JP2012127207A - バタフライバルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】「合口シール漏れ」、「内周シール漏れ」、「外周シール漏れ」がなく、「低弁漏れ」が可能なEGRバルブを提供する。
【解決手段】シールリング6は、環状空洞部8によって内周リップ9と外周リップ10にバネ力が付与される。内周段差環αが一方の溝側壁5aに係合し、外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接する。これにより、外周リップ10の中間部が外径側へ膨出し、全閉時に外周リップ10が隙間を確実にシールする。また、シール嵌合溝5を閉塞するため「内周シール漏れ」がない。さらに、シール嵌合溝5の内部を閉塞するため、シール嵌合溝5内にデポジットが侵入せず、デポジットの固化による「外周シール漏れ」が生じない。さらに、シールリング6は周方向に切れ目がなく、「合口シール漏れ」がない。このようにしてEGRバルブの「低弁漏れ」を実現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】シールリング6は、環状空洞部8によって内周リップ9と外周リップ10にバネ力が付与される。内周段差環αが一方の溝側壁5aに係合し、外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接する。これにより、外周リップ10の中間部が外径側へ膨出し、全閉時に外周リップ10が隙間を確実にシールする。また、シール嵌合溝5を閉塞するため「内周シール漏れ」がない。さらに、シール嵌合溝5の内部を閉塞するため、シール嵌合溝5内にデポジットが侵入せず、デポジットの固化による「外周シール漏れ」が生じない。さらに、シールリング6は周方向に切れ目がなく、「合口シール漏れ」がない。このようにしてEGRバルブの「低弁漏れ」を実現できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、弁体の外周縁にシールリングが設けられるバタフライバルブに関し、例えばエンジン(燃料の燃焼により動力を発生させる内燃機関)の排出した排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路へ戻すEGRバルブ等に用いて好適な技術に関する。
(従来技術)
バタフライバルブの一例として、EGRバルブを用いて従来技術を説明する。
車両に搭載されるエンジンは、EGRガスを吸気側へ戻すEGR装置(排気ガス還流装置)を搭載する。
EGR装置は、
・エンジンの排気通路から排気ガスの一部を吸気通路へ導くためのEGR流路と、
・このEGR流路の開度を調整することで吸気側へ戻されるEGRガス量をコントロールするバタフライバルブと、
・このバタフライバルブの開度制御(具体的には、EGRバルブに搭載される電動アクチュエータの通電制御)を行なうECU(エンジン・コントロール・ユニットの略)と、
を備える。
バタフライバルブの一例として、EGRバルブを用いて従来技術を説明する。
車両に搭載されるエンジンは、EGRガスを吸気側へ戻すEGR装置(排気ガス還流装置)を搭載する。
EGR装置は、
・エンジンの排気通路から排気ガスの一部を吸気通路へ導くためのEGR流路と、
・このEGR流路の開度を調整することで吸気側へ戻されるEGRガス量をコントロールするバタフライバルブと、
・このバタフライバルブの開度制御(具体的には、EGRバルブに搭載される電動アクチュエータの通電制御)を行なうECU(エンジン・コントロール・ユニットの略)と、
を備える。
従来技術におけるEGRバルブの要部を、図6を参照して説明する。なお、後述する[発明を実施するための形態]および[実施例]と同一符号は、同一機能物を示すものである。
図6(a)はEGRバルブの要部断面図であり、EGRバルブは、EGR流路内に固定されたノズル3(ハウジング内に組付けられてEGR流路の一部を成す筒状部材)内を開閉可能な弁体4を備える。
この弁体4の外周縁には、全周に亘るシール嵌合溝5が形成されており、このシール嵌合溝5の内部にシールリング6が嵌め入れられ、全閉時にシールリング6が弁体4とノズル3の隙間をシールする。
図6(a)はEGRバルブの要部断面図であり、EGRバルブは、EGR流路内に固定されたノズル3(ハウジング内に組付けられてEGR流路の一部を成す筒状部材)内を開閉可能な弁体4を備える。
この弁体4の外周縁には、全周に亘るシール嵌合溝5が形成されており、このシール嵌合溝5の内部にシールリング6が嵌め入れられ、全閉時にシールリング6が弁体4とノズル3の隙間をシールする。
従来技術におけるシールリング6は、図6(b)に示すように、線膨張の差分を吸収するための合口6a(周方向の分離部)が設けられている。
具体的に合口6aは、シールリング6の自由長(無負荷状態)において、合口6aが少量離間するように設けられており、シールリング6の外周縁がノズル3の内壁に押し付けられて組付けられる(シールリング6が縮径した状態で組付けられる)。これにより、ノズル3、シールリング6のそれぞれに熱膨張変化が生じても、全閉時においてシールリング6の外周縁が常にノズル3の内壁に接する(例えば、特許文献1参照)。
具体的に合口6aは、シールリング6の自由長(無負荷状態)において、合口6aが少量離間するように設けられており、シールリング6の外周縁がノズル3の内壁に押し付けられて組付けられる(シールリング6が縮径した状態で組付けられる)。これにより、ノズル3、シールリング6のそれぞれに熱膨張変化が生じても、全閉時においてシールリング6の外周縁が常にノズル3の内壁に接する(例えば、特許文献1参照)。
(従来技術の問題点1)
シールリング6には、上述したように合口6aが存在する。このため、全閉時であっても合口6aからEGRガスが漏れる可能性がある。なお、以下では、合口6aからEGRガス(流体の一例)が漏れることを「合口シール漏れ」と称して説明する。
このため、合口6aを有するシールリング6を用いたEGRバルブでは、「低弁漏れ(全閉時の流体漏れが極めて小さいバルブ)」が実現できなかった。
シールリング6には、上述したように合口6aが存在する。このため、全閉時であっても合口6aからEGRガスが漏れる可能性がある。なお、以下では、合口6aからEGRガス(流体の一例)が漏れることを「合口シール漏れ」と称して説明する。
このため、合口6aを有するシールリング6を用いたEGRバルブでは、「低弁漏れ(全閉時の流体漏れが極めて小さいバルブ)」が実現できなかった。
(従来技術の問題点2)
従来技術の問題点2を、図7を参照して説明する。
図7(a)に示すように、シール嵌合溝5にデポジットX(排気ガスに含まれる煤や、未燃焼ガス等のオイル成分)が堆積していない状態(例えば、EGRバルブが新品の状態など)では、シール嵌合溝5に嵌め入れられたシールリング6は、自己の復元力(バネ力)によって、外周縁がノズル3の内壁に押し付けられ、全閉時にシールリング6とノズル3の間の隙間を塞ぐ。
