JP2012127633A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の熱源機を備える給湯システムにおいて、消費電力を抑制する。
【解決手段】給湯システム1は、熱源機として複数のヒートポンプ2−1、2−2・・2−12を備え、沸き上げられた湯がタンク8に送られて貯留される。ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12は、制御装置16から送信される制御信号により稼働・停止制御される。制御装置16は、制御信号を送信する制御部18と、タンク8内の残湯量及びカラン11からの出湯量に基づいて使用湯量を検出する使用湯量検出部19と、使用湯量、沸き上げに必要な時間に関するデータテーブル23を備える。制御部18は、データテーブル23を参照し、検出した使用湯量と、沸き上げまでに許容される時間とに基づいて、稼働するヒートポンプの台数を決定する。使用湯量に応じて極力少ない台数のヒートポンプにより比較的長い時間をかけて湯を生成するので、トータルの消費電力が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は複数台の熱源機を備える給湯システムに関する。
熱源機として複数台のヒートポンプを備える給湯システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この給湯システムでは、複数台のヒートポンプを個別に稼働・停止できるようにして、予測されるデマンド値が契約した最大需要電力を越えそうな場合には、稼働するヒートポンプの台数を減らし、最大需要電力が更新されないように制御している。
特開2008−267708号公報
ところで、熱源機としてヒートポンプを備える給湯システムでは、通常、電力料金が安い夜間においてヒートポンプを稼働して湯を少量ずつ生成し、生成した湯は、タンクに集めて貯留し、例えばレストラン設備であれば、タンクに接続された厨房などの給湯端末にて日中消費される。そして、日中に消費されて減少したタンク内の湯(使用湯量)を補充するように、再び夜間において生成しタンク内に貯留する。
一方、工場設備向けなどにおいて大容量のタンクを備える給湯システムがあり、この場合、大容量タンクに対して1台の大型のヒートポンプを設けるのではなく、小型のヒートポンプを多数台(例えば、10台以上)連結して設け、必要な湯の生成能力を持たせる構成としている。このようにタンクの容量が大きい場合には、使用湯量の変動幅が大きくなり、夜間において生成するべき湯量の変動幅も大きくなりがちである。ところが、従来では、湯の生成を開始するにあたって、使用湯量に関わらず、全台数のヒートポンプを一斉に稼働して湯を生成していた。
全台数のヒートポンプを稼働させる場合、使用湯量を沸き上げてタンクを補充するまでに要する時間は短くて済むが、消費電力の増大につながりやすい。何故なら、ヒートポンプは稼働開始時に比較的大きな電力を必要とし、多くの台数を一斉に稼働開始する分だけ余分に電力を必要とするからである。また、ヒートポンプ間を連結する配管などに奪われる熱量は、台数が多くなるほど多くなり、そのことからも消費電力の増大につながりやすい。
そこで、本発明は、複数の熱源機を備える給湯システムにおいて、消費電力を抑制することができる給湯システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数台の熱源機と、該複数台の熱源機から供給される湯を集めて貯留するタンクとを備える給湯システムにおいて、前記タンクの使用湯量を検出する使用湯量検出部と、前記使用湯量検出部により検出した使用湯量に応じて稼働する前記熱源機の台数を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
前記熱源機の過去の稼働時間を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶された過去の稼働時間を参照して稼働時間が最も短い熱源機を優先的に稼働させるものであることが好ましい。
前記熱源機の稼働中の使用湯量の変化を検出する使用湯量変化検出部を備え、前記制御部は、前記使用湯量変化検出部により検出された使用湯量の変化の程度が所定の幅より小さい場合には、熱源機の稼働台数を変化させないヒステリシス性を持たせて制御するものであることが好ましい。
使用湯量、熱源機台数、及び沸き上げに必要な時間に関するデータテーブルを備え、前記制御部は、前記データテーブルを参照し、前記使用湯量検出部により検出した使用湯量と沸き上げまでに許容される時間に基づいて前記熱源機の稼働台数を決定するものであることが好ましい。
前記制御部は、複数の前記熱源機を、時間的に互いにずらしたタイミングで稼働させるものであることが好ましい。
