JP2012127583A - 地中熱交換器に係る管部材の掘削孔への建て込み方法 - Google Patents

地中熱交換器に係る管部材の掘削孔への建て込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】掘削孔から掘削管を引き抜く際に、掘削管内の管部材の上端部と掘削管との接触による損傷を防止する。
【解決手段】地面に掘削孔23を形成し、地中熱交換器に係る管部材30を建て込む方法である。掘削管24を管軸周りに回転させて掘削することにより、地面に掘削孔23を形成する掘削工程と、掘削管24の管軸方向に管部材30の管軸方向を沿わせつつ掘削管24内に管部材30を建て込む管部材建て込み工程と、掘削孔23の口部よりも上方に突出する管部材30の上端部に、上端部を覆って保護する保護キャップ90を取り付ける保護キャップ取り付け工程と、保護キャップ90を管部材30の上端部に取り付けた状態で、掘削管24を管軸方向に沿って引き上げることにより、掘削孔23内に管部材30を残しつつ、掘削管24を引き抜く掘削管引き抜き工程と、保護キャップ90を管部材30の上端部から取り外す保護キャップ取り外し工程とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、地中熱交換器に使用される管部材を地面の掘削孔へ建て込む方法に関する。
通年の温度変動の小さい地中熱を利用して建物の冷暖房等を行う地中熱利用システムが注目されている。この地中熱利用システムでは、地盤との間で採・放熱を行うべく地中に地中熱交換器が設置される。そして、例えば、夏場には地盤に放熱し、冬場には地盤から採熱する。
この地中熱交換器は、地盤に鉛直に埋設される管部材を有する。そして、この管部材内に熱媒体を流し込むとともに、地中熱と熱交換後に当該熱媒体を取り出す等して、ヒートポンプ等へ送出して利用する(特許文献1)。
特開2002−13828号公報
かかる地中熱交換器は、例えば次のようにして地中に設置される。
先ず、ドリルとなる掘削管を管軸周りに回転させて掘削方向に前進させることにより、掘削孔を形成する。なお、この掘削孔が完成した時点では、掘削孔内の略全長に亘り掘削管は挿入状態にある(例えば、図3B、図4Aを参照)。
次に、掘削管の管軸方向に、建て込み対象の管部材の管軸方向を沿わせつつ同管部材を掘削管内に建て込む(例えば、図4B、図4Cを参照)。ちなみに、この時、掘削管は、掘削孔の内壁面の崩落を防ぐ孔壁保護部材として機能し、また、管部材の掘削孔への建て込みを案内する案内部材としても機能する。
次に、掘削管を管軸方向に沿って引き上げることにより、管部材を掘削孔に残しつつ、掘削管のみを掘削孔から引き抜く(例えば、図5A、図5Bを参照)。
そして、最後に、掘削孔と管部材との間の隙間を適宜な充填材で埋め戻す(例えば、図5Cを参照)。
しかしながら、上述の掘削孔から掘削管を引き抜く際には、その内周側に位置する管部材の上端部が自由端であることもあって、当該上端部は特に掘削管の内周面と接触し易く、損傷の危険があった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、掘削孔から掘削管を引き抜く際に、掘削管内の管部材の上端部と掘削管との接触による損傷を防止することにある。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
地面に掘削孔を形成し、前記掘削孔に地中熱交換器に係る管部材を建て込む方法であって、
掘削管の管軸方向を掘削方向に向けながら前記掘削管を管軸周りに回転させて掘削することにより、前記地面に前記掘削孔を形成する掘削工程と、
前記掘削管の管軸方向に前記管部材の管軸方向を沿わせつつ前記掘削管内に前記管部材を建て込む管部材建て込み工程と、
前記掘削孔の口部よりも上方に突出する前記管部材の上端部に、該上端部を覆って保護する保護キャップを取り付ける保護キャップ取り付け工程と、
前記保護キャップを前記管部材の前記上端部に取り付けた状態で、前記掘削管を管軸方向に沿って引き上げることにより、前記掘削孔内に前記管部材を残しつつ、前記掘削孔から前記掘削管を引き抜く掘削管引き抜き工程と、