従来技術の問題点2を、図7を参照して説明する。
図7(a)に示すように、シール嵌合溝5にデポジットX(排気ガスに含まれる煤や、未燃焼ガス等のオイル成分)が堆積していない状態(例えば、EGRバルブが新品の状態など)では、シール嵌合溝5に嵌め入れられたシールリング6は、自己の復元力(バネ力)によって、外周縁がノズル3の内壁に押し付けられ、全閉時にシールリング6とノズル3の間の隙間を塞ぐ。
合口6aを備えるシールリング6は、内径方向の力を受けると、合口6aが縮み代として機能して縮径する。
一方、EGRガスに触れる部分には、デポジットXが付着する。
そして、弁体4の周囲にデポジットXが堆積し、弁体4の開閉時に、図7(b)に示すように、弁体4の周囲に堆積したデポジットXが、シールリング6の張力(復元力)を上回ってシールリング6を内径方向に押し込む懸念がある。この状態で熱履歴を受けるなどしてシール嵌合溝5に侵入したデポジットXの固化が進行すると、シールリング6が縮径状態のままでデポジットXがノズル3に固着する可能性がある。
一方、EGRガスに触れる部分には、デポジットXが付着する。
そして、弁体4の周囲にデポジットXが堆積し、弁体4の開閉時に、図7(b)に示すように、弁体4の周囲に堆積したデポジットXが、シールリング6の張力(復元力)を上回ってシールリング6を内径方向に押し込む懸念がある。この状態で熱履歴を受けるなどしてシール嵌合溝5に侵入したデポジットXの固化が進行すると、シールリング6が縮径状態のままでデポジットXがノズル3に固着する可能性がある。
上述したデポジットXの固着状態{図7(b)に示す状態}で、電動アクチュエータが作動し、電動アクチュエータの出力がデポジットXの固着力を上回るトルクで弁体4を駆動すると、弁体4の周囲のデポジットXが脱落して、弁体4は正常に開閉動作する。
しかし、シールリング6の縮径状態の固着はシール嵌合溝5の内部で固化したデポジットXにより解除できない。
しかし、シールリング6の縮径状態の固着はシール嵌合溝5の内部で固化したデポジットXにより解除できない。
このため、図7(c)に示すように、弁体4を全閉位置へ戻すと、シールリング6の周囲の隙間からEGRガスが漏れる不具合が発生する。なお、以下では、シールリング6とノズル3の内壁との間(摺動部)からEGRガス(流体の一例)が漏れることを「外周シール漏れ」と称して説明する。
その結果、弁体4が全閉位置へ戻されて、EGRガスを吸気側へ戻さない運転状態(例えば、エンジン負荷が大きい運転状態など)であっても、「外周シール漏れ」によってEGRガスが吸気側へ戻されてしまい、エンジンの出力低下を招いたり、排気ガスのエミッションの悪化が懸念される。
その結果、弁体4が全閉位置へ戻されて、EGRガスを吸気側へ戻さない運転状態(例えば、エンジン負荷が大きい運転状態など)であっても、「外周シール漏れ」によってEGRガスが吸気側へ戻されてしまい、エンジンの出力低下を招いたり、排気ガスのエミッションの悪化が懸念される。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、「合口シール漏れ」、「内周シール漏れ(弁体とシールリングの間から流体が漏れる不具合)」、「外周シール漏れ」がなく、「低弁漏れ」が可能なバタフライバルブを提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段のシールリングは、周方向に切れ目がない(従来技術の合口を有さない)。このため、「合口シール漏れ」の発生がなく、「低弁漏れ」を実現することができる。
請求項1の手段のシールリングは、周方向に切れ目がない(従来技術の合口を有さない)。このため、「合口シール漏れ」の発生がなく、「低弁漏れ」を実現することができる。
また、シールリングは、環状空洞部によって、シールリングの内側の内周リップと、シールリングの外側の外周リップとが設けられ、内周リップは外径側に押圧すると内径側へ戻るバネ力が付与されるとともに、外周リップは内径側に押圧すると外径側へ戻るバネ力が付与される。
内周リップの内周段差環(α)がシール嵌合溝の一方の溝側壁に係合するとともに、外周リップの外周当接環(β)が環状フランジ(シール嵌合溝の一方の溝側壁の延長壁)に押し付けられて当接する。
これにより、外周リップが厚み方向に圧縮されて、外周リップの厚み方向の中間部の外周面が外径側へ膨出する。このため、全閉時には、外周リップが通路部材の内壁に強く押し付けられ、外周リップが通路部材とシールリングの隙間を全周に亘って確実にシールする。
内周リップの内周段差環(α)がシール嵌合溝の一方の溝側壁に係合するとともに、外周リップの外周当接環(β)が環状フランジ(シール嵌合溝の一方の溝側壁の延長壁)に押し付けられて当接する。
これにより、外周リップが厚み方向に圧縮されて、外周リップの厚み方向の中間部の外周面が外径側へ膨出する。このため、全閉時には、外周リップが通路部材の内壁に強く押し付けられ、外周リップが通路部材とシールリングの隙間を全周に亘って確実にシールする。
さらに、内周リップの内周段差環(α)がシール嵌合溝の一方の溝側壁に係合するとともに、外周リップの外周当接環(β)が環状フランジに押し付けられて当接することにより、シールリングによってシール嵌合溝が閉塞される。
これにより、
(i)弁体とシールリングの隙間を全周に亘ってシールすることができるとともに、
(ii)シール嵌合溝の内部に流体(EGRガス等)に含まれる異物(デポジット等)が侵入しない。
これにより、
(i)弁体とシールリングの隙間を全周に亘ってシールすることができるとともに、
(ii)シール嵌合溝の内部に流体(EGRガス等)に含まれる異物(デポジット等)が侵入しない。
上記(i)で示したように、弁体とシールリングの隙間を全周に亘ってシールすることができるため、「内周シール漏れ」がない。
また、上記(ii)で示したように、シールリングによってシール嵌合溝が閉塞されて、シール嵌合溝の内部に流体に含まれる異物(デポジット等)が侵入しないため、異物の影響によってシールリングが縮径状態で固着する不具合が生じない。このため、長期に亘って「外周シール漏れ」を防ぐことができる。
また、上記(ii)で示したように、シールリングによってシール嵌合溝が閉塞されて、シール嵌合溝の内部に流体に含まれる異物(デポジット等)が侵入しないため、異物の影響によってシールリングが縮径状態で固着する不具合が生じない。このため、長期に亘って「外周シール漏れ」を防ぐことができる。
〔請求項2の手段〕
「シールリングの厚み方向に対する環状空洞部の底部(γ)における通路部材の内径寸法L1」と「シールリングの厚み方向に対する環状空洞部の底部(γ)における外周リップの外径寸法L1’」との関係は、
L1>L1’である。
この関係により、内周リップは外径側に押圧すると内径側へ戻るバネ力が付与されるとともに、外周リップは内径側に押圧すると外径側へ戻るバネ力が付与される。
