していない場合(ステップS18;No)、CPU41はステップS14に戻る。また、カウント値が移行基準値に達した場合(ステップS18;Yes)、CPU41は、低消費電力モードへ移行する。
CPU41は、低消費電力モードへ移行する前に、SDRAM43の特定の領域にスリープ識別情報を記憶させ(ステップS19)、SDRAM43のセルフリフレッシュ機能を起動することにより、SDRAM43をセルフリフレッシュモードに移行させる(ステップS20)。スリープ識別情報は、例えば適当な文字列でよい。SDRAM43に展開されるプログラムやデータに、スリープ識別情報と同じ文字列が含まれていても、スリープ識別情報は特定の領域に書き込まれるので、スリープ識別情報が誤検出される可能性はない。スリープ識別情報が書き込まれる領域は予め決められていて、通常の処理に係るプログラムやデータが書き込まれない領域であることが好ましい。例えば、通常の起動シーケンスにおいてROM42のプログラムやデータをSDRAM43に展開する際に、これらプログラムやデータの書込順序及びデータ量から求められる空き領域に、スリープ識別情報を書き込んでもよいし、スリープ識別情報が書き込まれる領域に対するプログラムやデータの書き込みを禁止してもよい。
なお、SDRAM43のリフレッシュ機能は、低消費電力モードでセルフリフレッシュが行われれば良いので、通常動作モードでセルフリフレッシュ機能を行う構成としてもよいし、通常動作モードではCPU41の制御によってリフレッシュが行われる構成としてもよい。
SDRAM43をセルフリフレッシュモードに移行させた後、CPU41は、駆動部40への電源供給を停止させ、タイマー回路34にトリガーを出力して(ステップS21)、予め設定された時間(例えば、2秒)の計時を開始させる。ここで、タイマー回路34は、スイッチ33をオフに切り換えさせ、計時を開始する(ステップS22)。これにより、CPU41及びROM42を含むプリンター1の各部への電源供給が停止して、低消費電力モードが開始される。
タイマー回路34は、低消費電力モードにおいて予め設定された時間まで計時したか否かを監視し(ステップS23)、設定された時間で計時が終了した場合(ステップS23;Yes)、タイマー回路34からスイッチ33にパルスが出力され、スイッチ33がオンに切り替わる(ステップS24)。
ここで、CPU41に電源が投入されるので、CPU41は、電源オフから電源オンになった場合の規定の動作として、SDRAM43の特定の領域においてスリープ識別情報を検出する(ステップS25)。CPU41は、CPU41自身の電源供給がオフの状態からオンに切り替わった場合に、その電源供給の切り替わりが、プリンター1の電源投入によるものか、低消費電力モードからの復帰であるのかに関わらず、ステップS25の動作を行うよう設定されている。
SDRAM43の特定の領域においてスリープ識別情報が検出された場合(ステップS26;Yes)、CPU41は、ステップS21に戻り、タイマー回路34にトリガーを出力する。これにより、再びCPU41への電源供給が絶たれ、低消費電力モードが継続される。
また、SDRAM43の特定の領域においてスリープ識別情報が検出されなかった場合には(ステップS26;No)、CPU41はステップS11に戻って通常起動シーケンスを実行する。
ステップS26でスリープ識別情報が検出されないケースは、以下の2通りが考えられる。
(1)プリンター1の電源投入によりCPU41の電源がオンになった場合。揮発性メモリーであるSDRAM43には何もデータが保持されていないため、スリープ識別情報も検出されない。
(2)低消費電力モードでSDRAM43のセルフリフレッシュ機能により保持されていたデータが、電圧低下等のトラブルによって失われた場合。この場合、スリープ識別情報以外のデータも、正しい状態であることが保証できない。
この(1)、(2)のどちらの場合も、ステップS11でSDRAM43に展開されたプログラムやデータを実行することはできないので、CPU41はステップS11に戻って、ROM42のプログラム及びデータをSDRAM43に展開する。
このように、プリンター1は、低消費電力モードでCPU41に対する電源供給を停止させ、かつ、CPU41が電源オンとなったときに、低消費電力モードからの復帰であってSDRAM43に展開されたプログラムを実行可能なのか、或いは通常の起動シーケンスが必要なのかを判別できる。この判別に、印刷制御プログラムを展開するセルフリフレッシュ機能付きのSDRAM43を利用するため、CPU41を制御するための新たな回路を必要とせず、装置構成を複雑化することなく容易に実現できる。