前記保護キャップを前記管部材の前記上端部から取り外す保護キャップ取り外し工程と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、掘削孔から掘削管を引き抜く際には、掘削孔内に残される管部材の上端部は、保護キャップで覆われており、これにより、掘削管との接触から保護されている。よって、上記掘削管の引き抜き時に掘削管から被り得る管部材の上端部の損傷を防ぐことができる。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の地中熱交換器に係る管部材の地面の掘削孔への建て込み方法であって、
前記保護キャップは、円筒部と蓋部とを有する有蓋円筒体であり、
前記保護キャップの外径は、前記掘削管の内径の最小寸法よりも小さく、前記保護キャップの内径は、前記管部材の上端部を収容可能な大きさに設定されていることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、有蓋円筒体であるので、管部材の上端部への取り付け時には、当該上端部に蓋部が当接して吊り下げ支持される。よって、特に支持部材を設けずとも、保護キャップは管部材の上端部から落下せずに、掘削管の内側に留まって、管部材の上端部を掘削管との接触から保護する。
また、保護キャップの内外径は、上記寸法に設定されているので、管部材の上端部を確実に収容しつつ、掘削管の引き抜き時に掘削管から被り得る管部材の上端部の損傷を確実に防止可能となる。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の地中熱交換器に係る管部材の地面の掘削孔への建て込み方法であって、
前記掘削管引き抜き工程と、前記保護キャップ取り外し工程との間には、
前記掘削孔と前記管部材との間に、前記掘削孔の上方から充填材を充填する充填工程を有し、
前記充填工程では、前記保護キャップが前記管部材の前記上端部に取り付けられた状態のまま、前記充填材が前記保護キャップの上方から前記掘削孔内へ充填されることを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、充填材の充填時にも、保護キャップが管部材の上端部に取り付けられているので、当該上端部は、充填材との衝突からも保護される。よって、管部材の上端部の損傷を確実に防ぐことができる。
本発明によれば、掘削孔から掘削管を引き抜く際に、掘削管内の管部材の上端部と掘削管との接触による損傷を防止可能となる。
本実施形態に係る地中熱交換器21を用いた地中熱利用システム11の説明図である。 図2Aは、地盤Gの竪孔23を透視して見た地中熱交換器21の概略側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。 図3A及び図3Bは、地中熱交換器21の設置工事の施工手順の説明図である。 図4A乃至図4Cは、同施工手順の説明図である。 図5A乃至図5Cは、同施工手順の説明図である。 上下に隣り合う掘削管24,24同士の連結構造の概略拡大縦断面図である。 図7Aは、保護キャップ90の概略中心縦断面図であり、図7Bは、図7A中のB−B断面図である。
===本実施形態===
<<<地中熱交換器21について>>>
図1は、本実施形態に係る地中熱交換器21を用いた地中熱利用システム11の説明図である。図2Aは、地盤Gの竪孔23を透視して見た地中熱交換器21の概略側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。
この地中熱利用システム11は、地盤Gとの間で熱交換を行う地中熱交換器21と、地中熱交換器21の熱媒体26からの熱を利用して建物1の暖房のための温水や冷房のための冷水を生成するヒートポンプ15と、循環ポンプ17とを有する。なお、ヒートポンプ15の構成は周知なので、その説明は省略する。
図2A及び図2Bに示すように、この地中熱交換器21は、所謂「ボアホール方式」である。すなわち、地盤Gに形成された掘削孔としての竪孔23と、竪孔23に挿入されるU字管30と、竪孔23とU字管30との間の空間SP23に充填される充填材27と、を有している。そして、U字管30の一方の管端開口35aには、ヒートポンプ15から熱媒体26として水又は不凍液等が送り込まれ、当該熱媒体26は、U字管30を流れる間に地盤Gの地中熱により加熱又は冷却され、しかる後に、U字管30の他方の管端開口35bから、循環ポンプ17によりヒートポンプ15へ向けて送られて、ヒートポンプ15にて温水生成や冷水生成に供される。