「シールリングの厚み方向に対する環状空洞部の底部(γ)における通路部材の内径寸法L1」と「シールリングの厚み方向に対する環状空洞部の底部(γ)における外周リップの外径寸法L1’」との関係は、
L1>L1’である。
この関係により、内周リップは外径側に押圧すると内径側へ戻るバネ力が付与されるとともに、外周リップは内径側に押圧すると外径側へ戻るバネ力が付与される。
「外周リップが当接する部位における通路部材の内径寸法L2」と「通路部材が当接する部位における外周リップの外径方向の自由長寸法L2’」との関係は、
L2≦L2’である。
この関係により、全閉時に外周リップが通路部材の内壁に全周に亘って当接し、外周リップのバネ力(外径側へ戻る力)によって、外周リップが通路部材とシールリングの隙間を全周に亘ってシールする。
L2≦L2’である。
この関係により、全閉時に外周リップが通路部材の内壁に全周に亘って当接し、外周リップのバネ力(外径側へ戻る力)によって、外周リップが通路部材とシールリングの隙間を全周に亘ってシールする。
〔請求項3の手段〕
「シール嵌合溝の溝幅L3」と「内周段差環(α)から外周当接環(β)に至るシールリングの厚み方向の自由長寸法L3’」との関係は、
L3<L3’である。
この関係により、外周リップが厚み方向へ圧縮されて、外周リップの外周面の中間部が外径側へ膨出する。このため、全閉時には、外周リップが通路部材の内壁に強く当接し、外周リップが通路部材とシールリングの隙間を全周に亘って確実にシールする。
「シール嵌合溝の溝幅L3」と「内周段差環(α)から外周当接環(β)に至るシールリングの厚み方向の自由長寸法L3’」との関係は、
L3<L3’である。
この関係により、外周リップが厚み方向へ圧縮されて、外周リップの外周面の中間部が外径側へ膨出する。このため、全閉時には、外周リップが通路部材の内壁に強く当接し、外周リップが通路部材とシールリングの隙間を全周に亘って確実にシールする。
また、上記L3<L3’関係により、シール嵌合溝の内部がシールリングによって閉塞される。
このため、
(i)弁体とシールリングの隙間を全周に亘ってシールすることができるとともに、
(ii)シール嵌合溝の内部に流体に含まれる異物(デポジット等)が侵入しない。
このため、
(i)弁体とシールリングの隙間を全周に亘ってシールすることができるとともに、
(ii)シール嵌合溝の内部に流体に含まれる異物(デポジット等)が侵入しない。
〔請求項4の手段〕
請求項4のシールリングは、表面の摩擦係数が小さい高分子材料によって設けられ、環状空洞部によってバネ力が付与される。
表面の摩擦係数が小さいため、流体に含まれる異物(デポジット等)が付着、堆積するのを長期に亘って防ぐことができる。
請求項4のシールリングは、表面の摩擦係数が小さい高分子材料によって設けられ、環状空洞部によってバネ力が付与される。
表面の摩擦係数が小さいため、流体に含まれる異物(デポジット等)が付着、堆積するのを長期に亘って防ぐことができる。
〔請求項5の手段〕
「内周リップにおいてシール嵌合溝の内部に嵌め入れられる嵌合凸環(δ)の内径寸法L4」と「シール嵌合溝の溝底(ε)の外径寸法L4’」との関係は、
L4≦L4’である。
この関係により、内周リップの嵌合凸環(δ)がシール嵌合溝の溝底(ε)に当接する。これにより、内周リップは、内周段差環(α)と嵌合凸環(δ)の両方で弁体に押し付けられて当接することができ、「内周シール漏れ」のシール性能を高めることができる。
「内周リップにおいてシール嵌合溝の内部に嵌め入れられる嵌合凸環(δ)の内径寸法L4」と「シール嵌合溝の溝底(ε)の外径寸法L4’」との関係は、
L4≦L4’である。
この関係により、内周リップの嵌合凸環(δ)がシール嵌合溝の溝底(ε)に当接する。これにより、内周リップは、内周段差環(α)と嵌合凸環(δ)の両方で弁体に押し付けられて当接することができ、「内周シール漏れ」のシール性能を高めることができる。
また、内周リップは、内周段差環(α)と嵌合凸環(δ)の両方で弁体に押し付けられて当接することで、シールリングの回り止めを行なうことができる。
シールリングの回り止めが成されることで、シールリングに偏摩耗が生じても、偏摩耗した部分が回転しないため、偏摩耗したシールリングが回転することによるシール性の劣化を長期に亘って防ぐことができる。
シールリングの回り止めが成されることで、シールリングに偏摩耗が生じても、偏摩耗した部分が回転しないため、偏摩耗したシールリングが回転することによるシール性の劣化を長期に亘って防ぐことができる。
〔請求項6の手段〕
「内周リップにおいてシール嵌合溝の内部に嵌め入れられる嵌合凸環(δ)の内径寸法L4」と「シール嵌合溝の溝底(ε)の外径寸法L4’」との関係は、
L4>L4’である。
この関係により、内周リップの嵌合凸環(δ)が、弁体に対して径方向へ移動することが可能になる。これにより、全閉時に外周リップが通路部材の内壁に当接した際に、シールリングの調芯を行なうことができる。
「内周リップにおいてシール嵌合溝の内部に嵌め入れられる嵌合凸環(δ)の内径寸法L4」と「シール嵌合溝の溝底(ε)の外径寸法L4’」との関係は、
L4>L4’である。
この関係により、内周リップの嵌合凸環(δ)が、弁体に対して径方向へ移動することが可能になる。これにより、全閉時に外周リップが通路部材の内壁に当接した際に、シールリングの調芯を行なうことができる。
図面を参照して[発明を実施するための形態]を説明する。
EGRバルブ1(バタフライバルブの一例)は、
内周面にEGR流路2(流体通路の一例)を成す内壁が形成されるノズル3(通路部材の一例)と、
このノズル3の開閉あるいは開度調整を行なう弁体4と、
この弁体4の外周縁に形成されたシール嵌合溝5の内部に嵌め入れられ、弁体4がEGR流路2を閉塞する全閉時に弁体4とノズル3の内壁の隙間を閉塞するシールリング6と、
弁体4を回転駆動するシャフト7とを具備する。
EGRバルブ1(バタフライバルブの一例)は、
内周面にEGR流路2(流体通路の一例)を成す内壁が形成されるノズル3(通路部材の一例)と、
このノズル3の開閉あるいは開度調整を行なう弁体4と、
この弁体4の外周縁に形成されたシール嵌合溝5の内部に嵌め入れられ、弁体4がEGR流路2を閉塞する全閉時に弁体4とノズル3の内壁の隙間を閉塞するシールリング6と、
弁体4を回転駆動するシャフト7とを具備する。
シールリング6は、周方向に切れ目なく設けられるとともに、周方向に形成された環状空洞部8によって弾性変形可能なバネ力が与えられており、
シールリング6における環状空洞部8の内側には、シール嵌合溝5に嵌め合わされる内周リップ9が設けられ、
シールリング6における環状空洞部8の外側には、全閉時においてノズル3の内壁に全周に亘って当接する外周リップ10が設けられる。
シールリング6における環状空洞部8の内側には、シール嵌合溝5に嵌め合わされる内周リップ9が設けられ、