本発明によれば、使用湯量に応じて熱源機の稼働台数を制御するので、少ない台数で比較的長い時間をかけて湯を生成することができ、その結果、消費電力を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る給湯システムのブロック図。 同給湯システムにおいて記憶部に記憶されたヒートポンプ毎の過去の稼働時間の例を示す図。 同給湯システムにおけるデータテーブルを示す図。 同給湯システムにおいてデータテーブルを参照して求めたヒートポンプの必要稼働台数の変化と実際の稼働台数の変化を示す図。 同給湯システムにおいて複数台のヒートポンプを、タイミングをずらして稼働開始するときの電力量の変化を示す図。 同給湯システムにおける電力量の変化と従来の給湯システムにおける電力量の変化を示す図。
以下、本発明の一実施形態に係る給湯システムについて、図1〜6を参照して説明する。本実施形態の給湯システム1は、図1に示されるように、熱源機として12台のヒートポンプ2−1、2−2、・・2−12を備える。4台ずつのヒートポンプ2−1、・・2−4、2−5、・・2−8、2−9、・・2−12が、小容量(例えば50リットル)の貯湯タンク3−1、3−2、3−3に接続されて、各々4台のヒートポンプと1台の貯湯タンクの組合せからなる3つの給湯ユニット4、5、6に構成されている。
各貯湯タンク3−1、・・3−3には、図示しない給水管を介して市水が供給され、各貯湯タンク3−1、・・3−3に溜まった市水がヒートポンプ2−1、2−2・・2−12に循環されることにより所定の温度(例えば90度)まで加熱される。貯湯タンク3−1、・・3−3は、管寄せ配管7により大容量(例えば1000リットル)の大型タンク8に接続されており、各貯湯タンク3−1、・・3−3内の水が所定温度まで沸き上げられた段階で、大型タンク8へ送られるようになっている。また、給湯ユニット4、5、6による湯生成は、原則として、電力料金が安い夜10時から朝8時までの間(以下、運転時間帯という)に行われる。
大型タンク8には、給水配管9を介して、給湯端末として多数のカラン11が接続され、内部にはタンク8内の残りの湯量及び湯温度を検出するセンサ8aが設けられている。各カラン11は、手動又は自動によりバルブ12を開けることによって出湯が開始され、各カラン11からの出湯量が流量計13により計測されるようになっている。大型タンク8内のセンサ8a及び流量計13は、それぞれ通信線14、15により後述する制御装置16に接続され、残湯量、流量などのデータを制御装置16へ送信する。なお、大型タンク8に接続される給湯端末はカランの他にも種々の設備が可能である。
ヒートポンプ2−1、2−2、・・2−12は、各々通信線17−1、17−2、・・17−12を介して制御装置16に個別に接続され、制御装置16からの制御信号によって稼働・停止を含む種々の運転制御が行われる。制御装置16は、通信線17−1、17−2・・17−12を介して各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12へ制御信号を送る制御部18と、センサ8a及び流量計13から送られる残湯量、及びカラン11の流量などのデータに基づいて使用湯量を検出する使用湯量検出部19と、使用湯量の変化を検出する使用湯量変化検出部21と、各ヒートポンプ2−1、2−2、・・2−12の過去の稼働時間を記憶する稼働時間記憶部(記憶部)22と、稼働台数を決定するためのデータテーブル23を格納したメモリ24と、を備える。制御部18、使用湯量検出部19、使用湯量変化検出部21、及び稼働時間記憶部22は、それぞれマイクロプロセッサから構成される。
使用湯量検出部19は、センサ8aから送信されるタンク8内の残湯量のデータ及び各流量計13から送信されるカラン11(給湯端末)における出湯量のデータに基づいて、給湯ユニット4、5、6によって生成する必要がある湯量(使用湯量)を算出し、算出した使用湯量を制御部18へ送信する。具体的には、タンク8の満タン時の容量から現在の残湯量を減算し、カラン11(給湯端末)からの出湯量を加算する。
使用湯量変化検出部21は、所定時間(例えば30分)毎に使用湯量検出部19によって算出された使用湯量を比較し、使用湯量の変化量を算出して制御部18に送信する。例えば、沸き上げ開始時点(午後10時)において使用湯量が500リットルであり、次の検出時点(午後10時30分)では使用湯量が450リットルに変化していた場合には、制御部18に対して変化量が50リットルであることを送信する。
稼働時間記憶部22は、制御部18から各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の稼働時間のデータを取得し、各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12毎の過去の稼働時間の合計を算出して記憶する。図2に稼働時間記憶部22に記憶された内容の例を示す。なお、稼働時間記憶部22は、各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の過去の累積稼働時間のデータを記憶するメモリ機能だけを備え、ヒートポンプを稼働することにより逐次更新される累積稼働時間の算出は制御部18が行うようにしてもよい。