竪孔23は、ボーリングマシン60により地面Gにほぼ垂直に掘削された孔であり、その直径は100〜200mm、深さは30〜150mである。
U字管30は、例えば高密度ポリエチレン等の樹脂製のU字形状の管である。詳しくは、当該U字管30は、熱媒体26の流路の折り返し部分をなすU字継手部31と、U字継手部31に連結される二本の単管35,35とを有し、当該U字継手部31を竪孔23の最深部に位置させつつ、2本の単管35,35の各管端開口35a,35bを、それぞれ竪孔23の外に突出させている。そして、これら管端開口35a,35bのうちの一方35aは、ヒートポンプ15から送られる熱媒体26の取入口となり、他方35bは、地盤Gとの間で熱交換した熱媒体26をヒートポンプ15へ送り出す送出口となる。
なお、図示例では、一つの竪孔23につき、かかるU字管30,30が一対設けられている。つまり、図2Aでは、奥側に隠れて見えないが、先端のU字継手部31,31を重ね合わせた状態で、一対のU字管30,30が竪孔23内に建て込まれており、これにより、図2Bに示すように計4本の単管35,35,35,35が配されている。よって、本実施形態では、一対のU字管30,30のひとまとまりが、請求項に係る「管部材」に相当する。但し、U字管30の数は何等一対に限るものではなく、一つでも良い。ちなみに、U字管30,30を一対で設ける場合には、建て込み時の竪孔23への挿入性を考えると、U字継手部31,31同士を互いに上下にずらして固定すると良く、このようにすれば、これらU字管30,30において建て込み時に先頭になる部分のサイズが小さくなって、竪孔23内への建て込み性が良好になる。
充填材27は、例えば、モルタル、川砂や山砂、珪砂等を基材とし、U字管30と竪孔23との間の空間SP23に密実に充填される。これにより、充填材27を介して、U字管30内の熱媒体26と地盤Gとの間で熱交換が行われる。なお、この熱交換効率を高めるべく、充填材27に対して、1〜20%の容積含有率(=長粒物の総容積/充填材27の総容積)で、炭化ケイ素、アルミナ、及び高炉スラグのうちの少なくとも何れか1種からなる長粒物を混入しても良い。
<<<地中熱交換器21の設置工事について>>>
図3A乃至図5Cは、地中熱交換器21の設置工事の施工手順の説明図である。なお、図3A乃至図5Cでは、一部の構成を側面視で示し、それ以外の構成は縦断面視で示している。また、図の錯綜を防ぐ目的で、一部の断面部位についてはハッチングを省略している。
先ず、図3Aに示すように、対象地盤Gに、土留め用の塩化ビニル製等の樹脂管22を、管軸方向を鉛直方向に向けつつ打ち込む。この樹脂管22は、地盤表層部の崩落を防ぐものであり、その長さは、例えば1〜5mの短尺なものである。但し、その管径にあっては、その内周側に上述の竪孔23が形成されることから、樹脂管22の内径は、竪孔23の孔径よりも若干大径に設定される。
次に、図3Bに示すように、樹脂管22の内側の地盤Gの部分を掘削することにより、最終的に図4Aのような孔径100〜200mm、深さ30〜150mの竪孔23を形成する(「掘削工程」に相当)。掘削は、図3Bのボーリングマシン60によってなされる。ボーリングマシン60は、ドリルとしての鋼製掘削管24を管軸周りに回転可能に把持するアーム62を有する。そして、掘削管24の管軸方向を掘削方向たる略鉛直方向に向けながら管端面を地盤Gの掘削面に押し付けて管軸周りに回転させることにより地盤Gに竪孔23を形成する。そして、所定の掘削深さまで達したら、地中の掘削管24の上方に更に掘削管24を継ぎ足して同芯に連結し、当該連結を繰り返して目標の掘削深さまで竪孔23を掘り進めていく。そのため、図4Aに示すように竪孔23が完成した際には、竪孔23内にはその略全長に亘って掘削管24,24…の連結体24Gが挿入された状態になっている。
なお、上下の掘削管24,24同士を同芯に突き合わせて連結する連結構造としては、ここでは、ねじ構造が使用されている。図6は、この連結構造の説明用の掘削管24の概略拡大縦断面図である。同図6のように、掘削管24の上端部たる上側管端部24euの内周面には、雌ねじ25fが形成されており、他方、その上方に継ぎ足される掘削管24の下端部たる下側管端部24edの外周面には、雄ねじ25mが形成されている。そして、これら雌ねじ25fと雄ねじ25mとが螺合することにより、これら掘削管24,24同士は上下に連結一体化される。ここで、各掘削管24の外径については、掘削性への配慮から、管軸方向の全長に亘って同径に揃えられているが、内径については、同径ではない。すなわち、上述の雌ねじ25fや雄ねじ25mを設ける際の管壁厚さ確保の関係上、図6に示すようにこれらねじ25m,25fが螺設される上下の管端部24eu,24edについては、それ以外の部分よりも小径になっており、よって、内径に関しては全長に亘っては同径ではない。