シールリング6における環状空洞部8の外側には、全閉時においてノズル3の内壁に全周に亘って当接する外周リップ10が設けられる。
内周リップ9には、シール嵌合溝5の一方の溝側壁5aに係合する内周段差環αが設けられる。
外周リップ10には、シール嵌合溝5における他方の溝側壁5bを外径方向に延長して設けた環状フランジ11に押し付けられて当接する外周当接環βが設けられる。
外周リップ10には、シール嵌合溝5における他方の溝側壁5bを外径方向に延長して設けた環状フランジ11に押し付けられて当接する外周当接環βが設けられる。
〇「シールリング6の厚み方向に対する環状空洞部8の底部γにおけるノズル3の内径寸法L1」と「シールリング6の厚み方向に対する環状空洞部8の底部γにおける外周リップ10の外径寸法L1’」との関係は、
L1>L1’に設けられる。
〇「外周リップ10が当接する部位におけるノズル3の内径寸法L2」と「ノズル3が当接する部位における外周リップ10の外径方向の自由長寸法L2’」との関係は、
L2≦L2’に設けられる。
〇「シール嵌合溝5の溝幅L3」と「内周段差環αから外周当接環βに至るシールリング6の厚み方向の自由長寸法L3’」との関係は、
L3<L3’に設けられる。
L1>L1’に設けられる。
〇「外周リップ10が当接する部位におけるノズル3の内径寸法L2」と「ノズル3が当接する部位における外周リップ10の外径方向の自由長寸法L2’」との関係は、
L2≦L2’に設けられる。
〇「シール嵌合溝5の溝幅L3」と「内周段差環αから外周当接環βに至るシールリング6の厚み方向の自由長寸法L3’」との関係は、
L3<L3’に設けられる。
以下において本発明を車両エンジンに搭載されるEGR装置のEGRバルブ1に適用した具体的な一例(実施例)を、図面を参照して説明する。以下の実施例は、具体的な一例を開示するものであって、本発明が実施例に限定されないことは言うまでもない。なお、以下の実施例において、上記[発明を実施するための形態]と同一符号は、同一機能物を示すものである。
[実施例1]
図1〜図3を参照して実施例1を説明する。
EGR装置は、エンジンの排出した排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジンの吸気側に戻すことで、吸気の一部に不燃ガスであるEGRガスを混入させる周知の技術である。
EGR装置は、排気通路を流れる排気ガスの一部を吸気通路へ戻すEGR流路2と、このEGR流路2の開閉および開度調整を行なうEGRバルブ1とを少なくとも備え、このEGRバルブ1の開度が車両の走行状態に応じてECUによって制御される。
図1〜図3を参照して実施例1を説明する。
EGR装置は、エンジンの排出した排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジンの吸気側に戻すことで、吸気の一部に不燃ガスであるEGRガスを混入させる周知の技術である。
EGR装置は、排気通路を流れる排気ガスの一部を吸気通路へ戻すEGR流路2と、このEGR流路2の開閉および開度調整を行なうEGRバルブ1とを少なくとも備え、このEGRバルブ1の開度が車両の走行状態に応じてECUによって制御される。
EGRバルブ1は、吸気通路におけるスロットルバルブの吸気下流側へEGRガスを戻す高圧EGR装置に搭載される高圧EGRバルブ1であっても良いし、吸気通路におけるスロットルバルブの吸気上流側(例えばターボチャージャ搭載車両であればコンプレッサの吸気上流側)へEGRガスを戻す低圧EGR装置に搭載される低圧EGRバルブ1であっても良い。
EGRバルブ1の具体的な一例を、図3を参照して説明する。
なお、以下では、図3の図示上側を上、図示下側を下と称して説明するが、この上下は実施例の説明のための方向であり、限定されるものではない。
EGRバルブ1は、
・内部にEGR流路2の一部を形成するハウジング12と、
・ハウジング12内のEGR流路2を開閉する弁体4と、
・弁体4の外周縁に形成されたシール嵌合溝5の内部に嵌め入れられるシールリング6と、
・ハウジング12に対して弁体4を回転可能に支持するシャフト7と、
・シャフト7を介して弁体4を駆動する電動アクチュエータ13と、
を具備する。
なお、以下では、図3の図示上側を上、図示下側を下と称して説明するが、この上下は実施例の説明のための方向であり、限定されるものではない。
EGRバルブ1は、
・内部にEGR流路2の一部を形成するハウジング12と、
・ハウジング12内のEGR流路2を開閉する弁体4と、
・弁体4の外周縁に形成されたシール嵌合溝5の内部に嵌め入れられるシールリング6と、
・ハウジング12に対して弁体4を回転可能に支持するシャフト7と、
・シャフト7を介して弁体4を駆動する電動アクチュエータ13と、
を具備する。
ハウジング12は、アルミニウム製であり、ハウジング12の内部にはEGR流路2の一部が形成されている。
ハウジング12におけるEGR流路2の内壁には、耐熱性、耐腐食性に優れた部材(例えば、ステンレスなど)よりなる円筒形状を呈したノズル3が圧入等により固定配置されている。このノズル3の内部(円筒形の穴の内壁)は、EGR流路2の一部を成すものである。
ハウジング12におけるEGR流路2の内壁には、耐熱性、耐腐食性に優れた部材(例えば、ステンレスなど)よりなる円筒形状を呈したノズル3が圧入等により固定配置されている。このノズル3の内部(円筒形の穴の内壁)は、EGR流路2の一部を成すものである。
ノズル3の内周面には、全閉時にシールリング6と全周に亘って当接する円環状のシート面14が形成されている。
なお、図1では、シート面14の一例として、EGRガスの流れ方向の下流側(排気通路よりも吸気通路に近い側)に向かって拡径するテーパ面として設ける例を示すが限定されるものではなく、例えばシート面14を外径側に窪む円弧曲面(凹形ボール面等)に設けても良い。
なお、図1では、シート面14の一例として、EGRガスの流れ方向の下流側(排気通路よりも吸気通路に近い側)に向かって拡径するテーパ面として設ける例を示すが限定されるものではなく、例えばシート面14を外径側に窪む円弧曲面(凹形ボール面等)に設けても良い。
弁体4は、ノズル3の内部に配置され、ノズル3の内部の開度制御を行なうことで、EGR流路2の開度調整を行い、吸気通路へ戻されるEGRガス量の調整を行なうものである。
この弁体4は、略円盤形状を呈し、耐熱性、耐腐食性に優れた部材(例えば、ステンレスなど)によって設けられる。
弁体4は、シャフト7の下端に溶接等の結合技術によって固定されて、シャフト7によって片持ち支持されるものである。なお、弁体4は、シャフト7に片持ち支持されるものに限定されるものではない。
この弁体4は、略円盤形状を呈し、耐熱性、耐腐食性に優れた部材(例えば、ステンレスなど)によって設けられる。
弁体4は、シャフト7の下端に溶接等の結合技術によって固定されて、シャフト7によって片持ち支持されるものである。なお、弁体4は、シャフト7に片持ち支持されるものに限定されるものではない。