メモリ24に格納されたデータテーブル23は、各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の沸上げ能力に基づいて予め算出されたものであり、(使用湯量)及び(沸き上げまでに必要な時間)の2つの条件がそれぞれ変化したときの、稼働が必要なヒートポンプの台数を示すものである。具体的には、図3に示されるように、横軸に(使用湯量)、縦軸に(沸き上げまでに必要な時間)をとったテーブルとして格納されている。使用湯量が多いほど、多くの稼働台数が設定され、使用湯量が少ないほど少ない稼働台数が設定されている。また、湧き上げまでに必要な時間が長いほど少ない稼働台数が設定され、湧き上げまでに必要な時間が短いほど多くの稼働台数が設定されている。
条件としての(湧き上げまでに必要な時間)は、運転時間帯が約10時間に制限されていることから、湧き上げを開始した時点から運転時間帯の終了するまでの時間を表し、湧き上げまでに許容される時間でもある。したがって、実際のデータテーブル23における条件としての(沸き上げまでに必要な時間)の最長値は約10時間である。また、条件としての(使用湯量)の最多値は、ほぼタンク8の満タン時の容量に相当し、約1000リットルである。
例えば、いま、工場設備などにおいて運転時間帯(夜間)における給湯端末からの出湯が多く、運転時間帯の終盤になっても生成が必要な湯量(使用湯量)が多い場合には、(使用湯量)が「多」であり、(湧き上げまでに必要な時間)は「短」であるので、必要な稼働台数は、データテーブル23の右上部(31)の全12台となる。(使用湯量)が「多」であっても、湧き上げまでに十分な時間がある場合には、(湧き上げまでに必要な時間)が「長」になるので、必要な稼働台数は右下部(32)の10台になる。
また、(使用湯量)が「少」であっても、湧き上げまでに許容される時間が短い場合には、必要稼働台数は左上部(33)の5台になり、さらに、湧き上げまでに許容される時間が長い場合には、必要稼働台数は左下部(34)の1台となる。
なお、制御装置16がデータテーブル23を持たない場合には、制御部18が、必要な稼働台数を、各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の沸上げ能力と、使用湯量検出部19により検出された使用湯量と、沸き上げまでに許容される時間と、に基づいて、逐次、所定の演算式を用いて算出する。これに対して、本給湯システム1では、制御装置16がデータテーブル23を持つので、上記の演算処理を省略することができ、制御部18の負荷を低減させることができる。また、例えば、ヒートポンプの台数を増加させるなどの、給湯システム1の拡張を行う場合には、データテーブル23を変更したり、追加することによって容易に対応することができる。
本給湯システム1の動作について図4を参照して説明する。図4は、本給湯システムが湯の生成を開始(T1)してからのヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の稼働台数の経時的変化を表す。点線41がデータテーブル23を参照して求めた計算上のヒートポンプの必要活動台数であり、実線42が実際のヒートポンプの稼働台数である。
いま、湯の生成開始時点(T1)において、タンク8内の残湯量が僅少(使用湯量が最多)であるとする。この状態で制御部18は、使用湯量検出部19が検出した使用湯量のデータと、制御部18が内蔵するタイマの時刻データにより算出した沸き上げまでに許容される時間のデータと、に基づき、データテーブル23を参照して必要な稼働台数を求める。T1が運転時間帯の開始時刻(夜10時)であるとすると、沸き上げまでに必要な時間は最長になるので、データテーブル23を参照して必要な稼働台数は10台になる。
そして、制御部18は、求めた稼働台数(10台)分のヒートポンプ2−1、2−2・・2−12に制御信号を送信して稼働を開始させる。このとき、制御部18は、稼働時間記憶部22に記憶された各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12毎の過去の稼働時間を参照して稼働時間が最も短いヒートポンプから優先的に稼働させる。稼働時間記憶部22に記憶されたデータが図2に示すものであるときには、制御部18は、3番目からの10台のヒートポンプ2−3、2−4・・2−12に対して制御信号を送信して、稼働させる。このように、稼働時間が短いものから優先的に稼働することにより、ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12内の寿命部品(コンプレッサなど)への負荷を均等化することができ、特定のヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の機器効率が早期に低下することを防止することができる。