また、図2に示した動作においては、所定時間が経過する毎にタイマー回路34がパルスを出力し、CPU41が起動される。このとき、CPU41は、ホストコンピューター100から印刷コマンドが送信されたか、操作パネルが操作されたかを検出する構成としてもよく、この場合、低消費電力モードであっても所定時間毎に外部からの操作や外部装置からのコマンドを検出できるという利点がある。なお、上記実施形態において、低消費電力モードでインターフェイス部46にも電源が供給され、ホストコンピューター100からコマンドが送信されたことをインターフェイス部46が検出した場合に、インターフェイス部46からCPU41及びタイマー回路34に信号を出力し、低消費電力モードから復帰させる構成としても良い。
さらに、ステップS21で低消費電力モードに移行した後、プリンター1が備える電圧監視部32は、DC/DCコンバーター31が出力する電源電圧(PRE_VDD)を監視する。電源電圧(PRE_VDD)において定格範囲から逸脱する電圧低下が起こった場合に、タイマー回路34及びCPU41に対してPSC信号を出力し、このPSC信号が入力されたタイマー回路34は計時を終了してスイッチ33をオンにする。これによりCPU41の電源が投入され、CPU41はPSC信号に従って、SDRAM43のスリープ識別情報を検出することなく通常の起動シーケンスを実行する。電圧監視部32が電圧低下を検出した場合、この電圧低下によってSDRAM43のデータの信頼性が低下する。このため、SDRAM43のプログラムやデータに基づく動作を行わずに、起動シーケンスを実行することが最適である。
図3は、プリンター1の各部が入出力する信号のタイミングチャートである。
図中、(A)はACアダプター2から供給される直流24ボルトの電源電圧を示し、(B)はDC/DCコンバーター31がSDRAM43及びスイッチ33に出力する電源電圧(PRE_VDD)を示し、(C)はスイッチ33からCPU41及びROM42に供給される電源電圧(VDD)を示す。(D)はCPU41の動作状態を示し、(E)はタイマー回路34がスイッチ33に出力する信号を示し、(F)はCPU41がタイマー回路34に出力するトリガーを示し、(G)は電圧監視部32が出力するPSC信号を示す。(H)はプリンター1の消費電力量を模式的に示す。この図3の(A)〜(C)及び(E)〜(G)は、図1に付した符号と対応している。
プリンター1の電源が投入されると(時刻t1)、ACアダプター2から入力される電源電圧に基づいてDC/DCコンバーター31が電源供給を開始し、この電源供給開始に伴ってCPU41が起動する(時刻t2)。CPU41は、起動シーケンスを実行した後で待機状態に移行し、待機時間が予め設定された移行基準値に達すると、タイマー回路34に対してトリガーを出力する(時刻t3)。このトリガーによりタイマー回路34はスイッチ33に対する出力を反転してスイッチ33をオフにし、これによりCPU41及びROM42に供給される電源電圧(VDD)が低下して、低消費電力モードに移行する。
タイマー回路34は、CPU41からのトリガー入力から2秒が経過すると(時刻t4)、スイッチ33への出力を反転してスイッチ33をオンにし、CPU41への電源供給を開始する。ここで、電源電圧(VDD)の立ち上がりによりCPU41が起動し、SDRAM43のスリープ識別情報を検出し、適正なスリープ識別情報が検出されると、再びCPU41がタイマー回路34にトリガーを出力する。これにより、タイマー回路34は再び2秒間の計時を行い、この間のCPU41への給電は停止する。
ここで、DC/DCコンバーター31が出力する電源電圧(PRE_VDD)が低下すると(時刻t5)、この電圧低下が電圧監視部32によって検出されてPSC信号が出力される。このPSC信号の入力によりタイマー回路34は計時を停止してスイッチ33への出力を反転させ、スイッチ33をオンにしてCPU41への電源供給を開始する。CPU41は、PSC信号を検出して、起動シーケンスを実行する。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係るプリンター1は、CPU41の制御に従ってロール紙に記録を行う駆動部40と、CPU41により駆動部40を制御するためのデータを記憶するSDRAM43と、SDRAM43に内蔵され、SDRAM43をリフレッシュしてデータを保持するリフレッシュ機能を有するコントローラー(図示略)とを有し、プリンター1は、通常動作モードと、SDRAM43への電源供給を維持する一方で駆動部40への電源供給を停止する低消費電力モードとを切り換えて実行可能に構成され、CPU41は通常動作モードから低消費電力モードへの移行時にSDRAM43にスリープ識別情報を記憶させ、低消費電力モードでは所定時間ごとに起動してSDRAM43に記憶されたスリープ識別情報を検出し、スリープ識別情報が検出された場合は低消費電力モードを継続する一方、スリープ識別情報が検出されなかった場合は通常動作モードに移行する。これにより、低消費電力モードでCPU41を停止させても、CPU41がSDRAM43のスリープ識別情報を検出することで、低消費電力モード中の異常の有無、及び、低消費電力モードで動作していることをCPU41が識別できるので、低消費電力モードでCPU41を停止して、消費電力を抑制できる。