ここで、この実施例のノズル3は、シャフト7の軸線に対して垂直配置される。具体的には、ノズル3の軸線(筒体の中心線)が、シャフト7の軸線に対して垂直に配置される。
そして、この実施例の弁体4は、シャフト7の軸線に対して平行配置される。具体的には、弁体4の円盤面(弁体4の厚み方向に対する垂直方向)が、シャフト7の軸線に対して平行に配置される。
そして、この実施例の弁体4は、シャフト7の軸線に対して平行配置される。具体的には、弁体4の円盤面(弁体4の厚み方向に対する垂直方向)が、シャフト7の軸線に対して平行に配置される。
弁体4の外周縁には、全閉時において弁体4とノズル3の内周壁の隙間を閉塞するシールリング6が設けられている。
シールリング6は、弁体4の外周縁に全周に亘って形成されたシール嵌合溝5に嵌め入れられるものであり、以下において、この実施例におけるシールリング6を具体的に説明する。
シールリング6は、弁体4の外周縁に全周に亘って形成されたシール嵌合溝5に嵌め入れられるものであり、以下において、この実施例におけるシールリング6を具体的に説明する。
シールリング6は、周方向に切れ目なく設けられるリング体であり、溝形状を成す環状空洞部8によって弾性変形可能なバネ力が与えられている。
具体的に、この実施例のシールリング6は、耐熱性や耐油性に優れ、表面の摩擦係数が小さい高分子材料(例えば、PTFE:ポリ・テトラ・フルオ・エチレン)によって設けられ、環状空洞部8によってバネ力が付与されたものである。
具体的に、この実施例のシールリング6は、耐熱性や耐油性に優れ、表面の摩擦係数が小さい高分子材料(例えば、PTFE:ポリ・テトラ・フルオ・エチレン)によって設けられ、環状空洞部8によってバネ力が付与されたものである。
環状空洞部8は、全閉位置においてEGRガスの上流側(図1の右側)に溝の底部γを有する環状溝であり、この環状空洞部8の内周側を内周リップ9と称し、環状空洞部8の外周側を外周リップ10と称する。
そして、環状空洞部8の溝形状(溝幅や溝の深さ等)により、シールリング6のバネ力(バネ定数)が設定されている。具体的には、環状空洞部8の溝形状により、内周リップ9と外周リップ10の弾性力が設定されている。
そして、環状空洞部8の溝形状(溝幅や溝の深さ等)により、シールリング6のバネ力(バネ定数)が設定されている。具体的には、環状空洞部8の溝形状により、内周リップ9と外周リップ10の弾性力が設定されている。
内周リップ9は、シール嵌合溝5に嵌め合わされる嵌合凸環δを備える。この嵌合凸環δは、内周リップ9において内径側にリング状に突出する凸輪であり、嵌合凸環δにはシール嵌合溝5の一方の溝側壁5a(図1の図示右側の溝壁面)に係合する内周段差環αが設けられている。
この嵌合凸環δは、図2に示すように、弁体4にシールリング6を押し付けることで、シール嵌合溝5に嵌まり合う。具体的には、弁体4の外周縁にシールリング6を押し付けると、内周リップ9が外径側へ弾性変形し、環状凸環δがシール嵌合溝5に到達すると環状凸環δが内径側へ復元して、環状凸環δがシール嵌合溝5に嵌まり合うものである。
なお、シールリング6の組付時(圧入時)に、内周リップ9の拡径(環状凸環δの拡径)を行なう目的で、図2に示すように、弁体4の外周縁の角部にテーパ面15が設けられるとともに、環状凸環δの内周縁の角部にもテーパ面16が設けられている。
なお、シールリング6の組付時(圧入時)に、内周リップ9の拡径(環状凸環δの拡径)を行なう目的で、図2に示すように、弁体4の外周縁の角部にテーパ面15が設けられるとともに、環状凸環δの内周縁の角部にもテーパ面16が設けられている。
一方、外周リップ10は、全閉時においてノズル3の内壁(シート面14)に全周に亘って当接するものであり、外周リップ10の外周面(シート面14との当接面)が外径側へ膨出する円弧曲面(凸形ボール面等)に設けられている。
また、外周リップ10には、シール嵌合溝5における他方の溝側壁5b(図1の図示左側の溝壁面)を外径方向に延長して設けた環状フランジ11(弁体4の一部)に押し付けられて当接する外周当接環βが設けられている。
また、外周リップ10には、シール嵌合溝5における他方の溝側壁5b(図1の図示左側の溝壁面)を外径方向に延長して設けた環状フランジ11(弁体4の一部)に押し付けられて当接する外周当接環βが設けられている。
「シールリング6の厚み方向に対する環状空洞部8の底部γにおけるノズル3の内径寸法L1」と「シールリング6の厚み方向に対する環状空洞部8の底部γにおける外周リップ10の外径寸法L1’」との関係は、
L1>L1’
に設けられている。
この関係により、内周リップ9は外径側に押圧すると内径側へ戻るバネ力が付与されるとともに、外周リップ10は内径側に押圧すると外径側へ戻るバネ力が付与される。
L1>L1’
に設けられている。
この関係により、内周リップ9は外径側に押圧すると内径側へ戻るバネ力が付与されるとともに、外周リップ10は内径側に押圧すると外径側へ戻るバネ力が付与される。
「外周リップ10が当接する部位におけるノズル3の内径寸法L2」と「ノズル3が当接する部位における外周リップ10の外径方向の自由長寸法L2’」との関係は、
L2≦L2’
に設けられている。
この関係により、全閉時に外周リップ10がノズル3(シート面14)に全周に亘って当接し、外周リップ10のバネ力(外径側へ戻る力)によって、外周リップ10がノズル3とシールリング6の隙間を全周に亘ってシールする。
L2≦L2’
に設けられている。
この関係により、全閉時に外周リップ10がノズル3(シート面14)に全周に亘って当接し、外周リップ10のバネ力(外径側へ戻る力)によって、外周リップ10がノズル3とシールリング6の隙間を全周に亘ってシールする。
「シール嵌合溝5の溝幅L3」と「内周段差環αから外周当接環βに至るシールリング6の厚み方向の自由長寸法L3’」との関係は、
L3<L3’
に設けられている。
この関係により、外周リップ10が厚み方向に圧縮され、外周リップ10の中間部σにバネ力(バネ作用:矢印参照)が発生し、外周リップ10の外周面の中間部が外径側へ膨出する。これにより、全閉時には、外周リップ10の外周面がノズル3(シート面14)に強く当接し、外周リップ10がノズル3とシールリング6の隙間を全周に亘って確実にシールする。
L3<L3’
に設けられている。
この関係により、外周リップ10が厚み方向に圧縮され、外周リップ10の中間部σにバネ力(バネ作用:矢印参照)が発生し、外周リップ10の外周面の中間部が外径側へ膨出する。これにより、全閉時には、外周リップ10の外周面がノズル3(シート面14)に強く当接し、外周リップ10がノズル3とシールリング6の隙間を全周に亘って確実にシールする。
さらに、L3<L3’関係により、シール嵌合溝5の内部がシールリング6によって閉塞される。
このため、
(i)弁体4とシールリング6の隙間を全周に亘ってシールすることができるとともに、(ii)シール嵌合溝5の内部にEGRガスに含まれるデポジットが侵入しない。