ヒートポンプ2−3、2−4・・2−12を稼働することにより給湯ユニット4、5、6で湯が生成され、生成された湯が貯湯タンク3−1、3−2、3−3から逐次大型タンク8へと送られる。カラン11(給湯端末)からの出湯が無い(あるいは少ない)場合には、使用湯量(生成が必要な湯量)が徐々に減少する。
T2の時点において、制御部18は、使用湯量検出部19からの使用湯量のデータと、使用湯量変化検出部21からの使用湯量の変化量のデータを受信し、使用湯量のデータと、沸き上げまでに許容される時間のデータと、に基づき、データテーブル23を参照して必要な稼働台数を求める。T2時点では使用湯量が減少しているので、データテーブル23から求められた台数は8台である。このとき、制御部18は、受信した変化量の値が所定の基準幅以内であるか否かに基づいて、基準幅以内である場合には、実際の稼働台数を変化させずヒステリシス性を持たせた制御を行う。
具体的には、例えば、T2時点で使用湯量変化検出部21から受信した変化量の値が10リットルであり、基準幅が20リットルであるとすると、制御部18は、変化量が基準幅以内であるので、稼働台数を現在の10台のまま維持する。
制御部18がヒステリシス性を持たせた制御を行うことにより、ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の稼働・停止の頻度が抑制され、寿命部品への負担を軽減させることができる。また、ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の起動時には、熱交換のためのファンを駆動させることから比較的大きな電力を必要とするが、稼働・停止の頻度が抑制されることから、トータルの消費電力を抑えることにもなる。
T3の時点において、制御部18は、T2の時点と同様に、使用湯量のデータと変化量のデータを受信し、使用湯量のデータと、沸き上げまでに許容される時間のデータと、に基づき、データテーブル23を参照して必要な稼働台数を求める。T3の時点では使用湯量がさらに減少しているので、データテーブル23を参照して求めた台数は2台である。このとき、制御部18は、使用湯量の変化量が基準幅以内か否かを判断し、変化量(例えば、30リットル)が基準幅(20リットル)を越えているので、稼働している10台のヒートポンプのうち8台を停止させ、稼働台数を2台に減少させる。
T4の時点において、制御部18は、同様に、使用湯量のデータと変化量のデータを受信し、使用湯量のデータと、沸き上げまでに許容される時間のデータと、に基づき、データテーブル23を参照して必要な稼働台数を求める。T4の時点では、カラン11からの出湯があり、使用湯量(生成が必要な湯量)が増加しているので、データテーブル23を参照して求めた台数は4台になっている。また、制御部18は、受信した使用湯量の変化量の値が基準幅以内か否かを判断し、変化量(例えば、8リットル)が基準幅(20リットル)以内であるので、稼働台数を2台のまま維持する。
さらに、T5の時点において、制御部18は、使用湯量のデータと変化量のデータを受信し、データテーブル23を参照して必要な稼働台数を求める。T5の時点では、カラン11から大量の出湯があり、使用湯量(生成が必要な湯量)が大幅に増加し、沸き上げまでに許容される時間が短くなってきているので、データテーブル23を参照して求められる台数は、最大の12台になる。そして、制御部18は、使用湯量の変化量が基準幅以内か否かを判断し、このT5の時点では、変化量が基準幅を越えることから、実際の稼働台数を12台へ増加させる。
上記タイミングT1〜T5は、使用湯量変化検出部21が使用湯量の変化を検出するタイミング(例えば、30分毎)と同じであってもよいし、制御部18自体が有するタイマに基づいた所定の間隔のタイミングであってもよい。
また、上記T1時点及びT5時点のように、複数のヒートポンプ2−1、2−2・・2−12を稼働開始するときには、制御部18は、各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12を稼働させるための制御信号を、時間的に互いにずらしたタイミングで送って、複数のヒートポンプ2−1、2−2・・2−12を時間的にずらして稼働させる。