また、CPU41が制御のために使用するSDRAM43を使用するので、CPU41に対して低消費電力モードか否かを識別させるための回路構成を追加する必要がない。従って、装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードにおいてCPU41をも停止させて格段の低消費電力化を可能とし、かつ、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際にCPU41自身が低消費電力モードからの復帰であることを識別するので効率の良い制御を行える。
また、プリンター1は、タイマー回路34が低消費電力モードに移行してから所定時間が経過するとCPU41を起動させ、CPU41がSDRAM43に記憶されたスリープ識別情報を検出するので、CPU41を所定時間が経過する毎に起動させる機能をタイマー回路34が実行する。このため、CPU41は起動時にスリープ識別情報を検出するよう設定されていればよく、CPU41の起動時の機能を単純化できる。これにより、装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードでCPU41への電源供給を停止して省電力化を図ることができる。
さらに、プリンター1は、タイマー回路34から入力される信号に従ってCPU41への電源の供給および供給停止を切り換えるスイッチ33を備えるので、単純な構成により、所定時間毎にCPU41を起動させることができる。
また、プリンター1は、低消費電力モードにおいてSDRAM43に供給される電圧の低下を検出した場合に、タイマー回路34とCPU41にPSC信号を出力してCPU41を起動させる電圧監視部32を備えるので、低消費電力モードで電圧の異常が検出された場合には速やかに通常起動することができる。この場合、SDRAM43のスリープ識別情報の検出を行わない構成とすれば、より速やかに通常動作モードへ移行できる。
また、CPU41は、プリンター1の電源投入時に電圧監視部32からプログラムを読み出してSDRAM43に展開して実行する起動シーケンスを実行するよう構成され、SDRAM43のセルフリフレッシュ機能を利用することで、低消費電力モードからの復帰時には起動シーケンスを省略して、速やかに通常動作モードへ移行でき、無駄な動作を省いて効率のよい制御を行える。
そして、記録媒体としてのロール紙に記録ヘッド45によって印刷を行うプリンター1が、上記のように低消費電力モードに移行し、この低消費電力モードにおいてCPU41への電力供給を停止して低消費電力化を図るとともに、低消費電力モードから通常動作モードへ復帰する際にはSDRAM43を利用して起動シーケンスを省略できる。これにより、例えばホストコンピューター100から印刷コマンドが送信された場合に、速やかに低消費電力モードから復帰して動作を実行できるので、スループットの低下を招くことなく待機時の消費電力量を抑制できる。
また、SDRAM43はセルフリフレッシュシュ機能付のメモリーデバイスであるため、低消費電力モードにおける消費電力をより一層抑制できる。また、CPU41が駆動部40を制御するために利用するSDRAM43を用いることで、装置構成を複雑化することなく、低消費電力モードから通常動作モードに復帰する際の制御を効率化できる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では揮発性メモリーとしてSDRAMを用いた構成を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、セルフリフレッシュ機能を有するコントローラーを具備した揮発性メモリーであれば特に限定されず、例えば、DRAMを用いてもよい。また、スリープ識別情報の構成は任意であり、SDRAM43は、スリープ識別情報を記憶するための専用の領域を持つものであってもよい。
また、上記実施形態では、感熱ロール紙に記録ヘッド45によって熱を与えて記録を行うサーマルプリンターを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、熱昇華型プリンター、インクジェット式プリンター、ドットインパクトプリンターに本発明を適用してもよい。この場合、印刷ヘッドをキャリッジに搭載し、このキャリッジを記録媒体の搬送方向に直交して走査させる構成としてもよく、この場合のキャリッジ駆動モーターは上記の駆動部40に含まれる。また、処理対象物の記録媒体としては普通紙をロール状に巻き回したロール紙や、各種定型サイズのカット紙、連続した紙を折り畳んだファンフォールド紙を使用することができる。さらに、本発明は、他の装置に組み込まれる各種プリンターにも適用可能である。また、上述の動作を行うCPU41が実行するプログラムは、プリンター1が備えるROM42に限らず、他の記憶装置、記憶媒体や外部装置の記憶媒体に記憶させ、CPU41により読み出して実行する構成としても良い。