このため、
(i)弁体4とシールリング6の隙間を全周に亘ってシールすることができるとともに、(ii)シール嵌合溝5の内部にEGRガスに含まれるデポジットが侵入しない。
シャフト7は、EGR流路2の内部とハウジング12の上部とを貫通した穴(シャフト7の組付穴)の内部において軸受17を介して回転自在に支持される。このシャフト7は、耐熱性、耐腐食性に優れた部材(例えば、ステンレスなど)よりなる略円柱棒状体である。
この実施例におけるシャフト7は、弁体4を片持ち支持するものである。このため、シャフト7の傾斜を極力抑える目的で、軸方向に離れた2つの軸受17(例えば、メタルブッシュとボールベアリング)を用いてシャフト7を回転自在に支持している。
なお、図示しないが、ハウジング12の内部に、昇温を抑える目的でエンジンの冷却水(例えば、80℃程の温水)の一部が循環供給される冷却水循環路を設けても良い。
この実施例におけるシャフト7は、弁体4を片持ち支持するものである。このため、シャフト7の傾斜を極力抑える目的で、軸方向に離れた2つの軸受17(例えば、メタルブッシュとボールベアリング)を用いてシャフト7を回転自在に支持している。
なお、図示しないが、ハウジング12の内部に、昇温を抑える目的でエンジンの冷却水(例えば、80℃程の温水)の一部が循環供給される冷却水循環路を設けても良い。
また、シャフト7とハウジング12との間には、EGRガスが電動アクチュエータ13の内部(ギヤやモータ等が収容される空間)へ漏れるのを防ぐシール部材18(例えば、断面L字形のリップシールなど)が配置される。なお、図1では、独立したシール部材18を配置しているが、シール機能を有する軸受17を用いることで、独立したシール部材18を廃止しても良い。
電動アクチュエータ13は、ハウジング12の上部に固定されて、シャフト7を回動駆動するものであり、
・通電により回転動力を発生する電動モータ21(例えば、通電量に応じた回転トルクを発生する周知の直流モータ)と、
・この電動モータ21の回転トルクを増幅してシャフト7に伝達する減速装置22(例えば、複数のギヤを組み合わせた歯車式減速機)と、
・弁体4を全閉側へ戻す力をシャフト7に付与するリターンスプリングと、
・シャフト7の開度から弁体4の開度を検出する回転角センサ(例えば、シャフト7の角度を非接触で検出する磁気回転角センサ)と、
を備える。
・通電により回転動力を発生する電動モータ21(例えば、通電量に応じた回転トルクを発生する周知の直流モータ)と、
・この電動モータ21の回転トルクを増幅してシャフト7に伝達する減速装置22(例えば、複数のギヤを組み合わせた歯車式減速機)と、
・弁体4を全閉側へ戻す力をシャフト7に付与するリターンスプリングと、
・シャフト7の開度から弁体4の開度を検出する回転角センサ(例えば、シャフト7の角度を非接触で検出する磁気回転角センサ)と、
を備える。
そして、電動モータ21がECUによって通電制御されることで、シャフト7を介して弁体4の開度制御が行なわれ、エンジンに戻されるEGRガス量の調整が行なわれる。
具体的にECUは、マイクロコンピュータを搭載した周知の電子制御装置であり、回転角センサによって検出される実際の弁体4(シャフト7)の開度が、車両走行状態に応じて算出された目標開度となるように、ECUが電動モータ21を通電制御するものである。
具体的にECUは、マイクロコンピュータを搭載した周知の電子制御装置であり、回転角センサによって検出される実際の弁体4(シャフト7)の開度が、車両走行状態に応じて算出された目標開度となるように、ECUが電動モータ21を通電制御するものである。
(実施例1の効果1)
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、周方向に切れ目がなく、従来技術の合口6aを有さない(符号は図6参照)。
このため、「合口シール漏れ」の発生がなく、EGRバルブ1の「低弁漏れ」を実現することができる。
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、周方向に切れ目がなく、従来技術の合口6aを有さない(符号は図6参照)。
このため、「合口シール漏れ」の発生がなく、EGRバルブ1の「低弁漏れ」を実現することができる。
(実施例1の効果2)
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、内周リップ9の内周段差環αがシール嵌合溝5の一方の溝側壁5aに係合するとともに、外周リップ10の外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接する。
これにより、外周リップ10の厚み方向に圧縮されて、外周リップ10の外周面の中間部が外径側へ膨出する。このため、全閉時には、外周リップ10がノズル3の内壁(シート面14)に強く押し付けられ、外周リップ10がノズル3とシールリング6の隙間を全周に亘って確実にシールする。
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、内周リップ9の内周段差環αがシール嵌合溝5の一方の溝側壁5aに係合するとともに、外周リップ10の外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接する。
これにより、外周リップ10の厚み方向に圧縮されて、外周リップ10の外周面の中間部が外径側へ膨出する。このため、全閉時には、外周リップ10がノズル3の内壁(シート面14)に強く押し付けられ、外周リップ10がノズル3とシールリング6の隙間を全周に亘って確実にシールする。
(実施例1の効果3)
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、内周リップ9の内周段差環αがシール嵌合溝5の一方の溝側壁5aに係合するとともに、外周リップ10の外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接することにより、シールリング6によってシール嵌合溝5が閉塞される。
このように、内周段差環αと外周当接環βがシール嵌合溝5を塞ぐため、弁体4とシールリング6の隙間を全周に亘ってシールすることができ、「内周シール漏れ」がない。
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、内周リップ9の内周段差環αがシール嵌合溝5の一方の溝側壁5aに係合するとともに、外周リップ10の外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接することにより、シールリング6によってシール嵌合溝5が閉塞される。
このように、内周段差環αと外周当接環βがシール嵌合溝5を塞ぐため、弁体4とシールリング6の隙間を全周に亘ってシールすることができ、「内周シール漏れ」がない。