また、先頭たる最下端の掘削管24の管端面からは、高圧の削孔水23wが掘削面へ向けて噴射されるようになっており、これにより掘削性が向上されている。なお、この削孔水23wの用途は、掘削に限らない。すなわち、掘削土を泥状にしつつ上方へ浮上させて排土することにも用いられる。よって、掘削終了時には、一般に竪孔23内には、当該使用済みの削孔水23wが充満している。
そうしたら、この削孔水23wが充満する竪孔23の掘削管24内に、図4B及び図4Cに示すように、U字管30,30を、その管軸方向(単管35の管軸方向のこと)たる長手方向を、掘削管24の管軸方向たる鉛直方向に沿わせつつ建て込む(「管部材建て込み工程」に相当)。
詳しくは、先ず、U字管30をコイル状に巻き取った状態で現場搬入する。この例では、前述のように竪孔23には一対のU字管30,30が建て込まれるので、コイル状に巻き取り状態のU字管30r,30rも一対で現場搬入され、そして、地面Gに直置きされた一対のリール装置70,70に取り付けられる。そして、各リール装置70は、同巻き取り状態のU字管30rを水平回転して繰り出す。すると、繰り出されたU字管30は、竪孔23の上方に配置された引き上げ機構80により所定高さまで引き上げられた後に、竪孔23の略直上で垂下された状態で竪孔23内へ入っていくという建て込みルートを辿って順次建て込まれる。
ちなみに、U字管30の下端部30dを建て込む際には、一対のU字管30,30のU字継手部31,31同士を重ね合わせて番線等の適宜な結束具により分離不能に結束固定し、しかる後に、竪孔23の口部23euへ一緒に挿入する。よって、それ以降は、これら一対のリール装置70,70同士は互いに連動して従動回転することにより、互いの繰り出し量を揃えながら各々担当するU字管30,30を繰り出していく。
ところで、望ましくは、この建て込み中には、U字管30,30内への通水を行うと良い。すなわち、U字管30において少なくとも竪孔23内に建て込まれている部分については、管内に水を充満させていると良い。そして、このようにすれば、当該部分の管内空気起因の浮力の発生を無くすことができて、削孔水23w内へのU字管30,30の沈降たる建て込みを円滑に行うことが可能となる。
また、建て込み中に、適宜タイミングで削孔水23wの水位を低下すると良い。これは、U字管30,30の密度(0.93〜0.96kg/m)が、削孔水23wの密度(約1kg/m)よりも小さいことに起因して、削孔水23wに建て込まれたU字管30,30には浮力が働いており、建て込み深さが深くなると、U字管30,30の沈降が進まなくなって、つまり建て込みが進まなくなるためである、よって、この浮力を小さくすべく、排水ポンプやエアブロー装置等により、削孔水23の液位を適宜タイミングで低下させるのが望ましい。
以上のようにして、U字管30,30を目標の建て込み深さまで建て込んだら(図4C)、次に、各U字管30を各リール装置70から分離すべくU字管30を切断する。これにより、図5Aに示すように、U字管30の上端部30u(35a),30u(35b)が形成され、また、これら上端部30u,30uたるU字管30における両方の管端開口35a,35bは、竪孔23の口部23euよりも上方に突出した状態になる。
次に、図5Aの掘削管24,24…の連結体24Gを図5Bに示すように上方へ引き抜いて同連結体24Gを竪孔23から取り出すが、ここで、この連結体24Gを引き抜く際には、各掘削管24の内周面がU字管30,30の上端部30u,30u…と接触して、これら上端部30u,30u…が損傷する虞がある。そのため、図5Aに示すように、本実施形態では、この引き抜きの前に、U字管30,30の上端部30u,30u…に保護キャップ90を被せるようにしている(「保護キャップ取り付け工程」に相当)。
図7Aは、この保護キャップ90の概略中心縦断面図であり、図7Bは、図7A中のB−B断面図である。なお、図7A及び図7Bでは、保護キャップ90内に収容されるべきU字管30,30…の上端部30u,30u…も図示している。