また、上記実施形態では、電子機器としてプリンター1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、揮発性メモリーを備え、動作待機時の消費電力量を抑えることが有用な装置であれば本発明を適用可能であり、例えば、テレビ受像機、テレビチューナー、レコーダー、ファクシミリ、これらの機能を具備する複合機、その他のコンピューター制御(マイコン制御)が可能な各種機器に適用可能である。
1…プリンター(電子機器、記録装置)、2…ACアダプター、31…DC/DCコンバーター、32…電圧監視部(電圧監視手段)、33…スイッチ、34…タイマー回路(起動手段)、40…駆動部(処理手段)、41…CPU(制御手段)、43…SDRAM(揮発性メモリー)、44…搬送モーター、45…記録ヘッド(記録部)、100…ホストコンピューター。

Claims (8)

  1. 制御手段と、
    前記制御手段の制御に従って処理対象物を処理する処理手段と、
    前記制御手段により前記処理手段を制御するためのデータを記憶する揮発性メモリーと、
    前記揮発性メモリーをリフレッシュしてデータを保持するリフレッシュ手段と、を備え、
    前記制御手段は、通常動作モードと、前記揮発性メモリー及び前記リフレッシュ手段への電源供給を維持する一方で前記処理手段への電源供給を停止する低消費電力モードとを切り換えて実行可能に構成され、
    前記通常動作モードから前記低消費電力モードへの移行時に前記揮発性メモリーにスリープ識別情報を記憶させ、前記低消費電力モードでは所定時間ごとに起動して前記揮発性メモリーに記憶されたスリープ識別情報を検出し、前記スリープ識別情報が検出された場合は前記低消費電力モードを継続する一方、前記スリープ識別情報が検出されなかった場合は前記通常動作モードに移行すること、
    を特徴とする電子機器。
  2. 前記低消費電力モードにおいて所定時間が経過すると前記制御手段を起動させる起動手段を備え、
    前記制御手段は、起動時に前記揮発性メモリーに記憶されたスリープ識別情報を検出することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記起動手段の制御により、前記制御手段への電源の供給および供給停止を切り換えるスイッチを備え、
    前記起動手段は、前記制御手段が前記低消費電力モードに移行すると前記スイッチにより前記制御手段への電源供給を停止させ、所定時間が経過すると前記制御手段への電源供給を復帰させることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記低消費電力モードにおいて前記揮発性メモリー及び前記リフレッシュ手段に供給される電圧の低下を検出した場合に前記制御手段を起動させる電圧監視手段を備え、
    前記制御手段は、前記電圧監視手段により電圧の低下が検出された場合には、前記揮発性メモリーにおける前記スリープ識別情報の検出を行わずに起動することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、電源投入時に、所定のプログラムを読み出して前記揮発性メモリーに展開して実行する起動シーケンスを実行することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記揮発性メモリーは、前記リフレッシュ手段を具備するセルフリフレッシュ機能付のメモリーデバイスであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記処理手段として、前記制御手段の制御に従って記録媒体を搬送する搬送モーターおよび前記記録媒体に記録を行う記録部を有する記録装置であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 制御手段と、前記制御手段の制御に従って処理対象物を処理する処理手段とを備えた電子機器の制御方法であって、
    前記制御手段によって、通常動作モードと、前記処理手段への電源供給を停止する低消費電力モードとを切り換えて実行し、前記通常動作モードから前記低消費電力モードへの移行時にはリフレッシュ手段を備えた揮発性メモリーにスリープ識別情報を記憶させ、前記低消費電力モードでは所定時間ごとに起動して前記揮発性メモリーに記憶されたスリープ識別情報を検出し、前記スリープ識別情報が検出された場合は前記低消費電力モードを継続する一方、前記スリープ識別情報が検出されなかった場合は前記通常動作モードに移行すること、
    を特徴とする電子機器の制御方法。
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