(実施例1の効果4)
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、内周リップ9の内周段差環αがシール嵌合溝5の一方の溝側壁5aに係合するとともに、外周リップ10の外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接することにより、シールリング6によってシール嵌合溝5が閉塞される。
このように、内周段差環αと外周当接環βがシール嵌合溝5を塞ぐため、シール嵌合溝5の内部にEGRガスに含まれるデポジットが侵入しない。
このため、内径方向に押し込まれた状態のシールリング6をシール嵌合溝5に堆積したデポジットが固着させる不具合が発生せず、長期に亘って「外周シール漏れ」の発生を防ぐことができ、全閉時にEGRガスの漏れの発生を抑えることができる。
即ち、EGRガスの漏れによって、エンジンの出力低下を招いたり、排気ガスのエミッションの悪化を招く不具合がなく、EGRバルブ1の信頼性を高めることができる。
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、内周リップ9の内周段差環αがシール嵌合溝5の一方の溝側壁5aに係合するとともに、外周リップ10の外周当接環βが環状フランジ11に押し付けられて当接することにより、シールリング6によってシール嵌合溝5が閉塞される。
このように、内周段差環αと外周当接環βがシール嵌合溝5を塞ぐため、シール嵌合溝5の内部にEGRガスに含まれるデポジットが侵入しない。
このため、内径方向に押し込まれた状態のシールリング6をシール嵌合溝5に堆積したデポジットが固着させる不具合が発生せず、長期に亘って「外周シール漏れ」の発生を防ぐことができ、全閉時にEGRガスの漏れの発生を抑えることができる。
即ち、EGRガスの漏れによって、エンジンの出力低下を招いたり、排気ガスのエミッションの悪化を招く不具合がなく、EGRバルブ1の信頼性を高めることができる。
(実施例1の効果5)
「内周リップ9においてシール嵌合溝5の内部に嵌め入れられる嵌合凸環δの内径寸法L4」と「シール嵌合溝5の溝底εの外径寸法L4’」との関係は、
L4≦L4’に設けられる。
この関係により、内周リップ9の嵌合凸環δがシール嵌合溝5の溝底εに全周に亘って当接する。
これにより、内周リップ9は、内周段差環αと嵌合凸環δの両方で弁体4に押し付けられて当接することができ、「内周シール漏れ」のシール性能を高めることができる。
また、内周リップ9は、内周段差環αと嵌合凸環δの両方で弁体4に押し付けられて当接することで、シールリング6の回り止めを行なうことができる。
シールリング6の回り止めが成されることで、シールリング6に偏摩耗が生じても、偏摩耗した部分が回転しないため、偏摩耗したシールリング6が回転することによるシール性の劣化を長期に亘って防ぐことができる。
「内周リップ9においてシール嵌合溝5の内部に嵌め入れられる嵌合凸環δの内径寸法L4」と「シール嵌合溝5の溝底εの外径寸法L4’」との関係は、
L4≦L4’に設けられる。
この関係により、内周リップ9の嵌合凸環δがシール嵌合溝5の溝底εに全周に亘って当接する。
これにより、内周リップ9は、内周段差環αと嵌合凸環δの両方で弁体4に押し付けられて当接することができ、「内周シール漏れ」のシール性能を高めることができる。
また、内周リップ9は、内周段差環αと嵌合凸環δの両方で弁体4に押し付けられて当接することで、シールリング6の回り止めを行なうことができる。
シールリング6の回り止めが成されることで、シールリング6に偏摩耗が生じても、偏摩耗した部分が回転しないため、偏摩耗したシールリング6が回転することによるシール性の劣化を長期に亘って防ぐことができる。
(実施例1の効果6)
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、表面の摩擦係数が小さい高分子材料(PTFE等)によって設けられるものであるため、EGRガスに含まれるデポジットがシールリング6の表面に付着、堆積するのを長期に亘って防ぐことができる。
これにより、デポジットの付着がほとんど無い状態でシールリング6がバネ力を発生し、全閉時においてデポジットの付着が殆ど無い外周リップ10がシート面14に押圧する。このため、デポジットが低弁漏れを阻害する不具合を長期に亘って回避することができる。
この実施例のEGRバルブ1のシールリング6は、上述したように、表面の摩擦係数が小さい高分子材料(PTFE等)によって設けられるものであるため、EGRガスに含まれるデポジットがシールリング6の表面に付着、堆積するのを長期に亘って防ぐことができる。
これにより、デポジットの付着がほとんど無い状態でシールリング6がバネ力を発生し、全閉時においてデポジットの付着が殆ど無い外周リップ10がシート面14に押圧する。このため、デポジットが低弁漏れを阻害する不具合を長期に亘って回避することができる。
[実施例2]
図4、図5を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例において、上記実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
この実施例2のEGRバルブ1は、図4に示すように、ノズル3および弁体4が、シャフト7の軸線に対して傾斜配置されるものである。
図4、図5を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例において、上記実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
この実施例2のEGRバルブ1は、図4に示すように、ノズル3および弁体4が、シャフト7の軸線に対して傾斜配置されるものである。
そして、この実施例2のEGRバルブ1は、図5に示すように、外周リップ10における外周面の厚み方向の中間部が、ノズル3の内壁(円筒面)に接するものである。即ち、全閉時には、外周リップ10における外周面の厚み方向の中間部の全周が、ノズル3の内壁(円筒面)に全周に亘って当接して、弁体4とノズル3の隙間をシールリング6が閉塞するものである。
このように設けても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
このように設けても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
上記の実施例では、「内周リップ9においてシール嵌合溝5の内部に嵌め入れられる嵌合凸環δの内径寸法L4」と「シール嵌合溝5の溝底εの外径寸法L4’」との関係を
L4≦L4’に設ける例を示したが、L4>L4’に設けても良い。
L4>L4’に設けることにより、内周リップ9の嵌合凸環δが、弁体4に対して径方向へ移動することが可能になる。即ち、弁体4に対してシールリング6を径方向へ移動可能に設けることができる。これにより、全閉時に外周リップ10がノズル3の内壁に当接した際に、シールリング6の調芯を行なうことができる。