具体的には、図5に示したように、t1時点で最初のヒートポンプ2−1に稼働のための制御信号を送り、短時間(例えば、10秒)後のt2時点で次のヒートポンプ2−2に対して制御信号を送り、・・といった制御を行う。これにより、ヒートポンプ2−1、2−2・・2−6の起動時の突入電流に起因する電力のピークp1、p2・・p6が分散されて、デマンド値を抑えることができ、ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12へ電源を供給する電源機器(図示せず)への負担を軽減することができる。また、電源機器と各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−6の接続路にあるブレーカなどの機器にかかる負荷変動を小さくすることができる。
仮に、制御部18が複数のヒートポンプ2−1、2−2・・2−6に対して稼働を開始させる制御信号を同時に送信した場合には、突入電流が重なるので、電力量は、点線51で示したように、大きなピークPを持つことになり、デマンド値が契約した最大需要電力を越えてしまう虞が生じる。
以上のように、制御部18は、使用湯量検出部19が検出する使用湯量に応じて、極力少ない台数により、許容される時間内において比較的長い時間をかけて湯を生成するようにヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の稼働台数を制御するので、消費電力を抑えることができる。
これについて、図6を参照して説明する。図6において、点線61は、従来の給湯システム1において、例えば、12台のヒートポンプを稼働させて所定量の湯を生成するときの電力量を示し、実線62は、本給湯システム1において、例えば6台のヒートポンプを稼働させて同量の湯を生成するときの電力量を示す。本給湯システム1では、従来の給湯システムに比べて、同量の湯を生成するために比較的長い時間かかるが、稼働台数が少ない分だけ、稼働開始時の比較的大きな電力量を要するヒートポンプ台数が少なくて済み、沸き上げ開始時のヒートポンプ自体や配管により奪われる熱量のロスも少なくて済むことから、トータルの電力量が抑えられる。各給湯システムにおけるトータル電力量は、各線61、62の矩形部分61a、62aの面積に相当する。
また、湯を生成する過程において、電力量の最大値が抑えられるので、デマンド値を低く抑えることができ、デマンド値が契約した最大需要電力を越え、最大需要電力が大きい値に更新されてしまう虞を低減することができる。
なお、熱源機としてヒートポンプ2−1、2−2・・2−12の代わりに、ガス加熱器、太陽熱加熱器などの他のものを用いてもよい。また、各給湯ユニット4、5、6の貯湯タンク3−1、3−2、3−3は、極めて小容量のバッファ的なものであり、各ヒートポンプ2−1、2−2・・2−12とタンク8とが実質的に直接接続されたものであってもよい。
1 給湯システム
2−1、2−2・・2−12 ヒートポンプ(熱源機)
8 タンク
18 制御部
19 使用湯量検出部
21 使用湯量変化検出部
22 稼働時間記憶部(記憶部)
23 データテーブル

Claims (5)

  1. 複数台の熱源機と、該複数台の熱源機から供給される湯を集めて貯留するタンクとを備える給湯システムにおいて、
    前記タンクの使用湯量を検出する使用湯量検出部と、
    前記使用湯量検出部により検出した使用湯量に応じて稼働する前記熱源機の台数を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする給湯システム。
  2. 前記熱源機の過去の稼働時間を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された過去の稼働時間を参照して稼働時間が最も短い熱源機を優先的に稼働させることを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記熱源機の稼働中の使用湯量の変化を検出する使用湯量変化検出部を備え、
    前記制御部は、前記使用湯量変化検出部により検出された使用湯量の変化の程度が所定の幅より小さい場合には、熱源機の稼働台数を変化させないヒステリシス性を持たせて制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給湯システム。
  4. 使用湯量、熱源機台数、及び沸き上げに必要な時間に関するデータテーブルを備え、
    前記制御部は、前記データテーブルを参照し、前記使用湯量検出部により検出した使用湯量と沸き上げまでに許容される時間に基づいて前記熱源機の稼働台数を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の給湯システム。
  5. 前記制御部は、複数の前記熱源機を、時間的に互いにずらしたタイミングで稼働させることを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
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