保護キャップ90は、断面正円形状の円筒部90aを本体とする。そして、この円筒部90aの外径φoutは、全長に亘って同径であり、且つ掘削管24の内径の最小径φ24minよりも小さく設定されている。これにより、掘削管24のうちで最小内径部となる前述の上下の管端部24eu,24ed(図6)が保護キャップ90の位置を通過する際も、互いの間に所定のクリアランスを確保可能なので、通過時の大きな干渉は回避される。他方、円筒部90aの内径φinは、一対のU字管30,30の計4本の上端部30u,30u…をひとまとめに収容可能な寸法に設定されている。例えば、図7Bに示すように、同内径φinは、一対のU字管30,30の全て上端部30u,30u…の包絡線をなす外接円C30uの直径以上の径に設定されている(図7Bの例では同径)。但し、U字管30,30…の撓み変形によりこれら全ての上端部30u,30u…を円筒部90a内に収めることができるのであれば、円筒部90aの内径φinを、上述の外接円C30uの直径より若干小さくしても構わない。
また、図7Aに示すように、同円筒部90aは、蓋部90bを有する有蓋円筒体である。すなわち、円筒部90aの上端部には蓋部90bが一体に設けられ、当該蓋部90bは円筒部90の筒端開口を密閉している。そして、この蓋部90bが、U字管30,30の上端部30u,30u…の上に乗ることにより、保護キャップ90はU字管30,30に吊り下げ支持される。更に、この保護キャップ90は或る程度の重みを有するステンレス鋼等の金属製である。
よって、図5Bに示すように、かかる保護キャップ90を取り付けた状態で、U字管30,30…を竪孔23に残しつつ、掘削管24を引き抜く(「掘削管引き抜き工程」に相当)際にも、各掘削管24と大きく干渉すること無く、また、その重みに基づいて保護キャップ90は確実にU字管30,30の上端部30u,30u…にしっかりと留まることができて、結果、掘削管24の竪孔23からの引き抜き時に被り得るU字管30,30の上端部30u,30u…の損傷を有効に防止可能となる。
ちなみに、引き抜いて地上に出てきた掘削管24については、前述の上下の管端部24eu,24edの連結構造にて、地中の掘削管24,24…から分離する。
そして、この掘削管24,24…の連結体24Gの引き抜き作業が終わったら、最後に、図5Cに示すように竪孔23内に充填材27を入れてU字管30,30を埋める(「充填工程」に相当)。
この充填材27を入れる方法としては、例えば漏斗95を用いることが挙げられ、また、その場合には、U字管30,30の上端部30u,30u…には上述の保護キャップ90を被せたままにしておく。すなわち、竪孔23の内周面と保護キャップ90の外周面との間に、漏斗95の下端部の略円筒部95pが入るように漏斗95を配置する。また、この時、漏斗95の下端部たる略円筒部95pの内周面と保護キャップ90の外周面との間にはクリアランスが形成されるように配置する。
そうしたら、充填材27を貯留するホッパー98を漏斗95の上方にミニクレーン99等で持ち上げ、その状態でホッパー98の下端開口98aを開く。すると、漏斗95上に充填材27が落下するが、これら落下した充填材27は、漏斗95上を滑落しながらその平面中心側へと誘導されて、同漏斗95の下端部の略円筒部95pと保護キャップ90との間のクリアランスを通って竪孔23内へと順次落ちていく。これにより、充填材27が竪孔23内に充填されてU字管30,30が埋設される。なお、この時、ホッパー98から落下する充填材27は保護キャップ90に当たるが、このことにより、U字管30,30の上端部30u,30u…は充填材27の衝突から保護されるので、同上端部30u,30u…の損傷は確実に防止される。
そうしたら、最後に、保護キャップ90をU字管30,30…の上端部から取り外し(「保護キャップ取り外し工程」に相当)、これにより、地中熱交換器21の設置工事が完了する。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、保護キャップ90として断面正円形状の円筒部90aを本体としたものを例示したが、何等これに限るものではない。例えば断面形状が三角形や四角形等の多角形形状の筒部を本体としても良く、更には、これ以外の断面形状の筒部を本体としても良い。但し、その場合についても、掘削管24との干渉防止の観点からは、筒軸方向の全長に亘って断面形状が同形状に維持されている方が好ましい。