L4≦L4’に設ける例を示したが、L4>L4’に設けても良い。
L4>L4’に設けることにより、内周リップ9の嵌合凸環δが、弁体4に対して径方向へ移動することが可能になる。即ち、弁体4に対してシールリング6を径方向へ移動可能に設けることができる。これにより、全閉時に外周リップ10がノズル3の内壁に当接した際に、シールリング6の調芯を行なうことができる。
上記の実施例では、シールリング6を成す高分子材料(樹脂材料)の一例としてPTFEを例示したが、他の樹脂材料を用いても良い。具体的には、純テフロン(テフロンは商標)以外の樹脂材料であれば成形可能なものである。
上記の実施例では、シールリング6を高分子材料(樹脂材料)で設ける例を示したが、金属板(板バネ材等)をプレス加工するなどして、金属板製のシールリング6を設けても良い。
上記の実施例では、シールリング6を高分子材料(樹脂材料)で設ける例を示したが、金属板(板バネ材等)をプレス加工するなどして、金属板製のシールリング6を設けても良い。
上記の実施例では、弁体4の上方のみに設けたシャフト7により弁体4を片持ち支持する例を示したが、弁体4の上下にシャフト7を配置して弁体4を両持ち支持するバタフライバルブに本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、本発明をEGRバルブ1に適用する例を示したが、流体は排気ガスに限定されるものではなく、他の気体流体や液体流体の開閉や、流量または圧力調整を行なうバタフライバルブに本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、本発明をEGRバルブ1に適用する例を示したが、流体は排気ガスに限定されるものではなく、他の気体流体や液体流体の開閉や、流量または圧力調整を行なうバタフライバルブに本発明を適用しても良い。
1 EGRバルブ(バタフライバルブ)
2 EGR流路(流体通路)
3 ノズル(通路部材)
4 弁体
5 シール嵌合溝
5aシール嵌合溝における一方の溝側壁
5bシール嵌合溝における他方の溝側壁
6 シールリング
7 シャフト
8 環状空洞部
9 内周リップ
10 外周リップ
11 環状フランジ
α 内周段差環
β 外周当接環
γ 環状空洞部の底部
δ 内周リップの嵌合凸環
ε シール嵌合溝の溝底
2 EGR流路(流体通路)
3 ノズル(通路部材)
4 弁体
5 シール嵌合溝
5aシール嵌合溝における一方の溝側壁
5bシール嵌合溝における他方の溝側壁
6 シールリング
7 シャフト
8 環状空洞部
9 内周リップ
10 外周リップ
11 環状フランジ
α 内周段差環
β 外周当接環
γ 環状空洞部の底部
δ 内周リップの嵌合凸環
ε シール嵌合溝の溝底
Claims (6)
- 内周面に流体通路(2)の内壁が形成される通路部材(3)と、
前記通路部材(3)の開閉あるいは開度調整を行なう弁体(4)と、
この弁体(4)の外周縁に形成されたシール嵌合溝(5)の内部に嵌め入れられ、前記弁体(4)が前記流体通路(2)を閉塞する全閉時に前記弁体(4)と前記通路部材(3)の内壁の隙間を閉塞するシールリング(6)と、
前記弁体(4)を回転駆動するシャフト(7)と、
を具備するバタフライバルブにおいて、
前記シールリング(6)は、周方向に切れ目なく設けられるとともに、周方向に形成された環状空洞部(8)によって弾性変形可能なバネ力が与えられており、
前記シールリング(6)における前記環状空洞部(8)の内側には、前記シール嵌合溝(5)に嵌め合わされる内周リップ(9)が設けられ、
前記シールリング(6)における前記環状空洞部(8)の外側には、全閉時において前記通路部材(3)の内壁に全周に亘って当接する外周リップ(10)が設けられ、
前記内周リップ(9)には、前記シール嵌合溝(5)の一方の溝側壁(5a)に係合する内周段差環(α)が設けられ、
前記外周リップ(10)には、前記シール嵌合溝(5)における他方の溝側壁(5b)を外径方向に延長して設けた環状フランジ(11)に押し付けられて当接する外周当接環(β)が設けられることを特徴とするバタフライバルブ。 - 請求項1に記載のバタフライバルブにおいて、
前記シールリング(6)の厚み方向に対する前記環状空洞部(8)の底部(γ)における前記通路部材(3)の内径寸法L1と、
前記シールリング(6)の厚み方向に対する前記環状空洞部(8)の底部(γ)における前記外周リップ(10)の外径寸法L1’との関係は、
L1>L1’であり、
前記外周リップ(10)が当接する部位における前記通路部材(3)の内径寸法L2と、
前記通路部材(3)が当接する部位における前記外周リップ(10)の外径方向の自由長寸法L2’との関係は、
L2≦L2’であることを特徴とするバタフライバルブ。 - 請求項1または請求項2に記載のバタフライバルブにおいて、
前記シール嵌合溝(5)の溝幅L3と、
前記内周段差環(α)から前記外周当接環(β)に至る前記シールリング(6)の厚み方向の自由長寸法L3’との関係は、
L3<L3’であることを特徴とするバタフライバルブ。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のバタフライバルブにおいて、
前記シールリング(6)は、表面の摩擦係数が小さい高分子材料によって設けられ、前記環状空洞部(8)によってバネ力が付与されていることを特徴とするバタフライバルブ。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバタフライバルブにおいて、
前記内周リップ(9)において前記シール嵌合溝(5)の内部に嵌め入れられる嵌合凸環(δ)の内径寸法L4と、
前記シール嵌合溝(5)の溝底(ε)の外径寸法L4’との関係は、
L4≦L4’であることを特徴とするバタフライバルブ。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバタフライバルブにおいて、
前記内周リップ(9)において前記シール嵌合溝(5)の内部に嵌め入れられる前記嵌合凸環(δ)の内径寸法L4と、
前記シール嵌合溝(5)の溝底(ε)の外径寸法L4’との関係は、
L4>L4’であることを特徴とするバタフライバルブ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018167942A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 三菱電機株式会社 | バタフライバルブ及び排気ガス再循環バルブ |
-
2010
- 2010-12-13 JP JP2010276881A patent/JP2012127207A/ja active Pending
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