上述の実施形態では、管部材の一例として一対のU字管30,30を例示したが、管形状は何等U字状に限るものではない。例えば、二重管式の地中熱交換器の場合には、同熱交換器の本体として、外筒と、外筒内に挿入配置される内筒とが使用され、そして、外筒としては、下端部が密閉封止された単管状の管部材が竪孔23に建て込まれることになるが、当該単管状の管部材であっても本発明に係る建て込み方法を適用可能である。なお、この単管状の管部材の一例としては、コルゲート管(corrugated pipe:波形管)が挙げられ、当該管によれば、その外周面及び内周面の螺旋波形形状に基づく表面積の拡大効果により、地盤Gとコルゲート管内の熱媒体との熱交換効率を高めることができる。
上述の実施形態では、掘削管24,24同士の連結構造としてねじ構造を例示したが、何等これに限るものではなく、これ以外の周知の管継ぎ手構造を用いても良い。また、前述のねじ構造の説明の中では、掘削管24の上側管端部24euに雌ねじ25fを設け、下側管端部24edに雄ねじ25mを設けていたが、この設置位置関係を上下逆さまにしても良い。すなわち、上側管端部24euに雄ねじ25mを設け、下側管端部24edに雌ねじ25fを設けても構わない。
1 建物、11 地中熱利用システム、15 ヒートポンプ、17 循環ポンプ、
21 地中熱交換器、22 樹脂管、23 竪孔(掘削孔)、23eu 口部、
23w 削孔水、24 掘削管、24ed 下側管端部、24eu 上側管端部、
24G 掘削管の連結体、25m 雄ねじ、25f 雌ねじ、26 熱媒体、
27 充填材、30 U字管(管部材)、30u 上端部、30d 下端部、
30r 巻き取り状態のU字管、31 U字継手部、35 単管、
35a 管端開口、35b 管端開口、60 ボーリングマシン、62 アーム、
70 リール装置、80 引き上げ機構、90 保護キャップ、
90a 円筒部、90b 蓋部、95 漏斗、95p 略円筒部、
98 ホッパー、98a 下端開口、99 ミニクレーン、
SP23 空間、G 地盤(地面)

Claims (3)

  1. 地面に掘削孔を形成し、前記掘削孔に地中熱交換器に係る管部材を建て込む方法であって、
    掘削管の管軸方向を掘削方向に向けながら前記掘削管を管軸周りに回転させて掘削することにより、前記地面に前記掘削孔を形成する掘削工程と、
    前記掘削管の管軸方向に前記管部材の管軸方向を沿わせつつ前記掘削管内に前記管部材を建て込む管部材建て込み工程と、
    前記掘削孔の口部よりも上方に突出する前記管部材の上端部に、該上端部を覆って保護する保護キャップを取り付ける保護キャップ取り付け工程と、
    前記保護キャップを前記管部材の前記上端部に取り付けた状態で、前記掘削管を管軸方向に沿って引き上げることにより、前記掘削孔内に前記管部材を残しつつ、前記掘削孔から前記掘削管を引き抜く掘削管引き抜き工程と、
    前記保護キャップを前記管部材の前記上端部から取り外す保護キャップ取り外し工程と、を有することを特徴とする地中熱交換器に係る管部材の地面の掘削孔への建て込み方法。
  2. 請求項1に記載の地中熱交換器に係る管部材の地面の掘削孔への建て込み方法であって、
    前記保護キャップは、円筒部と蓋部とを有する有蓋円筒体であり、
    前記保護キャップの外径は、前記掘削管の内径の最小寸法よりも小さく、前記保護キャップの内径は、前記管部材の上端部を収容可能な大きさに設定されていることを特徴とする地中熱交換器に係る管部材の地面の掘削孔への建て込み方法。
  3. 請求項1又は2に記載の地中熱交換器に係る管部材の地面の掘削孔への建て込み方法であって、
    前記掘削管引き抜き工程と、前記保護キャップ取り外し工程との間には、
    前記掘削孔と前記管部材との間に、前記掘削孔の上方から充填材を充填する充填工程を有し、
    前記充填工程では、前記保護キャップが前記管部材の前記上端部に取り付けられた状態のまま、前記充填材が前記保護キャップの上方から前記掘削孔内へ充填されることを特徴とする地中熱交換器に係る管部材の地面の掘削孔への建て込み方法。
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